JPH07176472A - 基板加熱装置 - Google Patents

基板加熱装置

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JPH07176472A
JPH07176472A JP34515493A JP34515493A JPH07176472A JP H07176472 A JPH07176472 A JP H07176472A JP 34515493 A JP34515493 A JP 34515493A JP 34515493 A JP34515493 A JP 34515493A JP H07176472 A JPH07176472 A JP H07176472A
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plate
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transfer
heating
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JP34515493A
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Hideyuki Taniguchi
英行 谷口
Yoshimitsu Fukutomi
義光 福▲富▼
Masanao Matsushita
正直 松下
Masami Otani
正美 大谷
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板面内の熱処理を均一に行なうことができ
る基板加熱装置を提供する。 【構成】 搬送アーム50によって開口部40aから熱
処理雰囲気中に搬入された基板Wが、リフトピン11を
介してボール6に支持される。この後、所定時間加熱処
理を行いつつ、モーター22で処理板5を回転駆動し、
基板Wの位置をほぼ180度方向転換する。そして、所
定の加熱時間を経過したのちに、搬送アーム50がリフ
トピン11を介して基板Wを受け取り、開口部40aか
ら退避し、熱処理雰囲気外へ基板Wを搬出する。これに
より、基板Wの先端部と後端部の熱処理雰囲気中に滞留
する時間がほぼ等しくなり、基板Wの面内における熱処
理が均一に行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハや液晶表
示器用ガラス基板等の基板に熱処理を行なう基板加熱装
置に係り、特に基板を一方向から搬入・搬出する基板加
熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として、例えばホッ
トプレート式の基板加熱装置がある。この装置は、例え
ば、特定のフォトレジストが塗布された基板を所定温度
に加熱されたホットプレートの上に載置し、所定時間加
熱処理することでフォトレジストに含まれる溶剤等を揮
発させて、基板に塗布されたフォトレジストを硬化させ
る。この基板加熱装置は、フォトレジスト液の塗布・現
像等の処理を行なう処理装置などに1つのユニットとし
て設けられている。
【0003】そして、例えば最近の半導体製造工程にお
いては、半導体基板に対して施す処理の内容や処理の順
序等に対する要求が、製造しようとする素子に応じ、あ
るいはその他の条件に応じて様々に変化する。そのた
め、最近の処理装置は、装置内で一連のユニットを経由
して順に処理される基板の流れ制御を容易にするため
に、また、フォトレジストを多層に形成する多層レジス
トプロセス等の種々のプロセスに対応するために、一つ
の基板搬送路に沿ってその左右に、塗布装置、基板加熱
装置等のユニットを複数配置し、搬送路を移動する基板
搬送手段、いわゆる搬送ロボットによって基板を搬送す
る。そして、かかる構成によって、一枚の基板が各ユニ
ットを経由する順序を容易に変更できるようになってい
る。そして、かかる処理装置において、基板加熱装置
は、基板搬送路に臨ませて設けられている関係上、搬送
路側にあたる一方向からのみ基板を搬入・搬出するよう
に構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。
【0005】すなわち、従来の装置は、所定の一方向か
らのみ基板を搬入・搬出する構造となっている。この場
合、基板は、搬送路にある搬送ロボットのアームによっ
て水平姿勢に支持され、水平方向に動かされて基板加熱
装置の外壁体内に搬入され、ホットプレートの加熱面の
上方に位置させられる。そして、その位置でアームから
基板加熱装置側の基板支持ピンに受け渡され、アームが
退避した後、ホットプレートの上面に接するか、もしく
は近接する位置まで下降させられる。しかるにこの場
合、基板搬入時は、外壁体内の処理温度雰囲気中に基板
の先端部分(搬入方向先端部)が後端部分(搬入方向後
端部)よりも先に入り、搬出時は、逆に処理温度雰囲気
外に前記基板の後端部分が前記先端部分よりも先に出る
ことになる。したがって、基板の先端部分(搬入方向先
端部)は、後端部分(搬入方向後端部)に比べて熱処理
雰囲気中に滞留する時間が長くなり、基板面内の熱処理
が不均一に行なわれるという現象が発生する。また、こ
の現象は、基板のサイズが大型化するにつれて顕著にな
る。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、基板面内の熱処理を均一に行なうこと
ができる基板加熱装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明に係る基板加熱装置は、被処理基板を支持す
る基板支持手段と、前記基板支持手段に支持された基板
を所定温度に加熱する加熱手段とを備え、前記基板支持
手段への基板の搬入および基板支持手段からの基板の搬
出を、基板面に沿った一方向から行なう基板加熱装置に
おいて、前記基板支持手段へ搬入された基板を基板面に
対して垂直な軸回りにほぼ180度回転させる基板回転
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
所定の方向から搬入された基板は、先頭部分(搬入方向
先端部)が後端部分(搬入方向後端部)よりも先に装置
内の熱処理雰囲気中に入る。そして、基板が熱処理され
て搬出されるまでのいずれかのときに回転手段によって
基板を基板面に対して垂直な軸回りにほぼ180度回転
させる。その結果、搬入時の位置からほぼ180度回転
変位された基板が装置外(熱処理雰囲気外)に搬出され
る。したがって、搬入時に先に加熱された基板の先頭部
分(搬入方向先端部)が搬出時には先に装置外へ搬出さ
れ、搬入時には後で加熱された基板の後端部分(搬入方
向後端部)が搬出時には後で装置外に搬出されるので、
基板の先頭部分(搬入先端部)と後端部分(搬入後端
部)が装置の加熱雰囲気中に滞留する時間は、ほぼ同じ
になる。
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図3は本発明に係る基板加熱装置を用いた処理
装置を示す全体斜視図である。本処理装置は、半導体ウ
ェハW(以下、基板と称す)に対してフォトレジスト液
を塗布処理するための装置であり、大きく分けて、未処
理基板や処理済み基板を保管するインデクサ部61と、
基板Wを処理する基板処理部62とから構成される。
【0009】インデクサ部61は、基台63の水平な上
面に一列に載置される4個のカセットCと、そのカセッ
トCの列に沿って移動してカセットCに対して基板Wを
出し入れするインデクサ搬送手段64とよりなる。イン
デクサ部61と基板処理部62との間での基板Wの受け
渡しは、所定の基板受渡し位置Pにおいて、インデクサ
搬送手段64と基板処理部62の基板搬送手段70(後
述する)との間で行われる。インデクサ搬送手段64
は、基板処理部62へ搬送すべき基板WをカセットCか
ら取り出して基板受渡し位置Pへ搬送し、また基板受渡
し位置Pで基板搬送手段70から受け取った基板Wを搬
送してカセットCへ収納する。それぞれのカセットC
は、基板Wを水平姿勢で上下方向に多段に収納できるよ
うに構成されている。
【0010】基板処理部62は、インデクサ搬送手段6
4の移動路58に対してT字型をなすように形成された
基板搬送路59と、基板搬送路59内で移動する基板搬
送手段70と、基板搬送路59の片側に設けられた塗布
装置67と、基板搬送路59の他側に設けられた基板加
熱装置66,69及び基板冷却装置65,68とよりな
っている。基板搬送手段70は、水平方向及び上下方向
に移動可能な移動台71と、基板Wを支持可能な2本の
搬送アーム50よりなる。搬送アーム50は、移動台7
1に水平方向に進退可能に設けられており、且つその進
退の方向は移動台71が水平面内で旋回することで旋回
可能である。
【0011】而して、カセットC内の基板Wは、インデ
クサ搬送手段64によって取り出されて基板受渡し位置
Pへ搬送され、基板搬送手段70の搬送アーム50に渡
される。搬送アーム50に基板が渡されると、基板搬送
手段70は基板搬送路59内を移動し、且つ搬送アーム
50を旋回させてその搬送アーム50を塗布装置67に
向け、搬送アーム50を進退及び上下動させて基板Wを
基板加熱装置66に搬入スル。基板加熱装置66で加熱
して水分を除去された基板Wは、搬送アーム50によっ
て取り出され、同様に基板冷却装置65へ搬入されて常
温に戻される。次に、基板Wは塗布装置67に搬入さ
れ、その表面にフォトレジスト液が塗布される。その
後、基板Wは基板加熱装置69に搬入されて、フォトレ
ジスト液の溶剤成分が揮発除去され、続いて基板冷却装
置68に搬入されて常温に戻され、インデクサ搬送手段
64を経てカセットCに再び収納される。
【0012】以上の構成において、基板加熱装置66,
67は、近接加熱によるホットプレート式基板加熱装置
であり、図1はその縦断面図を示す。
【0013】図中、符号1は、加熱手段としての板状ヒ
ーターである。この板状ヒーター1は、押さえ板2によ
って、アルミニウムやセラミックなどを材料とした熱板
3に密着されている。熱板3の上面には伝熱プレート4
が設けられ、これらによって処理板5が構成される。伝
熱プレート4には、図示しない3個の貫通孔が平面視で
正三角形の頂点の位置関係で形成されており、各貫通孔
にはそれぞれ基板支持手段としてのボール6が嵌め込ま
れて接着されている。このボール6は、それぞれの直径
が伝熱プレート4の厚みよりも大きくなっており、その
上端は伝熱プレート4から若干突出している。、ボール
6は、例えば、アルミナ、マテアタイト等の低伝熱材料
によって製作される。また、前記貫通孔のそれぞれは、
その上端に開口径がボール6の径よりもやや小となった
狭口部が形成され、伝熱プレート4を熱板3の上面に載
置した状態でのボール6の上方への移動を抑制し、ボー
ル6が抜け出すことが無いように構成されている。ま
た、温度を制御するために板状ヒーター1付近を測温す
る測温抵抗体7が、前記熱板3と板状ヒーター1および
押さえ板2にわたって挿入されている。
【0014】伝熱プレート4のボール6用の貫通孔の近
辺には、これと重ならない部分において、平面視で正三
角形の頂点の位置関係で3個の透孔10が形成されてい
る。各透孔10には、基板受渡し用のリフトピン11が
挿通されている。各リフトピン11の中間部に環状鍔部
11aが張り出し形成されている。このリフトピン11
を押さえ板2の下面に設けられたベアリング12に上方
から挿通することによって、リフトピン11は昇降可能
に支持されている。これらのリフトピン11は、環状連
結部材13に下端部がネジ止めされることにより、相互
に連結されている。結果、各リフトピン11は、処理板
5の回転に伴って各々の位置関係を変えることなく回転
する。
【0015】押さえ板2の下面中心部には、回転軸20
の上端が連結されている。回転軸20の下端は、ジョイ
ント21を介してモーター22の出力軸に連結されてい
る。回転軸20は、ベアリング23によって軸支され、
ベアリング23とモーター22は、支持部材24によっ
て外壁体40の内側に固着される。なお、モーター22
は、本発明における基板回転手段に相当する。
【0016】外壁体40は、上述した板状ヒーター1や
処理板5などを取り囲み、その内部の熱処理雰囲気を保
持する。この外壁体40の基板搬送路59側の側壁に
は、基板Wを搬入・搬出するための開口部40aが形成
され、その内側には、開口部40aを開閉するためのシ
ャッター30が昇降可能に配設されている。シャッター
30は、基板を搬送するための開口部30aを有し、下
端部分が水平方向に曲げられてエアシリンダ31のロッ
ドに連結されている。エアシリンダ31に連結されたシ
ャッター30の下端部には、さらにリフトピン11に連
設された環状連結部材13の底部を押し上げるための押
し上げ部材32が配設されている。
【0017】また、前記開口部40aと対向する側の側
壁には、基板上のフォトレジスト膜から揮発した溶剤
を、窒素等の不活性ガスでパージするための排気孔40
bが配設されている。
【0018】外壁体40の開口部40aの外方近辺は基
板搬送路59となっており、基板搬送手段70の移動台
71が搬送アーム50をともなって移動する。この搬送
アーム50は、基板Wの下面を3点で支持するように構
成された先端が開放されたUの字状の基板支持部51を
備えている。なお、基板搬送路59内には、移動台71
を移動・旋回させるためのモータやボールネジ等の駆動
機構が設けられ、また移動台71内には、搬送アーム5
0を移動台71に支持して水平方向に進退させる同様の
駆動機構が設けられているが、それらは図示は省略して
ある。また、移動台71が有している2本目の搬送アー
ム50も、図1においては図示を省略している。
【0019】次に、上記構成を有する基板加熱装置の動
作について、図2を参照して説明する。図2(a)は、
搬送アーム50による基板Wの搬入時の状態を示し、図
2(b)は、加熱処理時の状態を示し、図2(c)は、
搬出時の状態を示す。
【0020】まず、伝熱プレート4が所望の処理温度と
なるように板状ヒーター1に適宜の電力を投入しつつ、
測温抵抗体7をモニターして、温度を制御しておく。外
壁体40の内部は、基板Wに被着されたフォトレジスト
膜から揮発した溶剤を排気孔40bからパージするため
に、窒素等の不活性ガスを供給されている。今、塗布装
置67においてその表面にフォトレジスト液が塗布され
た基板Wが、搬送アーム50に支持されて、外壁体40
の開口部40aの外方近辺へ搬送されてきたとする。な
お、搬送アーム50の基板Wの支持状態は、水平姿勢で
あればその向きは特に限定されないが、ここでは基板W
のオリエンテーション・フラット(以下、OFと称す
る)が基板加熱装置側に向いた状態であるとする。
【0021】<半導体ウェハの搬入時>(図2(a)を
参照) エアシリンダ31が伸長駆動し、シャッター30をその
開口部30aが外壁体40の開口部40aと一致する位
置にまで上昇させる。これとともに押し上げ部材32が
上方に持ち上げられ、環状連結部材13を押し上げる。
環状押し上げ部材13が押し上げられることによって、
これに連結されたリフトピン11が上方に押し上げら
れ、この位置で基板Wを支持するために待機する。この
リフトピン11が伝熱プレート4から突出する量は、少
なくとも搬送アーム50の厚み分は必要である。
【0022】基板Wを水平支持した搬送アーム50が、
外壁体40の開口部40aから一定速度で進入し、伝熱
プレート4の中心部に基板Wの中心をほぼ合わせるよう
に移動して停止する。したがって基板WのOF部は、後
端部分より先に外壁体40内の熱処理雰囲気中に入るこ
とになる。
【0023】基板Wを支持した状態で停止している搬送
アーム50は、所定量下降し、リフトピン11に基板W
を移載する。そして、搬送アーム50は、外壁体40の
外方へ退避する。
【0024】<加熱処理時>(図2(b)を参照) 搬送アーム50が、外壁体40の外方へ退避した後、エ
アシリンダ31が収縮駆動され、シャッター30によっ
て外壁体40の開口部40aは、閉鎖される。これと同
時に、リフトピン11が下降されて基板Wは、伝熱プレ
ート4に設けられたボール6によって点接触で支持され
る。また、ボール6の伝熱プレート4からの突出量は微
小であるので、基板Wは伝熱プレート4に近接し、均等
に輻射熱を受けて加熱される。
【0025】このように基板Wが伝熱プレート4上面に
載置された状態から、熱処理時間がカウントされ、所定
の時間、例えば、60秒ないし90秒だけ処理される。
【0026】基板Wがボール6に支持されると、モータ
ー22が適宜の速度で回転駆動され、処理板5等と基板
Wとが一体となって迅速に(例えば、5秒以内)ほぼ1
80度回転変位される。結果、基板WのOFは、外壁体
40の開口部40a側に向けられた状態となる。このと
きのモーター22の回転速度によっては、基板Wは点接
触で支持されているので、位置がずれることがある。こ
れを防止するために、基板Wを案内するためのガイドを
伝熱プレート4上に設けるようにしてもよい。なお、図
2(b)においては、基板Wを伝熱プレート4上に載置
した後、外壁体40の外側のそのままの位置で待機して
いるように描かれているが、実際には基板Wの加熱中の
時間に基板搬送装置70は他所へ移動し、他の基板を他
の装置からさらに他の装置へ搬送する作業を行ってい
る。そして、この基板加熱装置における基板Wの加熱が
終了する直前にはまた基板搬入時の位置へ移動してく
る。
【0027】<半導体ウェハの搬出時>(図2(c)を
参照) 所定熱処理時間の経過後、シャッター30がエアシリン
ダ31によって上方に駆動されるとともに、リフトピン
11が上昇して基板Wを持ち上げ支持する。そして、搬
送アーム50が開口部40aから進入し、リフトピン1
1に支持された基板Wの下側に進入する。つぎに、搬送
アーム50が所定量だけ上昇して、基板Wを受け取って
支持する。このときの基板WのOFの向きは、搬入時と
はほぼ180度方向転換された状態である。
【0028】基板Wを支持した搬送アーム50が、外壁
体40の開口部40aから一定速度で後退移動する。し
たがって、基板WのOF部は、後端部分よりも先に熱処
理雰囲気中から脱することになる。搬入時は、OF部が
熱処理雰囲気中に先に入っているので、基板の搬入・搬
出の両方を考え合わせると、基板Wの後端部分とOF部
分とが熱処理雰囲気中にさらされる時間は、ほぼ等しく
なって基板W内の熱処理が面内均一に行なわれる。
【0029】この直後、基板搬送装置70の他方の搬送
アーム50に支持された他の基板Wが外壁体40内に搬
入され、伝熱プレート4上に載置される。そして、シャ
ッター30が閉じて、伝熱プレート4は、前回処理時の
回転駆動方向とは、逆方向に回転駆動される。このよう
に、基板Wを搬出した後に、伝熱プレート4を元の状態
に戻すために回転することなく次の基板Wを搬入するこ
とで、シャッター30が開放されている間に排気孔40
bから排気される気体に伴って開口部40aから流入す
る気体によって、伝熱プレート4の開口部40a側の一
方のみが冷却されて温度分布の不均一を生じるようなこ
とがないようにしている。
【0030】なお、本実施例では、基板Wの方向転換を
基板搬入後に迅速に行なった。これは、基板Wの搬入時
に開口部40aから流入する気体によって温度が低下し
た伝熱プレート4を速やかに外壁体40の奥側に移動さ
せ、迅速に処理温度に戻すようにするためである。しか
し、この程度の温度低下を問題としない場合は、基板W
の方向転換を加熱処理の終了時間までに、任意のタイミ
ングかつ任意の速度で行なうようにしてもよい。
【0031】また、基板Wの受ける熱量を均一にするた
めに、基板Wを伝熱プレート4よりも若干浮かせて加熱
する近接加熱方式による装置を例にとって説明を行なっ
たが、基板Wの裏面が直接伝熱プレート4に密着するよ
うな加熱方式でもよい。この場合、伝熱プレート4が本
発明における基板支持手段に相当する。
【0032】また、本実施例では、基板Wの方向転換を
行なうために、モーター22によって伝熱プレート4を
回転させたが、以下に示すように伝熱プレート4を回転
させることなく基板Wのみを回転させるようにしてもよ
い。
【0033】例えば、外壁体40の内側上部に配設さ
れ、上部から下降し、基板Wの周縁を少なくとも3点で
把持して回転することによって方向転換する基板回転手
段を設ける。また、伝熱プレート4内に設けられている
リフトピン11が、基板Wを受け取り、支持した状態で
方向転換できるように、伝熱プレート3等と干渉しない
ように各支持ピンを配置・構成して、環状連結部材13
を回転駆動するようにしてもよい。
【0034】さらに、本発明は、本実施例のようなホッ
トプレート式の基板加熱装置に限定されることなく種々
の基板加熱装置に実施可能である。例えば、加熱手段
が、外壁体内の上部に配置されている赤外ランプ等から
なるランプアニール装置、加熱手段が任意の位置に配設
され得るグラファイトヒーターによる熱輻射アニール装
置等である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、熱処理装置に搬入された基板が基板面に垂直
な軸回りに、ほぼ180度回転変位され、先に搬入され
た部分と後に搬入された部分が入れ替わって熱処理装置
から搬出されるので、これらの部分の熱処理装置に滞留
する時間が等しくなる。従って、一方向から基板を搬入
・搬出する基板加熱装置において基板面内の熱処理を均
一に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る基板加熱装置の縦断面図である。
【図2】基板の搬入から搬出までの処理の説明に供する
図である。
【図3】処理装置の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 … 板状ヒーター(加熱手段) 2 … 押さえ板 3 … 熱板 4 … 伝熱プレート 5 … 処理板 6 … ボール(基板支持手段) 11 … リフトピン 13 … 環状連結部材 20 … 回転軸 22 … モーター(基板回転手段) 30 … シャッター 40 … 外壁体 50 … 搬送アーム W … 基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/68 A (72)発明者 松下 正直 京都府京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日本スクリーン製造株式会社洛西工場 内 (72)発明者 大谷 正美 京都府京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日本スクリーン製造株式会社洛西工場 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を支持する基板支持手段と、
    前記基板支持手段に支持された基板を所定温度に加熱す
    る加熱手段とを備え、前記基板支持手段への基板の搬入
    および基板支持手段からの基板の搬出を、基板面に沿っ
    た一方向から行なう基板加熱装置において、 前記基板支持手段へ搬入された基板を基板面に対して垂
    直な軸回りにほぼ180度回転させる基板回転手段を備
    えたことを特徴とする基板加熱装置。
JP34515493A 1993-12-20 1993-12-20 基板加熱装置 Pending JPH07176472A (ja)

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JP34515493A JPH07176472A (ja) 1993-12-20 1993-12-20 基板加熱装置

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000243687A (ja) * 1999-02-19 2000-09-08 Tokyo Electron Ltd 基板温調装置、基板温調方法、基板処理装置及び基板処理方法
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