JPH07171967A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH07171967A
JPH07171967A JP34505793A JP34505793A JPH07171967A JP H07171967 A JPH07171967 A JP H07171967A JP 34505793 A JP34505793 A JP 34505793A JP 34505793 A JP34505793 A JP 34505793A JP H07171967 A JPH07171967 A JP H07171967A
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JP
Japan
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recording
ink
blades
cleaning
elastic material
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JP34505793A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kawai
力 河合
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1回の操作で記録ヘッドを複数回クリーニング
する効果が実現し、インク吐出部の谷部まで拭き取って
インク取り残しを生じることなく確実にクリーニング
し、インク吐出部の表面を均一な接触圧で拭き取り清掃
する。 【構成】記録ヘッド1個当たり、インク吐出部を拭き取
り清掃するための弾性材ブレード22、23を複数枚設
け、複数枚の弾性材ブレード22、23のそれぞれの先
端部に複数のスリット31を形成し、各ブレードのスリ
ット31の位置をずらして吐出口面81上のスリット軌
跡をブレードごとに異ならせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録手段から被記録材
へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンター、複写機、ファクシミリ等の
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出
力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づい
て用紙やプラスチック薄板(OHPなど)等の被記録材
(記録媒体)に画像(文字や記号なども含む)を記録し
ていくように構成されている。前記記録装置は、使用す
る記録手段の記録方式により、インクジェット式、ワイ
ヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式等に
分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動(主走査)するキャリ
ッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)によって画像
(文字や記号等を含む)を記録し、1行分の記録を終了
した後に所定量の紙送り(副走査)を行ない、その後に
次の行の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返
すことにより、被記録材の所望範囲に画像が記録され
る。一方、被記録材を搬送方向に送る副走査のみで記録
するラインタイプの記録装置においては、被記録材を所
定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を連続
的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を行な
い、被記録材の全体に画像が記録される。
【0004】そのうち、インクジェット式(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、記録手
段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で
記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせず
に記録することができ、ランニングコストが安く、ノン
インパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色
のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であ
るなどの利点を有している。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。ま
た、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用すること
により、記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易
であり、記録手段のフルマルチ化および高密度実装化も
容易である。
【0006】上記インクジェット記録装置においては、
記録動作により記録ヘッド(インクジェットヘッド)の
インク吐出部の前面にインク液、ゴミ、ホコリ、紙粉等
の異物が付着することがあり、この異物を除去するため
のクリーニング手段が設けられている。このクリーニン
グ手段として、ウレタンゴム等で形成したゴム状弾性体
のブレード(クリーニング部材またはワイパーブレー
ド)をインク吐出部の前面に摺擦させることにより、上
記異物を拭き取り清掃する構成のものが使用されてい
る。
【0007】図14はインクタンク一体型の交換可能な
記録手段(ヘッドカートリッジ)を例示する模式的斜視
図である。図14において、記録手段100は記録ヘッ
ド部101とインクタンク部102を有し、記録ヘッド
部101のインク吐出部103の前面は複数の面10
4、105で形成され、その内の面(吐出口面)104
には複数の吐出口106が形成されている。そして、従
来では、図14に示すようなインク吐出部前面を拭き取
り清掃(クリーニング)する場合、1枚の弾性材ブレー
ドで、拭き取り操作を1回行うか、あるいは複数回繰り
返して行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では次のような不都合があった。第1に、1回のク
リーニングでは吐出口面にインク取り残しがあり、特
に、複数の面から成るインク吐出部をクリーニングする
場合には、一方の面にブレードが充分に届かないために
インク取り残しが生じ、取り残しインクが広がって吐出
口を再び汚してしまうことがある。第2に、複数回のク
リーニング動作を繰り返す方法では、クリーニング時間
が長くなってしまう。第3に、ブレードの接触圧が各部
で異なり、面均一に拭き取ることができず、接触圧が大
きい箇所では吐出口やブレードを損傷することがある。
【0009】本発明は上記技術課題に鑑みてなされたも
のであり、本発明の目的は、1回の操作で複数回拭き取
りの効果が得られ、吐出口面の谷部までブレードが届
き、インクの取り残しを生じることなく確実にクリーニ
ングすることができ、吐出口面に対し均一な接触圧で拭
き取り清掃することができるクリーニング手段を備えた
インクジェット記録装置を提供することである。
【0010】
【課題解決のための手段】請求項1の発明は、記録手段
から被記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録装置において、記録手段のインク吐出部の前面
を拭き取り清掃するための弾性材ブレードを、記録手段
1個当たり複数枚設置する構成とすることにより、上記
目的を達成するものである。請求項2および請求項3の
発明は、上記構成に加えて、前記複数枚の弾性材ブレー
ドが同じ特性を有する構成、あるいは前記複数枚の弾性
材ブレードがそれぞれ異なる特性を有する構成とするこ
とにより、上記目的を達成するものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1の構成に加え
て、前記複数枚の弾性材ブレードのそれぞれの先端部に
複数のスリットが形成され、吐出口面上のスリット軌跡
がブレードごとに異なる配列である構成とすることによ
り、1回の操作で複数回拭き取りの効果が得られ、吐出
口面の谷部までブレードが届き、インクの取り残しを生
じることなく確実にクリーニングすることができ、吐出
口面に対し均一な接触圧で拭き取り清掃することができ
るクリーニング手段を備えたインクジェット記録装置を
提供するものである。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用したインクジェット記録装置
の一実施例の概略構成を示す模式的斜視図である。図1
において、記録手段(記録ヘッド)1はキャリッジ2に
搭載されており、該キャリッジ2は装置本体に設置され
た2本のガイドレール3、4に沿って主走査方向に往復
移動可能に案内支持されている。装置本体の一端部には
キャリッジ2を移動させるためのキャリッジモータ5が
装着されており、他端部にはアイドラプーリ6が配設さ
れている。そして、キャリッジモータ5のモータプーリ
7と前記アイドラプーリ6との間には前記ガイドレール
3、4と平行にタイミングベルト8が張設されており、
該タイミングベルト8の一部はキャリッジ2に連結され
ている。また、前記タイミングベルト8は、アイドラプ
ーリ6の部分に設けられたテンションバネ9によって所
定の張力を付与されている。
【0013】こうして、キャリッジモータ5の正転およ
び逆転によってキャリッジ2を往復移動させるととも
に、該キャリッジモータ5の回転量によってキャリッジ
2の位置(記録ヘッド1の位置)を制御するように構成
されている。そして、キャリッジ2の移動中に記録ヘッ
ド1の吐出口から被記録材10に向けてインクを吐出す
ることにより、記録が行なわれる。なお、本実施例の記
録手段(記録ヘッド)1は、吐出インクを供給するため
のインクタンクを一体化した交換可能なインクカートリ
ッジ(またはヘッドカートリッジ)で構成されている。
【0014】前記記録ヘッド1は、熱エネルギーを利用
してインクを吐出するインクジェット記録手段であっ
て、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備え
たものである。また、前記記録ヘッド1は、前記電気熱
変換体によって印加される熱エネルギーにより生じる膜
沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を
利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記録を行なう
ものである。
【0015】図2は、前記記録手段(記録ヘッド)1の
インク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
図2において、被記録材10と所定の隙間(例えば、約
0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面8
1には、所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、
共通液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の
壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するため
の電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されてい
る。本例においては、記録ヘッド1は、前記吐出口82
がキャリッジ2の走査方向と交叉する方向に並ぶような
位置関係で、該キャリッジ2に搭載されている。こうし
て、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱
変換体85を駆動(通電)して、液路84内のインクを
膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口82
からインクを吐出させる記録ヘッド1が構成されてい
る。
【0016】図1において、記録ヘッド1の吐出口面8
1と対向する位置には、被記録材10の幅を略カバーす
る長さのプラテン11が前記ガイドレール3、4と平行
に設けられている。このプラテン11は、記録位置にお
いて被記録材10を正しい記録位置に保持し、被記録材
10の変形を防止したり、被記録材10と吐出口面81
との間隙を適正に維持するなどの機能を有している。前
記プラテン11の記録位置より通紙上流側の位置には、
前記ガイドレール3、4と平行に搬送ローラ12が配設
されている。
【0017】前記搬送ローラ12には、不図示のピンチ
ローラホルダーに回転自在に軸支されたピンチローラ1
3が圧接され、自動給紙装置14から送り出された被記
録材10を該搬送ローラ12と該ピンチローラ13によ
って記録位置(吐出口面81と対向する位置)へ搬送す
るように構成されている。前記ピンチローラ13は搬送
ローラ12に圧接されて従動回転するものであり、該ピ
ンチローラ13の圧接力は、板バネ等によりピンチロー
ラホルダーを介して付与される。
【0018】前記プラテン11の記録位置より通紙下流
側の位置には、記録位置を通過した被記録材10を排出
するための排紙ローラ15および拍車(不図示)が設け
られており、ここでも、該排紙ローラ15と該拍車との
間の摩擦搬送力により、被記録材10を送り出す(搬送
する)ように構成されている。前記拍車は、排紙ローラ
15に圧接されて従動回転するものであり、この拍車の
圧接力は板バネ等により拍車ホルダー等(不図示)を介
して付与される。なお、前記ピンチローラ13および前
記拍車は、紙詰まり等に際して被記録材10を取り出す
場合には、レバー操作等により離隔(開放)させること
ができる。
【0019】前記排紙ローラ15は、被記録材10を記
録ヘッド1の前で搬送する時に、該被記録材10の弛み
を除去し、記録位置の誤差発生や被記録材10の記録ヘ
ッド1への接触を防止する機能を有している。そのた
め、該排紙ローラ15は、通常、その周速を搬送ローラ
12の周速より若干速く設定され、該搬送ローラ12と
同期駆動される。
【0020】図1において、キャリジ2の移動範囲内で
あって前記プラテン11の右側の記録領域外の位置に
は、回復装置16が配設されている。この回復装置16
には記録ヘッド1の吐出口面81を密閉するためのキャ
ップ17が設けられている。前記回復装置16は、吐出
口面81を密閉した状態で吸引ポンプ等によって前記キ
ャップ17内に負圧を発生させ、記録ヘッド1の吐出口
82内の増粘インク、気泡、ゴミ等をインクと共に吸い
出すことにより、記録ヘッド1のインク吐出性能を回復
させるためのものである。前記キャップ17は、吐出口
面81に対して密着および離反する方向に移動可能であ
り、前述した回復動作の他に、非記録時に密着させて吐
出口82内のインク乾燥やゴミ侵入を防止するためにも
使用される。
【0021】なお、前記自動給紙装置14、前記搬送ロ
ーラ12、前記排紙ローラ15および前記回復装置16
などの駆動は、例えば、搬送モータ(紙送りモータ)1
8を駆動源とし、ギア列およびクラッチ等から成る伝動
機構(不図示)を介して行なうこともできる。そこで、
前記キャップ17の記録領域側の位置、すなわち該キャ
ップ17と前記プラテン11との間の位置には、記録ヘ
ッド1のインク吐出部(吐出口面81)に付着したイン
クや紙粉等の異物を除去(拭き取り清掃)するためのク
リーニング手段20が配設されている。
【0022】図3は前記クリーニング手段20の第1実
施例の構成および動作を示す模式的部分側面図であり、
図4は図3のクリーニング手段20の模式的斜視図であ
る。図1、図3および図4において、クリーニング手段
20は、インク吸収体21に複数枚(図示の例では2
枚)の弾性材ブレード(ワイパーブレード)22、23
を植設し(埋め込み)、前記インク吸収体21を図3中
の矢印A方向(キャリジ2の移動経路と交叉する方向)
に移動させることにより、前記ブレード22、23で吐
出口面81を拭き取り清掃(ワイピング)するように構
成されている。
【0023】複数の弾性材ブレード22、23は、前記
インク吸収体21の移動方向(キャリジ2の移動経路と
交叉する方向)に所定間隔で配置されている。前記イン
ク吸収体21は、例えば発泡樹脂やスポンジ等のインク
吸収性に優れた多孔質部材で形成されている。また、前
記ブレード22、23は、ウレタンゴム等のゴム状弾性
体から成る板状部材で形成されている。
【0024】本実施例では、図3および図4に示すよう
に、弾性材ブレード22、23の基部に円柱状部分2
4、25が一体的に形成されており、一方、インク吸収
体21には該円柱状部分24、25と密着嵌合(または
挿入)するための溝状の穴部が形成されている。そし
て、前記円柱状部分24、25を該穴部に嵌合すること
により、ブレード22、23はインク吸収体21に埋め
込んだ状態で直接的に(インクが容易に転移する状態
で)保持されている。
【0025】さらに、図3に示すように、記録ヘッド1
の吐出口面81とインク吸収体21との間隔はできるだ
け小さく設定され、それによって、ブレード22、23
の長さ(具体的にはインク吸収体21よりの突出量)が
できるだけ短くなるように構成されている。なお、前記
インク吸収体21は、多孔質部材自体で構成してもよい
が、多孔質部材を上端開放の容器に収納するなど他の部
材で保持する構成としてもよい。そこで、本実施例にお
いては、複数(2枚)の弾性材ブレード22、23は、
同じ拭き取り特性(接触圧、硬度、舌長など)を有して
おり、1回のクリーニング操作で2度拭きを行うように
構成されている。
【0026】図3および図4で説明したクリーニング手
段20によれば、次のような作用、効果が得られる。ク
リーニング時には、インク吸収体21を矢印A方向(ま
たはその逆方向でもよい)に吐出口面81を通過するよ
うに移動させることにより、これに保持されたブレード
22、23を該吐出口面81と摺擦させる。この摺擦に
よって吐出口面81に付着したインクや紙粉等の異物が
ブレード22、23側へ転移され、該吐出口面81の拭
き取り清掃が行われる。
【0027】そして、ブレード22、23の保持部がイ
ンク吸収体21であるため、吐出口面81のインクを拭
うと同時に、拭き取られたインクは該ブレード22、2
3の表面を伝い落ちて直ちにインク吸収体21に吸収さ
れる。しかも、インク吸収体21は吐出口面81の近く
に配置することができ、図示のように近くに配置されて
いるので、一層インクが伝わり易く、一層早期にインク
を吸収させることができる。
【0028】本実施例では、矢印A方向の移動時に2枚
の同じ特性の弾性材ブレード22、23を吐出口面81
に摺擦させるので、1回のクリーニング操作で2度拭き
の効果が得られ、したがって、吐出口面81の谷部まで
弾性材ブレードが届き、インクの取り残しを生じること
なく確実にクリーニングすることができるクリーニング
手段を備えたインクジェット記録装置が提供される。
【0029】図5はクリーニング手段20の第2実施例
の構成および動作を示す模式的部分側面図である。前述
の第1実施例では、複数(2枚)の弾性材ブレード2
2、23を同じ特性のブレードで構成したが、本実施例
では、複数(2枚)弾性材ブレード22、23はそれぞ
れ異なる特性のブレードで構成されている。図示の例で
は、弾性材ブレード22、23はそれぞれ異なる舌長を
有し、拭き取り時の弾性挙動が異なるように構成されて
いる。なお、各弾性材ブレードの特性は、舌長の他に、
ブレード厚さ、ブレード材質(弾性率等)など、弾性挙
動に関するその他の物性や形状寸法等を変えることによ
り、異なる特性を持たせてもよい。
【0030】図5の第2実施例は上記の点で前述の第1
実施例と相違しており、その他の点では実質上同じ構成
を有している。したがって、本実施例によれば、前述の
第1実施例の場合と同様、1回のクリーニング操作で2
度拭きの効果を得ることによりインクの取り残しを無く
し、確実なクリーニングが可能になる他に、各ブレード
22、23の弾性特性を異ならせることにより、より効
果的なクリーニングを行うことが可能になる。
【0031】図6はクリーニング20の第3実施例の構
成を示す模式的部分側面図である。本実施例では、複数
枚(2枚)の同特性の弾性材ブレード22、23を使用
するが、それらの植設位置を変えることにより各ブレー
ド22、23に異なる弾性特性を持たせるように構成さ
れている。本実施例では、図6に示すように、各弾性材
ブレード22、23の植設深さ(突出高さ)を変えるこ
とにより、異なる弾性挙動(弾性特性)による2度拭き
を行うように構成されている。
【0032】図6の第3実施例は上記の点で前述の第1
実施例と相違しており、その他の点では実質上同じ構成
を有している。したがって、本実施例によっても、前述
の第1実施例の場合と同様、1回のクリーニング操作で
2度拭きの効果を得ることによりインクの取り残しを無
くし、確実なクリーニングが可能になる他に、各ブレー
ド22、23の弾性特性を異ならせることにより、より
効果的なクリーニングを行うことが可能になる。
【0033】図7はクリーニング20の第4実施例の構
成を示す模式的部分側面図である。本実施例でも、複数
枚(2枚)の同特性の弾性材ブレード22、23を使用
するが、それらの植設位置を変えることにより各ブレー
ド22、23に異なる弾性特性を持たせるように構成さ
れている。本実施例では、図7に示すように、拭き取り
方向に対する各弾性材ブレード22、23の植設方向
(傾斜角度)を変えることにより、異なる弾性挙動(弾
性特性)による2度拭きを行うように構成されている。
【0034】図7の第4実施例は上記の点で前述の第1
実施例と相違しており、その他の点では実質上同じ構成
を有している。したがって、本実施例によっても、前述
の第1実施例の場合と同様、1回のクリーニング操作で
2度拭きの効果を得ることによりインクの取り残しを無
くし、確実なクリーニングが可能になる他に、各ブレー
ド22、23の弾性特性を異ならせることにより、より
効果的なクリーニングを行うことが可能になる。
【0035】図8は上記クリーニング手段20の第5実
施例を示す模式的斜視図であり、図9は図8のクリーニ
ング手段20の構成および動作を示す模式的側面図であ
り、図10は図9中の線10−10から見た吐出口面8
1の拭き取り清掃時の状態を示す断面図である。本実施
例は、ブレード支持部材としてのインク吸収体21に植
設された複数枚(2枚)の弾性材ブレード22、23で
記録ヘッド1の前面(吐出口面81)を拭き取り清掃す
る点では前述の各実施例と同じである。ただし、本実施
例では、図8および図10に示すように、複数枚(2
枚)の弾性材ブレード22、23のそれぞれの先端部に
複数のスリット31が形成され、各ブレード22、23
のスリット31は、吐出口面81上のスリット軌跡がブ
レード22、23ごとに異なるような位置関係に形成さ
れており、この点で前述の各実施例と相違している。
【0036】図8〜図10において、クリーニング手段
20は、インク吸収体21に複数枚(図示の例では2
枚)の弾性材ブレード(ワイパーブレード)22、23
を植設し(埋め込み)、前記インク吸収体21を図9中
の矢印A方向(キャリジ2の移動経路と交叉する方向)
に移動させることにより、前記ブレード22、23で吐
出口面81を拭き取り清掃(ワイピング)するように構
成されている。
【0037】複数の弾性材ブレード22、23は、前記
インク吸収体21の移動方向(キャリジ2の移動経路と
交叉する方向)に所定間隔で配置されている。前記イン
ク吸収体21は、例えば発泡樹脂やスポンジ等のインク
吸収性に優れた多孔質部材で形成されている。また、前
記ブレード22、23は、ウレタンゴム等のゴム状弾性
体から成る板状部材で形成されている。
【0038】本実施例でも、図8および図9に示すよう
に、弾性材ブレード22、23の基部に円柱状部分2
4、25が一体的に形成されており、一方、インク吸収
体21には該円柱状部分24、25と密着嵌合(または
挿入)するための溝状の穴部が形成されている。そし
て、前記円柱状部分24、25を該穴部に嵌合すること
により、ブレード22、23はインク吸収体21に埋め
込んだ状態で直接的に(インクが容易に転移する状態
で)保持されている。
【0039】さらに、図9に示すように、記録ヘッド1
の吐出口面81とインク吸収体21との間隔はできるだ
け小さく設定され、それによって、ブレード22、23
の長さ(具体的にはインク吸収体21よりの突出量)が
できるだけ短くなるように構成されている。なお、前記
インク吸収体21は、多孔質部材自体で構成してもよい
が、多孔質部材を上端開放の容器に収納するなど他の部
材で保持する構成としてもよい。
【0040】そこで、本実施例では、図8および図10
に示すように、複数枚(2枚)の弾性材ブレード22、
23のそれぞれの先端部に複数のスリット31が形成さ
れ、各ブレード22、23のスリット31は、吐出口面
81上のスリット軌跡がブレード22、23ごとに異な
るような位置関係、すなわちブレードごとに各スリット
31の幅方向位置がずれた位置関係に形成されている。
図9において、インク吸収体21が矢印A方向に移動す
ると、1回の操作で、記録ヘッド1の吐出口面81は弾
性材ブレード22、23の数に相当する回数分拭き取り
清掃される。
【0041】そして、各ブレード22、23の先端部に
は幅方向に所定のピッチで複数のスリット31が形成さ
れているので、図10に示すように、インク吐出部の前
面が複数の面で形成されている場合でも、各ブレード2
2、23の先端部はインク吐出部の表面に対してほぼ均
一に接触し、吐出口面81の谷部までブレードが届き、
表面全体を確実に拭き取ることができる。図10中の二
点鎖線は、ブレード22、23の撓む前の形状を示して
いる。また、図11は、従来のスリット無しの弾性材ブ
レード110により記録ヘッド1の吐出口面81を拭き
取り清掃している状態を、図10の本実施例の場合と比
較するために示す断面図である。さらに、図11中の二
点鎖線は、ブレード110の撓む前の形状を示してい
る。
【0042】さらに、本実施例では、前記スリット31
は、各ブレード22、23ごとに吐出口面81上のスリ
ット軌跡が異なるように、幅方向位置をずらして形成さ
れているので、インク吐出部の前面を一層効果的に均一
に拭き取ることができ、インクの取り残しを生じること
なく確実にクリーニングすることができる。
【0043】図12は上記クリーニング手段20の第6
実施例を示す模式的斜視図である。本実施例では、複数
枚(2枚)の弾性材ブレード22、23として同じ形状
構造のブレード、すなわちスリット31の数および位置
も全く同じブレードが使用されているが、これらのブレ
ード22、23の植設位置(拭き取り方向に直角方向)
をずらすことにより、吐出口面81上のスリット軌跡が
ずれるように構成されている。本実施例はこの点で図8
〜図10の第5実施例と相違するが、その他の点では実
質上同じ構成をしている。
【0044】したがって、本実施例によっても、前述の
第5実施例の場合と同様、1回の操作で複数回の拭き取
りを行うことができ、ブレード22、23をインク吐出
部に均一な接触圧で摺擦させることができ、インクの取
り残しが無い状態にクリーニングできるとともに、クリ
ーニング手段および記録ヘッド1の耐久性を向上させる
ことができるインクジェット記録装置が得られる。
【0045】図13は上記クリーニング手段20の第7
実施例を示す模式的斜視図である。本実施例では、複数
枚(2枚)の弾性材ブレード22、23として、表裏に
差の無い同じ形状構造であって、スリット31のピッチ
を片側へ若干寄せたものが使用され、これらを向かい合
わせに植設することにより、各ブレード22、23の各
スリット31の位置をずらし、吐出口面81上のスリッ
ト軌跡もずれるように構成されている。本実施例はこの
点で図8〜図10の第5実施例と相違するが、その他の
点では実質上同じ構成をしている。
【0046】したがって、本実施例によっても、前述の
第5実施例の場合と同様、1回の操作で複数回の拭き取
りを行うことができ、ブレード22、23をインク吐出
部に均一な接触圧で摺擦させることができ、インクの取
り残しが無い状態にクリーニングできるとともに、クリ
ーニング手段および記録ヘッド1の耐久性を向上させる
ことができるインクジェット記録装置が得られる。
【0047】以上、図8〜図13の第5〜第7実施例に
よれば、複数枚の弾性材ブレード22、23のそれぞれ
の先端部に複数のスリット31が形成され、吐出口面8
1上のスリット軌跡がブレード22、23ごとに異なる
配列であるように構成したので、該記録ヘッド1の1回
のクリーニング操作により、吐出口面81の谷部までブ
レードが届き、取り残しインクを生じることなくクリー
ニングすることができ、インク吐出部をほぼ均一な接触
圧でクリーニングすることができ、1回の操作で複数回
の拭き取り清掃効果を得ることができるインクジェット
記録装置のクリーニング手段が実現される。
【0048】なお、前述の各実施例では、2枚の弾性材
ブレード22、23を用いる場合を示したが、3枚以上
の弾性材ブレードを用いる場合も同様の作用効果が得ら
れるものである。また、前述の実施例では、記録ヘッド
1をキャリジ2に搭載するシリアル型記録装置の場合を
例に挙げて説明したが、本発明は、被記録材10の幅の
全体または一部をカバーする長さのライン型記録ヘッド
を用いる記録装置の場合にも同様に適用することがで
き、同様の効果が得られるものである。
【0049】さらに、前述の各実施例では、1個の記録
ヘッド1で記録する場合を例示したが、本発明は、異な
る色で記録する複数の記録ヘッドを用いるカラーインク
ジェット記録装置、あるいは同一色彩で濃度の異なるイ
ンクで記録する複数の記録ヘッドを用いる階調記録用の
インクジェット記録装置など、記録ヘッドの数や記録色
に関係なく広く適用することができ、同様の効果が得ら
れるものである。
【0050】また、本発明は、前述のように記録ヘッド
とインクタンクを一体化した交換可能なヘッドカートリ
ッジを使用する他、記録ヘッドとインクタンクを別体に
してチューブ等で接続するなど、記録ヘッドとインクタ
ンクの配置形態がどのようなものであっても、同様に適
用することができ、同様の効果を達成し得るものであ
る。
【0051】なお、本発明は、インクジェット記録装置
であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用で
きるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出
する方式のインクジェット記録装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
【0052】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一に対応し液
体(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0053】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0054】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0055】さらに、前述のように、記録装置が記録で
きる被記録材(記録媒体)の最大幅に対応した長さを有
するフルラインタイプの記録ヘッドに対しても、本発明
は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでもよい。加えて、上例のようなシリアル
タイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、
あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気
的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交
換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッ
ド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0056】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる記録ヘッドに対しての回復手段または予備的な補
助手段等を付加することは、本発明の効果を一層安定で
きるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対しての、前述のようなキャッピング
手段、クリーニング手段、吸引回復手段の他に、加圧式
の回復手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別
の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した
記録を行なうために有効である。
【0057】また、前述したように、搭載される記録ヘ
ッドの種類ないし個数についても、例えば、単色のイン
クに対応して1個のみが設けられたものの他、記録色や
濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設けら
れるものであってもよい。すなわち、例えば、記録装置
の記録モードとしては、黒色等の主流色のみの記録モー
ドだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数
個の組み合わせによるか、いずれでもよいが、異なる色
の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少なくとも
一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0058】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0059】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0060】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録手段から被記録材へインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置において、記
録手段のインク吐出部の前面を拭き取り清掃するための
弾性材ブレードを、記録手段1個当たり複数枚設置する
構成としたので、1回の操作で複数回拭き取りの効果が
得られ、インクの取り残しを生じることなく確実にクリ
ーニングすることができるクリーニング手段を備えたイ
ンクジェット記録装置が提供される。
【0062】請求項2および請求項3の発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記複数枚の弾性材ブレード
が同じ特性を有する構成、あるいは前記複数枚の弾性材
ブレードがそれぞれ異なる特性を有する構成としたの
で、一層効率よく、上記効果を実現させ得るインクジェ
ット記録装置が提供される。
【0063】請求項4の発明によれば、請求項1の構成
に加えて、前記複数枚の弾性材ブレードのそれぞれの先
端部に複数のスリットが形成され、吐出口面上のスリッ
ト軌跡がブレードごとに異なる配列である構成としたの
で、1回の操作で複数回拭き取りの効果が得られ、吐出
口面の谷部までブレードが届き、インクの取り残しを生
じることなく確実にクリーニングすることができ、吐出
口面に対し均一な接触圧で拭き取り清掃することができ
るクリーニング手段を備えたインクジェット記録装置が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例の概略構成を示す模式的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図3】本発明を適用したインクジェット記録装置のク
リーニング手段の第1実施例の構成および動作を示す模
式的部分側面図である。
【図4】図3中のクリーニング手段の模式的斜視図であ
る。
【図5】本発明を適用したインクジェット記録装置のク
リーニング手段の第2実施例の構成および動作を示す模
式的部分側面図である。
【図6】本発明を適用したインクジェット記録装置のク
リーニング手段の第3実施例の模式的側面図である。
【図7】本発明を適用したインクジェット記録装置のク
リーニング手段の第4実施例の模式的側面図である。
【図8】本発明を適用したインクジェット記録装置のク
リーニング手段の第5実施例の模式的斜視図である。
【図9】図8のクリーニング手段の構成および動作を示
す模式的部分側面図である。
【図10】図8のクリーニング手段で吐出口面を拭き取
り清掃している状態を示す模式的断面図である。
【図11】従来のクリーニング手段で吐出口面を拭き取
り清掃している状態を示す模式的断面図である。
【図12】本発明を適用したインクジェット記録装置の
クリーニング手段の第6実施例の模式的斜視図である。
【図13】本発明を適用したインクジェット記録装置の
クリーニング手段の第7実施例の模式的斜視図である。
【図14】インクジェット記録装置の記録ヘッドを例示
する模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 記録手段(記録ヘッド=ヘッドカートリッジ) 2 キャリジ 3 ガイドレール 4 ガイドレール 5 キャリジモータ 8 タイミングベルト 10 被記録材 11 プラテン 12 搬送ローラ 14 自動給紙装置 15 排紙ローラ 16 回復装置 17 キャップ 18 搬送モータ 20 クリーニング手段 21 インク吸収体 22 弾性材ブレード 23 弾性材ブレード 24 支持部(円柱状部分) 25 支持部(円柱状部分) 31 スリット 81 吐出口面 82 吐出口 84 液路 85 電気熱変換体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、記録
    手段のインク吐出部の前面を拭き取り清掃するための弾
    性材ブレードを、記録手段1個当たり複数枚設置するこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数枚の弾性材ブレードが同じ特
    性を有することを特徴とする請求項1のインクジェット
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数枚の弾性材ブレードがそれぞ
    れ異なる特性を有することを特徴とする請求項1のイン
    クジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記複数枚の弾性材ブレードのそれぞ
    れの先端部に複数のスリットが形成され、吐出口面上の
    スリット軌跡がブレードごとに異なる配列であることを
    特徴とする請求項1のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段が、インクを吐出するた
    めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
    備えているインクジェット記録手段であることを特徴と
    する請求項1のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段が、前記電気熱変換体が
    発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利
    用して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とす
    る請求項5のインクジェット記録装置。
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