JPH0716740Y2 - ゲートポンプ設備 - Google Patents
ゲートポンプ設備Info
- Publication number
- JPH0716740Y2 JPH0716740Y2 JP1993029410U JP2941093U JPH0716740Y2 JP H0716740 Y2 JPH0716740 Y2 JP H0716740Y2 JP 1993029410 U JP1993029410 U JP 1993029410U JP 2941093 U JP2941093 U JP 2941093U JP H0716740 Y2 JPH0716740 Y2 JP H0716740Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- dust remover
- gate
- water
- water side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本案は昇降摺動扉体にポンプを並
設してなるゲートポンプ設備に関するものである。
設してなるゲートポンプ設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の排水機場は図6に示すように川表
ゲート25と切替ゲート27で仕切られた自然排水路2
8のそばにポンプ機場29を該水路28と並列に設置し
ている。そして通常は両ゲート25、27を開放して内
水側から外水側(川表)に自然排水を行っている。しか
し外水側の水位が高く内水側が低く逆転して自然排水が
できない状態となると、上記切替ゲート27を閉じて水
の逆流を防止し、代りにポンプを運転することによって
強制排水を行うようになっている。このためポンプ機場
専用の広大な敷地や、土木の基礎工事及び重大な構造物
が必要になっている。そのため昇降扉体に複数のポンプ
を並設し、そのポンプによって内水側の水を外水側に揚
水することによって強制排水を行い、該扉体を上昇して
水路を開放することによって自然排水を行う水門が開発
された(特公昭56−5883号)。しかしこれを実施
するに当り、ポンプの水準が水路床から比較的高い位置
にあるため強制排水時において必要水没深が深く、内水
側水位を低く下降させることが困難となるため外水側水
位との水位差(揚程)は減少し充分に排水されないとい
う問題点があり、低地排水に適用し難くかつ自然排水時
に扉体を上昇させると内水側のスクリーンが放置された
ままとなり円滑な水の流れが阻害されるという問題点が
ある。
ゲート25と切替ゲート27で仕切られた自然排水路2
8のそばにポンプ機場29を該水路28と並列に設置し
ている。そして通常は両ゲート25、27を開放して内
水側から外水側(川表)に自然排水を行っている。しか
し外水側の水位が高く内水側が低く逆転して自然排水が
できない状態となると、上記切替ゲート27を閉じて水
の逆流を防止し、代りにポンプを運転することによって
強制排水を行うようになっている。このためポンプ機場
専用の広大な敷地や、土木の基礎工事及び重大な構造物
が必要になっている。そのため昇降扉体に複数のポンプ
を並設し、そのポンプによって内水側の水を外水側に揚
水することによって強制排水を行い、該扉体を上昇して
水路を開放することによって自然排水を行う水門が開発
された(特公昭56−5883号)。しかしこれを実施
するに当り、ポンプの水準が水路床から比較的高い位置
にあるため強制排水時において必要水没深が深く、内水
側水位を低く下降させることが困難となるため外水側水
位との水位差(揚程)は減少し充分に排水されないとい
う問題点があり、低地排水に適用し難くかつ自然排水時
に扉体を上昇させると内水側のスクリーンが放置された
ままとなり円滑な水の流れが阻害されるという問題点が
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本案は強制排水に際し
て内水側水位を充分下降し得て低地排水に適しかつ内水
側から外水側に充分に排水が行われて強制排水効率を向
上しかつ自然排水に際しては上流側からの流下塵によっ
て水の流れが阻害されることのないゲートポンプ設備を
得ることを目的とするものである。
て内水側水位を充分下降し得て低地排水に適しかつ内水
側から外水側に充分に排水が行われて強制排水効率を向
上しかつ自然排水に際しては上流側からの流下塵によっ
て水の流れが阻害されることのないゲートポンプ設備を
得ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本案は両端部をゲートの案内溝に摺動自在に嵌合した
昇降自在の扉体に1個の横形ポンプを設け、該ポンプの
吸引口を内水側に、吐出口を外水側に向けて設け、かつ
該ゲートと同一水路の内水側に除塵機を設けてなる水路
設備と、上記ポンプが水路床に近く支持され、上記除塵
機が水路上に引揚可能に支持され、かつ除塵機引揚装置
を設けてなるゲートポンプ設備除塵機が上端部の水平軸
を中心に昇降回動自在に支持され、上記引揚装置が巻上
機のワイヤロープの先端部を除塵機の下部に接続してな
るものである実用新案登録請求の範囲第1項記載のゲー
トポンプ設備によって構成される。
め本案は両端部をゲートの案内溝に摺動自在に嵌合した
昇降自在の扉体に1個の横形ポンプを設け、該ポンプの
吸引口を内水側に、吐出口を外水側に向けて設け、かつ
該ゲートと同一水路の内水側に除塵機を設けてなる水路
設備と、上記ポンプが水路床に近く支持され、上記除塵
機が水路上に引揚可能に支持され、かつ除塵機引揚装置
を設けてなるゲートポンプ設備除塵機が上端部の水平軸
を中心に昇降回動自在に支持され、上記引揚装置が巻上
機のワイヤロープの先端部を除塵機の下部に接続してな
るものである実用新案登録請求の範囲第1項記載のゲー
トポンプ設備によって構成される。
【0005】
【作用】従って強制排水に際しては扉体1を下降させて
水路6を閉鎖し、かつ除塵機5を下降させて水路6内に
配置し、除塵機5を動作させて引掛った流下物を水路上
に除去すると共に、ポンプ2を動作させることによって
内水側の水を外水側に揚水し、内水側の水位を水路床近
くまで低下させることができる。
水路6を閉鎖し、かつ除塵機5を下降させて水路6内に
配置し、除塵機5を動作させて引掛った流下物を水路上
に除去すると共に、ポンプ2を動作させることによって
内水側の水を外水側に揚水し、内水側の水位を水路床近
くまで低下させることができる。
【0006】そしてポンプ2の吸引口3が水路床7に近
く開口しかつ該ポンプ2は水路床7に近く支持されてい
るため必要水没深が充分確保されるばかりでなく内水側
水位を低下させ外水側に充分排水させることができる。
又自然排水に際しては除塵機5を停止しかつこれを水路
6上に引揚げ、さらに扉体1を上昇させて水路6を開放
させるものである。
く開口しかつ該ポンプ2は水路床7に近く支持されてい
るため必要水没深が充分確保されるばかりでなく内水側
水位を低下させ外水側に充分排水させることができる。
又自然排水に際しては除塵機5を停止しかつこれを水路
6上に引揚げ、さらに扉体1を上昇させて水路6を開放
させるものである。
【0007】
【実施例】扉体1の両端部をゲート13、13の案内溝
14、14に摺動自在に嵌合し、該扉体1に設けた昇降
杆15をゲート13、13の上端梁部に設けた昇降駆動
装置16に接続して扉体1を昇降し水路6を開閉するこ
とができる。このようにした扉体1には横形の揚水ポン
プ2を設け、該ポンプ2の吸引口3を内水側に開口し、
吐出口4を外水側に向けて設ける。上記吸引口3は水路
床7に形成したピット8の内部に開口させることによっ
て該ポンプ2の水準位置を下げ水路床7に近づけるもの
である。
14、14に摺動自在に嵌合し、該扉体1に設けた昇降
杆15をゲート13、13の上端梁部に設けた昇降駆動
装置16に接続して扉体1を昇降し水路6を開閉するこ
とができる。このようにした扉体1には横形の揚水ポン
プ2を設け、該ポンプ2の吸引口3を内水側に開口し、
吐出口4を外水側に向けて設ける。上記吸引口3は水路
床7に形成したピット8の内部に開口させることによっ
て該ポンプ2の水準位置を下げ水路床7に近づけるもの
である。
【0008】又上記ゲート13、13と同一水路6の内
水側(上流側)には除塵機5を配設する。この除塵機5
は機枠17に設け1組の無端回動チエン18、18にス
クレーパ19を架設し、該スクレーパ19によって流下
物を水路6の上方に掻き上げ、これを搬出コンベヤ20
に回収することができる。そして機枠17の上端部は水
路上固定機枠21に水平軸10によって昇降回動自在に
支持され、図1実線位置から仮想線位置に昇降可能であ
る。この昇降は水路上に設けた巻上機11(ウインチ)
によって巻取られるワイヤロープ12の先端を機枠17
の下部に接続する引揚装置9によって行われる。
水側(上流側)には除塵機5を配設する。この除塵機5
は機枠17に設け1組の無端回動チエン18、18にス
クレーパ19を架設し、該スクレーパ19によって流下
物を水路6の上方に掻き上げ、これを搬出コンベヤ20
に回収することができる。そして機枠17の上端部は水
路上固定機枠21に水平軸10によって昇降回動自在に
支持され、図1実線位置から仮想線位置に昇降可能であ
る。この昇降は水路上に設けた巻上機11(ウインチ)
によって巻取られるワイヤロープ12の先端を機枠17
の下部に接続する引揚装置9によって行われる。
【0009】尚図中22で示すものはケーブルリール、
23はポンプ2の吐出口4に設けた逆止用フラップ弁、
24は外水側(下流側)暗渠、25は川表ゲート、26
は幹線水路堤防、図4中27は配電設備、図8中30は
減速正逆モーターである。
23はポンプ2の吐出口4に設けた逆止用フラップ弁、
24は外水側(下流側)暗渠、25は川表ゲート、26
は幹線水路堤防、図4中27は配電設備、図8中30は
減速正逆モーターである。
【0010】
【考案の効果】本案は上述のように構成したので低地の
狭い水路床において扉体1に設けた1個の横形ポンプ2
によって内水側の水位を充分低下させ、外水側に充分排
水し得て強制排水効率を向上させることができるばかり
でなく、自然排水に際しては除塵機5が流水を阻害する
ことなく円滑に排水させ得る便益がある。
狭い水路床において扉体1に設けた1個の横形ポンプ2
によって内水側の水位を充分低下させ、外水側に充分排
水し得て強制排水効率を向上させることができるばかり
でなく、自然排水に際しては除塵機5が流水を阻害する
ことなく円滑に排水させ得る便益がある。
【図1】本案のゲートポンプ設備を示す側面図である。
【図2】横形ポンプの側面図である。
【図3】巻上除塵機の正面図である。
1 扉体 2 ポンプ 3 吸引口 4 吐出口 5 除塵機 6 水路 7 水路床 9 除塵機引揚装置 10 水平軸 11 巻上機 12 ワイヤロープ
Claims (2)
- 【請求項1】 両端部をゲートの案内溝に摺動自在に嵌
合した昇降自在の扉体に1個の横形ポンプを設け、該ポ
ンプの吸引口を内水側に、吐出口を外水側に向けて設
け、かつ該ゲートと同一水路の内水側に除塵機を設けて
なる水路設備と、上記ポンプが水路床に近く支持され、
上記除塵機が水路上に引揚可能に支持され、かつ除塵機
引揚装置を設けてなるゲートポンプ設備。 - 【請求項2】 除塵機が上端部の水平軸を中心に昇降回
動自在に支持され、上記引揚装置が巻上機のワイヤロー
プの先端部を除塵機の下部に接続してなるものである実
用新案登録請求の範囲第1項記載のゲートポンプ設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993029410U JPH0716740Y2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | ゲートポンプ設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993029410U JPH0716740Y2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | ゲートポンプ設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635316U JPH0635316U (ja) | 1994-05-10 |
JPH0716740Y2 true JPH0716740Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=12275365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993029410U Expired - Lifetime JPH0716740Y2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | ゲートポンプ設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716740Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101005893B1 (ko) * | 2010-09-27 | 2011-01-06 | 김상국 | 개폐식 제진기 |
KR101293308B1 (ko) * | 2013-02-07 | 2013-08-05 | 주식회사 우승산업 | 스크린 제진기의 보호장치 |
KR101599999B1 (ko) * | 2013-08-20 | 2016-03-21 | 주식회사신화기공 | 로터리 제진기 |
KR102075317B1 (ko) * | 2019-10-10 | 2020-02-07 | 동근한 | 수문보호용 개폐식 스크린이 설치된 수문장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH088011Y2 (ja) * | 1990-06-22 | 1996-03-06 | 三菱マテリアル株式会社 | スローアウエイ式転削工具 |
JP2711322B2 (ja) * | 1991-05-09 | 1998-02-10 | 東北ドックエンジニアリング株式会社 | 送水装置を備えた水門 |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP1993029410U patent/JPH0716740Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0635316U (ja) | 1994-05-10 |
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