JPH071598Y2 - オイルエア供給装置 - Google Patents

オイルエア供給装置

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JPH071598Y2
JPH071598Y2 JP1989022265U JP2226589U JPH071598Y2 JP H071598 Y2 JPH071598 Y2 JP H071598Y2 JP 1989022265 U JP1989022265 U JP 1989022265U JP 2226589 U JP2226589 U JP 2226589U JP H071598 Y2 JPH071598 Y2 JP H071598Y2
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oil
signal
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output
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祐司 三輪
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は工作機械の主軸など高速回転体の軸受部の潤滑
装置に関し、詳細には、オイルエア潤滑における潤滑油
及び圧縮空気の供給装置に関する。
「従来の技術」 特開昭61−270597号公報には、高速主軸の軸受部に油滴
を含んだ圧縮空気を供給するオイルエア方式の潤滑装置
の制御方法が開示されている。この潤滑方式はタイマ等
により適宜配管内に滴下供給される潤滑油を空気流に乗
せて配管内を搬送し、ノズルから軸受部に圧縮空気と共
に油滴を噴出して軸受部を潤滑し冷却するものである。
そして、主軸の起動に同期して外部タイマー、内部タイ
マー及び潤滑ユニットを作動させ、起動後一定時間(Tb
時間)内に主軸が停止したときは、作動する潤滑ユニッ
トを、前記Tb時間経過後外部タイマーにより停止させて
いる。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、起動後Tb時間経過後は、主軸の停止とと
もに潤滑ユニットが停止してしまう。このため、長時間
の運転により昇温した主軸の軸受部にエアを供給して冷
却することができず、熱変形を生じるという問題点があ
る。また、起動後Tb時間経過前に主軸が停止されても、
オイル吐出の周期Taは前記Tb時間より長いから、この間
にオイルが供給されることがない。このため、次回の主
軸起動時に必要なオイルを、予め軸受部に供給しておく
ことができないという問題点がある。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するため、本考案では回転体の軸受部
に連通する配管への潤滑油の供給を断続するオイル制御
弁と、前記配管への圧縮空気の供給を断続するエア制御
弁と、前記配管内に供給される圧縮空気により潤滑油を
搬送して前記軸受部を潤滑するようにしたオイルエア供
給装置において、 前記回転体の起動により信号を出力するとともに、該回
転体の停止後に所定時間の間その信号を保持するタイマ
ー手段と、該タイマー手段から出力される前記信号によ
り、前記エア制御弁を開とする潤滑期間制御手段と、前
記タイマー手段から出力される前記信号により、所定の
期間間隔毎に信号を出力する信号出力手段と、その信号
出力手段からの信号が出力される毎に前記オイル制御弁
を開とする供給間隔制御手段とを備え、前記回転体の停
止後タイマ手段の信号が保持される所定の時間の間、前
記潤滑期間制御手段と前記信号出力手段とを作動させ前
記潤滑を継続することを特徴とするオイルエア供給装置
が提供される。
「作用」 上記のように構成されたオイルエア供給装置では、回転
体の起動とともに圧縮空気及び所定の期間間隔事に潤滑
油が供給され、前記回転体の軸受部に対する潤滑が行わ
れる。また、前記回転体の停止後はタイマー手段により
前記回転体の起動とともに出力された信号が、所定時間
の間保持されて圧縮空気及び潤滑油の供給による潤滑が
継続される。
また、回転体の起動停止が頻繁に繰り返される場合に
は、タイマ手段からの信号が消失する前に次の起動がな
されるため、該信号は連続した信号となり、連続運転時
と同様の信号となる。このため、信号出力手段からの信
号は所定期間間隔毎に出力され、連続運転時と同じ量の
潤滑油が供給される。
「実施例」 本考案の実施例について図面を参照し説明する。第1図
は回転体をなす主軸を潤滑するオイルエア供給装置を示
すブロック図である。
工場のコンプレッサ等に接続された圧縮空気源11からの
エア配管1は、第1の電磁制御弁12を介して分配器13に
接続され、また、第2の電磁制御弁14を介して油ポンプ
15に接続されている。油ポンプ15は空気圧により作動す
るポンプであり、空気圧が加えられる毎に油容器16内の
潤滑油17を油配管18を経由して分配器13に圧送し、分配
器13内のエア配管2内に潤滑油17を滴下供給する。分配
器13では、エア配管2内に油ポンプ15からの潤滑油17を
吐出させると共に、エア配管2を複数の配管3,4に分岐
している。
分配器13からのエア配管3,4は主軸20の各軸受部21,22に
連通され、軸受内21,22にオイルエアを噴出するように
されている。
主軸20は主軸モータ23により回転駆動され、主軸モータ
23は工作機械を制御するNC装置(数値制御装置)30によ
り起動停止等の制御をされる。また、NC装置30にはPC装
置(プログラマブルコントローラ装置)40が一体に組み
込まれており、そのPC装置40に前記2つの電磁制御弁1
2,14が接続され開閉制御される。第1の電磁制御弁12は
軸受部21,22に連通するエア配管3,4への圧縮空気の供給
を断続するエア制御弁をなす。また、第2の電磁制御弁
14はそのエア配管3,4内への潤滑油17の供給を断続する
オイル制御弁をなす。
第2図はNC装置30及びPC装置40を示すブロック図であ
る。NC装置30では制御部31から駆動装置32に主軸起動信
号31aを出力し、主軸モータ23を回転駆動する。PC装置4
0では、制御部31からの主軸起動信号31aを受けて2つの
電磁制御弁12,14を開閉制御する。PC装置40は制御部31
からの主軸起動信号31aにより信号41aが出力され起動信
号の消失後所定時間の間その信号41が保持されるタイマ
手段41と、そのタイマ手段41からの信号41aが出力され
ている間第1の電磁制御弁(エア制御弁)12を開とする
潤滑期間制御手段42と、タイマ手段41からの信号41aが
出力されている間所定の期間間隔毎に信号43aを出力す
る信号出力手段43と、その信号出力手段43からの信号43
aが出力される毎に第2の電磁制御弁(オイル制御弁)1
4を開とする供給間隔制御手段44とを備える。これらの
各手段41〜44はPC装置40内のプログラムによる処理とし
て実現される。
第3図はその処理を示すフローチャートである。第4図
に示すタイミング図を参照して説明する。
機械本体が起動されると処理100が開始される。ステッ
プ101では、NC装置30からの主軸起動信号31aが調べら
れ、起動信号31aが出力されるのを待つ。主軸起動信号3
1aが出力され主軸20が起動されればステップ102に進
み、第1の電磁制御弁(エア制御弁)12を励磁してエア
配管3,4内に圧縮空気の供給を開始する。そして、ステ
ップ103,104で、第2の電磁制御弁(オイル制御弁)14
を一度オン,オフして油ポンプ15を一回作動させ、潤滑
油17を分配器13内の配管2内に滴下供給する。
次に、ステップ105では前記オイル制御弁14をオン,オ
フしてからの経過時間T1が所定時間T0に達したか否かが
調べられ、ステップ106では主軸起動信号31aがなお出力
されているか否かが調べられる。そして、主軸20が起動
中であればステップ105,106を繰り返して所定時間T0
経過を待ち、所定時間T0の経過毎にステップ105からス
テップ103に戻って、潤滑油17の滴下供給を行う。この
間、エア制御弁はオン状態のままである。
やがて、主軸20が停止され主軸起動信号31aが消失する
とステップ106からステップ107に進む。ステップ107で
はNC装置30からの主軸起動信号31aが消失してからの経
過時間T2が所定時間Tpに達したか否かが調べられる。未
だ達していなければステップ105に戻り、以下、主軸20
の起動中と同様の処理103〜106が行われる。
主軸起動信号31aが消失してから所定時間Tp以上経過し
たときは、ステップ107からステップ108に進み、第1の
電磁制御弁(エア制御弁)12を遮断して圧縮空気の供給
を終了する。そして、ステップ101に戻り、次回の主軸2
0の起動を待つ。
上記の処理100により、第4図に示す様に、主軸20の起
動中は圧縮空気が供給され、潤滑油17が所定時間間隔T0
毎に微少量ずつ供給される。また、主軸20の停止後所定
時間Tpの間は主軸20の起動中と同様に扱われる。それ
故、第4図の右方に示す様に、頻繁に主軸20を起動停止
したとしても、その間は主軸20の連続運転と同様に扱わ
れ、所定時間間隔T0毎に微少量の潤滑油17の供給が続け
られる。
上記の処理において、ステップ107の処理はタイマ手段4
1を、ステップ102,108の処理は潤滑期間制御手段42を、
ステップ105の処理は信号出力手段43を、ステップ103,1
04の処理は供給間隔制御手段44をそれぞれなす。
前記の実施例では、圧縮空気が供給されている間、所定
時間間隔T0毎に潤滑油17を滴下供給した。すなわち、ス
テップ105で示される信号出力手段43の期間間隔として
時間T0を用いた。しかし、主軸20の回転数を検出し、所
定回転数毎に潤滑油17を供給するようにすることも可能
であり、時間間隔として主軸20の回転数のような主軸20
の運転状態に対応した値を用いることにより、より適量
の潤滑油を軸受部21,22に供給することができる。
また、前記実施例ではタイマ手段等の各手段をPC装置の
プログラム処理により実現したが、タイマ回路等を用い
た論理回路によっても実現できることは明らかである。
「考案の効果」 本考案は、上記した構成を有し、回転体の起動とともに
圧縮空気及び所定の期間間隔事に潤滑油が供給され、前
記回転体の軸受部に対する潤滑が行われるとともに、前
記回転体の停止後はタイマー手段により前記回転体の起
動とともに出力された信号が、所定時間の間保持されて
圧縮空気及び潤滑油の供給による潤滑が継続されるか
ら、長時間の運転後に回転体が停止した場合にもその冷
却作用により軸受部の熱変形を防止できるとともに、次
回の主軸起動時に必要なオイルを、予め軸受部に供給し
ておくことができ、起動とともに適量の潤滑油を供給で
きる。さらに、繁雑な回転体の起動停止がなされたとし
てもその影響を受けることなく安定して所定微少量ずつ
の潤滑油の供給を維持することができる。このため、潤
滑油の供給過多による軸受部の発熱を抑制できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示し、第1図はオ
イルエア供給装置の構成を示すブロック図、第2図は制
御装置を示すブロック図、第3図はPC装置での処理を示
すフローチャート、第4図は動作を示すタイミング図で
ある。 1,2,3,4……エア配管、11……圧縮空気源、12……第1
の電磁制御弁(エア制御弁)、14……第2の電磁制御弁
(オイル制御弁)、15……油ポンプ、20……主軸(回転
体)、21,22……軸受部、30……NC装置、40……PC装
置、41……タイマ手段、42……潤滑期間制御手段、43…
…信号出力手段、44……供給間隔制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体の軸受部に連通する配管への潤滑油
    の供給を断続するオイル制御弁と、前記配管への圧縮空
    気の供給を断続するエア制御弁と、前記配管内に供給さ
    れる圧縮空気により潤滑油を搬送して前記軸受部を潤滑
    するようにしたオイルエア供給装置において、 前記回転体の起動により信号を出力するとともに、該回
    転体の停止後に所定時間の間その信号を保持するタイマ
    ー手段と、 該タイマー手段から出力される前記信号により、前記エ
    ア制御弁を開とする潤滑期間制御手段と、 前記タイマー手段から出力される前記信号により、所定
    の期間間隔毎に信号を出力する信号出力手段と、 その信号出力手段からの信号が出力される毎に前記オイ
    ル制御弁を開とする供給間隔制御手段とを備え、 前記回転体の停止後タイマ手段の信号が保持される所定
    の時間の間、前記潤滑期間制御手段と前記信号出力手段
    とを作動させ前記潤滑を断続することを特徴とするオイ
    ルエア供給装置。
JP1989022265U 1989-02-28 1989-02-28 オイルエア供給装置 Expired - Lifetime JPH071598Y2 (ja)

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JP1989022265U JPH071598Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 オイルエア供給装置

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JPH02114299U JPH02114299U (ja) 1990-09-12
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