JPH07159724A - 立体画像表示装置 - Google Patents

立体画像表示装置

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JPH07159724A
JPH07159724A JP5304384A JP30438493A JPH07159724A JP H07159724 A JPH07159724 A JP H07159724A JP 5304384 A JP5304384 A JP 5304384A JP 30438493 A JP30438493 A JP 30438493A JP H07159724 A JPH07159724 A JP H07159724A
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JP
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image display
face
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JP5304384A
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English (en)
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Shigeru Omori
繁 大森
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
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Terumo Corp
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Terumo Corp
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Publication date
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Priority to EP94402154A priority patent/EP0654951B1/en
Priority to DE69421890T priority patent/DE69421890T2/de
Priority to EP94402155A priority patent/EP0656730B1/en
Priority to DE69424134T priority patent/DE69424134T2/de
Priority to PCT/JP1994/001945 priority patent/WO1995014352A1/en
Priority to AU10344/95A priority patent/AU1034495A/en
Priority to PCT/JP1994/001946 priority patent/WO1995015662A1/en
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 空間変調素子10に右眼用画像及び左眼用画
像を表示し、撮影装置14によって撮影された観察者の
画像より顔の輪郭を抽出し重心を求めることにより前記
輪郭で囲まれた領域の右半面及び左半面の図形を作成
し、観察者像表示装置12にそれぞれを表示し、その右
半面図形及び左半面図形を照明として、指向性を有する
レンズ11により、右眼用画像及び左眼用画像をその観
察者の右眼及び左眼のみに観察されるように働かせる。 【効果】左右の眼へそれぞれの画像を振り分ける作用を
有する眼鏡を不要とし、かつ時分割表示も行わないた
め、ちらつきが起こらず、観察者の移動が可能であり、
観察者の負担を少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用、家庭用、もし
くは医療用に用いる立体画像表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の立体画像表示装置としては、左右
の振り分け機能を有する眼鏡を観察者が装着することに
より、画像表示面に時分割表示された右眼用および左眼
用のステレオ画像を前記観察者のそれぞれ右眼および左
眼のみで観察できるようにしたもの、もしくは、レンチ
キュラ板を画像表示面に貼り付け、前記レンチキュラ板
の画像振り分け機能により、右眼用および左眼用のステ
レオ画像を前記観察者のそれぞれ右眼および左眼のみで
観察できるようにしたものが一般的である。
【0003】図7は、前記従来の立体画像表示装置の一
例の構成を示したもので、60は左右の振り分け機能を
有する眼鏡、61a、61bは液晶シャッター、62は
同期回路、63は画像表示装置としてカラーCRTであ
る。
【0004】以上のように構成された従来の第1の例に
おける立体画像表示装置の動作を説明する。カラーCR
T63には、右眼用、左眼用のステレオ画像が時分割に
て交互に表示される。眼鏡60の液晶シャッター61a
は、前記右眼用のステレオ画像が出画されたときのみ開
いて透過状態となり、液晶シャッター61bは、前記左
眼用のステレオ画像が出画されたときのみ開いて透過状
態となるよう同期回路62により開閉状態を制御するこ
とにより、眼鏡60を装着した観察者は、右眼で右眼用
のステレオ画像のみを観察し、左眼で左眼用のステレオ
画像のみを観察することで立体視を行う。
【0005】図8は、従来の第2の例における立体画像
表示装置の構成を示したもので、71はシリンドリカル
レンズがストライプ状に多数形成されたレンチキュラ
板、72は画像表示装置としてカラーCRTである。
【0006】以上のように構成された従来の第2の例に
おける立体画像表示装置の動作を説明する。カラーCR
T72には、右眼用、左眼用のステレオ画像が、レンチ
キュラ板71のストライプ幅のほぼ半分の幅を有するス
リット状に、互い違いに同時に表示される。観察者の右
眼は、レンチキュラ板71のそれぞれのシリンドリカル
レンズを通して、前記スリット状に表示されている右眼
用のステレオ画像のみを観察し、同様に左眼は前記スリ
ット状に表示されている左眼用のステレオ画像のみを観
察することで立体視を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら本発明者
らの検討によれば、上記のような第1の従来例における
立体画像表示装置では、ステレオ画像を観察者の右眼お
よび左眼に独立して観察させるために左右の振り分け機
能を有する眼鏡が不可欠となり、該眼鏡は観察者にとっ
て煩わしいものとなっていた。
【0008】また表示させるステレオ画像は右眼用と左
眼用の画像を時分割にて切り替える必要があるため、画
像にちらつきが生じ、立体画像を観察する上での障害に
なるという課題を有していた。
【0009】また、第2の従来例における立体画像表示
装置では、ストライプ状のレンズ越しにステレオ像を観
察するため、立体視が可能となる観察者の位置的許容度
が狭く、観察者が移動した場合には画像が劣化し、また
多人数が同時に観察することが困難であるという著しい
制約が生じ、また画像をストライプ状に表示させるため
の画像処理が必要になるため、装置が高価になるという
課題を有していた。
【0010】また、医療の分野では内視鏡下手術が行わ
れる際、通常手術は術者が内視鏡によって写し出された
患者の腹腔内の平面画像をモニターにて観察することに
よって行われているが、前記腹腔内のモニター画像は腹
腔内全体が単一色であるため特徴が少なく、患部の遠近
感の確認が困難となるため、手術時間が延びる傾向があ
り、患者や術者にかかる負担も大きかった。
【0011】これに対し、上記従来の第1、第2の立体
画像表示装置を用いた場合、左右の振り分け眼鏡、画像
のちらつきや観察者の移動の制限に伴う煩わしさ等が実
用化の妨げとなっているのが現状である。
【0012】本発明は、左右の振り分け機能を有する眼
鏡を必要とせず、観察者の位置に依存することなく同時
に多人数が立体視できる立体画像表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】また、本発明は、上記の目的に加え、ちら
つきの無い画面を有する立体画像表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は、ステレオ画像を表示するための光透過性を有する空
間変調素子と、前記空間変調素子を裏面より照明するた
めの観察者像表示装置と、前記空間変調素子と前記観察
者像表示装置の間に位置し、前記観察者像表示装置の表
示部分を拡大するためのレンズと、観察者を撮影するた
めの撮影装置と、撮影した画像の信号処理を行う画像処
理装置を備え、該画像処理装置は前記撮影装置で撮影し
た観察者像における顔面部の輪郭および/又は重心を検
出し、前記輪郭および/又は重心を基準として右顔半面
および左顔半面に近似する図形を作成し、前記観察者像
表示装置に表示させることにより、前記図形を前記空間
変調素子の裏面からの照明として用いることを特徴とす
る立体画像表示装置によって達成される。
【0015】前記立体画像表示装置は、ステレオ画像を
時分割表示するための光透過性を有する空間変調素子
と、前記空間変調素子を裏面より照明するための観察者
像表示装置と、前記空間変調素子と前記観察者像表示装
置の間に位置し、前記観察者像表示装置の表示部分を拡
大するためのレンズと、観察者を撮影するための撮影装
置と、撮影した画像の信号処理を行う画像処理装置を備
え、該画像処理装置は前記撮影装置で撮影した観察者像
における顔面部の輪郭および/又は重心を検出し、前記
輪郭および/又は重心を基準として右顔半面および左顔
半面に近似する図形を作成し、前記空間変調素子の時分
割表示に同期させて前記観察者像表示装置に表示させる
ことにより、前記図形を前記空間変調素子の裏面からの
照明として用いることを特徴とするものであることが好
ましい。
【0016】また、前記立体画像表示装置は、ステレオ
画像を表示するための光透過性を有する一対の空間変調
素子と、前記空間変調素子をそれぞれ裏面より照明する
ための一対の観察者像表示装置と、前記空間変調素子と
前記観察者像表示装置の間に位置し前記観察者像表示装
置の表示部分を拡大するための一対のレンズと、前記一
対の空間変調素子に表示される画像を1つに合成するた
めのハーフミラーと、観察者を撮影するための撮影装置
と、撮影した画像の信号処理を行う画像処理装置を備
え、該画像処理装置は前記撮影装置で撮影した観察者像
における顔面部の輪郭および/又は重心を検出し、前記
輪郭および/又は重心を基準として右顔半面および左顔
半面に近似する図形を作成し、前記一対の観察者像表示
装置の一方に前記右顔半面に近似する図形、他方に前記
左顔半面に近似する図形を表示させることにより、前記
図形を前記一対の空間変調素子の裏面からの照明として
用いることを特徴とするものであることが好ましい。
【0017】前記立体画像表示装置においては、前記観
察者像表示装置の画像出力面を、前記レンズの焦点距離
外に設置することが好ましい。
【0018】前記立体画像表示装置においては、空間変
調素子として透過型液晶ディスプレイもしくは光透過性
フィルムを用いることが好ましい。
【0019】前記レンズは指向性を有するものが好まし
く、具体的には凸レンズまたはフレネルレンズが好まし
い。
【0020】前記立体画像表示装置においては、立体視
すべき被写体像を導く2方向より撮影するための一対の
鏡筒と、得られた一対の被写体像をそれぞれ電気信号に
変換するための一対の撮像素子を備えた内視鏡とを備
え、前記撮像素子にて得られた像を前記立体画像表示装
置に表示させるものとすることが可能である。
【0021】
【作用】本発明は、前記の構成により、撮影装置によっ
て撮影された観察者の像から該観察者の顔面部の輪郭お
よび/又は重心を検出し、それを基準として該観察者の
左右顔半面に近似する図形を作成し、観察者像表示装置
に表示する。観察者は、観察者像表示装置に自分の右顔
半面に近似する図形が表示された場合には、該図形をレ
ンズを通して右目のみで虚像として見ることになり、観
察者像表示装置に自分の左顔半面に近似する図形が表示
された場合には、該図形をレンズを通して左目のみで虚
像として見ることになる。
【0022】すなわち、観察者像表示装置に右顔半面に
近似する図形が表示された場合には、観察者の右目に
は、前記レンズの拡大作用によって、表示された右顔半
面に近似する図形がレンズいっぱいに拡大されて見え、
左目には、前記レンズの拡大作用によって、前記観察者
像表示装置における前記観察者の右顔半面に近似する図
形の左顔側に相当する部分がレンズいっぱいに拡大され
て見えるのであるが、この時、前記観察者像表示装置に
おける観察者像の左顔面部に相当する部分は、表示が無
い、すなわち発光していないため、左目には前記観察者
像表示装置の表示は見えない。ここでは前記観察者像表
示装置における観察者の右顔半面に近似する図形を表示
している時について説明しているため、左顔面側の表示
は無いが、逆に観察者の左顔半面に近似する図形を表示
している時は、右顔面側の表示が無い。
【0023】レンズいっぱいに拡大された観察者の右顔
面像は、そのまま空間変調素子に表示された右目用画像
のための照明となる。すなわち、この時観察者の右目は
前記右目用画像を見ることになり、左目には該右目用画
像は見えない。
【0024】空間変調素子に表示された画像が左目用画
像であるときは、観察者像表示装置には観察者の左顔半
面に近似する図形を表示する。
【0025】このようにして得られる右目用画像と左目
用画像を合成する方法としては、様々な方法が考えられ
るが、観察者像表示装置の表示と空間変調素子の表示と
を同期させながら、時分割で左右の画像を交互に表示す
る方法、又は、観察者像表示装置とレンズと空間変調素
子とをそれぞれ2台づつ設け、それぞれを独立して右目
用、左目用とし、ハーフミラーを用いて合成させる方
法、が好ましい。画像のちらつきが無いという点では後
者がより好ましい。
【0026】本発明は、以上の作用により、観察者が移
動すると前記観察者像表示装置に表示された観察者自身
の顔の半面像も追従するため、前述した立体視条件は維
持されることとなる。同様の理由により観察者が多人数
である場合においてもそれぞれの観察者において立体視
が可能となる。
【0027】
【実施例】
(実施例1)図1は、本発明の第1実施例における立体
画像表示装置の構成を示したものである。図1におい
て、10は空間変調素子として透過型の液晶ディスプレ
イ、11は空間変調素子10の裏面に位置するレンズと
して焦点距離150mmのフレネルレンズである。12
は発光機能を有する観察者像表示装置として白黒CRT
であり、レンズ11を挟んで空間変調素子10と反対側
に位置し、レンズ11の焦点距離よりも遠い、レンズ1
1より160mm離れた位置に設置する。13は画像処
理装置、14は撮影装置としてCCDカメラ、15はス
テレオ画像出力装置からの右目用、左目用のステレオ画
像と画像処理装置13からの右顔、左顔に近似した図形
とを同期させる同期回路、16,17はそれぞれ立体画
像を観察する観察者を示している。
【0028】図2、図3(A)、図3(B)は、CCD
カメラ14により撮影された観察者16、17の画像が
画像処理装置13により処理される様子を示したもの
で、図2における20、21は観察者の顔の輪郭、2
2、23は輪郭20、21で囲まれた顔面積における重
心位置を示す。また、図3(A)における30、31は
それぞれ重心位置22、23を基準として作成した輪郭
20、21で囲まれた顔面積の右顔半面に相当する図形
であり、図3(B)における32、33は同様にそれぞ
れ重心位置22、23を基準として作成した左顔半面に
相当する図形である。
【0029】図4は、図1に示した実施例において観察
者が自己の顔画像から抽出された図形を虚像として観察
する様子を示したもので、分かりやすいように、観察者
像表示装置(白黒CRT)とレンズのみを示しており、
液晶ディスプレイ、撮影装置、画像処理装置等は省略し
てある。11はレンズ、12は白黒CRT、16、17
は立体画像を観察する二人の観察者であり、40、4
1、42、43は白黒CRT12の画面上に表示された
観察者像の内、観察者が実際に目視する領域を示す。
【0030】以上のように構成された立体画像表示装置
の動作を図1から図4を用いて説明する。図1における
観察者16および17が観察するステレオ画像は、その
右眼用画像と左眼用画像とが、ビデオテープレコーダー
やレーザーディスクプレーヤー、もしくは一対のテレビ
カメラ等のステレオ画像出力装置からの信号によって、
液晶ディスプレイ10に時分割で交互に表示されること
により発生する。ここで、時分割の表示は1秒間に10
〜25コマの画像を交互に表示するのが好ましい。分割
が10コマより少ないと画像のちらつきが激しすぎるた
め観察に適さず、25コマより多いと液晶ディスプレイ
10の応答が間に合わず、右(左)用画像が左(右)目
に認識できてしまうような左右の画像のクロストークが
起きる虞れがある。
【0031】CCDカメラ14は、観察者を正面より撮
影し、得られた画像信号は画像処理装置13に入力さ
れ、図2に示したように観察者の顔の輪郭20、21が
抽出され、この輪郭20、21で囲まれた面積における
重心22、23が検出される。さらに、画像処理装置1
3は、重心22、23を対象中心として顔輪郭20、2
1を左右に二分し、図3に示した30、31および3
2、33の顔半面図形を作成し、右顔図形30、31と
左顔図形32、33とを上下反転させて白黒CRT12
に交互に高輝度で時分割表示させる。
【0032】このように液晶ディスプレイ10と白黒C
RT12は、いずれも時分割で右目用画像と左目用画像
を交互に表示するが、これらの同期は同期回路15にて
とる。
【0033】次に、フレネルレンズ11の作用について
図4を用いて説明する。フレネルレンズ11は、白黒C
RT12に上下反転して表示された観察者像を、観察者
16、17が虚像として観察できるよう設置するが、白
黒CRT12との距離をフレネルレンズ11の焦点距離
外に設定することにより、各観察者の右眼、左眼に白黒
CRT12の画面上におけるそれぞれ右顔、左顔に当た
る領域40〜43のみを、独立してしかもフレネルレン
ズ11の有効径を限度として拡大して観察させることが
できる。このため、観察者16、17の顔の右半面像に
近似した図形40、42が表示された場合には、観察者
16、17にとって自分自身の顔の右半面像に近似した
図形40、42が、フレネルレンズ11の有効径相当の
大きさの右眼への選択性を有する照明として作用させる
ことができる。この時、観察者16、17の左顔面側に
相当する領域は発光しないため、左眼には白黒CRT1
2からの光は入光しない。同様に左顔面像に近似した図
形41、43が表示された場合には、該図形41、43
がフレネルレンズ11の有効径相当の大きさの左眼への
選択性を有する照明として作用する。この時、前記右顔
面像に近似した図形が表示されていた領域は発光しない
ため、右眼には白黒CRT12からの光は入光しない。
【0034】以上説明した本装置の動作により、図1に
おける液晶ディスプレイ10に表示された右眼用のステ
レオ画像は、観察者16および17の右眼だけにとり裏
面より照明されて観察可能となり、液晶ディスプレイ1
0に表示された左眼用のステレオ画像は、観察者16お
よび17の左眼だけにとり裏面より照明されて観察可能
となるため、観察者16および17は前記一対のステレ
オ画像を観察でき、共に立体視が可能となる。また観察
者16および17が移動しても、CCDカメラ14にて
撮影可能な範囲内に該観察者がいる限り立体視ができる
ことになる。
【0035】なお、前記実施例においては、空間変調素
子として透過型の液晶ディスプレイを用いたが、空間変
調素子は光透過性を有し、ステレオ画像を表示できるも
のであればよく、例えば画像を記録したフィルムであっ
てもよい。
【0036】(実施例2)図5は、本発明の第2実施例
における立体画像表示装置の構成を示したもので、10
a、10bは空間変調素子として透過型の液晶ディスプ
レイ、11a、11bは空間変調素子10a、10bの
それぞれ裏面に位置するレンズとして焦点距離150m
mのフレネルレンズである。12a、12bは発光機能
を有する観察者像表示装置として白黒CRTであり、レ
ンズ11a、11bを挟んでそれぞれ空間変調素子10
a、10bと反対側に位置し、レンズ11a、11bよ
り距離160mmに設置する。13は画像処理装置、1
4は撮影装置としてCCDカメラ、18は空間変調素子
10a、10bに表示される画像を一つに合成するため
のハーフミラー、16、17はそれぞれ立体画像を観察
する観察者を示す。
【0037】以上のように構成された立体画像表示装置
の動作は、基本的には図1に示した本発明の第1実施例
と同様であるため、同一箇所には同一番号を付与して説
明を省略し、異なる点のみ説明する。図5における観察
者16および17が観察するステレオ画像は、その右眼
用を液晶ディスプレイ10aに、左眼用を画像の左右を
反転させて液晶ディスプレイ10bにそれぞれ連続して
表示させ、前記2つのステレオ画像はハーフミラー18
により一つの画面に合成される。CCDカメラ14は、
観察者を正面より撮影し、得られた画像信号は画像処理
装置13に入力され、実施例1に示したように観察者の
顔の輪郭20、21および重心22、23が検出され
る。さらに、画像処理装置13は、重心22、23を対
象中心として顔輪郭20、21を左右に二分し、図3に
示した30、31および32、33の顔半面図形を作成
し、図形30、31を上下反転させて白黒テレビ12a
に高輝度で表示させ、図形32、33を上下左右を反転
させて白黒テレビ12bに高輝度で表示させる。ここ
で、図形32、33が上下だけでなく、左右をも反転し
た鏡像で表示する必要がある理由は、観察者がハーフミ
ラー18によって反射した像を観察する事になるためで
あり、当然液晶ディスプレイ10bに表示される左目用
画像も鏡像としなければならない。
【0038】以上説明した本装置の動作により、図5に
おける液晶ディスプレイ10aに表示された右眼用のス
テレオ画像は、観察者16および17の右眼だけにとり
裏面より照明されて観察可能となり、液晶ディスプレイ
10bに表示された左眼用のステレオ画像は、観察者1
6および17の左眼だけにとり裏面より照明されて観察
可能となり、これら左右のステレオ画像はハーフミラー
18により合成され、連続的に観察できるため、観察者
16および17は一対のステレオ画像を同時に観察で
き、共に立体視が可能となり、時分割表示によるちらつ
きも発生しない。また観察者16および17が移動して
も、CCDカメラ14にて撮影可能な範囲内に該観察者
がいる限り立体視ができることになる。
【0039】以上について、ここでは前記右目用画像が
液晶ディスプレイ10aに表示される場合について説明
したが、左右の条件をすべて入れ替えても同様の効果が
得られることは言うまでもない。
【0040】なお、前記実施例においては、空間変調素
子として透過型の液晶ディスプレイを用いたが、空間変
調素子は光透過性を有し、ステレオ画像を表示できるも
のであればよく、例えば画像を記録したフィルムであっ
てもよい。
【0041】(実施例3)図6は、本発明の実施例3に
おける、立体画像表示装置の内視鏡への応用構成を示し
たもので、50a、50bは被写体を撮影するための対
物レンズ、51a、51bは前記撮影された画像を導く
ための光学系が内蔵された鏡筒であり、観察者の眼の輻
輳角に相当する角度をもたせて設置されている。52
a、52bはCCDカメラ、53は本発明請求項1の実
施例にとして記載し図5により説明した立体画像表示装
置である。
【0042】以上のように構成された内視鏡装置の動作
を説明する。対物レンズ50a、50bにより撮像され
た2つの被写体の画像は、立体視用に輻輳角を備えた鏡
筒51a、51bによりそれぞれ右眼用、左眼用の画像
としてCCDカメラ52a、52bに結像され、立体内
視鏡として機能する。前記結像された2つの画像は、立
体画像表示装置53のそれぞれ液晶ディスプレイ10
a、10bに入力されて一対のステレオ画像として表示
され、本発明の実施例2において説明した立体画像表示
装置53の機能により、多数の観察者により前記内視鏡
で撮像された画像の立体視が可能となる。
【0043】なお、本発明における撮像素子52a、5
2bは、対物レンズ50a、50bに隣接して配置し、
撮影した観察部の像をこの撮像素子で電気信号に変換し
てから鏡筒51a、51b内を導くことにより、鏡筒の
形状を任意に選ぶことができ、本発明の目的に対しより
効果的な構成とすることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、一対のステレオ画像を用いる立体画像表示装置にお
いて、左右の振り分け機能を有する眼鏡を必要とせず、
多数の観察者が同時にしかも前記観察者が移動しても同
一の条件で立体視が可能であり、しかも観察者の実際の
顔画像ではなく、左右の顔半面に近似する図形を画像処
理装置によって出力する事により、左右逆側の顔画像が
観察者像表示装置にわずかに薄く表示されてしまうこと
によりクロストークが発生するのを防止することがで
き、必要な照明の輝度の確保も確実なものとなる。
【0045】また、左右の画像を時分割で表示すること
により、部品点数の少ない装置を得ることができる。
【0046】また、左右の画像をそれぞれ独立した表示
とし、これらをハーフミラーを用いて合成することによ
り、連続的でちらつきの無い画像の得られる装置が実現
できるため、立体画像表示装置および立体内視鏡装置の
実用化並びに用途拡大に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における立体画像表示装置の
構成図である。
【図2】本発明の実施例1における立体画像表示装置の
動作説明図である。
【図3】本発明の実施例1における立体画像表示装置の
動作説明図である。
【図4】本発明の実施例1における立体画像表示装置の
動作説明図である。
【図5】本発明の実施例2における立体画像表示装置の
構成図である。
【図6】本発明の実施例3における立体画像表示装置の
構成図である。
【図7】従来の第一の例における立体画像表示装置の構
成図である。
【図8】従来の第二の例における立体画像表示装置の構
成図である。
【符号の説明】
10、10a、10b 透過型液晶ディスプレイ 11、11a、11b レンズ 12、12a、12b 白黒CRT 13 画像処理装置 14 CCDカメラ 15 同期回路 16、17 観察者 18 ハーフミラー 50a、50b 対物レンズ 51a、51b 鏡筒 52a、52b CCDカメラ 53 立体画像表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステレオ画像を表示するための光透過性
    を有する空間変調素子と、前記空間変調素子を裏面より
    照明するための観察者像表示装置と、前記空間変調素子
    と前記観察者像表示装置の間に位置し、前記観察者像表
    示装置の表示部分を拡大するためのレンズと、観察者を
    撮影するための撮影装置と、撮影した画像の信号処理を
    行う画像処理装置を備え、該画像処理装置は前記撮影装
    置で撮影した観察者像における顔面部の輪郭および/又
    は重心を検出し、前記輪郭および/又は重心を基準とし
    て右顔半面および左顔半面に近似する図形を作成し、前
    記観察者像表示装置に表示させることにより、前記図形
    を前記空間変調素子の裏面からの照明として用いること
    を特徴とする立体画像表示装置。
JP5304384A 1993-11-19 1993-12-03 立体画像表示装置 Pending JPH07159724A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008153805A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Kyushu Univ 立体映像表示装置及び2次元画像の立体映像化方法

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