JPH071580Y2 - ホースクリップ - Google Patents
ホースクリップInfo
- Publication number
- JPH071580Y2 JPH071580Y2 JP1989001043U JP104389U JPH071580Y2 JP H071580 Y2 JPH071580 Y2 JP H071580Y2 JP 1989001043 U JP1989001043 U JP 1989001043U JP 104389 U JP104389 U JP 104389U JP H071580 Y2 JPH071580 Y2 JP H071580Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tightening ring
- engaging
- engaging portion
- tightening
- hose
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、配管等に嵌められた可撓性ホースを締付ける
場合に用いられるホースクリップ、特に、弾性縮径力に
よりホースを締付け得る板ばね製締付環の両端部に、互
に係合して締付環を拡径状態に保持する第1および第2
係合部をそれぞれ径方向外方に突設し、前記締付環はそ
れの縮径時に、前記第1係合部に連なる一端部を、前記
第2係合部に連なる他端部に形成した円周方向溝に進入
させるようにしたホースクリップの改良に関する。
場合に用いられるホースクリップ、特に、弾性縮径力に
よりホースを締付け得る板ばね製締付環の両端部に、互
に係合して締付環を拡径状態に保持する第1および第2
係合部をそれぞれ径方向外方に突設し、前記締付環はそ
れの縮径時に、前記第1係合部に連なる一端部を、前記
第2係合部に連なる他端部に形成した円周方向溝に進入
させるようにしたホースクリップの改良に関する。
(2)従来の技術 従来、この種ホースクリップとして、特開昭57−103920
号公報に開示されたものが公知である。
号公報に開示されたものが公知である。
(3)考案が解決しようとする課題 しかしながら、前記ホースクリップにおいては、その拡
径状態を保持するために、第1係合部と、円周方向溝の
開口端に在って半径方向外方へ突出する第2係合部と突
合わせているので、第1または第2係合部の存する端部
に締付環母線方向への衝撃力が作用すると、両係合部が
外れ易いという問題がある。
径状態を保持するために、第1係合部と、円周方向溝の
開口端に在って半径方向外方へ突出する第2係合部と突
合わせているので、第1または第2係合部の存する端部
に締付環母線方向への衝撃力が作用すると、両係合部が
外れ易いという問題がある。
本考案は前記に鑑み、締付環の拡径状態を安定して保持
し得るようにした前記ホースクリップを提供することを
目的とする。
し得るようにした前記ホースクリップを提供することを
目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、弾性縮径力により
ホースを締付け得る板ばね製締付環の両端部に、互に係
合して前記締付環を拡径状態に保持する第1および第2
係合部をそれぞれ径方向外方に突設し、前記締付環はそ
れの縮径時に、前記第1係合部に連なる一端部を、前記
第2係合部に連なる他端部に形成した円周方向溝に進入
させるようにしたホースクリップにおいて、前記第1係
合部に係合孔を穿設し、前記第1係合部に連なる締付環
一端部を前記円周方向溝に進入させた状態を前記弾性縮
径力に抗して保持するように、前記係合孔に嵌入係止さ
れる係止爪部を先端に有して前記第1係合部の外端縁を
覆う係止片を前記第2係合部にその一部を切り起こして
折り曲げることにより形成したことを特徴とする。
ホースを締付け得る板ばね製締付環の両端部に、互に係
合して前記締付環を拡径状態に保持する第1および第2
係合部をそれぞれ径方向外方に突設し、前記締付環はそ
れの縮径時に、前記第1係合部に連なる一端部を、前記
第2係合部に連なる他端部に形成した円周方向溝に進入
させるようにしたホースクリップにおいて、前記第1係
合部に係合孔を穿設し、前記第1係合部に連なる締付環
一端部を前記円周方向溝に進入させた状態を前記弾性縮
径力に抗して保持するように、前記係合孔に嵌入係止さ
れる係止爪部を先端に有して前記第1係合部の外端縁を
覆う係止片を前記第2係合部にその一部を切り起こして
折り曲げることにより形成したことを特徴とする。
(2)作用 上記構成によれば、第2係合部に一体化した係止片先端
の係止爪部を第1係合部の係合孔に嵌入係止させること
により、第1係合部に連なる締付環一端部を締付環他端
部側の円周方向溝に進入させた状態を該締付環の弾性縮
径力に抗して保持することができ、その際に特に締付環
の弾性拡径力を、上記係止爪部の係合孔への係止深さを
深める方向の力として利用することができる。このた
め、締付環一端部を締付環他端部側の円周方向溝に進入
した状態を確実に保持することができるから、それら係
合部等に締付環母線方向への衝撃力が作用しても、第1
及び第2係合部間の離脱を確実に防止する。
の係止爪部を第1係合部の係合孔に嵌入係止させること
により、第1係合部に連なる締付環一端部を締付環他端
部側の円周方向溝に進入させた状態を該締付環の弾性縮
径力に抗して保持することができ、その際に特に締付環
の弾性拡径力を、上記係止爪部の係合孔への係止深さを
深める方向の力として利用することができる。このた
め、締付環一端部を締付環他端部側の円周方向溝に進入
した状態を確実に保持することができるから、それら係
合部等に締付環母線方向への衝撃力が作用しても、第1
及び第2係合部間の離脱を確実に防止する。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する
と、先ず、第1,第2図においてホースクリップC1は、弾
性縮径力によりホースを締付け得る板ばね製締付環1の
両端部に、互に係合して締付環1を拡径状態に保持する
ための第1,第2係合部21,22がそれぞれ一体に突設され
る。締付環1の、第2係合部22に連なる他端部には円周
方向溝3が形成されており、締付環1の縮径時には、該
締付環1の第1係合部21に連なる一端部を前記溝3に滑
込ませるようになっている。
と、先ず、第1,第2図においてホースクリップC1は、弾
性縮径力によりホースを締付け得る板ばね製締付環1の
両端部に、互に係合して締付環1を拡径状態に保持する
ための第1,第2係合部21,22がそれぞれ一体に突設され
る。締付環1の、第2係合部22に連なる他端部には円周
方向溝3が形成されており、締付環1の縮径時には、該
締付環1の第1係合部21に連なる一端部を前記溝3に滑
込ませるようになっている。
第1係合部21は締付環1の一端部末端より半径方向外方
へ延びる突出片より構成され、その先部にはホースの長
さ方向に沿って延びる細長い係合孔24が穿設される。
へ延びる突出片より構成され、その先部にはホースの長
さ方向に沿って延びる細長い係合孔24が穿設される。
一方、第2係合部22は、円周方向溝3を画成する一対の
帯状部1a末端より半径方向外方へ延びる一対の突出片2
0,20と、両突出片20,20間を連結する連結片21と、連結
片21の半径方向内側縁から円周方向溝3に沿うように折
曲がって第1係合部21の外端縁を覆う係止片22と、その
係止片22の先端から鋭角で折れ曲がる係止爪部23とより
構成され、前記係止爪部23付きの係止片22は、第2係合
部22にその一部を切り起こして折り曲げることにより一
体に形成されるものである。
帯状部1a末端より半径方向外方へ延びる一対の突出片2
0,20と、両突出片20,20間を連結する連結片21と、連結
片21の半径方向内側縁から円周方向溝3に沿うように折
曲がって第1係合部21の外端縁を覆う係止片22と、その
係止片22の先端から鋭角で折れ曲がる係止爪部23とより
構成され、前記係止爪部23付きの係止片22は、第2係合
部22にその一部を切り起こして折り曲げることにより一
体に形成されるものである。
締付環1は、その拡径状態では、第1係合部21に連なる
一端部を円周方向溝3に予め進入させた状態で第1係合
部21の係合孔24に、第2係合部22の係止爪部23を嵌入係
止させることができる。
一端部を円周方向溝3に予め進入させた状態で第1係合
部21の係合孔24に、第2係合部22の係止爪部23を嵌入係
止させることができる。
ホース締付作業前において、締付環1は適当な工具を用
いて拡径され、第1係合部21に連なる一端部を円周方向
溝3に予め進入させた状態で第1係合部21の係合孔24に
第2係合部22の係止爪部23を係合させておく。
いて拡径され、第1係合部21に連なる一端部を円周方向
溝3に予め進入させた状態で第1係合部21の係合孔24に
第2係合部22の係止爪部23を係合させておく。
このように構成すると、締付環1の上記一端部をその他
端部側の円周方向溝3に進入させた状態を該締付環1の
弾性縮径力に抗して保持することができる、その際に特
に締付環1の弾性拡径力を、上記係止爪部23の係合孔24
への係止深さを深める方向の力として利用できるように
したので、締付環1一端部を円周方向溝3に進入した状
態を確実に保持することができ、従ってそれら係合部
21,22等に締付環1母線方向への衝撃力が作用しても、
第1及び第2係合部21,22間の離脱を確実に防止して締
付環1の拡径状態を極めて安定よく保持することができ
る。
端部側の円周方向溝3に進入させた状態を該締付環1の
弾性縮径力に抗して保持することができる、その際に特
に締付環1の弾性拡径力を、上記係止爪部23の係合孔24
への係止深さを深める方向の力として利用できるように
したので、締付環1一端部を円周方向溝3に進入した状
態を確実に保持することができ、従ってそれら係合部
21,22等に締付環1母線方向への衝撃力が作用しても、
第1及び第2係合部21,22間の離脱を確実に防止して締
付環1の拡径状態を極めて安定よく保持することができ
る。
ホース締付作業を行う場合には、第3図鎖線示のように
締付環1をゴム等よりなる可撓性ホース7に遊挿し、そ
のホース7を配管8に嵌合する。次いで第2係合部22の
係止爪部23をドライバ等の工具によりこじって該爪部23
と係合孔24とを離脱すると、第3図実線示のように締付
環1は、その第1係合部21に連なる一端部が円周方向溝
3に滑込んで縮径し、その弾性縮径力により可撓性ホー
ス7が締付けられる。
締付環1をゴム等よりなる可撓性ホース7に遊挿し、そ
のホース7を配管8に嵌合する。次いで第2係合部22の
係止爪部23をドライバ等の工具によりこじって該爪部23
と係合孔24とを離脱すると、第3図実線示のように締付
環1は、その第1係合部21に連なる一端部が円周方向溝
3に滑込んで縮径し、その弾性縮径力により可撓性ホー
ス7が締付けられる。
ホースクリップC1の締付位置を調整する場合および可撓
性ホース7を配管8より取外す場合には、第1係合部21
と第2係合部22を工具係合部として用い、それらをプラ
イヤ等の工具により挟み付けて締付環1を拡径する。
性ホース7を配管8より取外す場合には、第1係合部21
と第2係合部22を工具係合部として用い、それらをプラ
イヤ等の工具により挟み付けて締付環1を拡径する。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、第2係合部に一体化した
係止片先端の係止爪部を第1係合部の係合孔に嵌入係止
させることにより、第1係合部に連なる締付環一端部を
締付環他端部側の円周方向溝に進入させた状態を該締付
環の弾性縮径力に抗して保持することができ、その際に
特に締付環の弾性拡径力を、上記係止爪部の係合孔への
係止深さを深める方向の力として作用できるようにした
ので、締付環一端部を締付環他端部側の円周方向溝に進
入した状態を確実に保持することができ、従ってそれら
係合部等に締付環母線方向への衝撃力が作用しても、第
1及び第2係合部間の離脱を確実に防止して締付環の拡
径状態を極めて安定よく保持することができる。
係止片先端の係止爪部を第1係合部の係合孔に嵌入係止
させることにより、第1係合部に連なる締付環一端部を
締付環他端部側の円周方向溝に進入させた状態を該締付
環の弾性縮径力に抗して保持することができ、その際に
特に締付環の弾性拡径力を、上記係止爪部の係合孔への
係止深さを深める方向の力として作用できるようにした
ので、締付環一端部を締付環他端部側の円周方向溝に進
入した状態を確実に保持することができ、従ってそれら
係合部等に締付環母線方向への衝撃力が作用しても、第
1及び第2係合部間の離脱を確実に防止して締付環の拡
径状態を極めて安定よく保持することができる。
しかも上記係止爪付きの係止片を第2係合部にその一部
を切り起こして折り曲げることにより一体化するように
したので、該係止爪付きの係止片を部品点数を特別に増
やすことなく簡単且つ低コストで得ることができる。
を切り起こして折り曲げることにより一体化するように
したので、該係止爪付きの係止片を部品点数を特別に増
やすことなく簡単且つ低コストで得ることができる。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はホースクリッ
プの拡径状態を示す正面図、第2図はその拡大斜視図、
第3図はホースの締付状態を示す、第1図に対応した断
面図である。 C…ホースクリップ、1…締付環、21,22…第1,第2係
合部、3…円周方向溝、7…可撓性ホース、22…係止
片、23…係止爪部、24…係合孔
プの拡径状態を示す正面図、第2図はその拡大斜視図、
第3図はホースの締付状態を示す、第1図に対応した断
面図である。 C…ホースクリップ、1…締付環、21,22…第1,第2係
合部、3…円周方向溝、7…可撓性ホース、22…係止
片、23…係止爪部、24…係合孔
Claims (1)
- 【請求項1】弾性縮径力によりホース(7)を締付け得
る板ばね製締付環(1)の両端部に、互に係合して前記
締付環(1)を拡径状態に保持する第1および第2係合
部(21,22)をそれぞれ径方向外方に突設し、前記締付
環(1)はそれの縮径時に、前記第1係合部(21)に連
なる一端部を、前記第2係合部(22)に連なる他端部に
形成した円周方向溝(3)に進入させるようにしたホー
スクリップにおいて、 前記第1係合部(21)に係合孔(24)を穿設し、前記第
1係合部(21)に連なる締付環(1)一端部を前記円周
方向溝(3)に進入させた状態を前記弾性縮径力に抗し
て保持するように、前記係合孔(24)に嵌入係止される
係止爪部(23)を先端に有して前記第1係合部(21)の
外端縁を覆う係止片(22)を前記第2係合部(22)にそ
の一部を切り起こして折り曲げることにより形成したこ
とを特徴とする、ホースクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989001043U JPH071580Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1989-01-09 | ホースクリップ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1842788 | 1988-01-28 | ||
JP63-18427 | 1988-01-28 | ||
JP1989001043U JPH071580Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1989-01-09 | ホースクリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01171990U JPH01171990U (ja) | 1989-12-06 |
JPH071580Y2 true JPH071580Y2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=31497314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989001043U Expired - Lifetime JPH071580Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1989-01-09 | ホースクリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071580Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0618113Y2 (ja) * | 1989-06-26 | 1994-05-11 | 加藤発条株式会社 | ホースクランプ |
JP2560663Y2 (ja) * | 1991-05-13 | 1998-01-26 | 株式会社東郷製作所 | ホースクリップ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0616202Y2 (ja) * | 1987-08-12 | 1994-04-27 | 株式会社東郷製作所 | ホ−ス締付用クリップ |
-
1989
- 1989-01-09 JP JP1989001043U patent/JPH071580Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01171990U (ja) | 1989-12-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |