JP2591296Y2 - ホースクリップ - Google Patents

ホースクリップ

Info

Publication number
JP2591296Y2
JP2591296Y2 JP1993016925U JP1692593U JP2591296Y2 JP 2591296 Y2 JP2591296 Y2 JP 2591296Y2 JP 1993016925 U JP1993016925 U JP 1993016925U JP 1692593 U JP1692593 U JP 1692593U JP 2591296 Y2 JP2591296 Y2 JP 2591296Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knob
hose clip
piece
hose
knob piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993016925U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0669581U (ja
Inventor
玲 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Togo Seisakusho Corp filed Critical Togo Seisakusho Corp
Priority to JP1993016925U priority Critical patent/JP2591296Y2/ja
Priority to GB9307189A priority patent/GB2266120B/en
Priority to GB9514689A priority patent/GB2289310B/en
Priority to DE4311734A priority patent/DE4311734C2/de
Priority to US08/044,774 priority patent/US5414905A/en
Publication of JPH0669581U publication Critical patent/JPH0669581U/ja
Priority to US08/398,423 priority patent/US5542155A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2591296Y2 publication Critical patent/JP2591296Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ホルダーを用いるこ
となく拡径状態を保持することができる、いわゆるホル
ダーレスタイプのホースクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自らのばね力を利用してホー
スを緊締するようにしたホースクリップでは、現場作業
を考慮して予め拡径状態に保持して搬入できるようにし
たものが一般的である。拡径状態を保持する形式として
は、拡径状態にあるホースクリップの両端をホルダーと
呼ばれるU字形状の部材によって跨がせて保持するホル
ダー式が知られている。この形式は簡易に拡径状態を保
持するものとして広く使用されてきたが、拡径解除のた
めに、強制的にホルダーを引き抜こうとすると、ホルダ
ーがホースクリップ自体のばね力によってはじき飛ばさ
れることがあり、作業現場周りに飛散する等の問題があ
った。
【0003】そこで、最近ではホルダーの使用を廃しホ
ースクリップ自体に拡径状態の保持機能を形成したホル
ダーレスの形式のものが増えてきている。その一例とし
て、実開平3ー86277号公報のものがある。
【0004】ここに開示されているものは、ホースクリ
ップの一端側にブリッジ部を起立形成し、他端側にはこ
のブリッジ部に挿通される操作端部と係止爪を共に起立
形成し、係止爪をブリッジ部に係合させることでホース
クリップの拡径状態を保持するようにしたものである。
その解除を行う場合には、ブリッジ部と操作端部を指で
把持して軸方向へずらすことで行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ものには次のような解決すべき課題があった。すなわ
ち、ホースに交換の必要が生じた場合には、ホースクリ
ップを拡径変形させてホースに対する緊締を解除しなけ
ればならない。このときには、ブリッジ部と操作端部と
を把持して接近させることになるが、拡径状態の保持の
ためにはさらに係止爪をブリッジ部に係合させねばなら
ない。つまり、この間の操作としてはホースクリップの
周方向に沿ったつまみ操作と、軸方向への変位操作が必
要となるが、両操作は相互に直交する方向であるため、
操作がきわめてしずらい。特に、作業者の手作業によっ
てはつまみ操作をなし得ない程にばね力の強いホースク
リップでは、専用工具によらねばならず、このような方
向の異なる操作を可能とするものは構造の複雑化が予想
され、作製が困難である。また、上記した操作によっ
て、ホースクリップに変形を生じさせ、操作端部とブリ
ッジ部との間が位置ずれする虞があった。
【0006】また、上記公報のものはブリッジ部、操作
端部共に複雑な形状であるため、加工がきわめて困難で
ある、という製造上の問題点もある。
【0007】本考案は上記した事情に鑑みて開発工夫さ
れたものであり、その目的とするところは、縮径状態か
ら拡径状態への操作が容易であり、かつ簡易に製造でき
るホースクリップを提供することである。
【0008】上記の目的を達成するための本考案の構成
は、板ばね材を円環状に折り曲げてなり、自由状態に縮
径したときにはホース等をクランプ可能であり、またそ
の一端側には径方向へアーチ状に起立した第1つまみ片
が形成され、他端側には第1つまみ片のアーチ部分を通
過した後、径方向へ起立して第1つまみ片に対向可能な
第2つまみ片が形成されてなるホースクリップにおい
て、ホースクリップを拡径状態に保持するために、第
1,第2のつまみ片のうちのいずれか一方のつまみ片の
側縁からは、その先端部に仮止め爪を有する突片が他方
のつまみ片に向けて延出されるとともに、この仮止め爪
にはホースクリップの軸方向に向けて円弧状に湾曲する
案内面が形成され、前記両つまみ片が相互に接近する方
向に操作されたときにこの案内面が前記他方のつまみ片
と摺接して前記両つまみ片全体をホースクリップの軸方
向へ相対的に変位させて、前記仮止め爪と前記他方のつ
まみ片側との係合動作を案内可能としていることを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】両つまみ片を接近させると、一方のつまみ片に
形成された仮止め爪と他方のつまみ片側とが係合し、ホ
ースクリップが拡径状態に保持される。この場合、仮止
め爪の案内面が両つまみ片をホースクリップの軸方向へ
相対変位させて係合動作が行われる。逆に、この係合状
態を解除すればホースクリップは自らのばね力によって
ホースクリップは縮径状態に移行する。
【0010】
【考案の効果】本考案の効果は次のようである。ホース
クリップは単なるつまみ操作によって拡径状態となるた
め、操作性に優れる。したがって、ばね力の強いホース
クリップでも市販工具の使用が可能となる利点が得られ
る。また、つまみ片に対して仮止め爪と案内面とを形成
するだけの簡易な構成を付加するだけでよいため、製造
上の利便もある。
【0011】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。図1〜図4はそれぞれ本考案
の第1実施例を示すものである。図1はホースHを緊締
した状態にあるホースクリップ1の全体を示すものであ
る。ホースクリップ1は帯状の板ばね材を円環状に折り
曲げ加工したものであり、その周面には三角窓2が2箇
所に開口しており、ホースHの全周に均一なクランプ力
を作用できるようにしている。
【0012】ホースクリップ1の一端側は所定長さ範囲
にわたって溝部3が開口されており、またこの側の端部
は溝部3の一部を含めて径方向へ起立され、これによっ
てアーチ状の第1つまみ片4が形成されている。この第
1つまみ片4の一方の側片には内向きにかつほぼ水平に
係止片5が突出形成されている。また、係止片5は弧状
に屈曲しており、拡径操作時に第2つまみ片6の仮止め
爪9と擦れ合う面はガイド面7となる。
【0013】ホースクリップ1の他端側は前記溝部3が
開口している範囲とほぼ同じ長さ範囲にわたって先細り
状の幅狭の部分が形成されており、その先端側は第1つ
まみ片4をくぐり抜け、溝部3の両側縁に対して所要の
隙間を保有してかつほぼ同一の曲率をもって入り込んで
いる。そして、この幅狭部分の先端部は径方向へ起立し
て第1つまみ片4と対向する第2つまみ片6となってお
り、第1つまみ片4とほぼ同じ高さをもって対向する。
また、第2つまみ片6における先端部の一方の側縁から
は突片8が一体に張り出し形成されている。この突片8
は第1つまみ片4へ向けてほぼ直角方向へ延出した後、
先端側の下半分は切り起こしによって仮止め爪9が形成
されている。この仮止め爪9は前記係止片5とほぼ同幅
をもって形成されるとともに、その側面は滑らかな弧面
をなしてガイド面10となっており、両つまみ片4,6
をつまみ操作して接近させたときには係止片5側のガイ
ド面7と摺接することで、両つまみ片4,6を相対的に
ホースクリップ1の軸方向へ相対移動させるように押し
合い、これによって係止片5と仮止め爪9との係合を可
能にしている。
【0014】上記のように構成された本例のホースクリ
ップ1は拡径状態でホースHの接続現場へ搬入される。
接続作業現場においては、拡径状態にあるホースクリッ
プ1をホースHの口部に差し込んでおき、このまま接続
相手となるパイプ(図示しない)へ嵌め込む。そして、
図5に示すように、プライヤー等の工具のうち一方の刃
の部分を第1つまみ片4の側縁部に当てがい、他方の刃
の部分を第2つまみ片6の先端部にそれぞれ当てがって
強く握る。すると、両つまみ片4,6は強制的にホース
クリップ1の軸方向へ相対移動するため、仮止め爪9と
係止片5との係合が解除される。かくして、ホースクリ
ップ1は自らのばね力により縮径状態となり、ホースク
リップ1の緊締が自動的に行われる。
【0015】一方、ホースHに交換等の必要が生じた場
合には、図2に示すように、両つまみ片4,6のそれぞ
れの先端部を工具Tでつまんで握ると、両つまみ片4,
6は相互に接近して係止片5および仮止め爪9の両ガイ
ド面7,10がそれぞれ摺接し合う。このときに両ガイ
ド面7,10に作用する押し合い方向の外力によって第
2つまみ片6は図2の矢印方向へ相対変位する(ホース
クリップ1の軸心方向に沿う方向)。そして、係止片5
が仮止め爪9を通過すると、第2つまみ片6全体が復帰
する結果、係止片5と仮止め爪9とが係合する。かくし
て、ホースクリップ1が再度拡径状態に保持されるた
め、新たに取り替えられたホースHに対しても直ちに嵌
め込みを行うことが可能となる。
【0016】以上のように、本例によればホースクリッ
プ1を再度拡径状態に保持する場合において、両つまみ
片4,6を単につまみ操作すれば係止片5と仮止め爪9
との係合動作が自動的に案内されるため操作性に優れ、
ホースHの補修・交換作業の迅速化が図られる。また、
拡径状態の解除・保持のための操作の間において両つま
み片4,6は軸方向の変形だけで、径方向(高さ方向)
への変形を伴わないため、ホースクリップの形状保持の
機能において優れ、またホースクリップ1の周辺にスペ
ースの余裕のないような場合に有効である。さらに、仮
止め手段がきわめて簡素な構成であるため、ホースクリ
ップ1の製造効率の向上も期待できる。
【0017】図6は本考案の第2実施例を示すものであ
り、第2実施例では第1つまみ片4側に突片8を形成し
第2つまみ片6の側縁に直接係止するようにしたもので
ある。このようにすれば、より一層構成の簡素化が図れ
る。しかし、この場合においても円滑に拡径状態の保持
・解除を行おうとすれば、第2つまみ片6にガイド面を
形成した係止片を張り出すようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホースの緊締状態を示す斜視図
【図2】拡径操作時の要部を示す斜視図
【図3】係合動作を示す平断面図
【図4】拡径状態の要部を示す斜視図
【図5】解除操作を示す斜視図
【図6】第2実施例のホースクリップ1を示す斜視図
【符号の説明】
1…ホースクリップ 4…第1つまみ片 5…係止片 6…第2つまみ片 9…仮止め爪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板ばね材を円環状に折り曲げてなり、自
    由状態に縮径したときにはホース等をクランプ可能であ
    り、またその一端側には径方向へアーチ状に起立した第
    1つまみ片が形成され、他端側には第1つまみ片のアー
    チ部分を通過した後、径方向へ起立して第1つまみ片に
    対向可能な第2つまみ片が形成されてなるホースクリッ
    プにおいて、 ホースクリップを拡径状態に保持するために、第1,第
    2のつまみ片のうちのいずれか一方のつまみ片の側縁か
    らは、その先端部に仮止め爪を有する突片が他方のつま
    み片に向けて延出されるとともに、 この仮止め爪にはホースクリップの軸方向に向けて円弧
    状に湾曲する案内面が形成され、前記両つまみ片が相互
    に接近する方向に操作されたときにこの案内面が前記他
    方のつまみ片と摺接して前記両つまみ片全体をホースク
    リップの軸方向へ相対的に変位させて、前記仮止め爪と
    前記他方のつまみ片側との係合動作を案内可能としてい
    ることを特徴とするホースクリップ。
JP1993016925U 1992-04-13 1993-03-12 ホースクリップ Expired - Lifetime JP2591296Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993016925U JP2591296Y2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 ホースクリップ
GB9307189A GB2266120B (en) 1992-04-13 1993-04-06 Hose clip
GB9514689A GB2289310B (en) 1992-04-13 1993-04-06 Hose clip
DE4311734A DE4311734C2 (de) 1992-04-13 1993-04-08 Schlauchklemme
US08/044,774 US5414905A (en) 1992-04-13 1993-04-12 Hose clip
US08/398,423 US5542155A (en) 1992-04-13 1995-03-01 Spread diameter locking mechanism for a spring biased hose clip

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993016925U JP2591296Y2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 ホースクリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0669581U JPH0669581U (ja) 1994-09-30
JP2591296Y2 true JP2591296Y2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=11929709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993016925U Expired - Lifetime JP2591296Y2 (ja) 1992-04-13 1993-03-12 ホースクリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591296Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4167243B2 (ja) * 2005-04-25 2008-10-15 株式会社パイオラックス ホースクランプ
JP2007040379A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Togo Seisakusho Corp クリップ
JP4833279B2 (ja) * 2006-03-17 2011-12-07 株式会社パイオラックス ホースクランプ
JP4963135B2 (ja) * 2011-03-01 2012-06-27 株式会社パイオラックス ホースクランプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0669581U (ja) 1994-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1050705B1 (en) Hose clip
WO2007108155A1 (ja) ホースクランプ
US5864926A (en) Spring band clamp
JP2585357Y2 (ja) ホースクリップ
US6192555B1 (en) Hose clip of the self-holding type
JP3665238B2 (ja) ホースクランプ
US8695172B2 (en) Hose clamp
JP2591296Y2 (ja) ホースクリップ
US5979020A (en) Hose clip and releasing bar tool therefor
JP2586572Y2 (ja) コルゲートチューブ用治具
JPH0231671Y2 (ja)
JPH1061855A (ja) ホースクリップ
JP2003090474A (ja) ホースクランプ
JP2006038092A (ja) ホースクランプ
JP4296882B2 (ja) ホースクランプ
JP2560663Y2 (ja) ホースクリップ
JP3246425B2 (ja) バンドクリップ取付装置
JP2570721Y2 (ja) ホースクリップ
JPH0592592U (ja) ホースクリップ
JPH07243411A (ja) ホースクリップ
JPH0728470Y2 (ja) ホースクランプ
JP2571360Y2 (ja) ホースクリップ
CN112513507B (zh) 软管夹
JP2017185608A (ja) ホースクランプの解放工具
JP2869880B2 (ja) ホースクランプの仮止め解除用工具

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981208