JPH0715789Y2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JPH0715789Y2
JPH0715789Y2 JP9306888U JP9306888U JPH0715789Y2 JP H0715789 Y2 JPH0715789 Y2 JP H0715789Y2 JP 9306888 U JP9306888 U JP 9306888U JP 9306888 U JP9306888 U JP 9306888U JP H0715789 Y2 JPH0715789 Y2 JP H0715789Y2
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JP
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hud
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JP9306888U
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正 飯野
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)と呼ば
れ、車両のダッシュボード内に支持機構を介してプロジ
ェクター本体を取付けて成るHUD用プロジェクターから
ウインドシールにプロジェクター本体内の表示器の表示
像を投影し、ウインドシールによる反射像を運転者に視
認させるようにした車両用表示装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来この種の装置として、第5図に示すように運転席の
正面のダッシュボード1の下部にHUD用プロジェクター
2を取付け、該HUDプロジェクター2からの投影光3を
ウインドシール4の内面で反射させ、運転者5の正面位
置に表示像を形成すると共に、HUD用プロジェクター2
からの投影光の方向を図示のように垂直平面内で移動す
ることにより、表示像の位置を運転者5の体格等に合わ
せて正面位置で上下に移動できるようにしたものがあっ
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来の装置では、表示を上下方向に移動できる
ため、体格の個人差により視線位置が変わったとき、表
示位置を上下に移動することによって各人に合った位置
に表示を行わせることができるが、表示位置を左右に移
動することができないため、運転姿勢に特徴があり、運
転時身体を右或いは左にずらせて運転を行う運転者の場
合、表示像の全てを完全に視認することができなくなる
いう問題もあった。
よって本考案は、運転者の体格だけでなく、運転者の運
転姿勢に応じて表示位置を変えることができるようにし
た車両用表示装置を提供することを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本考案により成された車両用表
示装置は、車両のダッシュボード内に支持機構を介して
プロジェクター本体を取付けて成るHUD用プロジェクタ
ーからウインドシールに前記プロジェクター本体内の表
示器の表示像を投影し、前記ウインドシールによる反射
像を運転者に視認させるようにしたものにおいて、前記
支持機構が、前記プロジェクター本体を該プロジェクタ
ー本体の投影光軸と交差する第1の軸について回動自在
に支持する前記第1の軸と直交する第2の軸について回
動自在の支持枠からなり、前記第1及び第2の軸の一方
を車両の進行方向に、他方を前記進行方向と直交する車
両の左右方向にそれぞれ一致させて前記HUD用プロジェ
クターを取付けたことを特徴とする。
本考案による車両用表示装置はまた、前記HUDプロジェ
クターを車両の運転席と助手席との間のダッシュボード
内に取付けて前記プロジェクター本体内の表示器の表示
像をウインドシールに斜め方向から投影したことも特徴
とする。
〔作用〕
上記構成において、HUD用プロジェクターのプロジェク
ター本体を車両のダッシュボード内に取付けている支持
機構は、前記プロジェクター本体を該プロジェクター本
体の投影方向と交差する第1の軸について回動自在に支
持する前記第1の軸と直交する第2の軸について回動自
在の支持枠からなっており、かつ前記第1及び第2の軸
の一方を車両の進行方向に、他方を前記進行方向と直交
する車両の左右方向にそれぞれ一致させている。よっ
て、車両の進行方向に一致している軸について回動する
ことにより、プロジェクター本体の投影光軸の方向が左
右に、また車両の進行方向と直交する車両の左右方向に
一致している軸について回動することにより、プロジェ
クター本体の投影光軸の方向が上下方向にそれぞれ変え
ることができ、運転者の体格だけでなく運転姿勢に応じ
ても所望の表示位置を自在に表示を動かすことができ
る。
また、HUD用プロジェクターのプロジェクター本体を車
両の運転席と助手席との間のダッシュボード内に支持機
構を介して取付け、プロジェクター本体内の表示器の表
示像をウインドシールに斜め方向から投影しているた
め、運転席にいる運転者が視認することのできるウイン
ドシールによる反射像は運転者の斜め前方に形成される
ようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案による車両用表示装置の一実施例を示す
斜視図であり、図中第5図について上述したものと同一
の部分には同一の符号を付してある。
第1図において、HUD用プロジェクター2は運転席と助
手席との間のダッシュボード(図示せず)内に、投影方
向がウインドシール4の面に対して斜めになるように取
付けられている。このことにより、HUD用プロジェクタ
ー2は、そのプロジェクター本体内部の表示器(図示せ
ず)の表示像をウインドシール4に斜めに投影してウイ
ンドシール4の面で運転者5の目の位置に反射させる。
運転者5はウインドシール4から反射光を見ることによ
り、その表示像を運転者5の斜め前方に見ることにな
る。
HUD用プロジェクター2は、その表示像の位置を上下、
左右方向に移動することができるようにするため、その
投影光軸の方向zに交差する第1の方向xと、方向zに
交差しかつ方向xに直交する第2の方向yとについてプ
ロジェクター本体を回動自在に支持する第2図に示すよ
うな回動調整可能な支持機構を備える。
第2図において、21は長方体形状を成したプロジェクタ
ー本体であり、該プロジェクター本体21の長方形の開口
21aには、内部の図示しない表示器の表示像を投影する
ための光学レンズ21bが嵌め込まれている。22はプロジ
ェクター本体21を2方向に回動自在に支持する長方形状
の支持枠であり、該支持枠22はその長辺対向部22a、22b
の外端面に回転軸23a、23bが一直線上に整列されて固着
されている。回転軸23a及び23bは図示しない車両側の固
定部材に回転自在に軸支される。一方、プロジェクター
本体21の開口21aの短辺に沿った対向外壁21c及び21dに
は、回転軸23c及び23dが一直線上に整列されて固着され
ている。回転軸23c及び23dは上記支持枠22の短辺対向部
22c及び22dの内端面に回転自在に軸支されている。
上記回転軸23a及び23dには歯車23e及び23fがそれぞれ固
着され、これらの歯車23e及び23fには、モータ24a及び2
4bの回転軸のピニオン歯車がそれぞれ噛合されている。
モータ24a及び24bはモータ駆動回路25a及び25bによりそ
れぞれ駆動され、モータ駆動回路25a及び25bは、表示像
位置を左右方向及び上下方向にそれぞれ調節する調節ス
イッチ25a及び25bによりそれぞれ制御される。上記調節
スイッチ25a及び25bはダッシュボード1のインストルメ
ントパネルに設けられ得る。
第2図について上述したHUD用プロジェクター2は、回
転軸23a及び23bの軸線をx軸、回転軸23c及び23dの軸線
をy軸とすると、x軸が第3図に示すように車両の進行
方向に、y軸が第4図に示すように車両の進行方向に直
交する左右方向にそれぞれ一致するように、ダッシュボ
ード1内に支持枠22を介して取付けられる。
以上の構成において、HUD用プロジェクター2から投影
された表示像のウインドシール4での反射方向を左右方
向に移動したいときには、調節スイッチ26aを所望の左
方向或いは右方向に操作してオンし、モータ駆動回路25
aによりモータ24aを正回転或いは逆回転方向に駆動させ
る。このモータ24aの回転により、歯車23e及び該歯車23
eが固着されている回転軸23aを回転駆動し、支持枠22を
x軸について回動する。この支持枠22の回動により、回
転軸23c及び23dを介して支持枠22に支持されているプロ
ジェクター本体21もx軸について回動される。プロジェ
クター本体21がx軸について回動されると、HUD用プロ
ジェクター2により投影された表示像の反射点Pが第3
図に矢印で示すように所望の位置まで左右方向に移動さ
れる。
一方、ウインドシール4での反射方向を上下方向に移動
したいときには、調節スイッチ26bを所望の上方向或い
は下方向に操作してオンし、モータ駆動回路25bにより
モータ24bを所望の正回転或いは逆回転方向に駆動させ
る。このモータ24bの回転により、歯車23f及び該歯車23
fが固着されている回転軸23dを回転駆動し、支持枠22を
y軸について回動する。この支持枠22の回動により、プ
ロジェクター本体21もy軸について回動される。プロジ
ェクター本体21がy軸について回動されると、HUD用プ
ロジェクター2により投影された表示像の反射点Pが第
4図に矢印で示すよに所望の位置まで上下方向に移動さ
れる。
ところで、一般に、運転時の視線上に表示されたHUD用
プロジェクター2の表示像を運転者に視認させるように
した場合、運転者5は無意識のうちにその表示像に視線
を移動してしまう、所謂視点吸引現像が生じると言われ
ている。この現像は、単に視点が表示像の方向に頻繁に
吸引されるだけでなく、注視点、すなわち目の焦点も遠
方表示像に合わされ、運転者5の視野は更に狭い範囲と
なり、車両前方の事象、例えば直前車両のブレーキラン
プ、ウインカー等の表示、或いは交差点の信号、通行人
等の見落としを誘発することもあり得る。また、HUD用
プロジェクター2の表示は、その部分の前方視界を遮蔽
してしまう前方視界のマスキング現象が生じ、特に夜間
においてはこの現象は強調される。上述した種々の現象
は、車両の運転安全性をHUD用プロジェクター2による
表示によって損なう重要な問題となるが、上述した実施
例では、運転席にいる運転者が視認することのできるウ
インドシールによる反射像は運転者の斜め前方に形成さ
れるようになっているので、運転中の前方視界マスキン
グ現象及び視点吸引現象をなくすることができる。
なお、図示実施例では、調節スイッチは上下用及び左右
用に分けて設けられているが、1つのスイッチ摘みの操
作方向により4つの接点の1つをオンし、モータ24a及
び24bの一方を選択的に正逆転させて表示位置を所望の
位置に移動するようにしてもよい。
〔効果〕
以上説明したように本考案によれば、HUD用プロジェク
ターの投影光軸の方向を上下方向だけでなく左右方向に
も変えることができ、運転者が視認することのできる反
射像の位置、すなわち表示位置が上下左右に自在に移動
することができるので、運転者の体格や運転者運転姿勢
の個人差に対応して表示位置を最適位置に調節すること
ができる。
また、運転席にいる運転者が視認することのできるウイ
ンドシールによる反射像は運転者の斜め前方に形成され
るようになっているので、運転中の前方視界マスキング
現象及び視点吸引現象をなくすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による車両用表示装置の車両への取付け
状態の概略を示す斜視図、 第2図は第1図の車両用表示装置の一部分の詳細構成を
示す一部分破断した斜視図、 第3図及び第4図は本考案による車両用表示装置の表示
位置調整の仕方を説明するための上面図及び側断面図、 第5図は従来の車両用表示装置の一例を示す側断面図で
ある。 1…ダッシュボード、2…HUDプロジェクター、4…ウ
インドシール、5…運転者、21…プロジェクター本体、
22…支持枠、24a〜24d…回転軸、24a、24b…モータ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のダッシュボード内に支持機構を介し
    てプロジェクター本体を取付けて成るHUD用プロジェク
    ターからウインドシールに前記プロジェクター本体内の
    表示器の表示像を投影し、前記ウインドシールによる反
    射像を運転者に視認させるようにした車両用表示装置に
    おいて、 前記支持機構は、前記プロジェクター本体を該プロジェ
    クター本体の投影光軸と交差する第1の軸について回動
    自在に支持する前記第1の軸と直交する第2の軸につい
    て回動自在の支持枠からなり、 前記第1及び第2の軸の一方を車両の進行方向に、他方
    を前記進行方向と直交する車両の左右方向にそれぞれ一
    致させて前記HUD用プロジェクターを取付けた、 ことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】前記HUDプロジェクターを車両の運転席と
    助手席との間のダッシュボード内に取付けて前記プロジ
    ェクター本体内の表示器の表示像をウインドシールに斜
    め方向から投影した、 ことを特徴とする請求項(1)に記載の車両用表示装
    置。
JP9306888U 1988-07-15 1988-07-15 車両用表示装置 Expired - Lifetime JPH0715789Y2 (ja)

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JPH0215524U JPH0215524U (ja) 1990-01-31
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