JPH08175225A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JPH08175225A
JPH08175225A JP6325048A JP32504894A JPH08175225A JP H08175225 A JPH08175225 A JP H08175225A JP 6325048 A JP6325048 A JP 6325048A JP 32504894 A JP32504894 A JP 32504894A JP H08175225 A JPH08175225 A JP H08175225A
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JP
Japan
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display
vehicle
display device
image
driver
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Application number
JP6325048A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Kawakami
祥央 川上
Hiroshi Fujii
啓史 藤井
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者の前方視界の一部を必要時のみ利用し
て比較的大きなサイズの表示面で画像を表示でき、視認
性の良い車両用表示装置を提供することにある。 【構成】 表示面をフロントガラス2に向け、インスト
ルメントパネル3に配置された表示手段Aと、インスト
ルメントパネル3とフロントガラス2との間に配置され
た表示手段Aに表示される像を反射して虚像として運転
者4に視認させるよう設けられた反射部材Mとを備え、
特に、反射部材Mの虚像表示部Eは上側領域UE、下側
領域LEに分割され、これら領域のうちの少なくとも1
つは、外光を透過する状態と,外光を不透過として表示
手段Aに表示される像を反射する状態とに切り換え可能
な可変偏光手段7により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用表示装置、特
に、表示手段から照射される像をウインドガラスで反射
し、虚像として運転者に視認させるようにした車両用表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される表示装置のうち、マル
チメディア情報を運転者に知らせるための表示装置が提
案されており、例えば、運転室のセンターコンソールに
液晶モニタを内蔵し、液晶モニタの表示面の周辺に各種
表示情報を選択するスイッチ等を配備した表示装置が知
られている。更に、このようなセンタコンソールやイン
ストルメントパネル上に装着した液晶モニタの表示面を
直接運転者が見る場合、表示面が前方視界から大きくず
れていると運転者は、前方視界の確保が必要な走行時に
はこの液晶モニタの表示面を見ることができず、停車し
てから視線を液晶モニタの表示面に向ける必要があり、
表示装置を走行時に十分に利用できない可能性があっ
た。
【0003】そこで、前方視界内にあるフロントガラス
の一部を反射面として利用し、同反射面にインストルメ
ントパネルに支持される表示装置より画像情報を照射
し、反射面により画像情報を虚像により表示するという
表示装置が知られている。例えば、実開平2−4282
8号公報には、インストルメントパネル内に第1第2表
示デバイスを支持する回転表示体を設け、インストルメ
ントパネルとフロントガラス下端との間に反射部材を設
け、低速時には第1表示デバイスの画像を反射部材に照
射し、その虚像を運転者が見るようにし、高速時には第
1表示デバイスの画像をフロントガラスに照射すると共
に第2表示デバイスの画像を反射部材に照射し、両反射
面からの虚像を運転者が見るようにした表示装置が開示
される。
【0004】更に、特開平2−241843号公報に
は、インストルメントパネルに上向き面に回動可能な表
示装置を配備し、ヘッドダウンディスプレイとしての使
用時において、表示装置を枢支端周りに回動させてイン
ストルメントパネル上に起立させ、その起立した表示面
を運転が見るようにし、ヘッドアップディスプレイとし
ての使用時において、表示装置を枢支端周りに回動して
インストルメントパネル内に倒伏させ、倒伏した表示装
置の画像をフロントガラス上のコンバイナに照射し、そ
の虚像を運転者が見るようにした表示装置が開示され
る。これら両表示装置は共に、フロントガラス上を反射
面として用い、表示装置からの画像を虚像として表示で
き、運転者が前方視界より目線を外さない状態で、表示
画像を確認できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表示装置に
より表示する画像は多様化してきており、特に、複雑な
画像の表示にはできるだけ大きな表示面を備えた表示装
置を用いることが望ましい。ところが、乗用車のセンタ
コンソールに装備されるタイプの液晶モニタの表示面の
サイズはこのセンタコンソールの形状による規制を受
け、5〜6インチが限度であった。更に、実開平2−4
2828号公報や特開平2−241843号公報に開示
されるフロントガラスへの表示のものでも液晶モニタ等
の表示面より大きな表示面を得ることはできず、マルチ
メディア等の複雑な表示の視認性に問題があった。本発
明の目的は、運転者の前方視界の一部を必要時のみ利用
して比較的大きなサイズの表示面で画像を表示でき、視
認性の良い車両用表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、表示
面をフロントガラス側に向けて車両のインストルメント
パネルに配置された表示手段と、上記インストルメント
パネルと上記フロントガラスとの間に配置された上記表
示手段に表示される像を反射して虚像として上記運転者
に視認させるよう設けられた反射部材とを備えた車両用
表示装置において、上記反射部材の虚像表示部は複数の
領域に分割されて構成され、上記複数の領域のうちの少
なくとも1つは、外光を透過する状態と外光を不透過と
して上記表示手段に表示される像を反射する状態とに切
り換え可能な可変偏光手段により構成されていることを
特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
表示装置において、上記反射部材の虚像表示部は上下2
分割されて構成され、上側の領域のみが可変変更手段に
より構成されていることを特徴とする。請求項3の発明
は、請求項2記載の車両用表示装置において、上記上側
の領域は運転者視界における上記フロントガラスの下縁
部より上方に配置され、上記下側の領域は運転者視界に
おける上記フロントガラスの下縁部より下方に配置され
たことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1記載の車両用
表示装置において、車両が停止状態にあることを検出す
る停止検知手段と、上記可変偏光手段の状態を切換制御
する制御手段とを更に有し、上記制御手段は上記車両が
停止状態にあることが検知される場合にのみ上記反射部
材の全領域を反射状態にするよう構成されていることを
特徴とする。請求項5の発明は、請求項1記載の車両用
表示装置において、上記表示手段に表示される像を表示
領域が異なる複数のモードに選択的に切り換える制御手
段を更に有し、同制御手段は上記表示手段に表示される
像が上記虚像表示部に映し出されるよう選択されたモー
ドに対応して上記可変偏光手段の切換状態を制御するよ
う構成されたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明は、インストルメントパネルに
表示手段を配置し、その表示手段に表示される像を反射
部材が反射して、虚像として運転者に視認させ、特に、
反射部材の虚像表示部が複数の領域に分割され、そのう
ちの少なくとも1つの領域は、外光を透過する状態と外
光を不透過として表示手段に表示される像を反射する状
態とに切り換え可能な可変偏光手段により構成されるの
で、表示面の大きさが変更可能になり、前方視界が妨げ
られることを容易に防止できると共に、比較的大きなサ
イズの表示面で画像を表示できる。
【0010】請求項2及び請求項3の発明は、請求項1
記載の反射部材の虚像表示部が上下2分割され、上側の
領域のみが可変変更手段により構成されるので、上側の
領域を必要に応じて虚像表示を中止でき、前方視界が妨
げられることを容易に防止できる。この場合、特に、上
側の領域は運転者視界におけるフロントガラスの下縁部
より上方に配置され、下側の領域は運転者視界における
フロントガラスの下縁部より下方に配置されるように設
定すると、前方視界の犠牲を最小限にできる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1記載の車両用
表示装置が、特に、停止検知手段と、可変偏光手段の状
態を切換制御する制御手段とを更に有し、制御手段が車
両停止状態にある場合にのみ反射部材の全領域を反射状
態にするので、停車時のみ大画面を確保できる。請求項
5の発明は、請求項1記載の車両用表示装置が、特に、
表示手段に表示される像を表示領域が異なる複数のモー
ドに選択的に切り換える制御手段を更に有し、この制御
手段が表示手段に表示される像が虚像表示部に映し出さ
れるよう選択されたモードに対応して可変偏光手段の切
換状態を制御するので、表示領域の異なるモードに対応
して効率良く反射部材の表示領域を変更することができ
る。
【0012】
【実施例】図1には本発明の一実施例として車両用表示
装置を示した。この車両用表示装置1は図示しない乗用
車の運転室R内に装着される。この運転室Rの前部には
フロントガラス2とインストルメントパネル3が配備さ
れ、後部には図示しないシートが配備され、そこに運転
者4が着座するように成る。フロントガラス2はその周
囲を図示しない前部窓枠構成部材に一体的に接合され、
特に、フロントガラス2の下縁部は前部車体の車幅方向
の剛性を強化するカウルトップインナ及びアウタ5,6
の両上部フランジに接着材で接合される。ここで、フロ
ントガラス2の下縁部の内、図2に示すように、その中
央部分内側面は、所定幅と所定高さの反射部材Mとして
形成される。
【0013】この反射部材Mは後述の表示手段Aに表示
される像を反射して虚像として運転者4に視認させるよ
う設けられ、虚像表示部Eを形成する。特に、その虚像
表示部Eは可変変更手段7で構成される。可変変更手段
7は可変偏光ガラスと上下偏光電圧回路18,19とで
形成される。ここでの可変偏光ガラスは、エレクトロク
ロミックなどからなる調光ガラスよりなっており、電圧
を加えると薄暗くなり(着色し)、虚像表示できるもの
で、電圧を加えないと透明と成って光を透過する。な
お、ここでの虚像表示部Eは、上下2分割され、上側領
域(ヘッドアップゾーン)UEと、下側領域(ヘッドレ
ベルゾーン)LE)に区分され、この可変偏光ガラスか
らなる虚像表示部Eの表示、非表示の切換えは上下偏光
電圧回路18,19を介し制御手段8で行なわれる。
【0014】制御手段8は表示される像が虚像表示部E
に映し出されるよう選択された表示モード(後述する図
3、図4参照)に対応しての切換状態を制御し、上側領
域(ヘッドアップゾーン)UEと、下側領域(ヘッドレ
ベルゾーン)LEが個々に表示、非表示の切換えを行な
えるように制御できる。この場合、特に、上側領域(ヘ
ッドアップゾーン)UEは運転者前方視界におけるフロ
ントガラス2の下縁部HL1より上方に配置され、下側
領域(ヘッドレベルゾーン)LEは運転者前方視界にお
けるフロントガラス2の下縁部HL1より下方に配置さ
れる。なお、運転者前方視界の下端線aは車両のフード
9により決定されている。図1中、符号HHは虚像表示
部Eの上縁を符号HL2は虚像表示部Eの下縁をそれぞ
れ示す。
【0015】表示手段Aは表示面をフロントガラス2に
向けてインストルメントパネル3内に埋設され、制御手
段8に接続される。この表示手段Aは箱状の基枠10内
に液晶表示部11を備え、基枠10の手前側(図1中右
側)端は車幅方向(紙面垂直方向)に長い支点ピン12
を介しインストルメントパネル3内の車体基枠(図示せ
ず)に枢着される。この基枠10の回動端(図中左側端
部)の左右端部には車幅方向(紙面垂直方向)に延出す
る、一対の摺動ピン13が設けられ、同一対のピン13
が図示しない車体基部に支持されるレール14の円弧溝
141に摺動自在に嵌挿される。この円弧溝141は支
点ピン12を中心とした円弧上に配設され、特に、ピン
13と円弧溝141とはガタなく嵌合される。更に、基
枠10の回動端(図中左側端部)にはリンク15の一端
がピン結合され、同ピンの他端は円盤状で水平軸17周
りに回動するダイアル16の縦壁にピン結合される。
【0016】ここで、ダイアル16の手前側の一部はノ
ブ161を突設し、同部を含む一部はインストルメント
パネル3の外表面より運転室R側に突出するように配備
される。しかも、水平軸17は図示しない制動手段に連
結され、同制動手段によって、水平軸17及びダイアル
16の回転を許容すると共に任意の静止位置からの回転
ずれが規制されるようになっている。このため、運転者
がダイアル16を上下位置h1、h2に回転操作する
と、リンク15を介し基枠10が支点ピン12を中心と
し、円弧溝141に沿って揺動する。このため、運転者
によるダイアル16操作により液晶表示部11の画像の
照射向きを微調整でき、運転者4の目線に最適な向きを
容易に確保できる。
【0017】制御手段8は表示手段Aを駆動するモニタ
ユニット20の一部としても構成され、操作盤801上
の各スイッチの操作によるスイッチ信号が各ユニットに
出力される。モニタユニット20はグラフィックジェネ
レータ21を介し各ユニット、即ち、オーディオユニッ
ト22、車速Vや燃料量FVその他の車両情報を画像表
示するための車両情報ユニット23、TVチューナ2
4、ナビゲーションユニット25に接続され、各スイッ
チ信号に応じて選択的に各ユニットより制御信号、画像
信号及び音声信号等を取り込みモニタを駆動する。モニ
タユニット20の操作盤801はセンタコンソール26
上に配設され、ナビゲーションスイッチSWN、アミュ
−ズメントスイッチSWA、車両情報スイッチSWC、
TVスイッチSWT、オーディオスイッチSWO、タッ
チスイッチSW1を備え、リモコンスイッチSWRも装
備する。
【0018】制御手段8はマイクロコンピュータで要部
を構成され、可変偏光手段7の表示、非表示の状態を上
下偏光電圧回路18,19を介し切換制御するという機
能を備える。更に、制御手段8は車両が停止状態にある
ことが検知される場合にのみ虚像表示部Eの全領域(U
E及びLE)を反射状態(電圧を加えた状態)にする。
更に、制御手段8は表示手段Aに表示される像を表示領
域が異なる複数のモード(図3,図4参照)に選択的に
切り換え、特に、表示手段Aに表示される像が虚像表示
部Eに映し出されるよう選択されたモードに対応して可
変偏光手段7の切換状態を制御するという機能を備え
る。
【0019】このような車両用表示装置の作動を説明す
る。車両用表示装置を備えた車両に、運転者が着座し、
IGキーがオンされる。次いで、運転者はノブ161を
摘んで、ダイアル16を上下に操作し、液晶表示部11
の画像の照射向きを微調整し、虚像表示部Eに表示され
る液晶表示部11の画像による虚像Xが運転者4の目線
に最適な向きとなるようにセットする。この状態が保持
された上で、制御手段8の制御及び操作盤801上の各
スイッチ操作が運転者4によりなされるとする。この場
合の表示制御を、図5、図6の表示制御プログラムに沿
って説明する。
【0020】制御手段8は、ステップs1でIGキーオ
フか否か判断し、オフでは制御を終了し、オン時にステ
ップs2に進む。ここでは、現車速Vを車両情報ユニッ
ト23より取り込み、車速がゼロを上回るとステップs
3にゼロではステップs4に進む。走行時にステップs
3に達すると、ここではナビゲーションスイッチSWN
がオンではステップs5に、オフではステップs6に進
む。ステップs5ではナビゲーションユニット25がオ
ンされ、現在位置が進行方向側にあって、次に達する交
差点を確認し、同交差点より現在位置が100m以内に
入っているか否か判断し、100m以内で無いとステッ
プs8に、100m以内ではステップs7に進む。
【0021】ステップs8では、図3(a2)に示すよ
うなa2モード表示を選択し、実行する。この場合、上
偏光電圧回路18をオフし、下偏光電圧回路19をオン
し、その上で、ナビゲーションユニット25に車両の進
行方向表示と時刻表示の各画像を送信させるように指令
し、これに応じて図3(a2)に示す下側領域(ヘッド
レベルゾーン)LEに車両の進行方向表示と時刻表示を
行なう。一方ステップs7では図3(a1)に示すよう
なa1モード表示を選択し、実行する。この場合、上偏
光電圧回路18をオンし、下偏光電圧回路19をオフ
し、その上で、ナビゲーションユニット25に交差点で
の車両の進行方向表示の画像を送信させ、これに応じて
図3(a1)に示す上側領域(ヘッドアップゾーン)U
Eにのみ交差点進行方向表示を行なう。
【0022】ステップs3よりNo側のステップs6に
進むと、ここでは、アミュ−ズメントスイッチSWAが
オンでステップs10にオフでステップs9に進む。ス
テップs10では、図3(a3)に示すようなa3モー
ド表示を選択し、実行する。この場合、上偏光電圧回路
18をオフし、下偏光電圧回路19をオンし、車両情報
ユニット23に組み込まれるアミュ−ズメント情報の画
像を呼出し、下側領域LEにのみアミュ−ズメント情報
の画像表示を行なう。ここでは所望の情報を選択するの
にタッチスイッチSW1やリモコンスイッチSWRが利
用されることとなる。
【0023】ステップs6よりNo側のステップs9に
進むと、ここでは、車両情報スイッチSWCがオンでス
テップs12にオフで、ステップs11に進む。ステッ
プs12では、図3(a4)に示すようなa4モード表
示を選択し、実行する。この場合、上偏光電圧回路18
をオンし、下偏光電圧回路19をオフし、車両情報ユニ
ット23にコーション情報の画像の呼出しを行ない、車
両情報ユニット23に組み込まれる故障判定手段からの
車両の機能が正常か否かの判定に基づく、コーション情
報の画像を上側領域UEにのみ表示する。
【0024】ステップs9よりNo側のステップs11
に進むと、ここではオーディオスイッチSWOがオンで
ステップs14にオフで、ステップs13に進む。ステ
ップs14では、図3(a5)に示すようなa5モード
表示を選択し、実行する。この場合、上偏光電圧回路1
8をオフし、下偏光電圧回路19をオンし、オーディオ
ユニット22に駆動モード選択用の画像の表示指令を出
力し、下側領域LEにのみ駆動モード選択画像を表示す
る。ここでは所望の駆動モードを選択するのにタッチス
イッチSW1が利用されることとなる。ステップs11
よりNo側のステップs13に進むと、ここでは、各ス
イッチがオフであることより図3(a6)に示すような
a6モード表示を選択し、実行する。この場合、上偏光
電圧回路18をオフし、下偏光電圧回路19をオンし、
その上で、ナビゲーションユニット25に時刻表示の画
像を送信させ、下側領域LEにのみ時刻表示を行ない、
ステップs1に戻る。
【0025】一方、ステップs2より車速がゼロで停車
中であるとステップs4に進む。ここではナビゲーショ
ンスイッチSWNがオンではステップs16に、オフで
はステップs15に進む。ステップs16では、図4
(b1)に示すようなb1モード表示を選択し、実行す
る。この場合、上下偏光電圧回路18,19を共にオン
し、その上で、ナビゲーションユニット25に現在位置
を含む地図画像及び地図画像上における車両の現在位置
マークの表示指令を行ない、ナビゲーション画像を上側
UE及び下側領域LEを連続させた虚像表示部E全体に
表示させる。
【0026】ステップs4よりNo側のステップs15
に進むと、ここでは、アミュ−ズメントスイッチSWA
がオンでステップs18にオフでステップs17に進
む。ステップs18では、図4(b2)に示すようなb
2モード表示を選択し、実行する。この場合、上下偏光
電圧回路18,19を共にオンし、その上で、車両情報
ユニット23に組み込まれるアミュ−ズメント情報の画
像を呼出し、虚像表示部E全体にアミュ−ズメント情報
の画像表示を行なう。ここでは所望の情報を選択するの
にタッチスイッチSW1が利用されることとなる。ステ
ップs15よりNo側のステップs17に進むと、ここ
では、車両情報スイッチSWCがオンでステップs20
にオフで、ステップs19に進む。ステップs20で
は、図4(b3)に示すようなb3モード表示を選択
し、実行する。この場合、上下偏光電圧回路18,19
を共にオンし、その上で、車両情報ユニット23に故障
個所表示、燃料残量FM、給油情報等の画像の呼出しを
行ない、車両情報ユニット23にコーション情報、燃料
残量FM、給油情報等の画像を虚像表示部E全体に表示
させる。
【0027】ステップs17よりNo側のステップs1
9に進むと、ここではTVスイッチSWTがオンでステ
ップs22にオフでステップs21に進む。ステップs
22では、図4(b4)に示すようなb4モード表示を
選択し、実行する。
【0028】この場合、上下偏光電圧回路18,19を
共にオンし、その上で、TVチューナ24に駆動指令を
行ない、TVチューナ24による画像表示を行なう。こ
こではチャンネル指令や所望の選択情報を入力するのに
リモコンスイッチSWRが利用されることとなる。ステ
ップs19よりNo側のステップs21に進むと、ここ
では図4(b5)に示すようなb5モード表示を選択
し、実行する。この場合、上下偏光電圧回路18,19
を共にオンし、その上で、オーディオユニット22に駆
動モード選択用画像の表示指令を出力し、虚像表示部E
全体にオーディオ用駆動モード選択画像を表示する。こ
こでは所望の駆動モードを選択するのにタッチスイッチ
SW1が利用されることとなる。なお、ステップs21
でNoではステップs3に戻る。
【0029】このような車両用表示装置では、走行時に
は特に上側領域(ヘッドアップゾーン)UEへの表示が
望ましいa1モード(ステップs7の表示時)、a4モ
ード(ステップs12の表示時)の表示の場合以外、下
側領域(ヘッドレベルゾーン)LEのみでの表示を行な
うので、運転者の前方視界の下端の一部を遮る状態をで
きるだけ排除できる。しかも、停車時においては、虚像
表示部Eの全体を有効に使用し、比較的大画面でb1モ
ード乃至b5モード(ステップs16、s18,s2
0,s22,s23)での表示を、視認性の良い状態で
行なうことができる。
【0030】上述のところにおいて、虚像表示部Eの上
側領域(ヘッドアップゾーン)UEと下側領域(ヘッド
レベルゾーン)LEは共に可変偏光手段7で形成されて
いたが、場合により下側領域(ヘッドレベルゾーン)L
Eのみは鏡面に固定されても良く、この場合も、図1の
車両用表示装置と同様の作用効果が得られる。図1の車
両用表示装置における反射部材Mはフロントガラス2下
縁部に直接形成されていたが、これに代え、図示しない
反射部材Mを単独のガラス板上に形成し、同反射部材M
をフロントガラス2の内側面に重ねた状態でセットして
も良く、この場合、製造が容易化される。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、虚像
表示部が複数の領域に分割され、虚像表示部の少なくと
も1つの領域が可変偏光手段であるので、表示面の大き
さが変更可能になり、表示を大きくして複雑な表示を見
易くしたり、表示を小さくして前方視界を優先したりす
ることができるので前方視界が妨げられることを容易に
防止できると共に、比較的大きなサイズの表示面で画像
を表示でき、視認性の良い車両用表示装置を得られる。
【0032】請求項2及び請求項3の発明は、虚像表示
部の内、上側の領域は運転者視界におけるフロントガラ
スの下縁部より上方に配置され、下側の領域は運転者視
界におけるフロントガラスの下縁部より下方に配置さ
れ、上側の領域のみが可変変更手段により形成されるの
で、上側の領域の虚像表示を必要に応じて中止でき、前
方視界が必要に応じて妨げられることを容易に防止でき
る。特に、下側の領域が運転者視界におけるフロントガ
ラスの下縁部より下方に配置される場合、前方視界の犠
牲を最小限にでき、違和感無く表示領域を可変設定でき
る。請求項4の発明は、車両停止状態にある場合にのみ
反射部材の全領域を反射状態にし、停車時のみ大画面を
確保できるので、安全性が高い。
【0033】請求項5の発明は、表示手段に表示される
像を表示領域が異なる複数のモードに選択的に切り換え
ると共に表示手段に表示される像が虚像表示部に映し出
されるよう選択されたモードに対応して可変偏光手段の
切換状態を制御するので、表示領域の異なるモードに対
応して効率良く反射部材の表示領域を変更でき、複数種
の表示を適切なモードで表示しながら前方視界を効率良
く確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての車両用表示装置の概
略構成図である。
【図2】図1の車両用表示装置を装備した車両の運転室
の斜視図である。
【図3】図1の車両用表示装置の走行時の表示モードで
あり(a1)はa1モードを、(a2)はa2モードを、(a3)は
a3モードを、(a4)はa4モードを、(a5)はa5モード
を、(a6)はa6モードをそれぞれ示す。
【図4】図1の車両用表示装置の停車時の表示モードで
あり(b1)はb1モードを、(b2)はb2モードを、(b3)は
b3モードを、(b4)はb4モードを、(b5)はb5モード
をそれぞれ示す。
【図5】図1の車両用表示装置で用いる表示制御プログ
ラムの前部フローチャートである。
【図6】図1の車両用表示装置で用いる表示制御プログ
ラムの後部フローチャートである。 2 フロントガラス 3 インストルメントパネル 4 運転者 7 可変変更手段 8 制御手段 10 基枠 11 液晶表示部 16 ダイアル 18 上偏光電圧回路 19 下偏光電圧回路 20 モニタユニット 21 グラフィックジェネレータ 22 オーディオユニット 23 車両情報ユニット 24 TVチューナ 25 ナビゲーションユニット 26 センタコンソール 801 操作盤 R 運転室 M 反射部材 A 表示手段 E 虚像表示部 UE 上側領域(ヘッドアップゾーン) LE 下側領域(ヘッドレベルゾーン) HL1 運転者前方視界におけるフロントガラスの下
縁部 SWN ナビゲーションスイッチ SWA アミュ−ズメントスイッチ SWC 車両情報スイッチ SWT TVスイッチ SWO オーディオスイッチ SW1 タッチスイッチ SWR リモコンスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示面をフロントガラス側に向けて車両の
    インストルメントパネルに配置された表示手段と、 上記インストルメントパネルと上記フロントガラスとの
    間に配置された上記表示手段に表示される像を反射して
    虚像として上記運転者に視認させるよう設けられた反射
    部材とを備えた車両用表示装置において、 上記反射部材の虚像表示部は複数の領域に分割されて構
    成され、 上記複数の領域のうちの少なくとも1つは、外光を透過
    する状態と外光を不透過として上記表示手段に表示され
    る像を反射する状態とに切り換え可能な可変偏光手段に
    より構成されていることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用表示装置において、 上記反射部材の虚像表示部は上下2分割されて構成さ
    れ、上側の領域のみが可変変更手段により構成されてい
    ることを特徴とする。
  3. 【請求項3】請求項2記載の車両用表示装置において、 上記上側の領域は運転者視界における上記フロントガラ
    スの下縁部より上方に配置され、上記下側の領域は運転
    者視界における上記フロントガラスの下縁部より下方に
    配置されたことを特徴とする。
  4. 【請求項4】請求項1記載の車両用表示装置において、 車両が停止状態にあることを検出する停止検知手段と、 上記可変偏光手段の状態を切換制御する制御手段とを更
    に有し、 上記制御手段は上記車両が停止状態にあることが検知さ
    れる場合にのみ上記反射部材の全領域を反射状態にする
    よう構成されていることを特徴とする。
  5. 【請求項5】請求項1記載の車両用表示装置において、 上記表示手段に表示される像を表示領域が異なる複数の
    モードに選択的に切り換える制御手段を更に有し、 同制御手段は上記表示手段に表示される像が上記虚像表
    示部に映し出されるよう選択されたモードに対応して上
    記可変偏光手段の切換状態を制御するよう構成されてい
    ることを特徴とする。
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