JPH0715693B2 - 文書編集装置 - Google Patents

文書編集装置

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JPH0715693B2
JPH0715693B2 JP1251496A JP25149689A JPH0715693B2 JP H0715693 B2 JPH0715693 B2 JP H0715693B2 JP 1251496 A JP1251496 A JP 1251496A JP 25149689 A JP25149689 A JP 25149689A JP H0715693 B2 JPH0715693 B2 JP H0715693B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビジネス、研究、教育等の分野で広く利用さ
れる、特に非定型的な文書の作成を支援することを特徴
とする高機能ワードプロセッサに関する。
(従来の技術) カナ漢字変換技術の成熟、ワードプロセッサの急速な普
及に伴い、より高機能な文章作成支援ツールへの要求が
ますます強まっている。そこで最近は構文・意味解析を
カナ漢字変換技術に取り入れたり、一旦編集を終えた文
書に対して「です・ます」体、「である」体といった文
字列レベルで処理可能な文体の統一・変換機能をもたせ
たり、さらには章立ての変更の手間を削減するアウトラ
インプロセッサ機能をもたせたワードプロセッサが数多
く製品化されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、これらの機能を駆使しても、たとえば、文末の
肯定を否定に変更したときに文頭の逆説の接続詞「しか
し」を見直しし忘れる、という類の、文章の接続・照応
の構造の連動変更を忘れることに起因するような編集誤
りを防ぐことはできない。すなわち、文章の接続・照応
の構造の変化に常に細心の注意を払いつつ文書を編集し
ていくという、不可欠ではあるがきわめて煩雑な作業が
残されており、従来の技術では肝心の文書の中身に思考
を集中できないという欠点をもっている。
本発明は、このような煩雑な作業から、利用者を解放す
ることのできる文書編集装置を提供することを目的とす
る。
(問題を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本発明の文書編集装置は、
それぞれ以下の特徴を有する。
第1の発明は、電子化テキストを作成・編集する機能を
有する文書編集装置であって、入力された文書データは
または読み込んだ文書ファイルに対して形態素解析処理
及び構文構造推定処理を行ってその結果に基づく文書の
内部表現を作成する内部表現作成手段を備え、この内部
表現作成手段の出力する内部表現を格納して外部からの
要求によってその内部表現を更新する内部表現格納手段
を備え、文書の各部の間の接続・照応の連動関係(「も
し・・・ならば・・・だろう」や「けっして・・・な
い」や「第1に・・・第2に・・・第3に・・・」のよ
うに、文章上、組で現れる文要素の関係)を示す接続・
照応関係情報を接続詞・代名詞及びこれらに相当する機
能語句の情報に基づいて推論して前記内部表現格納手段
中の内部表現上に格納する接続関係推論手段を備え、前
記内部表現格納手段中の内部表現に対応する文書をユー
ザーに表示し、ユーザーによる表示内容の編集に対応し
て前記内部表現格納手段中の内部表現を更新する表示編
集手段を備え、前記内部表現格納手段内の編集前の内容
を保持する内部表現待避手段と、前記内部表現待避手段
内の内部表現と編集後の前記内部表現格納手段内の内部
表現とを比較することによって、ユーザによる編集によ
って生じた文書の不整合情報を検出する不整合検出手段
と、この不整合検出手段の出力情報をどのような場合に
格納し、どのような場合には格納しないのか不整合待避
手段を備え、前記不整合検出手段または不整合待避手段
からの不整合情報を受け取って、文法規則および文書書
式規則を用いて不整合をただす表示制御手段及び不整合
解消の結果を表示する解消結果表示手段を備えることに
より、ユーザーが編集中の文書に、文書の各部の間の接
続・照応関係情報に関する不整合を作り込んだまま放置
することを防止することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記解消結果表示
手段に代えて、前記不整合検出手段または不整合待避手
段からの不整合情報を受け取って文法規則および文書書
式規則の内容を用いて不整合を正す何通りかの方法を表
示してユーザーに選択を促す解消方法選択手段を備える
ことにより、ユーザーが編集中の文書に、文書の各部の
間の接続・照応関係情報に関する不整合を作り込んだま
ま放置することを防止することを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、前記解消結果表示
手段に代えて、前記不整合検出手段または不整合待避手
段からの不整合情報を受け取って、文法規則格納および
文書書式規則の内容を用いて不整合を指摘する不整合指
摘手段を備えることにより、ユーザーが編集中の文書
に、文書の各部の間の接続・照応関係情報に関する不整
号を作り込んだまま放置することを防止することを特徴
とする。
第4の発明は、第1の発明において、ユーザーのコマン
ド実行列及び打鍵列を解析することにより、意味のある
ひとまとまりの編集単位を認識する編集単位認識手段を
備えることにより、前記不整合検出手段がより精度の高
い不整合の検出を行うという機能改良を施したことを特
徴とする。
第5の発明は、第1の発明において、ユーザーのコマン
ド実行列及び打鍵列を解析することにより、ある編集タ
イミングがユーザーに不整合解消結果または不整合その
ものを指摘するのに適切なタイミングであるかどうかの
判定する指摘タイミング判定手段を備えることにより、
前記不整合指摘手段がより適切なタイミングで不整合を
指摘するという機能改良を施したことを特徴とする。
第6の発明は、前記解消方法選択手段、前記不整号指摘
手段、をも備えた第1の発明において、解消結果表示手
段、解消方法選択手段、不整合指摘手段の何れを有効と
するかをユーザーに選択させるモード選択手段を備える
ことにより、ユーザーの個性に適した編集モードが選べ
るようになるという機能改良を施したことを特徴とす
る。
第7の発明は、前記解消結果表示手段、不整合指摘手
段、をも備えた第2の発明において、前記解消方法選択
手段に対して編集時にユーザーが選択した結果を教師デ
ータとして、解消結果表示手段、解消方法選択手段、不
整合指摘手段の各手段を有効とするか無効とするかを切
り替えるモード自動切り替え手段を備えることにより、
ユーザーの個性に適した編集モードが学習されていくよ
うになるという機能改良を施したことを特徴とする。
第8の発明は、第2の発明において、ユーザーのコマン
ド実行列及び打鍵列を解析することにより、意味のある
ひとまとまりの編集単位を認識する編集単位認識手段を
備えることにより、前記不整合検出手段がより精度の高
い不整合の検出を行うという機能改良を施したことを特
徴とする。
第9の発明は、第2の発明において、ユーザーのコマン
ド実行列及び打鍵列を解析することにより、ある編集タ
イミングがユーザーに不整合解消結果または不整合その
ものを指摘するのに適切なタイミングであるかどうかを
判定する指摘タイミング判定手段を備えることにより、
前記不整合指摘手段がより適切なタイミングで不整合を
指摘するという機能改良を施したことを特徴とする。
第10の発明は、第3の発明において、ユーザーのコマン
ド実行列及び打鍵列を解析することにより、意味のある
ひとまとまりの編集単位を認識する編集単位認識手段を
備えることにより、前記不整合検出手段がより精度の高
い不整合の検出を行うという機能改良を施したことを特
徴とする。
第11の発明は、第3の発明において、ユーザーのコマン
ド実行列及び打鍵列を解析することにより、ある編集タ
イミングがユーザーに不整合解消結果または不整合その
ものを指摘するのに適切なタイミングであるかどうかを
判定する指摘タイミング判定手段を備えることにより、
前記不整合指摘手段がより適切なタイミングで不整合を
指摘するという機能改良を施したことを特徴とする。
第12の発明は、第2の発明に前記解消結果表示手段をさ
らに備えた装置において、前記解消方法選択手段に対し
て編集時にユーザーが選択した結果を教師データとし
て、解消結果表示手段、解消方向選択手段を有効とする
か無効とするかを切り替えるモード自動切り替え手段を
備えることにより、ユーザーの個性に適した編集モード
が学習されていくようになるという機能改良を施したこ
とを特徴とする。
第13の発明は、第2の発明に前記不整合指摘手段をさら
に備えた装置において、前記解消方法選択手段に対して
編集時にユーザーが選択した結果を教師データとして、
手段を有効とするか無効とするかを切り替えるモード自
動切り替え手段を備えることにより、ユーザーの個性に
適した編集モードが学習されていくようになるという機
能改良を施したことを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、上記各手段を組合せて機能させること
により、たとえば文末の肯定を否定に変更したときに文
頭の逆説の接続詞「しかし」を見直しし忘れる、という
類いの、文章の接続・照応の構造の連動変更を忘れるこ
とに起因するような編集誤り、即ち文章編集結果に見ら
れる不整合の多くを防ぐことが可能になる。そして、こ
の結果、ユーザーにとって文書の中身により多く思考を
集中することが可能となる。
(実施例) 次に本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。第1図は本発明の一実施例である文書編集装置の構
成を示すブロック図である。第2図(a),(b),
(c)な、各内部表現作成手段1、接続関係推論手段
3、および不整合検出手段5の内容を示したものであ
る。また、第3図は、ファイルから文書を入力した際の
システム初期化の動作フローを示す概念図である。第4
図は入力文章の例とそれを内部表現作成手段1によって
解析した作成した内部表現の例であり、第5図はユーザ
ーの編集とそれに対応したシステムの動作を例を示した
ものである。
本装置は、ファイルからの入力文書があると、第3図の
システム初期化の動作フローにしたがって以下のように
入力文書の内部構造を作成する。
ファイルからの入力文書、たとえば第4図(a)に示し
た入力文章がデータ線101を通して内部表現作成手段1
に入力されると、内部表現作成手段1は入力文書に対し
て形態素解析および構文構造推定処理を行って第4図
(b)に示す内部表現を作成する(第3図S1)。この際
に、第2図(a)に示す内部表現作成規則が適応され
る。たとえば、第4図(a)に示した入力文章は、第2
図(a)の規則(i)によって第4図(b)の段落レベ
ルの内部表現が作成され、第2図(b)の(ii)によっ
て第4図(b)の文レベルの内部表現が作成され、第2
図(a)の(iii)によって第4図(b)の句レベルの
内部表現が作成される。作成された内部表現は、データ
線102を介して内部表現格納手段2に送られ格納される
(第3図S2)。
作成された内部表現は、同時に、データ線103を通して
接続関係推論手段3にも入力され、接続関係推論手段3
は第2図(b)に示す接続関係推論規則を適用して、第
4図(c)に示す接続・照応関係を作成する。すなわち
第2図(b)の規則(i)によって第4図(c)の(関
係i)が、第2図(b)の(ii)によって(関係ii)
が、第2図(b)の規則(iii)によって(関係iii)
が、各々作成される。作成された接続・照応表現は、デ
ータ線302を介して内部表現格納手段2に送られ、すで
に格納された第4図(b)の内部表現と組み合せて格納
される。さらにこの内部表現はデータ線204を通して表
示編集手段4に送られユーザーに提示される(第3図S
3)。このようにして、システムの初期化が終了する。
次に、ユーザーによる定常編集状態における編集の事例
を記述する。まず、ユーザーは表示編集手段4を通じて
第4図の文1の文末を第5図(a)のように書き換え
る。この際に、内部表現のうち少なくとも文1の内部を
内部表現格納手段2からデータ線208を通して内部表現
待避手段8に待避する。続いて、第5図(a)のように
書き換えられた文1を、表示編集手段4からデータ線40
1を通して内部表現作成手段1へ送り、文1についての
み、第3図と同様の手順で接続関係推論手段3によって
その接続・照応関係を推論するなどして再作成した内部
表現を内部表現格納手段2に格納する。
ここで、不整合検出手段5はデータ線205及びデータ線5
08を通して内部表現格納手段2の中の文1の内部表現
(接続・照応表現を含む)と、内部表現待避手段8の中
の文1の内部表現とを比較し、比較結果に対して第2図
(c)に記述した不整合検出規則を適用する。すなわ
ち、規則1「If『仮定』残存&『仮定』の係先の熟語の
肯定否定の反転then『仮定』を『譲歩』に変更[ユーザ
ーへの問い合わせ無し]を適用し、データ線205を通し
て内部表現格納手段2の中の文1の内部表現の該当部分
を更新する。同時に、不整合検出手段5はデータ線509
を通して表示制御手段9に対して第2図(c)の規則1
を送る。ここで表示制御手段9は規則1における「変更
[ユーザーへの問い合わせ無し]」という指示を解読
し、その結果データ線911を通して解消結果表示手段11
へ規則1を送出する。解消結果表示手段11は規則1をユ
ーザー向けの表現「『仮定』を『譲歩』に変更しまし
た。」に書き換えてデータ線911、データ線409を通して
表示編集手段4へ送り表示する。
表示制御手段9は、同時に内部表現格納手段2の中の文
1の内部表現(既に規則1によって更新済みのもの)を
データ線204を通して表示編集手段4に出力することを
データ線902を通して内部表現格納手段2に指示する。
この指示を受けて内部表現格納手段2は、データ線204
を介して表示編集手段4に表示されていた第5図(a)
を、第5図(b)の表示に書き換える。
不整合検出手段5は、比較結果からさらに、文1に残存
する「けっして」の部分、すなわち第4図(c)に示し
た『完全否定』の部分の存在から第2図(c)の規則2
を適用する。
規則2「If『完全否定』の呼応関係が消失then『完全否
定を消去すべきこと』についてユーザーの確認を求め
る。」 ここで不整合検出手段5はデータ線509を通して表示制
御手段9に対して第2図(c)の規則2を送る。ここで
表示制御手段9は規則2における「ユーザーの確認を求
める」という指示を解読し、その結果データ線912を通
して解消方法選択手段12へ規則2を送出する。解消方法
選択手段12は規則2をユーザ向けの表現「『けっして』
を削除しますか?はい(CR)/いいえ」に書き換えてデ
ータ線912、データ線409を通して表示編集手段4へ送り
表示する。
この表示を見たユーザーは、「はい」の意味でたとえ
ば、リターン・キー(CR)を押す。この入力は表示編集
手段4からデータ線409を通して表示制御手段9に送ら
れる。その結果、表示制御手段9はデータ線902を通し
て内部表現格納手段2の中の文1の内部表現の該当部分
を更新、すなわち『完全否定』の「けっして」を削除
し、さらにその結果をただちにデータ線204を通して表
示編集手段4に送り、文1の表示を第5図(c)に示し
たものに更新する。
不整合検出手段5で、何らかの不整合を検出できた場合
でも、上で説明した規則1、規則2とは違って不正合の
解消方法を提示できない場合がある。たとえば、第4図
の入力文章の中でユーザーが文4の句41を「真に正しい
考えは」に書き改めたとき、不整合検出手段5は更新さ
れた内部表現格納手段2と内部表現待避手段8との差を
とって、第4図(c)に示したような句41と句42との間
の照応関係が切れたことを検出し、次のように第2図
(c)の規則3を適用する。
規則3「If照応関係が切れたthen該当箇所を点滅させて
不整合の可能性を指摘する」 ここで不整合検出手段5はデータ線509を通して表示制
御手段9に対して第2図(c)の規則3を送る。ここで
表示制御手段9は規則3における「可能性を指摘する」
という指示を解読しその結果データ線913を通して不整
合指摘手段13へ規則3を送出する。不整合指摘手段13は
規則3をユーザー向けの表現「点滅箇所の対応がずれて
いませんか?」に書き換えてデータ線913、データ線409
を通して表示編集手段4へ送り、表示する。この際同時
に、表示制御手段9は規則3の「該当箇所を点滅させ
て」の部分を解読して内部表現格納手段2から、句41と
句42の中の該当部分、『考え』と『その』の表示編集手
段4で点滅させる処理を、データ線902、データ線204を
通して行う。ユーザーは、この表示を適宜参考に編集を
継続する。
たとえば、上で規則1が適用される直前に、ユーザーは
「掴まれないだろう」の右3文字の「だろう」の部分を
右から1文字づつ消去し、その後「ないことはないかも
しれない」を1文字づつ挿入していったものとする。こ
の場合、1文字の消去または挿入が起こるごとに表示編
集手段4からデータ線4014を介して消去または挿入の発
生を通知された編集単位認識手段14は、データ線1409、
データ線902を介して内部表現格納手段2の中の内部表
現を検査し、文節単位以上の改変が生じたかどうかを調
べる。それが生じていた場合にのみ、初めて「ユーザー
によるひとまとまりの編集が行われた」として、内部表
現格納手段2の中の内部表現の更新とそれに引き続く不
整合検出手段5による内部表現格納手段2の内容と内部
表現待避手段8の内容との比較に始まる一連の動作を起
動する。編集単位認識手段14は、必要に応じてデータ線
4014、データ線401を通して、消去または挿入の生じた
近傍での内部表現の再作成を内部表示作成手段1に指示
する。
上で、規則1、規則2、規則3を適用したいずれの場合
でも、適用された結果はただちに表示編集手段4を通し
てユーザーに提示していた。これに対して、指摘タイミ
ング判定手段15は不整合検出手段5の規則適用され得る
場合でも、一旦それをデータ線506を通して不整合待避
手段6に格納する。こうしておいて表示編集手段4への
ユーザーのある種類の一連の操作がデータ線4014、デー
タ線4015を通して送られてくるのを監視する。ここであ
る種類の一連の操作とは、たとえばユーザーが編集箇所
を別の段落に移して5回以上の操作を行った、という類
いのものである。この一連の操作の実行を確認して初め
て指摘タイミング判定手段15は不整合待避手段6に格納
しておいた規則を実行させる。なお、上に記した一連の
操作の例は、ユーザーが不整合の発生に気づいていない
可能性が高いことを間接的に推論するために設定した、
指摘タイミング判定手段15の機能を表す。
ユーザーは、表示編集手段4からデータ線416を介して
モード選択手段16に対して、編集モード選択の指示を行
うことができる。すなわち、たとえばユーザーが、不整
合の解消不要、解消方法選択表示不要、不整合指摘不要
というモードを指示したとき、モード選択手段16はデー
タ線1609を通して、それぞれ解消結果表示手段11、解消
方法選択手段12、不整合指摘手段13の機能を表示制御手
段9から切り放すことができる。この結果、たとえ不整
合検出手段5の規則が適用条件を満足する場合でも実際
にはその規則は適用されなくなる。モード選択手段16は
複数の機能を切り放すこともできるし、逆に復活させる
ことも可能である。
モード自動切り替え手段17は、データ線1709を通して、
ユーザーが表示編集手段4からデータ線409を通して表
示制御手段9に送った解消方法選択手段12からのメニュ
ーの選択結果を受け取り、その履歴を格納する。そし
て、自ら保持する規則をその履歴に対して適用し、条件
が満たされたとき規則内容に応じて、モード自動切り替
え手段17はデータ線1709を通して、解消結果表示手段1
1、解消方法選択手段12、不整合指摘手段13の機能を切
り放したり復活させたりすることを、表示制御手段9に
対して指示する。
以上では、文章すなわちテキスト列のみからなる入力文
書を列に説明したが、本発明はそれだけでなく図表を含
む一般の文書についても適用可能である。たとえば、接
続関係推論手段3の内容として、「文章中の末尾に数字
の付いた漢字列すべては図表の中のどこかに現れていな
ければならないし、その逆も必要である。」とする推論
規則を格納した場合、特許明細書のような文書を漸進的
に執筆する際に図面と本文との対応がとれなくなるとい
う不整合の発生を指摘することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、上記実施例で説明したような効果によ
り、たとえば、文末の肯定を否定に変更したときに文頭
の逆説の接続詞「しかし」を見直しし忘れる、という類
の、文章の接続・照応の構造の連動変更を忘れることに
起因するような編集誤り、即ち文書編集結果に見られる
不整合の多くを防ぐことが可能になる。そして、この結
果、ユーザーにとって文書の中身により多く思考を集中
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である文書編集装置の構成を
示すブロック図である。第2図は、内部表現作成手段
1、接続関係推論手段3、および不整合検出手段5の内
容を示したものである。また、第3図は、ファイルから
文書を入力した際のシステム初期化の動作フローを示す
概念図である。第4図は入力文章の例とそれを内部表現
作成手段1によって解析して作成した内部表現の例であ
り、第5図はユーザーの編集とそれに対応したシステム
の動作の例を示したものである。 図において、 1……内部表現作成手段、2……内部表現格納手段、3
……接続関係推論手段、4……表示編集手段、5……不
整合検出手段、6……不整合待避手段、7……文書出力
手段、8……内部表現待避手段、9……表示制御手段、
11……解消結果表示手段、12……解消方法選択手段、13
……不整合指摘手段、14……編集単位認識手段、15……
指摘タイミング判定手段、16……モード選択手段、17…
…モード自動切替手段。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子化テキストを作成・編集する機能を有
    する文書編集装置であって、入力された文書データまた
    は読み込んだ文書ファイルに対して形態素解析処理及び
    構文構造推定処理を行ってその結果に基づく文書の内部
    表現を作成する内部表現作成手段を備え、この内部表現
    作成手段の出力する内部表現を格納して外部からの要求
    によってその内部表現を更新する内部表現格納手段を備
    え、文書の各部の間の接続・照応の連動関係を示す接
    続、照応関係情報を接続詞・代名詞及びこれらに相当す
    る機能語句の情報に基づいて推論して前記内部表現格納
    手段中の内部表現上に格納する接続関係推論手段を備
    え、前記内部表現格納手段中の内部表現に対応する文書
    をユーザーに表示し、ユーザーによる表示内容の編集に
    対応して前記内部表現格納手段中の内部表現を更新する
    表示編集手段を備え、前記内部表現格納手段内の編集前
    の内容を保持する内部表現待避手段と、前記内部表現待
    避手段内の内部表現と編集後の前記内部表現格納手段内
    の内部表現とを比較することによって、ユーザによる編
    集によって生じた文書の不整合情報を検出する不整合検
    出手段と、この不整合検出手段の出力情報をどのような
    場合に格納し、どのような場合には格納しないのか不整
    合待避手段を備え、前記不整合検出手段または不整合待
    避手段からの不整合情報を受け取って、文法規則および
    文書書式規則を用いて不整合をただす表示制御手段及び
    不整合解消の結果を表示する解消結果表示手段を備えた
    ことを特徴とする文書編集装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の文書編集装置において前記
    解消結果表示手段に代えて、前記不整合検出手段または
    不整合待避手段からの不整合情報を受け取って文法規則
    および文書書式規則の内容を用いて不整合を正す何通り
    かの方法を表示してユーザーに選択を促す解消方法選択
    手段を備えたことを特徴とする文書編集装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の文書編集装置において、前
    記解消結果表示手段に代えて、前記不整合検出手段また
    は不整合待避手段からの不整合情報を受け取って、文法
    規則格納および文書書式規則の内容を用いて不整合を指
    摘する不整合指摘手段を備えたことを特徴とする文書編
    集装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の文書編集装置において、ユ
    ーザーのコマンド実行列及び打鍵列を解析することによ
    り、意味のあるひとまとまりの編集単位を認識する編集
    単位認識手段をさらに備えたことを特徴とする文書編集
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の文書編集装置において、ユ
    ーザーのコマンド実行列及び打鍵列を解析することによ
    り、ある編集タイミングがユーザーに不整合解消結果ま
    たは不整合そのものを指摘するのに適切なタイミングで
    あるかどうかを判定する指摘タイミング判定手段をさら
    に備えたことを特徴とする文書編集装置。
  6. 【請求項6】前記解消方法選択手段、前記不整合指摘手
    段、をも備えた請求項1記載の文書編集装置において、
    解消結果表示手段、解消方法選択手段、不整合指摘手段
    の何れを有効とするかをユーザーに選択させるモード選
    択手段を備えたことを特徴とする文書編集装置。
  7. 【請求項7】前記解消結果表示手段、不整合指摘手段、
    をも備えた請求項2記載の文書編集装置において、前記
    解消方法選択手段に対して編集時にユーザーが選択した
    結果を教師データとして、解消結果表示手段、解消方法
    選択手段、不整合指摘手段の各手段を有効とするか無効
    とするかを切り替えるモード自動切り替え手段を備えた
    ことを特徴とする文書編集装置。
  8. 【請求項8】請求項2記載の文書編集装置において、ユ
    ーザーのコマンド実行列及び打鍵列を解析することによ
    り、意味のあるひとまとまりの編集単位を認識する編集
    単位認識手段をさらに備えたことを特徴とする文書編集
    装置。
  9. 【請求項9】請求項2記載の文書編集装置において、ユ
    ーザーのコマンド実行列及び打鍵列を解析することによ
    り、ある編集タイミングがユーザーに不整合解消結果ま
    たは不整合そのものを指摘するのに適切なタイミングで
    あるかどうかを判定する指摘タイミング判定手段をさら
    に備えたことを特徴とする文書編集装置。
  10. 【請求項10】請求項3記載の文書編集装置において、
    ユーザーのコマンド実行列及び打鍵列を解析することに
    より、意味のあるひとまとまりの編集単位を認識する編
    集単位認識手段を備えることを特徴とする文書編集装
    置。
  11. 【請求項11】請求項3記載の文章編集装置において、
    ユーザーのコマンド実行列及び打鍵列を解析することに
    より、ある編集タイミングがユーザーに不整合解消結果
    または不整合そのものを指摘するのに適切なタイミング
    であるかどうかを判定する指摘タイミング判定手段をさ
    らに備えたことを特徴とする文書編集装置。
  12. 【請求項12】請求項2記載の文書編集装置に前記解消
    結果表示手段をさらに備えた装置において、前記解消方
    法選択手段に対して編集時にユーザーが選択した結果を
    教師データとして、解消結果表示手段、解消方向選択手
    段を有効とするか無効とするかを切り替えるモード自動
    切り替え手段をさらに備えたことを特徴とする文書編集
    装置。
  13. 【請求項13】請求項2記載の文書編集装置に前記不整
    合指摘手段をさらに備えた装置において、前記解消方法
    選択手段に対して編集時にユーザーが選択した結果を教
    師データとして、手段を有効とするか無効とするかを切
    り替えるモード自動切り替え手段をさらに備えることを
    特徴とする文章編集装置。
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