JPH07148533A - 板材加工機におけるワーク供給排出装置 - Google Patents

板材加工機におけるワーク供給排出装置

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JPH07148533A
JPH07148533A JP30017293A JP30017293A JPH07148533A JP H07148533 A JPH07148533 A JP H07148533A JP 30017293 A JP30017293 A JP 30017293A JP 30017293 A JP30017293 A JP 30017293A JP H07148533 A JPH07148533 A JP H07148533A
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JP
Japan
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work
processing machine
plate material
material processing
gripping
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JP30017293A
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Masaji Kotsuna
正司 忽那
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Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの自重によるだれを防ぎ、ワークの掴
み替えを確実に行ない高速搬入を可能とし、前工程で加
工完了したワークの排出を搬入と同期し迅速に行ない、
生産タクトの向上と装置の小型化とワークの搬出入の自
動化を図る。 【構成】 ワーク供給排出装置9に備えた吸着アクチュ
エータ21で吸着されたワークWの下面を支承すると共
に、ワーク搬送高さまで上昇させるワーク受け部材23
を設け、ワーク受け部材23にて支承されたワークWを
掴み替えする水平方向へ移動自在なワーク把持装置75
を板材加工機1の前面側に設け、前加工で加工完了した
ワークWを排出するキツカ装置143を前記ワーク把持
装置に隣接し並列して設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板材加工機における
ワーク供給排出装置に係り、特に短尺材ワークの搬送時
のだれを防ぎ、加工完了したワークの排出機能を備え、
ワークの掴み替えを容易とした板材加工機におけるワー
ク供給排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレスやベンディング加工に供給
される短尺材ワークの供給手段としては、シリンダやボ
ールネジ等により駆動されて上下移動するアームにバキ
ュームカップあるいは電磁マグネット等のアクチュエー
タを1個若しくは複数個配置し、下部に積載された短尺
材ワークをアクチュエータで吸着し上昇させる。つい
で、シリンダやボールネジ等の横移動手段により、前記
アクチュエータにて保持された短尺材ワークを、保持し
たまま搬送する方法や、アクチュエータで吸着上昇した
ワークの一端部を把持手段により掴み替えして板材加工
機へワークを供給する方法が採用されていた。また、前
工程で加工完了したワークの搬出は、別の取出し装置を
設けてワークの排出を行なっているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の板材加工機におけるワーク供給排出装置では、搬送
(長手)方向に長いワークの場合、特に薄板ではワーク
の自重によるたわみが出るため、ワークを搬入途中で落
とすという不具合がある。また、たわみを防止するた
め、吸着アクチュエータをワークの長さ全長に亘って配
置したり、ワークにピアスがある場合には、このピアス
を避けてアクチュエータを配置しなければならないな
ど、面倒な調整作業が必要であった。このため、高速搬
入に適さず搬入距離が長い場合は搬入機構が大型化し複
雑になるといった問題があった。
【0004】更に、ワークの前部を掴み替えて搬送する
場合は、ワークの後方だれ部を支える受けローラを設け
ているが、ワークの板厚、長さによりワークの自重によ
るだれ量が異なるため搬送時にワークが踊り搬送が安定
しないなどの問題があった。
【0005】なお更に、加工完了したワークの搬出は、
別に取出し装置を設けているため、装置が複雑になると
共に、搬入と搬出の同期が困難のため生産タクトが上が
らないという問題があった。
【0006】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、ワークの自重によるだれを防止すると共に、ワ
ークの掴み替えを確実に行ない定位置に高速搬入を可能
とし、前工程で加工完了したワークの排出を搬入と同期
し迅速に行ない、生産タクトの向上と装置の小型化とワ
ークの搬出入の自動化を図った板材加工機におけるワー
ク供給排出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、板材加工機へ短尺のワークを供給ある
いはワークを排出するワーク供給排出装置にして、前記
ワーク供給排出装置に備えたアクチュエータで吸着され
たワークの下面を支承すると共に、ワーク搬送高さまで
上昇させるワーク受け部材を設け、このワーク受け部材
にて支承されたワークを掴み替えする水平方向へ移動自
在なワーク把持装置を前記板材加工機の前面側に設け、
前加工で加工完了したワークを排出するキツカ装置を前
記ワーク把持装置に隣接し並列して設けて板材加工機に
おけるワーク供給排出装置を構成した。
【0008】前記ワーク供給排出装置において、前記ワ
ーク受け部材として、複数個の受けローラを水平方向へ
出入自在とする駆動部材を備えたローラアームを上下方
向へ揺動自在に設けてなること、前記ワーク把持装置と
して、駆動部材によりワーク把持部材を前後進自在に設
け、このワーク把持部材を構成するリンク部材を介して
ワークを把持せしめてなること、および前記キツカ装置
として、前記ワーク把持装置に隣接し並列してキツカ部
材を設け、このキツカ部材をワーク把持装置の前後進と
連動してラック・ピニオンを介して倍速に前後進自在に
設けてなることが望ましいものである。
【0009】
【作用】この発明の板材加工機におけるワークの供給排
出装置を採用することにより、特に短尺のワークを供給
する際に、ストックされたワークをアクチュエータで吸
着し、ワーク受け部材であるローラアームに供えた複数
個の受けローラをワークの下面に挿入し支承すると共に
搬送高さまで上昇させて、ワークを支持するのでワーク
搬送時のだれを防ぐ。この状態より、把持装置を前進さ
せてワーク端部を把持する。なお、ワーク端部の把持は
ワーク把持部材の前進作動により把持部の前進,停止,
クランプ作動という順次作動を行ない、リンク機構によ
り把持力を増大させワークを搬送途中で落したりするこ
となく、ワークの掴み替え搬送を高速で行なえる。
【0010】また、加工完了したワークの搬出は、前記
ワーク把持装置に隣接し並列に設けたキツカ装置にて行
われる。このキツカ装置の作動はワーク把持装置に設け
た駆動部材により行なわれ、ラック・ピニオンを介して
倍速で前後進するので、構造が簡単で高速排出を可能と
した。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、板材加工機としては、各種のプレ
スやベンディング加工機を対象としていて、これ等の機
構は既に公知の構成のものであるため詳細な図示と説明
を省略する。
【0012】図1を参照するに、板材加工機1は、C型
フレーム3の上部に油圧シリンダ5が設けてあり、この
油圧シリンダ5の作動により上下方向へ移動自在な上型
7が設けられている。そして、図示を省略したが、下型
と協働してワークWに曲げ加工が施される。
【0013】板材加工機1の前面側にはワーク供給排出
装置9が設けられている。このワーク供給排出装置9
は、板材加工機1の前面に設けたテーブル11に設けら
れている。すなわち、テーブル11に隣接し一側の側面
(図1において左側)にはストッカ13が設けられ、こ
のストッカ13にはガイド棒15に案内されて複数枚の
ワークWが積載されている。前記ストッカ13の上面に
はブラケット17が立設され、このブラケット17の上
部板17aより流体圧作動のシリンダ19が垂設されて
いて、このシリンダ19により上下動自在な吸着アクチ
ュエータ21である例えば複数の真空パッドがシリンダ
19の先端に装着されている。なお、真空パッドの代り
に電磁石を採用することも可能である。
【0014】上記構成により、ストッカ13上に積載さ
れたワークWの最上部のワークWをシリンダ19の作動
により吸着アクチュエータ21で吸着し、シリンダ19
を縮少せしめてワークWを搬送ラインへ持ち上げる。
【0015】前記ブラケット17の側面には、ワーク受
け部材23が設けられている。より詳細には、図2およ
び図3を参照するに、ワーク受け部材23は、前記ブラ
ケット17に係止したヒンジブラケット25に、複数の
受けローラ27を水平方向へ装着したローラアーム29
がヒンジピン31を介して上下方向へ揺動自在に装着さ
れている。前記受けローラ27はローラアーム29に装
着された流体圧作動のローラ出入駆動シリンダ33のピ
ストンロッド35に回転自在に装着されている。また、
前記ヒンジブラケット25には流体圧作動のローラアー
ム揺動駆動シリンダ37が回動自在に設けられ、このロ
ーラアーム揺動駆動シリンダ37のピストンロッド39
の先端に設けたホークエンド41が前記ローラアーム2
9にピン43を介して装着されている。
【0016】上記構成により、その作用としては、図4
を参照するに、吸着アクチュエータ21により吸着上昇
されたワークWは、図4の図中に2点鎖線で示されてい
るごとく自重により曲がり、だれを生じている。このと
き、ローラ出入駆動シリンダ33を作動させ受けローラ
27を前進させて、ワークWの下部に進入させる。次い
で、ローラアーム揺動駆動シリンダ37を作動させ、ロ
ーラアーム29をヒンジピン31を中心に旋回上昇させ
ることにより、受けローラ27がワークWの下面に当接
し搬送高さX−X線(パスライン)までワークWを上昇
させる。
【0017】而して、ワークWの自重によるだれ部を受
けローラ27で受けて搬送高さX−X線まで上昇させる
ため、搬送時にワークWが踊ることなく、安定した搬送
を行なうことができる。
【0018】また、ワークWの自重によるだれを考慮す
る必要がないため、吸着アクチュエータ21をワークW
全長に亘って配置する必要がなく、吸着上昇に必要な数
だけで良くなるため吸着装置が簡素化でき面倒な調整作
業が軽減できる。
【0019】図5および図6には、ワーク受け部材23
の第2の実施例が示されていて、第1の実施例と異なる
点は受けローラ27を前後に動かすローラ出入駆動シリ
ンダ33を設けず、ローラアーム29に一体的に受けロ
ーラ27を設けて、ローラアーム29を前後進させる方
式である。なお、第1の実施例と同一部材には同一符号
を付して詳細な説明は省略する。
【0020】ワーク受け部材23は、前記ブラケット1
7に一体的に係止したヒンジブラケット45が設けら
れ、このヒンジブラケット45に複数本のガイドロッド
47が装着されていて、ガイドロッド47にローラアー
ムホルダ49が前後進自在に装着され、ローラアームホ
ルダ49にはヒンジピン51を介してローラアーム29
が揺動自在となっている。ローラアーム29は、前記ロ
ーラアームホルダ49に一端を係合した流体圧作動のロ
ーラアーム揺動駆動シリンダ55のピストンロッド57
の先端に設けたホークエンド59にピン61を介して装
着されている。
【0021】前記ヒンジブラケット45の片側面にはシ
リンダ支持板63が突設され、このシリンダ支持板63
に流体圧作動のローラアーム前後進駆動シリンダ65が
係合し、ローラアーム前後進駆動シリンダ65のピスト
ンロッド67の先端に固着したホークエンド69は前記
ローラアームホルダ49にピン71を介して係合してい
る。
【0022】更に、前記ローラアーム29には水平方向
へ突設した複数本の軸73の先端に受けローラ27が回
転自在に装着されている。
【0023】上記構成により、ローラアーム前後駆動シ
リンダ65を作動せしめると、ローラアーム29は前後
方向へ進退自在となり、ローラアーム29に設けた受け
ローラ27をワークWの下面に挿入しワークWを支承で
きる位置に位置決めが可能となる。また、ローラアーム
揺動駆動シリンダ55を作動せしめると、受けローラ2
7にてワークWを支持して、ワークWを搬送高さまで上
昇させることができる。このため、その効果は第1の実
施例と同等な効果を発揮することができる。
【0024】次に、再び図1を参照するに、板材加工機
1の前面側に設けたテーブル11上には、ワーク供給排
出装置9の一部分を構成するワークWを把持し板材加工
機1側へ供給するワーク把持装置75が設けられてい
る。このワーク把持装置75はワーク把持部材77を備
え、クランプ案内駆動部79により板材加工機1の全幅
に対し水平方向へ移動自在に設けられている。このクラ
ンプ案内駆動部79は公知の構成の機構を採用したの
で、テーブル11上に左右方向へ延伸したレール81を
備えたブラケット83が設けられていて、このレール8
1上に前記ワーク把持装置75が乗り、ワーク把持装置
75が左右方向へ移動自在となっている。
【0025】その駆動手段としては、図示省略したが電
動機等の駆動源にて回転伝達部材を介して、前記ブラケ
ット83の左右端に設けたプーリ(図示省略)間に張設
された例えばタイミングベルト85に前記ワーク把持装
置75が係止されている。
【0026】上記構成により、電動機等の駆動源を駆動
せしめることによりタイミングベルト85は走行し、タ
イミングベルト85に係止されたワーク把持装置75は
左右へ移動自在となり、所定の位置にワークWを位置決
めすることができる。
【0027】前記ワーク把持装置75を更に、詳細に説
明する。図7,図8および図9を参照するに、図8に示
されたごとく、前記タイミングベルト85に係止したベ
ースプレート87上にブラケット89を介してワーク把
持装置75は固着されている。
【0028】ワーク把持装置75は、ブラケット89上
に固着された支持本体91に流体圧作動のシリンダ93
が固着され、このシリンダ93のピストンロッド95の
先端にはプレート97を貫通したクランプシャフト99
が装着されている。このクランプシャフト99には鍔部
99aが一体的に形成され、鍔部99aは前記プレート
97に常時当接されるよう、前記ピストンロッド95の
先端に嵌入されたバネ受け101と前記プレート97と
の間にスプリング103が装着されている。このスプリ
ング103の弾撥力により、クランプシャフト99はプ
レート97の面に当接し位置決めされている。
【0029】前記支持本体91には、前記シリンダ93
を中心として両側に振分けてガイドシャフト105がリ
ニアベアリング107を介して装着され、ガイドシャフ
ト105は前記プレート97に固着され、他端にはスト
ッパプレート109が設けられている。
【0030】前記プレート97の表面にはU字形状をし
たクランプ受け111が設けられ、このクランプ受け1
11内にリンク部材113が設けられている。すなわ
ち、リンク部材113は、前記クランプシャフト99に
ピン115を介して第1リンク117が回動自在に設け
られ、この第1リンク117にピン119を介してL形
状の第2リンク121が回動自在に係合し、第2リンク
121は前記クランプ受け111に軸123を介して回
動自在に支承されている。
【0031】前記第2リンク121の先端部であるクラ
ンプヘッド121aにはクランプピース125が設けら
れていて、前記クランプ受け111より一体的に突設し
たワーク受け部111aとの間にてワークWをクラン
プ,アンクランプ自在となっている。なお、符号127
はケトバシであり、符号129はスプリングである。
【0032】上記構成により、シリンダ93を作動せし
めピストンロッド95を前進させると、圧縮力を付与さ
れたスプリング103を介してプレート97はリニアベ
アリング107に案内されたガイドシャフト105によ
り水平方向へ前進する。そして、ガイドシャフト105
に設けたストッパプレート109が支持本体91の後面
に当接するとプレート97の前進は停止する。この状態
より更にシリンダ93を作動させピストンロッド95を
前進させるとスプリング103は圧縮され、クランプシ
ャフト99のみが前進することとなり、リンク部材11
3を介してクランプヘッド121aが旋回作動し、クラ
ンプ受け111の下部先端に設けたワーク受け部111
aとの間でワークWを把持する。
【0033】すなわち、クランプシャフト99の前進に
よりリンク部材113が作動してワークWをクランプ
し、シリンダ93の逆作動により先ずワークWをアンク
ランプし、次いで後退作動するものである。
【0034】上述したごとき構成と作用により、吸着ア
クチュエータ21にて吸着したワークWの端部を、ワー
ク把持部材77の前進、クランプ作動という機械的順次
作動により、把持,掴み替え,加工位置に搬入する。
【0035】このため、確実な把持力が得られ、把持部
のリンク長さ、シリンダ93の推力を変化させることに
より最適な把持力を得ることができ、ワークWを搬送時
に落したり、位置ずれが生じないため高速送りとワーク
の搬出入の自動化を図ることがてきる。
【0036】図10に示されている実施例はワーク把持
部材77の第2の実施例であり、第1実施例に対して異
なる点は、リンク部材113を押圧するスプリングの取
付部が異なる実施例である。なお、第1実施例と同一部
材には同一符号を付して説明を省略する。
【0037】すなわち、プレート97に装着されたクラ
ンプシャフト99の先端にはリンク部材113が設けら
れていて、リンク部材113の第2リンク121にスプ
リング係止軸131が設けられている。一方、プレート
97の上部にもスプリング係止軸133が設けられ、こ
のスプリング係止軸133と前記スプリング係止軸13
1とにスプリング135が張設されて構成されている。
【0038】上記構成により、第1実施例と同様にシリ
ンダ93の作動によりクランプシャフト99は前進し、
スプリング135の引張り力に抗して更にクランプシャ
フト99を前進させるとリンク部材113を介して第2
リンク121に設けたクランプピース125にてワーク
Wをクランプすることができる。このため、その効果は
第1の実施例と同等な効果を発揮することができる。
【0039】図11に示されている実施例はワーク把持
部材77の第3の実施例であり、第1の実施例に対して
異なる点は、リンク部材113を押圧するシリンダ93
の代りにモータを採用した実施例で、第1実施例と同一
部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0040】すなわち、支持本体91にモータ137が
設けられ、このモータ137の出力軸に前後進自在なネ
ジ軸139が設けられ、このネジ軸139は支持本体9
1に設けたナット141に螺合されている。そしてネジ
軸139の先端に図示を省略したリンク部材113が係
止されている。しかも、プレート97とナット141と
の間に圧縮スプリング143が介在されている。
【0041】上記構成により、その作用としては、図1
2および図13に示されているごとく、先ずモータ13
7を駆動せしめるとナット141に螺合したネジ軸13
9が突出してプレート97は前進し、プレート97に設
けたガイドシャフト105のストッパプレート109が
支持本体91に当接するまで前進する(図12参照)。
そして、更にモータ137を駆動せしめると、ネジ軸1
39は更に前進してリンク部材113の作動によりワー
クWを把持することができる(図13参照)。このた
め、その効果は第1の実施例と同等の効果を発揮するこ
とができる。
【0042】再び図1を参照するに、ワーク供給排出装
置9を構成する一部材であるキツカ装置143は、前述
したワーク把持装置75のワーク把持部材77に隣接し
並列状に設けられている。
【0043】より詳細には、図7と図9を参照するに、
プレート97の片側(図7において下側,図9において
左側)にキツカ装置143は設けられ、プレート97に
ピニオンブラケット145が一体的に装着されている。
このピニオンブラケット145にピニオンシャフト14
7が挿着され、ピニオンシャフト147の下部にピニオ
ン149が設けられている。このピニオン149は支持
本体91に固着されたラック151と噛合すると共に、
前記プレート97を貫通し前後方向へ移動自在な払い出
しシャフト153に設けたラック155とも噛合してい
る。なお、払い出しシャフト153の先端にはキツカ部
材157が取り付けられている。
【0044】上記構成により、プレート97がシリンダ
93の作動により前進作動するに伴い払い出しシャフト
153は、ラック151,155とピニオン149とに
よりプレート97の前進長さの倍の長さ前進する。この
ことによりキツカ部材157は板材加工機1の金型中央
に達することができ、ワーク把持装置75の搬入動作と
同時に前工程で加工完了したワークWを払い出すことが
できる。
【0045】このため、別に搬出装置を設ける必要な
く、ワーク把持装置75の把持作動と連動してキツカ装
置143は設けられているので生産タクトの向上が図れ
ると共に構造が簡単になり設備コストの低減を図ること
ができる。
【0046】上述したごとき構成により、全体的な作用
としては、ストッカ13に積載された短尺材で薄板のワ
ークWをシリンダ19にて上下駆動される吸着アクチュ
エータ21にて吸着し上昇限にて停止する。このときロ
ーラ出入駆動シリンダ33の作動により受けローラ27
が上昇限で停止しているワークWの下部に侵入しワーク
Wを下から支える。
【0047】ついで、原点位置で待機していたワーク把
持装置75が前進し、前進端にてワーク把持部材77に
てワークWの端部を確実に把持すると共に、吸着アクチ
ュエータ21の吸着を開放しワークWの受け渡しを行な
う。そして、ワーク把持装置75がワークWを所定の加
工位置に高速搬入すると同時に、キツカ装置143にて
前工程で加工完了したワークを排出する。これでワーク
Wの供給と排出を終了し、ワークWをアンクランプし、
ワークWをその位置に残したままワーク把持装置75を
加工に支障のないよう後退し原点位置に戻り待機する。
【0048】この間に受けローラ27はワーク把持装置
75がワーク搬入を完了し同時に次のワークの吸着に支
承のないよう後退し待機する。以後上述した動作を繰り
返してワークWの供給と排出とを行なう。
【0049】このため、ワークWのだれを防ぎ、ワーク
Wの自動セッティングとワークの自動排出の高速化を可
能とし、ワークの搬出入の自動化を図り、生産タクトの
向上と設備の簡単化による設備コストの低減を図ること
ができる。
【0050】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で
採用したクランプピース125は、金属,プラスチッ
ク,ゴム等何れを採用しても効果は同じであり、第1リ
ンク117と第2リンク121のリンク長を自在に変更
ることにより、クランプ力を自在に設定することが可能
である。
【0051】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、受けローラによる短尺薄
板ワークの支持により、ワークのだれを防ぎ、ワーク把
持装置によりワークの掴み替えを確実に行ない定位置に
高速搬入でき自動化が図れる。更に、キツカ装置をワー
ク把持装置の作動に連動させることにより、迅速に排出
が可能となりワークの排出の高速化と自動化を図ると共
に生産タクトの向上が図られ、装置の小型化により設備
コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施例の板材加工機にお
けるワーク供給排出装置の斜視図である。
【図2】この発明の主要部であるワーク受け部材の平面
図である。
【図3】図2における側面図である。
【図4】ワーク受け部材の作用説明図である。
【図5】ワーク受け部材の第2の実施例を示す平面図で
ある。
【図6】図5における側面図である。
【図7】この発明の主要部であるワーク把持装置とキツ
カ装置の平面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII線に沿った断
面図である。
【図9】図7における右側より見た側面図である。
【図10】ワーク把持装置の第2の実施例を示す部分側
面図である。
【図11】ワーク把持装置の第3の実施例を示す部分平
面図である。
【図12】第3の実施例におけるワーク把持装置の作用
説明図である。
【図13】第3の実施例におけるワーク把持装置の作用
説明図である。
【符号の説明】
1 板材加工機 9 ワーク供給排出装置 21 吸着アクチュエータ 23 ワーク受け部材 27 受けローラ 29 ローラアーム 33 ローラ出入駆動シリンダ(駆動部材) 75 ワーク把持装置 77 ワーク把持部材 93 シリンダ(駆動部材) 113 リンク部材 143 キツカ装置 149 ピニオン 151 ラック 155 ラック 157 キツカ部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機へ短尺のワークを供給あるい
    はワークを排出するワーク供給排出装置にして、前記ワ
    ーク供給排出装置に備えたアクチュエータで吸着された
    ワーク下面を支承すると共に、ワーク搬送高さまで上昇
    させるワーク受け部材を設け、このワーク受け部材にて
    支承されたワークを掴み替えする水平方向へ移動自在な
    ワーク把持装置を前記板材加工機の前面側に設け、前加
    工で加工完了したワークを排出するキツカ装置を前記ワ
    ーク把持装置に隣接し並列して設けてなることを特徴と
    する板材加工機におけるワーク供給排出装置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク受け部材として、複数個の受
    けローラを水平方向へ出入自在とする駆動部材を備えた
    ローラアームを上下方向へ揺動自在に設けてなることを
    特徴とする請求項1に記載の板材加工機におけるワーク
    供給排出装置。
  3. 【請求項3】 前記ワーク把持装置として、駆動部材に
    よりワーク把持部材を前後進自在に設け、このワーク把
    持部材を構成するリンク部材を介してワークを把持せし
    めてなることを特徴とする請求項1に記載の板材加工機
    におけるワーク供給排出装置。
  4. 【請求項4】 前記キツカ装置として、前記ワーク把持
    装置に隣接し並列してキツカ部材を設け、このキツカ部
    材をワーク把持装置の前後進と連動してラック・ピニオ
    ンを介して倍速に前後進自在に設けてなることを特徴と
    する請求項1に記載の板材加工機におけるワーク供給排
    出装置。
JP30017293A 1993-11-30 1993-11-30 板材加工機におけるワーク供給排出装置 Pending JPH07148533A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0985547A (ja) * 1995-09-28 1997-03-31 Akitsu Kogyo Kk 加工機のワーク供給装置
CN102688924A (zh) * 2011-03-21 2012-09-26 昆山广禾电子科技有限公司 接料机
CN110586789A (zh) * 2019-10-21 2019-12-20 爱克(苏州)机械有限公司 一种冲床上料自动对中装置
CN114603054A (zh) * 2022-03-24 2022-06-10 江苏建威电子科技有限公司 一种用于发电机的组合式刷握组件的加工装置

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