JPH0714724B2 - フレキシブルコンテナバッグ開袋機 - Google Patents

フレキシブルコンテナバッグ開袋機

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JPH0714724B2
JPH0714724B2 JP15667490A JP15667490A JPH0714724B2 JP H0714724 B2 JPH0714724 B2 JP H0714724B2 JP 15667490 A JP15667490 A JP 15667490A JP 15667490 A JP15667490 A JP 15667490A JP H0714724 B2 JPH0714724 B2 JP H0714724B2
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flexible container
bag
container bag
cutter
opening machine
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勝彦 割貝
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株式会社日立工営
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フレキシブルコンテナバッグ開袋機に係り、
さらに詳細には、可とう性を有する袋体内にたとえばセ
メント,タルク,炭酸カルシウム,ベントナイトなどの
粉体を充填して遠隔地に輸送し、これを現地で開袋する
場合に用いて好適なフレキシブルコンテナバッグ開袋機
に関する。
〔従来の技術〕
各種樹脂製袋など、いわゆる可とう性を有する袋状のフ
レキシブルコンテナバッグ(以下、フレコンバッグと称
する)内にセメント,タルクなどの粉体を充てんして遠
隔地に輸送することが従来からおこなわれている。
そして、フレコンバッグの利点とするところは、使い捨
て式とは云え可とう性を有するが故に、輸送現地で開袋
後かさ張らず、粉体を取り出した後の容器の処分が非常
に楽である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来、フレコンバッグからセメントなど
の粉体を取り出す開袋作業は特に密閉空間でおこなわれ
ていないのが実状であり、したがってこの開袋作業に長
期間たずさわっていると、粉塵の吸い込みによって肺の
組織内に繊維増殖性変化をおこし、心肺機能の低下をき
たす、いわゆる塵肺疾患という職業病が発生するおそれ
があるばかりでなく、周囲環境をも汚染して粉塵公害を
発生するという問題もあった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、
その目的とするところは、可とう性を有するが故に開袋
後かさ張らず、粉体を取り出した後の処分が非常に楽な
フレコンバッグの開袋作業、すなわちフレコンバッグか
らセメントなどの粉体を取り出す開袋作業に際し、この
種作業にたとえ長期間たずさわっていても、塵肺疾患を
生じるおそれがなく、しかも周囲環境を汚染して粉塵公
害を発生するという問題をも同時に解決してクリーンな
作業環境を確保することのできるフレコンバッグ開袋機
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的は、上部開口部を除いて密閉構造とした開袋機
ケーシングと、前記開袋機ケーシングの上部開口部に取
り付けられ、かつその上部にセットされているフレコン
バッグの下降動作にともない当該フレコンバッグの側面
に密着した状態で拡張する伸縮自在なキャンバスシャッ
ターと、前記開袋機ケーシング内を負圧にするブロワー
と、前記開袋機ケーシング内に位置して、キャンバスシ
ャッター方向から降下してくるフレコンバッグを載置す
るテーブルと、前記テーブル上に仮置きされたフレコン
バッグを、その周壁に接ぎ代を残してカットするカッタ
ーと、前記カッターの切断作用によりフレコンバッグか
ら落下する粉体を系外に移送するフィーダーとを具備す
ることによって達成される。
〔作用〕
しかして、前記構成よりなる本発明によれば、セメント
などの粉体が充てんされているフレコンバッグの開袋作
業に先立ち、開袋されるべきフレコンバッグは、クレー
ンやホイストなどの適宜手段により吊り上げられて、開
袋機ケーシングの上部、さらに具体的には、開袋機ケー
シングの上部開口部に取り付けられているキャンバスシ
ャッターを通過する。
そして、フレコンバッグの下降動作にともない、伸縮自
在なキャンバスシャッターは、前記フレコンバッグの側
面に密着した状態で拡張し、フレコンバッグを開袋機ケ
ーシング内のテーブル上に載置する。
テーブル上にフレコンバッグが仮置きされると、カッタ
ーが動作し、前記テーブル上に載置されているフレコン
バッグの周壁は接ぎ代を残してカットされる。
一方、カッターの切断作用により、フレコンバッグから
落下したセメントなどの充てん物は、フィーダーによっ
て所定の系外へと移送されるものであって、本発明によ
れば、フレコンバッグの開袋作業は全て、開袋機ケーシ
ングとその上部開口部に取り付けられたキャンバスシャ
ッター、すなわちフレコンバッグの下降動作にともなう
当該フレコンバッグの側面に密着した状態で拡張する伸
縮自在なキャンバスシャッター間の密閉空間でおこなわ
れる。
〔実施例〕
以下、本発明を、図面の一実施例にもとづいて説明する
と、第1図は本発明に係るフレコンバッグ開袋機の全体
構成説明図、第2図(a)〜(e)は第1図に示す開袋
機の動作説明図である。
フレコンバッグ開袋機の全体構成を示す第1図におい
て、1は上部開口部を除いて密閉構造とした開袋機ケー
シングであり、この開袋機ケーシング1は、本体ケーシ
ング1aおよび上部ケーシング1bにより構成されている。
2は上部ケーシング1bの上端開口部に設けられたフレコ
ンバッグインナーガイドを示し、内部にセメンドなどの
粉体を充てんしたフレコンバッグ(第2図に符号30で示
す)は、前記インナーガイド2を介して開袋機ケーシン
グ1内に案内される。
3はフレコンバッグインナーガイド2の直下に位置して
取り付けたキャンバスシャッターであり、このキャンバ
スシャッター3は、以下のように構成されている。
すなわち、3aはキャンバスシャッター3の外枠を構成す
る鋼製リング、3bはキャンバスシャッター3の内枠を構
成する、弾性を有するゴムリングを示し、前記鋼製リン
グ3aとゴムリング3bとの間に位置して、たとえばポリエ
ステル系の樹脂シート3cが張設されている。
しかして、前記したキャンバスシャッター3の中央部開
口寸法(第1図の符号D1)、すなわち弾性を有するゴム
リング3bの開口部内径D1は、一例としてフレコンバッグ
30の径(第2図(b)に符号D2で示す)の50〜110%の
範囲で伸縮自在に構成されており、フリーの状態では、
第2図(a)に示すように、50%の最小径を保持してい
る。
したがって、前記したフレコンバッグ30の下降動作にと
もない、伸縮自在なキャンバスシャッター3は、第2図
(b)に示すように、前記フレコンバッグ30の側面に密
着した状態で拡張し、フレコンバッグ30を開袋機ケーシ
ング1内のテーブル4上に載置する。
5はテーブル4上の中央部に設けられたフレコンバッグ
センシングバーである。
なお、図示実施例において、前記テーブル4は、エアー
シリンダー7に連結されたリンク機構8の動作により、
第1図の鎖線および第2図(d)の実線に示すごとく、
中心軸9を境にして下方に傾動する2枚のバタフライテ
ーブル部材4aおよび4bによって構成されている。
一方、第1図において、カッター6aを取り付けた左右一
対のカッター装着ユニット6は、それぞれ背部に設けら
れているバネ10によって前方、すなわち開袋機ケーシン
グ1の中心方向に付勢されている。
また、カッター装着部材6の上方先端には、ローラー11
が取り付けられており、このローラー11は、上部ケーシ
ング1bの内胴1b-1外周に固定した板カム12のカム面に当
接している。
さらに、前記バネ10の一端を固定し、かつ車輪13を介し
てカッター装着部材6を載置しているベース部材14の下
底は、旋回リング15の上面に固定されており、この旋回
リング15は、モータ16を駆動させることにより周方向に
回転する。
すなわち、開袋機の運転停止時、カッター装着ユニット
6の上方先端に取り付けられているローラ11は、板カム
12の凸部(図示省略)に乗っており、カッター6aは所定
の位置に後退している。
これに対し、第2図(b)に示すように、テーブル4上
にフレコンバッグ30が載置され、第2図(c)に示すよ
うに、カッター6aによりフレコンバッグ30の周壁をカッ
トするに際しては、前記モーター16の駆動により旋回リ
ング15、ひいては旋回リング15上にベース部材14を介し
て載置されているカッター装着ユニット6が周方向に回
転し始め、これと同時に、板カム12に当接しているロー
ラー11は、それまで乗っていた板カム12の凸部から徐々
に下降し、遂には平坦な曲面状のカム面を周方向に移動
するものであって、前記ローラ11が板カム12の凸部から
徐徐に下降するとき、カッター6aには、周方向の運動と
共に前進方向の運動、すなわち開袋機ケーシング1の中
心に向かう方向の運動が付与され、この前進方向の運動
により、第2図(c)に示すように、カッター6aの先端
がフレコンバッグ30の周壁を突き破ることになり、その
後、カッター6aの周方向への移動により、フレコンバッ
グ30の周壁は、前記カッター6aの周方向への移動距離に
応じた所定長が切断される。
そして、カッター6aによってフレコンバッグ30の所定長
が切断されたとき、前記ローラ11は、再び板カム12の凸
部に乗り上げ、したがってこのとき、カッター6aには周
方向の運動と共に後退方向の運動、すなわち開袋機ケー
シング1の中心と反対方向の運動が付与されるものであ
って、カッター6aの前進,後退時、当該カッター6aはフ
レコンバッグ30の周壁に接触するものではないから、フ
レコンバッグ30の周壁には部分的に接ぎ代が残されるこ
とになり、その結果、フレコンバッグ30の切断片が排出
粉体中に混入するのを防止することができる。
17はフレコンバッグ30から本体ケーシング1a内に排出さ
れた粉体の有無を検出するレベルスイッチ、18はフレコ
ンバッグ30から本体ケーシング1a内に落下した粉体を系
外に移送するスクリューフィーダー、19は一端が本体ケ
ーシング1a内に臨み、他端が集塵ボックス20に接続され
ている集塵ダクト、22は前記集塵ボックス20とスクリュ
ーフィーダー18間を接続する管路21の途中に設けたロー
タリーバルブ、23は集塵ボックス20に隣接したバックフ
ィルター、24はバックフィルター23に取り付けたターボ
ブロワーを示している。
また、LS1はカッター6aの引込み状態を検出するリミッ
トスイッチ、LS2はテーブル4上の中央部に設けられて
いるセンシングバー5部分でのフレコンバッグ30の有無
を検出するリミットスイッチで、このリミットスイッチ
LS2は、センシングバー5上にフレコンバッグ30が載置
されることにより作動する。
すなわち、センシングバー5上にフレコンバッグ30が載
置された場合、当該センシングバー5は、その下方に設
けられている圧縮バネ25に抗して若干下降するよう構成
されており、このときリミットスイッチLS2が作動して
センシングバー5上におけるフレコンバッグ30の存在を
検出する。
LS3はバタフライテーブル部材4aおよび4bの閉状態を検
出するリミットスイッチ、LS4はフレコンバックセンシ
ングバー7に連結されたリンク機構8に連動して前記バ
タフライテーブル部材4aおよび4bの開状態を検出するリ
ミットスイッチである。
第1図中、26は開袋機のトップカバーを示し、このトッ
プカバー26は、開袋機の不使用時、開袋機ケーシング1
の上部に設けられているフレコンバッグインナーガイド
2の開口部を被覆する。
また、27はエアーシリンダー7に対する圧縮空気供給
源、28は前記圧縮空気供給源27とエアーシリンダー7間
を接続する管路29の途中に設けた圧縮空気供給バルブを
示している。
次に、前記構成よりなるフレコンバッグ開袋機の運転に
ついて説明すると、まず、系外輸送機の能力に合わせて
スクリューフィーダー18の能力を設定する。
続いて、エアーシリンダー7の圧縮空気供給バルブ28を
全開にして、所定圧力に達しているかを確認する。
そして、トップカバー26を外し、開袋機に対するフレコ
ンバッグ30の投入を可能な状態とする。
また、スクリューフィーダー18,集塵系のターボブロワ
ー24を順次起動する。
なお、フレコンバッグ30の投入を可能とする表示ランプ
(図示せず)は、以下の各条件を全て満足したときに点
灯する。
すなわち、 (1)前記したスクリューフィーダー18,集塵系ロータ
リーバルブ22,ターボブロワー24全てのオン状態検出。
(2)カッター6aの引込み状態検出。すなわち、リミッ
トスイッチLS1のオン状態検出。
(3)テーブル4部分におけるフレコンバッグ30の無検
出。すなわち、リミットスイッチLS2のオフ状態検出。
(4)バタフライテーブル4aおよび4bの閉状態検出。す
なわち、リミットスイッチLS3のオン状態検出、ならび
にリミットスイッチLS4のオフ状態検出。
(5)開袋機ケーシング1内における粉体の無検出。す
なわち、レベルスイッチ17のオフ状態検出。
一方、フレコンバッグ30の投入を不可能とする表示ラン
プ(図示せず)は、前記(1)〜(5)と逆の条件を1
つでも満たすと点灯する。
すなわち、 (1)前記したスクリューフィーダー18,集塵系ロータ
リーバルブ22,ターボブロワー24のいずれかのオフ状態
検出。
(2)カッター6aの引込み状態無検出。すなわち、リミ
ットスイッチLS1のオフ状態検出。
(3)テーブル4部分におけるフレコンバッグ30の検
出。すなわち、リミットスイッチLS2のオン状態検出。
(4)バタフライテーブル4aおよび4bの閉状態検出。す
なわち、リミットスイッチLS3のオフ状態検出、ならび
にリミットスイッチLS4のオン状態検出。
(5)開袋機ケーシング1内における粉体の検出。すな
わち、レベルスイッチ17のオン状態検出。
そして、フレコンバッグ30の投入を可能とする表示ラン
プが点灯していることを確認したならば、作業者は、開
袋すべきフレコンバッグ30をクレーンやホイストなどの
適宜手段により吊り上げるものであって、その後、前記
フレコンバッグ30は、インナーガイド2を介してキャン
バスシャッター3を通過する。
なお、フレコンバッグ30の径が極端に小さい場合を考慮
して、あらかじめ小径用のインナーガイドケースを用意
し、これを前記インナーガイド2の内側にセットするよ
うにしてもよい。
そして、前記のごとく、フレコンバッグ30を通過せしめ
たキャンバスシャッター3は、フレコンバッグ30の側面
に密着した状態で拡張し、一方、キャンバスシャッター
3を通過してフレコンバッグ30は、テーブル4上の中央
部に設けられているバッグセンシングバー5の上部に載
置されるものであって、センシングバー5の上部にフレ
コンバッグ30が載置されたことは、前記センシングバー
5の下方に設けられている圧縮バネ25に抗して当該セン
シングバー5が若干下降し、リミットスイッチLS2が作
動することによって検出される。
また、このとき、開袋ケーシング1内は、ターボブロワ
ー24によって負圧に維持されている。
ところで、フレコンバッグ30をバッグセンシングバー50
上にセッティングした後も、当該フレコンバッグ30の上
部を吊っている吊り具を外すことなく、そのままにして
おくと、開袋後空袋となったフレコンバッグ30の回収に
便利である。
また、図示実施例に示すごとく、バッグセンシングバー
5の側面形状を、上方に鋭角部を有するデルタ形とすれ
ば、当該センシングバー5上に載置されたフレコンバッ
グ30の喰込みを良好にして、その載置状態を安定的なら
しめることができる。
しかして、前記のごとく、リミットスイッチLS2がフレ
コンバッグ30を検出すると、次には、カッター6aにより
フレコンバッグ30の周壁を切断する。
すなわち、第2図(b)に示すように、テーブル4上に
フレコンバッグ30が載置され、第2図(c)に示すよう
に、カッター6aによりフレコンバッグ30の周壁をカット
するに際しては、前記モーター16の駆動により旋回リン
グ15、ひいては旋回リング15上にベース部材14を介して
載置されているカッター装着ユニット6が周方向に回転
し始め、これと同時に、板カム12に当接しているローラ
ー11は、それまで乗っていた板カム12の凸部から徐々に
下降し、遂には平坦な曲面状のカム面を周方向に移動す
るものであって、前記ローラ11が板カム12の凸部から徐
々に下降するとき、カッター6aには、周方向の運動と共
に前進方向の運動、すなわち開袋機ケーシング1の中心
に向かう方向の運動が付与され、この前進方向の運動に
より、第2図(c)に示すように、カッター6aの先端が
フレコンバッグ30の周壁を突き破ることになり、その
後、カッター6aの周方向への移動により、フレコンバッ
グ30の周壁は、前記カッター6aの周方向への移動距離に
応じた所定長が切断される。
そして、カッター6aによってフレコンバッグ30の所定長
が切断されたとき、前記ローラ11は、再び板カム12の凸
部に乗り上げ、したがってこのとき、カッター6aには周
方向の運動と共に後退方向の運動、すなわち開袋機ケー
シング1の中心と反対方向の運動が付与されるものであ
って、カッター6aの前進,後退時、当該カッター6aはフ
レコンバッグ30の周壁に接触するものではないから、フ
レコンバッグ30の周壁には部分的に接ぎ代が残されるこ
とになり、その結果、フレコンバッグ30の切断片が排出
粉体中に混入するのを防止することができる。
なお、既述のごとく、フレコンバッグセンシングバー5
の側面形状を、上方に鋭角部を有するデルタ形とすれ
ば、当該センシングバー5上に載置されたフレコンバッ
グ30の喰込みを良好にして、その載置状態を安定的なら
しめることができることに加えて、開袋動作時、カッタ
ー6aによる回転力をフレコンバッグ30を受けても、前記
喰込作用により、フレコンバッグ30がみだりに移動する
ものではなく、カッター6aによる切断作業を安定的にお
こなうことができる。
また、図示実施例に示すごとく、カッター6aを複数個
(図示実施例の場合、左右一対の2個)設けた場合は、
前記複数個のカッター6aをいずれも両刃式とし、かつ前
記複数個のカッター6aの動きを反復運動式(図示実施例
に示すように左右一対のカッター6aを2個備えた場合
は、約180度の反復運動式)とすれば、その往動作で1
つのフレコンバッグ30を開袋し、続く復動作で次に投入
されるフレコンバッグ30を開袋することができ、カッタ
ー6aが1個の場合に較べて開袋時間の短縮化をはかるこ
とができ、作業性にすぐれている。
さらに、長さの異なるカッター6aをあらかじめ数種類揃
えておき、適宜長さのカッター6aを選択的に使用すれ
ば、たとえ1台の開袋機で複数サイズのフレコンバッグ
30を取り扱う場合であっても、これに十分対応すること
ができる。
さらに、フレコンバッグ30の材質が相異することによっ
てバッグ切断時の接ぎ代長を変更する必要が生じた場合
は、これまた複数種類の接ぎ代長に対応した板カム12を
あらかじめ用意しておけばよい。
そして、カッター6aによるフレコンバッグ30の切断が完
了し、このカッター6aの引込みをリミットスイッチLS1
が検出すると、リンク機構8の動作により、2枚のバタ
フライテーブル部材4aおよび4bは、第1図の鎖線および
第2図(d)の実線に示すごとく、中心軸9を境にして
下方に傾動する。
また、これと同時にフレコンバッグ30の切断部分がゆる
やかに開き、前記フレコンバッグ30内に充てんされてい
る粉体の排出が開始される。
そして、前記粉体の排出が進行すると、フレコンバッグ
30は充てん物を失い、縮み始めるが、これに追従してキ
ャンバスシャッター3の内径も小さくなり、またこのと
き、開袋機ケーシング1内は、ターボブロワー24によっ
て負圧に維持されているため、開袋機外への発塵を効果
的に防止することができる。
なお、図示実施例に示すごとく、テーブル4を、下方に
傾動する2枚のバタフライテーブル部材4aおよび4bによ
って構成すると、前記バタフライテーブル部材4aおよび
4bのシュート作用によって粉体の自由落下現象を阻止
し、機内発塵を少なくすることができる。
また、前記バタフライテーブル部材4aおよび4bの傾動角
度を調節することにより、フレコンバッグ30から排出さ
れる粉体の単位時間当りの量を調整することができ、そ
の傾動角度が大きければ大きい程(すなわち、バタフラ
イテーブル部材4aおよび4bの傾動角度が水平状態に近け
れば近い程)、単位時間当りフレコンバッグ30から排出
される粉体の量を少なくすることができ、これまた機内
発塵を抑える上で効果的である。
さらに、図示実施例に示すごとく、フレコンバッグセン
シングバー5の側面形状を、上方に鋭角部を有するデル
タ形とすれば、当該センシングバー5上に載置されたフ
レコンバッグ30の喰込みを良好にして、その載置状態を
安定的ならしめることができるとともに、開袋動作時、
カッター6aによる回転力をフレコンバッグ30が受けて
も、前記喰込作用により、フレコンバッグ30がみだりに
移動するものではなく、カッター6aによる切断作業を安
定的におこなうことができることに加えて、フレコンバ
ッグ30からの粉体排出完了間際に際し、当該バッグ30内
における粉体残量をできるだけ少なくすることができ
る。
そして、フレコンバッグ30から排出された粉体は、バタ
フライテーブル部材4aおよび4bの下方に載置されたスク
リューフィーダー18によってすみやかに系外に移送され
るものであり、なおこのとき、開袋機ケーシング1内に
おける浮遊粉塵は、ターボブロワー24の吸引作用によ
り、集塵ダクト19を経て集塵ボックス20に捕集され、管
路21の途中に設けられているロータリーバルブ22を経て
スクリューフィーダー18側に回収されるものであって、
レベルスイッチ17が動作すると、エアーシリンダー7が
動作してバタフライテーブル部材4aおよび4bを閉じ、こ
の状態をリミットスイッチLS3が検出して、次のフレコ
ンバッグ30の投入に備える。
〔発明の効果〕
本発明は以上のごときであり、図示実施例の説明からも
明らかなように、本発明によれば、フレコンバッグの開
袋作業は全て、開袋機ケーシングとその上部開口部に取
り付けられたキャンバスシャッター、すなわちフレコン
バッグの下降動作にともなう当該フレコンバッグの側面
に密着した状態で拡張する伸縮自在なキャンバスシャッ
ター間の密閉空間内でおこなわれる。
したがって、本発明によれば、可とう性を有するが故に
開袋後かさ張らず、粉体を取り出した後の処分が非常に
楽なフレコンバッグの開袋作業、すなわちフレコンバッ
グからセメントなどの粉体を取り出す開袋作業に際し、
この種作業にたとえ長期間たずさわっていても、塵肺疾
患を生じるおそれがなく、しかも周囲環境を汚染して粉
塵公害を発生するという問題をも同時に解決してクリー
ンな作業環境を確保することのできるフレコンバッグ開
袋機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るフレキシブルコンテナバッグ開袋機
の一実施例を示し、第1図はその全体構成説明図、第2
図(a)〜(e)は第1図に示す開袋機の動作説明図で
ある。 1……開袋機ケーシング、3……キャンバスシャッタ
ー、4……テーブル、6……カッター装着ユニット、6a
……カッター、18……スクリューフィーダー、30……フ
レキシブルコンテナバッグ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部開口部を除いて密閉構造とした開袋機
    ケーシングと、 前記開袋機ケーシングの上部開口部に取り付けられ、か
    つその上部にセットされているフレキシブルコンテナバ
    ッグの下降動作にともない当該コンテナバッグの側面に
    密着した状態で拡張する伸縮自在なキャンバスシャッタ
    ーと、 前記開袋機ケーシング内を負圧にするブロワーと、 前記開袋機ケーシング内に位置して、キャンバスシャッ
    ター方向から降下してくるフレキシブルコンテナバッグ
    を載置するテーブルと、 前記テーブル上に仮置きされたフレキシブルコンテナバ
    ッグを、その周壁に接ぎ代を残してカットするカッター
    と、 前記カッターの切断作用によりフレキシブルコンテナバ
    ッグから落下する粉体を系外に移送するフィーダーとを
    具備してなることを特徴とするフレキシブルコンテナバ
    ッグ開袋機。
JP15667490A 1990-06-15 1990-06-15 フレキシブルコンテナバッグ開袋機 Expired - Lifetime JPH0714724B2 (ja)

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