JPH0714356Y2 - 高周波加熱コイル - Google Patents

高周波加熱コイル

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JPH0714356Y2
JPH0714356Y2 JP1990046019U JP4601990U JPH0714356Y2 JP H0714356 Y2 JPH0714356 Y2 JP H0714356Y2 JP 1990046019 U JP1990046019 U JP 1990046019U JP 4601990 U JP4601990 U JP 4601990U JP H0714356 Y2 JPH0714356 Y2 JP H0714356Y2
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JP
Japan
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conductors
work
heating coil
conductor
ball screw
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JP1990046019U
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JPH047645U (ja
Inventor
日吉 渡邊
Original Assignee
富士電子工業株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、例えばボールネジの歯先部分のみに硬化層
を形成したり、或いは、長尺円柱状のシャフト等のワー
クの表面を浅く焼入するのに適した高周波加熱コイル
(以下単に加熱コイルと記す)に関する。
〈従来の技術〉 以下、図面を参照して従来の技術を説明する。第4図は
従来の加熱コイルを説明するための図面であって、第4
図(a)はボールネジの部分縦断正面図、第4図(b)
はボールネジ(但し、ねじ山の記載を省略している)と
加熱コイルとの斜視図である。
ボールネジ1の表面に第4図(a)に示すように、歯面
全体に一様な深さの硬化層を形成するには、第4図
(b)に示すように、鞍形半開放型の加熱コイル3をボ
ールネジ1に載置し、このボールネジ1を長手方向を軸
として回転しながら、加熱コイル3に通電して加熱コイ
ル3をボールネジ1の長手方向に移動させる。すると、
主として、加熱コイル3のボールネジ1の長手方向の1
対の導体31、32に流れる電流によって、ボールネジ1の
表面には、矢印Aの方向の電流が流れるから、ボールネ
ジ1の歯面の全表面に一様な深さの硬化層2を形成する
ことができる。この際、通常、導体31の長さをl≧0.7D
として、導体31に流れる電流(ボールネジ1の長手方向
に流れる誘導電流)による加熱効果を大きくしている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、場合によって、ボールネジ1のネジの先
端部分のみに硬化層を形成することが要請されることが
ある。また、長尺円柱状のシャフトにおいても、通常よ
り極めて浅い硬化層の形成を要請されることがある。こ
れらのような場合には、前記した従来の鞍形半開放型の
加熱コイル3によってボールネジ1や長尺円柱状のシャ
フトを焼入すると、ボールネジ1ではネジの谷の部分に
も硬化層2が形成されるし、また、長尺円柱状のシャフ
トでは浅い硬化層を形成することができない。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、例
えば、ボールネジの焼入においては、ネジの先端部分の
みに硬化層を形成することができ、また、長尺円柱状の
シャフト等においては極めて浅い硬化層を形成すること
ができる加熱コイルを提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記問題を解決するために、請求項1記載の加熱コイル
は、ボールネジ或いは長尺円柱状のシャフト等のワーク
の長手方向に平行でワークに接近し対向するように配設
された1対の直線状の第1および第2の導体と、第1お
よび第2の導体の一端同士を接続し且つワークに接近し
ワークに跨がるように配設されたほぼ半円形状の第3の
導体と、第1および第2の導体の他端同士を接続し且つ
ワークに接近しワークに跨がるように配設されたほぼ半
円形状の第4の導体とを有する鞍形半開放型の加熱コイ
ルにおいて、前記第1および第2の導体の長さをl、ワ
ークの直径をDとしたとき、l≦0.5Dとしている。
また、請求項2記載の加熱コイルは、請求項1記載の加
熱コイルにおいて、第1および第2の導体がワークから
離れているように、第1の導体の一端および他端をそれ
ぞれ第5および第6の導体を介して第3および第4の導
体の一端に接続し、第2の導体の一端および他端をそれ
ぞれ第7および第8の導体を介して第3および第4の導
体の他端に接続している。
〈作用〉 従って、請求項1記載の加熱コイルを用いてボールネジ
或いは長尺円柱状のシャフト等のワークを加熱した場合
には、第1および第2の導体の長さが短いので、ワーク
の長手方向に流れる誘導電流の発生が少なく、第3およ
び第4の導体によるワークの周方向の誘導電流電流が多
く、ワークの加熱は、主としてこの周方向の誘導電流に
よって行われる。
更に、請求項2記載の加熱コイルを用いる場合には、第
1および第2の導体がワークから離れているので、ワー
クの長手方向に流れる誘導電流の発生が極めて少なく、
第3および第4の導体によるワークの周方向の誘導電流
が殆どとなるから、ワークの加熱は、殆どワークの周方
向の誘導電流によって行われる。従って、いずれの加熱
コイルを用いた場合にも、ボールネジではネジの歯先部
分のみに硬化層が形成され、また、長尺円柱状のシャフ
ト等のワークの表面には浅い硬化層が形成される。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。第1
図〜第3図は本考案の実施例を説明するための図面であ
って、第1図のボールネジ(但し、ネジ山の記載を省略
している)と第1の実施例の加熱コイルとの斜視図、第
2図はボールネジと第2の実施例の加熱コイルとの斜視
図、第3図はボールネジの部分縦断正面図である。
まず、第1の実施例について説明する。第1図に示すよ
うに、この実施例の加熱コイル5は鞍形半開放型のコイ
ルであって、加熱コイル5は、ボールネジ1の長手方向
に平行な一対の直線状の導体51(第1の導体)、52(第
2の導体)と、これらの導体の対向している一端同士を
接続し、ワーク1に接近して跨がるように形成されたほ
ぼ半円形の導体53(第3の導体)と、導体51、52の対向
している他端同士を接続し、ワーク1に接近して跨がる
ように形成されたほぼ半円形の導体54(第4の導体)と
を備えている。導体54の中央部分は分割された高周波電
源100に接続されている。導体51、52は等長であって、
その長さlは、ボールネジ1の直径をDとするとき、l
≦0.5Dであるように形成されている。
いま、ワーク1をその長手方向を軸として回転しなが
ら、高周波電源100から高周波電流を加熱コイル5に通
電しつつ、加熱コイル5をワーク1に載置し、ワーク1
の長手方向に移動するとき、加熱コイル5の導体51、52
は、第4図で説明した従来の加熱コイル3の導体31、32
と比べて短いので、同じ直径Dのワーク1を焼入する場
合に、従来の加熱コイル3に比べてワーク1に生じるワ
ーク1の長手方向の誘導電流が少ない。故に、ワーク1
の表面は主として加熱コイル5の導体53、54に流れる高
周波電流によるワーク1の周方向の誘導電流によって加
熱される。
従って、この加熱コイル5で焼入されたボールネジ1に
は、第3図に示すように、歯先部分のみに硬化層9が形
成される。また、ワーク1が長尺円柱状のシャフト等の
ワークであれば、表面に浅く硬化層が形成される。
次に、第2の実施例について説明する。
第2図に示すように、この実施例の加熱コイル7も鞍形
半開放型の加熱コイルであり、第1図に説明した加熱コ
イル5の導体51、52、53、54に加熱コイル7の導体71、
72、73、74が対応している。但し、加熱コイル7におい
ては、導体71、72が、ワーク1の表面から離れている点
が加熱コイル5と異なっている。即ち、導体71の一端と
導体73間に、導体71の他端と導体74間に、導体72の一端
と導体73間に、導体72の他端と導体74の他端間に、それ
ぞれ、直線状の導体75(第5の導体)、76(第6の導
体)、77(第7の導体)、78(第8の導体)を設けてい
る。そして、導体75、76、77、78は、通常、導体71と72
とが形成する平面上に配置されており、導体75、76、7
7、78の長さは、導体71と72とによるワーク1の加熱が
極めて少なくなるように選定されている。
加熱コイル5を用いてワーク1を焼入するときと同様な
要領で加熱コイル7を用いてワーク1を焼入する場合に
は、従来の加熱コイル3の導体31、32に比べて加熱コイ
ル7の導体71、72がワーク1の表面からほぼ導体75、7
6、77或いは78の長さだけ離れているので、導体71と72
とによってワーク1に生じるワーク1の長手方向の誘導
電流は極めて小さい。故に、ワーク1の表面は主として
加熱コイル7の導体73、74に流れる高周波電流によるワ
ーク1の周方向の誘導電流によって加熱される。
従って、この加熱コイル7で焼入されたボールネジ1に
は、第1の実施例と同じく第3図に示すように、歯先部
分のみに硬化層9が形成される。また、ワーク1が長尺
円柱状のシャフト等のワークであれば、表面に浅く硬化
層が形成される。
なお、本実施例の加熱コイルによるワークの焼入に際し
ては、加熱コイルを移動させたが、ワークを移動させて
もよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように請求項1記載の加熱コイルは、ワー
クの長手方向の導体の長さをワークの直径の長さの0.5
倍以下にしているし、また、請求項2記載の加熱コイル
は、ワークの長手方向の導体の長さをワークの直径の長
さの0.5倍以下にしていることに加えて、ワークの長手
方向の導体はワークの表面から離れているように配置さ
れる。従って、ワークの表面には、ワークの長手方向の
導体同士を接続しワークに跨がるように形成配置された
ほぼ半円形状の1対の導体に流れる電流による周方向の
誘導電流が主として流れるので、ボールネジの歯先部分
のみに硬化層を、或いは、長尺円柱状のシャフト等のワ
ークの表面に極めて浅い硬化層を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を説明するための図面
であって、第1図はボールネジ(但しネジ山の記載を省
略してある)と第1の実施例の加熱コイルとの斜視図、
第2図はボールネジと第2の実施例の加熱コイルとの斜
視図、第3図はボールネジの部分縦断正面図である。第
4図は従来の加熱コイルを説明するための図面であっ
て、第4図(a)はボールネジ1の部分縦断正面図、第
4図(b)はボールネジ(但し、ねじ山の記載を省略し
ている)と加熱コイルとの斜視図である。 1……ワーク、5、7……加熱コイル、51〜54、71〜78
……導体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールネジ或いは長尺円柱状のシャフト等
    のワークの長手方向に平行でワークに接近し対向するよ
    うに配設された1対の直線状の第1および第2の導体
    と、第1および第2の導体の一端同士を接続し且つワー
    クに接近しワークに跨がるように配設されたほぼ半円形
    状の第3の導体と、第1および第2の導体の他端同士を
    接続し且つワークに接近しワークに跨がるように配設さ
    れたほぼ半円形状の第4の導体とを有する鞍形半開放型
    の加熱コイルにおいて、前記第1および第2の導体の長
    さをl、ワークの直径をDとしたとき、l≦0.5Dである
    ことを特徴とする高周波加熱コイル。
  2. 【請求項2】第1および第2の導体がワークから離れて
    いるように、第1の導体の一端および他端をそれぞれ第
    5および第6の導体を介して第3および第4の導体の一
    端に接続し、第2の導体の一端および他端をそれぞれ第
    7および第8の導体を介して第3および第4の導体の他
    端に接続した請求項1記載の高周波加熱コイル。
JP1990046019U 1990-04-27 1990-04-27 高周波加熱コイル Expired - Lifetime JPH0714356Y2 (ja)

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JPS5648766U (ja) * 1979-09-20 1981-04-30
JPH0266122A (ja) * 1988-08-31 1990-03-06 Mitsubishi Motors Corp クランクシャフト用焼入装置

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