JPH07141093A - 手書き入力装置 - Google Patents

手書き入力装置

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JPH07141093A
JPH07141093A JP28636793A JP28636793A JPH07141093A JP H07141093 A JPH07141093 A JP H07141093A JP 28636793 A JP28636793 A JP 28636793A JP 28636793 A JP28636793 A JP 28636793A JP H07141093 A JPH07141093 A JP H07141093A
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JP
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memo
window
input
command
data
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JP28636793A
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Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現在のページ上にウィンドウをオープンし、
さらに手書き操作によって、そのウィンドウを移動させ
たり、該ウィンドウ内のデータをページに取り込むこと
ができるようにする。 【構成】 入力・表示装置13の画面上の現在のページ
上に、メモウィンドウ43がオープンされている。この
とき、手書き操作によって、メモウィンドウ43のメモ
枠バー48内の任意の位置を始点として矢印49を手書
き入力すると(図4(a))、その矢印49の描く方向
と長さに応じてメモウィンドウ43が移動する(図4
(b))。また、手書き操作によって、上記メモ枠バー
48上に消去イメージ(×印50)を記入すると(図4
(c))、メモウィンドウ43の枠が消滅し、メモウィ
ンドウ43内に表示されていたイメージデータ(2本の
横線45)が現在のページ上にコピーされる(図4
(d))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手書き入力によりデー
タ入力を行う手書き入力装置に係り、特に図形イメージ
の手書き入力により画面上で領域指定を行ってイメージ
データの編集を行う手書き入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、コンピュータにおいてユーザ・イ
ンタフェースの重要性が認識されつつある。これに伴
い、操作性に優れたGUI(Graphical User Interfac
e;グラフィカル・ユーザ・インタフェース)がユーザ
・インタフェースの主流になりつつある。
【0003】このインタフェースにおいては、マウスや
キーボード等を操作してアイコン(絵記号)を選択する
ことにより、メニューからコマンド選択、ファイル操
作、プログラムの起動など文字入力以外の全ての操作を
実行できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
GUIはマウス操作を基本にしているため操作性の面で
問題があった。すなわち、マウス操作によるアイコン選
択のためのマウス・カーソルの移動はなかなかスムーズ
に行えるものではなく、慣れたとしても結構時間がかか
るものであった。また、マウス操作のためのスペースも
必要であった。このようなポインティング・デバイスと
してのマウスの欠点を克服するものとして、最近、ペン
入力が注目されている。
【0005】ペン入力は、ユーザが日頃から慣れ親しん
でいるノートや手帳に記入するのと同様な感覚で文字や
図形等を直接表示画面に入力できる。また、アイコンの
選択も直接ペンにより指し示せばよいので非常に簡単・
高速であり、GUI用のポインティング・デバイスとし
ても最適である。
【0006】したがって、従来、キー操作やマウス操作
により行っていた画面上におけるデータの入力・変更な
どの編集を、ペン操作により手書き入力で行えるように
なれば、その編集作業が容易になり効率も向上するもの
と考えられる。また、その作業も従来とは異なり違和感
のない自然な感覚で行えるようになるものと考えられ
る。
【0007】ところで、このようなペン入力を基本操作
とする手書き入力装置において、現在画面上に開かれて
いるページ上でデータ入力等の操作を行っている最中
に、以前登録したメモ内容や他ページの内容を参照した
い場合がある。この場合、現在のページを閉じることな
く、該ページ上にウィンドウをオープンさせて、そのウ
ィンドウ上に上記所望のデータを表示させることができ
れば、現在の作業を継続して行えるので便利であり、そ
の作業効率も向上するものと考えられる。
【0008】また、ウィンドウは、一般に、現在のペー
ジ画面に上書き表示されるので、上記のようなウィンド
ウ表示を行った場合、そのウィンドウによりページ上の
一部が隠されてしまい、その部分のデータ内容が分から
なくなってしまうという視認性の問題も生じる。したが
って、ページ上にオープンされているウィンドウを画面
上の任意の位置に移動できるようにすることも望まれ
る。
【0009】また、さらに、上記ウィンドウ内に表示さ
れているデータを、そのウィンドウが上書きされている
ページ内に取り込むことが出来れば、データのコピーな
どの編集作業等においてたいへん便利である。
【0010】第1の発明の課題は、簡単な手書き操作に
より、現在画面上に開かれているページの所望する位置
にウィンドウをオープンさせ、さらにこのウィンドウを
任意の表示位置に移動出来るようにすることであり、ま
た、第2の発明の課題は、ウィンドウ内に表示されてい
るデータを、そのウィンドウが上書きされているページ
内に取り込めるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の手書き入力装置は以下の各手段を備える。表示手段
は、ビットマップ形式でイメージデータを表示する装置
であり、例えば、液晶ディスプレイ装置等から成る。
【0012】入力座標検出手段は、上記表示手段の表示
画面上でのペンの操作位置の座標を検出する。この手段
は、例えば、感圧方式、静電容量方式、電磁誘導方式等
のタブレット(ディジタイザ)から成る。
【0013】コマンド認識手段は、上記入力座標検出手
段によって検出された座標データを基に、ウィンドウの
オープンを指示するコマンドの入力を認識する。ウィン
ドウ表示手段は、上記コマンド認識手段により上記ウィ
ンドウオープン指示コマンドの入力が認識された場合、
上記入力座標検出手段によって検出された該コマンドの
入力座標位置データに基づいて、上記表示手段の表示画
面上の該コマンドの入力位置を基準とする位置にウィン
ドウをオープンして表示する。
【0014】ウィンドウ移動手段は、上記入力座標検出
手段により検出されるペン操作の入力座標データに基づ
いて所定の手書き操作を検出し、該検出時には上記表示
手段に表示されている該当するウィンドウを表示画面上
の任意の位置に移動させる。
【0015】本発明の請求項2に記載の手書き入力装置
は、上記表示手段、入力座標検出手段、コマンド認識手
段、ウィンドウ表示手段、に加えて、下記のコピー手段
を有する。
【0016】このコピー手段は、上記入力座標検出手段
により検出されるペン操作の入力座標データに基づいて
所定の手書き操作を検出し、該検出時には上記表示手段
に表示されている該当するウィンドウ内のデータを、現
在、上記表示手段に表示されているページ内の所定位置
にコピーする。
【0017】上記コマンド認識手段、ウィンドウ表示手
段、ウィンドウ移動手段、およびコピー手段は、たとえ
ばCPU(中央演算処理装置)、メモリ等から構成され
る。
【0018】
【作用】本発明の手書き入力装置においては、表示手段
に表示されている画面上でユーザがペン操作により予め
定められたウィンドウのオープンを指示するコマンド
(例えば、ウィンドウをオープンし、そのウィンドウ上
にメモ内容を表示させるためのメモコマンド)を手書き
入力すると、この手書き入力位置の画面上での座標を入
力座標検出手段が検出する。そして、コマンド認識手段
は、入力座標検出手段からこの検出された手書き入力の
座標データを受け取り、この座標データを基に、上記ウ
ィンドウオープン指示コマンドが手書き入力されたこと
を認識する。
【0019】上記ウィンドウオープン指示コマンドが手
書き入力されたことが認識されると、ウィンドウ表示手
段は、そのコマンドの表示手段の画面上での手書き入力
座標位置を入力座標検出手段から受け取り、表示手段の
画面上の上記手書き入力座標位置を基準とする所定の位
置に所定サイズのウィンドウをオープンさせる。
【0020】このウィンドウのオープンを指示するコマ
ンドが、例えばメモコマンドであった場合には、そのメ
モコマンドにより指定されるメモのイメージが、該ウィ
ンドウのオープンと同時に表示される。このようにし
て、簡単な手書き入力により現在の表示画面上の所望す
る位置にウィンドウを開くことができ、さらにメモコマ
ンド等の場合には該ウィンドウ内に所望のデータを表示
させることができ、そのデータを参照しながら作業を進
められるようになる。
【0021】上記ウィンドウを画面上で移動させる場合
には、ペン操作によりそのウィンドウを移動させる方向
と距離(ベクトル)を指定する手書き入力を行う。この
手書き入力において、その始点は、例えばウィンドウの
ウィンドウ枠の線上となる。そして、その手書き入力の
軌跡に基づいて、ウィンドウ表示手段は、ウィンドウの
表示位置を移動させる。この移動方向と移動量は、例え
ば上記手書き入力の始点と終点を結ぶベクトルの方向お
よびそのベクトルの長さによって決定される。
【0022】したがって、簡単な手書き操作によりウィ
ンドウを所望する位置に移動させることが可能になる。
上記ウィンドウ上に表示されているデータを現在のペー
ジ上に取り込む(コピーする)場合は、ペン操作による
手書き入力で、例えば、上記ウィンドウ上(例えば、ウ
ィンドウの枠線上)に、例えば×印等の記号を記入す
る。この記入位置は、入力座標検出手段によって検出さ
れ、該入力座標検出手段からコピー手段に出力される。
コピー手段は、その入力される手書き入力の座標位置デ
ータの軌跡等から予め定められた所定の手書き操作を認
識する。そして、コピー手段は、ウィンドウ内に表示さ
れているデータを、現在、画面上に表示されているペー
ジの一部(例えば、上記ウィンドウが上書きされている
部分)にコピーするとともに、ウィンドウ枠を消去す
る。
【0023】したがって、簡単な手書き操作により、ウ
ィンドウ内のデータを現在表示されているページの一部
に簡単かつ高速にコピーすることができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の実施例の外観図である。
【0025】同図に示す装置はペン11による手書き入
力を基本操作としており、手書き文字認識機能を備えて
いる。この装置全体はパッド型の外形をしており、上方
にペン11を収納するためのペン収納溝12が設けられ
ている。また、そのペン収納溝12を除く上面のほぼ全
体にはペン入力用の入力・表示装置13が組み込まれて
いる。
【0026】この入力・表示装置13は、液晶ディスプ
レイ等のビットマップ・ディスプレイから成る表示部1
3aと、これに重ねて配置されたタブレットから成る座
標入力部13bとで構成されている。
【0027】次に、上記外観を有する実施例のシステム
構成を図2に示す。同図において、CPU21はマイク
ロプロセッサ等から成る中央演算処理装置であり、プロ
グラムメモリ22に格納されているプログラムを実行し
て、システム内の各コンポーネントの制御を行う。
【0028】座標入力部13bは、例えば感圧式、電磁
誘導方式等のタブレットから成り、ペン入力を検出する
とこのペン入力の座標位置(手書き入力の書き込み軌跡
の座標データ)を不図示のインタフェースを介してCP
U21に出力する。CPU21は、この座標データから
ペン入力による手書きイメージデータを生成しイメージ
メモリI26に書き込む。
【0029】イメージ認識部23は、CPU21からの
指示を受けて、後述するメモウィンドウ43のクローズ
や削除を指示する所定の形状の手書き操作のイメージデ
ータを図形認識する。そして、それらの手書き操作を認
識した場合、その旨をCPU21へ通知する。
【0030】コマンド認識部24は、CPU21からの
指示を受けて手書き入力データを文字認識する。そし
て、この文字認識により得られた文字列(又は記号)を
予約コマンドメモリ25に格納されている編集コマンド
の文字列(又は記号)と照合して編集コマンドの手書き
入力を認識し、この認識結果をCPU21へ通知する。
【0031】予約コマンドメモリ25は、本装置で使用
可能な全ての編集コマンドをテキストデータ、記号デー
タ(文字コード列、又は記号コード列)の形式で格納し
ている。
【0032】イメージメモリI26は、入力・表示装置
13の画面上にペン入力された最新の手書き入力イメー
ジデータをビットマップ形式で格納するメモリである。
イメージメモリII27は、現在画面に表示されている既
に入力済みのイメージデータをビットマップ形式で格納
するメモリである。
【0033】表示メモリ28は、表示部13aに表示さ
れる画面のイメージデータをビットマップ形式で格納す
るフレームメモリである。表示制御部29は、CPU2
1からの描画命令を受けて、表示メモリ28に表示部1
3aに表示すべきイメージデータを書き込む。さらに、
表示メモリ28から上記イメージデータを読み出し、こ
のイメージデータをシリアルのビデオ信号に変換して表
示部13aに出力すると共に、表示部13aに対して水
平/垂直同期信号を供給し、これにより表示部13aに
表示メモリ28に格納されているイメージデータの画像
を表示させる。
【0034】メモ登録メモリ30は、複数種類のメモを
それぞれのメモ番号に対応させて格納するメモリであ
り、入力・表示装置13の画面上でメモとしてペン入力
された手書き入力のメモイメージデータをビットマップ
形式で格納する。
【0035】枠基準位置メモリ31は、コマンド認識部
24により認識されたメモコマンド(現在開かれている
ページ上にウィンドウを開き、そのウィンドウ内に所望
のメモ番号のメモを表示させるコマンドであり、その後
ろにメモ番号が続く)の入力・表示装置13の画面上で
の記入位置の座標データを格納するメモリである。
【0036】メモウィンドウ枠メモリ32は、コマンド
認識部24によりメモコマンドが認識された場合、CP
U21によりメモ登録メモリ30から読み出される該メ
モコマンドで指定されたメモ番号に対応するメモイメー
ジデータを格納するメモリである。また、表示部13a
にオープンされた上記メモイメージデータが表示される
メモウィンドウの座標領域に関する位置情報も記憶す
る。
【0037】ページファイル33は、ペン入力によって
作成される1ページ(表示部13の一画面に相当)の文
書を複数ページ分格納する。CPU21は入力・表示装
置13上で1ページの文書が作成される毎にこれをペー
ジファイル33に書き込む。
【0038】次に、上記構成の手書き入力装置におい
て、現在開かれているページ上にウィンドウをオープン
してそのウィンドウ上に所望のメモ内容を表示させる場
合の手書き入力の方法を図3および図4を参照しながら
説明する。
【0039】図3において、矩形枠(外枠)13は、入
力・表示装置13の表示画面であり、現在データ編集作
業中のページが表示されている。また、同図に示す螺旋
印41および三角形42は、そのページに既に書き込ま
れているイメージデータを示している。
【0040】このような手書き入力装置において、現
在、あるページ上でデータ入力等の操作を行っていると
きに、例えば、以前登録したメモ内容を参照しながらそ
の操作を進めたい場合や、操作中に思いついたことをメ
モとして記録しておきたい場合がある。この場合、図3
(a)に示すように、まず、現在、表示されているペー
ジ上にペン11を用いて所望するメモを指定するメモコ
マンドを手書き記入する。このメモコマンドの入力は、
まず、コマンド「M:」を記入し、続いてそのコマンド
の後ろにデータ内容を表示させたいメモのメモ番号(こ
こでは、2)を記入する。
【0041】装置側では、コマンド認識部24により、
上記手書き記入がメモコマンド「M:2」であることを
認識し、また、CPU21がそのメモコマンド「M:
2」の記入位置の座標を枠基準位置メモリ31に格納す
る。
【0042】続いて、入力・表示装置13の表示画面に
は、図3(b)に示すように、上記メモコマンド「M:
2」が書き込まれた位置を基準として、所定サイズのメ
モウィンドウ43がオープン(表示)される。具体的に
は、上記メモコマンド「M:2」が書き込まれた位置に
メモウィンドウ43の左上隅が位置し、その左上隅に枠
基準位置ボックス44が表示される。また、メモウィン
ドウ43の左側部には、該枠基準位置ボックス44の下
方にメモ枠バー48が表示される。このとき、メモウィ
ンドウ43は、ページ画面に対して上書きされるので、
該ページ内のイメージデータである三角形42の一部が
このメモウィンドウ43によって隠されている。
【0043】このように、ユーザが手書き入力するメモ
コマンドの入力位置によって、メモウィンドウ43をオ
ープンさせる位置を指定することができる。このオープ
ンされたメモウィンドウ43内には、上記メモコマンド
「M:2」によって指定されたメモ番号“2”に基づい
て、メモ番号が“2”のメモイメージデータがメモ登録
メモリ30から読み出されて表示される。
【0044】ここで、メモ登録メモリ30の一構成例を
図5に示す。同図に示すように、メモ登録メモリ30内
には、複数種類のメモが、メモ番号1,2,・・・と対
応付けられて格納されている。同図の例では、メモ番号
1として螺旋印61,三角形62,および×印63のイ
メージデータが格納されており、メモ番号2としては2
本の横線45のイメージデータが格納されている。
【0045】メモウィンドウ43内のメモ内容を追加・
修正等により更新する場合には、図3(c)に示すよう
に、ユーザが、メモウィンドウ43内に所望するデータ
をペン11を用いて手書き記入する。同図(c)におい
ては、メモウィンドウ43上に螺旋印46が書き込まれ
ている。
【0046】また、同図(b)に示すように、上記メモ
ウィンドウ43がオープンされた状態で、現在表示中の
ページ内容を更新する場合には、同図(d)に示すよう
に、ユーザが、メモウィンドウ43の外側のページ領域
にペン11を用いて所望するデータを手書き記入する。
同図(d)においては、メモウィンドウ43の上側にジ
グザグ印47が書き込まれている。
【0047】なお、上述の例では、図3(c)と(d)
とを独立に示しているが、メモウィンドウ43内への手
書き記入に続いてページ上に手書き記入を行うことや、
その逆手順で手書き記入を行うことも可能である。
【0048】一方、上述のようにして現在のページ上に
メモウィンドウ43をオープンし、そのメモウィンドウ
43上に表示されているメモ内容を参照または更新する
などした後にそのメモ内容を表示させておく必要がなく
なった場合には、図3(e)に示すように、ユーザが、
メモウィンドウ43をクローズさせるコマンドとして、
ペン11を用いて枠基準位置ボックス44上を手書き操
作する。この手書き操作は、枠基準位置ボックス44上
に斜線51を引くような操作である。
【0049】装置側では、CPU21とイメージ認識部
23により、上記枠基準位置ボックス44に対する上記
斜線51の手書き操作を、メモウィンドウ43をクロー
ズさせるコマンドであると認識する。そして、メモウィ
ンドウ43に書き込まれている内容を、メモ登録メモリ
30内のメモ番号2に対応する領域に登録する。また、
入力・表示装置13の表示画面上では、図3(f)に示
すように、メモウィンドウ43が消去される。そして、
メモウィンドウ43によってその一部が隠されていた三
角形42の全体が、再び表示される。
【0050】なお、図3(c)に示すようにしてメモウ
ィンドウ43上のメモ内容が更新された後に、上述のよ
うにしてメモウィンドウ43をクローズした場合には、
その更新されたメモ内容がメモ登録メモリ30内のメモ
番号2のデータ格納領域に登録される。同図の例では、
メモウィンドウ43上に表示されていた2本の横線43
と螺旋印46のイメージデータがメモ登録メモリ30内
のメモ番号2に対応する領域に登録(格納)され、デー
タ内容の更新が行われる。
【0051】次に、現在のページ上に表示されているメ
モウィンドウ43を移動させるときの操作を図4を参照
しながら説明する。まずユーザが、図4(a)に示すよ
うに、手書き操作でメモウィンドウ43のメモ枠バー4
8上をペン11で指示する(この点を、始点という)。
そして、メモウィンドウ43を移動させたい方向と距離
とを入力(指定)するために、上記始点を起点とする矢
印49を手書き記入する。
【0052】装置側では、CPU21とイメージ認識部
23により、上記手書き操作がメモウィンドウ43を移
動させるためのコマンドであると認識し、図4(b)に
示すように、上記始点から矢印49の先端(この点を、
終点という)へ向かうベクトルに基づいて、メモウィン
ドウ43を移動させる。すなわち、そのベクトルの方向
によって移動方向を、そのベクトルの長さによって移動
量を決定する。
【0053】次に、メモウィンドウ43内のメモ内容
を、そのメモウィンドウ43が上書きされている現在の
ページ上に取り込む(貼り付け)ときの操作を説明す
る。この場合、ユーザは、図4(c)に示すように、ペ
ン11による手書き操作で、メモウィンドウ43のメモ
枠バー48を消すような削除イメージである×印50を
記入する。
【0054】装置側では、CPU21とイメージ認識部
23により上記手書き操作がメモウィンドウ43内のメ
モ内容を上記現在のページ上にコピーするためのコマン
ドであると認識し、現在のページ上からメモウィンドウ
43の枠を消去する。このとき、図4(d)に示すよう
に、メモウィンドウ43内に表示されていた2本の横線
45は消去されることなく、現在のページ上にコピーさ
れる。
【0055】なお、上記の例では、図3(b)の状態で
メモウィンドウ43上のデータを現在のページ内に取り
込む操作を示しているが、図4(b)のようにメモウィ
ンドウ43を移動させた状態で該メモウィンドウ43内
のデータを取り込むようにすることも同様に可能であ
る。また、図3(c)のように、メモウィンドウ43上
のメモ内容を更新した後に上記のようなデータ取り込み
操作を行えば、現在のページには、2本の横線45とと
もに、螺旋印46もコピーされる。
【0056】次に、このような、現在、表示中のページ
上にメモウィンドウ43をオープンしてそのメモウィン
ドウ43内に所望のメモ内容を表示させた後、さらにそ
のメモウィンドウ43を移動させる操作、さらにはその
メモウィンドウ43の内容を上記現在のページ上に取り
込む操作を実現している本実施例の動作を、図6および
図7のフローチャートを参照しながら説明する。
【0057】ユーザが入力・表示装置13上でペン11
により手書き操作(手書き入力)を行うと、座標入力部
13bが手書き入力座標位置(ペン操作された位置の、
座標入力部13b上に設定された正規化座標系での座標
位置。本実施例では、表示部13aと座標入力部13b
に設定される正規化座標系は一致する)を検出し、この
座標データをCPU21に対し割り込みにより通知する
(S1)。
【0058】CPU21は、この入力される手書き入力
座標データが時系列順に描く軌跡に等しいイメージデー
タを作成し、これをイメージメモリI26に書き込む
(S2)。
【0059】そして、ユーザの手書き入力が終了し、座
標入力部13bからの割り込みが所定時間以上途絶える
と、CPU21は手書き入力が終了したものと判断し、
表示制御部29を介し、イメージメモリI26に書き込
んだ今回新たに手書き入力されたイメージデータと、イ
メージメモリII27に格納されている既に入力・表示さ
れている手書き入力イメージデータとをOR合成して表
示メモリ28に書き込む。そして、表示制御部29が、
表示メモリ28からこのOR合成されたイメージデータ
を読み出し、そのイメージデータに対応する画像を表示
部13aに表示させる(S3)。
【0060】上記ステップS1〜S3を図3(a)に対
応させると、ステップS1を行うときに既にイメージメ
モリII27に格納されていたイメージデータが、入力・
表示装置13上の螺旋印41および三角形42であり、
ステップS1で手書き入力したイメージデータがメモコ
マンド「M:2」である。
【0061】以上の動作により、ユーザが入力・表示装
置13にペン11で手書き入力を行うと、ペン入力され
た文字や図形等が表示部13aに即時に表示される。次
に、CPU21は、上記ペン入力によりイメージメモリ
I26に書き込まれたイメージデータがメモコマンドで
あるか否か調べる。この処理では、CPU21は、イメ
ージメモリI26に格納されている手書き入力のイメー
ジデータをコマンド認識部24に転送し、そのイメージ
データがメモコマンドであるか否かの判断を指示する。
コマンド認識部24は、この手書き入力のイメージデー
タを文字認識し、その文字認識によって得られた文字列
(または記号)がメモコマンドであるか否かを、予約コ
マンドメモリ25に格納されている編集コマンドと照合
することによって判断する。また、コマンド認識部24
は、上記イメージデータがメモコマンドであったとき、
そのメモコマンドとともに入力されたメモ番号も認識す
る。そして、この判断結果をCPU21に通知する(S
4)。
【0062】上記手書き入力のイメージデータがメモコ
マンドであった場合(S4:Yes)、CPU21は、
予め所定の作業領域(不図示)に記憶しておいた座標入
力部13bから受け取った上記メモコマンドの手書き入
力位置の座標データを枠基準位置メモリ31に書き込
み、記憶する(S5)。
【0063】続いて、CPU21は、コマンド認識部2
4が認識したメモ番号(図3(a)では、2)がメモ登
録メモリ30に既に登録されているか否かを判断する
(S6)。
【0064】上記メモ番号がメモ登録メモリ30に登録
されている場合(S6:Yes)、CPU21は、その
メモ番号に対応するメモイメージデータをメモ登録メモ
リ30から読み出して、表示制御部29を介してメモウ
ィンドウ枠メモリ32に書き込む(S7)。その後、イ
メージメモリI26に格納されているイメージデータを
クリアする(S8)。
【0065】これにより、イメージメモリI26は、新
たな入力データを格納可能な状態になる。一方、上記メ
モ番号がメモ登録メモリ30に登録されていない場合に
は(S6:No)、ステップS7がスキップされて、ス
テップS8の処理が行われる。
【0066】続いて、CPU21は、表示制御部29を
介してメモウィンドウ枠メモリ32に格納されているメ
モイメージデータ(メモ内容)を表示メモリ28の内容
に上書きする。表示制御部29は、このメモイメージデ
ータの表示メモリ28への書き込みを、枠基準位置メモ
リ31に格納されているメモコマンドの記入位置の座標
位置データおよびメモウィンドウ枠メモリ32に格納さ
れているメモイメージデータを基に行う。すなわち、ま
ず、上記座標位置データが示す位置にメモウィンドウ4
3の左上隅を設定し、次に、その左上隅を基準として所
定長さでx方向,y方向に広がる矩形領域をメモウィン
ドウ43として設定する。そして、このようなメモウィ
ンドウ43の外枠のイメージデータ表示メモリ28に上
書きすると共に、メモウィンドウ枠メモリ32から読み
出したメモイメージデータを表示メモリ28内の該メモ
ウィンドウ43の外枠のイメージデータ内に上書きす
る。また、さらには、上述のようにしてオープンしたメ
モウィンドウ43の座標領域に関するデータもメモウィ
ンドウ枠メモリ32に書き込む。
【0067】なお、ステップS6においてメモ番号が登
録メモリ30に登録されていないと判断されたときに
は、メモウィンドウ枠メモリ32にはイメージデータが
格納されていないので、上記メモイメージデータの代わ
りに空白データを表示メモリ28に書き込む。
【0068】そして、表示制御部29が、このようにし
て更新された表示メモリ28内のイメージデータを表示
部13aに表示する(S9)。ステップS9までの処理
が終了した状態が図3(b)であり、現在表示中のペー
ジ上にメモウィンドウ43がオープンされ、そのメモウ
ィンドウ43上にはメモ番号が“2”のメモイメージデ
ータ(2本の横線45)が該ページのデータに対して上
書き表示されている。
【0069】続いてステップS10,S11では、ステ
ップS1,S2と同様の動作が行われ、入力・表示装置
13上でユーザによって手書き操作されたイメージデー
タがイメージメモリI26に格納される。
【0070】そして、CPU21は、ステップS10,
S11において、上記のようにしてメモウィンドウ枠メ
モリ32に記録したメモウィンドウ43の座標領域に関
するデータを基に、上記手書き操作位置がメモウィンド
ウ43の枠内か否かを判断する(S12)。
【0071】CPU21は、上記手書き操作位置がメモ
ウィンドウ43の枠内であると判断すると(S12:Y
es)、上記手書き操作により入力されたイメージデー
タがメモウィンドウ43内への入力データであると認識
し、ステップS11においてイメージメモリI26に格
納されたイメージデータを、メモウィンドウ枠メモリ3
2に格納されているイメージデータにOR合成して、メ
モウィンドウ枠メモリ32に書き込む(S13)。
【0072】この後、イメージメモリI26をクリアし
(S14)、ステップS9の処理に戻る。このステップ
S9では、上記ステップS10での手書き操作によって
入力されたイメージデータが、たとえば図3(c)の螺
旋印46のように、メモウィンドウ43内に新たに表示
される。この後、再びユーザによる手書き入力操作を待
ち、ステップS10以降の処理を行う。
【0073】したがって、ユーザがメモウィンドウ43
内にデータを記入し続ける間、上記ステップS9〜S1
4が繰り返され、該メモウィンドウ43内にそれらの記
入データがリアルタイムで表示される。
【0074】一方、ステップS10での操作位置がメモ
ウィンドウ43の枠内でないと判断した場合には(S1
2:No)、CPU21は、その手書き操作位置が枠基
準位置ボックス44上であるか否かを判断する(S2
1)。
【0075】すなわち、CPU21は、枠基準位置メモ
リ31に格納されている座標位置データを参照して、上
記手書き操作位置が枠基準位置ボックス44上であるか
否かを判断する。このステップS10での手書き操作位
置が枠基準位置ボックス44上であった場合(S21:
Yes)、CPU21は、その旨をイメージ認識部23
に送り、上記手書き操作がメモウィンドウ43をクロー
ズさせるための編集コマンド(図3(e)に示す斜線5
1)であるか否かを認識するように指示する。イメージ
認識部23は、その手書き操作が該コマンドであると認
識すると、上記メモウィンドウクローズコマンドの入力
をCPU21に通知する。CPU21は、この通知を受
けて該ウィンドウクローズコマンドを実行する。すなわ
ち、メモウィンドウ枠メモリ32に格納されているイメ
ージデータを、上記ステップS1で入力されたメモコマ
ンドで指定されたメモ番号と対応づけてメモ登録メモリ
30内の当該領域に登録(格納)する(S22)。
【0076】ここで、上記ステップS6において、メモ
番号が予めメモ登録メモリ30に登録されていた場合に
は、そのメモ番号に対応してメモ登録メモリ30に登録
されていたイメージデータは、メモウィンドウ枠メモリ
32に格納されているイメージデータによって更新され
る。例えば、上記ステップS10〜S14において、メ
モウィンドウ43内に新たにイメージデータが入力され
(たとえば図3(c)の螺旋印46)、その後に枠基準
位置ボックス44上で上記斜線51を引く手書き操作が
行われた場合には、メモ番号2に対応づけられて2本の
横線45とともに螺旋印46がメモ登録メモリ30に登
録される。一方、上記ステップS6において、メモ番号
が予めメモ登録メモリ30に登録されていなかった場合
には、メモウィンドウ枠メモリ32に格納されているイ
メージデータは、上記メモコマンドによって指定された
メモ番号と対応付けられてメモ登録メモリ30内の空領
域に新規登録される。
【0077】続いて、CPU21は、メモウィンドウ枠
メモリ32およびイメージメモリI26をクリアする
(S23)。そして、CPU21は、表示制御部29を
介してイメージメモリII27に格納されているイメージ
データを表示メモリ28に書き込み、表示制御部29が
表示メモリ28内のイメージデータを表示部13aに表
示させる(S24)。このときの表示部13aの表示
は、たとえば図3(f)に示すように、ページ上からメ
モウィンドウ43が消去された表示となる。
【0078】このステップS24が終了すると、処理は
スタートに戻り、再びユーザからの手書き操作を待つ。
一方、CPU21は、ステップS21において、ステッ
プS10での操作位置が枠基準位置ボックス44上でな
いと判断すると(S21:No)、その手書き操作位置
がメモ枠バー48上であるか否かを判断する(S2
5)。
【0079】そして、この判断結果が、メモ枠バー48
上であった場合(S25:Yes)、ステップS26,
S27において、ステップS1,S2と同様の動作が行
われ、ユーザによって手書き入力されたイメージデータ
がイメージメモリI26に格納される。
【0080】続いて、CPU21は、イメージ認識部2
3に対して、上記ステップS10及び上記ステップS2
5で上記メモ枠バー48上で入力された手書きイメージ
がメモウィンドウ43の削除を指示するイメージ(図4
の×印50)か否かを判断させる(S28)。
【0081】CPU21は、イメージ認識部23から上
記手書き操作によるイメージが削除イメージ50である
旨の通知を受け取ると(S28:Yes)、メモウィン
ドウ枠メモリ32内のイメージデータを、イメージメモ
リII27の対応する位置にOR合成して、イメージメモ
リII27に格納する(S29)。このイメージメモリII
27への格納は、CPU21が、メモウィンドウ枠メモ
リ32に格納されているメモウィンドウ43の座標領域
に関するデータを基に、メモウィンドウ枠メモリ32内
のイメージデータをイメージメモリII27内の該メモウ
ィンドウ43の座標領域に書き込むことによって行われ
る。
【0082】ステップS29の処理が終わると、ステッ
プS23以降の処理を行う。これにより、まず、ステッ
プS24でイメージメモリII27に格納されているイメ
ージデータが表示部13aに表示される。この結果、た
とえば図4(c)においてメモウィンドウ43上に表示
されていたイメージデータ(2本の横線45)が、図4
(d)に示すように、ページ上のデータとして取り込ま
れて(貼り付けられて)表示される。すなわち、メモウ
ィンドウ43内のイメージデータが、現在のページ上に
コピーされる。
【0083】一方、上記手書き操作によるイメージが削
除イメージでないと判断された場合(S28:No)、
CPU21は、イメージ認識部23に、その手書き操作
によって入力されたイメージデータの軌跡を解析させ、
その軌跡の始点(メモ枠バー48上の矢印49の後端)
と終点(矢印49の先端)の座標データとを結ぶベクト
ルを生成する。そして、CPU21は、そのベクトルに
従って、枠基準位置メモリ31に格納されているメモウ
ィンドウ43の左上隅を示す座標位置データを書き換え
る(S30)。
【0084】続いて、CPU21は、イメージメモリI
26をクリア(S31)した後、表示制御部29を介し
てイメージメモリII27に格納されているイメージデー
タを読み出して表示メモリ28に書き込み、表示制御部
29が表示メモリ28内のイメージデータを表示部13
aに表示させる(S32)。
【0085】ステップS32の処理が終了すると、ステ
ップS9の処理へ戻る。このステップS9においてメモ
枠メモリ32の内容を表示部13aに表示させるとき、
メモウィンドウ43を表示する位置は、ステップS30
で書き換えられた座標位置データに設定される。したが
って、上記手書き操作後にページ上に表示されるメモウ
ィンドウ43は、図4(b)に示すように、矢印49を
手書き入力する前の位置に対して、上記手書き入力され
た矢印49のイメージが示す方向と距離だけ移動して表
示される。
【0086】また、ステップS25での判断結果が、メ
モ枠バー48上でなく、メモウィンドウ43の外側のペ
ージ上であった場合(S25:No)、CPU21は、
上記手書き操作がページ上への記入であると判断し、イ
メージメモリI26に格納されているイメージデータ
を、イメージメモリII27に格納されているイメージデ
ータにOR合成してイメージメモリII27に書き込む
(S33)。ステップS33の処理が終了した後は、ス
テップS31以降の処理を実行する。
【0087】これにより、メモウィンドウ43外に手書
き入力されたイメージデータは、現在のページ上にその
まま表示される。ステップS32の処理が終了すると、
ステップS9の処理に戻り、再びユーザからの手書き入
力操作を待つ。
【0088】したがって、メモウィンドウ43をオープ
ンした状態で、該メモウィンドウ43の移動や、該メモ
ウィンドウ43外の現在のページ上へのデータの記入は
何回でも行うことができる。これは、ステップS9→S
21〜S32のループ処理によって行われる。
【0089】ところで、上記ステップS4において、手
書き入力のイメージデータがメモコマンドでなかった場
合(S4:No)、CPU21は、その手書き入力が現
在のページ上へのイメージデータの書き込みであると認
識し、イメージメモリI26に格納されているイメージ
データをイメージメモリII27に格納されているイメー
ジデータにOR合成してイメージメモリII27に格納し
た後(S41)、イメージメモリI26をクリアする
(S42)。そして、CPU21が、表示制御部29を
介してイメージメモリII27に格納されたイメージデー
タを表示メモリ28に書き込み、表示制御部29が表示
メモリ28内のイメージデータを表示部13aに表示さ
せる(S43)。
【0090】これにより、メモウィンドウ43が表示さ
れていない状態で入力・表示装置13の表示部13aの
画面上にペン11を用いて手書き操作を行うと、現在の
ページにその手書き操作により入力されたイメージデー
タが順次追加されていく。
【0091】尚、上記にフローチャートおいては、ステ
ップS29が終了した後にステップS23に移行するよ
うにしているが、ステップS29が終了した後にステッ
プS22の処理に移行するようにしてもよい。このよう
なフローにすると、メモウィンドウ枠メモリ32の内容
がステップS10〜S13において書き換えられている
場合、その書き換えられた内容を、メモ登録メモリ30
にも、反映させて登録することができる。
【0092】また、上記実施例においては、現在のペー
ジ上にウィンドウをオープンしてそのウィンドウ上にメ
モ内容を表示させているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば他のページに記入されているイメ
ージを現在のページ上にオープンさせたウィンドウ内に
表示させるようにしても良い。この場合、上記実施例に
おけるメモコマンド“M:”のかわりに、例えばページ
コマンドを示す“P:”を用いる。そして、このコマン
ド“P:”に続いて、上記ウィンドウ内にそのデータ内
容を表示させたいページのページ番号を手書き入力する
ことによって、その所望するページの内容を参照または
更新することができる。
【0093】さらに、ページ上のウィンドウに表示させ
るデータは、上述のような手書きイメージデータに限定
されず、所定のフォントで書かれた文字等や、図表であ
ってもよい。
【0094】
【発明の効果】第1の発明によれば、現在、画面上で任
意のページ上でデータ編集操作を行っているときに、以
前登録したメモの内容や他のページの内容を参照しなが
らその操作を進めたい場合、現在のページを閉じること
なくそのページ上の任意の位置にウィンドウをオープン
させて、その作業を続けることができる。
【0095】そして、このウィンドウの位置を、手書き
操作によって自由に移動させることができるので、常に
視認性の良い環境の下で、効率の良いデータ編集作業を
行うことができる。
【0096】さらに、第2の発明によれば、簡単な手書
き操作によって、上記ウィンドウ内に表示されるデータ
を現在のページの任意の位置に取り込む(コピーする)
ことができるので、ページ編集作業等の操作性並びに効
率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手書き入力装置の一例の外観図であ
る。
【図2】本発明の実施例の手書き入力装置のシステム構
成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す手書き入力装置において、現在開か
れているページ上にウィンドウをオープンしてそのウィ
ンドウ内にメモ内容を呼び出して、該メモ内容の更新、
並びに上記ページの更新を行う場合の手書き入力の方法
を説明するための図である。
【図4】図2に示す手書き入力装置において、ページ上
のウィンドウを移動させる場合、およびそのウィンドウ
内のデータをページにデータとして取り込む場合の手書
き入力の方法を説明するための図である。
【図5】図2に示すメモ登録メモリのメモデータの格納
形式を説明するための図である。
【図6】図2に示す手書き入力装置の処理を説明するフ
ローチャート(その1)である。
【図7】図2に示す手書き入力装置の処理を説明するフ
ローチャート(その2)である。
【符号の説明】
11 ペン 13 入力・表示装置 13a 座標入力部 13b 表示部 21 CPU 22 プログラムメモリ 23 イメージ認識部 24 コマンド認識部 25 予約コマンドメモリ 26 イメージメモリI 27 イメージメモリII 28 表示メモリ 29 表示制御部 30 メモ登録メモリ 31 枠基準位置メモリ 32 メモウィンドウ枠メモリ 33 ページファイル 43 メモウィンドウ 44 枠基準位置ボックス 48 メモ枠バー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージデータを表示する表示手段と、 該表示手段の表示画面上でのペン操作による入力座標を
    検出する入力座標検出手段と、 該入力座標検出手段によって検出された座標データを基
    に、ウィンドウのオープンを指示するコマンドの入力を
    認識するコマンド認識手段と、 該コマンド認識手段により前記ウィンドウオープン指示
    コマンドの入力が認識された場合、前記入力座標検出手
    段によって検出された該コマンドの入力座標位置データ
    に基づいて、前記表示手段の表示画面上の該コマンドの
    入力位置を基準とする位置にウィンドウをオープンして
    表示するウィンドウ表示手段と、 前記入力座標検出手段により検出されるペン操作の入力
    座標データに基づいて所定の手書き操作を検出し、該検
    出時には前記表示手段に表示されている該当するウィン
    ドウを表示画面上の任意の位置に移動させるウィンドウ
    移動手段と、 を有することを特徴とする手書き入力装置。
  2. 【請求項2】 イメージデータを表示する表示手段と、 該表示手段の表示画面上でのペン操作による入力座標を
    検出する入力座標検出手段と、 該入力座標検出手段によって検出された座標データを基
    に、ウィンドウのオープンを指示するコマンドの入力を
    認識するコマンド認識手段と、 該コマンド認識手段により前記ウィンドウオープン指示
    コマンドの入力が認識された場合、前記入力座標検出手
    段によって検出された該コマンドの入力座標位置データ
    に基づいて、前記表示手段の表示画面上の該コマンドの
    入力位置を基準とする位置にウィンドウをオープンして
    表示するウィンドウ表示手段と、 前記入力座標検出手段により検出されるペン操作の入力
    座標データに基づいて所定の手書き操作を検出し、該検
    出時には前記表示手段に表示されている該当するウィン
    ドウ内のデータを、現在、前記表示手段に表示されてい
    るページ内の所定位置にコピーするコピー手段と、 有することを特徴とする手書き入力装置。
JP28636793A 1993-11-16 1993-11-16 手書き入力装置 Pending JPH07141093A (ja)

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JP28636793A JPH07141093A (ja) 1993-11-16 1993-11-16 手書き入力装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012168619A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Sharp Corp タッチ描画表示装置及びその操作方法

Cited By (1)

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