JPH07140252A - 臨界警報装置 - Google Patents

臨界警報装置

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JPH07140252A
JPH07140252A JP28805493A JP28805493A JPH07140252A JP H07140252 A JPH07140252 A JP H07140252A JP 28805493 A JP28805493 A JP 28805493A JP 28805493 A JP28805493 A JP 28805493A JP H07140252 A JPH07140252 A JP H07140252A
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JP
Japan
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radiation detector
signal
radiation
criticality
calculation
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JP28805493A
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Inventor
Naoki Sugita
直紀 杉田
Kiyoshi Daimon
清 大門
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】放射線検出器にノイズ信号のみを検出する遮蔽
放射線検出器を併設して、ノイズの影響を排除した放射
線検出信号を得ることににより信頼性の高い臨界警報装
置を提供する。 【構成】放射線検出器2と、同一仕様の放射線検出器を
遮蔽体で包囲した遮蔽放射線検出器2aとを一対として
隣接して設けた放射線検出部1と、前記放射線検出部1
における放射線検出器2及び遮蔽放射線検出器2aとを
夫々独立して接続すると共に併設した信号ケーブル4,
4aと、前記両信号ケーブル4,4aから入力した信号
を演算処理する演算部6と、この演算結果としきい値と
の比較により臨界を判定する判別部7と、この判別部7
における臨界判定信号により警報等を発する警報装置8
とからなることを特徴とする、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再処理施設等の核燃料
物質の取扱施設において、臨界が生じた場合に、これを
検知して従事者に対する報知と、当該設備の運転を停止
して臨界を防止するための臨界警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より臨界警報装置としては、検知す
る臨界パターンとして次の2つを想定し、夫々の臨界を
検知できるように臨界パターン別に2つのタイプのもの
が使用されている。その一つは初期スパイクを伴う臨界
を検知する臨界警報装置で、この初期スパイクを伴う臨
界は、短時間に膨大な核***を伴い、線量率が通常レベ
ルに比べて大幅に上昇する特徴がある。このような臨界
に対しては、線量率型臨界警報装置を用いて、線量率が
所定のしきい値を越えたことを確認することにより臨界
と判断している。
【0003】もう一つは遅発型と呼ばれる臨界を検知す
る臨界警報装置である。この遅発型の臨界では線量率が
ごく僅かしか増加しない。したがって、このような遅発
型の臨界に対しては、積算線量型臨界警報装置を用い
て、積算線量が所定のしきい値を越えたことを確認する
ことにより臨界と判断している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記2つのタイプの臨
界警報装置において、夫々が設定するしきい値について
は、いずれも臨界検知を早期に行い、従事者の被曝を低
減する観点から通常のバッククランドレベルの変動によ
る誤警報を発生しない程度に、なるべく低めに設定され
るのが好ましい。
【0005】しかしながら、このしきい値は低く設定す
ることに伴い、外部からのノイズ等の影響が受け易くな
り、このために誤警報を発生する可能性も高くなるとい
う問題がある。特に臨界の誤警報は、当該設備の停止を
伴うことから、直接的に処理施設の稼働率低下をもたら
し、施設全体に及ぼす影響が非常に大きい。したがって
誤警報が少なく、信頼性の高い臨界警報装置の開発が要
望されていた。
【0006】本発明の目的とするところは、放射線検出
器にノイズ信号のみを検出する遮蔽放射線検出器を併設
して、ノイズの影響を排除した放射線検出信号を得るこ
とににより信頼性の高い臨界警報装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明に係る臨界警報装置は、放射線検出
器と、同一仕様の放射線検出器を遮蔽体で包囲した遮蔽
放射線検出器とを一対として隣接して設けた放射線検出
部と、前記放射線検出部における放射線検出器及び遮蔽
放射線検出器とを夫々独立して接続すると共に併設した
信号ケーブルと、前記両信号ケーブルから入力した信号
を演算処理する演算部と、この演算結果としきい値との
比較により臨界を判定する判別部と、この判別部におけ
る臨界判定信号により警報等を発する警報装置とからな
ることを特徴とする。
【0008】また請求項2記載の発明に係る臨界警報装
置は、放射線検出器と同一仕様の放射線検出器を遮蔽体
で包囲した遮蔽放射線検出器とを一対として隣接して設
けた放射線検出部と前記放射線検出部における放射線検
出器及び遮蔽放射線検出器とを夫々独立して接続すると
共に併設した信号ケーブルと前記両信号ケーブルから入
力した信号を演算処理する演算部を1組としてこれを複
数組設ける。
【0009】さらに前記各演算部における演算結果を入
力して夫々の演算結果としきい値の比較、及び必要に応
じて組合わせた複数組みの演算部から総合して得た演算
結果としきい値との比較により臨界を判定する判別部
と、この判別部における臨界判定により警報等を発する
警報装置とからなることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明に係る臨界警報装置
は、放射線検出器と、同一仕様の放射線検出器を遮蔽体
で包囲した遮蔽放射線検出器とを一対として隣接して設
けた放射線検出部と前記放射線検出部における放射線検
出器及び遮蔽放射線検出器とを夫々独立して接続すると
共に併設した信号ケーブルと前記両信号ケーブルから入
力した信号を演算処理する演算部を1組としてこれを複
数組設ける。
【0011】さらに前記各演算部における演算結果を入
力して夫々の演算結果、及び平均、あるいは加算平均等
の演算を行う補助演算部と、この補助演算部からの演算
結果としきい値との比較により臨界を判定する判別部
と、この判別部における臨界判定により警報等を発する
警報装置とからなることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、放射線検出部の一方
の放射線検出器側では検出した放射線信号に、その周囲
及び信号ケーブルに外部から侵入したノイズ信号が加わ
って演算部に入力される。しかし他方の遮蔽放射線検出
器側では、放射線検出器では周囲の遮蔽体により放射線
は遮断されて検出されず、信号ケーブルに侵入したノイ
ズ信号のみが演算部に入力される。
【0013】したがって演算部において、放射線検出器
側の入力信号より遮蔽放射線検出器側のに入力信号を減
算すると、ノイズ信号が除去されて放射線検出部におけ
る放射線信号のみが得られる。この放射線信号を判別部
で所定のしきい値と比較し、これを越えた場合は臨界と
判定して信号を警報装置に出力する。警報装置では警報
と共に当該設備の運転停止信号を出力して臨界となるこ
とを防止する。
【0014】請求項2記載の発明では、複数の放射線検
出部に夫々接続した演算部から出力される複数の放射線
信号は判別部に入力され、夫々の放射線信号である演算
結果としきい値との比較、及び必要に応じて組合わせた
複数組の演算部から総合して得た演算結果としきい値と
の比較により臨界を判定する。この臨界判定の信号によ
り警報装置は警報と共に、当該設備の運転停止信号を出
力して臨界となることを防止する。
【0015】請求項3記載の発明では、複数の放射線検
出部に夫々接続した演算部から出力される複数の放射線
信号は補助演算部に入力されて、夫々の放射線信号であ
る演算結果、及び平均、あるいは加算平均等の演算を行
なうと共に、判別部において前記演算結果と、しきい値
との比較により臨界を判定をする。この結果が臨界と判
定されると警報装置により警報と共に、当該設備の運転
停止信号を出力して臨界となることを防止する。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。第1実施例は放射線検出部が一組の例で、図1
のブロック構成図に示すように、放射線検出部1は、放
射線検出器2と放射線検出器2と同一仕様の放射線検出
器で周囲を遮蔽体3で囲んで周囲の放射線を遮断した遮
蔽放射線検出器2aが一対として設置され、夫々で検出
された放射線は、その検出された線量における信号S
(T)及び信号Sa(T)に変換されて、信号ケーブル
4,4aにより同一の電線管5を通じて演算部6に出力
される。
【0017】このときに演算部6に入力される信号は、
いずれも空間ノイズが加わった信号A(T)及び信号A
a(T)となる。演算部6では[信号A(T)−信号A
a(T)]の減算を行い、演算結果の信号S(T)を判
別部7に出力する。判別部7においては、入力した信号
S(T)が、予め設定したしきい値を越えた場合には、
臨界に到達したと判定して警報装置8に信号を発し、警
報装置8は音響あるいは光、またはそれらの組み合わせ
等による警報を従事者に報知すると共に、図示しない当
該設備の運転を停止させるように構成されている。
【0018】さらに上記構成における各部については、
放射線検出器2及び遮蔽放射線検出器2aは、放射線の
線量に関する信号を検出する必要があることから、検出
した放射線の線量に比例する信号を出力するものを採用
し、検出する放射線としてはガンマ線、及び中性子線が
現実的に考えられる。
【0019】この放射線検出器2及び遮蔽放射線検出器
2aとしては、ガンマ線の場合はシンチレーションカウ
ンタや比例計数管等を、また中性子線の場合はHe-3カ
ウンタ、BF-3カウンタ、B-10 カウンタ、フィッショ
ンチェンバ等がある。なお、遮蔽体3は検出対象とする
放射線を遮断するものであり、したがって、ガンマ線を
遮蔽する場合には鉛等を、また中性子線を遮蔽する場合
には水、ポリエチレン等の、夫々対象とする放射線を遮
蔽するのに有効な構造材を用いる。
【0020】次に上記構成による作用について説明す
る。放射線検出部1の放射線検出器2に入射した放射線
の線量は、信号S(T)に変換されて、信号ケーブル4
を通じて演算部6に出力される。
【0021】このときに演算部6が入力する信号A
(T)は、下記の式(1) で示すように放射線検出器2が
検出した放射線の線量に関する信号S(T)に、放射線
検出器2から演算装置6の間における信号ケーブル4の
表面から入射する電磁波による空間ノイズ信号N(T)
が加わったものとなる。 A(T)=S(T)+N(T) …(1)
【0022】一方、遮蔽放射線検出器2aは放射線検出
器2に隣接して配設した同一仕様の放射線検出器であ
り、周囲を前記放射線検出器2が検出する放射線を遮断
するのに十分な厚さの遮蔽体3で遮蔽してある。この遮
蔽放射線検出器2aから信号ケーブル4aを経由して演
算装置6に入力される信号Aa(T)は、下記の式(2)
で示すように放射線検出器2aから演算装置6の間に接
続された信号ケーブル4aの表面から入射する電磁波に
よる空間ノイズ信号Na(T)である。 Aa(T)=Na(T) …(2)
【0023】また、信号ケーブル4と信号ケーブル4a
の構造及び寸法が等しく、それらを同一の電線管5に収
納した場合に、信号ケーブル4の表面から入射する電磁
波による空間ノイズ信号N(T)と、信号ケーブル4a
の表面から入射する電磁波による空間ノイズ信号Na
(T)は、下記の式(3) に示すように等しいとみなすこ
とができる。 N(T)=Na(T) …(3)
【0024】したがって、演算装置6において[A
(T)−Aa(T)]の減算を行うことにより、電磁波
による空間ノイズ信号Na(T)の影響を除くことがで
き、次の式(4) のように、放射線検出器2における放射
線の線量に対する信号S(T)のみを得ることができ
る。 S(T)=A(T)−Aa(T) …(4)
【0025】さらに、演算装置6は上記した2つのタイ
プの臨界警報装置に対応して、次の通りの演算処理を行
った後に、その結果を判別部7に出力する。 (1) 線量率型臨界警報装置の場合は、図2(a)の放射
線量特性図、及び図2(b)の放射線量率特性図に概念
を示すように、放射線検出器2の時間分解能ΔT毎に得
られた線量に関する信号S(T)を、時間分解能ΔTで
除することにより線量率に関する信号S(T)/ΔT
を、ΔTを経過する毎に算出する。
【0026】このような演算を演算装置6において行う
ことにより、線量率に関する信号S(I)/ΔT,S
(I+1)/ΔT,S(I+2)/ΔT……、を連続的
に算出する。
【0027】(2) 積算線量型臨界警報装置の場合は、図
3(a)の放射線量特性図、及び図3(b)の積算線量
特性図に概念を示すように、放射線検出器2における時
間分解能ΔT毎に得られる線量に関する信号S(I),
S(I+1),……,S(n−1+I)を次々に加算す
ることにより、所定の時間幅Δτ(Δτ=n×ΔT、こ
こでnは自然数)毎に得られる積算線量に関する信号
【0028】
【数1】 をΔTを経過する毎に算出する。
【0029】このような演算を行うことにより所定の時
間幅Δτ毎の積算線量に関する信号
【数2】 を連続的に算出する。
【0030】判別部6では、演算装置6から放射線検出
器2及び遮蔽放射線検出器2aの時間分解能ΔT毎に連
続して送られる線量率、あるいは積算線量に関する信号
と、線量率に関するしきい値L1 、あるいは積算線量に
関するしきい値L2 を夫々比較し、図4の放射線量特性
図、及び図5の積算線量特性図に示すように、前記線量
率に関する信号S(I)/ΔT、あるいは前記積算線量
に関する信号
【0031】
【数3】 が夫々の線量率に関するしきい値L1 、あるいは積算線
量に関するしきい値L2を越えるときに、
【0032】
【数4】 で、警報装置8を作動させる。
【0033】これにより、放射線検出器2から演算装置
6に伝送される信号は検出対象としている放射線の線量
からの影響と信号ケーブル4の表面から入射した電磁波
による空間ノイズからの影響の合成である一方、遮蔽放
射線検出器2aから演算装置6に伝送される信号は、検
出対象としている放射線の線量からの影響がなくなり、
信号ケーブル4aの表面から入射した電磁波による空間
ノイズからの寄与のみとなる。
【0034】また、警報装置8は音響あるいは光、また
は、これらの組み合わせ等による警報を発して従事者に
報知すると共に、当該設備の運転を停止させる信号を出
力して臨界となることを防止する。
【0035】第2実施例は、放射線検出部を複数組設け
たもので、図6のブロック構成図に示すように、複数組
の放射線検出部1(1) 〜1(M) は、夫々1組の放射線検
出器2(1) 及び遮蔽放射線検出器2a(1) を複数組(M
組2(M) 及び2a(M) )諸方に配設している。
【0036】この各組の放射線検出器2(1) 〜2(M)
及び遮蔽放射線検出器2a(1) 〜2a(M) から得られた
信号を、夫々の電線管5に通して独立した信号ケーブル
4,4aにより各演算部6(1) 〜6(M) に入力し、この
演算部6(1) 〜6(M) での演算結果である各線量率に関
する信号S(1) (T)/ΔT,……S(M) (T)/ΔT
を、判別部9に入力して総合的に判定を行い、この結果
により警報装置8から警報と共に当該設備の運転を停止
させる信号を出力する構成としている。
【0037】この第2実施例における作用としては、各
放射線検出部1(1) 〜1(M) における放射線検出器2
(1) 〜2(M) 、及び遮蔽放射線検出器2a(1) 〜2a
(M) で検出し、演算部6(1) 〜6(M) を介して得られた
線量率に関する信号S(1) (T)/ΔT,……S
(M) (T)/ΔT、あるいは積算線量に関する信号
【0038】
【数5】 と線量率に関するしきい値L1 、あるいは積算線量に関
するしきい値L2 を、判別部9において比較を行い、所
定のm個(m<M)の組から得られる信号が設定された
しきい値を越えたときに警報装置8を作動させる。いわ
ゆる“m”out of“M”の冗長性機能を持たせている。
【0039】これにより、上記した第1実施例の単独の
臨界警報装置を複数組使用する場合に比べて、各組の機
能比較、あるいは選択等により、さらに信頼性が向上す
る効果がある。
【0040】第3実施例を図7のブロック構成図で示
す。複数組の放射線検出部1(1) 〜1(M) の夫々は、放
射線検出器2(1) 及び遮蔽放射線検出器2a(1) を1組
として、複数組(M組2(M) 及び2a(M) )配設したも
ので、各組の放射線検出器2(1 ) 〜2(M) と遮蔽放射線
検出器2a(1) 〜2a(M) からの信号は、夫々の演算部
(1) 〜6(M) により個別に演算されて補助演算装置10
に入力される。
【0041】この補助演算装置10では、各組の演算部6
(1) 〜6(M) から得られる線量率に関する信号S
(1) (T)/ΔT,……,S(M) (T)/ΔT、及び積
算線量に関する信号
【0042】
【数6】 の夫々をさらに加算平均した値(S(1) (T)+……+
(M) (T)/(ΔT×M)及び、
【0043】
【数7】 を、改めて線量率及び積算線量に関する信号AVE(S
(1) (T)/ΔT,……,S(M) (T)/ΔT)及び、
【0044】
【数8】 とする。さらに、この補助演算装置10には判別部7と警
報装置8を接続して構成されている。
【0045】上記構成によれば、補助演算装置10で実施
する放射線検出部1(1) 〜1(M) の設置場所等を勘案し
た総合的な各種演算により、臨界判定の演算精度が向上
するため、臨界警報装置の信頼性を向上することができ
る。なお、放射線検出部1(1) 〜1(M) の設置場所が広
範囲にわたると、各放射線検出部1(1) 〜1(M) の組に
よって放射線源からの放射線の影響がが異なってくるの
で、放射線源や放射線検出部1(1) 〜1(M) の設置場所
との関係から最適な組数、及び組合わせにより臨界警報
の精度を向上することができる。
【0046】また、前記演算部6(1) 〜6(M) は各組ご
とに独立したものでも良いし、マルチチャンネルタイプ
のもので複数組の信号の並列演算が可能であれば、マル
チチャンネルタイプのものを必要個数使用しても良い。
さらに、演算部6が1台で良い場合には、その演算部6
に上記図7に示す補助演算装置10の演算処理機能を付加
することにより、補助演算装置10を不要にできる。
【0047】
【発明の効果】以上本発明によれば、放射線検出器を始
め信号ケーブル等の周囲からの電磁波による空間ノイズ
を効果的に削除するので、放射線検出信号におけるノイ
ズの影響が除去されてシグナル/ノイズ比の高い信号を
得ることができる。したがって、この高精度の臨界検出
による信頼性に優れた臨界警報装置の採用により、再処
理施設等の安全性がより向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の臨界警報装置のブロ
ック構成図。
【図2】線量および線量率の特性図。
【図3】加算線量および積算線量の特性図。
【図4】線量率としきい値の関係図。
【図5】積算線量としきい値の関係図。
【図6】本発明に係る第2の実施例の臨界警報装置のブ
ロック構成図。
【図7】本発明に係る第3の実施例の臨界警報装置のブ
ロック構成図。
【符号の説明】
1,1(1) ,1(2) ,1(M) …放射線検出部、2,2
(1) ,2(2) ,2(M) …放射線検出器、2a,2
(1) ,2a(2) ,2a(M) …遮蔽放射線検出器、3…
遮蔽体、4,4a…信号ケーブル、5…電線管、6,6
(1) ,6(2) ,6(M) …演算部、7,9,11…判別部、
8…警報装置、10…補助演算装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線検出器と同一仕様の放射線検出器
    を遮蔽体で包囲した遮蔽放射線検出器とを一対として隣
    接して設けた放射線検出部と、前記放射線検出部におけ
    る放射線検出器及び遮蔽放射線検出器とを夫々独立して
    接続すると共に併設した信号ケーブルと、前記両信号ケ
    ーブルから入力した信号を演算処理する演算部と、この
    演算結果としきい値との比較により臨界を判定する判別
    部と、この判別部における臨界判定信号により警報等を
    発する警報装置とからなることを特徴とする臨界警報装
    置。
  2. 【請求項2】 放射線検出器と同一仕様の放射線検出器
    を遮蔽体で包囲した遮蔽放射線検出器とを一対として隣
    接して設けた放射線検出部と前記放射線検出部における
    放射線検出器及び遮蔽放射線検出器とを夫々独立して接
    続すると共に併設した信号ケーブルと前記両信号ケーブ
    ルから入力した信号を演算処理する演算部を1組として
    これを複数組設けると共に、前記各演算部における演算
    結果を入力して夫々の演算結果としきい値の比較、及び
    必要に応じて組合わせた複数組みの演算部から総合して
    得た演算結果としきい値との比較により臨界を判定する
    判別部と、この判別部における臨界判定により警報等を
    発する警報装置とからなることを特徴とする臨界警報装
    置。
  3. 【請求項3】 放射線検出器と同一仕様の放射線検出器
    を遮蔽体で包囲した遮蔽放射線検出器とを一対として隣
    接して設けた放射線検出部と前記放射線検出部における
    放射線検出器及び遮蔽放射線検出器とを夫々独立して接
    続すると共に併設した信号ケーブルと前記両信号ケーブ
    ルから入力した信号を演算処理する演算部を1組として
    これを複数組設けると共に、前記各演算部における演算
    結果を入力して夫々の演算結果、及び平均、あるいは加
    算平均等の演算を行う補助演算部と、この補助演算部か
    らの演算結果としきい値との比較により臨界を判定する
    判別部と、この判別部における臨界判定により警報等を
    発する警報装置とからなることを特徴とする臨界警報装
    置。
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Cited By (4)

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JP2005321274A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Fuji Electric Systems Co Ltd 線量検出器および線量計
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