JPH07139765A - エンジン駆動式空気調和装置 - Google Patents

エンジン駆動式空気調和装置

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JPH07139765A
JPH07139765A JP5289383A JP28938393A JPH07139765A JP H07139765 A JPH07139765 A JP H07139765A JP 5289383 A JP5289383 A JP 5289383A JP 28938393 A JP28938393 A JP 28938393A JP H07139765 A JPH07139765 A JP H07139765A
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JP
Japan
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temperature
heater
engine
muffler
signal
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JP5289383A
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English (en)
Inventor
Yuji Shiratori
裕次 白鳥
Norimasa Hoshino
典正 星野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マフラでのドレン水の凍結を防止して起動が
確実に行われるようにするとともに、起動を確実に行う
ために必要なコストを低減する。 【構成】 ヒータ制御装置26は外気温度を検出する温
度検出器24から信号を入力してエンジン4の停止時に
温度検出器24の検出温度が所定の下限温度まで低下し
たときにマフラ13のヒータ15へ通電信号を出力し、
かつ、検出温度が所定の上限温度まで上昇したときにヒ
ータ15へ通電停止信号を出力し、外気温度低下時にマ
フラ13内の排気ガス通路を確保してエンジンの起動を
確実にすると共に、ヒータ15の消費電力の低減を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンを駆動源とし
て、冷暖房を行うエンジン駆動式空気調和装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば実公平3−41044号公報に
は、エンジンと、このエンジンに駆動される圧縮機を備
えた冷凍サイクルを有し、エンジンあるいはエンジンの
排気ガス流路に接続されたドレンパイプに巻かれたヒー
タと、ドレンパイプの周囲温度がドレン水の凍結危険温
度まで低下したときにヒータに通電させる制御回路とを
備え、外気温度が大幅に低下したときのドレンパイプで
のドレン水の凍結を回避してエンジン内部にドレン水が
溜まらないようにしたエンジン駆動ヒートポンプが開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、エンジン駆動ヒートポンプが例えば寒冷地の事務所
あるいは店舗に設けられており、例えば冬季の夜間でエ
ンジンが停止していてエンジン駆動ヒートポンプが停止
しているとき、外気温度が大幅に低下した場合には、そ
れに伴いエンジン及び排ガス流路のマフラあるいはドレ
ンパイプの温度も大幅に低下する。そして、ドレンパイ
プに設けられたヒータに通電されてドレンパイプ内のド
レン水の凍結は回避することができるが、ドレンパイプ
のヒータからマフラに伝わる熱量は僅かであるため、マ
フラ内に残っているドレン水は凍結してマフラ内の排気
ガス通路が狭くなる虞があり、凍結が進行した場合には
排気ガス通路が閉塞し、次の日の朝に、エンジンを起動
するときに、エンジンがエンストして確実に起動しない
という問題が発生する。
【0004】また、寒冷地の夜間などに外気温度が大幅
に低下したときにもドレン水の凍結を回避してエンジン
の起動をスムーズに行うために熱源側ユニット内に加熱
のための例えばセラミックファンヒータを設け、夜間な
どの外気温度が大幅に低下するときにセラミックファン
ヒータを運転し、熱源側ユニット内の温度を外気より高
く保つようにした製品が設置されて運転されている。
【0005】しかしながら、上記のようにセラミックフ
ァンヒータを運転して熱源側ユニット内を加熱している
場合には、熱願側ユニットから外部への放熱量が大変多
く、しかも、放熱量は外気温度の低下に伴い増加するた
め、セラミックファンヒータの消費電力も増加して起動
を確実に行うために必要なコストが大幅に増加するとい
う問題が発生する。
【0006】本発明は、マフラでのドレン水の凍結を防
止して起動が確実に行われるようにするとともに、起動
を確実に行うために必要なコストを低減することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1のエンジン駆動式空気調和装置に
よれば、エンジン4と、このエンジン4から流出した排
気ガスが流れる排気ガス流路7に設けられたマフラ13
と、エンジン4にて駆動される圧縮機5とを収納した室
外ユニット1を備えたエンジン駆動式空気調和装置にお
いて、マフラ13に設けられたヒータ15と、外気温度
を検出する温度検出器24と、この温度検出器24から
信号を入力してエンジン4の停止時に温度検出器24の
検出温度が所定の下限温度に低下したときにヒータ15
へ通電信号を出力し、かつ、検出温度が所定の上限温度
まで上昇したときにヒータ15へ通電停止信号を出力す
るヒータ制御装置26とを備えたエンジン駆動式空気調
和装置を提供し、外気温度低下時のマフラ13内のドレ
ン水の凍結を防止してマフラ13内の排気ガス通路を確
保してエンジンの起動を確実にすると共に、ヒータ15
の消費電力の低減を図るものである。
【0008】また、請求項2のエンジン駆動式空気調和
装置によれば、マフラ13に設けられたヒータ15と、
外気温度を検出する温度検出器24と、エンジン4の停
止時間をカウントし停止時間が所定時間に達したときに
信号を出力するタイマー27と、このタイマー27から
の信号に基づいて動作し、エンジン4の停止から所定時
間経過し、かつ、温度検出器24の検出温度が所定の下
限温度まで低下したときにヒータ15へ通電信号を出力
し、検出温度が所定の上限温度まで上昇したときにヒー
タ15へ通電停止信号を出力するヒータ制御装置26と
を備えたエンジン駆動式空気調和装置を提供し、外気温
度低下時のマフラ13内のドレン水の凍結を防止してマ
フラ13内の排気ガス通路を確保してエンジン4の起動
を確実にすると共に、エンジン4が停止してからマフラ
13の温度が大幅に低下するまでの間のヒータの通電を
無くし、消費電力を一層低減するものである。
【0009】さらに、請求項3のエンジン駆動式空気調
和装置によれば、マフラ13に設けられたヒータ15
と、マフラ13に設けられた温度検出器28と、この温
度検出器28から信号を入力して温度検出器28の検出
温度が所定の下限温度まで低下したときにヒータ15へ
通電信号を出力し、かつ、検出温度が所定の上限温度ま
で上昇したときにヒータ15へ通電停止信号を出力する
ヒータ制御装置26とを備えたエンジン駆動式空気調和
装置を提供し、マフラ13の温度が大幅に低下したとき
のマフラ13内のドレン水の凍結を防止してマフラ13
内の排気ガス通路を確保してエンジンの起動を確実にす
ると共に、マフラ13の温度が大幅に低下したときのみ
にヒータ15へ通電し、ヒータ15の消費電力を一層低
減するものである。
【0010】
【作用】請求項1のエンジン駆動式空気調和装置によれ
ば、エンジン4の運転停止時で外気温度が下限温度まで
低下したときには、ヒータ制御装置26が通電信号を出
力し、ヒータ15は通電されて発熱し、寒冷地の例えば
冬季の夜間で外気温度が大幅に低下したときにも、マフ
ラ13の温度を下限温度より高く保ちマフラ13内のド
レン水の凍結を回避でき、例えば次の日の運転開始時に
マフラ13内の排気ガス通路を確保することができ、運
転開始時にエンジン4をスムーズに起動することが可能
になる。また、従来のように例えばセラミックファンヒ
ータを空気調和装置の停止時に運転させて機械室全体を
暖めておくような空気調和装置と比較して機械室からの
放熱量を大幅に削減することができ、消費電力の低減を
図ることができる。
【0011】また、請求項2のエンジン駆動式空気調和
装置によれば、エンジンが停止した後所定時間経過して
から外気温度が下限温度まで低下したとき、ヒータ制御
装置26が動作してヒータ15に通電されてマフラ13
が加熱されるので、マフラ13内のドレン水の凍結を回
避してマフラ13内の排気ガス流路を確保することがで
き、運転開始時のエンジン4の起動を確実に行うことが
可能になり、また、エンジン4が停止した以降も所定時
間経過するまではヒータ15への通電が遅延されるの
で、室外ユニット1内の余熱のために、マフラ13の温
度が大幅に低下していない間は、外気温度が下限温度ま
で低下した場合にもヒータ15へ通電されることがな
く、ヒータ15への通電時間を一層短縮でき、この結
果、消費電力をさらに低減することが可能になる。
【0012】さらに、請求項3のエンジン駆動式空気調
和装置によれば、マフラ13の温度が下限温度まで低下
したときにはヒータ15に通電され、マフラ13及びマ
フラ13内のドレン水が加熱されてドレン水の温度は下
限温度と上限温度との間に保たれるので、ドレン水が凍
結温度以下になることを防止して凍結を回避し、マフラ
13内の排気ガス通路を確保することができ、空気調和
装置の運転開始時のエンジン4の起動を確実に行うこと
ができ、また、マフラ13に設けられた温度検出器28
がマフラ13の温度を検出し、実際のマフラ13の温度
に基づいてヒータ15の通電が制御されるため、空気調
和装置が停止してエンジン4が停止しているときでもマ
フラ13の温度が下限温度以上のときにはヒータ15に
は通電されず、ヒータ15の無駄な通電は回避され、ヒ
ータ15の消費電力をさらに低減することが可能にな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は例えば寒冷地に設置されたエ
ンジン駆動式空気調和装置の熱源側ユニットである室外
ユニットの概略構成図である。1は室外ユニットであ
り、2はこの室外ユニット1の下部に設けられた機械
室、3はこの機械室2の上に設けられた熱交換室であ
る。4は機械室2に設置されたエンジン、5はこのエン
ジン4の駆動力がたわみ継手6で伝えられエンジン4に
よって駆動される圧縮機である。7はエンジン4から排
出された排気ガスを外部に導く排気ガス流路であり、こ
の排気ガス流路7は排気ガス配管8、9、10、排ガス
熱交換器12、この排ガス熱交換器12の下流に設けら
れて排気音を低減するマフラ13、このマフラ13の下
流に設けられた排気トップ14などから構成されてい
る。15はマフラ13の側壁外周に巻かれたヒータであ
り、このヒータ15はマフラ13に流入したドレン水が
溜まるマフラ13の下部に設けられている。16はマフ
ラ13に接続されたマフラドレン排出配管、17は排気
トップ6に接続された排気トップドレン排出配管、18
はエンジン4に接続された吸気配管、19は吸気配管1
7が接続された吸気口である。
【0014】図2はマフラ13の概略構成図であり、2
0は上壁から上方へ突出した排気ガス流入管、21は上
壁から上方へ突出しマフラ13内を通過した排気ガスが
流出する排気ガス流出管、22は下壁から下方へ突出し
たドレン排出管であり、排気ガス流入管20、排気ガス
流出管21及びドレン排出管22にはそれぞれ上記排気
ガス配管9、排気ガス配管10及びマフラドレン排出配
管16が接続される。また、23はマフラ13の脚であ
る。
【0015】また、24は例えば吸気口19の近傍に設
けられエンジン4の吸気温度すなわち外気温度を検出す
る温度検出器、25は室外ユニット1の運転すなわちエ
ンジン4の運転あるいは冷媒流路の切換を室内ユニット
(図示せず)の負荷に基づいて制御すると共に室外ユニ
ット1すなわちエンジン4の運転時に運転信号を出力す
る運転制御装置、26は温度検出器24から信号を入力
すると共に、室外ユニット1の運転時に運転制御装置2
5から運転信号を入力し、検出温度に基づいてヒータ1
5に通電信号を出力するヒータ制御装置である。このヒ
ータ制御装置26は温度検出器24の検出温度すなわち
外気温度が下限温度の例えば0℃まで低下したときにヒ
ータ15に通電信号を出力し、検出温度が上限温度の例
えば5℃まで上昇したときに通電信号を停止する。
【0016】上記のように構成された室外ユニット1の
運転時、エンジン4が運転し、駆動力が圧縮機5に伝わ
り、冷媒が圧縮機5及び図示しない室外熱交換器、図示
しない四方弁及び室内ユニットの室内熱交換器(利用側
熱交換器)を含む冷媒回路に循環して室内ユニットにて
冷房運転或は暖房運転が行われる。以下、ヒータ15の
通電制御について、図3のフローチャートに基づいて説
明する。ステップ1にてヒータ制御装置26は運転制御
装置25からの運転信号の有無に基づいて室外ニット1
が運転している否かを判断する。そして、夜間などで室
外ユニット1が停止しており、ヒータ制御装置26が運
転信号を入力していない場合には、ステップ2にてヒー
タ制御装置26は温度検出器24が検出した外気温度が
下限温度まで低下しているか否かを判断する。検出温度
が下限温度まで低下している場合には、ステップ3にて
ヒータ制御装置26が動作してヒータ15に通電信号を
出力する。この通電信号に基づいてヒータ15は通電さ
れ、ヒータ15は発熱してマフラ13は外壁から加熱さ
れ、内部に溜まっているドレン水は加熱される。この結
果、ドレン水の温度は凍結温度である0℃より高く保た
れる。
【0017】その後、ステップ4にてヒータ制御装置2
4は温度検出器22が検出した外気温度が上限温度まで
上昇しているか否かを判断する。検出温度が上限温度ま
で上昇していない場合には、ステップ5にてヒータ制御
装置26はヒータ15に通電信号を継続して出力し、ヒ
ータ15は継続して発熱する。そして、ステップ6にて
ヒータ15が発熱しているときに室外ユニット1が運転
しているか否かの判断が行われる。
【0018】例えば事務所が開きエンジン駆動式空気調
和装置が運転を開始してステップ6にてヒータ制御装置
26が運転信号を入力していなく、室外ユニット1が運
転を開始していると判断された場合にはステップ7にて
ヒータ制御装置26は通電信号の出力を停止する。この
ため、ヒータ15は非通電になりヒータ15の発熱は停
止する。また、ステップ6にて室外ユニット1が運転し
ていると判断されたときは、ステップ4に戻り、外気温
度が上限温度まで上昇したか否かが判断される。
【0019】また、ステップ4にて外気温度が、上限温
度まで上昇しているか否かを判断したときに、例えば次
の日の朝で日が明けて外気温度が上昇しており、外気温
度が上限温度まで上昇している場合には、ステップ8に
てヒータ制御装置26はヒータ15への通電信号の出力
を停止する。このため、ヒータ15の発熱は停止する。
そして、再びステップ1からの制御が始まる。
【0020】上記実施例によれば、室外ユニット1の運
転停止時で外気温度が下限温度まで低下したときには、
ヒータ制御装置26が通電信号を出力し、ヒータ15は
通電されて発熱するので、寒冷地の例えば冬季の夜間で
外気温度が大幅に低下したときにも、マフラ13内のド
レン水温度を下限温度より高く保つことができ、ドレン
水の凍結を回避してマフラ13内排気ガス通路を確保
し、例えば次の日の室外ユニット1の運転開始時にも排
気ガスをマフラ13を介して外部に排出することがで
き、この結果、室外ユニット1の運転開始時にエンジン
6を確実に起動することができる。
【0021】また、従来のように例えばセラミックファ
ンヒータを室外ユニットの停止時に運転させて機械室全
体を暖めておくような空気調和装置と比較して室外ユニ
ット1からの放熱量を大幅に削減することができ、運転
コストの低減を図ることができる。以下、本発明の第2
の実施例について説明する。なお、上記実施例と同様な
構成についてはその詳細な説明は省略する。図3は第2
の実施例に関するブロック回路図であり、ヒータ制御装
置26にはタイマー27が設けられている。このタイマ
ー27はヒータ制御装置26が運転制御装置25から運
転信号を入力しなくなってからの時間、すなわち、室外
ユニット1が運転を停止してからの時間をカウントし、
所定時間(例えば1時間)経過したときに信号を出力し
てこの信号に基づいてヒータ制御装置26はヒータ15
へ通電信号を出力する。
【0022】以下、ヒータ15の通電制御を図5のフロ
ーチャートに基づいて説明する。なお図5のフローチャ
ートは図3のフローチャートのステップ1とステップ2
との間にステップ9、ステップ10、ステップ11及び
ステップ12を追加したものであり、図2のフローチャ
ートと同様なステップについてはその詳細な説明を省略
する。
【0023】ヒータ制御装置26が運転制御装置25か
ら運転信号を入力しなくなり、ステップ1にて室外ユニ
ット1が運転を停止したと判断されたときには、ステッ
プ9にてタイマー27が室外ユニット1の運転停止時点
(エンジン4の停止時点)からの時間のカウントを開始
する。そして、ステップ10にて室外ユニット1が運転
を停止してからの時間が所定時間に達したか否かを判断
する。そして、室外ユニット1が運転を停止してから所
定時間経過していない場合には、ステップ2には進まず
外気温度が下限温度まで低下したときにもヒータ制御装
置26は通電信号を出力しない。
【0024】また、室外ユニット1が運転を停止してか
ら所定時間経過していない場合には、ステップ11にて
そのとき室外ユニット1が運転しているか否かが判断さ
れる。そして、室外ユニット1が運転していない場合に
はタイマー27はカウントを継続してステップ10に戻
る。所定時間経過したときにはステップ2に進み、上記
実施例と同様に温度検出器22からの信号に基づいて外
気温度が下限温度まで低下したかを判断する。そして、
外気温度が下限温度まで低下した場合には、ステップ3
に進み、ヒータ制御装置26は通電信号をヒータ15へ
出力する。
【0025】さらに、ステップ10にて所定時間経過す
る前に室外ユニット1が運転を開始してヒータ制御装置
26が運転信号を入力したときには、ステップ11から
ステップ12へ移行してタイマー27のカウント時間が
リセットされる。以下、上記実施例と同様に、ヒータ1
5の通電が制御される。上記実施例によれば、室外ユニ
ット1が停止した後所定時間経過してからは外気温度が
下限温度まで低下しているときに、ヒータ制御装置26
が動作してヒータ15に通電されてマフラ13が加熱さ
れるので、上記実施例と同様にマフラ13内のドレン水
の凍結を防止してマフラ13内の排気ガス通路を確保す
ることができ、室外ユニット1の運転開始時のエンジン
4の起動を確実に行うことができる。
【0026】また、マフラ13に設けられたヒータ15
への室外ユニット1の停止時の外気温度に基づく通電制
御によってヒータ15の通電時間を短縮して消費電力を
低減することができるのはもちろん、室外ユニット1が
停止した以降も所定時間経過するまではヒータ15への
通電が遅延されるので、機械室2内の余熱のために、ド
レン水温度が大幅に低下していない間は、外気温度が下
限温度まで低下した場合にもヒータ15へ通電されるこ
とがなく、ヒータ15への通電時間を一層短縮でき、こ
の結果、消費電力をさらに低減して室外ユニット1の運
転コストを一層低減することができる。さらに、ヒータ
15への通電時間を短縮することによってヒータ15を
長時間にわたって使用することが可能になり、室外ユニ
ット1の維持管理の簡略化をはかることができる。
【0027】以下、本発明の第3の実施例を説明する。
なお、上記実施例と同様な構成についてはその詳細な説
明は省略する。図5は第3の実施例に関するブロック回
路図であり、28は図2に破線で示したようにマフラ1
3の例えば外壁に設けられ温度検出器であり、この温度
検出器28はヒータ制御装置26に接続されている。ヒ
ータ制御装置26は温度検出器28から信号を入力し、
温度検出器28の検出温度すなわちマフラ13の温度が
所定の下限温度(例えば0℃)まで低下したときにヒー
タ15に通電信号を出力する。また、通電後検出温度が
所定の上限温度(例えば5℃)まで上昇したときに通電
信号を停止する。
【0028】以下、ヒータ15の通電制御を図7のフロ
ーチャートに基づいて説明する。例えば寒冷地の冬季に
室外ユニット1の運転が停止したときには、その後外気
温度の低下に伴い機械室2内の温度も次第に低下してマ
フラ13の温度も次第に低下する。そして、ヒータ制御
装置26は温度検出器28から信号を入力してステップ
1にてマフラ13の温度が下限温度まで低下したか否か
を判断する。
【0029】例えば冬季の夜間で外気温度が大幅に低下
し、機械室2内の温度が次第に低下してマフラ13の温
度が下限温度まで低下すると、信号を入力したヒータ制
御装置26が動作してステップ2にてヒータ15へ通電
信号を出力する。このため、ヒータ15は通電されて発
熱し、マフラ13加熱され、マフラ13内に溜まってい
たドレン水の温度は僅かづつ上昇する。そして、ステッ
プ3にてマフラ13の温度が上限温度まで上昇したか否
かが判断される。
【0030】マフラ13の温度が上限温度まで上昇して
いないときには、ステップ4にてヒータ15の通電はそ
のままに維持される。例えばマフラ13からの放熱量よ
りヒータ15による加熱量が大きく、マフラ13の温度
が上限温度まで上昇した場合には、ステップ3からステ
ップ5に移行してヒータ制御装置26はヒータ15への
通電信号を停止する。そして、マフラ13及びドレン水
の温度は次第に低下してマフラ13の温度が再び下限温
度まで低下したときにはステップ1からステップ2に移
行し、ヒータ制御装置26から通電信号が出力され、ヒ
ータ15の発熱が再び始まる。
【0031】以後同様に、ヒータ15の通電がマフラ1
3の温度に基づいて制御され、マフラ13内のドレン水
の温度はほぼ上限温度と下限温度との間に保たれる。そ
の後、日が明けて外気温度が上昇し、マフラ13からの
放熱量が減少したときには、ヒータ15の非通電時のマ
フラ13の温度の低下が僅かになり、ヒータ15による
加熱なしにマフラ13及びドレン水の温度が下限温度以
上に保たれるときには、ヒータ15への通電が行われな
い。
【0032】上記第3の実施例によれば、マフラ13の
温度が下限温度まで低下したときにはヒータ15に通電
され、マフラ13のドレン水が加熱されてドレン水の温
度は下限温度と上限温度との間に保たれるので、上記第
1の実施例及び上記第2の実施例と同様にドレン水の凍
結によるマフラ13内の排気ガス通路の閉塞を回避して
排気ガス通路を確保することができ、室外ユニット1の
運転開始時のエンジン4の起動を確実に行うことができ
る。
【0033】また、マフラ13に設けられた温度検出器
28がマフラ13の温度を検出し、実際のマフラ13の
温度に基づいてヒータ15の通電が制御されるので、室
外ユニット1が停止しているときでもマフラ13及びド
レン水の温度が下限温度以上のときにはヒータ15には
通電されず、ヒータ15の無駄な通電は回避され、ヒー
タ15の加熱のための消費電力を低減して室外ユニット
1の運転コストをさらに低減することができる。
【0034】なお、上記第3の実施例において、マフラ
13の温度に基づくヒータ15の通電制御を室外ユニッ
ト1の運転停止時に限定してもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたエンジ
ン駆動式空気調和装置であり、請求項1のエンジン駆動
式空気調和装置によれば、排気ガス流路に設けられたマ
フラにヒータを設け、ヒータ制御装置は外気温度を検出
する温度検出器から信号を入力してエンジンの停止時に
温度検出器の検出温度が所定の下限温度に低下したとき
にヒータへ通電信号を出力し、かつ、検出温度が所定の
上限温度まで上昇したときにヒータへ通電停止信号を出
力するので、寒冷地の例えば冬季の夜間で外気温度が大
幅に低下したときにも、マフラの温度を下限温度より高
く保ちマフラ内のドレン水の温度を凍結温度以上に保
ち、マフラ内の排気ガス通路を確保することができ、エ
ンジンが長時間停止した後の空気調和装置の運転開始時
にも排気ガスを確実に排出でき、この結果、運転開始時
にエンジンを確実に起動することができる。また、従来
のように例えばセラミックファンヒータを室外ユニット
の停止時に運転させて機械室全体を暖めておくような空
気調和装置と比較して機械室からの放熱量を大幅に削減
することができ、運転コストの低減を図ることができ
る。
【0036】請求項2のエンジン駆動式空気調和装置に
よれば、マフラにヒータを設け、外気温度を検出する温
度検出器と、エンジンの停止時間をカウントし停止時間
が所定時間に達したときに信号を出力するタイマーと、
このタイマーの信号に基づいて動作し、エンジンの停止
から所定時間経過し、かつ、温度検出器の検出温度が所
定の下限温度まで低下したときにヒータへ通電信号を出
力し、検出温度が所定の上限温度まで上昇したときにヒ
ータへ通電停止信号を出力するヒータ制御装置とを備え
ているので、外気温度が大幅に低下したときには、ヒー
タへ通電してマフラの温度を下限温度より高く保ちマフ
ラ内のドレン水の温度を凍結温度以上に保つことがで
き、マフラ内の排気ガス通路を確保し、エンジンが長時
間停止した後の空気調和装置の運転開始に伴うエンジン
の起動時にも排気ガスを確実に排出でき、この結果、エ
ンジンを確実に起動することができるのはもちろん、マ
フラに設けられたヒータへの外気温度に基づく通電制御
をエンジンが停止してから所定時間経過してから行うた
め、マフラの温度が大幅に低下していない間は、外気温
度が下限温度まで低下した場合にもヒータへ通電される
ことがなく、ヒータへの通電時間を一層短縮でき、この
結果、運転コストをさらに低減することができる。
【0037】また、ヒータへの通電時間を短縮すること
によってヒータを長時間にわたって使用することが可能
になり、空気調和装置の維持管理の簡略化を図ることが
できる。請求項3のエンジン駆動式空気調和装置によれ
ば、マフラに設けられたヒータの通電を制御するヒータ
制御装置は、マフラの温度を検出する温度検出器から信
号を入力して温度検出器の検出温度が所定の下限温度ま
で低下したときにヒータへ通電信号を出力し、かつ、検
出温度が所定の上限温度まで上昇したときにヒータへ通
電停止信号を出力するので、エンジン停止時に外気温度
が大幅に低下した場合にもマフラの温度を下限温度より
高く保ちマフラ内のドレン水の温度を凍結温度以上に保
つことができ、マフラ内の排気ガス通路を確保し、空気
調和装置の運転開始に伴うエンジンの起動時にも排気ガ
スを確実に排出でき、この結果、エンジンを確実に起動
することができる。
【0038】また、マフラに設けられた温度検出器がマ
フラの温度を検出し、実際のマフラの温度に基づいてヒ
ータの通電が制御されるので、エンジンが停止している
ときでもマフラの温度が下限温度以上のときにはヒータ
には通電されず、ヒータの無駄な通電は回避され、ヒー
タの加熱のための消費電力を低減して運転コストをさら
に低減することができる。、
【図面の簡単な説明】
【図1】室外ユニットの概略構成図である。
【図2】マフラの概略構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例のヒータの通電制御を説
明するフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例のヒータの通電制御装置
のブロック回路図である。
【図5】本発明の第2の実施例のヒータの通電制御を説
明するフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施例のヒータの通電制御装置
のブロック回路図である。
【図7】本発明の第3の実施例のヒータの通電制御を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】 1 室外ユニット 2 機械室 3 熱交換室 4 エンジン 5 圧縮機 13 マフラ 15 ヒータ 24 外気温度検出器 25 運転制御装置 26 ヒータ制御装置 27 タイマ 28 マフラの温度検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、このエンジンから流出した
    排気ガスが流れる排気ガス流路に設けられたマフラと、
    エンジンにて駆動される圧縮機とを収納した室外ユニッ
    トを備えたエンジン駆動式空気調和装置において、マフ
    ラに設けられたヒータと、外気温度を検出する温度検出
    器と、この温度検出器から信号を入力してエンジンの停
    止時に温度検出器の検出温度が所定の下限温度に低下し
    たときにヒータへ通電信号を出力し、かつ、検出温度が
    所定の上限温度まで上昇したときにヒータへ通電停止信
    号を出力するヒータ制御装置とを備えたことを特徴とす
    るエンジン駆動式空気調和装置。
  2. 【請求項2】 エンジンと、このエンジンから流出した
    排気ガスが流れる排気ガス流路に設けられたマフラと、
    エンジンによって駆動される圧縮機とを収納した室外ユ
    ニットを備えたエンジン駆動式空気調和装置において、
    マフラに設けられたヒータと、外気温度を検出する温度
    検出器と、エンジンの停止時間をカウントし停止時間が
    所定時間に達したときに信号を出力するタイマーと、こ
    のタイマーからの信号に基づいて動作し、エンジンの停
    止から所定時間経過し、かつ、温度検出器の検出温度が
    所定の下限温度まで低下したときにヒータへ通電信号を
    出力し、検出温度が所定の上限温度まで上昇したときに
    ヒータへ通電停止信号を出力するヒータ制御装置とを備
    えたことを特徴とするエンジン駆動式空気調和装置。
  3. 【請求項3】 エンジンと、このエンジンから流出した
    排気ガスが流れる排気ガス流路に設けられたマフラと、
    エンジンによって駆動される圧縮機とを収納した室外ユ
    ニットを備えたエンジン駆動式空気調和装置において、
    マフラに設けられたヒータと、マフラに設けられた温度
    検出器と、この温度検出器から信号を入力して温度検出
    器の検出温度が所定の下限温度まで低下したときにヒー
    タへ通電信号を出力し、かつ、検出温度が所定の上限温
    度まで上昇したときにヒータへ通電停止信号を出力する
    ヒータ制御装置とを備えたことを特徴とするエンジン駆
    動式空気調和装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008516176A (ja) * 2004-10-07 2008-05-15 ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー 空気冷却される排ガス熱伝達体、特に自動車のための排ガスクーラー
JP2014521914A (ja) * 2011-07-28 2014-08-28 ヌオーヴォ ピニォーネ ソシエタ ペル アチオニ ガスヒータ/クーラ装置および方法

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