JP3128519B2 - 複合温水暖房システムの温度制御装置 - Google Patents

複合温水暖房システムの温度制御装置

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JP3128519B2
JP3128519B2 JP08294250A JP29425096A JP3128519B2 JP 3128519 B2 JP3128519 B2 JP 3128519B2 JP 08294250 A JP08294250 A JP 08294250A JP 29425096 A JP29425096 A JP 29425096A JP 3128519 B2 JP3128519 B2 JP 3128519B2
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temperature
hot water
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indoor
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吉視 辻本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの加熱源によ
って加熱された温水を、床暖房パネルと室内機にそれぞ
れ循環させるための温水循環回路を形成して、室内の暖
房を行う複合温水暖房システムの温度制御装置に関し、
特に、加熱された温水を室内機へ供給するための温水循
環回路に、室内機への温水の供給を制御するための弁を
有しないシステムにおいて有効である。
【0002】
【従来の技術】複合温水暖房システムとしては、バーナ
を備えた熱交換器によって加熱された温水を、室内暖房
機および床暖房パネルへそれぞれ供給するように、熱交
換器から室内暖房機と床暖房パネルとに分岐させた温水
循環回路を形成したものがある。こうした複合温水暖房
システムでは、床暖房パネルでは内部を循環する温水か
らの放熱により暖房を行い、室内暖房機では、室内暖房
機内に設けられた対流ファンによって暖房用熱交換器に
室内空気を当てることによって、暖房用室内機内を通過
させた温水の熱によって室内空気を加熱して、温風とし
強制的に室内へ向かって送風させる。また、複合温水暖
房システムにおける室内温度の温度調節は、リモコンに
よって設定される設定温度と室温センサで検知される室
内温度との温度差に応じてバーナ等に加熱される熱交換
器から流出する温水の目標湯温を決定し、温水温度がそ
の決定した目標湯温になるように、熱交換器から流出す
る温水の温度をサーミスタで検知しながらバーナの燃焼
量を制御している。
【0003】一方、暖房により室内温度が十分に上昇し
て設定温度に達した場合には、室内暖房機の対流ファン
の作動を停止させて室内暖房機による暖房を休止し、床
暖房パネルの放熱のみによる暖房を行うホットキープ動
作が行われる。このホットキープ動作では、室内温度と
設定温度との温度差に応じて対流ファンのほぼ一定の割
り合いで決められた停止時間と作動時間が設定され、設
定された停止時間の間だけ対流ファンの作動が停止した
後に、自動的に対流ファンが同じく設定された作動時間
だけ再作動する。対流ファンの再作動の終了時に、再
び、室内温度が検知されて、その検知された室内温度と
設定温度との温度差に応じて温調が行われ、室内温度が
設定温度より下がっていれば、それらの温度差に応じた
暖房能力で室内機による暖房が行われ、まだ室内温度が
設定温度より高ければ、再び対流ファンの停止時間と作
動時間が再度設定され、以後、同様に室内温度と設定温
度との温度差に応じて対流ファンの停止と作動とが繰り
返されることになる。
【0004】従来のホットキープ動作において設定され
る対流ファンの停止時間と作動時間は、例えば、設定温
度に対する室内温度の温度差が+0.5〜+1.0℃で
あれば停止時間が5分間で作動時間が3分間に、また、
設定温度に対する室内温度の温度差が+1.0℃以上で
あれば停止時間が8分間で作動時間が5分間に、それぞ
れ設定される。他方、室内暖房機の対流ファンが停止す
るホットキープ動作の間にあるときには、熱交換器で加
熱される温水の温度が床暖房パネルへの供給に適した一
定温度(例えば47℃)になるように、バーナの燃焼量
が制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の複
合温水暖房システムにおいては、室内温度が設定温度に
対して十分に高くなった場合に行われるホットキープ動
作では、対流ファンの停止時間は、設定温度に対する室
内温度との温度差に応じて5分間か8分間の2種類のう
ちから選択されるだけであるため、対流ファンが停止し
て室内暖房機による暖房が休止している間に室内温度が
大きく低下し、対流ファンの作動再開後に室内温度が再
び大きく上昇するなど室温の温度変化が大きくなる場合
が生じるとともに、設定温度と措置内温度との温度差に
応じて選択される対流ファンの停止時間は最大でも8分
間であるために、例えば、外気温度が高く暖房負荷が小
さい場合などには、対流ファンの休止時間中であっても
床暖房パネルによる放熱が継続されるために、対流ファ
ンの休止時間が終了しても室内温度が設定温度まで十分
に低下せず、そのまま対流ファンの作動が再開されると
室内温度がさらに上昇し、これが繰り返されると室内温
度は次第に上昇して快適性が大きく損なわれるという問
題がある。
【0006】本発明は、一つの加熱源によって加熱され
た温水を室内暖房機と床暖房パネルに供給する温水循環
回路を設けた複合温水暖房システムにおいて、外気温度
など暖房負荷の違いによる影響を受け難くし、快適性の
向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1で
は、内部を通過する温水を熱源として室内を暖房する床
暖房パネルと、室内空気を循環させる対流ファンを備え
た暖房用熱交換器に温水を通過させて熱源として室内を
暖房する室内暖房機と、加熱手段の加熱により内部を通
過する水を加熱する加熱用熱交換器とを具備し、前記床
暖房パネルおよび前記室内暖房機を前記加熱用熱交換器
に対して並列に設けて、前記加熱手段によって加熱され
た温水をポンプによって前記床暖房パネルおよび前記室
内暖房機に循環させる温水循環回路を形成した複合温水
暖房システムにおいて、室内の目標室温を設定するため
の室温設定器と、室内の温度を検知する室温センサと、
前記室温センサの検知室温が前記室温設定器の前記目標
室温より高い場合に前記室内暖房機による暖房を休止す
るための休止時間を、前記目標室温と前記検知室温との
温度差に基づいて3段階以上の複数段階で決定する休止
時間決定手段と、前記検知室温が前記目標室温より低い
場合には、前記室内暖房機による暖房を行い、前記検知
室温が前記目標室温より高い場合には、前記室内暖房機
による暖房を前記休止時間決定手段により決定された休
止時間だけ休止し、該休止時間経過後、前記室内暖房機
による暖房を強制的に再開する室内暖房機制御手段とを
具備することを技術的手段とする。
【0008】上記構成により、本発明の請求項1では、
室内暖房機と床暖房パネルとが加熱用熱交換器に対して
並列に設けられた温水循環回路が形成されており、加熱
手段の作動により加熱用熱交換器により加熱された温水
は、室内暖房機と床暖房パネルとへ供給されて循環す
る。床暖房パネルでは循環する温水の放熱により室内が
暖房され、室内暖房機では暖房用熱交換器を通過する温
水の熱が対流ファンの作動により暖房用熱交換器に当て
られる室内空気に移動して、室内の暖房が行われる。
【0009】室温センサの検知室温が室温設定器の目標
室温より低い間は、室内暖房機が作動して室内空気が加
熱される。室内温度が上昇して、目標室温より検知室温
が高くなると、目標室温と検知室温との温度差に応じて
休止時間が3段階以上の複数段階で決定され、決定され
た休止時間の間、室内暖房機の作動が休止するが、室内
暖房機が休止している間にも、床暖房パネルによる暖房
は継続される。休止時間の間、室内暖房機が休止した後
は、室内暖房機は強制的に再作動して室内の暖房を行う
ため、室内暖房機の再作動により室内温度が再び上昇す
る。
【0010】休止時間決定手段によって決定される休止
時間は、目標室温と検知室温との温度差に応じて決定さ
れ、温度差が大きい場合には、室内暖房機の作動の休止
中に室内温度が十分に低下するように長い休止時間が決
定され、温度差が小さい場合には、休止時間を短く決定
して、休止時間中の室内温度の低下を小さくする。
【0011】外気温度が低く暖房負荷が大きい場合に
は、室内温度の低下が速いために室内暖房機が作動して
も室内温度の上昇が緩やかであり、目標室温と検知室温
との温度差は、小さく現れる。このような場合には、休
止時間が短くなるため、休止時間中の室内温度の低下の
幅を小さくでき、目標室温に対して室内温度があまり下
がらないうちに、室内暖房機を再作動させることができ
る。逆に、外気温度が高く暖房負荷が小さい場合には、
室内温度の低下が遅いために、室内暖房機が作動すると
室内温度の上昇が速やかであり、室内温度が目標室温よ
り過剰に高くなりやすく、目標室温と検知室温との温度
差は、大きく現れる。このような場合には、休止時間が
長くなるため、休止時間中に室内温度を十分に低下させ
ることができ、室内温度が目標室温に対して高い状態の
まま室内暖房機の作動が再開されることがない。
【0012】以上のとおり、請求項1では、検知室温が
目標室温より高くなった場合に、検知室温と目標室温と
の温度差に応じて、暖房負荷に応じた適切な休止時間が
複数段階で決定されるため、室内温度が高くなりすぎて
下がらなかったり、室内暖房機の休止中に室内温度が大
きく低下することがなく、暖房負荷の違いによる影響を
受け難い、快適な複合暖房を行うことができる。
【0013】請求項2では、請求項1において、前記加
熱用熱交換器から流出する温水温度を検知する加熱温度
センサと、前記室内暖房機による暖房が行われている場
合には、前記目標室温と前記検知室温との温度差に基づ
いて前記加熱用熱交換器によって加熱される温水の目標
湯温を決定し、前記室内暖房機による暖房が行われてい
ない場合には、前記外気温センサに検知される外気温度
に基づいて前記目標湯温を決定する目標湯温決定手段
と、該目標湯温決定手段により決定された前記目標湯温
と前記加熱温度センサの検知湯温とに基づいて前記加熱
手段の加熱量を制御する加熱制御手段とを具備すること
を技術的手段とする。
【0014】これにより、請求項2では、室内の温度が
低く、室温センサによる検知室温が室温設定器による目
標室温より低い間には、加熱用熱交換器から流出する温
水の目標湯温は、目標室温と検知室温との温度差に基づ
いて決まり、その決定された湯温になるように加熱手段
の加熱量が制御される。逆に、室内の温度が高くなり、
検知室温が目標室温よりも高くなって室内暖房機の作動
が休止している間には、加熱用熱交換器から流出する温
水の目標湯温は、外気温センサによって検知される外気
温度に基づいて決定される。
【0015】従って、外気温度が低く暖房負荷が大きい
場合には、外気温度に応じて目標湯温を高く決定でき、
逆に、外気温度が高く暖房負荷が小さい場合には、外気
温度に応じて目標湯温を低く決定できる。この結果、暖
房負荷が大きい場合には、室内温度が一旦目標室温より
高くなって室内暖房機の暖房が休止した状態であって
も、高い温度に加熱された温水が床暖房パネルへ供給さ
れるため、室内温度の低下を緩やかにでき、快適な状態
を長く維持することができる。また、暖房負荷が小さい
場合には、室内温度が一旦目標室温より高くなって室内
暖房機の暖房が休止した状態になってから、床暖房パネ
ルへ供給される温水温度を低くするため、床暖房パネル
によって室内空気に対して過剰な加熱が行われることが
なくなり、快適な状態が損なわれにくくなる。
【0016】以上のとおり、請求項2では、室内温度の
上昇に伴って室内暖房機が休止した状態であっても、床
暖房パネルに対しては、そのときの暖房負荷に応じた温
度の温水を供給することができるため、室内暖房機の休
止中に室温が高くなりすぎたり、床面温度が低すぎたり
することがない。
【0017】請求項3では、請求項1または2におい
て、前記温水循環回路には、前記室内暖房機を循環する
温水を制御する制御弁が設けられておらず、前記室内暖
房機制御手段による前記室内暖房機の停止動作は、前記
対流ファンの停止であることを技術的手段とする。これ
により請求項3では、温水循環回路に制御弁の必要がな
いため温水循環回路の構成を簡略化できるとともに、室
内暖房機の対流ファンの作動のみを制御すればよいた
め、制御系を簡略化できる。
【0018】請求項4では、請求項1から3において、
前記室内暖房機制御手段は、前記休止時間経過後の前記
室内暖房機の再作動を少なくとも一定時間連続して行
い、該一定時間の前記室内暖房機の暖房終了時に、前記
検知室温が前記目標室温より高い場合には、前記室内暖
房機による暖房を前記休止時間決定手段により新たに決
定される休止時間だけ再度休止し、前記検知室温が前記
目標室温より低い場合には、前記一定時間経過後も前記
室内暖房機による暖房を継続することを技術的手段とす
る。
【0019】これにより、請求項4では、室内暖房機へ
の温水循環回路に制御弁を有しない場合などに、室内暖
房機の再作動時に対流ファンが一定時間以上確実に作動
するため、対流ファンが休止していた間にも供給される
温水の熱が室内暖房機の内部に滞留していても、対流フ
ァンの一定時間以上の作動によって室内暖房機内部の温
度を低下させることができ、その作動中に暖房用熱交換
器近傍の空気温度を確実に暖房が行われている室内の温
度にすることができる。従って、室温センサなどの設置
位置が、室内暖房機内に限定されている場合であって
も、対流ファンの再作動後に、室内温度を正しく検知す
ることができ、複合温水暖房システムを簡単な構成にす
ることができ、安価で温度制御のよいシステムとするこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明を、以下に示す実施例
に基づいて説明する。図1は、本発明の複合温水暖房シ
ステムに係わる温水暖房式エアコンシステムの実施例を
示す。図1において、1は加熱源及び冷却源を有し屋外
に設置される室外機、2は室内上方の壁部に配置される
室内機であり、3は放熱用温水配管を有し室内の床面に
配置される床暖房パネルであり、室内機2は温水配管及
び冷却用配管によって、床暖房パネル3は温水配管によ
って室外機1とそれぞれ接続されている。この室外機
1、室内機2、床暖房パネル3及びこれらを接続する温
水配管、冷却配管により温水回路10および冷凍サイク
ル20がそれぞれ形成されている。
【0021】室外機1には、温水回路10の構成とし
て、一定回転で駆動される循環ポンプ11、加熱用熱交
換器12、プレッシャータンク13が設けられ、加熱用
熱交換器12には加熱源としてのガスバーナ100が備
えられている。また、床暖房パネル3へ向かう温水配管
には、床暖温水供給制御機構14が設けられている。
【0022】床暖温水供給制御機構14は、図2に示す
ように、床暖房パネル3へ向かう床暖房温水回路10a
に設けられた第1熱動弁14aと、この熱動弁14aを
迂回するように床暖房温水回路10aに並列に接続され
たバイパス10bと、バイパス10bに設けられた第2
熱動弁14b及び流量を制限するオリフィス14cとか
ら構成される。ここで、各熱動弁14a、14bは、電
気ヒータ等の熱により開閉制御するものであり、開閉に
時間が掛かるが、温水の循環を停止させる際、大きな作
動力により確実に温水循環回路を閉鎖することができ
る。尚、各熱動弁14a、14bの代わりに、電磁弁ま
たはモータ弁であってもよい。
【0023】他方、冷凍サイクル20の構成としては、
インバータ制御されるモータにより駆動されて冷媒であ
る冷媒ガスを圧縮する圧縮機21、凝縮器22、ストレ
ーナ23、キャピラリチューブ24が設けられ、凝縮器
22には放熱ファン25が備えられている。
【0024】室内機2には、温水回路10の構成として
暖房用熱交換器15が設けられ、冷凍サイクル20の構
成として冷房用熱交換器26が設けられ、各熱交換器1
5、26に対して、室内空気を循環させる対流ファン2
00が備えられていて、室内空気を冷房用熱交換器26
→暖房用熱交換器15の順で通過させて、再び室内へ送
り出す。
【0025】室外機1、室内機2及び床暖房パネル3に
おいて、温水回路10は、循環ポンプ11の吐出側に加
熱用熱交換器12の流入側が接続され、加熱用熱交換器
12の流出側で温水配管が2つに分岐し、一方には室内
機2の暖房用熱交換器15の流入側が接続されている。
分岐した他方の温水配管には、床暖温水供給制御機構1
4を介して床暖房パネル3の流入側と接続されている。
暖房用熱交換器15の流出側の温水配管と床暖房パネル
3の流出側の温水配管は合流し、プレッシャータンク1
3を介して循環ポンプ11の吸引側に接続されている。
【0026】以上の構成を有する温水回路10では、循
環ポンプ11の作動によって、循環ポンプ11→加熱用
熱交換器12→暖房用熱交換器15→プレッシャータン
ク13→循環ポンプ11の循環回路で、または循環ポン
プ11→加熱用熱交換器12→床暖温水供給制御機構1
4→床暖房パネル3→プレッシャータンク13→循環ポ
ンプ11の循環回路で、ガスバーナ100によって加熱
された温水が循環する。
【0027】他方、冷凍サイクル20では、冷媒は、冷
媒圧縮機21→凝縮器22→ストレーナ23→キャピラ
リチューブ24→冷房用熱交換器26→冷媒圧縮機21
を循環し、循環中に、冷媒は凝縮器22で気相→液相の
状態変化をして熱の放出を行い、冷房用熱交換器26で
液相(霧状)→気相の状態変化をして熱の吸収を行って
室内空気を冷却する。
【0028】室外機1の加熱源であるガスバーナ100
は、燃焼用空気を燃焼ファン101によって供給するも
ので、ガスバーナ100へ燃料ガスを供給する燃料供給
路102には、2つのガス電磁弁103、104とガス
比例弁105が設けられており、また、ガスバーナ10
0の炎口の近傍には、点火電極106とフレームロッド
107とが設けられている。
【0029】制御装置400は、使用者によって操作さ
れるリモコン4に応じて各種の運転をマイコンによって
制御するもので、室外機1と室内機2とに別れて設けら
れていて、相互に各種の信号を伝送する。
【0030】制御装置400は、各種の制御を行うため
に、室外機1の加熱用熱交換器12の温水の流出側で温
水温度を検知する高温水サーミスタ401、室内機2の
暖房用熱交換器15の温水の流出側で温水温度を検知す
る室内温水サーミスタ402、室内機2内で室内温度を
検知する室温サーミスタ403、室外機1が設置される
屋外の外気温度を検知する外気温度サーミスタ404を
備えている。
【0031】以上の構成からなる温水暖房式エアコンシ
ステムは、制御装置400によって、暖房運転として
は、床暖房パネル3のみによる床単独運転、床暖房パネ
ル3と室内機2によるデュエット暖房運転を、また、冷
凍サイクル20の作動を伴うものでは、室内機2のみに
よるドライ運転、床暖房パネル3と室内機2によるデュ
エットドライ運転、室内機2による冷房運転がそれぞれ
制御される。なお、冷房運転および各ドライ運転におい
ては、圧縮機21を駆動するインバータ制御として、圧
縮機21の回転数が制御される。以下では、暖房運転と
しての床単独運転とデュエット暖房運転について説明す
る。
【0032】〔床単独運転〕床単独運転は、床暖房パネ
ル3のみによって暖房運転を行うものである。床単独運
転では、循環ポンプ11を一定回転で駆動し、リモコン
4により7段階に設定される床暖房レベルHnと外気温
度サーミスタ404の検知する外気温度Taとに応じ
て、加熱用熱交換器12で加熱される温水の目標湯温T
Oを決定し、この決定された目標湯温TOになるよう
に、燃焼ファン101およびガス比例弁105を制御し
て、ガスバーナ100の燃焼量を調節する。
【0033】リモコン4によって設定される各床暖房レ
ベルは、例えば、暖房能力が最低の1速では、床面温度
が26℃になるように、中間の4速では、床面温度が3
1℃になるように、最高の7速では、床面温度が36℃
になるようにするものであり、それぞれの床暖房レベル
において、外気温度Taが低いほど高く、高いほど低く
目標湯温TOを外気温度Taに応じて決定するものであ
る。また、床単独運転では、運転開始時には、リモコン
4の床暖房運転のオン操作に応じて床暖房ホットダッシ
ュ動作を行う。
【0034】以下、床単独運転の作動を図3を参考にし
て説明する。リモコン4により床単独運転の運転開始の
指示があると、始めに床暖房ホットダッシュ動作を行
う。床暖房ホットダッシュ動作では、始めに室内機2の
対流ファン200を一定時間(数十秒間)微風で駆動し
(ステップ101)、これにより、室内空気を対流させ
る。その後、室内機2に備えられた室温サーミスタ40
3により室内温度Trを検知する(ステップ102)。
【0035】この検知により床温を推定して、その温度
に基づいて床暖温水供給制御機構14の各熱動弁14
a、14bを共に連続して開放する床暖房ホットダッシ
ュ時間tp(20分〜3時間)を算出する(ステップ1
03)。この床暖房ホットダッシュ時間tpは、検知さ
れた室内温度Trが高い場合には短く、低いほど長くな
るように算出する。
【0036】床暖房ホットダッシュ動作では、各熱動弁
14a、14bを開き、循環ポンプ11の駆動を開始す
るとともにガスバーナ100の燃焼を開始する。床暖房
ホットダッシュ時間tpの間は、高温水サーミスタ40
1によって検知される温度が80℃になるように燃焼フ
ァン101及びガス比例弁105を制御する(ステップ
104)。これにより、ガスバーナ100によって80
℃に加熱された温水が、運転開始直後から床暖房ホット
ダッシュ時間tpの間連続して床暖温水供給制御機構1
4の床暖房温水回路10aとバイパス10bとを通過し
て床暖房パネル3で放熱するため、暖房開始初期に十分
な床暖房能力が確保でき、室内温度の立ち上がりが向上
する。
【0037】床暖房ホットダッシュ時間tpが経過した
後は(ステップ105においてYES)、第2熱動弁1
4bを閉じて第1熱動弁14aのみを開弁させ(ステッ
プ106)、温水を床暖房温水回路10aのみから床暖
房パネル3へ供給させて、バイパス10bの通過分を制
限する。その後は、リモコン4によって7段階のうちか
ら設定される床暖房レベルHnと外気温度サーミスタ4
04によって検知される外気温度Taとに基づいて、上
述のとおり各床暖房レベル毎の床面温度になるように、
外気温度Taに応じて目標湯温TOを決定し、決定され
た目標湯温TOに応じて、ガスバーナ100の燃焼量を
制御して、暖房能力の制御として温水温度の調節を行う
(ステップ107)。
【0038】以上のとおり、床単独運転では、床暖房ホ
ットダッシュ動作を行った後には、外気温度Taに基づ
いて床暖房レベルHnに対応した温水の目標湯温TOを
設定するため、快適な暖房を行うことができる。なお、
床単独運転の間にも、加熱用熱交換器12で加熱された
温水が室内機2の暖房用熱交換器15にも循環するが、
床単独運転では、対流ファン200の作動は停止されて
いて、暖房用熱交換器15の内部を通過する温水の熱が
室内へ放出されにくくなっているため、暖房用熱交換器
15による暖房効果はほとんど得られない。
【0039】〔デュエット暖房運転(複合暖房運転)〕
デュエット暖房運転は、室内機2と床暖房パネル3とに
より室内の暖房を行うものであるが、主に室内機2によ
って室内の温度を上昇させるもので、床暖房パネル3
は、室内機2の補助として作用することになる。従っ
て、上記の床単独運転において、制御に用いられたリモ
コン4により設定される床暖房レベルHnは、デュエッ
ト暖房運転では、用いられず暖房能力の制御には無関係
となる。
【0040】デュエット暖房運転では、床暖房パネル3
について、上記の床単独運転の場合の床暖房ホットダッ
シュ動作を行うと、室内温度を上昇させるのに有効な暖
房用熱交換器15へ供給される温水の流量が減少し、室
温の立ち上がりが遅くなるため、運転開始から所定時間
が経過するまでは、床暖温水供給制御機構13におい
て、第2熱動弁14bのみを開いて第1熱動弁14aを
閉じることによって、床暖房パネル3への温水流量を制
限する。その後は、リモコン4の設定室温Tset と室温
サーミスタ403に検知される検知室温Trとにより温
調運転を行う。
【0041】温調運転では、室温サーミスタ403によ
り検知される検知室温Trがリモコン4による目標室温
Tset より低い間には、室内機2および床暖房パネル3
による暖房運転を行い、室内温度Trと設定温度Tset
との温度差に応じて加熱用熱交換器12で加熱される温
水の目標湯温TOが決定され、決定された目標湯温TO
に応じて、ガスバーナ100の燃焼量を制御して、暖房
能力の制御として温水温度の調節を行い、この間、対流
ファン200を駆動して、室内空気を循環させる。
【0042】一方、検知室温Trが目標室温Tset より
高くなると、ホットキープ動作を行う。ホットキープ動
作としては、循環ポンプ11の駆動とガスバーナ100
の燃焼を継続させたままで対流ファン200の作動のみ
を停止させて、床暖房パネル3による暖房のみを継続さ
せる。このとき、室内機2の暖房用熱交換器15にも温
水が循環するが、暖房用熱交換器15は対流ファン20
0の作動によって内部を通過する温水の熱が室内へ放出
される構造であるため、暖房用熱交換器15による暖房
効果はほとんど得られない。
【0043】このホットキープ動作は、室内機2による
暖房運転を休止させて床暖房パネル3のみによって暖房
を行うものであり、暖房能力が小さくなるため、室内機
2の休止中には、室内温度が低下する。しかし、室内機
2の休止中の室内温度の低下の速さは、一様ではなく、
外気温度Taの違いなど暖房負荷に応じて異なり、暖房
負荷が大きい場合には、室内機2の休止中に室内温度が
低下しやすく、逆に、暖房負荷が小さい場合には、室内
機2の休止中に室内温度が低下しにくい。これを、室内
機2の暖房中についてみれば、室内機2によって同じよ
うに暖房が行われた場合であっても、暖房負荷が大きい
場合には、室内温度の上昇の程度は小さくなり、逆に暖
房負荷が小さい場合には、室内温度の上昇の程度が大き
くなる。
【0044】そこで、本発明では、検知室温Trが目標
室温Tset に対して、どの程度高いかに応じてホットキ
ープ動作時間tsを決定し、暖房負荷が大きく室内機2
の休止中に室内温度が低下しやすい場合には、ホットキ
ープ動作時間tsを短く、逆に暖房負荷が小さく室内機
2の休止中に室内温度が低下しにくい場合ほど、ホット
キープ動作時間tsを長く決定する。本実施例における
検知室温Trと目標室温Tset との温度差と決定される
ホットキープ動作時間tsとの関係の一例を表1に示
す。
【0045】
【表1】
【0046】本実施例において、上記、表1に表した各
ホットキープ動作時間tsは、算出された検知室温Tr
と目標室温Tset との温度差に対応してあらかじめ設定
されたホットキープ動作時間tsのデータがマイコンの
メモリに記憶されており、温度差が与えられると、その
温度差に対応したホットキープ動作時間tsが決定され
る。
【0047】ホットキープ動作の間は、検知室温Trが
目標室温Tset に対して十分に上昇している状態であ
り、室内に対する大きな加熱量が不要な状態である。従
って、この対流ファン200の作動が停止するホットキ
ープ動作の間には、加熱用熱交換器12で加熱される温
水の目標湯温TOを、リモコン4の設定温度Tset およ
び室温サーミスタ403の室内温度Trに関係なく、外
気温度サーミスタ404によって検知される外気温度T
aに基づいて決定する。本実施例では、外気温度Taに
対応してあらかじめ設定された目標湯温TOのデータが
マイコンのメモリに記憶されており、外気温度サーミス
タ404により検知された外気温度Taが与えられる
と、その温度に対応した目標湯温TOが決定される。ホ
ットキープ動作において決定される目標湯温TOの一例
を表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】表2に示すように、検知室温Trが目標室
温Tset より高くなったホットキープ動作の場合には、
例えば、外気温度Taが0℃以下の場合には、目標湯温
TOが70℃に決定され、20℃以上の場合には目標湯
温TOが40℃に決定されるなど、単純に固定された一
定の温度の温水が床暖房パネル3に供給されないため、
時節毎の暖房負荷に適した暖房能力が得られる。
【0050】なお、ホットキープ動作においては、対流
ファン200の作動が停止するため、室内空気の循環が
停止して室内機2内の暖房用熱交換器15に循環する温
水の熱により、室内機2内に設けられた室温サーミスタ
403による室内温度の正しい検知ができなくなる。こ
のため、本実施例では、ホットキープ動作が終了した後
には、一定時間(例えば3分間だけ強制的に対流ファン
200を作動させて、室内機2内の放熱を図り、正しい
室内温度の検知を行うようにしている。このため、ホッ
トキープ動作が終了しても、一定時間(3分間)が経過
するまでは、室内温度の検知を行わず、新たなホットキ
ープ動作時間tsの決定は、一定時間(3分間)の終了
時に行われ、このとき、検知室温Trが目標室温Tset
よりまだ高い場合には、一定時間(3分間)の対流ファ
ン200の作動の後に、再び、外気温度Taに応じて決
まる新たなホットキープ動作時間tsだけ、対流ファン
200の作動を停止する。
【0051】以下、デュエット暖房運転における作動
を、図4を参考に説明する。リモコン4により、デュエ
ット暖房運転の開始が指示されると、室内温度の上昇を
速やかに行うために、床暖房温水回路10aに設けられ
た第1熱動弁14aを閉じてバイパス10bに設けられ
た第2熱動弁14bのみを開き(ステップ111)、循
環ポンプ11を作動させるとともにガスバーナ100の
燃焼を開始して(ステップ112)、デュエット暖房運
転の開始後の所定時間(例えば20〜30分間)が経過
するまでは(ステップ113においてNO)、暖房用熱
交換器15への温水の供給を優先させる。
【0052】このように、床暖房パネル3(室温を上昇
させるのにはあまり効果的でない)に供給される温水の
供給量を減少させ、その分、室内機2へ供給される温水
の供給量を増やすことにより、暖房用熱交換器16の放
熱量を増やすことができ、運転初期に室温の立ち上がり
を早くすることができる。なお、ガスバーナ100の所
定の点火制御をし、循環ポンプ11の駆動を開始した後
でも、室内温水サーミスタ402の検知温度が十分に高
くなるまでは(例えば30℃)、冷風の吹き出しを防止
するために、対流ファン200の駆動を開始せず、十分
温度が上昇した後に、対流ファン200による送風を開
始する。
【0053】運転開始後、所定時間が経過すると(ステ
ップ113においてYES)、第2熱動弁14bを閉じ
第1熱動弁14aを開いて(ステップ114)、以後
は、温調制御を行う。なお、運転開始後、所定時間が経
過するまでに、検知室温Trが目標室温Tset より高く
なった場合にも、第2熱動弁14bが閉じられ、第1熱
動弁14aが開かれて、後述するステップ117のホッ
トキープ動作が行われる。
【0054】その後の温調制御では、リモコン4による
目標室温Tset と室温サーミスタ403による検知室温
Trとの温度差に基づいて加熱用熱交換器12で加熱さ
れて流出する温水の目標湯温TOが決定され(ステップ
115)、室温サーミスタ403で検知される検知室温
Trがリモコン4で設定された目標室温Tset より低い
間は(ステップ116においてNO)、これが繰り返さ
れる。
【0055】温調制御中に、室温サーミスタ403で検
知される検知室温Trがリモコン4で設定された目標室
温Tset より高くなると(ステップ116においてYE
S)、室内機2による暖房動作を休止して、床暖房パネ
ル3のみにより暖房を行うホットキープ動作に入る(ス
テップ117)。
【0056】ホットキープ動作では、始めにホットキー
プ動作時間tsを上記の表1のとおり、目標室温Tset
と検知室温Trとの温度差に応じて決定する。また、ホ
ットキープ動作になった場合には、温水回路10の加熱
用熱交換器12で加熱される温水の目標湯温TOを、外
気温度サーミスタ404で検知される外気温度Taに基
づいて上記の表2のとおり決定する。
【0057】決定されたホットキープ動作時間tsの
間、対流ファン200の作動が停止した後に、再び対流
ファン200が作動する。このとき、対流ファン200
は一定時間(3分間)だけ強制的に作動し(ステップ1
18)、その終了とともにステップ116へ移行する。
再び、室内温度が検知されたとき、検知室温Trが目標
室温Tset より低い場合には、検知室温Trと目標室温
Tset との温度差に応じて目標湯温TOが決定され、検
知室温Trが目標室温Tset より高い場合には、再び、
上述のとおり決定されるホットキープ動作時間tsだけ
ホットキープ動作が行われる。なお、ホットキープ動作
の後の一定時間(3分間)の間は、対流ファン200が
作動している間であっても、目標湯温TOは、外気温度
Taに基づいて決定されたままである。
【0058】なお、ガスバーナ100の燃焼量は、高温
水サーミスタ401の検知温度に基づいて、それぞれの
目標湯温TOが得られるように、燃焼ファン101およ
びガス比例弁105の制御により調節される。また、運
転終了後には、ガスバーナ100の燃焼停止後、2分を
経過してから循環ポンプ11の作動を停止することによ
り、余熱を利用して滑らかに暖房運転を停止させること
ができる。
【0059】以上のとおり本発明によれば、デュエット
暖房運転において、室内温度が目標室温より高くなった
場合に行われるホットキープ動作では、ホットキープ動
作時間を目標室温と検知室温との温度差に応じて決定す
るため、目標室温に対して高くなった室内温度が目標室
温に下がるまでにそれぞれの暖房負荷に対応して適した
長さの時間を決定できるため、ホットキープ動作の間に
室内温度が下がり過ぎたり、逆に、ホットキープ動作を
繰り返す間において、次第に室内温度が高くなり過ぎる
などの不具合が生じることがなく、快適な暖房運転を行
うことができる。
【0060】上記実施例では、ホットキープ動作とし
て、対流ファンを停止するものを示したが、室内機2へ
の温水回路10に遮断弁を設けて、温水の供給を停止す
るようにしてもよい。この場合には、対流ファンの作動
を低回転数で継続させてもよい。上記実施例では、ガス
バーナを加熱源としたものを示したが、石油バーナや電
気加熱など、他の加熱源による温水暖房システムでもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す温水エアコンシステムの
概略構成図である。
【図2】本発明の実施例の温水エアコンシステムにおけ
る床暖温水供給制御機構の構成を示す概略図である。
【図3】本発明の実施例における床単独運転の制御動作
を説明するための流れ図である。
【図4】本発明の実施例におけるデュエット暖房運転の
作動説明のための流れ図である。
【符号の説明】
2 室内機(室内暖房機) 3 床暖房パネル 4 リモコン(室温設定器) 10 温水回路(温水循環回路) 11 循環ポンプ 12 加熱用熱交換器 15 暖房用熱交換器 100 ガスバーナ(加熱手段) 200 対流ファン 403 室温サーミスタ(室温センサ) 400 制御装置(複合温水暖房システムの温度制御装
置、室内暖房機制御手段、休止時間決定手段、目標湯温
決定手段、加熱制御手段) 401 高温水サーミスタ(加熱温度センサ) 404 外気温度サーミスタ(外気温センサ)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を通過する温水を熱源として室内を
    暖房する床暖房パネルと、室内空気を循環させる対流フ
    ァンを備えた暖房用熱交換器に温水を通過させて熱源と
    して室内を暖房する室内暖房機と、加熱手段の加熱によ
    り内部を通過する水を加熱する加熱用熱交換器とを具備
    し、前記床暖房パネルおよび前記室内暖房機を前記加熱
    用熱交換器に対して並列に設けて、前記加熱手段によっ
    て加熱された温水をポンプによって前記床暖房パネルお
    よび前記室内暖房機に循環させる温水循環回路を形成し
    た複合温水暖房システムにおいて、 室内の目標室温を設定するための室温設定器と、 室内の温度を検知する室温センサと、 前記室温センサの検知室温が前記室温設定器の前記目標
    室温より高い場合に前記室内暖房機による暖房を休止す
    るための休止時間を、前記目標室温と前記検知室温との
    温度差に基づいて3段階以上の複数段階で決定する休止
    時間決定手段と、 前記検知室温が前記目標室温より低い場合には、前記室
    内暖房機による暖房を行い、前記検知室温が前記目標室
    温より高い場合には、前記室内暖房機による暖房を前記
    休止時間決定手段により決定された休止時間だけ休止
    し、該休止時間経過後、前記室内暖房機による暖房を強
    制的に再開する室内暖房機制御手段とを具備することを
    特徴とする複合温水暖房システムの温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱用熱交換器から流出する温水温
    度を検知する加熱温度センサと、 前記室内暖房機による暖房が行われている場合には、前
    記目標室温と前記検知室温との温度差に基づいて前記加
    熱用熱交換器によって加熱される温水の目標湯温を決定
    し、前記室内暖房機による暖房が行われていない場合に
    は、前記外気温センサに検知される外気温度に基づいて
    前記目標湯温を決定する目標湯温決定手段と、 該目標湯温決定手段により決定された前記目標湯温と前
    記加熱温度センサの検知湯温とに基づいて前記加熱手段
    の加熱量を制御する加熱制御手段とを具備することを特
    徴とする請求項1記載の複合温水暖房システムの温度制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記温水循環回路には、前記室内暖房機
    を循環する温水を制御する制御弁が設けられておらず、
    前記室内暖房機制御手段による前記室内暖房機の停止動
    作は、前記対流ファンの停止であることを特徴とする請
    求項1または2に記載の複合温水暖房システムの温度制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記室内暖房機制御手段は、前記休止時
    間経過後の前記室内暖房機の再作動を少なくとも一定時
    間連続して行い、該一定時間の前記室内暖房機の暖房終
    了時に、前記検知室温が前記目標室温より高い場合に
    は、前記室内暖房機による暖房を前記休止時間決定手段
    により新たに決定される休止時間だけ再度休止し、前記
    検知室温が前記目標室温より低い場合には、前記一定時
    間経過後も前記室内暖房機による暖房を継続することを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の複合温水
    暖房システムの温度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8169278B2 (en) * 2007-12-11 2012-05-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave device and duplexer
JP2014082236A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Citizen Electronics Co Ltd Led発光装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8169278B2 (en) * 2007-12-11 2012-05-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave device and duplexer
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