JPH0713724A

JPH0713724A - 印刷装置の検証方法

Info

Publication number: JPH0713724A
Application number: JP5154836A
Authority: JP
Inventors: Tetsuhiro Goto; 哲弘後藤
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1993-06-25
Filing date: 1993-06-25
Publication date: 1995-01-17

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】印刷結果の確認を”紙”を使用すること無く、
容易にかつ正確に行う。【構成】印刷装置コントローラ１０２で作成されたドッ
トデータを読み取り、表示する装置に適合する画像デー
タに変換し、ステップ１０６でディスプレイ装置にペー
ジ単位で表示する。更に、表示された印刷データの特定
部分をスケールアップし、スケールアップされた画像デ
ータに変換し、ステップ１１１で再表示して結果を確認
する。以上の処理を繰り返すことにより、より高精度な
印刷データを得ることを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、印刷結果の確認方法に
関して、特に、印刷結果の確認が必要な印刷装置の検証
方法に関する。

【０００２】ページプリンタなどの機能試験において
は、文字サイズや字間値（文字と文字の間隔）などが、
指定されたサイズで印刷されているか否かの確認が一つ
の目的とされている。

【０００３】

【従来の技術】近年、印刷装置では、その多くの機能を
マイクロプログラムにより実現している。したがって、
印刷装置の検証では、マイクロプログラムの検証が、そ
の多くを占めている。

【０００４】従来、印刷装置の検証では、印刷装置の外
部から、テストプログラムを走行させることにより得ら
れる、印刷結果を目視にて確認する。

【０００５】また、装置の開発段階では、マイクロプロ
グラムのシミュレーションテストが実施されるが、この
時、印刷結果の確認は、ワークステーションに接続され
ているページプリンタなどを代用することにより、印刷
データを出力し目視にて確認する。

【０００６】例えば、文字サイズと字間値が、指定され
たサイズで正しく印刷されているか否かを確認するに
は、あらかじめ、正しく印刷されることが確認されてい
る罫線を、文字サイズと同じ長さ印刷し、字間値と同じ
間隔をあけて、再び罫線を文字サイズと同じ長さ印刷
し、その上側又は、下側に文字を印刷するテストデータ
を作成するなど、テストデータを工夫することにより、
目視で確認しやすくされている。

【０００７】印刷結果を確認する手法の参考例として、
特開平２−２６６４２２などが挙げられる。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】従来技術では、文字サ
イズや字間値そして、罫線の線種（極太線、太線、中
線、細線など）や文字と文字の重なりなど、装置のシビ
アな性能のテスト結果、即ち、印刷結果を目視で確認す
るためには、上記で述べたような工夫をしたテストデー
タが必要となる。

【０００９】また、装置の多くの機能を、マイクロプロ
グラムにより実現している印刷装置では、マイクロプロ
グラムが搭載されるコントローラと、印刷を出力するプ
リンタメカ部とが別々に開発されることが頻繁にある。
この時、コントローラのみの検証では、印刷データを得
ることができないためプリンタメカ部との結合テストま
で上記の様なテストができないなどといった問題があっ
た。

【００１０】したがって、本発明の目的は、印刷装置の
最終的なテスト結果である、印刷データを得ることが困
難なテスト環境で印刷データを取得し、また、目視で確
認するのが困難な印刷データを期待するテストで容易に
かつ正確に印刷データの確認を可能とすることを目的と
する。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、テストデータからマイクロプログラム
により、ドットパターンに展開されたドットデータを、
ページ単位でワークステーションへ転送する手段と、転
送されたドットデータを、ワークステーションと、それ
に接続されているディスプレイ装置に適合する画像デー
タに変換し、本来、プリンタに出力されるべく印刷デー
タをディスプレイ装置上に表示する手段と、表示された
データの一部をスケールアップ（拡大）し、再表示する
手段とで印刷データを得ることが困難なテスト環境で印
刷データを得ることを可能とし、また、印刷データの確
認が困難なテストにおいても容易にかつ正確に確認する
ことを可能とする。

【００１２】

【作用】本発明では、印刷装置で作成された、ドットデ
ータを、ワークステーションと、それに接続されるディ
スプレイ装置に適合する画像データに変換することによ
ってディスプレイ装置上に表示する。また、表示された
印刷データの一部をスケールアップ（拡大）して表示す
る。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。

【００１４】図１は、１０１のテストプログラムを実行
することにより得られる印刷データを１１１のディスプ
レイ装置に表示するまでの流れ図である。

【００１５】１０２の印刷装置コントローラによって、
ドットパターンに展開されたドットデータを１０３で読
み取り、１１２の記憶装置へ格納する。尚、１０３から
１１１までの処理はワークステーション上で行う。

【００１６】１０４では、印刷データを表示するための
ワークステーションとディスプレイ装置の識別を実施す
る。１０５では、この識別結果より、１０３で読み取っ
たドットデータを各装置に適合する画像データにページ
単位で変換する。１０６では、本来１１３のプリンタへ
出力されるべき印刷データをディスプレイ装置上へ表示
する。つまり、ページ単位の変換を行うことから１０６
の表示では、ページレイアウトデータを表示するイメー
ジである。

【００１７】よって、印刷装置とディスプレイ装置との
解像度（ドット密度）の差などから考えられるように、
ディスプレイ装置に１ページ全面を表示すると、表示精
度が低下する。１０７では、こうした欠点を補うのと共
に、より高精度な印刷データの確認を実施するための、
スケールアップ（拡大）機能を選択する。１０６で表示
された印刷データの一部をスケールアップ指定すること
により、１０８では、スケールアップエリア（スケール
アップ位置）情報を解析し、１０９で１１２に格納され
たドットデータから、スケールアップエリアのドットデ
ータのみを読み取る。１０４で識別した識別結果より、
１１０では、１０９で読み取ったドットデータをスケー
ルアップした画像データに変換する。１１１では、スケ
ールアップされた画像データを表示する。こうして１０
７から１１１までの処理を繰り返すことにより、より高
精度な印刷データの確認を可能とする。

【００１８】図２は図１の１０６と１１１の表示例であ
る。２０１は、図１の１０６の表示例であり、罫線（太
線と中線）と文字を表示したページレイアウトデータで
ある。２０２と２０３は、図１の１１１の表示例であ
り、２０１の左上をスケールアップ表示したものであ
り、２０３は、２０２の左上をさらにスケールアップし
たものである。

【００１９】また、図１の１０１のテストプログラムの
実行に使用する装置がワークステーションの場合、その
ワークステーションがマルチウインドウ機能をサポート
していれば、図１の１０６、１１１のディスプレイ装置
と共用することが可能である。

【００２０】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、印刷デ
ータを取得することが困難なテスト環境において印刷デ
ータの取得を可能とし、印刷データの一部をスケールア
ップして表示することにより、文字サイズ、字間値、罫
線の線種や印刷結果のドット欠けなど、紙に印刷したの
では確認することが困難であった項目が、容易にかつ正
確に確認可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による、印刷データ表示方法
の流れ図である。

【図２】図１の表示例を示した図である。

【符号の説明】

１０１…テストプログラム、１０２…印刷装置コントローラ、１０３、１０９…ドットデータ読み取り部、１０４…装置識別部、１０５、１１０…画像データ変換部、１０６、１１１…ディスプレイ装置、１０７…スケールアップ機能選択部、１０８…スケールアップ位置解析部、１１２…記憶装置、１１３…プリンタ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ドットパターンによって印刷を実現してい
る、印刷装置の印刷結果確認方法において、テストプロ
グラムを実行することにより印刷装置内で作成されるド
ットデータをワークステーションへ転送する手段と、転
送されたドットデータをワークステーションとワークス
テーションに接続されているディスプレイ装置に適合す
る画像データに変換し、ディスプレイ装置にページ単位
で表示する手段と、表示されたデータの特定箇所を指定
し、その特定箇所をスケールアップ（拡大）して、表示
する手段とで印刷結果を確認することを特徴とする印刷
装置の検証方法。