JPH07136710A - 熱間押出製管法及び同製管装置 - Google Patents

熱間押出製管法及び同製管装置

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JPH07136710A
JPH07136710A JP28890293A JP28890293A JPH07136710A JP H07136710 A JPH07136710 A JP H07136710A JP 28890293 A JP28890293 A JP 28890293A JP 28890293 A JP28890293 A JP 28890293A JP H07136710 A JPH07136710 A JP H07136710A
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billet
inner diameter
diameter
axial direction
extrusion
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Yutaka Nagase
豊 永瀬
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 軸方向に同一外径の中空ビレット10を用い
て熱間押出製管法により継目無金属管を製造するに際
し、軸方向に同一の基準内径Dcを有するコンテナ3内
における前記中空ビレット10の押出先端部分における
挿入ビレット外径Dbと、当該ビレット10の先端部分
を拘束する平行部9の内径Dhとの径差が、0.5mm
≦Dh−Db≦0.025Dcmm並びにDc−Dh>
0を満足する状態とした後、押出すことを特徴とした熱
間押出製管法。但し、Db:押出し温度に加熱された状
態でのビレット外径(mm) 【効果】 中空ビレット10の先端部をコンテナ孔2よ
り小径の平行部9に差込むことで、中空ビレット10は
良好にセンタリングされ、偏肉の少ない高品質の管を製
造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱間押出製管法及び同製
管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管の製造技術として、加熱された中空の
ビレットを押出成形するものが知られている。図5は従
来のユージン・セジュルネ(Ugine Sejour
net)法に係る熱間押出製管装置の原理図であり、熱
間押出製管装置100は、コンテナ孔101が開けられ
たコンテナ102と、コンテナ孔101の出口に取付け
られたダイホルダ103と、このダイホルダ103に正
確に嵌合されたダイス104と、コンテナ孔101を摺
動するステム105と、管の内径を規定するマンドレル
106とからなる。なお、前記ダイホルダ103は前面
外周が環状凸面103aとされ、この環状凸面103a
をコンテナ孔101出口の円錐受け面101aに当接す
ることで位置決めされる。また、ダイス104は極めて
大きな押出力を受けるので、ダイバッカ107で背面を
受けさせる構造となっている。
【0003】次に作動を説明すると、コンテナ孔101
の奥(ダイホルダ103の前面)にガラスの粉末を固め
たところのガラスディスク108を置き、このコンテナ
孔101に十分に赤熱加熱された中空ビレット110
(このビレット110はガラス粉末で表面を覆われてい
る。)を挿入し、中心にマンドレル106を通し、ダミ
ーブロック111を介してステム105で強く押出す。
【0004】すると中空ビレット110は、ダイス10
4で絞られて外径が規定され、内径をマンドレル106
で規定され、所望の管112が形成される。マンドレル
106はステム105とともに前進する。
【0005】この時、中空ビレット110の外周に塗布
したガラス粉末は中空ビレット110とコンテナ孔10
1との間の潤滑剤となり、またガラスディスク108は
溶融しつつダイス104と管112の外周との間の潤滑
剤となる。ガラス潤滑について説明を加えると、中空ビ
レット110が赤熱加熱される熱間押出では、ガラス粉
末が介在しなければ、工具鋼等で製造されたダイス10
4はたちまち表面硬度が半減し、実用に堪えない。低温
押出で採用されているグリース・黒鉛混合潤滑剤は燃え
てしまうので使用できない。そこで、潤滑剤としてガラ
ス粉末(繊維)を採用したのがユージン・セジュルネ法
であり、このガラス粉末(繊維)は断熱性にも富み、ダ
イス104やコンテナ102の温度上昇を抑える作用も
為す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6は従来技術で製造
された管の先端部の拡大図であり、管112は全体的に
偏肉、即ち肉厚不均一傾向にあり、特に先端は「竹や
り」の様に偏肉傾向が著しい。この原因としては、中空
ビレットの温度不均一によって変形抵抗に差がでるこ
と、あるいは中空ビレットとこれを保持する工具との間
隙によって中空ビレットが不均一に変形することが考え
られる。
【0007】上記偏肉対策の一つに特公昭59−420
6号公報の「押出中空金属製品の肉厚制御方法」があ
り、この方法は、押出用ダイス6(図5のダイホルダ1
03に相当)と、これとは別の芯出用ダイス4とを準備
し、先ず芯出用ダイス4でマンドレル3の芯を出し、ラ
ム5を一定距離前進させてビレット2を塑性変形してマ
ンドレル3と密着させる。次に、芯出用ダイス4を外し
て押出用ダイス6を取付け、ラム5を前進させて管を押
出すというものである。
【0008】この改良方法は偏肉是正効果はあるもの、
芯出用ダイス4を準備すること、ラム5を1回停止する
こと、および芯出用ダイス4を押出用ダイス6と交換す
ることからなる新たな工程が従来の方法に加わり、生産
時間が長くなり、制御が難かしくなり、設備費が高くな
る等の不都合がある。そこで本発明の目的は従来並みの
工程で加工精度の良い熱間押出製管法及びそのための装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するべく本発明方法は、軸方向に同一外径の中空ビレッ
トを用いて熱間押出製管法により継目無金属管を製造す
るに際し、軸方向に同一の基準内径Dcを有するコンテ
ナ内における前記中空ビレットの押出先端部分における
挿入ビレット外径Dbと、当該ビレットの先端部分を拘
束する部分の工具内径Dhとの径差が、下記式(1)並
びに式(2)を満足する状態とした後、押出すことを特
徴とする。 0.5mm≦Dh−Db≦0.025Dc mm………式(1) Dc−Dh>0………式(2) 但し、Db:押出し温度に加熱された状態でのビレット
外径(mm)
【0010】本発明方法を実施する本発明に係る装置
は、下記式(1)並びに式(2)の条件を満足する軸方
向に同一の内径Dhを有する平行部が入側端面の中央部
に形成されたダイホルダを、軸方向に同一の基準内径D
cを有する出側端に前記平行部を対向させて接続したこ
とを特徴とする。 0.5mm≦Dh−Db≦0.025Dc mm………式(1) Dc−Dh>0………式(2) 但し、Db:押出し温度に加熱された状態でのビレット
外径(mm)
【0011】又は本発明方法を実施する本発明に係る装
置は、軸方向に同一の基準内径Dcを有し、その出側端
部に下記式(1)並びに式(2)の条件を満足する軸方
向に同一の内径Dhを有する平行部が形成されたコンテ
ナの出側端に、前記内径Dhにほぼ一致する頂部の径を
有する環状凸面が入側端面に形成されたダイホルダの前
記入側端面を対向させて接続したことを特徴とする。 0.5mm≦Dh−Db≦0.025Dc mm………式(1) Dc−Dh>0………式(2) 但し、Db:押出し温度に加熱された状態でのビレット
外径(mm)
【0012】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。図1は本発明の熱間押出製管装置の第1実施
例図であり、熱間押出製管装置1は、軸方向に同一の基
準内径Dcを有するコンテナ孔2が開けられたコンテナ
3と、コンテナ孔2の出口に取付けられたダイホルダ4
と、このダイホルダ4に正確に嵌合されたダイス5と、
コンテナ孔2を摺動するステム6と、ステム6とともに
移動するマンドレル7とからなる。上記ダイホルダ4は
いわばネック付きダイホルダであって、そのネック部8
が内径Dhで長さLの平行部9を備えたことを特徴とす
る。この平行部9が中空ビレット10の押出先端部10
a(以下、「先端部10a」と略す。)を拘束する工具
部分となる。
【0013】軸方向に同一の外径Dbの中空ビレット1
0と、基準内径Dcのコンテナ孔2と、平行部9の径D
hとの関係を次に説明する。先ずDhはDcより小さく
設定する。すなわち、Dc−Dh>0である。また、D
h−Dbは0.5mm以上であり、0.025×Dc以
下であることが好ましい。すなわち、0.5mm≦Dh
−Db≦ 0.025Dcである。Dh−Dbを0.5
mm未満にすると中空ビレット10が平行部9に焼き付
くトラブルが発生するためであり、また、Dh−Dbを
0.025×Dc超にすると偏肉が許容値を超えるとい
う不都合がある。以上に示した関係は数多くの実験結果
から本発明者が初めて見出した関係で、ビレット外径は
所定の押出温度に加熱した状態下での外径であり、コン
テナの基準内径Dcおよび平行部9の内径Dhは何れも
常温状態下での内径である。
【0014】次に平行部9の長さL、平行部9先端のガ
イド部11のテーパ角θについて説明する。平行部9の
長さLは、ガラスディスク12のLに関与する長さdと
中空ビレット10外周先端のRとの和よりは大きくなけ
ればならない。有効長さをLeff(図示せず)とすれ
ば、Leff=L−d−R>0で表わせる。しかし、この
Leffはあまり大きくすることはできなく、取扱う中空
ビレット10の全長(最大)の1/6、好しくは1/2
0〜1/10であり、例えば中空ビレット10の全長が
613mmであればLeffは100mmが限界値とな
る。これを超えるとビレットの外周面に塗布したガラス
粉末が平行部9との摩擦で削ぎ落とされ平行部9で焼付
きが発生し易くなるからである。また、ガイド部11の
テーパ角θは重要であり、テーパ角θは長手軸に対して
30°以下の緩斜面が望ましい。または、丸みのあるガ
イド部が望ましい。これらは何れも平行部9における焼
付き等の発生を抑制・防止するためである。
【0015】ダイホルダ4は、ネック部8の外周面が先
細り円錐面13となっており、一方この円錐面13に対
応してコンテナ3の出側端に凹部14が形成されてい
る。従って、軸方向に同一の内径Dhを有する平行部9
が入側端面の中央部に形成されたダイホルダ4が、軸方
向に同一の基準内径Dcを有するコンテナ3の出側端に
前記平行部9を対向させて接続される。
【0016】以上の構成からなる熱間押出製管装置の作
用を次に説明する。図2は本発明に係る熱間押出製管装
置の初期作動説明図であり、コンテナ孔2の奥(ダイホ
ルダ4の前面)にガラスの粉末を固めたところのガラス
ディスク12を置き、このコンテナ孔2に十分に赤熱加
熱された中空ビレット10(ガラス粉末で表面を覆
う。)を挿入する。中空ビレット10は先端部10aが
ダイホルダ4の平行部9に差込まれて、センタリングさ
れる。続いて、中心にマンドレル7を通し、ダミーブロ
ック15を介してステム6で前記中空ビレット10を強
く押出す。
【0017】図3は本発明に係る熱間押出製管装置の途
中作動説明図であり、良好にセンタリングされた中空ビ
レット10は、ダイス5で絞られて外径が規定され、内
径をマンドレル7で規定され、所望の管16が形成され
る。マンドレル7はステム6とともに前進する。
【0018】次に本発明装置1による実験例を具体的に
説明する。中空ビレットは、材質:JIS−SUS30
4、加熱温度:1200℃で、この状態での寸法が外径
Db:174.8mm、内径:41.9mm、長さ:6
13mm、先端部R:15.3mmであり、試験番号当
りのサンプル数:10本である。ダイス5の内径:4
6.6mm、マンドレル7の外径:38mm、コンテナ
孔2の径Dc:181mm、ガラスディスク12の関与
寸法d:20mm、平行部9の長さL:70mm、テー
パ角θ:10°である。
【0019】以上の条件から本発明装置のDhは次の通
り計算される。 式(1):175.3≦Dh≦179.3 但し計算式は、0.5mm≦Dh−Db≦0.025D
cをDhについて変形したところのDb+0.5mm≦
Dh≦Db+0.025Dcである。 式(2):Dh<181 但し計算式は、Dc−Dh>0の変形式Dh<Dcであ
る。この条件の範囲内及び範囲外で、図1(第1実施
例)の押出製管装置1にて管を製造し、得られた管の外
面の焼付有無と、管先端5mにおける偏肉率を調べた。
その結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】試験番号1は、図1の第1実施例装置に
て、平行部9の径Dhを式(1),(2)を満足する値
に決定した。試験番号2,3は、図1の第1実施例装置
にて、Dhを式(1)は不満足で式(2)のみを満足す
る値に決定した。試験番号4は、図1の第1実施例装置
にて、Dhを式(1),(2)ともに不満足である値に
決定した。試験番号5は、図5の従来装置にて実験し
た。
【0022】結果の欄の「表面状態」は、目視にて判定
し、○は焼付が認められず、×は焼付が認められたこと
を示す。また、結果の欄の「偏肉率」は、得られた管の
先端部15mmを切り捨て、新たな先端部5mにおい
て、超音波肉厚測定機で肉厚を測定し、次の算式{(肉
厚最大値−肉厚最小値)÷肉厚平均値}で1サンプル毎
の偏肉率(%)を求め、さらに10サンプルにおける偏
肉率を平均し、この平均値(%)が10%以下であれば
○、10%超であれば×とした。表面状態と偏肉率の両
方に○の付いたものに、評価の欄に○を記載した。評価
○は試験番号1のみであり、式(1),(2)に従った
本発明装置1によれば良好な管が製造できることが判明
した。
【0023】図4は本発明の熱間押出製管装置の第2実
施例図であり、熱間押出製管装置21はビレット10の
先端部10aを保持するための平行部22をコンテナ2
3に設けたことを特徴とする。コンテナ23,ダイホル
ダ24は第1実施例のコンテナ3,ダイホルダ4とは異
なるのでこれらについて説明する。他のダイス5、ステ
ム6、マンドレル7は変更ないので符号を援用し詳しい
説明を省略する。
【0024】コンテナ23には、内径Dcのコンテナ孔
25が開けられ、このコンテナ孔25の出口に、内径D
hで長さLの平行部22が形成されている。コンテナ孔
25から平行部22へはガイド部26で滑らかに縮径さ
れる。
【0025】ダイホルダ24は、前面入側端面に環状凸
面24aが形成され、この環状凸面24aの頂部24b
の径が平行部22の内径Dhとほぼ同一とされている。
一方、コンテナ23の出側端には上記環状凸面24aに
対応した円錐受け面22aが形成されている。従って、
軸方向に同一の基準内径Dcを有し、その出側端部に下
記式(1)並びに式(2)の条件を満足する軸方向に同
一の内径Dhを有する平行部22が形成されたコンテナ
23の出側端に、前記内径Dhにほぼ一致する頂部24
bを有する環状凸面24aが入側端面に形成されたダイ
ホルダ24の入側端面を対向させて接続することで本発
明方法を実施する熱間押出製管装置21が構成できる。 0.5mm≦Dh−Db≦0.025Dc mm………式(1) Dc−Dh>0………式(2) 但し、Db:押出し温度に加熱された状態でのビレット
外径(mm)
【0026】次に本発明装置21による実験例を具体的
に説明する。中空ビレットは、材質:JIS−SUS3
04、加熱温度:1200℃で、この状態での寸法が外
径Db:174.8mm、内径:41.9mm、長さ:
613mm、先端部R:15.3mmであり、試験番号
当りのサンプル数:10本である。ダイス5の内径:4
6.6mm、マンドレル7の外径:38mm、コンテナ
孔25の径Dc:表2に示す値、ガラスディスク12の
関与寸法d:20mm、平行部9の長さL:70mm、
テーパ角θ:10°である。この条件の範囲内及び範囲
外で、図4(第2実施例)の押出製管装置21にて管を
製造し、得られた管の外面の焼付有無と、管先端5mに
おける偏肉率を調べた。その結果を表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】試験番号1は、図4の第2実施例装置に
て、平行部22の径Dhを式(1),(2)を満足する
値に決定した。試験番号2,3は、図4の第2実施例装
置にて、Dhを式(1)は不満足で式(2)のみを満足
する値に決定した。試験番号4は、図4の第2実施例装
置にて、Dhを式(1),(2)ともに不満足である値
に決定した。試験番号5は、図5の従来装置にて実験し
た。
【0029】結果の欄の「表面状態」は、目視にて判定
し、○は焼付が認められず、×は焼付が認められたこと
を示す。また、結果の欄の「偏肉率」は、得られた管の
先端部15mmを切り捨て、新たな先端部5mにおい
て、超音波肉厚測定機で肉厚を測定し、次の算式{(肉
厚最大値−肉厚最小値)÷肉厚平均値}で1サンプル毎
の偏肉率(%)を求め、さらに10サンプルにおける偏
肉率を平均し、この平均値(%)が10%以下であれば
○、10%超であれば×とした。表面状態と偏肉率の両
方に○の付いたものに、評価の欄に○を記載した。評価
○は試験番号1のみであり、式(1),(2)に従った
本発明装置21によれば良好な管が製造できることが判
明した。即ち、第2実施例装置21で、押出試験をした
ところ前記表1と同等の結果を得た。従って、第2実施
例装置21においても、良好な管が製造できることが確
認された。
【0030】
【発明の効果】以上に述べた通り本発明方法は、軸方向
に同一外径の中空ビレットを用いて熱間押出製管法によ
り継目無金属管を製造するに際し、軸方向に同一の基準
内径Dcを有するコンテナ内における前記中空ビレット
の押出先端部分における挿入ビレット外径Dbと、当該
ビレットの先端部分を拘束する部分の工具内径Dhとの
径差が、次の式(1)並びに式(2)を満足する状態と
した後、押出すことを特徴とするものである。 0.5mm≦Dh−Db≦0.025Dc mm………式(1) Dc−Dh>0………式(2) 但し、Db:押出し温度に加熱された状態でのビレット
外径(mm)上記方法、即ち中空ビレットの先端部をコ
ンテナ孔より小径の平行部に差込むことで、中空ビレッ
トは良好にセンタリングされ、偏肉の少ない高品質の管
を製造することができる。
【0031】本発明方法を実施するための押出製管装置
において、平行部をダイホルダに形成した場合には、コ
ンテナは従来のままでよく、ダイボルダを交換するだけ
で済むので、熱間押出製管装置は高価とならない。ま
た、平行部をコンテナに形成した場合には、ダイホルダ
は従来品をそのまま使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱間押出製管装置の第1実施例図
【図2】本発明に係る熱間押出製管装置の初期作動説明
【図3】本発明に係る熱間押出製管装置の途中作動説明
【図4】本発明の熱間押出製管装置の第2実施例図
【図5】従来のユージン・セジュルネ法に係る熱間押出
製管装置の原理図
【図6】従来技術で製造された管の先端部の拡大図
【符号の説明】
1,21…熱間押出製管装置、2,25…コンテナ孔、
3,23…コンテナ、4,24…ダイホルダ、5…ダイ
ス、6…ステム、7…マンドレル、9,22…平行部、
10…中空ビレット、10a…中空ビレットの先端部
(押出先端部)、16…管(継目無金属管)、24a…
ダイホルダの環状凸面、24b…環状凸面の頂部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に同一外径の中空ビレットを用い
    て熱間押出製管法により継目無金属管を製造するに際
    し、軸方向に同一の基準内径Dcを有するコンテナ内に
    おける前記中空ビレットの押出先端部分における挿入ビ
    レット外径Dbと、当該ビレットの先端部分を拘束する
    部分の工具内径Dhとの径差が、下記式(1)並びに式
    (2)を満足する状態とした後、押出すことを特徴とし
    た熱間押出製管法。 0.5mm≦Dh−Db≦0.025Dc mm………式(1) Dc−Dh>0………式(2) 但し、Db:押出し温度に加熱された状態でのビレット
    外径(mm)
  2. 【請求項2】 下記式(1)並びに式(2)の条件を満
    足する軸方向に同一の内径Dhを有する平行部が入側端
    面の中央部に形成されたダイホルダを、軸方向に同一の
    基準内径Dcを有するコンテナの出側端に前記平行部を
    対向させて接続したことを特徴とする請求項1に記載の
    方法を実施する熱間押出製管装置。 0.5mm≦Dh−Db≦0.025Dc mm………式(1) Dc−Dh>0………式(2) 但し、Db:押出し温度に加熱された状態でのビレット
    外径(mm)
  3. 【請求項3】 軸方向に同一の基準内径Dcを有し、そ
    の出側端部に下記式(1)並びに式(2)の条件を満足
    する軸方向に同一の内径Dhを有する平行部が形成され
    たコンテナの出側端に、前記内径Dhにほぼ一致する頂
    部の径を有する環状凸面が入側端面に形成されたダイホ
    ルダの前記入側端面を対向させて接続したことを特徴と
    する請求項1に記載の方法を実施する熱間押出製管装
    置。 0.5mm≦Dh−Db≦0.025Dc mm………式(1) Dc−Dh>0………式(2) 但し、Db:押出し温度に加熱された状態でのビレット
    外径(mm)
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