JPS5915726B2 - 活性金属管の熱間押出し方法 - Google Patents

活性金属管の熱間押出し方法

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JPS5915726B2
JPS5915726B2 JP10629780A JP10629780A JPS5915726B2 JP S5915726 B2 JPS5915726 B2 JP S5915726B2 JP 10629780 A JP10629780 A JP 10629780A JP 10629780 A JP10629780 A JP 10629780A JP S5915726 B2 JPS5915726 B2 JP S5915726B2
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extrusion
billet
sleeve
lubricant
active metal
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JP10629780A
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重治 中村
良信 廣田
豊春 人見
好廣 寺坂
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、活性金属管の熱間押出し方法に係り、押出中
、潤滑剤の粘度を変化させることなく熱間押出すること
により、ビレット・工具間の焼付き・摺り欠陥がなく内
面性状、内面形態が特に優れると共に、押出管体の酸洗
等に伴う新らたな公害問題を誘発することがないことを
主目的とする。
チタン、チタン合金、ジルコニウム、ジルコニウム合金
等の金属は所謂活性金属として知られているが、この活
性金属を熱間押出して管体な得ようとする場合、該金属
は他の鋼管押出し等に比較し又極めて工具と焼付き易く
、その押出中の潤滑切れによる焼付きは、活性金属の押
出において非常に重要な問題である。
すなわち、上記の活性金属は、一般に低温においても他
の金属と接触した場合、活性金属が反応して他の金属と
新たな合金を形成し易(、この新たな合金は高温高圧下
でより発生し易いため、熱間押出し時に工具・ビレット
間の潤滑切れによって活性金属と工具が接触すると、工
具−ビレット間が非常に焼付き易くなるのである。
又、上述の如き新たな合金が押出し工程中に発生すると
、その後に押出されてくる素材はその全長に亘って、激
しい凹凸状の表面状態となり、製品の表面状態を極度に
劣化させ、製品として用いることができなくなるばかり
か、工具自体も再度使用することもできず、高品質の活
性金属管を得るにあたって非常に重大な問題となる。
そこで、発明者等は斯る事態回避のため種々の思考を重
ねた成果として、特公昭55年第1122号公報で開示
したように、活性金属からなる管状ビレットの内周面に
鉄からなる被覆層と、さらに鉄被覆層の内周面に銅から
なる被覆層とを形成して熱間押出しする方法を提案し、
当該技術は押出比が10乃至50付近まで一様に適用で
きると共に、製品品質も優れたものではあるけれども、
押出製品の後処理の面で新らたな問題を誘発するという
不具合があった。
つまり、シールド部材として銅からなる被覆層を形成し
ているため、脱銅は硝酸浸漬によって行うのであるが、
その時の発生ガスは通常の排ガス装置では完全に除去で
きず、新らたな公害問題を誘発するに至ったのであり、
そのため、発生ガスを完全に除去できる排ガス装置を開
発するには実操業の中断を伴うし、経済的にも産業政策
的にも問題があるのである。
本発明は上記実状に鑑み、鋭意研究の成果とし℃、押出
中、潤滑剤の粘度を変化させることな(熱間押出するこ
とで、ビレット・工具間の焼付き、摺り欠陥をな(し、
高品質の活性金属管を得ることが可能な熱間押出し方法
の開発に成功すると共に、後処理として酸洗処理等に伴
う新らたな公害問題を誘発することがない手段の開発に
成功したのであって、従って、その特徴とするところは
、活性金属からなる管状ビレット内周面に該ビレットよ
り変形抵抗が高い材料からなるスリーブが潤滑材を介し
て挿嵌されてスリーブ組立体とされ、このスリーブ組立
体を加熱してコンテナ内に装入し、該スリーブ組立体に
マンドレルを内挿して前記潤滑剤が反押出方向に流出す
るのを阻止した状態で熱間押出しする点にある。
以下、図示の実施例に基いて本発明に係る活性金属管の
熱間押出し方法を詳述する。
第1図は、熱間押出しに先立ってビレット内面に処理が
とられたビレット、スリーブ組立体Aの断面を示してお
り、1は活性金属からなる管状ビレット、2は該ビレッ
ト1の内周面に充填介在した潤滑剤、3は潤滑剤2の内
周面に形成したスリーブであり、ビレット1よりも変形
抵抗の高い材料から成り、最も望しい実施例では、スリ
ーブ3の先端(図では左方)が、ビレット端面より例え
ば50m1mの如(押出方向に延在し、該延在部3Aが
実質的に押出中のマンドレル機能を奏すべくされている
と共に、反押出方向(図では右方)にあっては、スリー
ブ3に鍔部3Bを形成し、この鍔部3Bをビレット端面
凹部1Aに嵌合することで潤滑剤2が押出前は勿論のこ
と押出中においても反押出方向に流出するのが阻止され
ている。
第1図に示す組立体A、つまり、被押出材の形成は管状
ビレット1にスリーブ3を挿入してその鍔部3Bを凹部
1Aに嵌合させると共に、管状ビレット1の内周面とス
リーブ3の外周面との間に、隙間なく潤滑剤2を充填し
て得る場合と、予めスリーブ3の外周面に水ガラスの如
くバイ/グーで液状にした潤滑剤を塗布し、乾燥後にビ
レット1に挿入する場合とがあり、いずれにしても潤滑
剤2は偏りがなく均一に介在するのは当然であるが、そ
のトップ部には潤滑剤2の流出を防止するシールド4を
設けることが望しい。
前記潤滑剤2は押出温度(700℃〜900℃)に対し
約400〜1000ポイズを有するガラス粉末と一部黒
鉛系を含むものであるが、その組成は本発明者等が先に
提案(特公昭54−6248号)した潤滑剤、即ち、重
量パーセントで、SiO□・・・28〜37%、B2O
3・・・14〜17係、K2O−17〜22%、CaO
−1,5〜6%、MgO・・・1〜5%、pbo・・・
16〜36%及び残部不可避不純物よりなる潤滑剤が望
しい。
勿論、その他、活性金属の熱間押出しに通常採用されて
いるガラス又はガラス質物質であってもよい。
第2図および第3図1.2,3.4を参照すれば、前記
組立体(被押出材)Aを、押出適正温度(700℃〜9
00℃)に加熱せしめ、これを熱間押出する構成とその
押出挙動が例示されている。
第2図、第3図において、5はコンテナであり、該コン
テナ5内には、前記ビレット・スリーブ組立体Aが、ス
リーブ延在部3Aを押出方向として挿入されている。
又、コンテナ5の一端開口部にはダイ6を支持するダイ
ホルダ7がダイバツカ8に支持されて嵌合し、他端には
ダミーブロック9を先端に有する筒状ラム10が嵌合し
、該ラム10の内部にはビレット・スリーブ組立体A内
を貫通するマンドレル11の後端を螺子プラグ12を介
して支持するマンドレル支持棒13が嵌合している。
なお、77ドレルは熱間工具鋼よりなる。
更に、ダイ6およびダイホルダ1にはビレット1と工具
間との潤滑を行う円盤ガラス14が装置されている。
而して、ビレット1は筒状ラム10の前進を介して図で
は左方に押圧されるが、ダイ6とスリーブ延在部3Aと
により形成される環状空間により押出管体Bの内・外径
が設定され℃押出されるが、この押出時において潤滑剤
2とマンドレル11とはスリーブ3を介して隔離されて
いるのである。
第3図1のビレットチャージから第3図3の押出完了ま
では数秒であり、又、潤滑剤2はスリーブ3によってマ
ンドレル11から隔離されていることがら−その間の潤
滑剤2の粘性変化は殆んどないのであり、従つ℃、押出
中、潤滑剤2は一様な潤滑効果を保持しながら均一厚み
を保って押出方向に排出されていくのであり、押出完了
後にあつ℃は筒状ラム10、マンドレル11等の押出工
具を第3図4の如く後退させると、スリーブ3は一緒に
引抜かれるのである。
以上は、本発明の望しい実施例であるが、ビレット、ス
リーブ組立体Aとしては、第4図、第5図に例示するも
のを採用することもできる。
第4図の組立体A’Lスリーブ3の端縁なビレット端面
と同一平面上に位置せしめたものであり、この組立体A
′を利用して熱間押出するとき、押出初期におい℃、第
6図の如(素管先端は所謂ガイドがないため符号B′の
如く曲り変形するが、このため所謂ガイドとしニスリー
ブ延在部3Aを設けることが望しいのである。
しかしながら第4図に示す組立体A′であっても前記先
端面り部B′の部分だけ歩留低下を招くのみであり、こ
れを犠牲にするのであれば、押出中温滑剤2の粘性変化
はないことから所期目的は達成できる。
又、第5図に示す組立体A”はビレット後端部に内方向
の鍔部1Aを形成し、スリーブ3に凹部3Bを形成し℃
潤滑剤20反押出方向の流出を阻止したものであり、第
1図に示す組立体Aよりも加工が若干複雑となるも所期
目的は有効に達成できる。
次に、本発明の実施態様の一例を示し、従来採用されて
いたステ/レス押出法を活性金属管熱間押出法に適用し
た場合の押出管体の内面性状につき説明する。
ここで、第7図を参照してステンレス押出法を概説して
おく。
第7図において、100は筒状のビレットであり、12
00℃前後に加熱されたステンレス鋼であり、その外周
面にガラス101が又、内周面にはガラス102である
そして、コンテナ103内にビレッ)100が装入され
、内盤ガラス104を有するダイス105とマンドレル
106によって画成される環状空間を介し℃押出される
のである。
即ち、ステンレス鋼押出の場合、ビレット内表面はガラ
ス102を介し冷い(約200°C)マンドレル106
に接触して押出される。
ステンレス鋼用ガラスは粘性変化の少いものが適用され
るし、ビレット温度が1200°C前後と高いこともあ
つ℃、ビレットとマンドレルとの間のガラス102は潤
滑効果を失わないが、Zr。
Ti用ガラスは粘度の低い不安定ガラスであることから
、マンドレルの影響を受は易いのである。
本発明の実施例 組立体Aにおけるスリーブ3の材質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・SUS 310スリ一ブ組立体Aにおけるビレット
1の材質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・チタン合金押出比・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・42内面潤檜剤厚み・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・0.5711jI
l押出温度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・830°Cにおいて
、従来例(所謂ステンレス法)によれば別途添付の参考
写真1に示す如(、押出先端部に摺り欠陥に基く凹凸が
発生し、特に、潤滑剤の粘性が低い時、量が多いときに
斯る欠陥が発生していることが解り、一方、別途添付の
参考写真2に示す如く押出先端部には本発明によるとき
は摺り欠陥がないことが解る。
又、別途添付の参考写真3で示す如くステンレス法によ
れば、押出中央から後端にかげて摺り欠陥が生じるが、
本発明によるときは別途添付の参考写真4の如く斯る欠
陥がないのである。
更に、ステンレス法では別途添付の参考写真5で示す如
く焼付きが全長に生ずるのであり、この焼付き現象は粘
性が高く、マンドレルに熱を奪れた度合が大きい時に発
生するのである。
このように、活性金属の特質として摺り欠陥と焼付きは
紙一重の差によって分れどちらかが強調され易く、これ
は押出温度がステンレスのそれ(1200℃)に比べ中
間的であり、潤滑剤もその広範囲適用性が低いため、温
度が少しでも狂うと粘性が大きく変化することから生ず
るのであり、その点、本発明はビレット内周面の潤滑剤
とマンドレルがスリーブを介し又隔離されて押出される
ものであるから、潤滑剤の押出中における粘性変化がな
く、摺り欠陥は少なくなるのであり、スリーブが所謂マ
ンドレル機能を呈する延在部を押出方向に有するものに
あっては、特に、焼付きもないのであり、ここに高品質
の内面性状に優れた活性金属管を熱間押出しで得ること
が可能となるし、加えて、押出管体の脱酸処理も必要で
なく、公害問題の誘発もないのである。
なお、チタン、ジルコニウム合金等を700℃〜900
℃で押出すとしてその間の高温耐力があるならばスリー
ブ3として5US310に限定することなく、ハステロ
イ、ニモニックは一層効果的となるが、コスト高である
そこで押出材の温度、押出比、高温変形抵抗から5US
316゜5US304でも適用できる場合もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるビレット・スリーブ組立体(被押
出材)の断面図、第2図は熱間押出しの断面図、第3図
1〜第3図4は押出挙動と工具引抜きの要部断面図、第
4図と第5図は他側としてのビレット・スリーブ組立体
の断面図、第6図は第4図の組立体を利用した押出初期
の断面図である。 第7図は従来のステ/レス押出法の説明図である。 1・・・ビレット、2・・・潤滑剤、3・・・スリーブ
、3A・・・スリーブ延在部、11・・・マンドレル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 活性金属からなる管状ビレット内周面に該ビレット
    より変形抵抗が高い材料からなるスリーブが潤滑材を介
    して挿嵌されてスリーブ組立体とされ、このスリーブ組
    立体を加熱してコンテナ内に装入し、該スリーブ組立体
    にマンドレルを内挿して前記潤滑剤が反押出方向に流出
    するのを阻止した状態で熱間押出しすることを特徴とす
    る活性金属管の熱間押出し方法。 2 スリーブ組立体のスリーブがビレット端面より押出
    方向に延在されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の活性金属管の熱間押出し方法。
JP10629780A 1980-07-31 1980-07-31 活性金属管の熱間押出し方法 Expired JPS5915726B2 (ja)

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JPS60160916U (ja) * 1984-03-31 1985-10-25 住友軽金属工業株式会社 金属管押出用マンドレル
CN1317087C (zh) * 2002-08-19 2007-05-23 李明锁 中空钢热挤压法生产工艺
WO2018061540A1 (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 日立金属株式会社 Ni基超耐熱合金の熱間押出成形方法およびNi基超耐熱合金押出材の製造方法

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