JP2000079994A - 断熱庫の内部構造 - Google Patents

断熱庫の内部構造

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JP2000079994A
JP2000079994A JP10316588A JP31658898A JP2000079994A JP 2000079994 A JP2000079994 A JP 2000079994A JP 10316588 A JP10316588 A JP 10316588A JP 31658898 A JP31658898 A JP 31658898A JP 2000079994 A JP2000079994 A JP 2000079994A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱庫内に飲料容器を傾斜状態で載置し、該
飲料容器内に貯留されている飲料を残すことなく注出し
得る断熱庫の内部構造を提供する。 【解決手段】 内箱14内に画成される冷却空間20
に、飲料容器22が載置される載置部21を設ける。載
置部21の載置面21aに飲料容器22を載置した際
に、この容器22から飲料を外部に注出する連通孔部が
配設される側の高さが低くなり、該容器22内に貯留さ
れている飲料が全て連通孔部に集まるような傾斜が、該
載置面21aに付されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、断熱庫の内部構
造に関し、更に詳細には、内部に収納された飲料容器に
貯留されている飲料を注出するようにした断熱庫の内部
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】酒等の飲料を状況に応じて冷却または加
熱して飲用に供する装置として、飲料注出装置が知られ
ている。この飲料注出装置の一例を挙げれば、酒等の飲
料を貯留した飲料容器を収納する冷蔵庫を備え、その飲
料容器から注出機構を介して注出した所要量の飲料を受
容器等に供給するよう構成されている。また装置本体の
内部下方に機械室が画成され、該機械室に、圧縮機や凝
縮器等からなる冷凍機構が配設される。そして、冷凍機
構から導出されて庫内に配設した蒸発器内に冷媒を循環
供給して該蒸発器を冷却することにより、前記飲料容器
に貯えられた飲料を冷却保存するようになっている。
【0003】また別の飲料注出装置としては、ジュース
等の濃縮原液を冷却水により希釈して注出するものが知
られている。この飲料注出装置では飲料容器に濃縮原液
を貯留して、この飲料容器から注出機構を介して注出し
た所要量の濃縮原液を飲料混合部に供給するよう構成さ
れている。また冷凍機構から導出する蒸発器を内部に配
設した液槽に該蒸発器を浸漬させる量の冷却液が貯えら
れ、冷媒を循環供給して該蒸発器を冷却することで、冷
却液の一部を蒸発器の周囲に氷結させて冷却液を冷却す
るよう構成している。そしてこの液槽内に、前記蒸発器
から所定間隔離間した位置に、冷却液中に浸漬するよう
に飲料水冷却管が配設され、該飲料水冷却管の一端は外
部水道系に連通接続されると共に、他方は開閉弁を介し
て飲料混合部に接続される。すなわち、外部水道系から
飲料水冷却管に供給された水道水は、前記液槽内に配設
された部分を通過する際に前記冷却液との熱交換により
冷却される。そして、この冷却水を前記飲料混合部に供
給することにより、濃縮原液が希釈されて飲用に供され
るものである。本発明は、前述した酒等の飲料やジュー
ス等の濃縮原液を冷却水で稀釈した飲料を注出する飲料
注出装置に採用される断熱庫の内部構造に関するので、
理解に資するため、先ず濃縮原液を冷却水で稀釈した飲
料を注出する飲料注出装置の概略につき図7を参照して
説明する。
【0004】この飲料注出装置10は、図7に示す如
く、その上部前側に前面側に大きく開放する外箱12
と、この外箱12内に所要の間隔を保持して組み込ま
れ、同じく前面側に大きく開放する内箱14と、両箱体
12,14間に充填した発泡ウレタン等の断熱材16と
からなる断熱溝造の冷蔵庫(断熱庫)18を有している。
この冷蔵庫18における前記内箱14に内部画成した冷
却空間(収納空間)20に配設される載置部21には、被
冷却物である飲料容器22が水平に収納・脱着自在に載
置され、その下方に接続された注出機構24を介して濃
縮原液が注出ノズル26に供給されるようになってい
る。この飲料容器22はその底面の所定位置に、該容器
22から脱着自在で、かつ前記注出機構24に密着的に
接続する接続部23を備えている。また冷蔵庫18の前
面には、当該冷蔵庫18に開設した開口部18aと対応
して、該開口部18aを開閉自在に閉成する断熱扉30
が配設されている。なお、断熱扉30の前面に注出ボタ
ン32が配設され、該ボタン32を押すことにより、前
記注出機構24を作動させるギヤードモータ34および
冷却装置46に接続するウォータバルブ36が作動する
よう設定されている。
【0005】前記冷蔵庫18には、開口部18aから奥
側に所定間隔離間した位置において、底部が所定長さで
下方に折曲された垂直部38が形成され、該垂直部38
の前面側に、下方に開放する収納部40が画成される。
そして、この収納部40に前記注出機構24が配設され
る。この注出機構24は、垂直部38の収納部側に配設
されたポンプ42を備えており、該垂直部38を挟んで
反対側に配設した前記ギヤードモータ34により駆動さ
れる。またポンプ42の上側に設けられた被接続部44
に、前記接続部23を介して前記飲料容器22が連通接
続されると共に、ポンプ42の下側に設けられた吐出口
に、前記注出ノズル26が連通接続される。従ってギヤ
ードモータ34によりポンプ42を駆動すれば、飲料容
器22に貯留されている濃縮原液が、このポンプ42を
介して注出ノズル26に供給される。
【0006】前記冷蔵庫18の後方側に臨む位置には、
水等の飲料を冷却する冷却装置46が収納配置され、該
冷却装置46から導出した飲料水供給管48が前記ウォ
ータバルブ36の給水口に連通接続されている。またウ
ォータバルブ36の吐出口は、前記収納部40に臨むホ
ース50を介して前記注出ノズル26に接続されてお
り、飲料の注出に際してウォータバルブ36を開放すれ
ば、冷却装置46により冷却された冷却水が注出ノズル
26に供給され、該ノズル26内で前記濃縮原液を希釈
する。そして希釈混合された飲料は、注出ノズル26の
下方に設置された受皿54上のコップ28に放出供給さ
れる。また前記冷却装置46の下方には、所要寸法の機
械室52が画成され、該機械室52に凝縮器56および
圧縮機58等からなる冷凍機構60が設置されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した飲料注出装置
10の場合、図7に示す如く、飲料容器22が載置部2
1に対して水平に載置されている。このため、該飲料容
器22内に貯留されている飲料が使用されて貯留量が減
少してしまうと、該飲料の注出が困難となり、最終的に
は容器22内に残ってしまうことになる。通常、残った
飲料は衛生的な観点から捨てられ、飲料容器22を洗浄
した後に新たな飲料が供給されて再び使用に供される。
【0008】このため、飲料容器22内に残った飲料が
有効に使用されない欠点が指摘される。また残った少量
の飲料は空気と触れる時間が長く、かつ栄養分が充分で
あるので、雑菌等の繁殖による汚染も考えられる。更
に、残った飲料が飲料容器22内で乾燥してしまうこと
も考えられ、この場合、新しい飲料供給時の洗浄に時間
が掛かってしまう難点も指摘される。
【0009】また飲料注出装置10では、飲料を充填し
たビニール等のバッグを飲料容器22に入れて使用し、
飲料を使い尽くした後は、前記バッグを交換するタイプ
のものもある。この場合においても、飲料容器22が前
記載置部21に水平に載置されているため、バッグ内の
飲料が最後まで使い尽くされることなく所要量は残留し
ていた。そしてこのバッグは廃棄されるため、残留して
いる飲料が無駄となってしまう問題がある。
【0010】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、断熱庫内に飲料容器を傾斜状態で
載置し、該飲料容器内に貯留されている飲料を残すこと
なく注出し得る断熱庫の内部構造を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る断熱庫の内部構造
は、前面側に開口する外箱と、この外箱内に所要間隔を
保持して組み込まれ、同様に前面に開口する内箱と、両
箱体間に充填した断熱材とから構成され、前記内箱内に
画成される収納空間に設けられた載置部に、飲料を外部
に注出する注出部を有する飲料容器が、その注出部を下
向き状態で載置される断熱庫において、前記載置部の載
置面を、前記飲料容器が載置された際に前記注出部が配
設される側の高さが低くなり、該容器内に貯留されてい
る飲料が全て注出部に集まるように傾斜させたことを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る断熱庫の内部
構造につき、好適な実施例を挙げて、以下説明する。な
お、図7を参照して説明した従来の技術に既出の同一部
材については、同じ符号を付して示し、その詳細説明は
省略する。
【0013】図1に示す如く、実施例に係る飲料注出装
置10内に画成された収納空間としての冷却空間20の
底部20aには、飲料容器22が載置される載置部21
が設置されている。この載置部21の載置面21aは、
前方側(図1における左側)が下方に所望角度傾斜するよ
う形成され、該載置面21aに前記飲料容器22を載置
した際には、該飲料容器22の底面22aが前方側に下
方傾斜するようになっている。そして前記載置部21に
載置された飲料容器22の最も高さが低くなる位置(図
2における断熱扉30側)には、該容器22から飲料を
注出するための注出部としての連通孔部22cが下方に
延在すると共に、キャップ部22dが接続部23を固定
するように螺着されている。
【0014】前記接続部23の注出機構24側の先端部
23aは、図2に示す如く、該注出機構24の上部に配
置される被接続部44に密着的に接続し得るようになっ
ている。この先端部23aの形状としては、例えば中央
付近が略球形で端側が所定の角度を持った階段状のもの
が使用されるが、殊にこれに限定されるものではなく、
前記被接続部44に対して接続部23が容易に案内され
ると共に、接続時に密着度が高く飲料の漏れない形状で
あればよい。
【0015】前記飲料容器22における底面22aの幅
方向略中央および後方には、図2に示す如く、幅方向全
長に亘る嵌合部22bが夫々形成され、また前記載置部
21の載置面21a上には各嵌合部22bに対応する被
嵌合部21bが夫々設けられている。すなわち飲料容器
22を、載置面21aに対して嵌合部22bと被嵌合部
21bを嵌合した状態で載置することで、該飲料容器2
2は前方に傾斜した載置面21aに載置された際に不安
定とならないよう構成される。ここでは嵌合部による嵌
合構造により飲料容器22を載置部21上に載置した
が、本発明は殊にこれに限定されるものでなく、傾斜し
た載置部21上に安定的に飲料容器22を載置し得る構
造であれば他の構造を採用し得る。
【0016】
【実施例の作用】次に、実施例に係る断熱庫の内部構造
の作用につき説明する。先ず酒等の所定の飲料が飲料容
器22内に貯留され、該飲料容器22が冷却空間20内
の載置部21上に載置されると共に、所定温度に維持さ
れているものとする。
【0017】前記飲料容器22内の飲料が酒等の単独で
飲用に供し得るものの場合は、前記注出ボタン32を押
すことによって作動するポンプ42により、飲料容器2
2内の飲料は注出ノズル26より注出されてコップ28
に供給されて飲用に供される。このとき前記飲料容器2
2内の飲料が、例えばシロップ等で飲料水(冷却水)によ
り希釈する必要がある場合は、前記ポンプ42およびウ
ォータバルブ36が同時に作動して前記注出ノズル26
内でシロップおよび飲料水が混合・希釈されて注出され
る。このように必要に応じて飲用に供されることによ
り、図3(a)に示す如く、前記飲料容器22内の飲料が
減少していくことになる。
【0018】そして残り少なくなった飲料は、図3(b)
に示す如く、載置部21の載置面21aに付された角度
により前側に傾斜している飲料容器22の前方、すなわ
ち連通孔部22cに集められて、全て注出ノズル26に
送られ、飲料容器22内に残ることなく飲用に供される
ことになる。すなわち、飲料容器22内の飲料は略最後
まで使い尽くされるので、無駄に廃棄される飲料は極め
て少なく、ランニングコストを低減することができる。
また、新しい飲料供給時の洗浄を短時間で行なうことが
でき、サイクルタイムを短縮し得る。なお、前述したよ
うに、飲料を充填したバッグを飲料容器22に入れるタ
イプのものであっても、バッグに充填されている飲料の
略全てを使用することができる。
【0019】この実施例では、前記飲料容器22から注
出ノズル26への飲料の送出をポンプ42等の機械力に
より行なっているが、例えば前記注出機構24を簡略化
して注出ボタン32により開閉する弁等を使用し、自由
落下により飲料を注出ノズル26から注出するようにし
てもよい。
【0020】
【別の実施例】前述した実施例では、載置部21上に載
置した飲料容器22を傾斜させて使用するため、注出機
構24に接続される接続部23を飲料容器22に取付け
る連通孔部22cには若干の角度(傾斜)が与えられてい
たが、図4に示す別の実施例の如く、該連通孔部22c
を飲料容器22から垂直に延出させ、接続部23の材質
に例えばシリコンを使用して屈曲可能とすることで、飲
料容器22と注出機構24を接続するようにしてもよ
い。ここで接続部23の材質は殊にシリコンに限定され
るものではなく、所定の可撓性、耐熱性および耐冷性を
有すると共に、衛生的なものであれば使用し得る。
【0021】また、前述した実施例では、冷却空間の底
部に別途載置部を設けたが、図5に示すように、底部自
体を載置部として、その上面(載置面)に所要角度の傾斜
を付すようにしてもよい。すなわち、図5に示す更に別
の実施例に係る冷蔵庫(断熱庫)80は、前面側に大きく
開放する外箱12と、この外箱12内に所要の間隔を保
持して組み込まれ、同じく前面側に大きく開放する内箱
14と、両箱体12,14間に充填した発泡ウレタン等
の断熱材16とから構成される。そして、内箱14に内
部画成した冷却空間20の底部20aの上面20bは、
奥側から前側に向けて所要角度で下方傾斜するよう設定
され、載置部21として機能する底部20aの載置面2
1aとしての上面20bに、飲料容器82が直に載置さ
れるよう構成してある。従って、前記飲料容器82を、
注出部としての注出ホース84が延出する側を前側に臨
ませた状態で底部20aの上面20bに載置すること
で、該飲料容器82における注出ホース84が設けられ
る部位が最も低い位置となり、飲料容器82から全ての
飲料を注出することが可能となるものである。
【0022】なお、図5に示す飲料容器82は、その内
部に飲料を貯留したバッグ(図示せず)を収納したもので
あって、該容器82における底面82aの長手方向一端
近傍に、バッグに連通して飲料を外部に注出するための
注出部としての注出ホース84が所定長さで延出してい
る。そして、この注出ホース84を、冷蔵庫80の前側
底部に設けた溝86を介して下方に垂下した状態で、飲
料容器82が冷却空間20の底部20aにおける上面2
0bに傾斜状態で載置されるようになっている。また冷
蔵庫80の下面には注出機構(図示せず)が配設され、冷
蔵庫80から垂下する注出ホース84の開閉を該注出機
構で制御することで、飲料を任意に注出し得るよう構成
されている。
【0023】図5に示す冷蔵庫80では、冷凍機構から
導出する蒸発器88が、冷却空間20の奥側および上側
に亘って配設され、該蒸発器88によって冷却空間20
を冷却するよう構成している。また、前記底部20aの
奥側における蒸発器88の直下に臨む位置に、図6に示
すように、前後方向に所定幅寸法を有する凹部90が、
冷却空間20の幅方向の全長に亘って形成されており、
該凹部90は、前記蒸発器88からの除霜水を受けて、
底部20aの全体に除霜水が流れるのを防止するべく機
能する。この凹部90は、前記断熱扉30を開放した状
態で、冷蔵庫80の開口部80aから作業者が容易に清
掃作業を行ない得る位置に設けられており、該凹部90
に溜った除霜水を布等で簡単に拭き取り除去し得るよう
になっている。更には、飲料容器82を交換するに際
し、冷却空間20から飲料容器82を取出したときに、
凹部90に溜った除霜水の量を確認することができる。
なお、凹部90に吸水性を有するスポンジを臨ませてお
けば、除霜水を除去する際には該スポンジを庫外に取出
して絞ることで足りる。
【0024】また、前記凹部90を冷却空間20の幅方
向の全長に亘って形成したことで、除霜水の貯留量を多
くし得ると共に、清掃も容易となる。更にまた、図5に
示すように、前記外箱12および内箱14における底部
の離間間隔を、奥側から前側に向かうにつれて小さくす
ることで、冷却空間20の底部20aにおける上面20
bに傾斜を付しているので、その離間間隔が大きな奥側
の両箱12,14間に充填されている断熱材16の厚み
は大きくなっている。従って、底部20aの奥側に凹部
90を設けても、両箱12,14間に充填されている断
熱材16の厚みは、断熱性が低下する程には薄くなるこ
とはなく、冷蔵庫80の断熱性は確保される。
【0025】更に、図5に示す冷蔵庫80では、除霜水
を庫外に排出することなく冷却空間20の凹部90に溜
める構成であるので、除霜水を排出するための配管は必
要なく、コストを抑えることができると共に、配管等の
詰まりに起因する故障の発生も無くなる。また配管を介
して冷気が庫外に漏れることはないので、冷却効率が低
下したり蒸発器88への着霜量も抑制し得る。
【0026】前述した実施例や別の実施例では、飲料を
冷却する飲料注出装置で説明したが、本発明の断熱庫の
内部構造は、飲料を所定温度に加熱保温する型式の装置
にも使用可能である。また、実施例のように冷却空間の
底部に載置部を別途設置する構成において、該載置部を
冷却空間の底部と同一寸法とし、該載置部に蒸発器から
の除霜水を溜める凹部を幅方向の全長に亘って形成して
もよい。更に、図5に示す更に別の実施例のように、冷
却空間の底部自体を載置部とする場合においては、飲料
容器の底面に形成した嵌合部に嵌合可能な被嵌合部を、
冷却空間の底部上面に直に形成する構成を採用可能であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る断熱
庫の内部構造によれば、飲料容器が載置される載置部の
載置面に傾斜が付されているので、該載置部に載置され
た飲料容器を傾斜させて飲料を注出部に集めることがで
きる。従って、該飲料容器内の飲料を残すことなく最後
まで使用し得る。また容器内に飲料が殆ど残留しないの
で、該容器の洗浄等が容易になり、衛生的に使用し得る
と共に、メンテナンス等に掛かる手間が低減される効果
を奏する。なお、断熱庫を構成する外箱および内箱にお
ける底部の離間間隔を、奥側から前側に向かうにつれて
小さくすることで、載置部の載置面に傾斜を付すように
した場合は、その離間間隔が大きい収納空間の奥側に蒸
発器からの除霜水を溜める凹部を設けても、冷蔵庫自体
の断熱性を低下させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る断熱庫の内部構造を採
用した飲料注出装置の側断面図である。
【図2】 実施例に係る飲料注出装置の載置部および注
出機構付近を示す側断面図である。
【図3】 実施例に係る飲料注出装置の使用時の飲料容
器内を示した側断面図である。
【図4】 別の実施例に係る飲料注出装置の載置部およ
び注出機構付近を示す側断面図である。
【図5】 更に別の実施例に係る飲料注出装置の冷蔵庫
を示す側断面図である。
【図6】 図5に示す冷蔵庫の横断平面図である。
【図7】 従来の技術に係る飲料注出装置の側断面図で
ある。
【符号の説明】
12 外箱,14 内箱,16 断熱材,20 冷却空間
(収納空間) 20a 底部(載置部),20b 上面(載置面),21 載
置部,21a 載置面 21b 被嵌合部,22 飲料容器,22a 底面,22
b 嵌合部 22c 連通孔部(注出部),82 飲料容器,82a 底
面 84 注出ホース(注出部),88 蒸発器,90 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面側に開口する外箱(12)と、この外箱
    (12)内に所要間隔を保持して組み込まれ、同様に前面に
    開口する内箱(14)と、両箱体(12,14)間に充填した断熱
    材(16)とから構成され、前記内箱(14)内に画成される収
    納空間(20)に設けられた載置部(21,20a)に、飲料を外部
    に注出する注出部(22c,84)を有する飲料容器(22,82)
    が、その注出部(22c,84)を下向き状態で載置される断熱
    庫において、前記載置部(21,20a)の載置面(21a,20b)
    を、前記飲料容器(22,82)が載置された際に前記注出部
    (22c,84)が配設される側の高さが低くなり、該容器(22,
    82)内に貯留されている飲料が全て注出部(22c,84)に集
    まるように傾斜させたことを特徴とする断熱庫の内部構
    造。
  2. 【請求項2】 前記飲料容器(22,82)の底面(22a,82a)に
    おける所定位置に嵌合部(22b)が形成されると共に、該
    嵌合部(22b)と嵌合可能な被嵌合部(21b)が前記載置面(2
    1a,20b)に形成され、前記嵌合部(22b)と被嵌合部(21a)
    とが嵌合することで飲料容器(22,82)が載置部(21,20a)
    に位置決め載置される請求項1記載の断熱庫の内部構
    造。
  3. 【請求項3】 前記載置部(21,20a)の載置面(21a,20b)
    は、前記収納空間(20)の奥側から前側に向けて下方傾斜
    すると共に、収納空間(20)の奥側に配置した蒸発器(88)
    の下方に臨む載置部(21,20a)に、蒸発器(88)からの除霜
    水を溜める凹部(90)を収納空間(20)の幅方向の全長に亘
    って形成した請求項1または2記載の断熱庫の内部構
    造。
  4. 【請求項4】 前記外箱(12)および内箱(14)における底
    部の離間間隔を、奥側から前側に向かうにつれて小さく
    することで、前記載置部(21,20a)の載置面(21a,20b)に
    傾斜を付し、その離間間隔が大きい収納空間(20)の奥側
    に前記凹部(90)を設けた請求項3記載の断熱庫の内部構
    造。
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JP2012246061A (ja) * 2005-07-07 2012-12-13 Lancer Partnership Ltd カビ遮断材のための方法及び装置

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