JPH07135247A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07135247A
JPH07135247A JP28108193A JP28108193A JPH07135247A JP H07135247 A JPH07135247 A JP H07135247A JP 28108193 A JP28108193 A JP 28108193A JP 28108193 A JP28108193 A JP 28108193A JP H07135247 A JPH07135247 A JP H07135247A
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JP
Japan
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polysilicon
trench
semiconductor substrate
film
etching
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Pending
Application number
JP28108193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuisuke Yano
結資 矢野
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板に形成したトレンチにポリシリコ
ンを埋め込む場合に面内に均一かつ充分に埋め込むため
の半導体装置の製造方法を提供すること。 【構成】 半導体基板に形成したトレンチ8に、化学気
相成長法で厚いポリシリコン3を形成してトレンチを埋
め込むと、面内ばらつきが大きくなるため、トレンチ上
のポリシリコンに凹部ができる程度の薄い膜を形成し
て、面内ばらつきを抑え、凹部のみにBPSG膜を形成
し、BPSG膜をマスクにしてポリシリコンを等方性エ
ッチングして、半導体基板上のポリシリコンとBPSG
膜を除去することで、トレンチ内にポリシリコンを均一
かつ充分に埋め込める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体の製造方法に関
し、とくに半導体基板をエッチングして形成したトレン
チにポリシリコンをウェハ面内でばらつきなく、充分に
埋め込むことが可能な半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体基板をエッチングして形成
したトレンチにポリシリコンを埋め込む半導体装置の形
成方法を、図7〜図10の断面図を用いて説明する。
【0003】図7に示すように、ホトエッチング処理に
より半導体基板10をエッチングして、開口幅0.6μ
mのトレンチ8を形成する。
【0004】つぎに、図8に示すように、熱酸化により
半導体基板10上と、この半導体基板10に形成したト
レンチ8上に膜厚10nmの酸化膜7を形成する。
【0005】つぎに、図9に示すように、半導体基板1
0の全面に化学気相成長法(以下、CVDと記す)を用
いて全面に膜厚1μmのポリシリコン3を形成し、トレ
ンチ8内部にポリシリコン3を埋め込む。
【0006】トレンチ8の開口幅以上の膜厚のポリシリ
コン3を形成することにより、ポリシリコン3表面は平
坦に形成される。しかしながら、CVDによる膜形成工
程では、面内の膜厚ばらつき大きく、厚い部分と薄い部
分とでは膜厚が10%程度異なり、本処理では面内で1
00nm程度の膜厚のばらつきが生じてしまう。
【0007】つぎに、図10に示すように、エッチング
工程によって、ポリシリコン3を全面エッチングする。
【0008】ポリシリコン3は厚い膜形成していて、ト
レンチ8上のポリシリコンは平坦に形成されていたた
め、ポリシリコン3をエッチングすると、トレンチ8の
内部にポリシリコン3が残る。
【0009】しかしながら、ポリシリコン3の膜厚ばら
つきが大きいことと、厚い膜をエッチングするため、エ
ッチング時の面内ばらつきも大きくなってしまうことか
ら、半導体基板10上のポリシリコン3を除去するため
に、オーバーエッチングなければならない。
【0010】CVDよる面内ばらつきにより、ポリシリ
コン3の膜厚の薄い部分では、このオーバーエッチング
時に、トレンチ8内部に埋めこんだポリシリコン3がエ
ッチングされて、トレンチ8内にポリシリコン3が充分
に埋め込めないものが生じてしまう。
【0011】ポリシリコン3の面内の膜厚のばらつきは
100nm程度あり、エッチング時のばらつきが加わる
ため、膜厚100nm以上、トレンチ8内部のポリシリ
コン3をエッチングしてしまい、トレンチ8内部にポリ
シリコン3が半導体基板10表面から後退し、充分に埋
め込めない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法は、トレン
チ内に埋め込むためのポリシリコンがCVD時の面内ば
らつきと、トレンチ内にのみポリシリコンを残すための
エッチング時の面内ばらつきにより、トレンチ内のポリ
シリコンが、半導体基板表面から後退してしまうものが
生じ、安定なポリシリコンのうめこみができない問題が
ある。
【0013】本発明の目的は、トレンチ内部のポリシリ
コンが、半導体基板表面から後退せず、トレンチのポリ
シリコンの埋め込みをウェハ面内で均一に、かつ充分に
埋め込む半導体装置の形成方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の半導体装置の形成方法は、下記記載の工程を
採用する。
【0015】本発明の半導体装置の形成方法は、半導体
基板をホトエッチング処理により半導体基板をエッチン
グしトレンチを形成する工程と、熱酸化により半導体基
板とトレンチ内に酸化膜を形成する工程と、全面にポリ
シリコンを形成し、トレンチ上にポリシリコンに凹部を
形成する工程と、リンとボロンを含んだ酸化シリコンの
BPSG膜を形成する工程と、熱処理によりBPSG膜
を平坦化する工程と、BPSG膜を凹部のみに残して除
去する工程と、凹部に残したBPSG膜をマスクにして
ポリシリコンを等方性エッチングする工程と、ポリシリ
コンの等方性エッチングによりBPSG膜の下部をエッ
チングしBPSG膜を除去する工程とを有することを特
徴する。
【0016】
【実施例】以下、図1〜図6を用いて本発明の実施例を
説明する。図1〜図6は本発明のトレンチのポリシリコ
ンの埋め込みをウェハ面内で均一に、かつトレンチ内部
のポリシリコンを半導体基板表面より後退しない半導体
装置の形成方法を工程順に示す断面図である。
【0017】図1に示すように、半導体基板10上に、
膜厚1.1μmの感光性樹脂(図示せず)を回転塗布法
により全面に形成し、所定のマスクを用いて露光し、現
像処理を行い、感光性樹脂をパターニングする。
【0018】その後、この感光性樹脂をエッチングマス
クとして用いて、反応性ガスとしてSF6 、Cl2 、C
22 を用いて、半導体基板10を深さ1.5μm、
開口幅0.6μmの寸法で異方性エッチングして、トレ
ンチ8を形成する。その後、感光性樹脂を除去する。
【0019】つぎに、図2に示すように、半導体基板1
0を、窒素を混合した酸素雰囲気中で、温度1000℃
でで加熱して熱酸化し、膜厚10nmの酸化膜7を半導
体基板10とトレンチ8の表面に形成する。
【0020】つぎに、図3に示すように、全面に膜厚3
50nmのポリシリコン3をCVDにより形成してトレ
ンチ8内部と、半導体基板10上とに形成する。
【0021】トレンチ8内部にもポリシリコン3を形成
するが、ポリシリコン3の膜厚が、開口幅0.6μmに
対して、350nmであるので、トレンチ8上のポリシ
リコン3が平坦になるほど厚くないため、トレンチ8上
のポリシリコン3に凹部1が形成される。
【0022】また、ポリシリコン3の膜厚は、350n
mと薄いため、それにともなうポリシリコン3の面内ば
らつきは、40nm以下になり、従来より膜厚のばらつ
きが小さくなる。
【0023】つぎに、図4に示すように、CVDを用い
て、膜厚600nmのリンとボロンを含んだ酸化シリコ
ンからなるBPSG膜2を形成し、窒素雰囲気中で10
00℃の温度で熱処理を30分行いBPSG膜2を流動
化させる、いわゆるリフローを行い、BPSG膜2の表
面を平坦化させる。
【0024】さらにBPSG膜2を膜厚600nmエッ
チングする。このBPSG膜2は、リフローにより凹部
1の上も平坦になっているので、600nmエッチング
すると、凹部1にBPSG膜2が残る。
【0025】つぎに図5に示すように、BPSG膜2を
マスクとして、反応性ガスSF6 、Cl2 、CH22
を用いて、ポリシリコン3を等方性エッチングする。
【0026】等方性エッチングであるので、BPSG膜
2の下部のポリシリコン3もエッチングしていく。
【0027】等方性でエッチングを行うのは、トレンチ
8内に埋め込むためのポリシリコン3が、BPSG膜2
の下部に柱状に残らないためである。
【0028】また、エッチングを等方性にするための方
法は、反応性ガスのプラズマを一方向から照射しないよ
うに、エッチングを行う基板に直接電圧を印加しないで
エッチングを行う。
【0029】この異方性エッチングの電圧印加方法は、
エッチングを行う基板と対向して電圧を印加し、プラズ
マがエッチングする基板に対して垂直になり、一方向か
らのプラズマの入射になるが、プラズマをエッチングす
る基板と分離した場所で発生させて、エッチングを行う
基板に電圧を印加せず、一方向からのプラズマの入射を
極力抑えて、エッチングを行って等方性エッチングを行
う。
【0030】つぎに、図6に示すように、ポリシリコン
3の等方性エッチングを続け、半導体基板10上のポリ
シリコン3のエッチングを行って、トレンチ8内部にあ
るポリシリコン3以外のポリシリコン3を除去する。
【0031】BPSG膜2の下部のポリシリコン3も等
方性エッチングするので、BPSG膜2は、トレンチ8
上部にひさし状に残るが、ポリシリコン3の除去を充分
に行うと、BPSG膜は除去できる。
【0032】トレンチ8上のポリシリコン3は、等方性
エッチングにより形成するので、凸状に形成されるが小
さく、問題は生じない。ポリシリコン3のエッチング時
に行うオーバーエッチング時間は、ポリシリコン3の膜
厚が350nmと薄いので、CVDによる膜厚ばらつき
が少ないので、短くでき、よって、エッチングによる面
内ばらつきも小さくできる。この結果、トレンチ8内に
埋め込んだポリシリコン3を従来より余計にエッチング
することなく、充分に埋め込める。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
製造方法によれば、半導体基板内に埋め込むポリシリコ
ンの成膜時の膜厚を薄くできる。この結果、膜厚の面内
ばらつきを小さくでき、その後のエッチングのオーバー
エッチングを少なくできので、エッチングの面内ばらつ
きも小さくでき、トレンチ内に従来より充分に埋め込め
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図7】従来例における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
【図8】従来例における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
【図9】従来例における半導体装置の製造方法を示す断
面図である。
【図10】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 凹部 2 BPSG膜 3 ポリシリコン 7 酸化膜 8 トレンチ 10 半導体基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板をホトエッチング処理により
    半導体基板をエッチングしてトレンチを形成する工程
    と、熱酸化により半導体基板とトレンチ内に酸化膜を形
    成する工程と、全面にポリシリコンを形成し、トレンチ
    上にポリシリコンに凹部を形成する工程と、リンとボロ
    ンを含んだ酸化シリコンのBPSG膜を形成する工程
    と、熱処理によりBPSG膜を平坦化する工程と、BP
    SG膜を凹部のみに残して除去する工程と、凹部に残し
    たBPSG膜をマスクにしてポリシリコンを等方性エッ
    チングする工程と、ポリシリコンの等方性エッチングに
    よりBPSG膜の下部をエッチングしBPSG膜を除去
    する工程とを有することを特徴する半導体装置の製造方
    法。
JP28108193A 1993-11-10 1993-11-10 半導体装置の製造方法 Pending JPH07135247A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1050818A (ja) * 1996-06-26 1998-02-20 Lg Semicon Co Ltd 半導体素子の隔離膜形成方法
JP2001326273A (ja) * 2000-05-16 2001-11-22 Denso Corp 半導体装置の製造方法
US6465325B2 (en) * 2001-02-27 2002-10-15 Fairchild Semiconductor Corporation Process for depositing and planarizing BPSG for dense trench MOSFET application
JP2005311016A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Nec Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2009158587A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Rohm Co Ltd 半導体装置

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