JPH07135168A - アライメント方法及びそれを用いた位置検出装置 - Google Patents

アライメント方法及びそれを用いた位置検出装置

Info

Publication number
JPH07135168A
JPH07135168A JP5305910A JP30591093A JPH07135168A JP H07135168 A JPH07135168 A JP H07135168A JP 5305910 A JP5305910 A JP 5305910A JP 30591093 A JP30591093 A JP 30591093A JP H07135168 A JPH07135168 A JP H07135168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
alignment
mask
wafer
noise component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5305910A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Hasegawa
雅宜 長谷川
Masaru Osawa
大 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5305910A priority Critical patent/JPH07135168A/ja
Publication of JPH07135168A publication Critical patent/JPH07135168A/ja
Priority to US08/711,303 priority patent/US5726758A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体製造の際のマスクとウエハとのアライ
メントを高精度に行うことのできるアライメント方法及
びそれを用いた位置検出装置を得ること。 【構成】 光源からの光束を対向配置した第1物体と第
2物体を介して受光手段面上に導光し、該受光手段から
の出力信号を利用して該第1物体と第2物体の相対的位
置検出を行う際、該受光手段により該第1物体又は/及
び第2物体から生じるノイズ光に基づくノイズ成分を予
め検出し、記憶手段に記憶しており、該第1物体と第2
物体の相対的位置検出を行う際には該受光手段で得られ
る出力信号から該記憶手段に記憶したノイズ成分を除去
し、該ノイズ成分を除去した信号成分を利用して行って
いること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアライメント方法及びそ
れを用いた位置検出装置に関し、例えば半導体素子製造
用の露光装置において、マスクやレチクル(以下「マス
ク」という。)等の第1物体面上に形成されている微細
な電子回路パターンをウエハ等の第2物体面上に露光転
写する際にマスクとウエハとの面内方向又は/及び間隔
方向の相対的な位置ずれ量を求め、双方の位置決め(ア
ライメント)を行う場合に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体製造用の露光装置におい
て、マスクとウエハの相対的な位置合わせは性能向上を
図る為の重要な一要素となっている。
【0003】特に最近の露光装置における位置合わせに
おいては、半導体素子の高集積化の為に例えばサブミク
ロン以下の位置合わせ精度を有するものが要求されてい
る。多くの位置検出装置においては、マスク及びウエハ
面上に位置合わせ用の所謂アライメントマークを設け、
それらより得られる位置情報を利用して、双方のアライ
メントを行っている。
【0004】このときのアライメント方法としては、例
えば双方のアライメントマークのずれ量を画像処理を行
うことにより検出したり、又は米国特許第 4037969号や
米国特許第 4514858号公報や特開昭 56-157033号公報で
提案されているようにアライメントマークとしてゾーン
プレートを用い、該ゾーンプレートに光束を照射し、こ
のときゾーンプレートから射出した光束の所定面上にお
ける集光点位置を検出すること等により行っている。
【0005】一般にゾーンプレートを利用したアライメ
ント方法は単なるアライメントマークを用いた方法に比
べてアライメントマークの欠損に影響されずに比較的高
精度のアライメントができる特徴がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般にマスク面のスク
ライブライン上に波面変換作用を有するアライメントマ
ークを設け、又ウエハ面上に波面変換作用を有するアラ
イメントマークを設け、投光手段からの光束のうちマス
ク面上のアライメントマークとウエハ面上のアライメン
トマークで各々波面変換作用を受けた光束を受光面上に
導光し、受光面上における光束の入射位置を検出するこ
とにより、マスクとウエハとの相対的位置ずれを検出す
る位置検出装置においては投光手段からの光束がマスク
面上のアライメントマーク領域外の、例えばICパター
ンが描画されている領域等に入射してしまう。
【0007】このとき、アライメントマーク領域以外の
領域からは回折光や散乱光等の不要光(ノイズ光)が発
生し、このノイズ光が受光面上に入射してしまい、マス
クとウエハとのアライメント誤差になるという問題点が
あった。
【0008】本発明はアライメントマーク領域以外から
生ずるノイズ光に基づくノイズ成分を予め検出し、該ノ
イズ成分を受光手段で得られる出力信号により除去する
ことによりマスクとウエハとのアライメントを高精度に
行うことのできるアライメント方法及びそれを用いた位
置検出装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のアライメント方
法は、光源からの光束を対向配置した第1物体と第2物
体を介して受光手段面上に、該第1物体又は/及び第2
物体に設けたアライメントマークで偏向させた後に導光
し、該受光手段からの出力信号を利用して該第1物体と
第2物体のアライメントを行う際、該受光手段により該
第1物体又は/及び第2物体から生じるノイズ光に基づ
くノイズ成分を予め検出し、該ノイズ成分を記憶手段に
記憶する工程と、該受光手段で得られる出力信号から該
記憶手段に記憶したノイズ成分を除去する工程そして該
ノイズ成分を除去した信号成分を利用して該第1物体と
第2物体とのアライメントを行う工程とを用いているこ
とを特徴としている。
【0010】本発明の位置検出装置は、光源からの光束
を対向配置した第1物体と第2物体を介して受光手段面
上に導光し、該受光手段からの出力信号を利用して該第
1物体と第2物体の相対的位置検出を行う際、該光源か
らの光束は該第1物体又は/及び第2物体面上に設けた
アライメントマークで偏向した後に該受光手段に入射し
ており、該受光手段により該第1物体又は/及び第2物
体から生じるノイズ光に基づくノイズ成分を予め検出
し、該ノイズ成分は記憶手段に記憶しており、該第1物
体と第2物体の相対的位置検出を行う際には該受光手段
で得られる出力信号から該記憶手段に記憶したノイズ成
分を除去し、該ノイズ成分を除去した信号成分を利用し
て行っていることを特徴としている。
【0011】又本発明のアライメント方法及び位置検出
装置では、相対的位置検出として前記第1物体と第2物
体との相対的間隔gを検出する際、前記光源からの光束
のコヒーレント長をLcとしたとき Lc<2g となるように各要素を設定したことを特徴としている。
【0012】
【実施例】図1は本発明の位置検出装置の実施例1の要
部概略図、図2は図1の要部正面図、図3は本実施例の
動作を示すフローチャート、図4,図5は図1の一部分
の拡大説明図である。
【0013】同図においてマスクMはマスクホルダー1
17に取り付けてあり、それをアライナー本体115に
マスクチャック116を介して支持している。アライナ
ー本体115上部にアライメントヘッド114が配置さ
れている。マスクMとウエハWの位置合わせを行う為に
マスクアライメントマークMM及びウエハアライメント
マークWMがそれぞれマスクMとウエハWに焼き付けら
れている。
【0014】アライメントヘッド114内の光源3から
出射された光束9は投光レンズ系111により平行光と
なり、ハーフミラー112を通りマスクアライメントマ
ークMMへ入射する。マスクアライメントマークMMは
透過型のゾーンプレートより成り、入射した光束は回折
されその+1次回折光は点Qへ集光する凸レンズ作用を
受ける。
【0015】又ウエハアライメントマークWMは反射型
のゾーンプレートより成り、点Qへ集光する光を反射回
折させ検出面(センサー面)119上へ結像する凸面鏡
の作用(発散作用)を持っている。
【0016】このときウエハアライメントマークWMで
−1次で反射回折作用を受けた信号光束はマスクアライ
メントマークMMを通過する際、レンズ作用を受けずに
0次光として透過し、検出面119上に集光してくるも
のである。
【0017】同図の位置検出装置においてはマスクMに
対しウエハWが面内において相対的に所定量位置ずれし
ていると、その位置ずれ量Δσwに対して検出面119
上に入射する光束の入射位置(光量の重心位置)がずれ
てくる。このときの検出面119上のずれ量Δδwと位
置ずれ量Δσwとは一定の関係があり、このときの検出
面119上のずれ量Δδwを検出することによりマスク
MとウエハWとの相対的な位置ずれ量Δσwを検出して
いる。
【0018】同図に示すようにマスクMから出射する信
号光束の集光位置QからウエハWまでの距離をaw、ウ
エハWから検出面119までの距離をbwとしたとき検
出面119上の位置ずれ量Δδwは Δδw=Δσw・{(bw/aw)−1} ・・・・・ (a) となる。(a)式より明かのように(bw/aw−1)
倍に位置ずれ量が拡大される。この(bw/aw−1)
が位置ずれ検出倍率となる。
【0019】尚、本実施例において光源3と投影レンズ
系111は図1に示す如くXZ面内に存在するが、図2
では便宜上YZ平面内にある如く示している。
【0020】アライメントヘッド114はピックアップ
ステージ(不図示)により駆動可能であり、このステー
ジを駆動することによりビーム9がマスクアライメント
マークMMに対し位置決めされる。
【0021】18は信号処理部であり、本発明において
は不要光である散乱光成分としての参照波形g(x)と
センサーで得られる信号波形f(x)の記憶装置部と、
波形f(x)と波形g(x)との差に基づく波形h
(x)から波形の中心位置(例えば重心)を計算すると
きの演算部の両方の機能を兼ねている。
【0022】一般に図1に示すような位置検出装置では
図5に示すように光源3から出射された光束はハーフミ
ラー112を通り、有限の大きさを持ったスポット9と
してマスク側のアライメントマークMM−2を照射す
る。アライメントマークMM−2全体を均一な照度分布
をもった平行光で照射しようとすると、Y方向のスポッ
ト径はスクライブライン幅Sよりも必然的に大きくな
り、よって光束の一部は図4に示すようにICパターン
が描画されている領域7M−2や、それ以外のマスク領
域7M−1を照射する。
【0023】これらの領域に入射した光束は不規則な回
折・散乱を受ける。このときその一部がノイズとなって
信号光束と重なり合い、センサー4に入射するとセンサ
ー面上に入射する光束のスポット位置より、即ち測定信
号の強度分布(アライメント信号波形)から被測定物の
位置情報を得る方式においては大きな検出誤差となって
くる。
【0024】そこで本実施例ではアライメント信号波形
を計測するセンサーと、その波形を記憶する記憶装置を
備え、アライメントを実行する前にアライメント実行時
に信号光と共に発生する不要な光成分(ノイズ成分)を
予め検出・記憶しておき、アライメント実行時に上記不
要光成分をアライメント信号波形から除去した後に位置
情報を算出することによって前記不要光による検出誤
差、即ち計測再現性の劣化を防ぎ、高精度なアライメン
トを達成している。
【0025】次に本実施例におけるマスクとウエハのア
ライメント方法を図3のフローチャートを用いて説明す
る。
【0026】本実施例ではセンサーで得られる成分f
(x)からマスク表面に基づく不要散乱光成分g(x)
を除去して信号波形h(x)を得て、これよりマスクと
ウエハとのアライメントを行っている。
【0027】半導体素子製造の際のプロセスにおいては
各レイヤー毎にICパターンの焼き付けを行う前に半導
体露光装置において次のレイヤーの焼き付けに使うマス
クへの交換が行われる。マスクの装着が終わった後には
マスクの露光装置に対する位置決めが行われる。これを
一般にマスクアライメントといっている。マスクアライ
メントが終了した後には今度はファインアライメント
(マスク/ウエハのアライメント)マークへのアライメ
ントビームの位置決めが行われる(STEP1)。
【0028】このときの状態を図4(B)と図5に示
す。図5はマスク側のファインアライメントマークMM
−2にアライメントビーム9が当っている様子を示し、
図4(B)はこのときの断面図を示す。マスクMからの
散乱光分布g(x)はこのような状態の下で計測されメ
モリーに記憶される(STEP2)。
【0029】アライメントビーム9はマスクマークMM
−2に対し、位置決めされるがビーム9のY方向の径が
スクライブライン幅Sよりも一般に大きいのでビーム9
の一部はICパターン描画領域7M−2や、それ以外の
マスク領域7M−1にはみ出して照射する。ICパター
ン描画領域7M−2やマスク領域7M−1に入射した光
束はICパターンのエッジによりランダムな回折・散乱
を受け、或は吸収体の凹凸によって散乱された光はスペ
ックルとなりセンサー4に入射する。このときセンサー
4で得られる散乱光に基づく波形g(x)を図6(B)
に示す。
【0030】このようなICパターンに基づくノイズは
当然のことながらマスク毎に形状が異なり、スペックル
ノイズもマスク表面のラフネスに依存している為、マス
ク毎の再現性はない。
【0031】ところが本方式のようにアライメント光の
センサー面上における光量分布そのものが位置情報を与
える方式においてはある特定のマスク/ウエハの位置関
係においては再現性のある信号波形が要求され、従って
上記不要光はアライメント精度を劣化させる原因とな
る。波形g(x)の計測時に注意すべきことは計測中に
マスクマークMMの下に反射率を有する物体を置かない
ことである。逆にマスクマークMMの下にアライメント
光を吸収する物体を配置するのも良い。
【0032】センサー4で散乱光に基づく波形g(x)
を計測した後にウエハマークWMをマスクマークMMの
下に移動する(STEP3)。このときの状態を図4
(A)に示す。これが通常のアライメント波形を得る状
態で本方式でマスクマークMM,ウエハマークWMで各
々1回ずつ回折した光がアライメント信号としてセンサ
ー4に入射する。
【0033】アライメント光本来の波形は対称性の良い
滑らかな波形であるが、先に示したようなノイズ光とな
る波形g(x)等が混入する為、図6(A)に示したよ
うな非対称なギザギザした波形f(x)となる。このと
きの波形をf(x)としメモリーに記憶する(STEP
4)。
【0034】STEP5ではSTEP4でメモリー上に
記憶したラインセンサー4の各ビット毎の出力波形f
(x)からSTEP2で記憶した出力波形g(x)を減
算し、信号となる波形h(x)を得る。波形h(x)で
はマスクからの直接散乱光成分に基づく波形g(x)が
取り除かれているので図6(c)で示したようにアライ
メント光本来に近い波形を得ることができる。
【0035】このような波形h(x)を基にセンサー面
119に入射した光束の重心位置を計算し、基準位置か
らのずれ量Δσwを求める(STEP6)ことにより、
マスク上にあるICパターンの形状の影響を受けずに高
精度なアライメントを達成している。
【0036】図7は本発明の位置検出装置の実施例2の
一部分の説明図である。図8は実施例2の動作を示すフ
ローチャートである。
【0037】本実施例はセンサーで得られる成分f
(x)からウエハW表面に基づく不要散乱光成分g
(x)を除去して信号波形h(x)を得て、これよりマ
スクとウエハとのアライメントを行っている。
【0038】次に本実施例の動作を図8のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0039】まずアライメントビーム9をマスクM側の
アライメントマークMMに位置決めし(STEP1)、
それからウエハマークWMをマスクマークMMの下に移
動する(STEP2)。このときアライメントビーム9
とウエハマークWMがアライメント計測時の位置関係に
固定される。
【0040】この後アライメントビーム9とウエハマー
クWMの相対位置関係は固定したままビーム位置を制御
するピックアップステージとウエハステージ17を各々
マスクM上にパターンがない領域まで(ΔX1,ΔY
1)だけ移動する(STEP3)。このパターンのない
領域は少なくともアライメントビーム9の径よりも広い
領域がマスクM上のIC描画領域、アライメントパター
ン領域以外に予め用意される。
【0041】図7はこのときの断面図を示している。図
7において5はマスクメンブレンでほとんど光を透過す
る為、このときセンサー4で計測される波形g(x)は
ウエハWからの直接散乱光と見なすことができ、これを
メモリーに記憶する(STEP4)。波形g(x)を計
測後、ビーム9とウエハマークWMはピックアップステ
ージとウエハステージ17により一体駆動され、マスク
マークMMの下に再び戻される(−ΔX1,−ΔY1)
(STEP5)。このあとは図3のSTEP4へ行き、
通常のアライメントシーケンスと同じである。
【0042】図9は本発明の位置検出装置の実施例3の
一部分の説明図である。図10は実施例3の動作を示す
フローチャートである。
【0043】本実施例ではセンサー4で得られる成分f
(x)からマスク表面とウエハ表面の双方に基づく不要
散乱光成分を同時に除去して信号波形h(x)を得て、
これよりマスクとウエハとのアライメントを行ってい
る。
【0044】次に本実施例の動作を図10のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0045】STEP2までは図8に示す実施例2と同
様である。STEP3ではウエハマークWMがビーム投
射領域9から外れるまでスクライブライン方向に距離Δ
X2だけウエハステージを移動する。この方向のビーム
9の径をRxとするとΔX2>Rx/2である必要があ
る。図8はこのときの状態を示している。
【0046】本実施例と図4(A)(アライメント波形
計測時)との差はウエハマークWMがないことである。
この状態での波形をg(x)として参照信号してメモリ
に記憶する(STEP4)。
【0047】ウエハマークWMがマスクマークMMの下
にくるようにウエハステージ17を駆動する(STEP
5)。その後は図3のSTEP4へ行き、通常のアライ
メントシーケンスを行う。
【0048】本実施例ではマスク/ウエハからの直接散
乱不要光及び本方式においては不要回折光となるウエハ
0次反射を含む回折光が除去されるという特徴を有して
いる。
【0049】本発明においては前述した実施例1〜3は
次のように使い分けている。
【0050】通常のプロセスでは実施例1が有用であ
る。マスク上のパターンには入射光束の略100%が照
射されるが、ウエハマークへ入射した光束については平
均的にマスク上の約50%が吸収体によって遮光されて
いると考えると、往復で光量は約1/4になる。
【0051】更にマスクメンブレンの透過率や吸収を考
慮すると結局光量は1桁近く下がるので不要光の大部分
がマスクからの散乱光だと考えられるからである。更に
重要なことはアライメントギャップ(マスクとウエハと
の間隔)とアライメント光のコヒーレント長Lcの関係
をLc<2×g (g:アライメントギャップ)と設
定することによりマスクからの直接散乱光g(x)とア
ライメント信号光h(x)は干渉性がなくなり、波形f
(x)は純粋に波形g(x)と波形h(x)の和信号と
して表され、よって本方式の効果がより顕著に示され
る。
【0052】実施例2が適用されるのはウエハからの直
接散乱光がマスクからのそれに比べて著しく強い場合で
ある。例えばウエハにアルミ(Al)が蒸着されている
場合、ウエハの反射率がマスクの反射率に比して著しく
高くなり、本実施例の適用が考えられる。
【0053】実施例3が適用されるのはマスク/ウエハ
からの不要光の強度が同程度の場合である。同実施例で
は信号光以外の略全ての不要光を参照光として除去でき
るので実用上効果が高い。
【0054】図11は本発明の位置検出装置の実施例4
のマスクとウエハとのアライメントを行う際のフローチ
ャートである。
【0055】本実施例の光学配置は図4(A)と同様で
ある。
【0056】本実施例ではマスク及びウエハからの高周
波のスペックルノイズを除去していることを特徴として
いる。次に本実施例の動作を図11のフローチャートに
基づき説明する。
【0057】ウエハマークWMをマスクマークMMの下
に移動するところまでは図8に示す通常のアライメント
シーケンスと同じである。(STEP1,2)。次に信
号波形f1(x)を計測する(STEP3)。次にアラ
イメント方向にある微小量ΔXだけシフトし(STEP
4)、信号波形f2(x)を計測する(STEP5)。
次に波形f1(x),波形f2(x)をハイパスフィル
ターにかけ(STEP6,7)、波形F1(x),波形
F2(x)を得る。ここで信号波形f1(x),f2
(x)をハイパスフィルターにかける意味は信号成分を
除去することである。
【0058】さて、波形F1(x),F2(x)には高
周波成分のノイズと高周波成分の信号が残る。
【0059】本実施例で波形f1,f2と信号を2回計
測した意味はこの両者を比較して変動成分と固定成分を
分離することにある。
【0060】即ち、変動成分は信号として、固定成分は
ノイズとして考えると波形F1(x),F2(x)の各
画素(x)出力を比較し、小さい方をその画素の値(g
(x))とすれば波形g(x)は高周波の固定ノイズ成
分として抽出できる(STEP8)。
【0061】このように本実施例は高周波のスペックル
ノイズを除去するのに特に有用である。
【0062】波形g(x)をメモリに記憶した後(ST
EP8)は図3のSTEP4へ行き、通常のアライメン
トシーケンスを行っている。
【0063】以上、アライメント計測時に信号光以外の
不要光成分を除去する方法について述べたが、本発明は
マスクとウエハとの間隔を計測する位置合わせ装置、例
えば特開平4−12523号公報,特開平4−3660
5号公報,特開平4−148810号公報等で提案され
ている装置にも同様に適用することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、アライメ
ントマーク領域以外から生ずるノイズ光に基づくノイズ
成分を予め検出し、該ノイズ成分を受光手段で得られる
出力信号により除去することによりマスクとウエハとの
アライメントを高精度に行うことのできるアライメント
方法及びそれを用いた位置検出装置を達成することがで
きる。
【0065】特に本発明によれば、半導体露光プロセス
のアライメント計測前にICパターン等から発生する固
定不要光成分を予め計測しておき、アライメント実行時
の波形から前記不要光成分の波形を除去した後、光束の
重心位置の検出を行うことにより前記不要光による計測
再現性の劣化を防ぎ、高精度なアライメントを達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の位置検出装置の実施例1の要部概
略図
【図2】 図1の要部正面図
【図3】 本発明の実施例1のフローチャート
【図4】 図1の一部分の説明図
【図5】 図1の一部分の説明図
【図6】 図1のセンサーで得られる信号波形図
【図7】 本発明の実施例2の一部分の説明図
【図8】 本発明の実施例2のフローチャート
【図9】 本発明の実施例3の一部分の説明図
【図10】 本発明の実施例3のフローチャート
【図11】 本発明の実施例4のフローチャート
【符号の説明】
M マスク W ウエハ MM マスクアライメントマーク WM ウエハアライメントマーク 3 光源 4 センサー 5 マスクメンブレム 18 信号処理部 19 ウエハステージ駆動制御部 114 アライメントヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光束を対向配置した第1物体
    と第2物体を介して受光手段面上に導光し、該受光手段
    からの出力信号を利用して該第1物体と第2物体の相対
    的位置検出を行う際、該光源からの光束は該第1物体又
    は/及び第2物体面上に設けたアライメントマークで偏
    向した後に該受光手段に入射しており、該受光手段によ
    り該第1物体又は/及び第2物体から生じるノイズ光に
    基づくノイズ成分を予め検出し、該ノイズ成分は記憶手
    段に記憶しており、該第1物体と第2物体の相対的位置
    検出を行う際には該受光手段で得られる出力信号から該
    記憶手段に記憶したノイズ成分を除去し、該ノイズ成分
    を除去した信号成分を利用して行っていることを特徴と
    する位置検出装置。
  2. 【請求項2】 相対的位置検出として前記第1物体と第
    2物体との相対的間隔gを検出する際、前記光源からの
    光束のコヒーレント長をLcとしたとき Lc<2g となるように各要素を設定したことを特徴とする請求項
    1の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 光源からの光束を対向配置した第1物体
    と第2物体を介して受光手段面上に、該第1物体又は/
    及び第2物体に設けたアライメントマークで偏向させた
    後に導光し、該受光手段からの出力信号を利用して該第
    1物体と第2物体のアライメントを行う際、該受光手段
    により該第1物体又は/及び第2物体から生じるノイズ
    光に基づくノイズ成分を予め検出し、該ノイズ成分を記
    憶手段に記憶する工程と、該受光手段で得られる出力信
    号から該記憶手段に記憶したノイズ成分を除去する工程
    そして該ノイズ成分を除去した信号成分を利用して該第
    1物体と第2物体とのアライメントを行う工程とを用い
    ていることを特徴とするアライメント方法。
  4. 【請求項4】 相対的位置検出として前記第1物体と第
    2物体との相対的間隔gを検出する際、前記光源からの
    光束のコヒーレント長をLcとしたとき Lc<2g となるように各要素を設定したことを特徴とする請求項
    3のアライメント方法。
JP5305910A 1993-11-11 1993-11-11 アライメント方法及びそれを用いた位置検出装置 Pending JPH07135168A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5305910A JPH07135168A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 アライメント方法及びそれを用いた位置検出装置
US08/711,303 US5726758A (en) 1993-11-11 1996-09-03 Position detecting system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5305910A JPH07135168A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 アライメント方法及びそれを用いた位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07135168A true JPH07135168A (ja) 1995-05-23

Family

ID=17950776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5305910A Pending JPH07135168A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 アライメント方法及びそれを用いた位置検出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5726758A (ja)
JP (1) JPH07135168A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019158516A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 キヤノン株式会社 位置検出装置、位置検出方法、インプリント装置及び物品の製造方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4136067B2 (ja) * 1997-05-02 2008-08-20 キヤノン株式会社 検出装置及びそれを用いた露光装置
WO1998057362A1 (fr) * 1997-06-09 1998-12-17 Nikon Corporation Capteur et procede servant a detecter la position de la surface d'un objet, dispositif d'alignement comportant ce capteur et procede servant a fabriquer ce dispositif d'alignement et procede servant a fabriquer des dispositifs au moyen de ce dispositif d'alignement
US6927857B2 (en) * 2002-03-09 2005-08-09 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Process for the detection of marked components of a composite article using infrared blockers
US6888143B2 (en) 2002-03-09 2005-05-03 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Apparatus and method for inspecting pre-fastened articles
US6919965B2 (en) * 2002-03-09 2005-07-19 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Apparatus and method for making and inspecting pre-fastened articles
US6885451B2 (en) * 2002-03-09 2005-04-26 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Infrared detection of composite article components
US7123765B2 (en) * 2002-07-31 2006-10-17 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Apparatus and method for inspecting articles
JP2005159213A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Canon Inc シアリング干渉を利用した測定方法及び装置、それを利用した露光方法及び装置、並びに、デバイス製造方法
US7539870B2 (en) * 2004-02-10 2009-05-26 Microsoft Corporation Media watermarking by biasing randomized statistics

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4037969A (en) * 1976-04-02 1977-07-26 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Zone plate alignment marks
US4326805A (en) * 1980-04-11 1982-04-27 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Method and apparatus for aligning mask and wafer members
US4514858A (en) * 1983-03-15 1985-04-30 Micronix Partners Lithography system
US5155370A (en) * 1988-09-09 1992-10-13 Canon Kabushiki Kaisha Device for detecting the relative position of first and second objects
US5200800A (en) * 1990-05-01 1993-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Position detecting method and apparatus
JP2906585B2 (ja) * 1990-06-01 1999-06-21 キヤノン株式会社 位置検出方法
JPH04148810A (ja) * 1990-10-11 1992-05-21 Canon Inc 位置検出装置
JP2775988B2 (ja) * 1990-05-01 1998-07-16 キヤノン株式会社 位置検出装置
DE69128164T2 (de) * 1990-05-01 1998-04-02 Canon K.K., Tokio/Tokyo Verfahren und Apparat zur Detektion von Lageabweichungen
JPH0480762A (ja) * 1990-07-23 1992-03-13 Canon Inc 位置検出装置及びその検出方法
JPH0540013A (ja) * 1991-08-05 1993-02-19 Canon Inc ずれ測定方法及びこの方法を用いた露光装置
JP3008654B2 (ja) * 1992-02-21 2000-02-14 キヤノン株式会社 位置検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019158516A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 キヤノン株式会社 位置検出装置、位置検出方法、インプリント装置及び物品の製造方法
US10859929B2 (en) 2018-03-12 2020-12-08 Canon Kabushiki Kaisha Position detection device, position detection method, imprint apparatus, and method for manufacturing article

Also Published As

Publication number Publication date
US5726758A (en) 1998-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4913169B2 (ja) アラインメントマークを備える基板の位置合わせ方法
EP0867775B1 (en) Proximity exposure device with distance adjustment device
JP2514037B2 (ja) 検知光学系
US20090097008A1 (en) Alignment Method and Apparatus, Lithographic Apparatus, Metrology Apparatus and Device Manufacturing Method
JPH11150063A (ja) 位置ずれ検出方法及びそれを用いたデバイスの製造方法
JP2003282420A (ja) 露光方法及び装置
JP2890943B2 (ja) 位置検出方法及びそれを用いた位置検出装置
JPH07135168A (ja) アライメント方法及びそれを用いた位置検出装置
JP3518826B2 (ja) 面位置検出方法及び装置並びに露光装置
JP3368017B2 (ja) 位置検出装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法
US5686211A (en) Method and apparatus for removing a thin film layer
JP2993419B2 (ja) 露光方法および露光装置
JPH08304296A (ja) 異物等の欠陥検出方法およびそれを実行する装置
JP2808595B2 (ja) 位置検出装置及び該装置を用いた投影露光装置
JPH0777188B2 (ja) 加工装置
JP2946381B2 (ja) 表面粗さ測定方法及び装置
JPS6340316A (ja) 半導体製造装置
JP2897085B2 (ja) 水平位置検出装置及びそれを備えた露光装置
JPH0121615B2 (ja)
JPS62257010A (ja) 高さ検出方法
JPH03254113A (ja) 薄膜除去装置
JPS6232612A (ja) アライメントマ−ク
JPH01112726A (ja) 露光装置
JPH05259029A (ja) 位置検出装置
JP3420401B2 (ja) 位置検出装置および方法、半導体露光装置ならびに半導体デバイスの製造方法