JPH07132836A - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

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JPH07132836A
JPH07132836A JP27991893A JP27991893A JPH07132836A JP H07132836 A JPH07132836 A JP H07132836A JP 27991893 A JP27991893 A JP 27991893A JP 27991893 A JP27991893 A JP 27991893A JP H07132836 A JPH07132836 A JP H07132836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
rack
steering shaft
impact force
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP27991893A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Izeki
政博 井関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP27991893A priority Critical patent/JPH07132836A/ja
Publication of JPH07132836A publication Critical patent/JPH07132836A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はステアリングシャフトに後方への衝
撃があったときステアリングホイールを前方に移動させ
るよう構成したステアリング装置に関する。 【構成】 ステアリング装置は、ステアリングホイール
1に結合された第1ステアリングシャフト2と、第1ス
テアリングシャフト2に対し摺動自在に嵌合する第2ス
テアリングシャフト3と、第2ステアリングシャフト3
に対し軸方向に摺動自在に嵌合するステアリングコラム
4と、第2ステアリングシャフト3の後方への変位を前
方への変位に変換してステアリングコラム4に伝達する
衝撃力伝達方向変換機構9と、よりなる。衝撃力伝達方
向変換機構9は、第2ステアリングシャフト3に設けら
れた第1ラック10が後方に移動するとともに、ステア
リングコラム4に設けられた第2ラック12を前方に移
動させるよう第1ラック10及び第2ラック12に噛合
するピニオン13と、よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステアリング装置に係
り、特にステアリングシャフトに後方への衝撃があった
ときステアリングホイールを前方に移動させるよう構成
したステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両前方から衝撃力が伝達され
た場合、その衝撃がステアリングシャフトに伝達されて
ステアリングホイールが後方に移動することがある。こ
のような場合、運転者が前方に動くとステアリングホイ
ールに当接してしまうので、車両前方から衝撃力が伝達
された場合、ステアリングホイールを正規の取り付け位
置から前方に移動させるステアリング装置が開発されて
いる。
【0003】この種の安全機能を有するステアリング装
置としては、例えば実開昭55−127662号公報に
記載された装置がある。この公報のステアリング装置
は、ステアリングホイールが一体的に取り付けられたス
テアリングコラムが圧縮バネの弾撥力により前方に付勢
されるとともに、ステアリングコラムの切欠に係合する
係止ピンにより圧縮バネが圧縮状態に係止されている。
そして、前方からの衝撃によりステアリングシャフトが
後方に移動すると、係止ピンに連結されたワイヤが同方
向に引っ張られて係止ピンを係止解除位置に回動させ
る。その結果、ステアリングコラム及びステアリングホ
イールは、圧縮バネの弾撥力により前方に移動するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記公報の
ステアリング装置は、通常走行時は常に圧縮バネが圧縮
された状態に保持されているので、長期間経過すると、
金属疲労等により圧縮バネのバネ力が低下することがあ
り、係止ピンによるステアリングコラムの係止を解除し
てもステアリングホイールの移動が遅れる可能性があ
る。
【0005】さらに、上記公報の装置では、車輪が路面
の溝や凹凸部分を通過する際の衝撃により、上記係止ピ
ンがステアリングコラムの切欠から外れる可能性もあ
り、その場合運転中に突然ステアリングホイールが前方
に移動してしまうことになり、運転者はステアリングホ
イールを正常に操作することができなくなる。
【0006】そこで、本発明は上記課題に鑑み、ステア
リングシャフトの後方への移動をステアリングホイール
の前方への変位に変換することにより、車両が前方から
衝撃力が伝達された場合にステアリングホイールの正規
の取り付け位置から前方への移動を確実にすることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端がステア
リングホイールに結合された第1ステアリングシャフト
と、該第1ステアリングシャフトの他端に対し軸方向に
摺動自在に嵌合する第2ステアリングシャフトと、該第
2ステアリングシャフトに対し軸方向に摺動自在に嵌合
するステアリングコラムと、前方からの衝撃力により前
記第2ステアリングシャフトが後方に変位するとき、前
記第2ステアリングシャフトの後方への変位を前方への
変位に変換して前記ステアリングコラムに伝達する衝撃
力伝達方向変換機構と、よりなることを特徴とする。
【0008】
【作用】衝撃力伝達方向変換機構により、第2ステアリ
ングシャフトが後方に変位するとき、第2ステアリング
シャフトの後方への変位を前方への変位に変換してステ
アリングコラムに伝達するため、前方から衝撃力が伝達
された場合でも、そのときの衝撃力の伝達方向を切り換
えてステアリングホイールを直接前方に移動させる。
【0009】
【実施例】図1及び図2に本発明になるステアリング装
置の一実施例を示す。
【0010】両図中、ステアリング装置は、ステアリン
グホイール1の回動操作を前輪に伝達する操舵機構の一
部を構成しており、ステアリングホイール1の回動は、
第1,第2ステアリングシャフト2,3,自在継手1
5,ステアリングギヤ,タイロッド,ナックルアーム
(共に図示せず)などを介して前輪に伝達される。
【0011】第1ステアリングシャフト2は、一端がス
テアリングホイール1に結合され、他端が第2ステアリ
ングシャフト3の上端3aに摺動自在に嵌合する。第2
ステアリングシャフト3は、筒状に形成されたステアリ
ングコラム4内に収納されるように延在しており、下端
3bがステアリングコラム4から前方に突出して自在継
手15に連結されている。
【0012】ステアリングコラム4は、上端4aが第1
ステアリングシャフト2に一体的に結合されており、下
端4bの内部には第2ステアリングシャフト3が摺動自
在に貫通する軸受(図示せず)が挿入されている。又、
ステアリングコラム4はダッシュボードの下方で所定角
度傾斜した状態で支持されており、ダッシュボードの下
方に設けられたインパネリインフォースと呼ばれる取り
付け部5(図中、2点鎖線で示す)に固定された支持部
材6と、取り付け部5に螺着された支持ボルト7とによ
り支持されている。尚、支持ボルト7はカプセル16を
介してステアリングコラム4を取り付け部5に支持して
いる。
【0013】又、支持部材6は、上端6aが取り付け部
5に固定されたボルト8により締結され、下端6bがス
テアリングコラム4に固定されているが、上端6aに設
けられたU字状の切欠6cがB方向に摺動可能に係止さ
れているため、ステアリングコラム4にB方向の力が作
用すると、切欠6cがボルト8から脱落するようになっ
ている。
【0014】9は衝撃力伝達方向変換機構で、第2ステ
アリングシャフト3に設けられた第1ラック10と、ス
テアリングコラム4の外側に装架されるように延在する
延在部11に設けられた第2ラック12と、第1ラック
10と第2ラック12との間に回動自在に介在するピニ
オン13とよりなる。第1ラック10と第2ラック12
とは、互いに対向する向きに設けられているとともに、
第2ステアリングシャフト3の延在方向に平行となるよ
うに形成されている。
【0015】このように、衝撃力伝達方向変換機構9
は、ラック10,12とピニオン13とよりなる簡単な
構成であり、部品点数も少なく、設置スペースも小さい
ので、組立作業を容易に行うことができ、製造コストを
安価に抑えることもできる。
【0016】ピニオン13は、ステアリングコラム4の
外周に軸方向に沿って穿設されたスリット4cに挿入さ
れて、第1ラック10及び第2ラック12に噛合する。
そして、ピニオン13は、上記のように第1ラック10
及び第2ラック12に噛合した状態を保つように、ブラ
ケット14により回転自在に支承されている。
【0017】このブラケット14は、カプセル16にU
字状の切欠(図示せず)を係合させて係止されている。
即ち、ブラケット14の切欠はA方向の力が作用した場
合にはカプセル16との係合状態を保つが、B方向の力
が作用した場合にはカプセル16から脱落するように取
り付けられている。
【0018】又、ブラケット14は、上記第2ラック1
2を有する延在部11の両側を跨ぐように下方に突出す
る一対の腕部14a,14bを有し、上記ピニオン13
はこの腕部14a,14b間で回動自在に支承されてい
る。
【0019】図3に示すように、第1ラック10が後方
(A方向)に移動すると、ピニオン13は、反時計方向
に回動して第2ラック12を前方(B方向)に移動させ
る。つまり、衝撃力伝達方向変換機構9は、前方からの
衝撃力により第2ステアリングシャフト3が後方に変位
するとき、第2ステアリングシャフト3の後方への変位
を前方への変位に変換してステアリングコラム4に伝達
する。
【0020】このような第2ステアリングシャフト3の
A方向の変位量とステアリングコラム4のB方向の変位
量とは、同一ストロークとなる。よって、第2ステアリ
ングシャフト3が後方へ移動した分だけステアリングコ
ラム4が前方に移動することになり、ステアリングホイ
ール1には衝突時の衝撃力が伝達することが防止され
る。
【0021】その際、ステアリングコラム4を支持する
支持部材6は、ステアリングコラム4とともにB方向に
移動して切欠6cがボルト8から脱落することにより、
衝撃力伝達方向変換機構9の動作を妨げない。
【0022】これにより、車両前方から衝撃力が伝達さ
れた場合の衝撃力が第2ステアリングシャフト3に伝達
されてもステアリングホイール1が運転席に突出するこ
とが防止される。従って、運転者が前方に動いた場合
に、運転者がステアリングホイール1に当接することを
防止することができる。
【0023】このような車両前方から衝撃力が伝達され
た場合でも、そのときの衝撃力の伝達方向を切り換えて
ステアリングホイール1を直接前方(B方向)に移動さ
せて運転者がステアリングホイール1に当接することを
確実に防止することができる。
【0024】このように、第2ステアリングシャフト3
にA方向への衝撃力が伝達されない状態でステアリング
ホイール1にB方向への衝撃力が作用したときは、図4
に示すように、ステアリングコラム4及び第2ステアリ
ングシャフト3がB方向へ移動する。そのため、ピニオ
ン13は回転せず、支持部材6がボルト8から脱落せず
に、支持部材6が変形する。
【0025】このように、第2ステアリングシャフト3
に後方への衝撃力が伝達されない状態でステアリングホ
イール1に前方への衝撃力が伝達された場合、ステアリ
ングホイール1,第2ステアリングシャフト3,ステア
リングコラム等は一体的にB方向に変位してボルト7に
よる係止を解除された自由な状態となり、ステアリング
ホイール1に伝達される衝撃力を吸収する。
【0026】尚、上記実施例では、一対のラックにピニ
オンを噛合させて衝撃力伝達方向変換機構9を構成した
が、これに限らず、例えば油圧シリンダあるいはモータ
等のアクチュエータを使用して第2ステアリングシャフ
ト3の後方への変位をステアリングホイール1の前方へ
の変位に変換する構成としても良い。
【0027】
【発明の効果】上述の如く、本発明になるステアリング
装置は、第2ステアリングシャフトが後方に変位すると
き、第2ステアリングシャフトの後方への変位を前方へ
の変位に変換してステアリングコラムに伝達することが
できるため、車両前方から衝撃力が伝達された場合で
も、そのときの衝撃力の伝達方向を切り換えてステアリ
ングホイールを直接前方に確実に移動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるステアリング装置の一実施例の正
面図である。
【図2】本発明の要部を構成する衝撃力伝達方向変換機
構を示す拡大図である。
【図3】第2ステアリングシャフトに後方への衝撃力が
伝達されたときの動作を説明するための拡大図である。
【図4】ステアリングホイールに前方への衝撃力が加え
られたときの動作を説明するための拡大図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 第1ステアリングシャフト 3 第2ステアリングシャフト 4 ステアリングコラム 6 支持部材 7 支持ボルト 8 ボルト 9 衝撃力伝達方向変換機構 10 第1ラック 11 延在部 12 第2ラック 13 ピニオン 14 ブラケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がステアリングホイールに結合され
    た第1ステアリングシャフトと、 該第1ステアリングシャフトの他端に対し軸方向に摺動
    自在に嵌合する第2ステアリングシャフトと、 該第2ステアリングシャフトに対し軸方向に摺動自在に
    嵌合するステアリングコラムと、 前方からの衝撃力により前記第2ステアリングシャフト
    が後方に変位するとき、前記第2ステアリングシャフト
    の後方への変位を前方への変位に変換して前記ステアリ
    ングコラムに伝達する衝撃力伝達方向変換機構と、 よりなることを特徴とするステアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記衝撃力伝達方向変換機構は、 前記第2ステアリングシャフトに設けられた第1ラック
    と、 前記ステアリングコラムに設けられ、該第1ラックに対
    向し前記第1ラックと同一方向に延在する第2ラック
    と、 前記第1ラックと第2ラックとの間に介在し、前記第1
    ラックが後方に移動するとともに前記第2ラックを前方
    に移動させるよう前記第1ラック及び第2ラックに噛合
    するピニオンと、 よりなることを特徴とする請求項1のステアリング装
    置。
JP27991893A 1993-11-09 1993-11-09 ステアリング装置 Pending JPH07132836A (ja)

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JP27991893A JPH07132836A (ja) 1993-11-09 1993-11-09 ステアリング装置

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JP27991893A JPH07132836A (ja) 1993-11-09 1993-11-09 ステアリング装置

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JP (1) JPH07132836A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100783512B1 (ko) * 2006-04-13 2007-12-11 현대자동차주식회사 차량의 스티어링 휠 진동저감장치
JP2008213544A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラム装置
JP2009083611A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Nsk Ltd 衝撃吸収式ステアリングコラム装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100783512B1 (ko) * 2006-04-13 2007-12-11 현대자동차주식회사 차량의 스티어링 휠 진동저감장치
JP2008213544A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラム装置
JP2009083611A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Nsk Ltd 衝撃吸収式ステアリングコラム装置

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