JPH071324Y2 - 自動車内装品 - Google Patents

自動車内装品

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JPH071324Y2
JPH071324Y2 JP1987177251U JP17725187U JPH071324Y2 JP H071324 Y2 JPH071324 Y2 JP H071324Y2 JP 1987177251 U JP1987177251 U JP 1987177251U JP 17725187 U JP17725187 U JP 17725187U JP H071324 Y2 JPH071324 Y2 JP H071324Y2
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JP
Japan
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insert
tongue
slit
skin
epidermis
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JP1987177251U
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JPH0180555U (ja
Inventor
誠司 小川
敏夫 中西
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばアームレスト、コンソールリッド、グ
ローブドアー等の自動車用内装品に関し、詳細にはポリ
塩化ビニル樹脂やABS樹脂等の射出成形、金属のプレス
成形等により成形されたインサートの表面に射出成形、
真空成形、スラッシュ成形、ローテーション成形ブロー
成形等により別途成形された表皮を被着してなる自動車
内装品であり、表皮とインサートの結合構造に特徴のあ
る自動車内装品に係るものである。
(従来技術) 例えば、自動車アームレストは運転者、乗員のひじかけ
として、又はドア開閉の際プルハンドルとして、使用さ
れるものであり乗用車、商用車その他の自動車に広く装
着されている。アームレストの構造は、自動車の目的、
用途に応じて各種のものが提案されているが、比較的構
造が簡単で且つ頑丈なものとしては、射出成形やプレス
成形等により成形されたインサートに別途成形された表
皮を直接、あるいは必要に応じてクッション材を介して
被着したものが広く利用されている。
そして、従来アームレストのインサートと表皮の結合方
法は両者の間に接着剤や両面接着テープを介して両者を
接着する手段が用いられていた。
(考案が解決しようとする問題点) 従来技術のアームレスト等の自動車内装品は製造直後に
おいては、良好な特性を有するものであるが、経時的に
は形くずれが発生しやすくこの点に関し、改良すべき問
題を有するものであった。
即ち、自動車の室内は夏期においては80℃前後まで室温
が上昇し、一方冬期には氷点下まで降下することも珍し
くない。
従来技術の自動車内装品が、このような広範な温度変化
にさらされた時、表皮とインサートの素材の相違に起因
する膨張収縮率の差や、各部の肉厚や曲率の相違に基因
する膨張収縮率の差により表皮の接着がはがれてしまう
ことがあり、特に部分的にクッション材を介在して表皮
を装着する構造においてこの問題が多発した。
また、これを解決するため接着剤や両面テープに改良が
加えられ、接着剤自体の可撓性を向上させることにより
表皮の形状変化に接着剤を追従させ、表皮の剥離を防止
する手段が利用されているが、この方法によっても表皮
の各部、特に表皮の凹部の角部に膨れやしわが発生する
ことは避けられなかった。
そこで、本考案は従来技術の係る欠点に着目し、表皮と
インサートの剥離や表面のしわの発生を防止し見映の良
好さを長期保持することができる自動車内装品を提案す
るものである。
(問題点を解決するための手段) しかして、上述の目的を達成するための本考案の特徴
は、インサートの表面に別途成形された表皮を被着して
なる自動車内装品において、インサートがスリットを有
し、且つインサート背面の該スリット近傍に突起が設け
られ表皮は前記スリットに相当する個所に舌状部を有す
るとともに該舌状部には乙が設けられており、表皮の舌
状部がインサートの表面からスリットに挿入され、且つ
背面の突起に質状部の孔が挿入された状態で表皮がイン
サートに装着されてなる自動車内装品にある。自動車内
装品が高温下に置かれた時、また低温の雰囲気に置かれ
た時、表皮の各部は本来の位置から移動しようとし、ま
た各部に膨れやしわが発生しようとする。
しかし、本考案のアームレストの表皮は舌状部が自動車
内装品の突起に係止され背面から強く引っ張られている
ため移動が押えられ、また各部に生じる膨れも舌状部に
引っ張られることにより消滅する。
(実施例) 以下更に本考案の具体的実施例について説明する。
第1図は本考案の具体的実施例におけるアームレストの
断面図であり、第2図は第1図のA方向矢視図である。
第1図において(1)は本考案の具体的実施例における
アームレストを示す。本実施例のアームレストは、図示
しない自動車ドアトリムに取り付けるものであり、外形
はひじかけとして機能する上面部(2)の他、プルハン
ドルとして利用する凹部(3)を有するものである。
そして、内部構造は射出成形、プレス成形等により成形
された合成樹脂あるいは金属製のインサート(4)の表
面に射出成形、真空成形、ブロー成形、スラッシュ成形
等により別個に成形された表皮(5)を被着し、また特
に乗員のひじや腕が当たる上面部周辺に限ってポリエチ
レン、ポリスチレン、ウレタン、パルプあるいはこれら
の再生材よりなる別個成形されたクッション材(6)を
埋設したものである。
そして、表皮(5)のインサート(4)への被着は表皮
の端部に折り返し部(7)(8)を設け、その折り返し
部(7)(8)にインサート(4)の端部を貫入するこ
とによりなされているが、本考案の実施例において特記
すべきは以下の構成にある。
即ち、本実施例のインサートは凹部(3)の角部にスリ
ット(9)を有し、インサート背面のスリット(9)側
近部はスリット(9)に対して延長状に張り出し(10)
が設けられ、該張り出し(10)の先端部に突起(20)が
設けられている。
また、前記したスリット(9)には、張り出し(10)に
対する面に切欠(11)が設けられている。
一方、表皮(5)はインサート(4)同様に凹部(3)
の角の背面部に舌状部(12)が形成されている。この舌
状部(12)は大略表皮(5)の厚みと同一厚さである0.
5〜2mm程度であって先端部は薄化されたうえ、孔(13)
が設けられている。そして、舌状部(12)はインサート
(4)のスリット(9)に表面側から挿入された上孔
(13)が突起(20)に挿入係止されている。
本実施例の構成において、舌状部(12)を設ける位置は
任意であり多数設ける程効果は大きいものであるが、凹
部の角部は表皮の変形による影響を受けやすく、剥離や
しわが発生しやすいため当該部分に設ける場合は、最小
の取付個数で最大の効果をあげることができる。
また、舌状部(12)、張り出し部(10)の長さは当該舌
状部(12)の有する弾性により、表皮(5)の変形を吸
収するものであり可能な限り長い方が好ましい。舌状部
(12)に設けられる孔(13)の位置、張り出し部(10)
両者間の長さの関係は、常温時に等寸であって差し支え
ないが、張り出し部(10)の方を幾分長くする方が舌状
部(12)の初期張力が加わりインサートとの一体感が得
られて好ましい。
具体的には5〜20%程度の張り出し部を長く設定するこ
とが最も好ましい。更にスリット(9)の巾と舌状部
(12)の厚さの関係は、舌状部(12)の伸縮により表皮
の変形を吸収するため舌状部(12)がスリット(9)内
を移動可能であるように設定することが望ましく、本実
施例のような切欠(11)を設けることも有効である。
しかし一方、表皮の材質によってはスリットを舌状部の
厚さより狭く設定し、舌状部をスリットに噛み込ませる
ことにより、表皮の係止を補助する構成も可能であり、
この構成においてスリットに多数の切欠を設け、スリッ
トの弾性を向上させることによって更に両者の嵌合を向
上させることも有効である。
また、本実施例のように舌状部(12)の先端を薄く設定
することは組み付けを容易にする効果があり好ましい。
本考案のアームレストは表皮とインサートの間に接着剤
等を介在しなくても充分その形状を維持することが可能
であるが、接着剤による接着と併用することにより、よ
り大きな効果が得られることは言うまでもない。本実施
例において、アームレストを例に取ったが、他の自動車
内装品についても同様の構成塑性を採用することが可能
である。
(効果) 本考案の自動車内装品は表皮に舌状部を有し、該舌状部
をインサートのスリットに挿入し、孔によりインサート
の裏側へ係止する構造を採用することにより、経時的な
表皮、インサートの変形、特に熱による変形をこの舌状
部で吸収し、表面に膨れや剥離の発生することを防止す
る効果がある。
また、従来必須であったインサートへの接着剤等の塗布
工程を省略することができる効果もあり作業性、生産性
の向上にも寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の具体的実施例におけるアームレストの
断面図であり、第2図は第1図のA方向矢視図である。 (1)……アームレスト (3)……凹部 (4)……インサート (5)……表皮 (6)……クッション体 (9)……スリット (10)……張り出し部 (11)……切欠 (12)……舌状部 (13)……孔 (20)……突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インサートの表面に、別個成形された表皮
    を被着してなる自動車内装品において、インサートがス
    リットを有し、且つインサート背面の該スリット近傍に
    突起が設けられ、表皮は前記スリットに相当する箇所に
    舌状部を有するとともに該舌状部には孔が設けられてお
    り、表皮の舌状部がインサートの表面からスリットに挿
    入され、且つ背面の突起に舌状部の孔が挿入された状態
    で表皮がインサートに装着されていることを特徴とする
    自動車内装品。
JP1987177251U 1987-11-19 1987-11-19 自動車内装品 Expired - Lifetime JPH071324Y2 (ja)

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JP1987177251U JPH071324Y2 (ja) 1987-11-19 1987-11-19 自動車内装品

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Publication Number Publication Date
JPH0180555U JPH0180555U (ja) 1989-05-30
JPH071324Y2 true JPH071324Y2 (ja) 1995-01-18

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ID=31468925

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