JPH07129500A - バススイッチ回路 - Google Patents

バススイッチ回路

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JPH07129500A
JPH07129500A JP27802793A JP27802793A JPH07129500A JP H07129500 A JPH07129500 A JP H07129500A JP 27802793 A JP27802793 A JP 27802793A JP 27802793 A JP27802793 A JP 27802793A JP H07129500 A JPH07129500 A JP H07129500A
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Japan
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bus
signal
output
memory
buses
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JP27802793A
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Hiroshi Fukada
宏 深田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な回路でバス本数の増減に対でき、バスの
接続先の使用が変更されても簡単に対処できるバススイ
ッチ回路を提供する。 【構成】バス1,バス3,バス4の3つのバスでDRA
M108を共有する場合、バス3及びバス4はバススイ
ッチ回路106に接続される。バス3またはバス4のア
クセス要求がバススイッチ回路106内のアクセス調停
部114に入力されると、バス調停部114はアクセス
要求のあったバスのトライステートバッファをイネーブ
ル状態にし、アクセスを可能とする。もし、双方のバス
から同時にアクセスされたなら、所定の優先度に従っ
て、高優先度のバスをイネーブルにし、他方を待たせて
おく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば共有メモリシス
テム等におけるバススイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のバスから共通のメモリをア
クセスする共有メモリシステムがある。
【0003】共有メモリを用いる主な目的は、 バスを複数にして、バス負荷を分散する。
【0004】マルチプロセッサシステムのプロセッサ
間の通信手段とする。
【0005】などであり、その1例として、2つのバス
(16ビットバス)の共有システムのブロック図を図7
(a)に示す。
【0006】符号501はバス1である。バス1は図7
(b)で示される符号506の16ビット幅のデータバ
スD1と、符号507の1M空間をサポートする20ビ
ットのアドレスバスA1と、符号508のメモリリード
信号とメモリライト信号とセレクト信号とレディ信号か
らなるコントロールバスC1で構成されている。
【0007】符号502はバス2である。バス2は図7
(b)で示される符号509の16ビット幅のデータバ
スD2と、符号510の1M空間をサポートする20ビ
ットのアドレスバスA2と、符号511のメモリリード
信号とメモリライト信号とセレクト信号とレディ信号か
らなるコントロールバスC2で構成されている。
【0008】符号503はメモリバスである。メモリバ
スは図7(b)で示される符号512の16ビット幅の
データバスMDと、符号513の1M空間をサポートす
る10ビットのアドレスバスMAと、符号514の/R
AS信号、/CAS信号、/WE信号からなるコントロ
ールバスMCで構成されている。
【0009】符号505はDRAMで構成されたメモリ
ブロックである。1Mワードの空間がランダムアクセス
可能である。
【0010】符号504は共有メモリコントローラのI
Cである。共有メモリコントローラは、2本のバスから
のメモリアクセスの調停を行い、1メモリサイクルにど
ちらか一方のアクセスを許可し、かつDRAMのアクセ
スを促すためのDRAMコントロールを行い、メモリア
クセスを実行する。
【0011】図7(b)は符号504の共有メモリコン
トローラICの中身を、詳細に記した図である。
【0012】符号515はアクセス調停部である。コン
トロールバスC1とC2を入力して、セレクト信号とメ
モリライト信号の論理積、またはセレクト信号とメモリ
リード信号の論理積をとり、それらが真の場合をそれぞ
れのバスからのメモリアクセス要求があったと判断す
る。2つのバスからのメモリアクセス要求が競合した場
合は予め決められた優先順に従ってどちらか一方のバス
のアクセスを先に実行してやり、他方のアクセスはその
バスに対するレディ信号を無効にして待たせる制御を行
う。
【0013】上記動作の様子を図8のタイミングチャー
トに記してある。このタイミングチャートはバス1から
のメモリライトアクセス要求とバス2からのメモリリー
ドアクセス要求が競合した場合に、優先度の高いバス2
のアクセスを先に処理して、そのあいだバス1へのレデ
ィ信号RDY1を無効にして待たせている様子を表して
いる。
【0014】符号510はDRAMコントローラであ
る。前段のアクセス調停部で調停されたアクセス要求に
従って、DRAMブロックに/RAS、/CAS、/W
Eのタイミング信号を生成・出力してメモリアクセスを
実行する。
【0015】符号517はアドレスセレクタである。ア
ドレスバスA1とA2を入力として、アクセス調停部に
よってメモリアクセスを許可されたバス側のアドレスを
セレクトする。
【0016】符号518はアドレスマルチプレクサであ
る。前段のアドレスセレクタ517から出力された20
ビットのアドレスを、ロウアドレス10ビット、カラム
アドレス10ビットと分けて時分割でDRAMブロック
505に出力している。分割するタイミングはDRAM
コントローラから出力されるタイミング信号によって与
えられている。
【0017】符号519はデータセレクタである。デー
タバスD1とD2を入出力として、調停ブロックによっ
てメモリアクセスを許可されたバス側のデータをセレク
トして、メモリライト時には入力してそのデータをメモ
リデータバスに出力する。メモリリード時には、メモリ
データバスのデータを入力して、セレクトされたバス側
のデータバスにそのデータを出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、3つの
バスを共有メモリに接続したい場合、従来例の2バスの
接続用の共有メモリコントローラICでは対応できな
い。そのため、作り替えによる作業にコスト、労力がか
かってしまうという欠点が生じていた。
【0019】そこで本件では、簡単に既存の資源(共有
メモリコントローラ)を用いて制御可能なバスの本数を
増やす方法を提案する。
【0020】また、従来のような共有メモリシステムを
構築するために、特別にコントローラICを設定してい
た。しかしながら、上記のようなバス本数を増加するこ
との要求等に柔軟に対応することが困難であった。
【0021】また、従来の様な共有メモリシステムでは
使用するメモリのスペックの変更(DRAMやSRA
M、速度や容量)に対して、柔軟に対応することが困難
であった。例えば、従来例の共有メモリコントローラは
メモリにDRAMを使用するように設計されており、ア
ドレス信号やコントロール信号の違いからメモリをSR
AMに変更することが困難である。
【0022】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、簡単な回路でバス本数の増減に対でき、バスの接続
先の仕様が変更されても簡単に対処できるバススイッチ
回路を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記目的を達成するために、本発明のバススイ
ッチ回路は次のような構成から成る。
【0024】少なくとも1つのバスマスタを接続する第
1のバスと、少なくとも1つのバスマスタを接続する第
2のバスと、第3のバスとを持つシステムにおいて、第
1のバスのデータ信号を一端に接続して、かつ第3のバ
スのデータ信号を他端に接続する第1の双方向トライス
テートバッファと、第2のバスのデータ信号を一端に接
続して、かつ第3のバスのデータ信号を他端に接続する
第2の双方向トライステートバッファと、第1のバスの
アドレス信号を入力端に接続して、かつ第3のバスのア
ドレス信号を出力端に接続する第1のトライステートバ
ッファと、第2のバスのアドレス信号を入力端に接続し
て、かつ第3のバスのアドレス信号を出力端に接続する
第2のトライステートバッファと、第1のバスのコント
ロール信号と第2のバスのコントロール信号を入力し、
該コントロール信号に基づいて、前記第3のバスへのコ
ントロール信号と、前記第1及び第2の双方向トライス
テートバッファへの出力イネーブル信号と、前記第1及
び第2のトライステートバッファへの出力イネーブル信
号と、第1及び第2のバスへのそれぞれのレディ信号と
を出力する調停回路とを備える。
【0025】上記構成により、第1のバスと第2のバス
からのコントロール信号の入力に応じて、第1のバスと
第2のバスとを切り換えることができる。
【0026】また望ましくは、前記調停回路としてPL
D(Programable Logic Device)を用いる。
【0027】この構成により、調停回路を容易に組み直
すことができる。
【0028】また望ましくは、N本のバスを制御するバ
ススイッチ回路のいずれか1本のバスと第3のバスとを
接続して、前記第1のバスと前記第2のバスを含む(N
+1)本のバスを制御するバススイッチ回路を新たに構
成する。
【0029】この構成により、バススイッチ回路を組み
合わせることでバスの本数を増設できる。
【0030】また望ましくは、前記第3のバスにメモリ
を接続して2本のバスを制御する共有メモリシステムを
構成する。
【0031】この構成により、本発明のバススイッチ回
路の効果を有する共有メモリシステムが構成できる。
【0032】また望ましくは、前記調停回路は、前記第
1のバスまたは前記第2のバスに対する所定の優先度を
有し、該優先度に基づいて優先度の高いバスを先にレデ
ィとし、優先度の低いバスを優先度の高いバスの後でレ
ディとする。
【0033】この構成により、バスに対して優先度を設
定し、競合を防止する。
【0034】
【第1実施例】図1は第1本実施例における共有メモリ
システムの構成を示すブロック図である。
【0035】符号101はバス1である従来例の図7の
符号501と同じく16ビットデータ幅のバスである。
【0036】符号104はバス2である。従来例の図7
の符号502と同じく16ビットデータ幅のバスであ
る。
【0037】符号102はバス3である。図1(b)で
示される16ビット幅のデータバスD3と、1M空間を
サポートする20ビットのアドレスバスA3と、メモリ
リード信号/RD3とメモリライト信号/WR3とセレ
クト信号/CS3とレディ信号RDY3からなるコント
ロールバスC3で構成されている。なお、負論理の信号
はその信号名の前に“/”を付して表わす。
【0038】符号103はバス4である。図1(b)で
示される16ビット幅のデータバス4と、1M空間をサ
ポートする20ビットのアドレスバスA4と、メモリリ
ード信号/RD4とメモリライト信号/WR4とセレク
ト信号/CS4とレディ信号RDY4からなるコントロ
ールバスC4で構成されている。
【0039】符号105はメモリバスである。従来例の
図7の符号503と同じく16ビットデータ幅のバスで
ある。
【0040】符号107は共有メモリコントローラIC
である。従来例の図7の符号504と全く同一のチップ
である。
【0041】符号108はDRAMで構成されたメモリ
ブロックである。従来例の図7の符号505と同じく1
Mワードの空間を持っている。
【0042】符号106はバススイッチ回路である。バ
ス3とバス4のアクセス要求を調停して、どちらか一方
のバスアクセス要求を選択して1本のバスとのアクセス
要求としてバス2にアクセス要求を出力する。
【0043】図1(b)はバススイッチ回路106を詳
細に記したブロック図である。
【0044】符号110は双方向トライステートバッフ
ァ1である。16個のバッファを含み、一端側にバス4
のデータバスD4(16ビット)を接続し、他端側にバ
ス2のデータバスD2(16ビット)を接続する。また
出力イネーブル端子を持ち、そのレベルが真(Low Tru
e)のときバッファは出力状態となり、偽(High)のと
きはいインピーダンス状態となる。またディレクション
端子を持ち、そのレベルがHighのときD4側からD2側
の方向のバッファが選択され、そのレベルがLowのとき
D2側からD4側の方向のバッファが選択される。この
端子はバス4のリード信号/RD4を接続する。
【0045】符号111は双方向トライステートバッフ
ァ2である。16個のバッファを含み、一端側にバス3
のデータバスD3(16ビット)を接続し、他端側にバ
ス2のデータバスD2(16ビット)を接続する。ま
た、出力イネーブル端子を持ち、そのレベルが真(Low
True)のときバッファは出力状態となり、偽(High)の
ときハイインピーダンス状態となる。また、ディレクシ
ョン端子を持ち、そのレベルがHighのときD3側からD
2側の方向のバッファが選択され、そのレベルがLow の
ときD2側からD3側の方向のバッファが選択される。
この端子にはバス3のリード信号/RD3を接続する。
【0046】符号112はトライステートバッファ1で
ある。20個のバッファを含み、入力側にバス4のアド
レスバスA4(20ビット)を接続し、出力側にバス2
のアドレスバスA2(20ビット)を接続する。また、
出力イネーブル端子を持ち、そのレベルが真(Low Tru
e)のときバッファは出力状態となり、偽(High)のと
きハイインピーダンス状態となる。
【0047】符号113はトライステートバッファ2で
ある。20個のバッファを含み、入力側のバス3のアド
レスバスA3(20ビット)を接続し、出力側にバス2
にアドレスバスA2(20ビット)を接続する。また、
出力イネーブル端子を持ち、そのレベルが真(Low Tru
e)のときバッファは出力状態となり、偽(High)のと
きはハイインピーダンス状態となる。
【0048】符号114はアクセス調停部である。バス
3とバス4のコントロールバスC3とC4を入力する。
詳しくは、セレクト信号(/CS3,/CS4)とメモ
リリード信号(/RD3,/RD4)とメモリライト信
号(/WR3,/WR4)を入力し、レディ信号(RD
Y3,RDY4)はバス側に出力する。また、バス2に
コントロールバスC2を出力する。詳しくは、セレクト
信号(/CS2)とメモリリード信号(/RD2)とメ
モリライト信号(/WR2)をバス側に出力し、レディ
信号(RDY2)は入力する。
【0049】符号115はバス4のバスセレクト信号/
SEL4である。アクセス調停部114から出力され、
双方向トライステートバッファ1とトライステートバッ
ファ1の出力イネーブル端子に入力される。真のときLo
w レベルとなる。
【0050】符号116はバス3のバスセレクト信号/
SEL3である。アクセス調停部114から出力され、
双方向トライステートバッファ2とトライステートバッ
ファ2の出力イネーブル端子に入力される。真のときLo
w レベルとなる。
【0051】アクセス調停部114はセレクト信号とメ
モリリード信号の論理積、またはセレクト信号とメモリ
ライト信号の論理積の何れかが真となったとき、そのバ
スからのメモリアクセス要求があったとみなす。バス3
とバス4の2本のバスからのアクセス要求が競合状況に
よってアクセス調停部114は次のように動作する。
【0052】どちらかのバスのメモリアクセス要求が
単独であった場合 アクセス要求があったバスのコントロール信号に従っ
て、バス2のコントロール信号を出力する。
【0053】図2は、バス4のみからリードアクセス要
求が合った場合のタイミング図である。バス2にはバス
4についての信号のみが流れる。
【0054】一方のバスのアクセス要求を処理中に他
方のアクセス要求があった場合 先のアクセス要求があったバスのコントロール信号に従
って、バス2のコントロール信号を出力する。その途中
からきたアクセス要求はレディ信号を無効にして待たせ
る。
【0055】先のアクセス要求が終了と同時に、待たせ
ていたバスのコントロール信号に従って、バス2のコン
トロール信号を出力する。
【0056】図3は、バス4からのリードアクセス中に
バス3からのライトアクセスが発生した場合の例を示
す。バス3からのアクセス要求は先のバス4からの要求
が終了するまで待たされ、バス4のアクセスが終えた
後、初めてアクセスが開始される。
【0057】両方のバスのアクセス要求がほぼ同時に
あった場合 予め決められてある優先順位(例えば、バス3>バス
4)によって、バス3のコントロール信号に従って、バ
ス2にコントロール信号を出力する。その間、バス4の
アクセス要求はレディ信号を無効にして待たせる。
【0058】先のアクセス要求が終了と同時に、待たせ
ていたバス4のコントロール信号に従って、バス2のコ
ントロール信号を出力する。
【0059】図4はバス3からのリードアクセスとほぼ
同時にバス4からのライトアクセスが発生した場合の例
を示す図である。バス3がバス4に対して優先するよう
設定されているため、バス4からのアクセスは待たさ
れ、バス3からのアクセスが終了して初めて開始され
る。
【0060】共有メモリシステムを組む場合、その運用
において各バスの共有メモリをアクセスする頻度から算
出される平均アクセス速度の合計が、共有メモリの最大
能力の範囲内に設計されるべきである。例えば、本実施
例の16ビット幅の共有メモリブロックを200nsサ
イクルで設計すれば、その最大能力は(但し、リフレッ
シュサイクルを考慮しない) 1/200ns×2B(バイト)=10MB/s 本実施例の3本のバス(1,3,4)の共有メモリの平
均アクセス速度の合計が10MB/sを越えないことを
前提とする。また、バス3とバス4は共有メモリの前段
にバススイッチ回路を通過するためバス効率がバス1に
比べ落ちる。これらのバス効率をできるだけ落とさない
ためにも、それぞれのバスの共有メモリへの平均アクセ
ス速度の速い順に、バス1,バス3,バス4と振り分け
ることが望ましい(バススイッチ回路の優先順位が、バ
ス3がバス4に優先すると設定されている場合)。
【0061】以上説明してきたように、本実施例では、
バッファや簡単な調停回路で構成されるバススイッチ回
路によって、システムのバス本数が簡単に増設できると
いう効果と、バス本数を増設するために共有メモリコン
トローラIC自身を作り換えるために発生する費用、労
力も削減できるとう効果が生じる。
【0062】
【第2実施例】第2実施例の主な目的は、第1実施例で
述べたバススイッチ回路をそのまま共有メモリコントロ
ーラとして使用することにある。
【0063】図5(a)は本実施例2における共有メモ
リシステムの構成を示すブロック図である。
【0064】符号301はバス1である。従来例の図7
の符号501と同じく16ビットデータ幅のバスであ
る。
【0065】符号302はバス2である。従来例の図7
の符号502と同じく16ビットデータ幅のバスであ
る。
【0066】符号302はバス2である。従来例の図7
の符号502と同じく16ビットデータ幅のバスであ
る。
【0067】符号303はメモリバスである。メモリバ
スは図5(b)で示される16ビット幅のデータバスM
Dと、1Mワード空間をサポートする20ビットのアド
レスバスMAと、セレクト信号/CSと、ライトイネー
ブル信号/WEで構成されている。
【0068】符号304はSRAMで構成されたメモリ
ブロックである。1Mワードの空間を持っている。
【0069】符号305はバススイッチ回路である。バ
ス1とバス2のアクセス要求を調停して、どちらか一方
のバスのアクセス要求を選択してメモリバスにアクセス
要求を出力する。
【0070】図5(b)はバススイッチ回路の詳細図で
ある。
【0071】符号310は双方向トライステートバッフ
ァ1である。16個のバッファを含み、一端側にバス2
のデータバスD2(16ビット)を接続し、他端側にメ
モリバスのデータバスMD(16ビット)を接続する。
また、出力イネーブル端子を持ち、そのレベルが真(Lo
w True)のときバッファは出力状態となり、偽(High)
のときハイインピーダンス状態となる。また、ディレク
ション端子を持ち、そのレベルがHighのときデータバス
D2側からデータバスMD側の方向のバッファが選択さ
れ、そのレベルがLow のときデータバスMD側からデー
タバスD2側の方向のバッファが選択される。この端子
にはバス2のリード信号/RD2を接続する。
【0072】符号311は双方向トライステートバッフ
ァ2である。16個のバッファを含み、一端側にバス1
のデータバスD1(16ビット)を接続し、他端側にメ
モリバスのデータバスMD(16ビット)を接続する。
また、出力イネーブルTNSIを持ち、そのレベルが真
(Low True)のときバッファは出力状態となり、偽(Hi
gh)のときハイインピーダンス状態となる。また、ディ
レクション端子を持ち、そのレベルがHighのときデータ
バスD1側からデータバスMD側の方向のバッファが選
択され、そのレベルがLow のときデータバスMD側から
データバスD1側の方向のバッファが選択される。この
端子にはバス1のリード信号/RD1を接続する。
【0073】符号312はトライステートバッファ1で
ある。20個のバッファを含み、入力側にバス2のアド
レスバスA2(20ビット)を接続し、出力側にメモリ
バスのアドレスバスMA(20ビット)を接続する。ま
た、出力イネーブル端子を持ち、そのレベルが真(Low
True)のときバッファは出力状態となり、偽(High)の
ときハイインピーダンス状態となる。
【0074】符号313はトライステートバッファ2で
ある。20個のバッファを含み、入力側にバス1のアド
レスバスA1(20ビット)を接続し、出力側にメモリ
バスのアドレスバスMA(20ビット)を接続する。ま
た、出力イネーブル端子を持ち、そのレベルが真(Low
True)のときバッファは出力状態となり、偽(High)の
ときハイインピーダンス状態となる。
【0075】符号314はアクセス調停を行うPLDで
ある。PLD314としてはAMD社PALCE22V
10TMまたはLATTICE社GAL22V10TMを使
用する。
【0076】PLD314は、セレクト信号(/CS
1,/CS2)とメモリリード信号(/RD1,/RD
2)とメモリライト信号(/WR1,/WR2)を入力
とし、レディ信号(RDY1,RDY2)をそれぞれの
バス側に出力する。
【0077】また、セレクト信号(/CS)とライトイ
ネーブル信号(/WE)をメモリバスに出力する。
【0078】また、バス1のバスセレクト信号/SEL
1と、バス2のバスセレクト信号/SEL2を出力し、
それぞれ/SEL1は双方向トライステートバッファ2
とトライステートバッファ2の出力イネーブル端子へ、
/SEL2は双方向トライステートバッファ1とトライ
ステートバッファ12の出力イネーブル端子へ接続され
ている。
【0079】PLD314は、バス1またはバス2のセ
レクト信号とメモリリード信号の論理積、またはセレク
ト信号とメモリライト信号の論理積の何れかが真となっ
たとき、そのバスからのメモリアクセス要求があったと
みなす。このアクセス要求を調停してSRAMブロック
をアクセスする。
【0080】図6はPLD内部の論理式である(データ
I/O社ABELTMで記述)。
【0081】図中、の部分はピンアサインを記述して
いる。次にこれを解説する。 ピン番号 信号名 入出力 機能 ─────────────────────────────────── 1 CLK 入力 動作クロック信号 2 /CS1 入力 バス1のセレクト信号 3 /RD1 入力 バス1のメモリリード信号 4 /WR1 入力 バス1のメモリライト信号 5 /CS2 入力 バス2のセレクト信号 6 /RD2 入力 バス2のメモリリード信号 7 /WR2 入力 バス2のメモリライト信号 14 /SEL1 出力 バス1のバスセレクト信号 15 /SEL2 出力 バス2のバスセレクト信号 16 /CS 出力 メモリセレクト信号 18 /WE 出力 ライトイネーブル信号 19 RDY 出力 レディタイミング信号 20 RDY1 出力 バス1のレディ信号 21 RDY2 出力 バス2のレディ信号 22 LCMD1 出力 バス1のアクセス要求検知 23 LCMD2 出力 バス2のアクセス要求検知 式はLCMD1出力を記述しており、バス1のアクセ
ス要求を検知してその結果を動作クロックでラッチして
いる。
【0082】式はLCMD2出力を記述しており、バ
ス2のアクセス要求を検知してその結果を動作クロック
でラッチしている。
【0083】式は/SEL1出力を記述しており、/
SEL1か/SEL2何れも偽であるときLCMD1が
真で真値となる。自身が真であるときバス1からのアク
セス要求がなくなると偽値となる。
【0084】式は/SEL2出力を記述しており、/
SEL1か/SEL2何れも偽であるときLCMD2が
真で真値となる。しかし、同一動作クロック周期内でL
CMD1も真となった場合にかぎりLCMD2が真でも
偽値となる。すなわち競合時は/SEL2より/SEL
1の方が優先度を高く設計している。自身が真であると
きバス2からのアクセス要求がなくなると偽値となる。
【0085】式は/CS出力を記述しており、/CS
1か/CS2のいずれかが真ならば真値となる は/WE出力を記述しており、セレクト信号が有効に
なったバス側のメモリライト信号が真で真値となる。真
値をとるタイミングをセレクト信号より1クロック遅ら
せている。
【0086】式はRDY出力を記述しており、セレク
ト信号の何れかが真で真値となる。真値をとるタイミン
グをセレクト信号の何れかが真をとるタイミングより1
クロック遅らせている。
【0087】式はRDY1出力を記述しており、バス
1のセレクト信号が有効な時にRDY信号の値をそのま
ま出力する。
【0088】(10)式はRDY出力を記述しており、
バス2のセレクト信号が有効な時にRDY信号の値をそ
のまま出力する。
【0089】図9及び図10はPLD314の動作を説
明するタイミングチャートである。図9はバス1側から
単独でメモリリードアクセスがあった場合である。図1
0はバス1側から単独でメモリライトアクセスがあった
場合である。
【0090】なお、動作クロックの周期はなるべく速い
方が競合処理の遅れが少なくて済む。一方、動作クロッ
クの周期はレディ信号やライトイネーブル等のタイミン
グに影響がでるので、使用するSRAMの要求タイミン
グが許す限り速いクロックを使用する事が望ましい。
【0091】システムに合ったスペックのメモリ(アク
セス速度や容量)に対応して信号やタイミングに作り替
える事が、PLDならば容易である。
【0092】第2実施例では、メモリにSRAMを使用
したがDRAMを使用した場合においても市販のDRA
Mコントローラを追加して対応がとれる。この時も、調
停回路がPLDであればDRAMコントローラに合わせ
た信号出力をするように作り直す事が容易である。
【0093】以上説明してきたように本実施例では、バ
ッファや簡単な調停回路で構成されるバススイッチ回路
によって、共有メモリシステムが簡単にくむ事が可能と
なる効果と、共有メモリシステム専用の共有メモリコン
トローラICを作成するために発生する費用、労力も削
減できるという効果が生じる。
【0094】また、調停回路にPLDを使用する事によ
って、使用するメモリのスペックに合わせた調停回路を
容易に組み直すことが可能となるので、共有メモリシス
テム構築の柔軟性が上がるという効果が生じる。
【0095】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。
【0096】
【発明の効果】上記説明したように、本発明にかかるバ
ススイッチ回路は、簡単な回路でバス本数の増減に対応
でき、また、バスの接続先の仕様が変更されても簡単に
対処できるという効果がある。
【0097】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する第1実施例のシステムの概略
を表すブロック図である。
【図2】第1実施例のアクセス調停部の動作を表すタイ
ミングチャートである。
【図3】第1実施例のアクセス調停部の動作を表すタイ
ミングチャートである。
【図4】第1実施例のアクセス調停部の動作を表すタイ
ミングチャートである。
【図5】本発明を実施する第2実施例のシステムの概略
を表すブロック図である。
【図6】第2実施例のアクセス調停部のPLDの論理を
表わした図である。
【図7】従来例のシステムの概略を表すブロック図であ
る。
【図8】従来例の共有メモリコントローラの動作を表す
タイミングチャートである。
【図9】第2実施例のアクセス調停部の動作を表すタイ
ミングチャートである。
【図10】第2実施例のアクセス調停部の動作を表すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
101,102,103,104 バス、 105 メモリバス、 106 バススイッチ回路、 107 共有メモリコントローラ、 108 DRAMである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのバスマスタを接続する
    第1のバスと、少なくとも1つのバスマスタを接続する
    第2のバスと、第3のバスとを持つシステムにおいて、 第1のバスのデータ信号を一端に接続して、かつ第3の
    バスのデータ信号を他端に接続する第1の双方向トライ
    ステートバッファと、 第2のバスのデータ信号を一端に接続して、かつ第3の
    バスのデータ信号を他端に接続する第2の双方向トライ
    ステートバッファと、 第1のバスのアドレス信号を入力端に接続して、かつ第
    3のバスのアドレス信号を出力端に接続する第1のトラ
    イステートバッファと、 第2のバスのアドレス信号を入力端に接続して、かつ第
    3のバスのアドレス信号を出力端に接続する第2のトラ
    イステートバッファと、 第1のバスのコントロール信号と第2のバスのコントロ
    ール信号を入力し、該コントロール信号に基づいて、前
    記第3のバスへのコントロール信号と、前記第1及び第
    2の双方向トライステートバッファへの出力イネーブル
    信号と、前記第1及び第2のトライステートバッファへ
    の出力イネーブル信号と、第1及び第2のバスへのそれ
    ぞれのレディ信号とを出力する調停回路と、を備えるこ
    とを特徴とするバススイッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記調停回路としてPLD(Programabl
    e Logic Device)を用いることを特徴とする請求項1項
    記載のバススイッチ回路。
  3. 【請求項3】 N本のバスを制御するバススイッチ回路
    のいずれか1本のバスと第3のバスとを接続して、前記
    第1のバスと前記第2のバスを含む(N+1)本のバス
    を制御するバススイッチ回路を新たに構成することを特
    徴とする請求項1項記載のバススイッチ回路。
  4. 【請求項4】 前記第3のバスにメモリを接続して2本
    のバスを制御する共有メモリシステムを構成することを
    特徴とする請求項1項記載のバススイッチ回路。
  5. 【請求項5】 前記調停回路は、前記第1のバスまたは
    前記第2のバスに対する所定の優先度を有し、該優先度
    に基づいて優先度の高いバスを先にレディとし、優先度
    の低いバスを優先度の高いバスの後でレディとすること
    を特徴とする請求項1記載のバススイッチ回路。
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