JPH07128928A - ブック原稿用頁めくり装置 - Google Patents

ブック原稿用頁めくり装置

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JPH07128928A
JPH07128928A JP27427693A JP27427693A JPH07128928A JP H07128928 A JPH07128928 A JP H07128928A JP 27427693 A JP27427693 A JP 27427693A JP 27427693 A JP27427693 A JP 27427693A JP H07128928 A JPH07128928 A JP H07128928A
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JP
Japan
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page
turning
document
belt
carriage
Prior art date
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Pending
Application number
JP27427693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takegawa
賢一 竹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP27427693A priority Critical patent/JPH07128928A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 めくりベルトの耐久性を向上させ、且つ多数
枚の頁めくりを回避可能なブック原稿用の頁めくり装置
を提供する。 【構成】 見開かれたブック原稿に対して平面接触し、
吸着力を用いて原稿頁を持ち上げ、当該原稿頁を頁めく
り用搬送路16,17に送り出すように構成された上下
動可能なめくりベルト10を備えるブック原稿用頁めく
り装置において、めくりベルト10の原稿頁への平面接
触が所定時間に限定されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やファクシミリ
等の画像形成装置に装着して使用される、ブック原稿用
の頁めくりのための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機等における原稿搬送・読取装置と
して、ローラ対や搬送ベルトを用いて、シート原稿を原
稿読取位置に自動的に搬送して原稿情報を読み取り、読
み取りの完了した部分を当該読取位置から順次去らせる
自動原稿給送装置(ADF)が公知である。
【0003】読取原稿がこのようにシートである場合に
は、ADFを用いて、その原稿情報の読み取りを自動的
に行うことができるが、原稿が書籍あるいはノート状に
なっている場合には、当該ADFでは原稿搬送ができな
いので、オペレータが手作業で頁めくりを行っていた。
【0004】そこで、このように手間のかかる所謂ブッ
ク原稿の読み取りを自動化するための方法や手段につい
て、種々の提案が従来からなされている。その中には、
見開かれたブック原稿の原稿情報面を上向きにして、ロ
ーラやアーム、あるいは吸引による負圧で頁めくりを行
うように構成された頁めくり装置もあるが、この種の従
来の頁めくり装置は比較的大型であり、そのような大型
装置がブック原稿の上部空間を移動するように構成され
ているため、画像読取装置あるいは画像形成装置として
もかなり大型なものにならざるをえない。
【0005】そのような現状に鑑み、本出願人は先に、
ブック原稿を載置した原稿台を上方に押し上げ、上下方
向への移動を規制されたキャリッジ(走査ユニット)
で、この押し上げられたブック原稿の原稿面を受けるこ
とにより、小型で信頼性の高いブック原稿の画像読取及
び頁めくり装置を提案した。
【0006】この装置における頁めくり機構部分は、原
稿上を往復移動するキャリッジに収容された頁めくり用
のめくりベルト、これを張架する駆動ローラと従動ロー
ラ、及び原稿頁を吸着すべくベルト表面に帯電を行う帯
電ローラを備え、更に吸着され持ち上げられた頁をガイ
ドする搬送路並びにそれを確実にするための送りローラ
を有している。
【0007】このような構成からなる頁めくり装置によ
る頁めくり動作は次のようになる。ブック原稿読取・頁
めくり装置の装置本体であるスキャナユニット1が端部
ホームポジションに位置する図1において、ブック原稿
の読み取り操作が開始されると、原稿押えローラ2aを
介して両端部を巻き取りローラ3aとスキャナユニット
1側板に取り付けられた原稿押えシート4aは、張架さ
れたまま、巻き取りローラ3aに巻かれ、一方、原稿押
え2bを介して両端部を巻き取りローラ3bとスキャナ
ユニット1側板に取り付けられた原稿押えシートが巻き
取りローラ3bから引き出され、その結果、キャリッジ
5が図で見て右方向へ移動する。図2に示されるよう
に、原稿台ユニット6の原稿台7に見開き状態で載置さ
れたブック原稿BO 上にプラテンガラス8が位置する
と、キャリッジ5に収容された不図示の光学系が原稿の
読取動作を始め、図で見て左頁から右頁へと読み取りを
進める。図3に示される位置までくると、読取動作は終
了し、キャリッジ5の走行方向が逆転し、読み取りの完
了したブック原稿BO の右頁の頁めくり動作が開始され
る。
【0008】キャリッジ5がブック原稿BO に対して図
4に示される位置まで進むと、めくりベルト10が上昇
し、原稿頁を持ち上げる。この詳細を示す図5におい
て、頁めくり動作開始時に帯電ローラ11によって表面
を帯電されためくりベルト10は、ブック原稿の最上位
頁12の先端が当該ベルト10の下側中央を越えた段階
で、不図示のソレノイドの作用により、従動ローラ13
側が破線位置から実線位置へ移動する。当該移動によ
り、めくりベルト10の表面に形成された電荷パターン
の不平等電界による吸着力でブック原稿の最上位頁12
の端部が持ち上げられる。従動ローラ13の移動に合わ
せて頁送りローラ14も破線位置から実線位置へ移動
し、めくりベルト10に当接する。原稿押えシート4a
の巻き取りローラ3aからの引き出し動作に同期して駆
動ローラ15が回転してめくりベルト10を回しなが
ら、キャリッジが端部ホームポジションへ移動すると、
吸着され持ち上げられた最上位頁12は従動ローラ13
と頁送りローラ14に挟持されながら、頁ガイド16,
17によって形成された搬送路を進み、キャリッジの図
で見て右外側に送り出される。その際、キャリッジの上
方側の頁ガイド16上に取り付けられた頁めくりセンサ
18が、キャリッジの右外側へ送り出された原稿頁を検
知して、当該原稿頁が正常に頁めくりされたことを判断
する。
【0009】原稿頁がキャリッジの右外側へ送り出され
る様子を図6に示す。めくりベルト10に持ち上げられ
た原稿頁12は、従動ローラ13と頁送りローラ14に
挟まれて確実に搬送され、キャリッジ5が図で見て右方
向へ移動するにつれて、その先端から順にキャリッジ5
外へ送り出される。
【0010】ブック原稿の綴じ部まで原稿頁をめくり上
げると、めくりベルト10と頁送りローラ14は元の図
5に示される破線位置に戻される。更にキャリッジ5が
見開き原稿の左頁側へ移動すると図7に示される状態に
なる。即ち、キャリッジ5が端部ホームポジションへ向
かい走行するにつれて、めくり上げられた原稿頁がブッ
ク原稿BO の綴じ部に引っ張られ、めくりベルト10が
右頁上に位置していた時とは逆に、一対の頁ガイド1
6,17の間を戻りながら、ブック原稿BO の左頁上に
重ね合わされるようにして、キャリッジ10から排出さ
れる。キャリッジ5が図1に示される端部ホームポジシ
ョンの位置まで移動すると走行が停止する。これにより
頁めくりの動作が完了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記頁めく
り動作を図示する各図面の違いから明らかなように、め
くりベルトは原稿頁を持ち上げる時に始めて上昇するよ
うに構成されているが、このような機構では、キャリッ
ジが右側へ走行し、原稿読み取りを行っている間中、め
くりベルトはブック原稿に平面接触していることにな
る。このことは、とりもなおさず、めくりベルトの耐久
寿命を縮めることとなる。
【0012】また図3に示される頁めくり動作開始時か
ら図4に示される原稿頁持ち上げ時まで、めくりベルト
は帯電状態で下降位置にあるので、摩擦によって最上位
の1頁だけでなく、その下側の頁も吸着して多数枚めく
りが発生するおそれがある。
【0013】そこで本発明は、上記不具合に鑑み、めく
りベルトの耐久性を向上させ、且つ多数枚の頁めくりを
回避可能なブック原稿用の頁めくり装置を提供すること
を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を、
見開かれたブック原稿に対して平面接触し、吸着力を用
いて原稿頁を持ち上げ、当該原稿頁を頁めくり用搬送路
に送り出すように構成された上下動可能なめくりベルト
を備えるブック原稿用頁めくり装置において、めくりベ
ルトの原稿頁への平面接触が所定時間に限定されるよう
に構成することによって、解決する。
【0015】また見開かれたブック原稿に対して平面接
触し、吸着力を用いて原稿頁を持ち上げ、当該原稿頁を
頁めくり用搬送路に送り出すように構成された上下動可
能なめくりベルトを備えるブック原稿用頁めくり装置に
おいて、原稿頁を吸着させる時のみ、めくりベルトを下
降させ当該原稿頁に平面接触するように制御されるよう
に構成することでも、上記課題を解決する。
【0016】
【実施例】以下に、本発明を、図面に基づく実施例にし
たがい、詳細に説明する。
【0017】原稿読み取りから頁めくりに至るキャリッ
ジの走行移動については、基本的に従来と同じであるの
で、既述の説明との重複を避けるために、その多くを省
略し、ここではめくりベルトの上昇・下降タイミングを
中心に説明する。また先行の頁めくり装置の動作を示す
図面を再利用する関係で、めくりベルトの上昇・下降に
ついては図示に正確さを欠くが、本発明のタイミングチ
ャートである図8にしたがってめくりベルトの上昇・下
降が行われると理解されるべきである。
【0018】図1に示される端部ホームポジションにあ
るキャリッジ5が読取動作を完了して図3の位置を経て
逆方向へ走行し図4の位置に移動する間、図8に示され
るように、ソレノイドがOFF状態にあり、めくりベル
ト10の従動ローラ13側は上昇している。
【0019】一方、頁めくり動作を開始する図3の位置
から右方向へキャリッジが走行する際、タイミングを合
わせて図5に示される切り換えスイッチ20をONし、
帯電ローラ11に交流電源21から例えば±2kVの高
電圧をかけることで、キャリッジの走行に合わせて回転
するめくりベルト10の表面上に交番電界が生じ、この
交番電界の作用により、その表面に、接触するブック原
稿BO の最上位頁12を吸着させる吸着力が発生してい
る。
【0020】図4の位置にキャリッジが移動した段階で
キャリッジモータを停止するとともにソレノイドをON
にし、めくりベルト10の従動ローラ13側を下降さ
せ、めくりベルト10をブック原稿の最上位頁と平面接
触させる。所定の時間後、例えば数十msec〜数百m
sec後にソレノイドをOFFにし、めくりベルト10
の従動ローラ13側を上昇させると、原稿頁はめくりベ
ルト10に吸着されて持ち上げられる。再びキャリッジ
モータが駆動してキャリッジが端部ホームポジションに
向かって走行を始めると、頁ガイド16,17間から原
稿頁が送り出されて頁めくりが行われる。原稿頁を持ち
上げた後、端部ホームポジションに戻る間、めくりベル
ト10の従動ローラ13側は上昇位置を維持する。平面
接触の時間が数十msec〜数百msecにすぎないの
で、電源系の負担が減る。
【0021】原稿頁を持ち上げる時にのみ、めくりベル
トを下降させるように制御すれば、めくりベルトとブッ
ク原稿とは読取動作等、原稿頁の持ち上げ時以外では線
接触しかしないので、ベルトの寿命を延ばすことができ
る。まためくりベルトが原稿頁持ち上げ位置にきた段階
でキャリッジモータを停止し、めくりベルトの下降・上
昇を行うので、摩擦による多数枚持ち上げを回避でき
る。
【0022】
【発明の効果】請求項1の頁めくり装置においては、め
くりベルトの原稿頁への平面接触が所定時間に限定さ
れ、例えば1回の頁めくり動作で数十msec〜数百m
secであるように構成されているので、めくりベルト
の耐久性が向上するとともに、多数枚の頁持ち上げを防
止することができる。
【0023】請求項2の頁めくり装置においては、原稿
頁を吸着させる時のみ、めくりベルトを下降させ当該原
稿頁に平面接触するように制御されるように構成されて
いるので、原稿面への接触が減り、めくりベルトの耐久
性が向上し、また原稿面に対する摩擦持ち上げを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブック原稿頁めくり装置を収容す
るキャリッジが端部ホームポジションにある位置関係を
示す概念図である。
【図2】図1のキャリッジがブック原稿の原稿読取を行
っている様子を示す概念図である。
【図3】原稿読取が完了し、頁めくり動作を開始する際
のキャリッジの位置関係を示す概念図である。
【図4】ブック原稿の原稿頁を持ち上げ、頁めくりを開
始した状態を示す概念図である。
【図5】図4に対応する拡大概念図である。
【図6】持ち上げた原稿頁をキャリッジから送り出す状
態を示す概念図である。
【図7】原稿の綴じ部を通過した段階での頁めくりの状
態を示す概念図である。
【図8】本発明に係るタイミングチャートである。
【符号の説明】
2a 原稿押えローラ 3a 巻き取りローラ 4a 原稿押えシート 10 めくりベルト 11 帯電ローラ 12 ブック原稿最上位頁 13 従動ローラ 14 頁送りローラ 15 駆動ローラ 16,17 頁ガイド 18 頁めくりセンサ 20 切り換えスイッチ 21 交流電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 見開かれたブック原稿に対して平面接触
    し、吸着力を用いて原稿頁を持ち上げ、当該原稿頁を頁
    めくり用搬送路に送り出すように構成された上下動可能
    なめくりベルトを備えるブック原稿用頁めくり装置にお
    いて、前記めくりベルトの原稿頁への平面接触が所定時
    間に限定されていることを特徴とする頁めくり装置。
  2. 【請求項2】 見開かれたブック原稿に対して平面接触
    し、吸着力を用いて原稿頁を持ち上げ、当該原稿頁を頁
    めくり用搬送路に送り出すように構成された上下動可能
    なめくりベルトを備えるブック原稿用頁めくり装置にお
    いて、原稿頁を吸着させる時のみ、めくりベルトを下降
    させ当該原稿頁に平面接触するように制御されているこ
    とを特徴とする頁めくり装置。
JP27427693A 1993-11-02 1993-11-02 ブック原稿用頁めくり装置 Pending JPH07128928A (ja)

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