JPH07128364A - 容量式加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents

容量式加速度センサ及びその製造方法

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JPH07128364A
JPH07128364A JP5276544A JP27654493A JPH07128364A JP H07128364 A JPH07128364 A JP H07128364A JP 5276544 A JP5276544 A JP 5276544A JP 27654493 A JP27654493 A JP 27654493A JP H07128364 A JPH07128364 A JP H07128364A
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electrode
plates
plate
glass plates
silicon
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JP5276544A
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English (en)
Inventor
Masayuki Miki
政之 三木
Kiyomitsu Suzuki
清光 鈴木
Masahiro Matsumoto
昌大 松本
Satoshi Shimada
嶋田  智
Kazuo Sato
佐藤  一雄
Masayoshi Suzuki
政善 鈴木
Norio Ichikawa
範男 市川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/0825Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0828Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 5層積層構造の容量式加速度センサの電気的
接続の信頼性を高め、製造の合理化,製品管理を容易に
する。 【構成】 可動電極1Aを有する中層部シリコン板1、
固定電極2A,3Aを有する準中層のガラス板2,3
と、外層部シリコン電極板4,5との5層を備えて積層
型の容量式加速度センサを構成する。ガラス板2,3に
設けた孔6,7面には、固定電極2A,3Aから導いた
リード電極膜8,9が形成され、このリード電極膜末端
8′,9′が各ガラス板2,3の外側の面に張り出し、
このリード電極膜張出し部8′,9′が外層部シリコン
電極板4,5に機械的或いは共晶により接触する。これ
らの5層は同時陽極接合したり、また、シリコン板4,
5をガラス板2,3上に部分的に乗せて外からガラス板
2,3を介してセンサ内部を可視化してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速度を可動電極・固
定電極間の静電容量の変化から検出する容量式加速度セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平2−13457
0号公報に開示されるように5層積層型の容量式加速度
センサが提案されている。
【0003】この種の5層積層構造体は、第3層(中間
層)を可動電極付きの中層部シリコン板とし、その両面
に配置した準中間層たる第2層,第4層を固定電極付き
のガラス板とし、最外層となる第1,第5層を外層部シ
リコン電極板とする。
【0004】また、前記固定電極付きガラス板にスルー
ホールを設けて、このスルーホールに固定電極のリード
電極膜を設けると共に導電性充填材を封入し、このリー
ド電極膜,導電性充填材を介して前記固定電極と前記外
層部シリコン電極板とを電気的に接続している。また、
これらの5層積層要素は互いに陽極接合される方式が提
案されている。リード電極膜は、例えばスルーホールに
金属膜をスパッタあるいは蒸着により形成して成る。
【0005】この5層積層構造型の容量式加速度センサ
は、外層部のシリコン電極板が前記スルーホールを遮蔽
することにより気密性の向上を図ると共に、外層部シリ
コン電極板全体がそのままリード電極の一部として利用
できるので、リード電極への外部導電線に対する接続箇
所の選択範囲を広げる利点を有するが、その製造過程及
びリード電極の接続構造などに次のような改善すべき点
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図16は、従来提案さ
れた5層積層型の容量式加速度センサの一部を示す断面
図で、1は中層となる中層部シリコン板で、可動電極1
Aがビーム1Bを介して支持され、2,3は準中層とな
るガラス板で、ガラス板2,3には、中層部シリコン板
1の両面に対向する固定電極2A,3Aが配設され、そ
の外側に外層部シリコン電極板4(図16では、ガラス
板3の下部に配置される外層部シリコン電極板について
は図示省略してある)が配置してある。
【0007】準中層となる各ガラス板2,3には、スル
ーホール6,7が設けられ、各スルーホール6,7に
は、固定電極2A,3Aに通じるリード電極膜8,9の
一部が延設されると共に、スルーホール6,7には導電
性充填材10が封入され、この導電部材10及びリード
電極膜8,9を介して固定電極と外層部シリコン電極板
とが電気的に接続されている。
【0008】このような構成において、導電材料10
は、焼結などで封入されるために、ひけ等により外層部
シリコン電極板・スルーホール導電材料間に隙間Gが生
じ易く、電気的導通の信頼性が低下する傾向がある。
【0009】また、上記の5層積層構造体を製作する場
合には、各積層要素を陽極接合するが、先ず、上側のガ
ラス板2と外層部シリコン電極板4を、次に下側のガラ
ス板3と外層部シリコン電極板(図16では図示省略)
を、次にこれらの積層されたものと中層部シリコン板2
とを陽極接合し、計三回の陽極接合プロセスを経て容量
式加速度センサを製作する方式が考えられていた。
【0010】しかし、このような接合方式は、接合プロ
セスが多くなり、また、接合時には、中層部シリコンの
可動電極とガラス板側の固定電極とに、陽極接合時の高
電圧印加による静電気力で可動電極が固定電極に溶着す
ることなど問題が起こり得るなどの改善すべき点があっ
た。ここで、電極の溶着とは、可動電極と固定電極とが
静電吸引し合って短絡電流がこれらの電極間に流れるこ
とで、電極間の接触部が溶けで電極同士が接着してしま
う現象をいう。
【0011】本発明は以上の点に鑑みてなされ、その目
的は、この種容量式加速度センサの電気的接続の信頼性
を高め、また、その他に、製造の合理化,製品管理を容
易にする容量式加速度センサ及びその製造方法を提供す
るにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の基本的な課題解
決手段を、実施例で用いる符号を引用して説明する。
【0013】第1の発明は、図1に示すように、可動電
極1Aを有する中層部シリコン板1と、前記可動電極1
Aの両面に対向する固定電極2A,3Aを有して前記中
層部シリコン板1の両面に積層された準中層のガラス板
2,3と、前記ガラス板2,3の外側に積層された外層
部シリコン電極板4,5との5層を備えた積層型の容量
式加速度センサにおいて、前記各ガラス板2,3にスル
ーホール6,7が配設されて、このスルーホール6,7
の孔面には、前記固定電極2A,3Aから導いたリード
電極膜8,9が形成されると共に、このリード電極膜
8,9の末端8′,9′が前記各ガラス板2,3の外側
の面に前記スルーホール6,7から張り出すように延設
され、このリード電極膜張出し部8′,9′が前記外層
部シリコン電極板4,5に接触して、前記固定電極2
A,3Aと前記外層部シリコン電極板4,5とが電気的
に接続して成る。
【0014】第2の発明は、図9(c)に示すように、
可動電極1Aを有する中層部シリコン板1と、前記可動
電極1Aの両面に対向する固定電極2A,3Aを有して
前記中層部シリコン板1の両面に積層されたガラス板
2,3とを備えた容量式加速度センサにおいて、前記各
ガラス板2,3の前記固定電極2A,3Aの配置スペー
スをエッチングにより凹部14となるよう刻設し、この
凹部14により前記可動電極3Aの両面と前記固定電極
2A,3A間に可動電極の加速度応動用の微小間隙を設
定して成る。なお、第2の発明は、5層積層構造体以外
のものでも適用可能である。一方、前記第1発明、以下
に述べる第3発明、第4発明は積層要素を少なくとも前
記中層部シリコン板1、準中層のガラス板2,3、外層
部シリコン電極板4,5の5層を備えることを前提とす
る。
【0015】第3の発明は、第1,第2の発明同様に、
中層部シリコン板1、準中層のガラス板2,3、外層部
シリコン電極板4,5を備えた容量式加速度センサにお
いて、図11に示すように前記外層部シリコン電極板
4,5の面積S1と前記ガラス板2,3の面積S2とを
S1≪S2の関係に設定して、前記ガラス板2,3面上
の一部を前記外層部シリコン電極板4,5の占有スペー
スとし、この占有スペース以外の残りのガラス板面上空
間15及び前記ガラス板2,3を通して前記中層部シリ
コン板1の可動電極1A配置空間を可視化して成る。
【0016】第4の発明は、前記の如き中層部シリコン
板1、準中層部のガラス板2,3、外層部シリコン電極
板4,5の5層の積層構造体を接続する製造プロセにお
いて、図5に示すように前記外層部シリコン電極板4,
5及び中層部シリコン板1を接合電圧Eの(+)側電極
に接続し、且つ前記ガラス板2,3に設けた固定電極2
A,3Aも前記外層部シリコン電極板4,5及びリード
電極膜8,9を介して前記中層部シリコン板1と同電位
とし、一方、前記ガラス板2,3を前記接合電圧Eの
(−)側電極に接続して、これらの5層積層要素を同時
に陽極接合することを特徴とする。
【0017】
【作用】第1の発明によれば、ガラス板2,3のスルー
ホール6,7を通したリード電極膜8,9の末端(電極
膜張出し部8′,9′)が各ガラス板2,3と外層部シ
リコン電極板4,5との間に介在することで、各電極膜
張出し部8′,9′が外層部シリコン電極板4,5に確
実に面接触し、固定電極2A,3Aと外層部シリコン電
極板4,5との電気的接続の信頼性を高める。
【0018】第2の発明によれば、準中層となるガラス
板2,3の可動電極対向面側に凹部14を形成し、この
凹部14に固定電極2A,3Aを形成することで、この
凹部14の深さ分だけ固定電極2A,3Aと可動電極1
A間に可動電極加速度応動用の微小間隙(数μm程度)
が確保される。
【0019】この凹部14は、半導体プロセス等に用い
られるレジスト或いは金や白金の金属材料をマスク材と
して、フッ酸系のエッチング液で行うことができる(凹
部14の深さは数μm程度であるので、ガラスであって
も、この程度ならエッチング加工を行い得る)。従来
は、中層部シリコン板1に可動電極1A及びビーム1B
をエッチング(ホトリソプロセス)により成形した後
に、可動電極・固定電極間の微小間隙を確保するため、
可動電極1Aの両面をその他の中層部シリコン板1′の
枠の部分との間に段差がつくようにエッチング加工して
いたが、この手法は、シリコンのエッチングプロセスが
増え加工が煩雑化するのに対し、本発明では、シリコン
の段差形成のホトリソプロセスを削減できる。
【0020】第3の発明によれば、ガラス板2,3面上
に外層部シリコン電極板4,5以外の余りの空間15を
確保し、この空間15及びガラス板2,3を通して中層
部シリコン板1の可動電極1Aの配置空間を可視化でき
るので、可動電極1Aが固定電極に溶着した場合や可動
電極を支持するビームに損傷が生じている場合の不具合
を外部から容易に視認して、センサ製作後の良否の判定
が容易となる。
【0021】第4の発明によれば、中層部シリコン板
1、準中層のガラス板2,3、外層部シリコン電極板
4,5の5層積層構造体を同時に陽極接合できると共
に、接合時にガラス板2,3に設けた固定電極2A,3
Aを中層部シリコン板1の可動電極1Aと同電位に接続
することで、陽極接合時の静電気力による可動電極の溶
着を防止する。
【0022】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る容量式加速
度センサの縦断面図である。
【0023】図1における容量式加速度センサは、中層
部シリコン板1、その両面に積層された準中層のガラス
板2,3、ガラス板2,3の外側に積層された外層部シ
リコン電極板4,5の5層積層構造体より成る。ここで
は、図面の積層態様にあわせてガラス板2を上ガラス板
と称し、ガラス板3を下ガラス板と称し、外層部シリコ
ン電極板4を上シリコン電極板と称し、外層部シリコン
電極板5を下シリコン電極板と称する。
【0024】中層部シリコン板1は、可動電極1A及び
これを支持するビーム1Bをエッチング加工により一体
成形してある。
【0025】上,下のガラス板2,3はパイレックスガ
ラスにより形成され、可動電極1Aの両面に対向する面
にそれぞれの固定電極2A,3Aが膜状に形成してあ
り、また、スルーホール6,7が穿設されている。8,
9は固定電極2A,3Aから延設されたリード電極膜
で、スルーホール6,7の孔面に導かれ各ガラス板2,
3の外側の面にスルーホール6,7からフランジ状に張
り出すように延設され、このリード電極膜張出し部
8′,9′がそれぞれ上シリコン電極板4・上ガラス板
2間及び下シリコン電極板5・下ガラス板3間に介在す
ることで各シリコン電極板4,5に挾圧状態で面接触
し、固定電極2Aが上シリコン電極板4に、固定電極3
Aが下シリコン電極板5に電気的に接続されている。
【0026】固定電極2A,3A及びリード電極膜8,
9は、スパッタや蒸着により形成してある。
【0027】ここで、中層部シリコン板1、上ガラス板
2、下ガラス板3、上シリコン電極板4及び下シリコン
電極板5は陽極接合技術により5層同時に接合される。
【0028】そして、加速度に対応した電気的信号は可
動電極1Aと固定電極2Aあるいは3A間の静電容量と
して得られ、この電気信号が、固定電極側では、固定電
極2A,リード電極8,上シリコン電極板4或いは固定
電極3A,リード電極9,下シリコン電極板5を介して
外部に取り出される。
【0029】各リード電極膜8,9の張出し部8′,
9′は、電極膜を例えばAuやAlの材料とし上シリコ
ン電極板4,下シリコン電極板5と接合した後、高温で
熱処理してもよく、このようにすればシリコンと金属の
共晶結合でより信頼性を向上した導通が得られる。
【0030】図2の(a)〜(e)に、上記実施例に係
る静電容量式加速度センサの5層積層要素を部品ごとに
分けた断面図を、図3の(a)〜(e)にその平面図を
示す。
【0031】これらの図において、(a)は導電性を有
する上シリコン電極板4、(e)は導電性を有する下シ
リコン電極板5である。
【0032】(b),(d)に示す上ガラス板2,3に
はサンドブラスト法などにより外部に電極を引きだすた
めのスルーホール6,7が加工してある。接合前、上ガ
ラス板2,3にはスッパタや蒸着で固定電極2A,3A
やこれと接続されるようにスルーホール6,7の孔面ま
でリード電極膜8,9を形成する。次に、反対の面側か
らスッパタや蒸着でリード電極膜8,9の末端部8′,
9′をフランジ状に張出し形成する。(c)の中層部シ
リコン板1には異方性エッチング等により可動電極1A
や、可動電極1Aと固定電極2A、3A間の間隙を確保
するための面段差(可動電極1A面を中層部シリコン板
1の枠部1′の面より低くする面段差)加工される。
【0033】図4は、上記実施例における容量式加速度
センサの5層同時陽極接合時の電気的配線の原理を示す
ものである。
【0034】図4において、Eは接合電圧で、接合時に
は中層部シリコン板1、上シリコン電極板4、下シリコ
ン電極板5及び固定電極2A、3Aに接合電圧Eの
(+)側電極が接続され、上ガラス板2と下ガラス板3
とに接合電圧Eの(−)側電極が接続されて、高電圧が
印加される。ここで、固定電極2A、3Aを可動電極1
Aと同電位にするのは、電圧印加時の静電気力によって
可動電極1Aが固定電極2Aあるいは3Aに溶着するの
を防止するためで、我々はこの効果を実験で確認してい
る。
【0035】しかし、図4に示すように固定電極2Aや
3Aが可動電極2と同電位となるように配線するのは困
難である。その対策方法の一例を次に説明する。
【0036】図5は5層同時の陽極接合配線とその結果
である。同電位の対策は、上ガラス板2と下ガラス板3
とに形成したリード電極膜張出し部8′、9′を利用し
て行なう。即ち、5層同時に積層したとき、接合電圧E
の(+)側電極は、上シリコン電極板4,リード電極膜
張出し部8′,リード電極膜8を介して固定電極2Aに
印加され、また下シリコン電極板5,リード電極膜張出
し部9′,リード電極膜9を介して固定電極3Aに印加
される。
【0037】なお、このようにして陽極接合した場合、
図に示すように上シリコン電極板4・上ガラス板2間の
リード電極膜末端部8′9′付近と、下シリコン電極板
5・下ガラス板3間のリード電極膜末端部9′付近に未
接合部が発生するが、リード電極膜張出し部の厚さや大
きさを十分考慮すれば特に問題にはならない。
【0038】本センサは生産性を上げるため1ウエハに
数百個の単位で製作される。それ故、陽極接合は、上記
各積層要素が分割前の多数配列されたウエハ状態で行な
うものである。従って、5層のウエハへの電圧印加手段
に工夫が必要となる。
【0039】図6、図7にウエハ状態で陽極接合する場
合のウエハ形状の一例を示す。
【0040】図6はウエハの大きさを変えた場合で、図
6には図示されていないが、予め上,下のガラス板
2′,3′には多数の固定電極2A,3A、スルーホー
ル6,7、リード電極膜8,9、リード電極膜張出し部
8′,9′が形成してある。
【0041】上シリコン電極板4を得るべき上シリコン
ウエハ4′、中層部シリコン板1を得るべき中層部シリ
コンウエハ1′、下シリコン電極板5を得るべき下シリ
コンウエハ5′の面積よりも、上,下のガラス板2,3
を得るべき上,下のガラスウエハ2′,3′の面積を大
きくしてある。
【0042】このような条件で、上シリコンウエハ4′
の中央に貫通孔40を加工する。次に、上ガラスウエハ
2′には貫通孔40と同じ位置に貫通孔20を、また、
その周辺部数箇所に貫通孔21から24を加工する。
【0043】これらにより、各ウエハへの電圧印加は、
接合電圧Eの+側電圧を上シリコンウエハ4′,下シリ
コンウエハ5′に印加すると共に、上シリコンウエハ
4′の貫通孔40と上ガラスウエハ2′の貫通孔20を
通して中層部シリコン板1′に印加し、一方、上ガラス
ウエハ2′に接合電圧の−側電圧を印加すると共に、上
ガラスウエハ2′の貫通孔21から24を通して下ガラ
ス板3′へ印加することで容易に実現できる。
【0044】図7はウエハの大きさがほゞ同一の場合で
ある。上シリコンウエハ4′の中央に貫通孔40を加工
し、その周辺に貫通孔41から44を加工する。上ガラ
スウエハ2′の中央に貫通孔20を加工する。下シリコ
ンウエハ5′には貫通孔51から54を加工する。
【0045】これらにより、各ウエハへの電圧印加は、
接合電圧Eの+側電圧を上シリコンウエハ4′,下シリ
コンウエハ5′に印加すると共に、中層部シリコン板
1′への電圧印加は、図6同様に貫通孔40,貫通孔2
0を通して行い、また、上,下ガラスウエハ2′、4′
への接合電圧Eの−側電圧を上,下シリコンウエハ
4′,5′に設けた貫通孔41から44及び貫通孔51
から54を通して行なうことで容易に実現できる。
【0046】本実施例によれば、5層積層要素の中層部
シリコン板1、上,下のガラス板2,3、上,下のシリ
コン板4,5とを陽極接合技術で同時に接合し、しか
も、接合に際して上,下のガラス板2,3に設けた固定
電極2A,3Aが中層部シリコン板1及びその可動電極
1Aと同電位となるよう接続したことで、陽極接合時の
静電気力による可動電極1Aと固定電極2A或いは3A
との溶着を防止でき、これより、高信頼性、製造歩留ま
りの向上による低コスト化が図れ、且つ、製造プロセス
も容易となる。
【0047】また、上シリコン電極板4,上ガラス板2
間にリード電極膜張出し部8′を、下シリコン電極板
5,下ガラス板3間にリード電極膜張出し部9′を介在
させて、これらのリード電極膜張出し部8′,9′を機
械的に接触あるいは共晶結合させることにより、それぞ
れの固定電極2A,3Aとシリコン電極板4,5間の導
通を実現し、これより可動電極と固定電極間に発生する
加速度に対応した電気的信号を簡単に外部に取り出すこ
とができる。
【0048】図8に上記5層積層構造体の別の接合プロ
セス例を示す。
【0049】本例は、5層積層型の容量式加速度センサ
を製作する手段として、陽極接合は3回行なう。第1に
図8の(a)に示すように上シリコン電極板4と上ガラ
ス板2を陽極接合し、第2に(b)に示すように下シリ
コン電極板5と下ガラス板3を陽極接合し、そして、第
3に(c)に示すように中層部シリコン板1と前記
(a)、(b)に示す2つの部材を上下に配して接合す
るものである。この実施例においても当然、固定電極2
A、3Aは中層部シリコン板1及び可動電極1Aと同電
位となるように電気的に配線され、固定電極・可動電極
の溶着を防止する。本実施例によれば、部材間の接合強
度を上げることができ、これより、電極間の導通の信頼
性及び製造歩留まりの向上が図れる。
【0050】図9は本発明の第2実施例に係る容量式加
速度センサの説明図で、同図の(a)は上ガラス板2
を、(b)は下ガラス板3を、(c)は全体の断面図を
示し、図中、第1実施例に用いた符号と同一のものは同
一或いは共通する要素を示す(その他の実施例において
も同様である)。
【0051】本実施例は、上,下ガラス板2,3の固定
電極配置スペースを凹部15となるように刻設し、この
凹部15により可動電極1Aの両面と固定電極2A,3
A間に可動電極加速度応動の微小間隙を確保するように
設定した。
【0052】この間隙形成は半導体プロセス等に用いら
れるレジストやあるいは金や白金の金属材料をマスク材
として、フッ酸系のエッチング液で行なうものである。
ここでの製作プロセスは第1図での説明と同様であり省
略する。本実施例によれば上,下のガラス板2,3をエ
ッチング等により加工し間隙を形成するようにしたこと
で、プロセスが容易となり、また、シリコンの段差(従
来のように可動電極1Aの面がシリコン板1の枠1′面
より低くするような段差)におけるホトリソプロセスも
削減でき、これより、シリコンの加工を高精度に且つ、
歩留まりよく製作できる。
【0053】図10は今まで述べた実施例の外観の一例
を示す斜視図で、センサの信号取り出し方法は前述した
通りで省略するが、本例はすべての積層要素の面積を同
等の長方体とすることで、各積層要素の特別な加工が不
要となり、これより、製造プロセスが容易で低コストの
センサが実現できる。
【0054】図11は本発明の第3実施例で、その
(a)は静電容量式加速度センサの平面図、(b)はそ
の斜視図を示す。本実施例は、上,下のシリコン電極板
4,5の面積S1と各ガラス板2,3の面積S2をS1
≪S2の関係に設定して、ガラス板2,3面上の一部が
上,下シリコン電極板4,5の占有スペースとなるよう
にし、この占有スペース以外の残りのガラス板面上空間
15及び上,下ガラス板2,3を通して中層部シリコン
板1の可動電極1A配置空間を可視化して成る。ここで
は、一例として上,下のシリコン電極板4,5をTの字
型にしているが、これに限定されるものではない。
【0055】本実施例によれば、センサ内部を可視化で
きセンサ製作後の良否の判定が容易となり、また、接合
時のガラス板3、4への電圧印加方法が簡単となる。
【0056】図12は、上記各実施例に係る加速度セン
サの実装態様例を示す断面図である。
【0057】図中、100はセラミック等の実装基板、
11aから11cは、上記5層積層体の各シリコン板
1,4,5に設けられた導電性接着部材、12aから1
2cは11aから11cに対応して基板100側に設け
られた導電性接着部材、13aから13cは、上記接着
部材11a〜11c,12a〜12c間に介在する接着
部材で例えばハンダ等である。本例では、図13に示す
ように中層部シリコン板1,上,下のシリコン電極板
4,5のうち、同じ向きとなる一端側面に導電性の接着
部材11a,11b,11cを設け、この接着部材11
a〜11c及びハンダ13a〜13c、12a〜12c
を介して基板100にセンサを倒立可能に設置できるよ
うに設定してある。
【0058】このようにセンサの実装基板への取付方法
をハンダ等による表面実装としたことで、実装プロセス
が簡単に、且つ、配線の引き回しも無くなり実装が小型
化となる。また、センサを倒立可能に設置することで、
車両の進行方向に対する加速度(例えば車両衝突時の加
速度)を検知することができる。
【0059】図14は、図11に示す5層積層型の容量
式加速度センサと同型のものに、図13同様に導電性接
着部材11a〜11cを設けたものである。
【0060】図15は、5層積層要素1〜5の一側面に
中層部シリコン板1の一端上面及び下シリコン電極板5
の一端上面が一部露出するように段差を形成して、この
中層部シリコン板1の露出段差上面及び下シリコン電極
板5の露出段差上面にワイヤボンディング接続用の接着
部材14a,14cを設け、且つ、上シリコン電極板4
の一端上面にワイヤボンディング接続用の接着部材14
bを設けたものである。この構造により容量式加速度セ
ンサの実装基板への電極引出し方法はワイヤ−ボンディ
ングで実現できることから、中部シリコン板の電極取り
出しが容易となる。
【0061】
【発明の効果】第1の発明によれば、容量式加速度セン
サを5層積層構造に構成しても、固定電極2A,3Aと
リード電極の一部となる外層部シリコン電極板4,5と
を、その間にガラス板2,3を介在させた場合でもスル
ーホール6,7を通したリード電極膜8,9及びそのリ
ード電極膜張出し部8′,9′を介して簡潔にして確実
な電気的接続を図りセンサの信頼性を高め、且つ製品の
歩留まり向上を図ることができる。
【0062】第2の発明によれば、固定電極2A,3A
を有する上,下のガラス板2,3側の固定電極スペース
を凹部14として可動電極1A・固定電極2A(3A)
間の微小間隙を確保するので、中層部シリコン板1にお
ける可動電極1Aの両面をその周囲の中層部シリコン枠
部1′の面より低くするといったシリコン段差形成のた
めのホトリソプロセスを削減できるため、これより、シ
リコンの加工を高精度に且つ歩留まりよく製作できる。
【0063】第3の発明によれば、5層積層型の容量式
加速度センサの内部構造を外部から可視化できるので、
センサ内部の損傷,可動電極の溶着等を容易に視認し
て、センサ製作後の良否の判定が容易になるので、製品
管理や故障診断の原因究明に貢献することができる。
【0064】第4の発明によれば、中層部シリコン板
1、上,下のガラス板2,3、上,下のシリコン電極板
4,5を5層同時に陽極接合できると共に、陽極接合時
の可動電極と固定電極との溶着を防止することができ、
製品の歩留まり向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る容量式加速度センサ
を示す断面図
【図2】上記第1実施例の構成要素を部分的に分けた断
面図
【図3】図2の構成要素の平面図
【図4】第1実施例の容量式加速度センサの陽極接合の
結線原理図
【図5】上記図4の陽極接合の原理を応用した5層同時
陽極接合の結線図
【図6】図5の5層同時陽極接合をウエハ状態で行う実
際の5層同時陽極接合を行う場合の各ウエハ形状例を示
す平面図及び断面図
【図7】図5の5層同時陽極接合をウエハ状態で行う実
際の5層同時陽極接合を行う場合の各ウエハ形状の他の
例を示す平面図及び断面図
【図8】上記実施例の容量式加速度センサの他の陽極接
合例を示す説明図
【図9】本発明の第2実施例に係る容量式加速度センサ
の説明図
【図10】上記各実施例における容量式加速度センサの
外観の一例を示す斜視図
【図11】本発明の第3実施例に係る容量式加速度セン
サの平面図及び斜視図
【図12】上記各実施例における容量式加速度センサの
実装態様の一例を示す縦断面図
【図13】図11に用いる容量式加速度センサに実装用
の導電性接着部材を配置した一例を示す斜視図
【図14】上記各実施例の容量式加速度センサの実装用
の導電性接着部材の他の例を示す斜視図
【図15】上記各実施例の容量式加速度センサの実装用
の導電性接着部材の他の例を示す斜視図
【図16】従来の5層積層型の容量式加速度センサの問
題点を指摘した部分断面図
【符号の説明】
1…中層部シリコン板、1A…可動電極、2,3…準中
層ガラス板(上ガラス板、下ガラス板)、4,5…外層
部シリコン電極板(上,下シリコン電極板)、6,7…
スルーホール、8,9…リード電極膜、8′,9′…リ
ード電極膜張出し部、11a〜11c…導電性接着部
材、15…可視用空間、14…凹部(固定電極配置スペ
ース)、100…実装基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋田 智 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 佐藤 一雄 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 鈴木 政善 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 市川 範男 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動電極(1A)を有する中層部シリコ
    ン板(1)と、前記可動電極(1A)の両面に対向する
    固定電極(2A),(3A)を有して前記中層部シリコ
    ン板(1)の両面に積層された準中層のガラス板
    (2),(3)と、前記ガラス板(2),(3)の外側
    に積層された外層部シリコン電極板(4),(5)との
    5層を備えた積層型の容量式加速度センサにおいて、 前記各ガラス板(2),(3)にスルーホール(6),
    (7)が配設されて、このスルーホール(6),(7)
    の孔面には、前記固定電極(2A),(3A)から導い
    たリード電極膜(8),(9)が形成されると共に、こ
    のリード電極膜(8),(9)の末端(8′),
    (9′)が前記各ガラス板(2),(3)の外側の面に
    前記スルーホール(6),(7)から張り出すように延
    設され、このリード電極膜張出し部(8′),(9′)
    が前記外層部シリコン電極板(4),(5)に接触し
    て、前記固定電極(2A),(3A)と前記外層部シリ
    コン電極板(4),(5)とが電気的に接続して成るこ
    とを特徴とする容量式加速度センサ。
  2. 【請求項2】 可動電極(1A)を有する中層部シリコ
    ン板(1)と、前記可動電極(1A)の両面に対向する
    固定電極(2A),(3A)を有して前記中層部シリコ
    ン板(1)の両面に積層されたガラス板(2),(3)
    とを備えた容量式加速度センサにおいて、 前記各ガラス板(2),(3)の前記固定電極(2
    A),(3A)の配置スペースをエッチングにより凹部
    (14)となるよう刻設し、この凹部(14)により前
    記可動電極(3A)の両面と前記固定電極(2A),
    (3A)間に可動電極の加速度応動用の微小間隙を設定
    して成ることを特徴とする容量式加速度センサ。
  3. 【請求項3】 可動電極(1A)を有する中層部シリコ
    ン板(1)と、前記可動電極(1A)の両面に対向する
    固定電極(2A),(3A)を有して前記中層部シリコ
    ン板(1)の両面に積層された準中層のガラス板
    (2),(3)と、前記ガラス板(2),(3)の外側
    に積層された外層部シリコン電極板(4),(5)との
    5層を備え、前記固定電極(2A),(3A)と前記外
    層部シリコン電極板(4),(5)とを前記各ガラス板
    (2),(3)に設けたスルーホール(6),(7)を
    通したリード電極膜(8),(9)を介して接続して成
    る容量式加速度センサにおいて、 前記外層部シリコン電極板(4),(5)の面積S1と
    前記ガラス板(2),(3)の面積S2とをS1≪S2
    の関係に設定して、前記ガラス板(2),(3)面上の
    一部を前記外層部シリコン電極板(4),(5)の占有
    スペースとし、この占有スペース以外の残りのガラス板
    面上空間(15)及び前記ガラス板(2),(3)を通
    して前記中層部シリコン板(1)の可動電極(1A)配
    置空間を可視化して成ることを特徴とする容量式加速度
    センサ。
  4. 【請求項4】 可動電極(1A)を有する中層部シリコ
    ン板(1)と、前記可動電極(1A)の両面に対向する
    固定電極(2A),(3A)を有して前記中層部シリコ
    ン板(1)の両面に積層された準中層のガラス板
    (2),(3)と、前記ガラス板(2),(3)の外側
    に積層された外層部シリコン電極板(4),(5)との
    5層を備え、前記固定電極(2A),(3A)と前記外
    層部シリコン電極板(4),(5)とを前記各ガラス板
    (2),(3)に設けたスルーホール(6),(7)を
    通したリード電極膜(8),(9)を介して接続して成
    る容量式加速度センサにおいて、 請求項1記載のリード電極膜張出し部(8′),
    (9′)と、請求項2記載の前記凹部(30)と、請求
    項3記載の前記外層部シリコン電極板(4),(5)の
    面積S1と前記各ガラス板(2),(3)の面積S2と
    のS1≪S2の関係設定による前記ガラス板面上空間
    (15)とを備えて成ることを特徴とする容量式加速度
    センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項4において、前記リ
    ード電極膜張出し部(8′),(9′)は前記外層部シ
    リコン電極板4,5と共晶結合していることを特徴とす
    る容量式加速度センサ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    において、前記中層部シリコン板(1),外層部シリコ
    ン電極板(4),(5)には、同じ向きとなる一端側面
    に導電性の接着部材(11a),(11b),(11
    c)を設けて、この接着部材を介してセンサ実装基板
    (100)に倒立可能に設定されている容量式加速度セ
    ンサ。
  7. 【請求項7】 可動電極(1A)を有する中層部シリコ
    ン板(1)と、前記可動電極(1A)の両面に対向する
    固定電極(2A),(3A)を有して前記中層部シリコ
    ン板(1)の両面に積層された準中層のガラス板
    (2),(3)と、前記ガラス板(2),(3)の外側
    に積層された外層部シリコン電極板(4),(5)との
    5層を備え、前記固定電極(2A),(3A)と前記外
    層部シリコン電極板(4),(5)とを前記各ガラス板
    (2),(3)に設けたスルーホール(6),(7)を
    通したリード電極膜(8),(9)を介して接続して成
    る容量式加速度センサにおいて、 前記5層の積層構造体の接合は、前記外層部シリコン電
    極板(4),(5)及び中層部シリコン板(1)を接合
    電圧Eの(+)側電極に接続し、且つ前記ガラス板
    (2),(3)に設けた固定電極(2A),(3A)も
    前記外層部シリコン電極板(4),(5)及びリード電
    極膜(8),(9)を介して前記中層部シリコン板
    (1)と同電位とし、一方、前記ガラス板(2),
    (3)を前記接合電圧Eの(−)側電極に接続して、こ
    れらの5層積層要素を同時に陽極接合することを特徴と
    する容量式加速度センサの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記5層積層構造体
    の接合は、前記中層部シリコン板(1),ガラス板
    (2),(3)、外層部シリコン電極板(4),(5)
    を多数配列した分割前のウエハの状態で5層同時に陽極
    接合することを特徴とする容量式加速度センサの製造方
    法。
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