JPH07209327A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH07209327A
JPH07209327A JP6017794A JP1779494A JPH07209327A JP H07209327 A JPH07209327 A JP H07209327A JP 6017794 A JP6017794 A JP 6017794A JP 1779494 A JP1779494 A JP 1779494A JP H07209327 A JPH07209327 A JP H07209327A
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JP
Japan
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sensor
acceleration
fixed
insulating substrate
movable
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JP6017794A
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Yasuhiro Negoro
泰宏 根来
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

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  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加速度センサの一対のセンサ部の加速度検出
方向を異なるようにして、異なる2方向の加速度を検出
する。 【構成】 ガラス基板32の上面にはX方向の加速度を
検出する第1のセンサ部35を形成し、ガラス基板32
の下面にはY方向の加速度を検出する第2のセンサ部3
5´を形成する。これにより、ガラス基板32の大きさ
を大きくすることなしに、2次元加速度センサを構成す
ることができ、占有面積を小さくすることができる。ま
た、複数の金属端子43によって、加速度センサ31を
保持すると共に、検出信号を外部に導出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両等の加速度
を検出するのに好適に用いられる加速度センサに関し、
方向の異なる2方向からの加速度を検出することのでき
る加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両等の加速度や回転方向を検
出するのに用いられる加速度センサは、電極板間の静電
容量を利用して検出するもので、例えば特開平3−94
169号公報および特開昭62−232171号公報等
によって知られている。
【0003】しかし、これらの加速度センサは、固定部
と可動部との対向する電極のなす面積(以下、「有効面
積」という)が小さくその離間寸法が大きいために、検
出感度が小さくなり高精度の加速度検出を行うことがで
きなかった。
【0004】このような欠点を改良するために、第1の
従来技術として特開平4−115165号公報に記載の
加速度センサでは、固定電極と可動電極にくし状電極を
用い、電極間の有効面積を大きくして検出感度を向上さ
せるようにしている。
【0005】ここで、図16および図17に第1の従来
技術による加速度センサを示し、説明する。
【0006】図中、1は加速度センサ、2は加速度セン
サ1の基体をなす絶縁基板としてのガラス基板を示し、
該ガラス基板2上には後述する固定部3,3と可動部5
が形成されている。また、該ガラス基板2上面には長方
形状の凹溝2Aが形成され、該凹溝2A上に位置する可
動部5の質量部8と可動側くし状電極9は矢示A方向
(加速度検出方向)に変位可能となっている。
【0007】3,3は低抵抗なシリコン材料により形成
された一対の固定部を示し、該各固定部3は前記ガラス
基板2の左,右に離間して位置し、それぞれ対向する内
側面には複数(例えば3枚)の薄板状の電極板4A,4
A,…が突出形成され、該各電極板4Aは固定電極とし
ての固定側くし状電極4,4をそれぞれ構成している。
【0008】5は低抵抗なシリコン材料により形成され
た可動部を示し、該可動部5は、前記ガラス基板2の
前,後に離間してガラス基板2に固着された支持部6,
6と、該各支持部6に梁7,7を介して両持支持され、
前記各固定部3の間に配設された質量部8と、該質量部
8から左,右方向にそれぞれ突出形成された複数(例え
ば3枚)の薄板状の電極板9A,9A,…を有する可動
側くし状電極9,9とから構成され、前記各梁7は質量
部8を加速度検出方向となる矢示A方向に変位可能とな
るように薄板状に形成されている。そして、前記各可動
側くし状電極9の各電極板9Aは前記各固定側くし状電
極4の各電極板4Aと微小隙間を介して互いに対向する
ようになっている。
【0009】10,10,…は前記ガラス基板2上に形
成された引出し電極としての電極パターンを示し、該各
電極パターン10は金−白金−クロムにより形成され、
基端側はそれぞれ各固定部3と可動部5の支持部6と接
続され、先端側はガラス基板2の外側に向けて伸長して
いる。
【0010】さらに、11はセラミック等の絶縁物質に
よって形成された基板を示し、該基板11は加速度セン
サ1の土台となる部分で、該基板11上には前記加速度
センサ1のガラス基板2が接着剤によって接合され、さ
らに該基板11上には図示しない信号処理回路等も実装
されている。
【0011】12,12,…は基板11上に形成された
プリントパターンを示し、該各プリントパターン12は
後述する各リード線13を介して各固定部3と可動部5
とを前記信号処理回路に接続するようになっている。
【0012】13,13,…はリード線を示し、該各リ
ード線13はガラス基板2上に形成された電極パターン
10と基板11上に形成されたプリントパターン12と
をワイヤボンディングによってそれぞれ接続するように
なっている。
【0013】このように構成される加速度センサ1は、
外部から矢示A方向の加速度が加わると、質量部8が各
支持部6に対し各梁7を介して変位し、可動側くし状電
極9の各電極板9Aが固定側くし状電極4の各電極板4
Aに対して接近または離間する。このとき、離間寸法の
変位を静電容量の変化を検出信号として基板11上に設
けられた信号処理回路に出力し、該信号処理回路ではこ
の静電容量の変化に基づき前記加速度に応じた信号を出
力する。
【0014】ここで、前記加速度センサ1は、質量部8
に作用する加速度を可動側くし状電極9,固定側くし状
電極4の各電極板9A,4A間での静電容量の変化とし
て検出している。また、前記各電極板9A,4Aはそれ
ぞれ電気的に並列接続されているから、各電極板9A,
4A間の静電容量をそれぞれ加算した値となって全体の
静電容量から加速度を検出でき、検出感度を高め、加速
度の検出精度を向上させることができるようになってい
る。
【0015】また、上述した第1の従来技術による加速
度センサ1は、加速度検出方向は質量部8に加わる矢示
A方向のみとなり、当該加速度センサ1は1次元加速度
センサとして構成されている。このため、2次元方向の
加速度を検出するためには、2個の加速度センサ1を、
その加速度検出方向が直交する方向に向くように別の基
板上に配設し、該各加速度センサ1によって2次元の加
速度を検出するようにしていた。
【0016】さらに、これを具体化したものとして、図
18に示す特開昭62−118260号公報(以下、
「第2の従来技術」という)が知られている。
【0017】図中、21は3次元加速度センサを示し、
該3次元加速度センサ21はシリコンウェハ22に矢示
x方向,矢示y方向,矢示z方向の加速度を検出する3
種類のセンサ23,24,25がそれぞれ形成されてい
る。
【0018】ここで、前記センサ23,24,25はそ
れぞれ直交する矢示x,y,z方向に変位する質量部2
3A,24A,25Aを有し、その基端側にはピエゾ抵
抗による歪測定装置23B,24B,25Bが形成され
ている。なお、矢示z方向の加速度を検出するセンサ2
5は質量部25Aの基端側は厚さ方向が薄くなるように
裏側が削られ、該シリコンウェハ22に対して、該質量
部25Aが上,下方向に変位するようになっている。
【0019】このように第2の従来技術による3次元加
速度センサ21においては、同一平面(シリコンウェハ
22)上に3軸方向のセンサ23,24,25を設ける
ことにより、矢示x,y,z方向の加速度を検出するこ
とができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の従来技術による加速度センサ1においては、前述し
た如く、2次元方向の加速度を検出するためには、複数
個の加速度センサ1が必要となり、当該加速度センサ1
の取付面積(以下、「占有面積」という)が大きくなる
と共に、部品点数が増加してコスト高になるという問題
がある。
【0021】また、第2の従来技術による3次元加速度
センサ21は同一平面(シリコンウェハ22)上に3軸
方向の加速度を検出するセンサ23,24,25を設け
ているため、シリコンウェハ22を大きくしなければな
らず、当該3次元加速度センサ21の占有面積が大きく
なってしまうという問題がある。
【0022】さらに、第2の従来技術による3次元加速
度センサ21において、z軸方向の加速度を検出するセ
ンサ25を形成せずに、2次元加速度センサとした場合
でも、占有面積が大きくなるという問題がある。
【0023】即ち、従来技術における加速度センサ1,
21は、狭い位置への取付を行うことができないという
欠点があった。
【0024】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、小型で、かつ低コストで製造できる加速
度センサを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1による加速度セ
ンサは、絶縁基板と、該絶縁基板の一側面に設けられた
第1のセンサ部と、前記絶縁基板の他側面に設けられた
第2のセンサ部からなり、前記第1のセンサ部は前記絶
縁基板の一側面に固着して設けられたシリコン板をエッ
チング処理することにより互いに分離して形成された第
1の固定部と可動部とからなると共に、前記第2のセン
サ部は前記絶縁基板の他側面に固着して設けられたシリ
コン板をエッチング処理することにより互いに分離して
形成された第2の固定部と可動部からなり、前記第1,
第2の固定部には固定電極を一体に形成し、前記第1,
第2の可動部は、絶縁基板上に固着された支持部と、梁
を介して該支持部と連結され、加速度が作用したときに
該加速度に応じて変位する質量部と、該質量部に前記固
定部に形成された固定電極との間で微小隙間を介して対
向するように設けられ、該質量部の変位によって近接,
離間する可動電極とからそれぞれ一体に形成し、前記第
1のセンサ部による加速度検出方向と第2のセンサ部に
よる加速度検出方向とが異なる方向となるように配設す
る構成としたことにある。
【0026】一方、請求項2による加速度センサは、第
1,第2の絶縁基板と、該第1の絶縁基板の一側面に設
けられた第1のセンサ部と、第2の絶縁基板の一側面に
設けられた第2のセンサ部とからなり、前記第1のセン
サ部は前記第1の絶縁基板の一側面に固着して設けられ
たシリコン板をエッチング処理することにより互いに分
離して形成された第1の固定部と可動部とからなると共
に、前記第2のセンサ部は第2の絶縁基板に固着して設
けられたシリコン板をエッチング処理することにより互
いに分離して形成された第2の固定部と可動部とからな
り、前記第1,第2の固定部には固定電極を一体に形成
し、前記第1,第2の可動部は、絶縁基板上に固着され
た支持部と、梁を介して該支持部と連結され、加速度を
作用したときに該加速度に応じて変位する質量部と、該
質量部に前記固定部に形成された固定電極との間で微小
隙間を介して対向するように設けられ、該質量部の変位
によって近接,離間する可動電極とからそれぞれ一体に
形成し、前記第1のセンサ部による加速度検出方向と第
2のセンサ部による加速度検出方向とが異なる方向とな
るように第1の絶縁基板の他側面と第2の絶縁基板の他
側面とを接合する構成としたことにある。
【0027】また、前記各固定電極をくし状電極として
形成すると共に、可動電極を質量部にくし状電極として
形成することができる。
【0028】さらに、前記絶縁基板には、第1の固定部
と可動部、第2の固定部と可動部をそれぞれ覆うカバー
を形成することが望ましい。
【0029】一方、前記絶縁基板には、複数個の金属端
子を設けることもできる。
【0030】
【作用】請求項1の加速度センサにおいては、絶縁基板
の一側面に形成された第1のセンサ部による第1の固定
部と可動部における加速度検出方向と、前記絶縁基板の
他側面に形成された第2のセンサ部による第2の固定部
と可動部における加速度検出方向が異なっているから、
第1のセンサ部では第1の質量部が梁に抗して変位する
方向の加速度を検出し、第2のセンサ部では第2の質量
部が梁に抗して変位する方向の加速度を検出でき、2次
元加速度センサとして用いられる。
【0031】一方、請求項2の加速度センサにおいて
は、第1の絶縁基板の一側面に形成された第1のセンサ
部による第1の固定部と可動部における加速度検出方向
と、第2の絶縁基板の一側面に形成された第2のセンサ
部による第2の固定部と可動部における加速度検出方向
が異なるように各絶縁基板の他側面を接合しているか
ら、第1のセンサ部では第1の質量部が梁に抗して変位
する方向の加速度を検出し、第2のセンサ部では第2の
質量部が梁に抗して変位する方向の加速度を検出して2
次元加速度センサとして構成でき、各絶縁基板を接合す
るまでの製造工程を共通にすることができる。
【0032】また、前記各固定電極と可動電極をくし状
電極としたから、各電極による有効面積を大きくするこ
とができ、検出感度を高めることができる。
【0033】一方、絶縁基板上に固定部と可動部とを覆
うカバーを設けることにより、第1,第2のセンサ部内
に塵埃等が侵入するのを防止することができる。
【0034】さらに、複数個の金属端子を絶縁基板に設
けることにより、加速度センサを保持することができ
る。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図15に
基づいて説明する。なお、実施例では前述した従来技術
と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略
するものとする。
【0036】まず、図1ないし図3に本発明による第1
の実施例を示す。
【0037】図中、31は本実施例による加速度セン
サ、32は本実施例に適用される絶縁基板としてのガラ
ス基板をそれぞれ示し、該ガラス基板32は従来技術に
よるガラス基板2に代えて用いられるもので、図2に示
すように、上,下面中央には正方形状の凹溝32A,3
2Bが形成されている。
【0038】33,33,…と34,34,…はガラス
基板32の上面と下面に形成された引出し電極としての
電極パターンを示し、該各電極パターン33,34は金
−白金−クロムにより形成されている。そして、該各電
極パターン33においては、その基端側が後述する各第
1の固定部36と可動部38の支持部39とに接続さ
れ、先端側がガラス基板32の外側に向けて伸長し、金
属端子43に接続されている。また、前記各電極パター
ン34においては、その基端側が後述する各第2の固定
部36′と可動部38′の支持部39′と接続され、先
端側がガラス基板32の外側に向けて伸長し、金属端子
43に接続されている。
【0039】35はガラス基板32の上面に設けられた
第1のセンサ部を示し、該第1のセンサ部35は図1に
示すように、一対の固定部36,36および可動部38
から大略構成されている。
【0040】36,36はガラス基板32上に設けられ
た固定部を示し、該固定部36は、従来技術による固定
部3と同様に形成され、それぞれ対向する方向に突設さ
れた薄板状の電極板37A,37A,…(例えば3枚)
を有する固定側くし状電極37が形成されている。
【0041】38はガラス基板32上に設けられた可動
部を示し、該可動部38は支持部39,39と、該各支
持部39に梁40を介して両持支持され、前記各固定部
36の間に配設された矢示X方向に変位する質量部41
と、該質量部41から各固定側くし状電極42に向けて
突出形成された薄板状の電極板42A,42A,…を有
する可動側くし状電極42とから構成されている。
【0042】一方、35′はガラス基板32の下面に設
けられた第2のセンサ部を示し、該第2のセンサ部3
5′は、図2および図3に示すように前記第1のセンサ
部35とほぼ同様に、各固定部36′および可動部3
8′から大略構成されているものの、前記第1のセンサ
部35に対して90°回転した状態に固着されている。
そして、当該第2のセンサ部35′は図3に示すよう
に、矢示Y方向の加速度を検出するようになっている。
なお、第2のセンサ部35′は前述した第1のセンサ部
35と同一であるので、ダッシュ(′)を付し、その説
明を省略するものとする。
【0043】さらに、43,43,…は金属端子を示
し、該各金属端子43は例えば軟鉄を母材として鉛メッ
キ,錫メッキ等を施した金属材料が用いられ、該各金属
端子43は図2に示すように、ガラス基板32の端部に
固着すべく形成されたコ字状の基板保持部43Aと、図
示しない実装基板にハンダ付けによって接続する接地部
43Bとからなる。そして、該各金属端子43は加速度
センサ31を固定する脚部として機能すると共に、電極
パターン33,34と電気的に接続された金属端子43
は外部に検出信号を導出する信号導出部として機能する
ものである。なお、前記各金属端子43の基板保持部4
3Aは、ガラス基板32の上面に形成された電極パター
ン33と、下面に形成された電極パターン34とを接続
しないようになっているが、各電極パターン33,34
のうちアースとなる電極パターン33,34において
は、共通アースとして実装基板上のアースとなるプリン
トパターン(図示せず)に接続してもよい。
【0044】本実施例による加速度センサ31は、以上
の如く構成されるもので、それぞれのセンサ部35,3
5′による矢示X,Y方向の加速度検出動作においては
第1の従来技術による加速度センサ1と殆ど差異はな
い。
【0045】然るに、本実施例による加速度センサ31
においては、ガラス基板32の上面に形成した第1のセ
ンサ部35によって、矢示X方向の加速度を検出し、前
記ガラス基板32の下面に形成した第2のセンサ部3
5′によって、矢示Y方向の加速度を検出するようにし
たから、当該加速度センサ31は2次元加速度センサと
して構成できる。また、ガラス基板32の上,下に加速
度検出方向の異なるセンサ部35,35′を形成してい
るから、第1の従来技術による加速度センサ1の大きさ
ですみ、従来技術のように占有面積を大きくする必要が
なくなる。そして、小さな取付スペースでも当該加速度
センサ31を配設することができる。
【0046】さらに、センサ部35,35′の加速度検
出方向となる矢示X,Y方向以外にガラス基板32の平
面に平行な加速度が加わった場合には、両方のセンサ3
5,35′からの検出信号をベクトル的に処理すること
によって、ガラス基板32に対して平行な加速度を効率
良く検出することができる。
【0047】また、前記固定部36,36′に形成した
固定電極を固定側くし状電極37,37′とし、前記可
動部38,38′の質量部41,41′に形成した可動
電極を可動側くし状電極42,42′としたから、各電
極板37Aと42A,37A′と42A′との有効面積
を大きくすることができ、センサ部35,35′による
検出感度を向上することができる。
【0048】さらに、前記ガラス基板32に設けられた
複数の金属端子43のうち、前記各電極パターン33,
34と接続された金属端子43は、外部に検出信号を出
力するようになっているから、第1の従来技術に述べた
ような外部に検出信号を導出するためのリード線13が
不要となり、振動等によるリード線の揺れによって、検
出信号にノイズが加わるのを防止でき、加速度の検出感
度を向上することができる。
【0049】一方、第1の従来技術による加速度センサ
1に比べて、ガラス基板32を共通としたから、部品点
数を削減でき、コストダウンを図ることができる等、種
々の効果を奏する。
【0050】次に、図4ないし図6は本発明による第2
の実施例を示すもので、本実施例による加速度センサ5
1の特徴は、第1のセンサ部35を覆うカバー52をガ
ラス基板32の一側面に設けると共に、第2のセンサ部
35′を覆うカバー52′をガラス基板32の他側面に
設けたことにある。なお、前述した第1の実施例と同一
の構成要素に同一の符号を付すと共に、ガラス基板32
の下面に形成される部材にダッシュ(′)を付し、その
説明を省略するものとする。
【0051】図中、52はガラス基板32の上面に形成
された有蓋のカバーを示し、該カバー52はガラス基板
32に固着して形成され、前記各固定部36および可動
部38を覆うべく、低抵抗なシリコン材料によって矩形
状に形成された周壁部53と、該周壁部53を施蓋する
ガラス材料により板状に形成された蓋部54とからな
り、該蓋部54の下側面には凹部54Aが形成され、前
記各固定部36および可動部38との間に隙間を形成し
ている。
【0052】ここで、前記カバー52を構成する周壁部
53は、各固定部36と可動部38と共に低抵抗シリコ
ン材料によって一体形成され、蓋部54が施蓋するよう
に接合されるものである。なお、周壁部53の下面側に
は、図5に示すように、窒化膜または酸化膜からなる絶
縁層53Aが形成され、該絶縁層53Aは各電極パター
ン33に対応する位置にそれぞれ成膜され、該各電極パ
ターン33とカバー52の周壁部53とを絶縁するもの
である。
【0053】このように構成される第2の実施例による
加速度センサ51においても、その検出動作は前述した
第1の実施例と同様であり、容易に矢示X,Y方向の加
速度を検出することができる。さらに、本実施例におい
ては、前記ガラス基板32の上面には、第1のセンサ部
35を構成する各固定部35,可動部38を覆うカバー
52を形成し、前記ガラス基板32の下面には、第2の
センサ部35′を構成する各固定部36′,可動部3
8′を覆うカバー52′を形成したから、外部からセン
サ部35,35′内に塵埃等が侵入するのを防止でき、
各電極板37A,37A′,42A,42A′等が損傷
するのを防止し、加速度センサ31の寿命を確実に延ば
すことができる。
【0054】なお、前記第2の実施例では、ガラス基板
32の上,下面に、センサ部35,35′を設けると共
に、該センサ部35,35′を覆うカバー52,52′
を設けたが、第2の実施例による変形例として図7に示
す加速度センサ55のように、センサ全体を樹脂モール
ド部56で覆って、各金属端子43の接地部43Bが露
出するようにしてもよく、この場合には、加速度センサ
31の強度を強め、耐久性の向上を図ることができる。
【0055】次に、図8ないし図10は本発明による第
3の実施例を示すもので、本実施例による加速度センサ
の特徴は、ガラス基板を2枚にして、該各ガラス基板の
一側面にそれぞれセンサ部を形成し、該各センサ部の加
速度検出方向が異なるようにして前記各ガラス基板の他
側面を接合したものである。なお、前述した第1の実施
例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略するものとする。
【0056】図中、61は第3の実施例による加速度セ
ンサ、62,62′は本実施例に適用される第1,第2
の絶縁基板としての第1,第2のガラス基板をそれぞれ
示し、該ガラス基板62,62′は従来技術によるガラ
ス基板2に代えて用いられるもので、図9に示すよう
に、中央には正方形状の凹溝62A,62A′が形成さ
れている。なお、以下の説明においては、第2の絶縁基
板62′に形成される部材にダッシュ(′)を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0057】63,63,…は第1のガラス基板62の
一側面に形成された引出し電極としての電極パターンを
示し、該各電極パターン63は金−白金−クロムにより
形成されている。
【0058】64はガラス基板62の一側面に設けられ
た第1のセンサ部を示し、該第1のセンサ部64は、後
述する第1の固定部65,65および第1の可動部67
から大略構成されている。
【0059】65,65はガラス基板62上に設けられ
た第1の固定部を示し、該各第1の固定部65は、それ
ぞれ対向する方向に突設された薄板状の電極板66A,
66A,…(例えば3枚)を有する固定側くし状電極6
6が形成されている。
【0060】67は第1のガラス基板62上に設けられ
た第1の可動部を示し、該第1の可動部67は支持部6
8と、該支持部68に梁69,69を介して両持支持さ
れ、前記各固定部65の間に配設され、矢示X方向に変
位する質量部70と、該質量部70から各固定側くし状
電極66に向けて突出形成された薄板状の電極板71
A,71A,…を有する可動側くし状電極71とから構
成されている。
【0061】ここで、前記第1のセンサ部64の加速度
検出方向は図8に示すように、矢示X方向となり、第2
のセンサ部64′の加速度検出方向は図10に示すよう
に、矢示Y方向となるように、第1のガラス基板62と
第2のガラス基板62′とは90°回転させた位置でそ
れぞれの他側面が接合されている。
【0062】さらに、72,72,…は金属端子を示
し、該各金属端子72は例えば軟鉄を母材として鉛メッ
キ,錫メッキ等を施した金属材料が用いられ、該各金属
端子72は図9に示すように、ガラス基板62,62′
に端部を固着すべく形成されたコ字状の基板保持部72
Aと、図示しない実装基板にハンダ付けによって接続す
る接地部72Bとからなる。そして、該各金属端子72
は加速度センサ61を固定する脚部として機能すると共
に、電極パターン63または63′と電気的に接続され
た金属端子72は外部に検出信号を導出する信号導出部
として機能するものである。
【0063】なお、前記各金属端子72の基板保持部7
2Aは、第1のガラス基板62の一側面に形成された電
極パターン63と、第2のガラス基板62′の一側面に
形成された電極パターン63′とを接続しないようにな
っているが、各電極パターン63,63′のうちアース
となる電極パターン63,63′においては、共通アー
スとして実装基板上のアースとなるプリントパターン
(図示せず)に接続してもよい。
【0064】本実施例による加速度センサ61は、以上
の如く構成されるもので、第1のセンサ部64では矢示
X方向の加速度の検出動作、および第2のセンサ部6
4′では矢示Y方向の加速度の検出動作においては、第
1の実施例による加速度センサ31と殆ど差異はない。
【0065】然るに、本実施例による加速度センサ61
においては、第1のガラス基板62と第2のガラス基板
62′とを接合するまでのセンサ部64,64′の製造
工程においては、同一工程で製造することができる。さ
らに、センサ部64,64′が良品であるか否かを確認
した上で、ガラス基板62,62′の他側面を接合させ
ることにより、本実施例による加速度センサ61として
形成することができる。これにより、容易に加速度セン
サ61を製造することができると共に、歩留りを向上で
き、製造コストを大幅にダウンすることができる。
【0066】さらに、図11ないし図13は本発明によ
る第4の実施例を示すもので、本実施例による加速度セ
ンサ81の特徴は、第1のガラス基板62上に第1のセ
ンサ部64を覆うカバー82を設け、第2のガラス基板
62′上に第2のセンサ部64′を覆うカバー82′を
設けたことにある。なお、前述した第3の実施例と同一
の構成要素に同一の符号を付すと共に、第2のガラス基
板62′上に形成される部材にダッシュ(′)を付し、
その説明を省略するものとする。
【0067】図中、82は第1のガラス基板32の上面
に形成された有蓋のカバーを示し、該カバー82は、前
記各固定部65と可動部67を覆うべく、低抵抗なシリ
コン材料により矩形状に形成された周壁部83と、該周
壁部83を施蓋するガラス材料により板状に形成された
蓋部84とからなり、該蓋部84の下側面には凹部84
Aが形成され、前記各固定部65と可動部67との間に
隙間を形成している。
【0068】ここで、前記カバー82を構成する周壁部
83は、各固定部65と可動部67と共に低抵抗シリコ
ン材料によって一体形成され、蓋部84が施蓋するよう
に接合されるものである。なお、周壁部83の下面側に
は、図12に示すように、窒化膜または酸化膜からなる
絶縁層83Aが形成され、該絶縁層83Aは各電極パタ
ーン63に対応する位置にそれぞれ成膜され、該各電極
パターン63とカバー82の周壁部83とを絶縁するも
のである。
【0069】このように構成される第4の実施例による
加速度センサ81においても、その検出動作は前述した
第3の実施例と同様であり、容易に矢示X,Y方向の加
速度を検出することができる。さらに、本実施例におい
ては、前記ガラス基板62の上面には、第1のセンサ部
64を構成する各固定部64と可動部67を覆うカバー
82を形成し、前記ガラス基板62の下面には、第2の
センサ部64′を構成する各固定部65′と可動部6
7′を覆うカバー82′を形成したから、外部からセン
サ部64,64′内に塵埃等が侵入するのを防止でき、
各電極板37Aと42A,37A′と42A′間に塵埃
が挟まるのを防止し、該各電極板37A,42A,37
A′,42A′等が損傷するのを防止でき、加速度セン
サ31の寿命を確実に延ばすことができる。
【0070】なお、前記第4の実施例では、ガラス基板
62の上,下面に、センサ部64,64′を設けると共
に、該センサ部64,64′を覆うようにカバー82,
82′を設けるようにしたが、第4の実施例による変形
例として図14に示す加速度センサ85のように、セン
サ全体を樹脂モールド部86で覆って、各金属端子72
の接地部72Bが露出するようにしてもよく、この場合
には、加速度センサ81の強度を強め、耐久性の向上を
図ることができる。
【0071】次に、図15は本発明の第5の実施例を示
すに、本実施例の特徴は、加速度センサのセンサ部にお
ける可動部を片持支持にしたものである。なお、本実施
例においては、前述した第2の実施例と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0072】図中、91は本実施例による加速度センサ
のセンサ部を示し、該センサ部91は、電極パターン9
2,92,…および凹溝93Aが形成されたガラス基板
93上に固着され、該ガラス基板93上に形成された一
対の固定部94,94と、該各固定部94の間に位置
し、前記ガラス基板93上に形成された可動部95とか
ら構成されている。そして、前記可動部95はガラス基
板93に固着された支持部96,該支持部96から梁9
7を介して設けられた質量部98とからなり、前記各固
定部94,質量部98の側面が固定電極94A,可動電
極98Aとなっている。
【0073】99はカバーを示し、該カバー99は各固
定部94と可動部95を覆うようにガラス基板93上に
設けられ、低抵抗なシリコンによって形成された矩形状
の周壁部100と、該周壁部100を施蓋すべく、ガラ
ス材料によって板状に形成された蓋部101とからな
る。
【0074】このように、本実施例のセンサ部91を、
前述した第2の実施例と同様に、ガラス基板93の上,
下面に第1のセンサ部、第2のセンサ部として異なる加
速度検出方向に設定して設けると共に、該ガラス基板9
3の各電極パターン92とそれぞれ接続する金属端子4
3,43,…が設けられている。
【0075】上述した如くに構成される本実施例のセン
サ部91を有する加速度センサにおいても、その検出動
作および作用効果においては変わるところはない。
【0076】なお、前記第5の実施例では、ガラス基板
93にカバー99を設けるものとして述べたが、本発明
はこれに限らず、該カバー99がなくてもよいことは勿
論である。
【0077】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
る加速度センサにおいては、絶縁基板の一側面に形成さ
れた第1のセンサ部による加速度検出方向と、前記絶縁
基板の他側面に形成された第2のセンサ部による加速度
検出方向が異なるように形成したから、第1のセンサ部
は第1の質量部が梁に抗して変位する方向の加速度を検
出し、第2のセンサ部は第2の質量部が梁に抗して変位
する方向の加速度を検出できる。そして、2次元加速度
センサを小さく構成すると共に、小さな取付位置に容易
に取付けることができる。
【0078】また、請求項2の発明による加速度センサ
においては、第1の絶縁基板の一側面に形成された第1
のセンサ部による第1の固定部と可動部における加速度
検出方向と、第2の絶縁基板の一側面に形成された第2
のセンサ部による第2の固定部と可動部における加速度
検出方向が異なるように各絶縁基板の他側面を接合した
から、各センサ部によって異なる方向の加速度を検出で
きる2次元加速度センサを小さく構成できる。さらに、
各絶縁基板を接合するまでの製造工程を共通にすること
ができ、生産性を向上することができる。
【0079】また、前記各固定電極と可動電極をくし状
電極としたから、各電極による有効面積を大きくするこ
とができ、検出感度を向上することができる。
【0080】さらに、絶縁基板上に固定部と可動部とを
覆うカバーを設けることにより、第1,第2のセンサ部
内に塵埃等が侵入するのを防止して、当該加速度センサ
の信頼性を向上させることができる。
【0081】一方、複数個の金属端子を絶縁基板に設け
ることにより、該各金属端子は加速度センサを支持する
脚部として機能すると共に、外部への検出信号を導出す
る信号導出部として機能し、電気的に加速度センサと外
部とを確実に接続し、ノイズの発生を低減することがで
き、加速度の高精度検出を行うことができる。さらに、
加速度センサの実装基板への装着を容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による加速度センサの第
1のセンサ部を示す平面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた縦断面図であ
る。
【図3】第1の実施例による加速度センサの第2のセン
サ部を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施例による加速度センサの第
1のセンサ部をカバーの位置で破断して示す平面図であ
る。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた縦断面図であ
る。
【図6】第2の実施例による加速度センサの第2のセン
サ部をカバーの位置で破断して示す平面図である。
【図7】第2の実施例による変形例を樹脂モールド部を
断面にして示す図5と同様位置からみた縦断面図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例による加速度センサの第
1のセンサ部を示す平面図である。
【図9】図8中の矢示IX−IX方向からみた縦断面図であ
る。
【図10】第3の実施例による加速度センサの第2のセ
ンサ部を示す平面図である。
【図11】本発明の第4の実施例による加速度センサの
第1のセンサ部をカバーの位置で破断して示す平面図で
ある。
【図12】図11中の矢示XII −XII 方向からみた縦断
面図である。
【図13】第4の実施例による加速度センサの第2のセ
ンサ部をカバーの位置で破断して示す平面図である。
【図14】第4の実施例による変形例を樹脂モールド部
を断面にして示す図12と同様位置からみた縦断面図で
ある。
【図15】本発明の第5の実施例による加速度センサの
第1のセンサ部をカバーの位置で破断して示す平面図で
ある。
【図16】第1の従来技術による加速度センサを示す平
面図である。
【図17】図16中の矢示XVII−XVII方向からみた縦断
面図である。
【図18】第2の従来技術による3次元加速度センサを
示す平面図である。
【符号の説明】
31,51,61,81 加速度センサ 32,93 ガラス基板(絶縁基板) 35,64,91 第1のセンサ部 35′,64′,91′ 第2のセンサ部 36,65,94 第1の固定部 36′,65′,94′ 第2の固定部 37,66 固定側くし状電極(固定電極) 38,67,95 第1の可動部 38′,67′,95′ 第2の可動部 39,68,96 支持部 40,69,97 梁 41,70,98 質量部 42,71 可動側くし状電極(可動電極) 52,82,99 カバー 43,72 金属端子 62 第1のガラス基板(第1の絶縁基板) 62′ 第2のガラス基板(第2の絶縁基板) 94A 固定電極 98A 可動電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と、該絶縁基板の一側面に設け
    られた第1のセンサ部と、前記絶縁基板の他側面に設け
    られた第2のセンサ部からなり、前記第1のセンサ部は
    前記絶縁基板の一側面に固着して設けられたシリコン板
    をエッチング処理することにより互いに分離して形成さ
    れた第1の固定部と可動部とからなると共に、前記第2
    のセンサ部は前記絶縁基板の他側面に固着して設けられ
    たシリコン板をエッチング処理することにより互いに分
    離して形成された第2の固定部と可動部からなり、前記
    第1,第2の固定部には固定電極を一体に形成し、前記
    第1,第2の可動部は、絶縁基板上に固着された支持部
    と、梁を介して該支持部と連結され、加速度が作用した
    ときに該加速度に応じて変位する質量部と、該質量部に
    前記固定部に形成された固定電極との間で微小隙間を介
    して対向するように設けられ、該質量部の変位によって
    近接,離間する可動電極とからそれぞれ一体に形成し、
    前記第1のセンサ部による加速度検出方向と第2のセン
    サ部による加速度検出方向とが異なる方向となるように
    配設する構成としてなる加速度センサ。
  2. 【請求項2】 第1,第2の絶縁基板と、該第1の絶縁
    基板の一側面に設けられた第1のセンサ部と、第2の絶
    縁基板の一側面に設けられた第2のセンサ部とからな
    り、前記第1のセンサ部は前記第1の絶縁基板の一側面
    に固着して設けられたシリコン板をエッチング処理する
    ことにより互いに分離して形成された第1の固定部と可
    動部とからなると共に、前記第2のセンサ部は第2の絶
    縁基板に固着して設けられたシリコン板をエッチング処
    理することにより互いに分離して形成された第2の固定
    部と可動部とからなり、前記第1,第2の固定部には固
    定電極を一体に形成し、前記第1,第2の可動部は、絶
    縁基板上に固着された支持部と、梁を介して該支持部と
    連結され、加速度を作用したときに該加速度に応じて変
    位する質量部と、該質量部に前記固定部に形成された固
    定電極との間で微小隙間を介して対向するように設けら
    れ、該質量部の変位によって近接,離間する可動電極と
    からそれぞれ一体に形成し、前記第1のセンサ部による
    加速度検出方向と第2のセンサ部による加速度検出方向
    とが異なる方向となるように第1の絶縁基板の他側面と
    第2の絶縁基板の他側面とを接合する構成としてなる加
    速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記各固定電極をくし状電極として形成
    すると共に、可動電極を質量部にくし状電極として形成
    してなる請求項1または2記載の加速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記絶縁基板には、第1の固定部と可動
    部、第2の固定部と可動部をそれぞれ覆うカバーを形成
    してなる請求項1または2記載の加速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記絶縁基板には、複数個の金属端子を
    設けてなる請求項1または2記載の加速度センサ。
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