JPH07124506A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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Publication number
JPH07124506A
JPH07124506A JP30093393A JP30093393A JPH07124506A JP H07124506 A JPH07124506 A JP H07124506A JP 30093393 A JP30093393 A JP 30093393A JP 30093393 A JP30093393 A JP 30093393A JP H07124506 A JPH07124506 A JP H07124506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
roll
paint
tank
pan
Prior art date
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Pending
Application number
JP30093393A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Matsumura
一郎 松村
Kenji Kawate
賢治 川手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP30093393A priority Critical patent/JPH07124506A/ja
Publication of JPH07124506A publication Critical patent/JPH07124506A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、被塗装材へ塗布する際の塗料の温度
を設定温度に維持でき、したがって塗装不良の発生を防
止できる、塗布装置を提供するものである。 【構成】本発明は、タンクとパンとの間の塗料供給系又
は該パンに取付けられた温度センサと、該温度センサに
接続された制御装置と、該制御装置に接続された温度可
変のロールを有するロールコータとを備え、該温度セン
サで検出された温度に基づいて該制御装置を介し該ロー
ルの温度を制御するようにして成ることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗布装置に関する。例え
ば連続移送される帯状金属板の片面又は両面に塗装する
場合、ロールコータを備える塗布装置が利用される。本
発明はかかる塗布装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロールコータを備える塗布装置と
して、タンクと、該タンクに循環方式の塗料供給系を介
して接続されたパンと、該パンに取付けられたロールコ
ータとを備えて成るものが使用されている。この従来装
置は、タンクで塗料を調合及び希釈し、併せて通常は該
タンクに周設されたジャケットに熱媒体を流してその温
度を制御した後、塗料供給系を介してパンへと供給し、
更にロールコータを介して被塗装材の表面へ塗布すると
いうものである。
【0003】ところが、上記のような従来の塗布装置に
は、塗料を調合及び希釈するタンクにおいてその温度を
制御しており、該塗料を被塗装材へ塗布するロールコー
タではその温度を制御していないため、作業現場の温度
の変化や前後の工程との関係による被塗装材の搬送速度
の変化等によって、被塗装材へ塗布する際の塗料の温度
が設定温度からずれてしまい、その結果、塗装不良を生
じるという欠点がある。
【0004】被塗装材に塗装する場合、該被塗装材の材
質や塗布する塗料の組成等によって該塗料には一定の温
度が設定されており、塗布する際の温度が設定温度から
ずれると、そのずれに応じて塗料の粘度が変化し、ロー
ルコータを形成する各ロール、例えばアプリケーターロ
ールから遠心力によって塗料が飛散したり、或は各ロー
ル間の押圧力やアプリケーターロールと被塗装材との間
の押圧力が同じであっても塗膜の厚さが異なってくるの
である。これらの問題は、塗料として溶剤系のものを用
いる場合よりも、水性系のものを用いる場合の方が大き
い。水性系の塗料は、溶剤系の塗料に比べて泡立ち易
く、また溶剤系の塗料のように溶剤成分によってその性
状を調節することができないからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の塗布装置では、被塗装材へ塗布する
際の塗料の温度が設定温度からずれてしまい、そのため
塗装不良を生じる点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、タン
クとパンとの間の塗料供給系又は該パンに取付けられた
温度センサと、該温度センサに接続された制御装置と、
該制御装置に接続された温度可変のロールを有するロー
ルコータとを備え、該温度センサで検出された温度に基
づいて該制御装置を介し該ロールの温度を制御するよう
にして成ることを特徴とする塗布装置に係る。
【0007】本発明において、塗料を調合及び希釈する
タンクは、従来の塗布装置の場合と同様、その温度を制
御するようになっている。タンクには循環方式の塗料供
給系を介してパンが接続されており、該パンにはロール
コータが取付けられている。ロールコータは、少なくと
もパンから塗料を拾い上げるピックアップロールと該ピ
ックアップロールから塗料を転着して被塗装材へ塗布す
るアプリケーターロールとで構成され、更にはこれらに
加えてピックアップロールで拾い上げた塗料を均一にす
るドクターロールとで構成されている。
【0008】ロールコータを構成する各ロール又は少な
くともいずれか一つのロールは温度可変になっている。
温度可変のロールは、その性質上、表面が金属製のもの
が好ましいが、表面が肉厚の薄いゴム等で被覆されたも
のでもよい。かかるロールの温度は、例えば該ロールを
2重パイプ構造とし、その外側パイプの中空部へ加熱媒
体又は冷却媒体を流すことによって変化させることがで
きる。また例えば、タンクにおける塗料の温度を設定温
度よりもやや低めに制御することにより、温度可変のロ
ールは専らその不足分を補うよう加熱すればよいため、
かかるロールの温度は、該ロールに筒状の電気ヒータを
内装し、該電気ヒータに印加する電圧によって変化させ
ることもできる。
【0009】タンクとパンとを接続する塗料供給系又は
該パンには温度センサが取付けられており、該温度セン
サには制御装置が接続されている。制御装置は演算部と
制御部とで構成され、該演算部では温度センサで検出さ
れた温度と設定温度との間の差に応じてこれを修正する
ための信号を制御部に発する。制御部は、演算部からの
信号に基づいて、前述した温度可変のロールとの関係
で、例えば加熱媒体又は冷却媒体を該ロールに流すため
のポンプの回転数やバルブの開度を制御し、又は該ロー
ルに内装した電気ヒータに印加する電圧を制御する。
【0010】
【作用】塗料を調合及び希釈するタンクにおいてその温
度を制御するだけではなく、塗料を被塗装材へ塗布する
直前のロールコータにおいてもその温度を制御すること
によって、被塗装材へ塗布する際の塗料の温度を設定温
度に維持でき、したがって塗料不良を生じない。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を略示する全体図で
ある。ジャケット11が周設されたタンク12に調合及
び希釈された塗料Aが貯留されている。タンク12には
撹拌羽根13が取付けられており、塗料Aはジャケット
11に熱媒体を流すことによってその温度が制御されて
いる。タンク12には塗料供給系21を介してパン31
が接続されており、塗料供給系21にはポンプ22が介
装されている。塗料Aはタンク12からポンプ22によ
って往路に相当する塗料供給系21を介しパン31へと
移送され、パン31からオーバーフローによって復路に
相当する塗料供給系21を介しタンク12へと返送され
ている。
【0012】パン31にはロールコータ41が取付けら
れている。ロールコータ41はピックアップロール42
とこれに接合するドクターロール43及びアプリケータ
ーロール44とで構成されており、ピックアップロール
42の下端部はパン31の塗料Aに浸漬されていて、ア
プリケーターロール44の下端面は被塗装材Bに当接し
ている。
【0013】往路に相当する塗料供給系21には温度セ
ンサ51が取付けられており、温度センサ51は制御装
置52に接続されている。制御装置52は演算部53と
制御部54とで構成され、制御部54はアプリケーター
ロール44へと接続されている。
【0014】図2は図1と同じ一実施例を略示する部分
拡大図である。アプリケーターロール44はその内部に
ジャケット61が周設された2重パイプ構造になってお
り、その両側からは軸受されたパイプ62,63が取り
出されている。ジャケット61はその両側端部でパイプ
62,63と連通しており、後述する加熱媒体又は冷却
媒体がパイプ62、ジャケット61及びパイプ63の経
路で一過式に流れるようになっている。
【0015】制御部54はタンク71,72、タンク7
1,72に接続されたバルブ73,74及びバルブ7
3,74に接続された共用のポンプ75で構成されてお
り、ポンプ75はパイプ62に接続されている。タンク
71には加熱媒体Cが貯留されており、またタンク72
には冷却媒体Dが貯留されていて、加熱媒体C及び冷却
媒体Dは図示及び説明を省略する公知の手段で、例えば
タンク11に貯留されている塗料Aの温度を制御する手
段で、それらの温度が一定に保たれている。そしてバル
ブ73,74及びポンプ75には演算部53が接続され
ている。
【0016】演算部53では、温度センサ51で検出さ
れた、タンク11からパン31への移送途中の塗料Aの
温度と、予め演算部53へ入力しておいた設定温度との
間の差に応じて、その差を修正するための信号を制御部
54に発する。制御部54では、演算部53からの信号
によって、バルブ73,74の開度が調節され、またポ
ンプ75の回転数が調節される。その結果、所定温度且
つ所定流量の熱媒体がパイプ62、ジャケット61及び
パイプ63の経路で一過式に流れ、アプリケーターロー
ル44の温度が制御される。
【0017】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、被塗装材へ塗布する際の塗料の温度を設定温度
に維持でき、したがって塗装不良の発生を防止できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を略示する全体図。
【図2】図1と同じ一実施例を略示する部分拡大図。
【符号の説明】
11,71,72・・・タンク、12,61・・・ジャ
ケット、21・・・塗料供給系、22,75・・・ポン
プ、41・・・ロールコータ、44・・・アプリケータ
ーロール、51・・・温度センサ、52・・・制御装
置、53・・・演算部、54・・・制御部、A・・・塗
料、B・・・被塗装材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクとパンとの間の塗料供給系又は該
    パンに取付けられた温度センサと、該温度センサに接続
    された制御装置と、該制御装置に接続された温度可変の
    ロールを有するロールコータとを備え、該温度センサで
    検出された温度に基づいて該制御装置を介し該ロールの
    温度を制御するようにして成ることを特徴とする塗布装
    置。
JP30093393A 1993-11-05 1993-11-05 塗布装置 Pending JPH07124506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30093393A JPH07124506A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30093393A JPH07124506A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 塗布装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07124506A true JPH07124506A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17890863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30093393A Pending JPH07124506A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 塗布装置

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JP (1) JPH07124506A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH091021A (ja) * 1995-06-14 1997-01-07 Dainippon Printing Co Ltd 両面塗工装置
JP2004230211A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Casio Comput Co Ltd 溶液噴出装置及び溶液噴出方法
JP2006110481A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Jfe Steel Kk 帯状材料の連続塗装装置
US7732019B2 (en) 2003-01-28 2010-06-08 Casio Computer Co., Ltd. Solution spray apparatus and solution spray method
CN108372077A (zh) * 2018-05-10 2018-08-07 江苏建发科技有限公司 一种带有异味处理的复合板涂胶装置

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