JPH05138098A - ロ−ルコ−タ−の塗料供給装置 - Google Patents

ロ−ルコ−タ−の塗料供給装置

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JPH05138098A
JPH05138098A JP33456391A JP33456391A JPH05138098A JP H05138098 A JPH05138098 A JP H05138098A JP 33456391 A JP33456391 A JP 33456391A JP 33456391 A JP33456391 A JP 33456391A JP H05138098 A JPH05138098 A JP H05138098A
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JP
Japan
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temperature
paint
coating material
heating
coating
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Pending
Application number
JP33456391A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiko Nagahara
光彦 永原
Kunitoshi Kuwabara
国俊 桑原
Kunihiko Niino
邦彦 新納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗料温度を所要範囲内に制御して、安定した
塗装結果がえられる鋼板コイル塗装用のロ−ルコ−タ−
の塗料供給装置を提供する。 【構成】 塗料供給装置の循環系または循環系と供給系
の両方に、塗料の温度検出手段、温度制御装置、塗料を
加熱または冷却する加熱・冷却装置から構成される塗料
温度の制御系を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラ−塗装鋼板等の製
造分野において用いられるロ−ルコ−タ−による塗装技
術に関するものであり、更に詳細には鋼板コイル等の塗
装に用いられるロ−ルコ−タ−への塗料供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼板コイルの塗装においては高速
塗装、表裏同時塗装が可能で、かつ膜厚調節が容易なロ
−ルコ−タ−装置が用いられることが多い。ここで、従
来一般的に用いられている塗料の供給、循環装置を図3
にしたがって説明する。調合タンク1において購入塗料
と溶剤とを攪拌機2で攪拌し、供給ポンプ3で供給配管
4を介して循環タンク7に塗料を送る。循環タンク7に
蓄えられた塗料は循環ポンプ8によって、循環配管10
を介して連続的にコ−タ−パン12に供給され、アプリ
ケ−タ−ロ−ル16およびピックアップロ−ル17から
構成されるロ−ルコ−タ−によって走行している鋼板コ
イル19に塗布されるとともに残りの塗料はオ−バ−フ
ロ−して循環タンク7に戻される。そして通常、調合タ
ンク1から循環タンク7までを塗料供給系、循環タンク
7からコ−タ−パン12を通って循環タンク7に循環す
る系を循環系とよんでいる。
【0003】ところで近年、特にカラ−塗装鋼板の需要
増にともない、塗装色調が多様化(メタリック、ビ−
ズ、マイカ等)するとともに表面の美麗さに対するユ−
ザ−の要求も厳しくなってきたため、従来の塗装方式や
塗装条件の管理方法ではユ−ザ−の要求に対する充分な
対応がとれなくなってきている。このような問題に対す
る対応策として、塗装方式では 3ロ−ル方式のロ−ルコ−タ−の導入 塗装条件の管理方法では 塗料粘度調整装置の導入 塗装室全体あるいはロ−ルコ−タ−周辺の温度調節 自動塗膜厚制御 等が行われ始めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の塗料供
給装置では下記に示すような問題点かあった。 3ロ−ル方式のロ−ルコ−タ−に適用した場合、3ロ
−ル方式では2ロ−ル方式よりもロ−ル間の摩擦による
発熱量が大きいために、塗料温度の上昇が大きく安定し
た塗装が行えない。 2ロ−ル方式、3ロ−ル方式のいずれにおいても初期
塗装時の塗料温度がバラついた場合、塗料粘度、希釈率
のいずれか、または両方がバラつき、目標塗膜厚が得ら
れない。 a)自動塗膜厚制御においても塗料替え後の初期塗装時
は塗料温度のバラつきや塗膜厚のバラつきを生じやす
い。 b)塗料の粘度調整では希釈率を変化させるため、乾燥
膜厚を一定にしにくい。 c)塗装室全体あるいはロ−ルコ−タ−周辺の雰囲気の
温度調節では、ロ−ルコ−タ−間の摩擦による入熱、鋼
板コイルの温度による入熱、抜熱等の外乱の大きさの違
いにより塗料温度は変化する。また、四季の温度変化の
影響を受け塗膜厚の精度が悪い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の諸問題
を解決するためにつぎの手段をとる。 (1)ロ−ルコ−タ−のコ−タ−パン内の塗料温度を測
定する測温体を設ける。 (2)入熱、抜熱に応じてコ−タ−パン内の塗料温度を
所要範囲内に保つための、温調装置およびその制御装置
を塗料循環系に設ける。 なお、供給系から循環系に塗料を供給する際に、コ−タ
−パン内の塗料温度を所要範囲内に保つために、供給系
にも温調装置およびその制御装置を設けることによって
本発明装置の効果はさらに増大する。 (3)塗料替えの後の初期塗装においては、コ−タ−パ
ン内の塗料温度が所要範囲内であることを確認してから
塗装を開始する。 なお、必要に応じて従来技術である自動塗膜厚制御、塗
料粘度調整装置および雰囲気調整を併用してもよい。
【0006】すなわち本発明は 鋼板コイルの塗装に用いられるロ−ルコ−タ−の塗料
供給装置において、1個または2個以上の塗料の温度検
出手段と、塗料の温度検出手段からの検出信号と目標設
定信号とを比較して制御信号を出力する温度制御装置
と、温度制御装置の出力制御信号によって塗料を加熱ま
たは冷却する加熱・冷却装置とを備えたことを特徴とす
るロ−ルコ−タ−の塗料供給装置であり、また 塗料の温度検出手段と、温度制御装置と、塗料を加熱
または冷却する加熱・冷却装置とを、塗料の循環系に備
えたことを特徴とするロ−ルコ−タ−の塗料供給装置で
あり、また 塗料の温度検出手段と、温度制御装置と、塗料を加熱
または冷却する加熱・冷却装置とを、塗料の循環系と塗
料の供給系との両方に備えたことを特徴とするロ−ルコ
−タ−の塗料供給装置である。
【0007】
【作用】本発明の作用および構成を図1および図2によ
って説明する。調合タンク1において購入塗料と溶剤を
攪拌機2で攪拌し、供給ポンプ3で循環タンク7に塗料
を送る。循環タンク7に溜められた塗料はコ−タ−パン
12等の準備が完了した後、循環ポンプ8によってコ−
タ−パン12に送られ、オ−バ−フロ−レベルに達する
と戻り配管14によって循環タンク7に戻る。この鋼板
コイル19に塗料を塗布する前の準備段階においてコ−
タ−パン12、循環配管10、戻り配管14、雰囲気等
の温度による入熱、抜熱、ロ−ル間の摩擦による入熱等
による塗料の温度変化は、コ−タ−パンの塗料測温体1
3によって検出され、その温度信号は制御装置20に入
力される。そして制御装置20はこれにあらかじめ入力
しておいた設定値21、とコ−タ−パンの塗料測温体1
3、循環タンクの塗料測温体6、循環配管の塗料測温体
11、などの複数個の温度検出手段からえた検出値との
偏差にしたがって塗料温度が設定温度になるように循環
系内に設けた加熱・冷却装置9を制御して目標温度に制
御する。
【0008】その後、鋼板コイル19への塗料の塗布を
開始し、鋼板コイル19からの入熱、抜熱、塗料を循環
系から持ち出すことによる抜熱等も含めて上記同様の加
熱または冷却を行い、コ−タ−パン12内の塗料の温度
を所要管理範囲内に制御する。なお、循環タンク7内の
塗料の量が減少し、調合タンク1から塗料を供給する場
合も同様であり、温度範囲の精度、供給量等により、供
給系にも加熱・冷却装置、制御装置、測温体を設けるこ
とによって本発明装置の効果はさらに増大することがで
きる。
【0009】
【実施例】本発明にかかる3ロ−ル式のロ−ルコ−タ−
の塗料供給装置を使用して板厚0.3〜1.6mm、板
巾700〜1400mmの鋼板コイルに20〜60mp
mのスピ−ドで乾燥膜厚10〜25μmの仕上げ塗装を
実施した。使用した装置の構成を図1に示す。すなわ
ち、ロ−ルコ−タ−はアプリケ−タ−ロ−ル16、ピッ
クアップロ−ル17およびミ−タリングロ−ル18から
構成される3ロ−ル式のロ−ルコ−タ−を使用した。塗
装する鋼板コイル19はバッキングロ−ル15に支持さ
れて矢印方向に走行する。塗料供給系の加熱・冷却装置
5の熱交換部には二重管で内側を塗料、外側を温、冷水
が流れる方式のものを使用した。他方、循環系の加熱・
冷却装置9の熱交換部には塗料配管を蛇管にして冷、温
水槽の中へ挿入した方式のものを使用した。また、加熱
・冷却装置の制御は、供給系は塗料供給時の循環タンク
7内の塗料温度を循環タンクの塗料測温体6によって検
出し、制御装置20にあらかじめ入力しておいた設定値
21と検出値との偏差により塗料温度が設定温度になる
ように二重管の外側を流れる温、冷水の温度を制御する
方法とした。他方、循環系はコ−タ−パン12内の塗料
温度をコ−タ−パンの塗料測温体13によって検出し、
制御装置20によって設定温度21になるように塗料の
使用量、コ−タ−パン12への塗料供給量、コ−タ−パ
ン12内の塗料の量からコ−タ−パン12へ供給する塗
料の温度を演算して、循環配管の塗料測温体11によっ
て検出しながら循環配管10の熱交換部を蛇管にして挿
入した冷、温水槽の温、冷水の温度を制御する方法で、
精度のよいものとした。
【0010】本発明にかかる装置の効果を、塗装開始か
ら終了までの塗料温度変化を示すグラフを図4に、ま
た、1年間における初期塗装時の塗料温度変化を示すグ
ラフを図5に示した。ここで●印は実施例の装置による
結果を、また○印は従来法による結果を示す。図4から
明らかなように、3ロ−ル方式のロ−ルコ−タ−による
塗料供給装置において、従来法では120min後には
約18℃にも達していた塗料温度の上昇が、本発明にか
かる塗料供給装置では殆どなくなったので、安定した塗
装がおこなえるようになった。また、図5から明らかな
ように、初期塗装時の塗料温度は従来法では年間約15
℃の差があったのに対して、本発明にかかる塗料供給装
置では4℃以下となり、温度変化に起因する塗膜厚不良
が皆無となった。
【0011】
【発明の効果】以上に示したように、本発明にかかるロ
−ルコ−タ−の塗料供給装置によると、塗料の調温機能
をもたせ、コ−タ−パン内の塗料温度を塗装の開始から
終了まで所要範囲内に保つようにすることができた。し
たがって 3ロ−ル方式のロ−ルコ−タ−で安定した塗装がおこ
なえるようになる。 塗料変更後の初期塗装時の塗膜厚不良が皆無となる。 等の著しい効果がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で使用した塗料供給装置の概略構成図で
ある。
【図2】他の実施例を示す塗料供給装置の概略構成図で
ある。
【図3】従来の塗料供給装置の概略構成図である。
【図4】実施例および従来法における塗料温度の経時変
化を示すグラフである。
【図5】実施例および従来法における年間の初期塗装時
の塗料温度の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 調合タンク 2 攪拌機 3 供給ポンプ 4 供給配管 5 供給系の加熱・冷却装置 6 循環タンクの塗料測温体 7 循環タンク 8 循環ポンプ 9 循環系の加熱・冷却装置 10 循環配管 11 循環配管の塗料測温体 12 コ−タ−パン 13 コ−タ−パンの塗料測温体 14 戻り配管 15 バッキングロ−ル 16 アプリケ−タ−ロ−ル 17 ピックアップロ−ル 18 ミ−タリングロ−ル 19 鋼板コイル 20 制御装置 21 設定値

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板コイルの塗装に用いられるロ−ルコ
    −タ−の塗料供給装置において、1個または2個以上の
    塗料の温度検出手段と、塗料の温度検出手段からの温度
    検出信号と目標温度設定信号とを比較して制御信号を出
    力する温度制御装置と、温度制御装置の出力制御信号に
    よって塗料を加熱または冷却する加熱・冷却装置とを備
    えたことを特徴とするロ−ルコ−タ−の塗料供給装置。
  2. 【請求項2】 塗料の温度検出手段と、温度制御装置
    と、塗料を加熱または冷却する加熱・冷却装置とを、塗
    料の循環系に備えたことを特徴とする請求項1記載のロ
    −ルコ−タ−の塗料供給装置。
  3. 【請求項3】 塗料の温度検出手段と、温度制御装置
    と、塗料を加熱または冷却する加熱・冷却装置とを、塗
    料の循環系と塗料の供給系との両方に備えたことを特徴
    とする請求項1記載のロ−ルコ−タ−の塗料供給装置。
JP33456391A 1991-11-25 1991-11-25 ロ−ルコ−タ−の塗料供給装置 Pending JPH05138098A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995029768A1 (fr) * 1994-04-28 1995-11-09 Taiyo Steel Co., Ltd. Procede de peinture en continu
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JP2020082033A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 株式会社リコー 塗布装置、及び、画像形成システム

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