JPH07121011A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07121011A
JPH07121011A JP5287361A JP28736193A JPH07121011A JP H07121011 A JPH07121011 A JP H07121011A JP 5287361 A JP5287361 A JP 5287361A JP 28736193 A JP28736193 A JP 28736193A JP H07121011 A JPH07121011 A JP H07121011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging member
image forming
charging
process cartridge
forming apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP5287361A
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English (en)
Inventor
Hideji Kawaguchi
秀司 河口
Atsushi Kubota
篤 久保田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH07121011A publication Critical patent/JPH07121011A/ja
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プロセスカートリッジの搬送時に、感光ドラム
と、これに接触配置した帯電部材とが強く接触して損傷
することを防止する。 【構成】プロセスカートリッジのカートリッジ容器1に
穿設したガイド部11によって、感光ドラム2に対し帯
電部材5を接離自在に支持する。さらに引っ張りばね5
6によって上方に付勢し、感光ドラム2から離間した退
避位置に保持した状態で搬送する。画像形成装置の上カ
バー102に圧縮ばね66によって下方に付勢された押
圧部材61を配置する。カートリッジ容器1を画像形成
装置本体に装着後、上カバー102を閉鎖すると、押圧
部材61がガイド部11に進入し、帯電部材5を下方に
押圧して感光ドラム2に接触する帯電位置まで押し下げ
る。このとき、帯電部材5は、スペーサ52が感光ドラ
ム2表面に接触し、帯電板51が感光ドラム2表面から
所定の距離に精度よく保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体に当接または
近接させた帯電部材によって、像担持体を帯電させる画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14に、画像形成装置本体に対して着
脱自在に装着する、従来のプロセスカートリッジの縦断
面を図示する。以下、簡単に説明する。
【0003】このプロセスカートリッジCは、カートリ
ッジ容器1に、感光ドラム(像担持体)2、現像装置
3、クリーニング装置4、帯電部材5を一体的に組み込
んで形成されている。感光ドラム2は、カートリッジ容
器1によって回転自在に支持されている。同図中、感光
ドラム2の右側に配置された現像装置3は、トナーを収
納するトナー容器31、現像ローラ32、規制ブレード
33等を有し、また感光ドラム2の左側に配置されたク
リーニング装置は、クリーニング容器41、クリーニン
グブレード42等を有する。
【0004】さらに、帯電部材5は、感光ドラム2の斜
め左上方に配置されている。帯電部材5は、感光ドラム
2表面形状に倣って湾曲した板状の帯電板51と、該帯
電板51の感光ドラム2表面に対向する面に突設された
スペーサ52と、反対の面に突設された柄部53とを有
する。この柄部53は、カートリッジ容器1に形成され
たガイド部11によって、感光ドラム2に対して移動自
在に支持されている。さらに、ガイド部11の底部と柄
部53との間には圧縮ばね55が介装されており、帯電
部材5全体が感光ドラム2に向けて付勢されている。こ
の付勢により、上述のスペーサ52が感光ドラム2表面
に当接し、これにより、感光ドラム2表面に対する帯電
板51の位置が精度よく保持されるようになっている。
【0005】上述の帯電部材5は、例えば、金属、導電
性プラスチック、導電性ゴム等によって形成されてお
り、この帯電部材5に不図示の電源を介してバイアス電
圧を印加するとともに、感光ドラム2を矢印R2方向に
回転駆動することにより感光ドラム2表面を一様に帯電
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術によると、帯電部材5が感光ドラム2表面
に、プロセスカートリッジCの搬送時を含み、常時当接
されているために、次のような問題があった。 画像形成装置の使用に伴い、感光ドラム2と帯電部
材5との間に、塵、紙粉、トナー等の異物が溜り、この
部分の帯電電位が低下して、画像不良を招くことになる
が、異物の除去が簡単に行えない。 プロセスカートリッジCでの搬送時の衝撃により、
相互に近接している感光ドラム2と帯電部材5とが強く
接触し、傷ついたり変形したりするおそれがある。
【0007】そこで、本発明は、上述の問題を解決する
ようにした画像形成装置を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、帯電対象となる像担持体
と、該像担持体に当接または近接して該像担持体を帯電
する着脱可能な帯電部材とを備えた画像形成装置におい
て、前記帯電部材を、前記像担持体から離間させた退避
位置と前記像担持体に当接または近接させた帯電位置と
の間で移動自在に支持する支持部と、前記帯電部材を前
記退避位置に保持する保持部材と、前記退避位置にある
前記帯電部材に係合して該帯電部材を前記帯電位置に移
動させる接離機構とを有することを特徴とする。
【0009】この場合、前記接離機構が、画像形成装置
本体に対して前記帯電部材を装着するのに必要な操作に
連動して作動するようにするとよい。
【0010】また、少なくとも前記像担持体と帯電部材
とを一体化してプロセスカートリッジを形成し、該プロ
セスカートリッジを前記画像形成装置本体に対して着脱
自在に装着することもできる。
【0011】この場合、前記接離機構を前記画像形成装
置本体側に有するようにすることができるし、または前
記接離機構を前記プロセスカートリッジ側に有するよう
にすることもできる。
【0012】
【作用】以上構成に基づき、例えば搬送時には、帯電部
材を退避位置に配置して、像担持体から離間させておく
ことによって、衝撃が加わった場合でも、像担持体と帯
電部材とが強く当って損傷したりすることがない。ま
た、長期使用に伴い、像担持体と帯電部材との間に塵、
トナー等の異物が溜った場合でも、帯電部材を退避位置
に保持することにより、これら異物を簡単に除去するこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1、図2に、本発明に係る画像形成装置
の一例としてレーザビームプリンタ(以下「LBP」と
いう。)の概略を示す。なお、図1は、上カバーを開放
してプロセスカートリッジCをLBP本体に装着する状
態を示し、また図2は、プロセスカートリッジCの装着
を終えて、上カバーを閉鎖した状態、すなわちプリント
可能な状態を示す。ただし、プロセスカートリッジCに
ついては、図1では側面図を、また図2では縦断面をそ
れぞれ図示しており、さらにこれらの拡大縦断面図がそ
れぞれ図3、図4である。
【0014】まず、図3、図4を参照してプロセスカー
トリッジCの構成を詳述する。なお、図3と図4とは、
帯電部材5の位置が異なるだけである。プロセスカート
リッジCは、カートリッジ容器1に、像担持体としての
感光ドラム2、現像装置3、クリーニング装置4、そし
て帯電部材5を一体的に組み込んでカートリッジ化して
いる。
【0015】感光ドラム2は、円筒状に形成されるとと
もに、カートリッジ容器1によって回転自在に支持さ
れ、画像形成装置本体に装着したときに本体側の駆動装
置(不図示)に接続され、矢印R2方向に回転駆動され
るように構成されている。カートリッジ容器1の、感光
ドラム2の直上に位置する部分には、露光用レーザ光が
通過するための窓12が穿設されている。
【0016】現像装置3は、図3中における感光ドラム
2の右側に配置されている。現像装置3は、現像剤とし
てのトナーを収納するトナー容器31、該トナー容器3
1から開口部35を介して供給されたトナーを担持して
感光ドラム2に対向する現像位置に搬送する現像ローラ
32、該現像ローラ32上のトナーの層厚を規制する規
制ブレード33等を有している。
【0017】クリーニング装置4は、感光ドラム2表面
に当接して、感光ドラム2表面に付着している転写残ト
ナー(残留トナー)を掻き落とすクリーニングブレード
42、掻き落とされたトナーを捕集するスクイシート4
3、捕集した廃トナーを回収するクリーニング容器41
等を備えている。
【0018】帯電部材5は、カートリッジ容器1を斜め
に貫通するガイド部11によって感光ドラム2に対して
接離自在に支持され、感光ドラム2表面から離間する退
避位置(図3参照)と、感光ドラム2表面に近接する帯
電位置(図4参照)をとるように構成されている。帯電
部材5は、引っ張りばね(保持部材)56によって、退
避位置に保持される。なお、帯電部材5の動作について
は、後に詳述する。
【0019】つづいて、図1、図2を参照して、上述の
プロセスカートリッジCの装着先となるLBP100の
構成及び動作を簡単に説明する。LBP100は、LB
P本体101と、該本体101によって開閉自在に支持
された上カバー102を有する。上カバー102は、L
BP本体101の中央近傍に回動中心103を有し、L
BP本体101上面のほぼ半分を大きく開口し、内部を
露出した状態で静止する開放位置(図1参照)と、開口
部を覆う閉鎖位置(図2参照)をとる。上カバー102
の基端側には、該上カバー102の閉鎖時に、前述のプ
ロセスカートリッジCの帯電部材5に係合して、該帯電
部材5を帯電位置に配置する接離機構60が配設されて
いる。なお、接離機構60については、後に説明する。
【0020】図1に示すようにプロセスカートリッジC
を画像形成装置本体1に装着し、上カバー102を閉鎖
すると、接離機構60によって、帯電部材5が帯電位置
に配置され、スタンバイ状態となる。
【0021】図示しない制御回路からプリント信号が出
ると、画像形成装置本体1の下部に装着されている給紙
カセット105内の転写材Pは、給紙ローラ106の回
転によって給紙され、最上位の1枚が分離爪107によ
って分離されて送り出される。送り出された転写材P
は、搬送ローラ109により紙ガイド110、下ガイド
111に案内され、さらにカートリッジ容器1の下面1
12、転写ガイド113に案内されながら感光ドラム2
と転写ローラ115との間に送られる。その間に不図示
の位置センサにより転写材Pの位置を検出すると所定の
タイミングで露光装置116より発せられたレーザ光L
が反射ミラー117で反射され、あらかじめ所定のバイ
アス電圧を印加された帯電部材5により帯電された感光
ドラム2上へ入射し、表面に潜像を形成する。カートリ
ッジ容器1内の感光ドラム2は、画像形成装置本体10
1内の駆動部(不図示)から動力が伝達されて回転して
おり、その動力は現像装置3へと伝えられる。現像装置
3の現像ローラ32によって、感光ドラム2上の潜像に
トナーが付着され、トナー像として現像される。このト
ナー像は、感光ドラム2の回転によって転写部へと導か
れ、転写ローラ119によって、転写材Pに転写され
る。感光ドラム2と転写ローラ119とのニップ部を通
過した転写材Pは転写ローラ119側の面に溜った電荷
が除電針120により除電され、表面に未定着のトナー
像を担持した状態で紙ガイド121を通って定着器12
2へと送られて、トナー像が定着される。トナー像定着
後の転写材Pは、フラッパ123により、矢印K1方向
に搬送され、排紙ローラ125によって、画像形成装置
本体上面の排紙トレイ126上に、画像面を下方に向け
た状態で排出される。なお、画像面を上方に向けた状態
で転写材Pを排出したい場合には、フラッパ123を切
り換えて、転写材Pの進路を矢印K2方向にすればよ
い。一方、トナー像転写後の感光ドラム2は、クリーニ
ング装置4のクリーニングブレード42によって表面の
残留トナーが除去されて、次の画像形成に供される。
【0022】つづいて、帯電部材5及び接離機構60に
ついて詳述する。これら帯電部材5及び接離機構60
は、プロセスカートリッジCが、図1に示すように画像
形成装置本体101の外部にある場合、及び画像形成装
置本体101に装着されてはいるが、上カバー102が
閉鎖されていない場合は、図5に示すように配置され
る。ただし図5は、便宜上、帯電部材5に対して接離機
構60を接近させた状態を図示している。
【0023】帯電部材5は、板状の帯電板51とスペー
サ52と柄部53とによって構成されている。帯電板5
1は、感光ドラム2の軸方向に長く形成されるととも
に、感光ドラム2の回転方向(矢印R2方向)に沿って
円弧状に湾曲している。帯電板51の、感光ドラム2に
対向する正面51a側には、感光ドラム2の回転方向に
ついての上流側と下流側とに、スペーサ52が突設され
ている。スペーサ52は表面がなだらかな曲面に形成さ
れており、感光ドラム2表面に当接されたときに、感光
ドラム2表面と帯電板51とが所定の間隙を保持する。
帯電板51の背面51b側には、感光ドラム2の回転方
向ほぼ中央に柄部53が取り付けられている。柄部53
は、上述のプロセスカートリッジCのカートリッジ容器
1をほぼ上下方向に貫通するガイド部11によって、移
動自在に支持されている。帯電板51の背面51b側に
は、さらにピン51cが突設されている。このピン51
cと、カートリッジ容器1側に突設されたピン11aと
の間には、引っ張りばね56が張設されている。帯電部
材5全体は、この引っ張りばね56によって感光ドラム
2表面から離間する方向(同図中では上方向)に付勢さ
れており、帯電板51の背面51bを、カートリッジ容
器1のストッパ面11bに当接させた退避位置に保持さ
れる。このように、帯電部材5を退避位置に保持した状
態で、プロセスカートリッジCの搬送を行うことによ
り、例えばプロセスカートリッジCに衝撃が加わった場
合でも、感光ドラム2表面と帯電部材5とが強く衝突し
て、これらの部材が損傷したりするのをよく防止する。
【0024】上述の帯電部材5を感光ドラム2表面に当
接させる接離機構60は、棒状の押圧部材61を備えて
いる。押圧部材61は、中間に鍔部62を有し、先端部
63には、面取りがなされている。押圧部材61は、上
カバー102に設けられたガイド部102aによってそ
の先端部63が出入り自在に支持されている。押圧部材
61の基端部65とガイド部102aの底部102bと
の間には、圧縮ばね66が介装されており、この圧縮ば
ね66によって、押圧部材61全体は、その先端側に向
けて付勢されている。そして、ガイド部102の入口に
形成されたストッパ102cに鍔部62を当接させた状
態で停止している。
【0025】いま、図1に示すように、上カバー102
を開放し、プロセスカートリッジCを画像形成装置本体
101に装着した後、上カバー102を図2に示すよう
に閉鎖する。すると、図6に図示するように、上カバー
102側の押圧部材61の先端部63が、プロセスカー
トリッジC側のガイド部11内に進入し、帯電部材5の
柄部53に係合(当接)し、帯電部材5全体を感光ドラ
ム2に向けて移動させる。このとき圧縮ばね66の弾性
力を十分大きく、すなわち引っ張りばね56の弾性力、
柄部53の摩擦抵抗などの反力の総和よりも大きく設定
することにより、帯電部材5を、そのスペーサ52を感
光ドラム2表面に当接させる帯電位置に移動させること
ができる。さらに、このとき押圧部材61の鍔部62が
ストッパ102から離れるようにすることにより、押圧
部材61は圧縮ばね66を介して、帯電部材5を適度な
押圧力で感光ドラム2表面に押しつけることができる。
これにより、帯電部材5の帯電板51は、感光ドラム2
表面に対し、スペーサ52によって決まる適度な間隙
(本実施例では、0〜1mm)を介して保持される。
【0026】すなわち、接離機構60は、画像形成装置
本体101に対して、帯電部材5を有するプロセスカー
トリッジCを装着するのに必要な操作、つまり上カバー
102の閉鎖動作に連動して作動し、退避位置にあった
帯電部材5を自動的に帯電位置に移動させることができ
る。反対に、プロセスカートリッジCを画像形成装置本
体101から取り出すべく上カバー102を開放する
と、この開放動作に連動して、帯電部材5は、自動的に
感光ドラム2から離間した退避位置をとる。 〈実施例2〉実施例1では帯電部材5を押圧する接離機
構60が本体側の上カバー102側にあり、押圧動作が
上カバー102の開閉動作に連動する実施例であるが、
本発明は、これに限定するものではなく、接離機構60
は、上カバー102以外の、例えば画像形成装置本体1
01側にあってもよく、またプロセスカートリッジC側
にあってもよい。また、接離機構60による帯電部材5
の押圧が、上カバー102の開閉動作以外の動作のみに
連動してもよく、また開閉動作とそれ以外の動作との双
方の動作に連動するようにしてもよい。
【0027】実施例2として接離機構60がプロセスカ
ートリッジC側にあり、帯電部材5の押圧動作がプロセ
スカートリッジCの、画像形成装置本体101に対する
着脱動作にのみ連動する場合を説明する。なお、実施例
2を図示する図7〜図11において、前述の実施例1
(図1〜図6)と同様の構成、作用の部材等については
同様の符号を付し、その説明は省略するものとする。
【0028】図9、図10に帯電部材5及び接離機構6
0の拡大断面図を示す。なお、図9、図10は、帯電部
材5がそれぞれ退避位置、及び帯電位置に配置された状
態を図示している。帯電部材5は、実施例1の場合と同
様に、カートリッジ容器1のガイド部11によって、感
光ドラム2に対し接離自在に支持されるとともに、引っ
張りばね56によって、感光ドラム2から離間した退避
位置に保持されている。上述のガイド部11には、さら
に押圧部材61のためのガイド部11bが連結されてい
る。押圧部材61は、このガイド部11bによって、同
図中、昇降自在に支持されている。そして、この押圧部
材61の先端部63と帯電部材5の柄部53との間に
は、圧縮ばね66が介装されている。この状態で押圧部
材61の基端部65は、カートリッジ容器1の上面から
上方に突出している。
【0029】このように押圧部材61の基端部65を突
出させた状態で、プロセスカートリッジCを、図7に示
すように、上カバー102を開放した後、画像形成装置
本体101に装着する。すると、この装着動作によっ
て、押圧部材61は、画像形成装置本体101側に固定
配置されているカム101aに係合して押し下げられ、
これにより、図8に示すように、帯電部材5が帯電位置
に配置される。これを図11を参照しながら詳述する
と、上カバー102側のカム102aの係合によって、
押圧部材61が押し下げられ、さらに圧縮ばね66が引
っ張りばね56や摩擦力に打ち勝って、帯電部材5を下
方に付勢する。これにより、帯電部材5は、スペーサ5
2が感光ドラム2表面に当接する帯電位置に配置される
ことになる。なお、プロセスカートリッジCを画像形成
装置本体101から取り出したときには、押圧部材61
とカム102aとの係合が解除されるので、帯電部材5
は、引っ張りばね56の作用によって、退避位置に配置
される。 〈実施例3〉実施例3として、プロセスカートリッジC
側のみで、帯電部材5を退避位置に配置したり、帯電位
置に配置したりすることができる例を説明する。なお、
図12(a)は、帯電部材5を退避位置に配置した状態
を示し、同図(b)はそのときの力のかかり具合を示
す。また、図13(a)は、帯電部材5を帯電位置に配
置した状態を示し、同図(b)はそのときの力のかかり
具合を示す。
【0030】本実施例では、レバー67と引っ張りばね
69とを主要部材として、接離機構60を構成してい
る。レバー67は、く字型に形成され、基端側をカート
リッジ容器1の固定軸1aによって回転自在に支持され
るとともに、屈曲部に突設された係止部67aによっ
て、帯電部材5を揺動自在に支持している。さらに、こ
の係止部67aと、カートリッジ容器1側に突設された
係止部1bとの間に引っ張りばね69を張設している。
このとき、レバー67の回動中心となる上述の固定軸1
aが、レバー67側の係止部67aと、カートリッジ容
器1側の係止部1bとを結んだ直線よりも下方に(感光
ドラム2側)に位置するように配置する。これにより、
同図(b)に示すように、引っ張りばね69による張力
Fは、レバー67の回転に寄与しない、つまり固定軸1
aに向かう力f2 と、固定軸1aの回りにレバー67を
回転させようとする力f1 とに分解され、レバー67
は、この力f1 によって同図(a)中、反時計回りに付
勢され、カートリッジ容器1の突き当て部1cに当接し
て安定する。このとき、帯電部材5は、感光ドラム2表
面から離間した退避位置をとる。
【0031】一方、レバー67を時計回りに回転させる
と、図13(a)に示すように、帯電部材5を帯電位置
に位置させた状態で安定して保持することができる。す
なわち、図12(a)の状態からレバー67を図中矢印
の向きに回転させると、力f1 が0に近づいていき、係
止部1bと係止部67aの中心が一直線上に並んだとこ
ろでf1 =0(f2 =F)となり、それを超えてさらに
回転させると力f1 は今度は、図13(b)に図示する
ように、レバー67を時計回りに回転させる向きの力と
なり、それ以上は外力を加えなくてもレバー67を感光
ドラム2に向けて付勢する。このとき、レバー67によ
り帯電部材5は、スペーサ52を感光ドラム2表面に接
触させた状態で、感光ドラム2表面に安定的に押圧接触
することができる。
【0032】上述のように、本実施例における引っ張り
ばね69は、図12(a)の状態においては、実施例
1、2の引っ張りばね56と同様の作用をなし、帯電部
材5を退避位置に安定的に保持する。一方、引っ張りば
ね69は、図13(a)の状態においては、実施例1、
2の圧縮ばね66と同様の作用をなし、帯電部材5を帯
電位置に安定的に保持する。つまり、引っ張りばね69
は、図12のような構成をとることによって、一本のば
ねで、帯電部材5を安定的に、退避位置及び帯電位置に
保持することが可能である。
【0033】なお、上述の実施例3においては、レバー
67の操作は、人手によって行うことができるし、また
実施例2のように、例えば画像形成装置本体101側に
設けたカムによって行うようにしてもよい。
【0034】上述のすべての実施例において、帯電部材
5へのバイアス電圧の印加については、押圧部材61、
圧縮ばね65、レバー67等を金属及び導電性の材料で
構成することが考えられる。こうすれば給電のためだけ
に特別な部材を追加装着する必要がなくなるので、帯電
装置全体の小型化を推進することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
像担持体に接触または近接して該像担持体を帯電する帯
電部材を、該像担持体に対して接離自在に支持すること
により、例えば像担持体と帯電部材とを一体的に形成し
たプロセスカートリッジを搬送する場合に、像担持体と
帯電部材とを離間せることにより、搬送中に両者が強く
接触して損傷することをよく防止することができる。ま
た、長期使用に伴って、像担持体と帯電部材との間に、
紙粉、トナー等の異物が溜った場合には、帯電部材を像
担持体から離間させてこれら異物を簡単に除去すること
ができるので、異物が溜ることに起因する帯電不良、ひ
いては画像不良を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において、プロセスカートリッジを画
像形成装置本体に装着する様子を示す動作説明図。
【図2】実施例1において、プロセスカートリッジを画
像形成装置本体に装着した後の様子を示す縦断面図。
【図3】実施例1において、帯電部材が退避位置に配置
された状態のプロセスカートリッジの様子を示す縦断面
図。
【図4】実施例1において、帯電部材が帯電位置に配置
された状態のプロセスカートリッジの様子を示す縦断面
図。
【図5】実施例1の帯電部材と接離機構との構成を示す
拡大縦断面図。
【図6】実施例1の帯電部材と接離機構との動作を示す
拡大縦断面図。
【図7】実施例2において、プロセスカートリッジを画
像形成装置本体に装着する様子を示す動作説明図。
【図8】実施例2において、プロセスカートリッジを画
像形成装置本体に装着した後の様子を示す縦断面図。
【図9】実施例2において、帯電部材が退避位置に配置
された状態を示す拡大縦断面図。
【図10】実施例2において、帯電部材が帯電位置に配
置された状態を示す拡大縦断面図。
【図11】実施例2における、帯電部材、接離機構の動
作を示す拡大縦断面図。
【図12】(a)は、実施例3において、帯電部材を退
避位置に配置したときの様子を示す縦断面図。 (b)は、実施例3において、帯電部材を退避位置に配
置したときにレバーに働く力の様子を示す図。
【図13】(a)は、実施例3において、帯電部材を帯
電位置に配置したときの様子を示す縦断面図。 (b)は、実施例3において、帯電部材を帯電位置に配
置したときにレバーに働く力の様子を示す図。
【図14】従来のプロセスカートリッジの構成を示す縦
断面図。
【符号の説明】
1 カートリッジ容器 2 像担持体(感光ドラム) 3 現像装置 4 クリーニング装置 5 帯電部材 11 ガイド部材 56 保持部材(引っ張りばね) 60 接離機構 100 画像形成装置 101 画像形成装置本体 102 上カバー C プロセスカートリッジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電対象となる像担持体と、該像担持体
    に当接または近接して該像担持体を帯電する着脱可能な
    帯電部材とを備えた画像形成装置において、 前記帯電部材を、前記像担持体から離間させた退避位置
    と前記像担持体に当接または近接させた帯電位置との間
    で移動自在に支持する支持部と、 前記帯電部材を前記退避位置に保持する保持部材と、 前記退避位置にある前記帯電部材に係合して該帯電部材
    を前記帯電位置に移動させる接離機構とを有する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記接離機構が、画像形成装置本体に対
    して前記帯電部材を装着するのに必要な操作に連動して
    作動する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記像担持体と帯電部材とを
    一体化してプロセスカートリッジを形成し、該プロセス
    カートリッジを前記画像形成装置本体に対して着脱自在
    に装着してなる、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記接離機構を前記画像形成装置本体側
    に有する、 ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記接離機構を前記プロセスカートリッ
    ジ側に有する、 ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
JP5287361A 1993-10-21 1993-10-21 画像形成装置 Pending JPH07121011A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282194A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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JP2009282194A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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