JPH0711964A - エンジンの吸気装置 - Google Patents
エンジンの吸気装置Info
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- JPH0711964A JPH0711964A JP5150841A JP15084193A JPH0711964A JP H0711964 A JPH0711964 A JP H0711964A JP 5150841 A JP5150841 A JP 5150841A JP 15084193 A JP15084193 A JP 15084193A JP H0711964 A JPH0711964 A JP H0711964A
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- valve
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- center
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4214—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
- F02F1/4221—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder particularly for three or more inlet valves
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸気３弁タイプのエンジンにおいて、点火プ
ラグ周りの混合気のリッチ化を図るとともにＨＣ発生量
を低減する。 【構成】 中央部のセンターポートと該センターポート
両側のサイドポートとの３組の吸気ポートを備え、少く
とも上記センターポートから燃料を供給するようになす
とともに同センターポートの開弁リフト量を上記両側サ
イドポートの開弁リフト量よりも小さくしてなるエンジ
ンにおいて、上記センターポートの吸気弁の弁座位置を
上記両側の２つの吸気ポートの吸気弁の弁座位置よりも
その最大リフト量以上下方に設けるとともに、同吸気弁
の開弁期間を上記サイドポートの吸気弁の吸気開弁期間
の終期に設定した。
ラグ周りの混合気のリッチ化を図るとともにＨＣ発生量
を低減する。 【構成】 中央部のセンターポートと該センターポート
両側のサイドポートとの３組の吸気ポートを備え、少く
とも上記センターポートから燃料を供給するようになす
とともに同センターポートの開弁リフト量を上記両側サ
イドポートの開弁リフト量よりも小さくしてなるエンジ
ンにおいて、上記センターポートの吸気弁の弁座位置を
上記両側の２つの吸気ポートの吸気弁の弁座位置よりも
その最大リフト量以上下方に設けるとともに、同吸気弁
の開弁期間を上記サイドポートの吸気弁の吸気開弁期間
の終期に設定した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、エンジンの吸気装置
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば特開平３−３７３０９号公報に示
されるように最近の車両用エンジンでは、高出力化の要
求に対応して１気筒当り３個の吸気弁を設けた所謂吸気
３弁型のエンジンが多く提案されるようになっている。
されるように最近の車両用エンジンでは、高出力化の要
求に対応して１気筒当り３個の吸気弁を設けた所謂吸気
３弁型のエンジンが多く提案されるようになっている。
【０００３】図１０〜図１２は、このような吸気３弁型
エンジンの吸気装置の構成および作用を示している。
エンジンの吸気装置の構成および作用を示している。
【０００４】先ず図１０は、同吸気３弁型エンジンの吸
気ポート部の概略的な構造を示している。
気ポート部の概略的な構造を示している。
【０００５】図中、符号１は当該エンジンのシリンダヘ
ッド側燃焼室の頂部壁であり、該燃焼室頂部壁１には上
方側から下方側への投影状態で見て図示のように一方側
の上下方向中央部のセンターポート２、その下側の第１
のサイドポート３、さらに上側の第２のサイドポート４
よりなる３組の吸気ポートが相互に隣接して設けられ、
また他方側には第１、第２の２組の排気ポート５,６が
上下に設けられている。そして、これら吸気ポート２,
３,４および排気ポート５,６により囲まれた燃焼室中央
部位置には、点火プラグ７が臨ましめられている。
ッド側燃焼室の頂部壁であり、該燃焼室頂部壁１には上
方側から下方側への投影状態で見て図示のように一方側
の上下方向中央部のセンターポート２、その下側の第１
のサイドポート３、さらに上側の第２のサイドポート４
よりなる３組の吸気ポートが相互に隣接して設けられ、
また他方側には第１、第２の２組の排気ポート５,６が
上下に設けられている。そして、これら吸気ポート２,
３,４および排気ポート５,６により囲まれた燃焼室中央
部位置には、点火プラグ７が臨ましめられている。
【０００６】さらに、上記センターポート２および該セ
ンターポート２と相互に隣合う上記第１、第２のサイド
ポート３,４は、各々吸気マニホールド１０,１１,１２
を介してサージタンク１３に連通されている。
ンターポート２と相互に隣合う上記第１、第２のサイド
ポート３,４は、各々吸気マニホールド１０,１１,１２
を介してサージタンク１３に連通されている。
【０００７】そして、符号１４は上記第１のサイドポー
ト３とセンターポート２の吸気マニホールド１０,１１
の上流側合流部に設置された２噴口タイプの燃料噴射弁
であり、第１のサイドポート３およびセンターポート２
を流れる吸気流に対して図示のごとく放射状に燃料を噴
射供給するようになっている。
ト３とセンターポート２の吸気マニホールド１０,１１
の上流側合流部に設置された２噴口タイプの燃料噴射弁
であり、第１のサイドポート３およびセンターポート２
を流れる吸気流に対して図示のごとく放射状に燃料を噴
射供給するようになっている。
【０００８】一方、符号１６,１７,１８は、上記センタ
ーポート２、第１、第２の各サイドポート３,４各々の
各燃焼室側開口部に設けられた吸気弁設置用の各弁座で
あり、該弁座１６,１７,１８は、例えば図１２に示すよ
うに、それぞれの弁座位置が略同じ高さ位置に設定して
設けられている。
ーポート２、第１、第２の各サイドポート３,４各々の
各燃焼室側開口部に設けられた吸気弁設置用の各弁座で
あり、該弁座１６,１７,１８は、例えば図１２に示すよ
うに、それぞれの弁座位置が略同じ高さ位置に設定して
設けられている。
【０００９】そして、該構成では、例えば各吸気弁２,
３,４相互の開弁タイミングおよびリフト量が図１１の
ように設定されており、エンジンの低負荷運転状態で
は、吸気弁２１のみを開弁して端部側上記第１のサイド
ポート３のみから燃焼室接線方向に燃料および吸気を供
給してピストンの下降に伴う旋回流(スワール)を形成
し、燃焼速度を向上させて燃焼性能を上げる。
３,４相互の開弁タイミングおよびリフト量が図１１の
ように設定されており、エンジンの低負荷運転状態で
は、吸気弁２１のみを開弁して端部側上記第１のサイド
ポート３のみから燃焼室接線方向に燃料および吸気を供
給してピストンの下降に伴う旋回流(スワール)を形成
し、燃焼速度を向上させて燃焼性能を上げる。
【００１０】他方、エンジンの運転状態が高負荷運転状
態に移行すると、上記第１のサイドポート３の吸気弁２
１の開弁期間t21の中間期の最大リフト量付近で更にセ
ンターポート２の吸気弁２０および第２のサイドポート
４の吸気弁２２をも開弁して吸気ポート開口径を拡大し
吸気量を増大させるとともに、上記第１のサイドポート
３に加えて更にセンターポート２からも燃料を供給し、
点火プラグ７周りの混合気を特にリッチにして大吸気量
時の着火性、燃焼性能を向上させる。
態に移行すると、上記第１のサイドポート３の吸気弁２
１の開弁期間t21の中間期の最大リフト量付近で更にセ
ンターポート２の吸気弁２０および第２のサイドポート
４の吸気弁２２をも開弁して吸気ポート開口径を拡大し
吸気量を増大させるとともに、上記第１のサイドポート
３に加えて更にセンターポート２からも燃料を供給し、
点火プラグ７周りの混合気を特にリッチにして大吸気量
時の着火性、燃焼性能を向上させる。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】ところが、該従来のエ
ンジンの吸気装置の構成では、図１２の構成および図１
１の開弁特性から明らかなように、各吸気ポート２,３,
４の吸気弁２０,２１,２２のシリンダボア垂直方向の弁
座位置が略同一高さ位置にあって、しかもメインとなる
第１のサイドポート３の吸気弁３のバルブリフト量が相
当に大きく設定されており、かつその最大リフト位置付
近でセンターポート２の吸気弁２０が開かれることか
ら、上記センターポート２の吸気弁２０の開弁時にセン
ターポート２から濃い目の燃料を供給しても該供給燃料
が図１２に示すようにリフト量の大きな第１のサイドポ
ート３側からの大量かつ高流速の吸気流によってシリン
ダ外周壁方向に吹き寄せられてしまい、必ずしも点火プ
ラグ周りの混合気を有効にリッチ状態にすることができ
ず、また、それによって燃料の壁面付着量が増大してＨ
Ｃの発生量が増大するという問題があった。
ンジンの吸気装置の構成では、図１２の構成および図１
１の開弁特性から明らかなように、各吸気ポート２,３,
４の吸気弁２０,２１,２２のシリンダボア垂直方向の弁
座位置が略同一高さ位置にあって、しかもメインとなる
第１のサイドポート３の吸気弁３のバルブリフト量が相
当に大きく設定されており、かつその最大リフト位置付
近でセンターポート２の吸気弁２０が開かれることか
ら、上記センターポート２の吸気弁２０の開弁時にセン
ターポート２から濃い目の燃料を供給しても該供給燃料
が図１２に示すようにリフト量の大きな第１のサイドポ
ート３側からの大量かつ高流速の吸気流によってシリン
ダ外周壁方向に吹き寄せられてしまい、必ずしも点火プ
ラグ周りの混合気を有効にリッチ状態にすることができ
ず、また、それによって燃料の壁面付着量が増大してＨ
Ｃの発生量が増大するという問題があった。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本願の請求項１〜４各項
記載の発明は、各々上記従来の問題を解決することを目
的としてなされたもので、それぞれ次のように構成され
ている。
記載の発明は、各々上記従来の問題を解決することを目
的としてなされたもので、それぞれ次のように構成され
ている。
【００１３】(１) 請求項１記載の発明の構成 該発明のエンジンの吸気装置は、中央部のセンターポー
トと該センターポート両側のサイドポートとの３組の吸
気ポートを備え、少なくとも上記センターポートから燃
料を供給するようになすとともに同センターポートの開
弁リフト量を上記両側のサイドポートの開弁リフト量よ
りも小さくしてなるエンジンにおいて、上記センターポ
ートの吸気弁の弁座位置を上記両側の２つの吸気ポート
の吸気弁の弁座位置よりもその最大リフト量以上下方に
設けるとともに、同吸気弁の開弁期間を上記サイドポー
トの吸気弁の吸気開弁期間の終期に設定したことを特徴
とするものである。
トと該センターポート両側のサイドポートとの３組の吸
気ポートを備え、少なくとも上記センターポートから燃
料を供給するようになすとともに同センターポートの開
弁リフト量を上記両側のサイドポートの開弁リフト量よ
りも小さくしてなるエンジンにおいて、上記センターポ
ートの吸気弁の弁座位置を上記両側の２つの吸気ポート
の吸気弁の弁座位置よりもその最大リフト量以上下方に
設けるとともに、同吸気弁の開弁期間を上記サイドポー
トの吸気弁の吸気開弁期間の終期に設定したことを特徴
とするものである。
【００１４】(２) 請求項２記載の発明の構成 該発明のエンジンの吸気装置は、中央部のセンターポー
トと該センターポート両側のサイドポートとの３組の吸
気ポートを備え、少なくとも上記センターポートから燃
料を供給するようになすとともに同センターポートの開
弁リフト量を上記両側のサイドポートの開弁リフト量よ
りも小さくしてなるエンジンにおいて、上記センターポ
ートの吸気弁開弁期間を上記サイドポートの吸気弁の開
弁期間の初期に設定したことを特徴とするものである。
トと該センターポート両側のサイドポートとの３組の吸
気ポートを備え、少なくとも上記センターポートから燃
料を供給するようになすとともに同センターポートの開
弁リフト量を上記両側のサイドポートの開弁リフト量よ
りも小さくしてなるエンジンにおいて、上記センターポ
ートの吸気弁開弁期間を上記サイドポートの吸気弁の開
弁期間の初期に設定したことを特徴とするものである。
【００１５】(３) 請求項３記載の発明の構成 該発明のエンジンの吸気装置は、上記請求項２記載の発
明の構成において、そのセンターポートの吸気弁の弁座
位置を上記両側の２つのサイドポートの吸気弁の弁座位
置よりもその最大リフト量以上下方に設けたことを特徴
とするものである。
明の構成において、そのセンターポートの吸気弁の弁座
位置を上記両側の２つのサイドポートの吸気弁の弁座位
置よりもその最大リフト量以上下方に設けたことを特徴
とするものである。
【００１６】(４) 請求項４記載の発明の構成 該発明のエンジンの吸気装置は、上記請求項１,２又は
３記載の発明の構成において、上記センターポートに加
えて更にサイドポートからも燃料を供給するようにした
ことを特徴とするものである。
３記載の発明の構成において、上記センターポートに加
えて更にサイドポートからも燃料を供給するようにした
ことを特徴とするものである。
【００１７】
【作用】本願の請求項１〜４各項記載の発明は、各々上
記構成に対応して各々次のような作用を奏する。
記構成に対応して各々次のような作用を奏する。
【００１８】(１) 請求項１記載の発明の作用 上記の如く、該発明の構成では、中央部のセンターポー
トと該センターポート両側のサイドポートとの３組の吸
気ポートを備え、少なくとも上記センターポートから燃
料を供給するようになすとともに同センターポートの開
弁リフト量を上記両側のサイドポートの開弁リフト量よ
りも小さくしてなるエンジンにおいて、上記センターポ
ートの吸気弁の弁座位置を上記両側の２つの吸気ポート
の吸気弁の弁座位置よりもその最大リフト量以上下方に
設けるとともに、同吸気弁の開弁期間を上記サイドポー
トの吸気弁の吸気開弁期間の終期に設定していることか
ら、サイドポートの開弁リフト量が小さくなった段階
で、しかもサイドポートの吸気弁よりも実質的に下方側
に位置して設けられているセンターポートより濃混合気
が燃焼室中央部の点火プラグ周りに供給されるようにな
る。
トと該センターポート両側のサイドポートとの３組の吸
気ポートを備え、少なくとも上記センターポートから燃
料を供給するようになすとともに同センターポートの開
弁リフト量を上記両側のサイドポートの開弁リフト量よ
りも小さくしてなるエンジンにおいて、上記センターポ
ートの吸気弁の弁座位置を上記両側の２つの吸気ポート
の吸気弁の弁座位置よりもその最大リフト量以上下方に
設けるとともに、同吸気弁の開弁期間を上記サイドポー
トの吸気弁の吸気開弁期間の終期に設定していることか
ら、サイドポートの開弁リフト量が小さくなった段階
で、しかもサイドポートの吸気弁よりも実質的に下方側
に位置して設けられているセンターポートより濃混合気
が燃焼室中央部の点火プラグ周りに供給されるようにな
る。
【００１９】その結果、大吸気量時の着火性を向上し得
て、しかも燃料の壁面付着量を低減することができる。
て、しかも燃料の壁面付着量を低減することができる。
【００２０】(２) 請求項２記載の発明の作用 上記の如く、該発明のエンジンの吸気装置では、中央部
のセンターポートと該センターポート両側のサイドポー
トとの３組の吸気ポートを備え、少なくとも上記センタ
ーポートから燃料を供給するようになすとともに同セン
ターポートの開弁リフト量を上記両側のサイドポートの
開弁リフト量よりも小さくしてなるエンジンにおいて、
上記センターポートの吸気弁開弁期間を上記のサイドポ
ートの吸気弁の開弁期間の初期に設定していることか
ら、サイドポートの開弁リフト量が小さい段階でセンタ
ーポートより濃混合気が燃焼室中央部の点火プラグ周り
に供給されるようになる。
のセンターポートと該センターポート両側のサイドポー
トとの３組の吸気ポートを備え、少なくとも上記センタ
ーポートから燃料を供給するようになすとともに同セン
ターポートの開弁リフト量を上記両側のサイドポートの
開弁リフト量よりも小さくしてなるエンジンにおいて、
上記センターポートの吸気弁開弁期間を上記のサイドポ
ートの吸気弁の開弁期間の初期に設定していることか
ら、サイドポートの開弁リフト量が小さい段階でセンタ
ーポートより濃混合気が燃焼室中央部の点火プラグ周り
に供給されるようになる。
【００２１】その結果、大吸気量時の着火性を向上し得
て、しかも燃料の壁面付着量を低減することができる。
て、しかも燃料の壁面付着量を低減することができる。
【００２２】(３) 請求項３記載の発明の作用 上記の如く、該発明のエンジンの吸気装置では、上記請
求項２記載の発明の構成において、さらに上記センター
ポートの吸気弁の弁座位置を上記両側の２つのサイドポ
ートの吸気弁の弁座位置よりもその最大リフト量以上下
方に設けているので、サイドポートの開弁リフト量が小
さい段階で、しかもサイドポートの吸気弁よりも実質的
に下方側に位置するセンターポートより濃混合気が燃焼
室中央部の点火プラグ周りに供給されるようになる。
求項２記載の発明の構成において、さらに上記センター
ポートの吸気弁の弁座位置を上記両側の２つのサイドポ
ートの吸気弁の弁座位置よりもその最大リフト量以上下
方に設けているので、サイドポートの開弁リフト量が小
さい段階で、しかもサイドポートの吸気弁よりも実質的
に下方側に位置するセンターポートより濃混合気が燃焼
室中央部の点火プラグ周りに供給されるようになる。
【００２３】その結果、大吸気量時の着火性を向上し得
て、しかも燃料の壁面付着量を低減することができる。
て、しかも燃料の壁面付着量を低減することができる。
【００２４】(４) 請求項４記載の発明の作用 上記の如く、該発明のエンジンの吸気装置では、上記請
求項１,２又は３各項記載の発明の構成において、各々
上記センターポートに加えて更にサイドポートからも燃
料を供給するようにしており、運転状態に応じた十分か
つ効率的な燃料の供給が可能となる。
求項１,２又は３各項記載の発明の構成において、各々
上記センターポートに加えて更にサイドポートからも燃
料を供給するようにしており、運転状態に応じた十分か
つ効率的な燃料の供給が可能となる。
【００２５】
【発明の効果】以上の結果、本願発明によると、高負荷
運転時等大吸気量時にも点火プラグ周りに有効に濃混合
気状態を形成することができ、着火性、燃焼性能を向上
させ得て、燃料の壁面付着量が減少するから、ＨＣの低
減にも寄与することができる。
運転時等大吸気量時にも点火プラグ周りに有効に濃混合
気状態を形成することができ、着火性、燃焼性能を向上
させ得て、燃料の壁面付着量が減少するから、ＨＣの低
減にも寄与することができる。
【００２６】
(１) 第１実施例 図１〜図８は、本願発明の第１実施例に係る吸気３弁型
エンジンの吸気装置の構成および作用を示している。
エンジンの吸気装置の構成および作用を示している。
【００２７】先ず図１〜図５は、同実施例における吸気
３弁型エンジンの吸気ポート部の具体的な構造を示して
いる。
３弁型エンジンの吸気ポート部の具体的な構造を示して
いる。
【００２８】これらの各図中、先ず符号１は当該エンジ
ンのシリンダヘッド側燃焼室の頂部壁であり、該頂部壁
１には上方側から下方側への投影状態で見て図示のよう
に左側の上下方向にセンターポート２、第１のサイドポ
ート３、第２のサイドポート４よりなる３組の吸気ポー
トがが相互に隣接して設けられ、また右側には第１、第
２の２組の排気ポート５,６が上下に設けられている。
そして、それら吸気ポート２,３,４および排気ポート
５,６により囲まれた燃焼室中央部位置には、点火プラ
グ７が臨ましめられている。
ンのシリンダヘッド側燃焼室の頂部壁であり、該頂部壁
１には上方側から下方側への投影状態で見て図示のよう
に左側の上下方向にセンターポート２、第１のサイドポ
ート３、第２のサイドポート４よりなる３組の吸気ポー
トがが相互に隣接して設けられ、また右側には第１、第
２の２組の排気ポート５,６が上下に設けられている。
そして、それら吸気ポート２,３,４および排気ポート
５,６により囲まれた燃焼室中央部位置には、点火プラ
グ７が臨ましめられている。
【００２９】また、該構成において上記第１、第２の２
組のサイドポート３,４の各々の中心とセンターポート
２の中心とを結ぶ２本のラインの近傍付近まではスキッ
シュエリア８,９が設けられている。
組のサイドポート３,４の各々の中心とセンターポート
２の中心とを結ぶ２本のラインの近傍付近まではスキッ
シュエリア８,９が設けられている。
【００３０】さらに、上記センターポート２および該セ
ンターポート２と隣合う上記第１、第２のサイドポート
３,４は、各々吸気マニホールド１０,１１,１２を介し
てサージタンク１３に連通されている。
ンターポート２と隣合う上記第１、第２のサイドポート
３,４は、各々吸気マニホールド１０,１１,１２を介し
てサージタンク１３に連通されている。
【００３１】一方、符号１４は上記第１のサイドポート
３とセンターポート２の吸気マニホールド１０,１１の
上流側合流部に設置された２噴口タイプの燃料噴射弁で
あり、第１のサイドポート３およびセンターポート２を
流れる吸気流に対して放射状に燃料を噴射供給するよう
になっている。
３とセンターポート２の吸気マニホールド１０,１１の
上流側合流部に設置された２噴口タイプの燃料噴射弁で
あり、第１のサイドポート３およびセンターポート２を
流れる吸気流に対して放射状に燃料を噴射供給するよう
になっている。
【００３２】一方、符号１６,１７,１８は、上記センタ
ーポート２、第１、第２の各サイドポート３,４各々の
各燃焼室側開口部に設けられた吸気弁設置用の弁座であ
り、該弁座１６,１７,１８は、例えば図３〜図５に示す
ようにセンターポート２の弁座１６位置が同一レベルに
設置された第１、第２のサイドポート３,４の弁座１７,
１８の位置よりも自身の吸気弁２０の最大リフト量a以
上垂直方向下方側(低位置側)にオフセットされている。
ーポート２、第１、第２の各サイドポート３,４各々の
各燃焼室側開口部に設けられた吸気弁設置用の弁座であ
り、該弁座１６,１７,１８は、例えば図３〜図５に示す
ようにセンターポート２の弁座１６位置が同一レベルに
設置された第１、第２のサイドポート３,４の弁座１７,
１８の位置よりも自身の吸気弁２０の最大リフト量a以
上垂直方向下方側(低位置側)にオフセットされている。
【００３３】そして、該各吸気ポート２,３,４の弁座１
６,１７,１８に対して着座可能に設けられた各吸気弁２
０,２１,２２の開閉弁タイミングは、例えば図６のよう
な関係で設定されている。
６,１７,１８に対して着座可能に設けられた各吸気弁２
０,２１,２２の開閉弁タイミングは、例えば図６のよう
な関係で設定されている。
【００３４】すなわち、該構成では上記センターポート
２および第２のサイドポート４の吸気弁２０,２２の開
弁期間t20,t22を上記メインポートである第１のサイド
ポート３の吸気弁２１の吸気開弁期間t21の終期に設定
されている。上記のように本実施例の構成では、例えば
図７に原理的に示すようにセンターポート２の吸気弁２
０の弁座１６の位置が両サイドの第１、第２のサイドポ
ート３,４の吸気弁２１,２２の弁座１７,１８の位置よ
りも、それ自身の吸気弁２０の最大リフト量a以上下方
にオフセットされているから、図６のように吸気弁の開
弁タイミングおよびリフト量を設定すると、先ず低負荷
時第１のサイドポート３の吸気弁２１を開いて矢印Ａの
ような旋回流(スワール)を形成した状態において更にセ
ンターポート２の吸気弁２０と第２のサイドポート４の
吸気弁２２とを開いてセンターポート２からも燃料を供
給するようにした時(高負荷時等)に、ピストン２４が最
下降位置に近くなった状態で上記第１のサイドポート３
の吸気弁２１よりもリフト位置が低いセンターポート２
からの燃料が上記第１のサイドポート３からの大吸気流
によってシリンダ外周に吹き寄せられることなく、燃焼
室中央の点火プラグ周りに効率良く導入されるようにな
る。
２および第２のサイドポート４の吸気弁２０,２２の開
弁期間t20,t22を上記メインポートである第１のサイド
ポート３の吸気弁２１の吸気開弁期間t21の終期に設定
されている。上記のように本実施例の構成では、例えば
図７に原理的に示すようにセンターポート２の吸気弁２
０の弁座１６の位置が両サイドの第１、第２のサイドポ
ート３,４の吸気弁２１,２２の弁座１７,１８の位置よ
りも、それ自身の吸気弁２０の最大リフト量a以上下方
にオフセットされているから、図６のように吸気弁の開
弁タイミングおよびリフト量を設定すると、先ず低負荷
時第１のサイドポート３の吸気弁２１を開いて矢印Ａの
ような旋回流(スワール)を形成した状態において更にセ
ンターポート２の吸気弁２０と第２のサイドポート４の
吸気弁２２とを開いてセンターポート２からも燃料を供
給するようにした時(高負荷時等)に、ピストン２４が最
下降位置に近くなった状態で上記第１のサイドポート３
の吸気弁２１よりもリフト位置が低いセンターポート２
からの燃料が上記第１のサイドポート３からの大吸気流
によってシリンダ外周に吹き寄せられることなく、燃焼
室中央の点火プラグ周りに効率良く導入されるようにな
る。
【００３５】従って、従来のように燃料の壁面付着量を
増加させることなく、点火プラグ周りにリッチ状態の混
合気を形成することが可能となり、ＨＣの発生量を低減
して燃焼性能を向上させることができる。その結果、出
力も向上する。
増加させることなく、点火プラグ周りにリッチ状態の混
合気を形成することが可能となり、ＨＣの発生量を低減
して燃焼性能を向上させることができる。その結果、出
力も向上する。
【００３６】(２) 第２実施例 上記第１実施例の構成では、上記センターポート２の吸
気弁２０の開弁期間Ｔ20および第２のサイドポート４の
吸気弁２２の開弁期間t22をメインポートである上記第
１のサイドポート３の吸気弁２１の開弁期間t21の終期
に設定するようにしたが、該吸気弁２０の開弁期間t20
および吸気弁２２の開弁期間t22は、例えば図８に示す
ように上記第１のサイドポート３の吸気弁２１の開弁期
間t21の初期に設定しても上記第１実施例と略同様の作
用効果を実現することができる。
気弁２０の開弁期間Ｔ20および第２のサイドポート４の
吸気弁２２の開弁期間t22をメインポートである上記第
１のサイドポート３の吸気弁２１の開弁期間t21の終期
に設定するようにしたが、該吸気弁２０の開弁期間t20
および吸気弁２２の開弁期間t22は、例えば図８に示す
ように上記第１のサイドポート３の吸気弁２１の開弁期
間t21の初期に設定しても上記第１実施例と略同様の作
用効果を実現することができる。
【００３７】該構成では、例えば図９に示すように、吸
気行程初期のピストン２４が高い位置にある段階におい
て上記第１のサイドポート３からの吸気流に吹き寄せら
れることなくセンターポート２から燃料が供給されるの
で、該燃料は若干のシリンダボア外周方向への拡がりを
伴いながらも当該ピストン２４のヘッド上面２４aに付
着して最終的には燃焼室中央部に集められる。
気行程初期のピストン２４が高い位置にある段階におい
て上記第１のサイドポート３からの吸気流に吹き寄せら
れることなくセンターポート２から燃料が供給されるの
で、該燃料は若干のシリンダボア外周方向への拡がりを
伴いながらも当該ピストン２４のヘッド上面２４aに付
着して最終的には燃焼室中央部に集められる。
【００３８】従って、やはりシリンダ壁面への燃料付着
量を低減せしめることができるとともに点火プラグ周り
の混合気Ａ／Ｆをリッチ化することが可能となる。
量を低減せしめることができるとともに点火プラグ周り
の混合気Ａ／Ｆをリッチ化することが可能となる。
【００３９】なお、以上の各実施例において、各吸気弁
２０,２１,２２のリフト量並びに開閉タイミングの設定
制御は、例えば一般にＶＶＴと呼ばれるバルブタイミン
グ可変制御装置を採用して実行される。
２０,２１,２２のリフト量並びに開閉タイミングの設定
制御は、例えば一般にＶＶＴと呼ばれるバルブタイミン
グ可変制御装置を採用して実行される。
【００４０】また、上記第１、第２実施例の何れの構成
においても、さらに他の実施例として上記第２のサイド
ポート４側も燃料噴射弁を設け、全ての吸気ポート２,
３,４から燃料を供給するようにしてもよい。
においても、さらに他の実施例として上記第２のサイド
ポート４側も燃料噴射弁を設け、全ての吸気ポート２,
３,４から燃料を供給するようにしてもよい。
【図１】図１は、本願発明の第１実施例に係るエンジン
の吸気装置の概略平面図である。
の吸気装置の概略平面図である。
【図２】図２は、同装置のシリンダヘッド頂部における
概略図である。
概略図である。
【図３】図３は、図２のＡ−Ａ線切断部の断面図であ
る。
る。
【図４】図４は、図２のＢ−Ｂ線切断部の断面図であ
る。
る。
【図５】図５は、同装置の要部の構造を拡大して示す説
明図である。
明図である。
【図６】図６は、同装置の各吸気弁の開弁タイミングを
示す特性図である。
示す特性図である。
【図７】図７は、同装置の作用を示す説明図である。
【図８】図８は、本願発明の第２実施例に係るエンジン
の吸気装置の各吸気弁の開弁タイミングを示す特性図で
ある。
の吸気装置の各吸気弁の開弁タイミングを示す特性図で
ある。
【図９】図９は、同装置の作用を示す説明図である。
【図１０】図１０は、従来のエンジンの吸気装置の構成
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図１１】図１１は、同装置における各吸気弁の開弁タ
イミングを示す特性図である。
イミングを示す特性図である。
【図１２】図１２は、同装置の作用並びに問題点を示す
説明図である。
説明図である。
２はセンターポート、３は第１のサイドポート、４は第
２のサイドポート、７は点火プラグ、１４は燃料噴射
弁、１６,１７,１８は弁座、２０,２１,２２は吸気弁で
ある。
２のサイドポート、７は点火プラグ、１４は燃料噴射
弁、１６,１７,１８は弁座、２０,２１,２２は吸気弁で
ある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ０２Ｄ 13/02 Ｈ 7536−3Ｇ Ｆ０２Ｆ 1/24 Ｓ 8503−3Ｇ 1/42 Ａ 8503−3Ｇ Ｆ０２Ｍ 69/00 ３６０ Ｂ 9429−3Ｇ
Claims (4)
- 【請求項１】 中央部のセンターポートと該センターポ
ート両側のサイドポートとの３組の吸気ポートを備え、
少なくとも上記センターポートから燃料を供給するよう
になすとともに同センターポートの開弁リフト量を上記
両側のサイドポートの開弁リフト量よりも小さくしてな
るエンジンにおいて、上記センターポートの吸気弁の弁
座位置を上記両側の２つの吸気ポートの吸気弁の弁座位
置よりもその最大リフト量以上下方に設けるとともに、
同吸気弁の開弁期間を上記サイドポートの吸気弁の吸気
開弁期間の終期に設定したことを特徴とするエンジンの
吸気装置。 - 【請求項２】 中央部のセンターポートと該センターポ
ート両側のサイドポートとの３組の吸気ポートを備え、
少なくとも上記センターポートから燃料を供給するよう
になすとともに同センターポートの開弁リフト量を上記
両側のサイドポートの開弁リフト量よりも小さくしてな
るエンジンにおいて、上記センターポートの吸気弁開弁
期間を上記サイドポートの吸気弁の開弁期間の初期に設
定したことを特徴とするエンジンの吸気装置。 - 【請求項３】 上記センターポートの吸気弁の弁座位置
を上記両側の２つのサイドポートの吸気弁の弁座位置よ
りもその最大リフト量以上下方に設けたことを特徴とす
る請求項２記載のエンジンの吸気装置。 - 【請求項４】 上記センターポートに加えて更にサイド
ポートからも燃料を供給するようにしたことを特徴とす
る請求項１,２又は３記載のエンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5150841A JPH0711964A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5150841A JPH0711964A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | エンジンの吸気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711964A true JPH0711964A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15505550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5150841A Pending JPH0711964A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711964A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9545902B2 (en) | 2010-04-28 | 2017-01-17 | Nissin Kogyo Co., Ltd. | Connection structure for electrical component assembly, hydraulic pressure control apparatus, and method for producing electrically conductive member |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP5150841A patent/JPH0711964A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9545902B2 (en) | 2010-04-28 | 2017-01-17 | Nissin Kogyo Co., Ltd. | Connection structure for electrical component assembly, hydraulic pressure control apparatus, and method for producing electrically conductive member |
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