JPH07118994A - グリッパ式織機における搬送用グリッパの糸保持装置 - Google Patents
グリッパ式織機における搬送用グリッパの糸保持装置Info
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- D03D47/00—Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
- D03D47/12—Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein single picks of weft thread are inserted, i.e. with shedding between each pick
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- D03D47/23—Thread grippers
- D03D47/233—Carrying grippers
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Abstract
る複数の緯糸を確実に保持することを目的とする。 【構成】第1及び第2の保持部材1,2によって保持間
隙3を形成し、第1及び第2の保持部材1,2は少なく
とも一部において互いに接触して、これら保持部材1,
2の保持間隙3に隣接する領域9,14により同保持間
隙3を徐々に広がるような曲線状に形成している。保持
間隙3は、同間隙3内に導入された緯糸4を摩擦によっ
て変形させるべく、実効方向において徐々に幅が狭くな
る
Description
搬送用グリッパの糸保持装置に関するものである。
て、斜状に切削された領域を備えた管片及び同管片の孔
内に遊嵌され、かつ端部において後方に曲折する小片に
より管片に対し強固に連結されたロッドを備えた糸保持
装置が開示されている。端部の小片は、ロッドが孔内に
おいてロッドを径方向に移動させるためのバネとして機
能する。ロッドの外周面及び孔の内周面間の間隙は、円
周方向全体において糸の太さに等しく設定され、緯入れ
用の緯糸が孔に達するとロッドに巻かれてその範囲が増
加されることにより、一層堅固に保持される。
隙が各糸の太さと合致するため、糸がバネ状のロッドの
保持動作に追従するという問題点がある。この結果、糸
が搬送されると、基糸が間隙の後方に残ることになる。
よって、無端状の糸(Endlosgarn)や撚りがある糸(Zwirn
garn) を使用したとき、織布に織傷が発生することにな
る。
すると共に、直径の異なる複数の緯糸を確実に保持する
ことが可能な搬送グリッパの糸保持装置を提供すること
にある。
ために、この発明は緯糸を保持するための第1及び第2
の保持部材によって保持間隙を形成し、前記第1及び第
2の保持部材は少なくとも一部において互いに接触し
て、これら保持部材の保持間隙に隣接する領域により同
保持間隙を徐々に広がるような曲線状に形成してなるグ
リッパ式織機における搬送用グリッパの糸保持装置であ
って、前記保持間隙は、同間隙内に導入された緯糸を摩
擦によって変形させるべく、実効方向において徐々に幅
が狭くなるようにしたことをその要旨とする。
状、多角形状、星形状及びこれらのうちの一部の形状中
の1つをなすことが好ましい。実施例において、これら
領域は同一、叉は異なった断面形状を有する。また、領
域の母線は直線である。さらには、領域は平面の一部で
あることも可能である。
た他側が凸部に対して隣接していることが望ましい。第
1の保持部材は保持間隙に隣接する一方の領域としての
透孔を備え、第2の保持部材は保持間隙に隣接する他方
の領域としてのテーパ状部を備えている。第1及び第2
の保持部材は、保持間隙の寸法を変えて緯糸の挿入及び
導出を促進すべく、互いに移動可能に設けられている。
おける延長部分が保持間隙の外部において第1の保持部
材により保持されている。
る。保持間隙を狭めて糸の断面を変形させることと、保
持間隙の断面の輪郭を大きくして変形した糸にてニード
ルの回りを環状に巻回することとは同時に行われる。糸
の変形及び糸の巻回度合いにより、糸の各単繊維が第2
の保持部材に対して押しつけられるように保持される。
り、両者1,2によって緯糸4を保持すための保持間隙
3が形成されている。本体1の部分5は前部に凸状領域
6を備え、ニードル2を収容するようになっている。そ
して、本体1の後部には、本体を図示しないグリッパハ
ウジングに対して上方から固定するための部分7が形成
されている。本体1には孔8が透設され、その外周部が
保持間隙3に隣接する領域9を形成している。前記孔8
は本体1の下面に対して傾斜するように形成され、その
開口は本体1の凸状領域6に隣接している(図3)。
前記ニードル2は、その後部にニードル2を本体1に固
定するための第1の部分11を有している。ニードル2
には、第1の部分11に隣接して、ニードル2を本体1
内に支持するための第2の部分12が形成されている。
さらに、ニードル2の第2の部分12に隣接するテーパ
状部13は自由端に向かって縮径され、同テーパ状部1
3の表面は保持間隙3を構成する他の領域14を形成し
ている。
ってロックされている。部材15は、図示しないバネに
よって図2に示すロック位置に保持される。矢印A方向
への圧力によって、部材15はバネ力に抗して解放位置
に移動され、ニードル2が取り外されたり、交換された
りする。
パ状部13が本体1の下面から突出し、本体1の凸状領
域6全体にわたって延伸している。特に図3に示すよう
に、本実施例においては保持間隙3及び同保持間隙3か
ら前方に連続する進入用間隙16が形成されている。保
持間隙3はその一側が孔8の内壁に、他側がニードル2
のテーパ状部13の表面にて区画されている。保持間隙
3は実効方向に延びるほど幅が狭くなり、その逆方向に
は輪郭が大きくなるような曲線状の断面を有している。
4は変形される。保持間隙3を狭めて糸の断面を変形さ
せることと、保持間隙3の断面の輪郭を大きくして変形
した糸にてニードル2の回りを環状に囲むこととは同時
に行われる。保持動作及び保持点17は保持間隙3内で
発生する摩擦力によって決定される。この摩擦力は糸に
加えられる張引力、糸4の変形度合い、及び糸4がニー
ドル2のテーパ状部13の回りを巻く(図3)度合いに
よる。糸4の変形及び糸4の巻回度合いにより、糸4の
各単繊維がニードル2のテーパ状部13に対して押しつ
けられるように保持される。
より、糸と間隙の下部には自由空間部を発生させ得るよ
うに保持点17の位置を調整することができる。間隙の
自由空間部において、各単繊維即ち繊維は自由に移動す
ることができ、単繊維が引出された時には糸はこれら繊
維と共に引き出される。これにより、糸の風綿が保持間
隙3の後方に残されることが防止される。さらに、径が
異なる複数の糸が同一の糸保持装置にて保持されること
が可能になる。
1に対して移動可能になっている。この移動を規制すべ
く、本体1の部分7には板バネ18がネジ19により止
着されている。板バネ18の湾曲部20の端は第1の部
分11の端面と接触するようになっている。図4の構成
を図1に示す実施例に応用するならば、矢印A方向への
圧力によって湾曲部20を解放位置に移動させることに
より、ニードル6は離脱及び交換可能になる。
のテーパ状部13の断面形状の例を示すものである。テ
ーパ状部13の外周部分は保持間隙3に隣接する領域を
形成している。この領域は母線が直線の円柱領域か、平
面の一部に形成された領域である。
ける糸保持装置の挿着状態を示す。糸保持装置は2個の
保持部材1,2からなり、両者は保持間隙3を形成する
ように配設されている。保持間隙3は実効方向に向かっ
て幅が狭くなり、輪郭は大きくなっている。緯糸の保持
は同緯糸4の弾性変形及び一方の保持部材を糸によって
環状に囲むことによって行われる。この際に、緯糸の損
傷は大幅に回避される。
織傷が発生することがなく、直径の異なる複数の緯糸を
確実に保持することが可能となるという優れた効果を発
揮する。
る。
を示す断面図である。
す斜視図である。
隙、4…緯糸、9…領域、14…領域。
Claims (11)
- 【請求項1】緯糸(4)を保持するための第1及び第2
の保持部材(1,2)によって保持間隙(3)を形成
し、前記第1及び第2の保持部材(1,2)は少なくと
も一部において互いに接触して、これら保持部材(1,
2)の保持間隙(3)に隣接する領域(9,14)によ
り同保持間隙(3)を徐々に広がるような曲線状に形成
してなるグリッパ式織機における搬送用グリッパの糸保
持装置であって、 前記保持間隙(3)は、同間隙(3)内に導入された緯
糸(4)を摩擦によって変形させるべく、実効方向にお
いて徐々に幅が狭くなることを特徴とするグリッパ式織
機における搬送用グリッパの糸保持装置。 - 【請求項2】前記保持間隙(3)に隣接する領域(9,
14)は円形状、楕円形状、多角形状、星形状及びこれ
らのうちの一部の形状中の1つをなすことを特徴とする
請求項1に記載のグリッパ式織機における搬送用グリッ
パの糸保持装置。 - 【請求項3】前記保持間隙(3)に隣接する領域(9,
14)は同一、叉は異なった断面形状を有することを特
徴とする請求項1及び2のいずれかに記載のグリッパ式
織機における搬送用グリッパの糸保持装置。 - 【請求項4】前記保持間隙(3)に隣接する領域(9,
14)の母線は直線であることを特徴とする請求項1に
記載のグリッパ式織機における搬送用グリッパの糸保持
装置。 - 【請求項5】前記保持間隙(3)に隣接する領域(9,
14)は平面の一部であることを特徴とする請求項1に
記載のグリッパ式織機における搬送用グリッパの糸保持
装置。 - 【請求項6】前記保持間隙(3)はその一側が凹部
(9)に、また他側が凸部(14)に対して隣接してい
ることを特徴とする請求項1に記載のグリッパ式織機に
おける搬送用グリッパの糸保持装置。 - 【請求項7】前記第1の保持部材(1)は保持間隙
(3)に隣接する一方の領域(9)としての透孔(8)
を備え、第2の保持部材(2)は保持間隙(3)に隣接
する他方の領域(14)としてのテーパ状部(13)を
備えていることを特徴とする請求項1に記載のグリッパ
式織機における搬送用グリッパの糸保持装置。 - 【請求項8】前記第1及び第2の保持部材(1,2)
は、保持間隙(3)の寸法を変えて緯糸(4)の挿入及
び導出を促進すべく、互いに移動可能に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のグリッパ式織機にお
ける搬送用グリッパの糸保持装置。 - 【請求項9】前記第2の保持部材(2)はその長さ方向
における延長部分が保持間隙(3)の外部において第1
の保持部材(1)により保持されていることを特徴とす
る請求項1に記載のグリッパ式織機における搬送用グリ
ッパの糸保持装置。 - 【請求項10】前記第1の保持部材(1)はグリッパヘ
ッドに固着されるための案内部材であることを特徴とす
る請求項1に記載のグリッパ式織機における搬送用グリ
ッパの糸保持装置。 - 【請求項11】糸保持装置を備えたことを特徴とする請
求項1乃至10のいずれか1項に記載のグリッパ織機。
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