JPH07118925A - 牽切紡用抗菌性ポリアミドトウ及びその製造方法 - Google Patents

牽切紡用抗菌性ポリアミドトウ及びその製造方法

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JPH07118925A
JPH07118925A JP26342393A JP26342393A JPH07118925A JP H07118925 A JPH07118925 A JP H07118925A JP 26342393 A JP26342393 A JP 26342393A JP 26342393 A JP26342393 A JP 26342393A JP H07118925 A JPH07118925 A JP H07118925A
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polyamide
tow
antibacterial
fiber
spinning
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JP26342393A
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Shinji Sano
眞二 佐野
Kiyoshi Kawai
清 河合
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 繊維内部に銀置換抗菌性ゼオライト(0.
01〜20重量%)を含有する抗菌性ポリアミド繊維か
ら構成され、繊維表面に界面活性剤及び不活性微粒子
(シリカ等、0.01〜1.0重量%)が付着している
牽切紡用の抗菌性ポリアミドトウである。 【効果】 牽切紡する際のトラブル発生を大幅に抑制
でき、高い生産性で牽切紡によるポリアミドスライバを
製造できる。しかも、得られるポリアミドスライバは、
優れた抗菌性能を有するので、衣料品関係の繊維製品用
の抗菌性紡績糸のスライバとして有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、良好な牽切性を有し、
牽切紡により高品質の抗菌性スライバを得るために好適
な抗菌性ポリアミドトウ及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】2.5d以下のように単糸繊度が細く、
70〜130mmのように繊維長が比較的長いポリアミド
ステープルは、紡績性が大幅に劣るので、特にカード工
程において、シリンダー巻付きによる生産性の低下、ネ
ップ発生によるスライバーの品質低下という大きな問題
があり、満足のいく細番手の紡績糸を得ることは困難と
されている。
【0003】一方、細繊度繊維の紡績性向上を狙いとし
た紡績方法として牽切紡がある。この牽切紡はトウを牽
切しながら直接スライバとする方法であり、このスライ
バからバルキースパン糸や高強度スパン糸等が製造され
る。
【0004】この牽切紡は比較的細繊度で繊維長が長い
スライバを容易に得ることが出来ることからアクリル系
繊維やポリビニル系繊維において一般に用いられてきて
いる。しかし、単繊維の伸度水準の関係等からポリアミ
ド繊維やポリエステル繊維は牽切紡することが難しく、
これら繊維には牽切紡は殆ど適用されていなかった。
【0005】そこで、ポリエステル系繊維の牽切紡を可
能とするため、低伸度化により牽切性を改善する方法が
提案された(特開昭53−98418号公報等)。
【0006】また、ポリアミド繊維の牽切紡の工業的実
施化も検討され、ポリアミドトウを構成する単繊維の繊
度や切断伸度等を特定値とする方法が提案されている
(特開平2−41422号公報)。この方法により、ポ
リアミド繊維の牽切紡の工業的実施はある程度可能とな
り、比較的細繊度で繊維長の長いポリアミドスライバが
得られるようになった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その牽
切性は、従来から行なわれているアクリル系繊維やポリ
ビニル系繊維のトウの場合に比し未だ劣るものであり、
工業的に安定生産するという観点からして十分な牽切性
とは言い難いものであった。
【0008】牽切性が悪い場合は、例えば、牽切時に、
トウを構成する繊維の分繊性が不良となり、トウ構成単
繊維の集団切れ、静電気発生によるローラ巻付き等の生
産トラブルが発生し易い。また、牽切性が悪いと、繊維
長ばらつきが大きく、牽切斑のあるスライバとなり易
く、スライバ品質が劣るものとなる。
【0009】また、昨今の健康・清潔ブームにより、特
に素肌に直接触れるランジェリー、下着類等やストッキ
ング、ソックスのような靴下類等の用途では、バクテリ
アやかび等の微生物に対して優れた抗菌作用を有するポ
リアミド繊維が要求されてきており、そのため、銀イオ
ン置換の抗菌性ゼオライトを繊維内部に配合して抗菌性
繊維とする技術が提案されている(特公昭63−540
13号公報や特開平4−228608号公報)。
【0010】この抗菌性ポリアミドから牽切紡用ポリア
ミドトウを製造することについて検討したが、上記した
牽切性の問題を解消することができず、牽切紡用抗菌性
ポリアミドトウを得ることは困難であった。
【0011】そこで、本発明は、上記した従来技術の問
題点を解消し、牽切時集団切れやローラ巻付き等の生産
トラブルの発生を十分に抑え高い生産性で牽切紡するこ
とが可能であり、しかも、優れた抗菌性を有する牽切紡
用ポリアミドトウを提供することを主たる目的とする。
【0012】また、本発明は、牽切紡により細繊度かつ
繊維長が長い短繊維からなる抗菌性ポリアミドスライバ
を工業的に安定して得ることを可能とするものである。
【0013】さらに、本発明は、併せて、その牽切紡用
抗菌性ポリアミドトウの好適な製造方法を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明(請求項1)の牽切紡用抗菌性ポリアミドト
ウは、繊維内部に銀置換抗菌性ゼオライトを繊維に対し
0.01〜20重量%含有する抗菌性ポリアミド繊維か
ら構成され、該繊維表面に界面活性剤及び不活性微粒子
が付着し、かつ、前記不活性微粒子の付着量が繊維に対
し0.01〜1.0重量%であることを特徴とする。
【0015】また、本発明(請求項3)の牽切紡用抗菌
性ポリアミドトウの製造方法は、0.01〜20重量%
の銀置換抗菌性ゼオライトを含有する抗菌性ポリアミド
を溶融紡糸し、冷却固化後に界面活性剤及び不活性微粒
子を含有する油剤液によって給油処理し、延伸すること
により、請求項1記載の牽切紡用ポリアミドトウを製造
することを特徴とする。
【0016】以下、本発明を詳細に説明する。
【0017】本発明におけるトウはポリアミド系繊維か
らなる。そのポリアミド系繊維としては種々のポリアミ
ド繊維が使用可能であるが、コスト、機械的物性、熱的
性質等の点から実質的にナイロン6あるいはナイロン6
6からなる繊維が最も好ましい。
【0018】本発明で用いる銀置換ゼオライトとして
は、次のような物が挙げられる。
【0019】銀置換する前のゼオライトは、SiO2
Al2 3 を主成分とした3次元骨格のアルミノケイ酸
塩であり、天然ゼオライト、合成ゼオライトのいずれを
も用いることができる。代表的なものとしては、チャバ
サイト(Chabazite)、クリノプチロライト(Clinoptilo
lite)、エリオナイト(Erionite)、フォージャサイト
(Faujasite)、モルデナイト(Mordenite)などの天然ゼ
オライト;A型、X型、Y型、モルデナイト型、ペンタ
シル型、フェリエライト型、ベータ型、ZSM−5型、
ZSM−11型などの合成ゼオライトが適当である。溶
融紡糸における着色を抑え、粒子分散性を高めるために
は、SiO2 /Al2 3 モル比が、例えば15以上と
高いゼオライトの方が好ましい。
【0020】これらゼオライトは、イオン交換反応によ
ってゼオライト中のアルカリあるいはアルカリ土類金属
と銀イオンとを置換して銀置換ゼオライトとすればよ
い。具体的には、水溶性銀化合物の溶液で処理すればよ
い。本発明で使用する銀置換ゼオライトは、銀イオンと
ともに他の金属イオン(銅、亜鉛など)が同時置換され
た複合型の抗菌性ゼオライトであってもよい。
【0021】銀イオンの置換量は、ゼオライトの構造、
SiO2 /Al2 3 モル比などで変わるが、一般的に
は0.1〜20重量%の範囲が適当である。
【0022】銀置換ゼオライトのポリアミド繊維への配
合量は、置換されている銀量により変わるが、一般には
繊維に対して0.01〜20重量%が適当である。なか
でも、0.05〜5重量%が好ましく、特に、0.1〜
2重量%が好ましい。その配合量が、少な過ぎれば抗菌
効果が不十分である。逆に、多過ぎれば繊維化すること
が困難となるし、また、着色が大きくなるので染色後の
繊維色調が悪化し、商品価値が著しく低下する。
【0023】銀置換ゼオライトのポリアミド繊維への配
合方法は、ポリアミド繊維原料を重合する時でもよい
し、また、紡糸前のいずれでもよいが、なかでも、ポリ
アミド重合前や重合途中のような重合完了前の段階での
添加がゼオライト粒子をポリアミド中に均一に微分散さ
せるために好ましい。
【0024】このように銀置換抗菌性ゼオライトを添加
したポリアミドには、さらに水難溶性銅化合物を添加す
ることが、抗菌性の失活を抑制するために好ましい。
【0025】水難溶性銅化合物は、20℃における水1
00gに対する溶解量が100mg以下の銅化合物で表さ
れるように、水に全くあるいは極く微量しか溶解できな
い銅化合物であり、塩化第1銅、ヨウ化第1銅、臭化第
1銅などのハロゲン化銅;炭酸銅、酸化銅などの無機酸
銅;安息香酸銅などの有機酸銅などで代表される。
【0026】最適な水難溶性銅化合物は、ポリアミドに
溶解したり微分散することが可能であるという点からし
て、ハロゲン化銅、特にヨウ化銅が最適である。
【0027】この銅化合物の配合量は繊維に対して0.
001〜1.0重量%であればよい。なかでも0.00
5〜0.5重量%が好ましく、特に0.01〜0.1重
量%が好ましい。その配合量が少な過ぎると、抗菌性失
活抑制効果が不十分であり、逆に、多過ぎると製糸時の
糸切れや着色の増大等のトラブルを生じ易くなる。
【0028】これに対し、ゼオライト中の置換金属とし
て銀とともに銅を入れた複合型金属置換ゼオライトの使
用では、抗菌性の失活抑制効果は殆ど得られず、染色製
品の抗菌性を満足な水準に保持することが困難である。
【0029】また、これら銅化合物のポリアミド中への
溶解および分散を助け、ポリアミド中での安定化を図る
ために助剤を同時に配合してもよい。その助剤として
は、例えば、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、臭化
カリウム、臭化ナトリウムで代表されるハロゲン化アル
カリが挙げられ、なかでも、ハロゲン化カリウムが好ま
しい。
【0030】このハロゲン化アルカリの配合量は、一般
に、繊維に対して0.001〜1.0重量%であればよ
い。さらに、0.01〜0.1重量%が好ましい。実際
には銅化合物と同程度のモル数で配合すればよい。この
ハロゲン化アルカリは、ポリアミド中での銅化合物の安
定化を図り、銅化合物によるポリアミドの着色を抑制す
る上でも有効である。
【0031】この銅化合物は紡糸前のポリアミドに配合
することが好ましい。例えば、繊維形成に障害のない程
度に微粉化できる銅化合物は、粉末状でポリアミド(ペ
レット)とブレンドして十分に混合した後に紡糸に供す
ればよい。また、溶媒に溶解できる銅化合物は、溶解し
た濃厚液をポリアミドに振り掛けた後乾燥する方法をと
ってもよい。
【0032】これに対し、銅化合物を銀置換ゼオライト
とともに重合以前に添加する場合は、重合途中において
銅化合物がゼオライト中に金属置換、吸着されるので、
所定量の銅化合物を独立して存在させるためには、ゼオ
ライトに取込まれる量を見込んだ多量の銅化合物の添加
が必要となり、この多量の銅化合物により得られる繊維
の着色や経日変色を生じ易く、好ましくない。
【0033】この抗菌性ポリアミド繊維は、銅イオンや
銀イオンと反応してその効果を減殺することがない化合
物であれば、耐熱剤、耐光剤、分散剤、制電剤などの通
常の添加剤を同時に含有させてもよい。
【0034】本発明のトウを構成する単繊維は、繊維表
面に界面活性剤及び不活性微粒子が付着していること、
そして、その不活性微粒子の付着量が0.01〜1.0
重量%であることが必要である。さらに、0.05〜
0.5重量%が好ましい。この付着量が少な過ぎる場合
は、牽切時の単繊維間摩擦抵抗を十分に低下させること
が難しく本発明の目的を達成できない。また、多過ぎる
場合は、目的とする効果が飽和に達する反面、工程途中
における不活性微粒子の脱落が多く工程通過時の障害を
誘発し易くなる。
【0035】本発明で用いる不活性微粒子は、酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、
フェライト等の金属酸化物や、炭酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、シリカ、タルク、ジルコニア、窒化珪素、
黒鉛等の微粒子のことであり、なかでもシリカが本発明
の目的達成の上で最も好ましい。
【0036】不活性微粒子の平均粒径は1〜500mμ
であることが好ましく、さらに5〜200mμであるこ
とが好ましい。1mμ未満の場合は、繊維表面に付着さ
せた粒子による摩擦抵抗低減効果が十分に発揮され難い
し、また、500mμを超えると構成する単繊維を損傷
する可能性が出てくるし、繊維表面から脱落し易くなる
という欠点が顕在化してくる。
【0037】不活性微粒子の形状は、略球状、針状、板
状など特に限定されないが、摩擦抵抗低減効果、構成す
る単繊維表面への傷付き難さ等の観点から略球状の微粒
子であることが好ましい。
【0038】また、繊維表面に界面活性剤とともに付着
した不活性微粒子は凝集している場合もあるが、凝集し
ていても本発明においては基本的に支障はない。しかし
ながら、可能な限り凝集しない状態で均一に付着してい
ることが本発明の目的を十分に達成するために好まし
い。
【0039】繊維表面に付着させる界面活性剤として
は、高級脂肪酸のカルボン酸塩、高級アルコールや高級
アルキルエーテルの硫酸エステル塩、アルキルベンゼン
スルフォン酸塩、パラフィンスルフォン酸塩、高級アル
コールリン酸エステル塩、高級アルキルリン酸エステル
塩、高級アルコールエチレンオキサイド付加物リン酸エ
ステル塩などのアニオン系界面活性剤、アミノ酸型両性
界面活性剤やベタイン型両性界面活性剤、硫酸エステル
型両性界面活性剤などの両性界面活性剤、ポリエチレン
型やグリコール型、多加アルコール型などの非イオン系
界面活性剤等が使用される。この界面活性剤は必要に応
じて2種以上混合して使用してもよい。また、上記成分
にカチオン系界面活性剤を少量成分として併用してもよ
い。
【0040】なかでも、炭素数が12〜18の高級アル
コールリン酸エステルのカリウム塩のような高級アルコ
ールリン酸エステル塩が好ましい。
【0041】この界面活性剤は、繊維表面に適度なぬめ
り性を付与して獣毛様とするためにも必要であるし、ま
た、牽切時の静電気発生等を防止し、繊維表面付着の不
活性微粒子とともにローラ巻付き等の牽切時のトラブル
発生を抑制するためにも必要である。
【0042】この界面活性剤のトウへの付着量(トウ付
着油分量)は0.1〜3.0重量%であることが好まし
い。0.1重量%未満の場合、牽切性の十分な向上効果
が得られ難く、また、3.0重量%を超える場合は、牽
切時にローラへの界面活性剤脱落が生じ易く、逆にロー
ラへの巻付き等のトラブルを誘発する。
【0043】また、本発明のトウを構成する単繊維の表
面には、前記界面活性剤や不活性微粒子の他に、ポリシ
ロキサン系繊維処理剤が付着していてもよい。
【0044】このポリシロキサン系繊維処理剤として
は、ジメチル系、メチルフェニル系等のアニオン系非反
応型ポリシロキサン、変性ポリエーテル系の非イオン型
非反応型ポリシロキサン、高重合物系のアニオン性ある
いはカチオン性反応型ポリシロキサン等が使用できる
が、なかでも高重合物系のカチオン性反応型であるアミ
ノアルキルポリシロキサンが好ましい。
【0045】ポリシロキサン系繊維処理剤の併用は、前
記界面活性剤の効果をさらに増大させるために有効であ
る。しかし、牽切等のトウ高次加工時に、繊維から脱落
してローラやガイド類に付着し、逆にトウ巻付き等の問
題を誘発する場合もあるので、その付着量は、繊維重量
を基準として1.0重量%以下に抑えることが好まし
い。このポリシロキサン系繊維処理剤は、さらに、構成
する単繊維間の滑り性を向上させ、牽切時の集団切れを
より改善させる効果をも有する。
【0046】本発明のトウを構成する単繊維は、その切
断伸度(平均値)を55%以下さらには45%以下とす
ることがさらに牽切性を向上させるために好ましい。ま
た、その単糸繊度や断面形状は特に限定するものではな
い。例えば、2.5d以下のような比較的細繊度として
カシミヤ獣毛のようなソフトな風合としてもよいし、ま
た、3d程度のウール等と混紡して相手素材の風合を活
かしながら細番手化を図ってもよい。その断面形状は、
丸断面の他、三角断面、四角断面等の多角形断面、偏平
断面、中空断面等であってもよい。
【0047】本発明のトウの総繊度は操業性、生産性、
牽切装置の能力、梱包形態等の観点から、10万〜10
0万デニールであることが好ましく、さらに、30万〜
60万デニールであることが好ましい。
【0048】本発明のトウの構成する単繊維の平均強度
は、抗ピル性を考慮に入れつつ布帛製造時の実用性をも
鑑みて3〜10g/dとすることが好ましい。
【0049】次に、前記した抗菌性ポリアミドから本発
明のトウを製造する方法について説明する。
【0050】前記した方法で製造した抗菌性ポリアミド
を溶融紡糸に供する。この抗菌性ポリアミドは、一旦固
化されたチップ状ポリアミドをエクストルーダやプレッ
シャメルタ方式等の紡糸機で再溶融させて供するもので
あってもよいし、また、重合後直接に紡糸に供するもの
であってもよい。
【0051】その溶融ポリアミドは、紡糸口金を介して
吐出され繊維状とされる。この際、繊維の断面形状ある
いは複合状態等は特に限定されない。紡糸口金から吐出
された繊維状物は、通常の方法で冷却固化された後に引
取られる。その引取り方法としてはドラムに巻取る方
法、缶に収納する方法等がある。また、その引取り速度
は特に限定されない。300m/分程度の低速で引取っ
てもよいし、2500m/分程度以上、さらには、50
00m/分以上のような高速で引取ってもよい。
【0052】その引取り速度が十分に高く高配向が得ら
れている場合は、実質的に延伸することなく牽切紡に供
することもできるが、それ以外の未延伸や中間配向の場
合は、その後に延伸して牽切紡に供される。
【0053】引取られたトウは、通常、延伸後の総繊度
が10万〜100万デニールになるようにその複数本を
引揃えた後に延伸される。その延伸方法は、通常、周速
の異なるローラ間でトウを延伸する方法が採られる。そ
の延伸の際には、蒸気や熱水で加熱して延伸性を向上さ
せる方法を用いてもよい。
【0054】単繊維の切断伸度が55%以下のように低
いトウとするためには、例えば、延伸の後に、熱板ある
いは熱ドラム上で収縮を制限しながら熱処理する方法を
とればよい。その熱処理温度は100〜200℃が好ま
しく、その間若干の延伸あるいは弛緩を施してもよい。
【0055】その後、トウは、紡績性向上等のために、
通常、押し込み型捲縮付与装置により捲縮を付与され、
さらに必要に応じて100℃以下の温度で乾燥される。
【0056】本発明のトウの繊維表面に付着している不
活性微粒子及び界面活性剤は、上記製造工程の任意の段
階で、それぞれ単独であるいは同時に付与すればよく、
なかでも、トウを給油処理する際に両成分を同時に含む
油剤液によって付与することが好ましい。
【0057】不活性微粒子及び/又は界面活性剤を含む
油剤液のトウへの付与は、浸漬法、噴霧法(スプレー法
あるいはシャワー法)により行えばよい。その付与工程
は、トウの延伸前、延伸後、定長下での熱処理後、捲縮
付与後、乾燥後のいずれであってもよく、これらの工程
のうちの一箇所あるいは複数箇所にて実施すればよい。
特にトウの延伸前に浸漬法にて付与することが好まし
い。ポリシロキサン系繊維処理剤を付与する場合も、こ
の油剤液中への配合により同様に行なえばよい。
【0058】この給油処理の油剤液は水エマルジョン液
であることが好ましく、その濃度は0.5〜10重量%
程度、界面活性剤の含有量は0.5〜10重量%程度、
不活性微粒子の含有量は0.01〜1.0重量%程度で
あればよい。
【0059】そして、その付着量(トウ付着油分量)
は、不活性微粒子の繊維表面付着量が所定量となる量で
あれば特に限定されないが、一般には0.01〜1.0
重量%程度が用いられる。
【0060】その給油処理時の油剤液中における不活性
微粒子は、水を主体とした分散媒中でコロイダル状に分
散していればよい。場合によっては、アルコール類、エ
ーテル類、グリコール類、ケトン類、エステル類等さら
にはジメチルホルムアルデヒド等の有機溶媒中に分散し
ていてもよい。
【0061】本発明の牽切紡用抗菌性ポリアミドトウは
トウ牽切装置により牽切されてスライバとされ、その
後、極細紡績糸等の状態で織物、編物の形態で用途に応
じた布帛製品とすればよい。
【0062】これら布帛化までの工程で、この抗菌性合
成繊維は、他の合成繊維、例えば、通常のポリアミド繊
維、ポリエステル繊維、アクリル繊維;あるいは、綿、
ウールなどの天然繊維等と混用(例えば、混紡、交編、
混織等)して用いてもよいが、布帛製品における本発明
の抗菌性合成繊維の混率が15%以上となるように、布
帛設計することが好ましい。混率が15%未満と少ない
場合には、最終製品において十分な抗菌効果を発揮する
ことが困難である。
【0063】このように用途に応じた方法で最終製品と
されるが、その最終製品とされるまでの任意の段階で、
通常の方法で染色され、また、必要に応じて仕上げ加工
される。その染料としては、合成繊維一般に用いられる
染料、すなわち分散染料、酸性染料、塩基性染料、直接
染料などが使用できる。また、仕上げ加工としては、撥
水、制電、柔軟加工のような通常の仕上加工が挙げられ
る。
【0064】
【作用】本発明の牽切紡用抗菌性ポリアミドトウは、繊
維内部に銀置換ゼオライトを分散含有しているため、牽
切時の切断開始点となり易く、また繊維表面に特定量の
不活性微粒子を付着させているため、繊維同志の摩擦抵
抗が大幅に低減され、分繊性が改善されるため、牽切時
の集団切れが大幅に防止される。同時に、静電気発生が
抑制されローラ等の巻付き等の生産トラブルも大幅に防
止される。
【0065】即ち、不活性微粒子が付着していない従来
のポリアミドトウの場合、湿式紡糸法によるため繊維表
面がフィブリル化しているアクリル系繊維やヤング率の
高いポリエステル系繊維に比べ、繊維表面が平滑でかつ
ヤンク率が低いので、単繊維同士の粘着性が高くて摩擦
抵抗が大きくなり易く、このため、トウを構成する繊維
の分繊性が不良となり、この結果、牽切時の集団糸切
れ、あるいは静電気発生によるローラ巻き付き等の生産
トラブルを誘発している。
【0066】しかし、本発明のトウの場合、トウの繊維
表面に界面活性剤と特定量の不活性微粒子とが付着して
いるので、これにより、繊維表面の摩擦抵抗が大幅に低
減され分繊性が改善され牽切時の集団糸切れが大幅に防
止される。同時に、静電気発生が抑制されローラ巻き付
き等の生産トラブルも大幅に防止される。
【0067】これらの結果、牽切性が大幅に向上し、ナ
イロン66トウを高生産性で牽切紡することも可能とな
るし、さらに、得られるスライバの品質も向上する。
【0068】なお、二酸化チタンのような不活性微粒子
は通常繊維内部にも配合されるが、このような繊維内部
添加では、繊維表面に所望量の不活性微粒子を存在させ
ることは困難であり、本発明の目的は達成できないし、
しかも、ポリマ中に配合した不活性微粒子により必然的
にダル調の強い繊維になってしまうという大きな制約が
ある。
【0069】また、銀置換ゼオライトは、銅等の他の抗
菌性金属のみを置換含有するゼオライトに比し抗菌性が
はるかに優れているので、少量の使用で所望の抗菌効果
が得られるし、しかも、その抗菌性能は耐洗濯性に優れ
ているので、衣料用途等に好適である。
【0070】請求項4の製造方法のように、銀置換抗菌
性ゼオライトをポリマの重合が完了する前の段階で添加
し、かつ、水難溶性銅化合物を紡糸前のポリマに添加す
ることにより抗菌性ポリアミドとし、これを溶融紡糸、
冷却固化、給油処理、延伸する方法をとれば、抗菌性能
に優れたポリアミドトウを工業的に容易な方法で製造す
ることができる。
【0071】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0072】なお、以下における特性値等は次の方法に
より測定した。
【0073】(1) トウ付着油分量: JIS L 10
15ー7ー22(2)の方法に準じて抽出分(重量%)
を求める。次に、この抽出分を分解してケルダール窒素
定量法によりポリアミドポリマのモノマ、オリゴマー相
当量(以下MO量、重量%)を求める。そして、下記式
によりトウ付着油分量を算出する。 トウ付着油分量(重量%)=抽出分−MO量 ただし、抽出分の分解には分解剤として硫酸ナトリウ
ム:硫酸カリウム:硫酸銅=1:2:1(重量比)の混
合物を使用し、濃硫酸を加えて加熱分解する。
【0074】(2) トウ付着シリカ量: トウを湯洗して
得られた付着成分の抽出液を、乾固した後、湿式灰化さ
せる。得られた灰分を硝酸にて加熱溶解させ、原子吸光
法にてケイ素を定量分析する。そして、シリカ量を求め
る。
【0075】(3) 油剤有効成分濃度: 油剤約10gを
コニカルビーカーにとり90〜98℃の乾燥機中で十分
に蒸発乾固させた。その蒸発乾固前の油剤重量(W
2)、その蒸発乾固後の油剤重量(W3)をそれぞれ測
定し、次式にて算出する。 油剤有効成分濃度(重量%)=(W3/W2)×100
【0076】(4) 牽切性: 牽切時の集団切れの発生状
況、ローラへのトウ巻付きの発生状況、及び牽切時の装
置停止頻度から、牽切性を相対評価した。
【0077】(5) スライバの平均繊維長: JIS L
1015A(ステープルダイヤグラム法)の方法に準
じた。
【0078】(6) スライバの品質: 繊維長のばらつ
き、スライバ斑の程度等から相対評価した。
【0079】(7) 抗菌性: 10回洗濯した後の試料編
地について試験した。この洗濯した資料編地に試験菌
(黄色ブドウ状球菌 Staphylococcus aereus IFO12732
)のブイヨン懸濁液を注加し、密閉容器中で37℃、
18時間培養した後の生菌数を計測し、植菌数に対する
菌減少数の比を求め、対数でもって示した。
【0080】[実施例1]モルデナイト型ゼオライト粒
子(SiO2 /Al2 3 モル比が17)を硝酸銀水溶
液で処理して銀イオンを7.5重量%含有する銀置換抗
菌性ゼオライト粒子を製造した。
【0081】得られた銀置換ゼオライト粒子をナイロン
6の重合前の段階で5.0重量%添加し、常法どおり重
合して抗菌性マスターペレットを製造した。
【0082】一方、ナイロン6に沃化カリウム2.0重
量%及び沃化銅2.0重量%を添加した助剤マスターペ
レットを製造した。
【0083】二酸化チタンを0.23重量%含有するナ
イロン6ベースペレットに、上記抗菌性マスターペレッ
トを1.0重量%、及び、上記助剤マスターペレットを
0.2重量%添加し混合した後、紡糸温度265℃で溶
融紡糸した。
【0084】溶融紡糸、冷却固化、1300m/分で引
取られた未延伸サブトウを、最終的な総繊度が約40万
デニールになるように複数本引揃え、油剤浴中を通過さ
せゴム製ニップローラで挟んで油剤付着量を制御した
後、水蒸気中で2.7倍に延伸した。その油剤液は、次
の濃度、組成からなる水エマルジョンであった。
【0085】 油剤有効成分濃度: 2.0重量% 油剤有効成分組成: ラウリルアルコール系リン酸エステルカリウム塩 80重量部 その他の平滑剤、制電剤成分 20重量部 平均粒径が15mμのシリカの含有量(対、油剤液): 0.1重量%
【0086】その後、170℃のドラム上で熱処理し、
前記油剤中と同じ界面活性剤成分を付与した後、押し込
み型捲縮付与装置によって捲縮を付与した。得られたト
ウは、単繊維繊度1.5デニール、強度7.0g/d、
伸度45%、付着油分量0.7重量%であった。
【0087】次いで、このトウをオーエム製作所(株)
製“トウリアクター”TR−II型を用い、トウ延伸部の
全倍率1.1倍、メインカットゾーンの延伸倍率2.6
倍の条件で牽切紡を行なった。その牽切紡装置は、トウ
を延伸、牽切する領域が6段階の多段延伸型になってい
るもので、トウの延伸を行なうゾーン(トウ延伸部)が
3段、次に、メインカットゾーンが1段、さらに次に、
構成トウの95%以上を繊維長20cm以下に修正カット
するゾーンが2段と、順次配置されていた。
【0088】その牽切性は良好で、集団切れの発生もな
く、静電気発生やゴムローラへのトウ巻き付き等のトラ
ブルによる牽切紡装置の停止もなく、高い生産性で牽切
紡することができた。また、得られたスライバは、平均
繊維長が96mm、繊維長ばらつきが20〜200mmで、
スライバ斑もなく、優れた品質であった。
【0089】得られたナイロン6スライバを用いて80
番手の紡績糸を製造し、さらに編地とした。得られた編
地の抗菌性能は、表1に示すとおり、良好であった。
【0090】[比較例1]未延伸トウに付着させる油剤
液中にシリカが含まれない以外は実施例1の油剤液と同
じとし、実施例1と同様の条件でトウを製造し、実施例
1同様に牽切紡を試みた。
【0091】しかし、牽切時に集団切れやボトムローラ
への巻付きが頻発し、安定した状態でスライバを得るこ
とはできなかった。このような状態で得られたスライバ
の形状は劣っていた。
【0092】[比較例2]用いるポリマを、実施例1の
ナイロン6ベースポリマのみとした以外は、実施例1と
同様の条件でトウを製造し、牽切紡を行った。
【0093】得られたスライバーを用い実施例1と同様
に紡績し編地を製造したが、得られた編地は、表1に示
すとおり、抗菌性能が著しく劣っていた。
【0094】[実施例2、3]表1に示すように、繊維
中の銀ゼオライト含有量及びヨウ化銅含有量を変更した
以外は、実施例1と同様の条件でトウを製造し、牽切紡
を行った。
【0095】得られたスライバーを用い実施例1と同様
に紡績し編地を製造した。得られた編地の物性は表1の
とおり、牽切性、スライバ特性、抗菌性ともに良好であ
った。
【0096】[実施例4]表1に示すように、未延伸ト
ウに付着させる油剤液中のシリカ含有量を変更した以外
は、実施例1と同様の条件でトウを製造し、牽切紡を行
った。
【0097】得られたスライバーを用い実施例1と同様
に紡績し編地を製造した。得られた編地の物性は表1の
とおり、牽切性、スライバ特性、抗菌性ともに良好であ
った。
【0098】
【表1】
【0099】
【発明の効果】本発明のポリアミドトウを用いて牽切紡
を行なうと、トウ構成単繊維の集団切れの発生も、静電
気発生やローラ巻付き等のトラブルの発生も大幅に抑制
することができ、高い生産性で牽切紡によるポリアミド
スライバを製造することができる。
【0100】しかも、このポリアミドスライバは優れた
抗菌性能を有するので、黄色ブドウ状球菌、大腸菌、枯
草菌、肺炎棹菌、緑膿菌のようなバクテリア類、カンジ
タ菌、白癬菌のような真菌類(カビ)に対し、また、染
色処理や後加工処理の後も優れた抗菌性能を発揮する紡
績糸や繊維製品を得ることができる。
【0101】また、牽切紡によって得られる抗菌性ポリ
アミドスライバは、繊維長を90mm以上と長くすること
も容易であり、高品質で極細の抗菌性紡績糸とすること
ができる。
【0102】従って、本発明によると、染色や後加工処
理される繊維製品(ランジェリー、下着類のような衣料
品、ストッキングやソックスのような靴下製品、など)
用に好適な抗菌性ポリアミドスライバや紡績糸を、工業
的に容易に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01G 1/00 A 7152−3B D02G 1/00 Z 3/02 D06M 11/79 // D06M 101:34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維内部に銀置換抗菌性ゼオライトを
    繊維に対し0.01〜20重量%含有する抗菌性ポリア
    ミド繊維から構成され、該繊維表面に界面活性剤及び不
    活性微粒子が付着し、かつ、前記不活性微粒子の付着量
    が繊維に対し0.01〜1.0重量%であることを特徴
    とする牽切紡用抗菌性ポリアミドトウ。
  2. 【請求項2】 抗菌性ポリアミド繊維が、繊維に対し
    0.001〜1.0重量%の水難溶性銅化合物を含有す
    ることを特徴とする請求項1記載の牽切紡用抗菌性ポリ
    アミドトウ。
  3. 【請求項3】 0.01〜20重量%の銀置換抗菌性
    ゼオライトを含有する抗菌性ポリアミドを溶融紡糸し、
    冷却固化後に界面活性剤及び不活性微粒子を含有する油
    剤液によって給油処理し、延伸することにより、請求項
    1記載の牽切紡用ポリアミドトウを製造することを特徴
    とする牽切紡用ポリアミドトウの製造方法。
  4. 【請求項4】 銀置換抗菌性ゼオライトをポリアミド
    の重合が完了する前の段階で添加し、かつ、水難溶性銅
    化合物を紡糸前のポリアミドに添加することにより、ポ
    リアミドに対して0.01〜20重量%の銀置換抗菌性
    ゼオライトと0.001〜1.0重量%の水難溶性銅化
    合物とを含有する抗菌性ポリアミドとし、該抗菌性ポリ
    アミドを溶融紡糸することを特徴とする請求項3記載の
    牽切紡用ポリアミドトウの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002503770A (ja) * 1998-02-13 2002-02-05 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 抗菌剤を含有する芯・鞘ポリエステル繊維
CN106234413A (zh) * 2016-07-28 2016-12-21 东莞市雄林新材料科技股份有限公司 一种具有红外辐射功能的纳米抗菌剂及其制备方法
JP2017019837A (ja) * 2011-05-24 2017-01-26 アジエニック,インコーポレイテッド 抗菌性金属ナノ粒子の組成物および方法
KR20240036742A (ko) * 2022-09-13 2024-03-21 주식회사 더에버텍스 항균 방적사의 제조방법 및 이로부터 제조되는 항균 방적사와 의료용 섬유 제품

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