JPH07118174B2 - テ−プカ−トリツジ - Google Patents

テ−プカ−トリツジ

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JPH07118174B2
JPH07118174B2 JP62139375A JP13937587A JPH07118174B2 JP H07118174 B2 JPH07118174 B2 JP H07118174B2 JP 62139375 A JP62139375 A JP 62139375A JP 13937587 A JP13937587 A JP 13937587A JP H07118174 B2 JPH07118174 B2 JP H07118174B2
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JP
Japan
Prior art keywords
spring
lock piece
tape
shutter
case
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62139375A
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English (en)
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JPS63304487A (ja
Inventor
孝志 隅田
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Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,ディジタル・オーディオ・テープレコーダ
(以下DATと称す)用のテープカートリッジに代表され
るように,テープローディング用のポケットを開閉する
シャッタと,このシャッタを所定の摺動位置(一般には
開閉2位置)で摺動不能にロック保持するロック手段を
備えているテープカートリッジに関し,ロック手段の改
良を図ったものである。
〔従来の技術〕
この種のロック手段の従来技術として,ロック片を係止
姿勢に押圧付勢するばね部材を圧縮コイルばねで形成す
ることが特開昭60−253076号公報に公知である。更にこ
れを発展改良したものとして,第6図に示すごとく本体
ケース1内において,ロック片16の先端部上面と上ケー
ス1aの内面の窓板40に設けられたばね受突起41との間に
圧縮コイルばね21を装着し,該ばね21でロック片16を押
圧付勢する形態が,本出願人によって提案されている
(特願昭61−122617号など)。符号10はシャッタであ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のばね受突起41は牽制部材を兼ねており,ロック片
16がケース外面から突き上げ操作されるとき,その先端
上部を受け止めて腕が過剰に変形されるのを防いでい
る。そのために,ロック片16を介して作用する外力に充
分に対向できるよう,ばね受突起41は所定太さのボス状
に形成される。
このように,窓板40の平板部からボス形状の突起41を突
設する形態では,窓板40の上面側にひけができるのを避
けられない。とくに,上ケース1aを1次側として窓板40
を2色成形法によって一体成形するものにおいては,前
記突起41を上ケース1aと一体に形成する関係上,突起41
の突出長が大きくなるため,窓板40側に設ける場合より
も突起41の太さを大きくして必要強度を確保しなければ
ならず,上ケース1aの表面にひけが生じることを避けら
れなかった。また,突起40の成形不良を生じやすい点で
も不利があった。
本発明は,かかる事実に着目して,ロック片16の過剰揺
動を防ぐについて,より簡単な構造で動作牽制をおこな
えるものとし,同時にケース表面でのひけ発生などを確
実に防止することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では,第1図に示すようにロック片16を係止付勢
するばね21をロック片16の動作牽制部材として利用す
る。
具体的には,前記ばね21が圧縮コイルばねからなり、そ
のコイル巻数を多くすることにより、該ばね21の全圧縮
時の高さHを,上動規制位置におけるロック片16のばね
座20と上ケース1a側のばね受座31との間の上下間隔寸法
に設定して,全圧縮状態のばね21でロック片16の上面を
受止め支持することによりロック片16の過剰揺動を防止
できるものとした。
〔発明の効果〕
本発明では,ロック片用のばね21を利用してロック片16
の過剰揺動を防止するので,従来形態に比べてシャッタ
用のロック手段の構造を簡素化できる。また,ボス形状
の牽制用突起を省略できるので,突起が設けられる上ケ
ース1aを形成する際の成形性の悪さを解消し,全体とし
て成形不良による歩留率の低下を解消できるものとなっ
た。従って,前述の構造の簡素化によるコストダウン効
果と相まって,テープカートリッジの製造コストを低下
できるものとなった。
前記ばね21の組付位置に対応して,ばね21の外周を囲む
状態に支え部材24を設けるようにした本発明の好適な実
施例によれば,自由状態のばね21を正立姿勢で仮組みす
ることができ,しかも上下ケース1a,1bを組付ける際の
ばね21の位置や姿勢のずれを確実に防止して組立を行え
るので,ロック機能の信頼性を更に向上できることにな
る。同時に,ばね21の組立作業性を容易化できるので,
ばね組付を自動組立装置によって行うことが可能とな
る。
〔第1実施例〕 第1図ないし第4図は本発明をDAT用のテープカートリ
ッジに適用した第1実施例を示す。
第1図および第2図において,本体ケース1はプラスチ
ック製の上ケース1aと下ケース1bを蓋合わせ状にねじ結
合してなり,内部左右にテープ2が巻かれるハブ3・3
を有する。本体ケース1の前方中央部位にはテープロー
ディング用のポケット6が凹設されており,このポケッ
ト6の前端左右に設けた一対のテープガイド7・7を介
して,テープ2がケース前面に導出されて両ハブ3・3
につながっている。デッキに装填すると,前記ポケット
6を介してデッキ側のローディングピンでテープ2が前
方に引き出され,この状態ではテープ2がテープガイド
7・7から離れている。
ポケット6は前面と下面とが開放しており,前面側がテ
ープ保護用の前蓋9で,下面側がシャッタ10でそれぞれ
開閉される。
第2図において,シャッタ10はケース底壁4に沿って前
後方向にのみ摺動自在に支持されている。不使用時にポ
ケット6の下面をシャッタ10で常に閉じておくために,
下ケース1bとシャッタ10との間に捻じりコイル形のばね
13が介装してある。
シャッタ10を開き姿勢と閉じ姿勢の各位置で係止保持す
るために,ケース底壁4とシャッタ10との間に左右一対
のロック手段15を有する。
第3図および第4図において,このロック手段15はケー
ス底壁4の左右位置に設けたロック片16と,シャッタ10
の左右位置の前後2箇所に設けた係合孔17,および後述
するばね21とからなる。ケース底壁4にはポケット6の
両側端後方寄り部位において,前後に長い孔18を開口し
てあり,この孔18の後端から前方に向ってロック片16が
片持ち状に連出されている。ロック片16は連出基端側を
支点として上下に弾性変形するアーム形状をしており,
その前端に係合子19が下向きに突設されている。この係
合子19が前記係合孔17・17のいずれか一方に嵌係合する
ことにより,シャッタ10を開閉2位置で係止保持する。
ロック片16の前端上面にばね座20が突出形成されてい
る。
第3図において,ロック片16を囲む孔18の前端寄りの両
側壁に,弧状のばね受壁22が対向状に突設してある。こ
のばね受壁22とロック片16に設けられたばね座20で前記
ばね21を受止め支持する。つまり,係合子19のほぼ真上
にばね21の組付位置を設定している。この組付位置にお
いて,ばね21の外面を囲む状態で支え部材24を底壁4と
一体に設けた。
この支え部材24は,ばね21の左右側方および前方を連続
的に囲む両側壁25・25および前壁26で横断面が略C字形
に形成されている。なお,左右の各テープガイド7・7
と各ハブ3・3を結ぶテープパスに面する前記側壁25の
前隅に,半円状のテープガイドリブ27を横向きに突設す
る。両側壁25・25の後端からは抜止めリブ28・28を対向
状に突設する。前記両側壁25・25の対向間隔はばね21の
外直径より僅かに大きく,抜止めリブ28・28の対向間隔
は前記ばね外直径より小さく設定する。さらに,支え部
材24の上下高さは,ばね21の自由長の1/2以上に設定す
る。なお,図に向かって右方の繰出ハブ3側の支え部材
24では,一方の側壁25がシャッタ10の付勢用ばね13の取
付座と重合するためその前半部が切欠かれている。
支え部材24内にに装着したばね21の上端を受け止めるた
めに,上ケース1aの内面から板リブ状のばね受け片30を
下向きに突設する。第1図において,ばね受け片30の前
後幅はばね21の内直径より小さく設定してあり,下端に
くさび形状の組立案内面32を有する。このばね受け片30
の突出基端の周面,即ち上ケース1aの上壁内面をばね受
座31としてばね21の上端が受止め支持されている。
ばね21は金属線材製の圧縮コイルばねからなり,ロック
片16の過剰揺動を防ぐために,コイル巻数を多くして全
圧縮時の上下高さHを次のように設定する。第1図に示
すようにロック片16がケース外から上向きに突き上げ操
作されるときの許容揺動位置,つまり上動規制位置にあ
る状態において,ロック片16の先端上面のばね座20と上
ケース1aに設定されたばね受座31との上下寸法間隔を基
準にして,前記ばね高さHをこの上下寸法間隔と一致さ
せた。
組立時に,ばね21は支え部材24にその上面開口側から落
とし込んで仮組みする。この仮組み状態において,ばね
21の周面の上下方向の大部分が支え部材24で囲まれてい
る。従って,次工程への移動に伴う振動や衝撃等が下ケ
ース1bに作用しても,ばね21は正規の組付位置からずれ
ることなく立姿勢を維持できる。また,以後の工程で上
ケース1aを下ケース1bに蓋合わせ状に被せ付けるとき,
ばね21の外方が支え部材24で囲んであり,しかもばね21
の上下両端がばね座20とばね受け片30で係合保持されて
いるので,ばね21の装着位置および装着姿勢がずれるこ
とはない。
なお,支え部材24はロック片16の上動時にばね21がく字
形状に屈曲して外れようとするのを接当規制する機能を
果たすことにもなる。
〔第2実施例〕 第5図は本発明の第2実施例を示し,これではばね21の
例えば上半部を密着巻きとし,下半部のみを圧縮変形可
能として,全圧縮時の高さHが所定寸法になるようにし
たものである。
なお,全圧縮時のばね21の高さHをより厳密なものとす
るために,ばね線材の断面形状を矩形に変更することも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明に係るテープカートリッジ
の第1実施例を示しており, 第1図は第2図におけるA−A線断面図, 第2図は内部の平面図, 第3図は要部の平面図, 第4図は第3図におけるB−B線断面図である。 第5図は本発明に係るテープカートリッジの第2実施例
を示す縦断側面図である。 第6図はロック手段の比較例を示す縦断正面図である。 1a……上ケース,6……ポケット,10……シャッタ,16……
ロック片,20……ばね座,21……ばね,24……支え部材,31
……ばね受座。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープローディング用のポケット6を開閉
    するシャッタ10を、所定の摺動位置で係止保持するロッ
    ク片16と、該ロック片16を係止姿勢に押圧付勢するばね
    21とを備えているテープカートリッジにおいて、 前記ばね21は、圧縮コイルばねであって、コイル巻数を
    多くすることにより、該ばね21の全圧縮時の高さHが、
    上動規制位置におけるロック片16のばね座20と上ケース
    1a側のばね受座31との間の上下間隔寸法に一致させてあ
    ることを特徴とするテープカートリッジ。
JP62139375A 1987-06-03 1987-06-03 テ−プカ−トリツジ Expired - Lifetime JPH07118174B2 (ja)

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