JPH0685271B2 - テ−プカ−トリツジ - Google Patents

テ−プカ−トリツジ

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JPH0685271B2
JPH0685271B2 JP3166186A JP3166186A JPH0685271B2 JP H0685271 B2 JPH0685271 B2 JP H0685271B2 JP 3166186 A JP3166186 A JP 3166186A JP 3166186 A JP3166186 A JP 3166186A JP H0685271 B2 JPH0685271 B2 JP H0685271B2
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JP
Japan
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lock piece
shutter
opening
spring
coil spring
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孝志 隅田
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Hitachi Maxell Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,本体ケースにテープローディング用ポケッ
トを開閉するシャッタを備えたテープカートリッジに関
し,該シャッタの摺動ロック手段に特徴を有する。
〔従来の技術〕
第4図および第5図は本発明が対象とするシャッタ付き
テープカートリッジを例示しており,その基本構造は例
えば特開昭60-253076号公報などに公知である。そこで
は本体ケース1の底壁4の外面側に,これの前面に設け
たテープローディング用ポケット7の開口下面を開閉す
るシャッタ10を備えている。そして,不使用時にはシャ
ッタ10が前方に摺動してポケット7の開口下面を閉じ
る。デッキにテープカートリッジを装填すると,デッキ
側の部材でシャッタ10が後方に摺動変位してポケット7
の下面を開放状態にする。
かかるテープカートリッジにおいて,本発明はシャッタ
10の摺動ロック手段を問題にする。
この点に関する従来技術として,特開昭60-187982号公
報がある。そこでは,第6図に示すごとく本体ケース1
の底壁4に開口部17を透設し,該開口部にロック片19を
上下動自在に嵌合し,ロック片19の上端に設けた鍔35で
ロック片19の下方への抜け止めを図るとともに,該鍔35
の上面と上ケース1aとの間にコイルばね22を介装し,該
ばね22でロック片19を下向きに押圧付勢して該ロック片
の下端がシャッタ10に係合する形態を採る。この従来例
ではロック片19が下ケース1bと別体の部材となってお
り,部材点数が増えて組付け作業性が悪くなるところに
最大の欠点がある。
そこで,本出願人は前出の特開昭60-253076号公報など
において,第7図に示すごとく本体ケース1の底壁4に
前後に長い左右小幅の開口部17を透設し,該開口部内に
後端が底壁4につながる左右小幅のロック片19を片持ち
状に連設し,ロック片19の先端部19aが基端を支点にし
て上下動し得るものとする。そして,先端部19aの下面
に設けた係合子21がシャッタ10に係合する形態を採っ
た。
これによるときは,ロック片19がケース底壁4と一体に
成形されているので,構造が簡単で組付け作業性の良い
ものとなった。しかし,ロック片これ自体の弾性変形で
先端部19aを上下動させて,シャッタ10の摺動ロックと
ロック解除とを行うものであるため,継続使用するうち
にロック片19の先端係合子21がシャッタ側の係合孔(30
又は31)に確実に嵌係合しない事態が生じやすくなるこ
とを知った。
この点を更に改善するために,本出願人は同じ第7図に
示すごとく前記ロック片19の先端部19aの上面と上ケー
ス1a側との間にコイルばね22を介装し,該ばね2で先端
係合子21を下向きのロック姿勢に押圧付勢することを試
みた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに,ケース底壁4と一体のロック片19にコイルば
ね22を弾圧作用させる形態において,該ばね22でロック
片19の先端部19aが必要以上に下方へ押圧されると,前
記開口部17を介してロック片19の腹でシャッタ10を押し
下げることになり,ケース底壁4とシャッタ10との間に
大きな隙間が生じて塵埃の侵入を許すなどの不利を招
く。そのため,第7図(c)に示すごとくコイルばね22
の径寸法を開口部17の左右幅寸法よりも大きくし,ロッ
ク片19の先端係合子21がシャッタ10に係合した状態にお
いてはコイルばね22の下端がケース底壁4の内面に受け
止められるようにする必要がある。
しかし,コイルばね22を径大にすると,テープ2が該ば
ね22に接当干渉しやすくなって疵付きを受けるおそれが
あり,コイルばね22はその外径が出来るだけ小さいもの
が望まれる。ところが,コイルばね22を径小のものにす
ると,開口部17と先端部19aを含むロック片19との間に
は金型成形上かなり大きな隙間gが生じていることもあ
って,第7図(d)に示すごとくコイルばね22の下端が
該隙間gに落ち込み,ロック片19の先端部19aを必要以
上に下方へ押圧したり,該先端部19aをロック解除姿勢
に上動できない事態を招きがちである。
因に,このような不具合を解消するために,本出願人は
特開昭60-275733号を以てコイルばね28を下端の外径の
み大きく曲げ加工しておき,ばね本体部は小径のものと
し,下端末をケース底壁4で受け止めるものを示した。
しかし,この場合はコイルばね22の下端を特殊形状に加
工しなければならず,外径を大きくしたばね下端部に依
然としてテープ2が接当干渉するおそれがあり,なお改
善の余地があった。
更に,第7図の例に注目すると,開口部17とロック片19
とのまわりには隙間gが生じており,この隙間gの先端
部がシャッタ10の係合孔30・31を介して外部に連通状に
なっている。したがって,とくに不使用状態において隙
間gを介して塵埃が第7図(b)および第7図(c)の
矢印Pで示すごとくケース内に侵入するおそれがあり,
隙間gは出来るだけ小さくする必要がある。ところが,
この隙間gは底壁4とロック片19とを仕切る金型の壁部
材により形成されるため,隙間gを小さくするには該壁
部材の厚みを薄くしなければならない。そうすると,金
型の該壁部材の強度に問題があり,現状では隙間gが比
較的大きなものにならざるを得ない。
〔発明の目的〕
本発明はかかる従来例の不具合を解消するためにシャッ
タ10の摺動ロック手段に改良を加えたものである。
本発明の目的は,シャッタ10を定位置で確実に摺動ロッ
クできるテープカートリッジを得るにある。
本発明の目的は,シャッタ10の摺動ロック手段におい
て,本体ケース1の底壁4と一体にロック片19を成形す
ることにより,部材点数の少ない組付け作業性に優れた
テープカートリッジを得るにある。
本発明の目的は,シャッタ10の摺動ロック手段におい
て,無理のない金型構造でケース底壁4と一体にロック
片19を成形できるテープカートリッジを得るにある。
本発明の目的は,シャッタ10の摺動ロック手段におい
て,とくに不使用時におけるケース内への塵埃の侵入防
止が有効確実に図れるテープカートリッジを得るにあ
る。
本発明の目的は,シャッタ10の摺動ロック手段におい
て,ロック片19に作用するコイルばね22がテープ走行の
支障にならないテープカートリッジを得るにある。
本発明の目的は,シャッタ10の摺動ロック手段におい
て,ロック片19にコイルばね22が常に正しく作用し,ロ
ック片19の作動不良を来すことがないテープカートリッ
ジを得るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るシャッタ10の摺動ロック手段は,本体ケー
ス1の底壁4に透設される開口部17内に,基端が底壁4
につながるロック片19を片持ち状に連設し、ロック片19
これ自体の弾性変形でその先端部材19aが開口部材17内
において上下動し得るものとする。つまり,ケース底壁
4と共にロック片19を一体成形する。そして,ロック片
19の先端部19aの上面と,これの上方に位置する本体ケ
ース1側のばね受け部との間にコイルばね22を装着し,
該ばね22で先端部19aを押し下げ付勢し,以て該先端部1
9aの下面側の係合子21が定位置にあるシャッタ10の係合
孔(30又は31)に嵌係合して該シャッタ10の摺動をロッ
クする基本構成を採る。
かくして,本発明では第1図ないし第3図に示すごとく
前記開口部17におけるロック片19の先端部19aに臨む開
口縁に,該開口部17の内方に向けてばね受け座25・25を
突出形成し,該ばね受け座25・25でコイルばね22の下端
末を受け止めることができるようにしたものである。
〔作用〕
即ち,ロック片19の先端部19aに作用するコイルばね22
は該先端部19aの下面の係合子21がシャッタ10の係合孔
(30又は31)に確実に嵌係合する状態になるまで,該先
端部19aを下向きに押圧付勢する。しかし,係合孔21が
係合孔(30又は31)に確実に嵌係合した状態になると,
ロック片先端部19aの上面に受け止められていたコイル
ばね22の下端末はケース底壁4側のばね受け座25・25に
受け止められるようになり,該先端部19aを必要以上に
下方へ押圧しない。
〔発明の効果〕
以上のようにした本発明に係るシャッタ10の摺動ロック
手段によれば,ケース底壁4と共に開口部17,ロック片1
9の全体およびばね受け座25・25がそれぞれ一体成形さ
れ,組付け部材としてはコイルばね22だけである。その
コイルばね22も特殊な形状のものであることを要しな
い。したがって,組付け作業性に優れ,安価に実施でき
る。
コイルばね22がロック片19の先端部19aを下向きに押圧
するよう作用しているので,該先端部19aの下面の係合
子21が定位置にあるシャッタ10の係合孔(30又は31)に
確実に嵌係合し,ロック不良を招くことがない。にもか
かわらず,係合子21は係合孔(30又は31)に完全に嵌係
合した状態では,コイルばね22の下端末がロック片先端
部19aの上面からケース底壁4側に設けたばね受け座25
・25に受け止められるようにしたら,コイルばね22がロ
ック片19の全体を必要以上に押し下げることがなく,し
たがって特に不使用状態においてロック片19でシャッタ
10を押してケース底壁4とシャッタ10との間に大きな隙
間を生じることがなく,塵埃の侵入をよく防止できる。
ロック片19などの永久変形の防止にも有効である。
しかも,前記ばね受け座25・25は開口部17の内方に向け
て突出形成されており,コイルばね22の下端末が該開口
部17に臨むケース底壁4の内面に受け止められる形態と
は異なる。したがって,開口部17の開口縁からばね受け
座25を突出させた分だけ,コイルばね22の外径寸法も小
さくできる。例えば,コイルばね22の外径を開口部17の
幅寸法と一致ないしこれ以下にすることも可能である。
にもかかわらず,該ばね22の下端が第7図(d)に示す
ごとく開口部17に落ち込んでロック片19の先端部19aを
必要以上に押し下げたり,ロック片19の上下動を拘束し
てロック解除不能を招いたりすることがない。
このように,コイルばね22を径小のものにできるので,
走行中のテープ2が該ばね22に接当干渉して疵付くこと
もよく防止できる。
更に,径小のコイルばね22でもこれが開口部17に落ち込
むことがないので,開口部17の開口縁とロック片19との
隙間gを全体にわたって極端に小さくする必要がない。
前記ばね受け座25・25とロック片先端部19aとの間のみ
幅狭にすれば足りる。したがって,成形金型の強度不良
を招くこともない。
〔実施例〕
第4図および第5図には本発明が対象とするテープカー
トリッジの一例としてディジタル記録再生方式のそれが
示されている。
図において,本体ケース1はプラスチック製の上下ケー
ス1a・1bを蓋合わせ状にねじ等で結合してなり,内部左
右にテープ2が巻かれるハブ3・3を有する。これらハ
ブ3・3は下ケース1b側に透設した駆動軸挿入孔5・5
上にあって自由に回転する。
本体ケース1内の前方左右にガイド部材6・6を有し,
本体ケース1の前面にテープローディング用のポケット
7が凹設されている。テープ2はガイド部材6・6を介
して一方のハブ3からケース前面に導出されて他方のハ
ブ3に巻き取られる。
本体ケース1には不使用時にこれの前面をカバーする前
蓋9が開閉回動自在に枢着されていて図外のばね部材で
閉じ姿勢に回動付勢されている。本体ケース1の底壁4
の外面側にシャッタ10が前後摺動自在に装着されてい
る。また,本体ケース1内には各ハブ3・3に接当作用
するブレーキ部材11が前後摺動自在に装着されている。
テープカートリッジの不使用時には前蓋9がテープ2の
前面外側をカバーして保護する。シャッタ10は第4図に
示すばね部材12で前方に摺動しており,この状態で後述
する摺動ロック手段16でシャッタ10の摺動がロックされ
て,ポケット7の開口下面を閉じるとともに,駆動軸挿
入孔5・5をも閉じている。ブレーキ部材11もばね部材
13で後方のブレーキ位置に摺動しており,該ブレーキ部
材11から後方に連出したブレーキ片15・15が両ハブ3・
3の上端部にそれぞれ接当係合して各ハブ3・3の回り
止めを図っている。
デッキにテープカートリッジを装填すると,シャッタ10
がばね部材12に抗して後方に摺動変位し,この位置で摺
動ロックされ,ポケット7の開口下面および駆動軸挿入
孔5・5の下面を開放状態にする。これと相前後して前
蓋9が上開き回動し,これに連動してブレーキ部材11が
ばね部材13に抗して前方のブレーキ解除位置に摺動変位
し,各ハブ3・3のレブーキが外れる。これでデッキ側
のテープローディングピンがポケット7に,また駆動軸
が駆動軸挿入孔5・5にそれぞれ下方から係入し,テー
プ2が前方に引き出し可能なスタンバイ状態になる。
ケース底壁4とシャッタ10との間には,前方の左右2位
置にシャッタ10を前後位置で摺動不能に保持する摺動ロ
ック手段16・16を備えており,本発明はこの摺動ロック
手段16に特徴を有する。次にその具体例を説明する。
〔実施例1〕 第1図ないし第3図は本発明に係る摺動ロック手段16の
第1実施例を示す。
まず,ケース底壁4の当該部位に,前後に長い左右小幅
の開口部17を透設し,該開口部17内に基端がケース底壁
4につながる左右小幅のロック片19を片持ち状に連設
し,該ロック片19の先端部19aが連設基端部を支点にし
て上下方向に揺動できるようにする。
このロック片19の先端部19aには,上面側にばね受け突
部20を有し,下面側に係合子21が突設されている。この
ばね受け突部20にコイルばね28の下端部を嵌合し,ロッ
ク片先端部19aの上面で該ばね22の下端を受け止める。
厳密には先端部19aの上面の前後に設定したばね受け面2
3・23でコイルばね22の下端の前後部分を受け止める。
上ケース1aの上壁の内面には該先端部19aの直上位置に
ばね受け突起24を突出形成してあり,該突起24にコイル
ばね22の上端部が下方から嵌合してケース上壁で受け止
められている。実際には上ケース1a側の突起24にコイル
ばね22の上端部を抜け止め状に先組みしたのち,下ケー
ス1bに上ケース1aを被せ付けるとコイルばね22の下端部
がロック片19側の前記ばね受け突部20に嵌合して安定よ
く装着されるものとした。
かくして,コイルばね22を圧縮状態で装着し,ロック片
19の先端部19aをこれが開口部17を介してケース底壁4
の外面下方に突出するよう押圧付勢する。コイルばね22
のばね定数は係合子21の下端面をケース底壁4の外面下
方に少し突出させるだけの適宜の値に選定されている。
開口部17にはロック片19の先端部19aに臨む左右の開口
縁にばね受け座25・25を該開口部17の内方に向けて対向
状に突出形成する。この各ばね受け座25の上面はケース
底壁4の内面と面一状に設定しておく。
一方,シャッタ10はケース底壁4の外面に摺接する主面
板26と該主面板26の左右端から一体に立設した左右側壁
板27・27とを有し、左右側壁板27・27の上端部が上下ケ
ース1a・1bの左右側壁間に抜け止めを図って支持されて
いる。主面板26にはロック片19に対応させて下面の左右
に案内溝29をそれぞれ形成してあり,各案内溝29の前後
に第1係合孔30と第2係合孔31とをそれぞれ透設してあ
る。
しかるときは,テープカートリッジの不使用時にはロッ
ク片19が前述のばね部材12で前方に摺動付勢されている
ので,該ロック片19の先端係合子21が第1図および第3
図に示すごとく第2係合孔31に嵌係合し,これでシャッ
タ10が前記ポケット7の開口下面を閉じる姿勢に摺動ロ
ックされている。デッキにテープカートリッジを装填す
ると,デッキ側の部材が案内溝29に前方から案内されて
来て,第2係合孔31に係合している係合子21に接当し,
該係合子21をコイルばね22に抗して押し上げることによ
り,いったん摺動ロックを解除し,次にデッキ側の部材
が案内溝29の後端29aに接当してシャッタ10を後方に摺
動させる。そして,シャッタ10の後退限界で係合子21が
今度は第1係合孔30に嵌係合し,これでシャッタ10を後
方の開き姿勢で摺動ロックしてポケット7の下面を開放
状態に維持する。
ロック片19の先端部19aはコイルばね22で下向きに押圧
付勢されているが,係合子21が第1又は第2係合孔(30
又は31)に確実に嵌係合した状態ではコイルばねの22の
下端の左右部分がケース底壁4側のばね受け座25・25で
受け止められ,先端部19aをそれ以上に押し下げるよう
作用しない。したがって,ロック片19の下面がシャッタ
10を押圧することがない。その結果,とくに係合子21が
第2係合孔31に嵌係合している第1図の不使用状態にお
いて,ケース底壁4とシャッタ10との間に大きな隙間を
生じることがない。
また,とくに係合子21が第2係合孔31に嵌係合した第1
図の状態において,両者21・31間には隙間g′が生じる
が,この隙間g′の直上はロック片19の先端部19aに形
成した張り出し部分32で目塞ぎした。
〔別実施態様例〕
図示例では摺動ロック手段16を左右に設けたが,適当な
部位に1箇所設けるだけでもよい。その設定場所によっ
ては開口部17を左右横長状に形成し,ロック片19を前後
細幅で左右横長に形成することもできる。コイルばね22
の上端を受けるばね受け24は下ケース1b側に設けてお
き,下ケース1bにコイルばね22を先組み装着する形態を
採ってもよい。シャッタ10は前後の2位置で摺動ロック
することが好ましいが,少なくともその一方たとえばポ
ケット7の下面を開放する後退摺動位置においてのみ摺
動ロックを図るようにしてもよい。シャッタ10を前方に
摺動付勢するばね部材12は必須のものではない。また,
ばね受け座25はその上面がケース底壁4の内面と面一状
でなく上下に多少の段差を設けてあってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例を示してお
り,第1図は要部の縦断側面図,第2図は要部の平面
図,第3図は要部の縦断正面図,第4図は全体の分解斜
視図,第5図は内部構造の全体を示す平面図である。 第6図は従来例を示す第1図相当の縦断側面図である。 第7図は本発明を完成させるに先立って試みた摺動ロッ
ク手段の比較例を示しており,第7図(a)は平面図,
第7図(b)は縦断側面図,第7図(c)と第7図
(d)とはそれぞれ縦断正面図である。 1……本体ケース, 1a……上ケース, 1b……下ケース, 4……本体ケースの底壁, 10……シャッタ, 16……摺動ロック手段, 17……開口部, 19……ロック片, 19a……ロック片の先端部, 20……ばね受け突部, 21……係合子, 22……コイルばね, 25……ばね受け座, 30・31……係合孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース1の底壁4の外面側に,これの
    前面に設けたテープローディング用のポケット7の下面
    を開閉するシャッタ10を前後摺動自在に装着したテープ
    カートリッジにおいて, 前記底壁4に透設される開口部17内に,基端が底壁4に
    つながるロック片19を,これの先端部19aが上下動し得
    るよう片持ち状に連設してあり, ロック片19の先端部19aの上面とこれの上方に位置する
    本体ケース1側のばね受け部との間に,該先端部19aを
    これの下面に設けた係合子21が定位置にあるシャッタ10
    の係合孔に嵌係合する下動姿勢に押圧付勢するコイルば
    ね22を装着してあり, 前記開口部17におけるロック片19の先端部19aに臨む開
    口縁に,該コイルばね22の下端末を受け止め支持するた
    めのばね受け座25・25を,開口部17の内方に向けて突出
    するよう対向状に形成してあることを特徴とするテープ
    カートリッジ。
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