JPH07117685A - 車両用ステアリング装置 - Google Patents

車両用ステアリング装置

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JPH07117685A
JPH07117685A JP27189393A JP27189393A JPH07117685A JP H07117685 A JPH07117685 A JP H07117685A JP 27189393 A JP27189393 A JP 27189393A JP 27189393 A JP27189393 A JP 27189393A JP H07117685 A JPH07117685 A JP H07117685A
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JP
Japan
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lock plate
bracket
column jacket
telescopic
positioning member
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JP27189393A
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English (en)
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Yoshimi Yamamoto
善美 山本
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Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦力で調節するチルト・テレスコピックス
テアリング装置の締付ボルトの摩擦力に勝る衝撃荷重に
よるコラムジャケットの動きを阻止する。 【構成】 締付ボルト29に位置決め部材31,33と
歯部32c,34cを形成したロックプレート32,3
4を嵌挿し、位置決め部材31をテレスコ用長孔27b
の近傍に配置し、位置決め部材33をチルト用長孔4b
近傍に配置し、位置決め部材31,33とロックプレー
ト32,34を一体的に固定し、かつ、歯部32c,3
4cに対面する歯部28a,16aを形成した補強プレ
ート28をテレスコ用長孔近傍のディスタンスブラケッ
ト27に、及び、ロックプレート16をチルト用長孔2
7b近傍のアッパーブラケット4に、それぞれ固定し、
車両衝突時に対面する歯部16a,34c、32c,2
8aが互いに噛合してコラムジャケット22の軸方向及
び垂直方向の移動を阻止するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はチルト・テレスコピッ
ク機構を有する車両用ステアリング装置に係り、とりわ
け、車両衝突時における乗員の衝撃を効果的に吸収する
ために、ステアリング装置全体を水平方向へ移動可能に
構成したものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の正面衝突事故による運転乗員の
二次衝突事故を防止するために、ステアリングホイール
に乗員が衝突すると、ステアリングコラムが収縮して衝
撃エネルギーを吸収する構造や、正面衝突に際してステ
アリングホイールに内蔵されたエアバッグが膨満し、乗
員がそれに衝突して衝撃エネルギーを吸収するなどの方
式が採用されている。
【0003】ところで、車両衝突時において、座席に着
座している運転乗員は車体前方側へ略水平移動するのが
通例である。しかして、ステアリングコラムは、通例、
車体の前部と車室を区分するフロントパネルに対して斜
め上方へ傾斜した状態で配設されているために、運転乗
員の胸部に対して斜めに交叉する角度を有するから、運
転乗員が車体前方側へ水平移動すると、その荷重はステ
アリングコラムの軸方向へのみ入力されるのではなく、
水平方向への分力を生じる。したがって、ステアリング
コラムの収縮時に、その収縮部にこじり現象が生じて所
期のエネルギー吸収効果に影響があるのではないかとの
見解も提唱されている。
【0004】そこで、二次衝突時においてステアリング
コラムの水平方向へ加わる分力を緩和するために、ステ
アリングコラムとフロントパネル又はダッシュボードと
の間に、蛇腹状又は可撓性のエネルギー吸収体を介在さ
せた発明が提供されている(実開昭60−81069号
及び実開昭62−155067号公報等参照)。
【0005】しかして、近時、ステアリングコラムは乗
員の最適運転姿勢を確保できるように、ステアリングホ
イールが垂直方向へ所望の角度で傾動調節できるチル
ト、及び、ステアリングホイールが運転乗員に対して前
後移動調節できるテレスコピック構造を採用することが
多い。この場合、チルト又はテレスコピック(以下テレ
スコと略)調節には摩擦式を採用するものがある。
【0006】摩擦式は、コラムジャケットに溶接等で固
定したディスタンスブラケットを、車体に固定したアッ
パーブラケットに摺動可能に挟持し、またディスタンス
ブラケットにステアリングコラムと平行な長孔を設ける
とともに、アッパーブラケットに縦方向の長孔を設け、
これらの長孔を貫通する締付ボルトでアッパーブラケッ
トをディスタンスブラケットに緊締するように配設した
ものである。締付ボルトは一端がアッパーブラケットの
一側の長孔に回り止め部材を介して摺動可能に係合し、
他端はアッパーブラケットの他側の長孔に締付部材を介
して摺動可能に係合し、かつ、締付ボルトのねじ部に係
合するナットに操作レバーが一体的に固定されている。
【0007】したがって、操作レバーを締付方向へ回動
すると、ナットが締付部材を長孔の周辺でアッパーブラ
ケットに締付け、アッパーブラケットがディスタンスブ
ラケットを締め付ける摩擦力により設定された所望のチ
ルト角度やテレスコ位置を保持するというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記摩
擦式を採用するチルト・テレスコ構造では、二次衝突時
における乗員の衝撃荷重が入力されると、締付ボルトで
発生する摩擦力以上の荷重がかかることがあり、そのと
き締付ボルトは前記長孔を滑り移動し、したがってステ
アリングコラムに軸方向収縮可能に設定したエネルギー
吸収構造の支障をきたして所期の効果に悪影響をもたら
すことがある。
【0009】そこで、この発明は前記摩擦式を採用する
チルト・テレスコ構造のステアリングコラムにおける二
次衝突事故時のエネルギー吸収構造を支障なく作用させ
ることができる車両用ステアリング装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる車両用
ステアリング装置は、請求項1によれば、コラムジャケ
ット内に軸方向移動可能なステアリングシャフトを収納
し、該コラムジャケットに固定したディスタンスブラケ
ットにコラムジャケットの軸線と平行のテレスコ用長孔
を設け、該テレスコ用長孔を貫通する締付ボルトをアッ
パーブラケットの一方側から貫通し、かつ、アッパーブ
ラケットの両側でそれぞれ締付部材と操作レバーを介し
てディスタンスブラケットを締付可能にしたテレスコピ
ックステアリング装置において、前記締付ボルトに変位
可能な位置決め部材と歯部を形成したロックプレートを
嵌挿するとともに、該ロックプレートの歯部と係合する
歯部を形成した他のロックプレートをディスタンスブラ
ケットのテレスコ用長孔近傍に固定し、かつ、前記ロッ
クプレートを他のロックプレートに対面して前記位置決
め部材により離間する位置で該位置決め部材と共に配設
し、衝突時には前記位置決め部材が変位して前記両ロッ
クプレートの歯部が互いに噛合することにより、前記コ
ラムジャケットの軸方向移動を阻止するようにしたこと
を特徴とする車両用ステアリング装置。
【0011】請求項2によれば、コラムジャケット内に
ステアリングシャフトを収納し、該コラムジャケットに
固定したディスタンスブラケットを摺動可能に挟持する
アッパーブラケットにチルト用長孔を設け、該チルト用
長孔から前記ディスタンスブラケットを貫通する締付ボ
ルトをアッパーブラケットの一方側から貫通し、かつ、
アッパーブラケットの両側でそれぞれ締付部材と操作レ
バーを介してディスタンスブラケットを締付可能にした
チルトステアリング装置において、前記締付ボルトに変
位可能な位置決め部材と歯部を形成したロックプレート
を嵌挿するとともに、該ロックプレートの歯部と係合す
る歯部を形成した他のロックプレートを前記アッパーブ
ラケットのチルト用長孔近傍に固定し、かつ、前記ロッ
クプレートを前記他のロックプレートに対面して前記位
置決め部材により離間する位置で位決め部材と共に配設
し、衝突時には前記位置決め部材が変位して前記両ロッ
クプレートの歯部が互いに噛合することにより、前記コ
ラムジャケットの垂直方向移動を阻止するようにしたこ
とを特徴とする車両用ステアリング装置。
【0012】請求項3によれば、コラムジャケット内に
軸方向移動可能なステアリングシャフトを収納し、該コ
ラムジャケットに固定したディスタンスブラケットにコ
ラムジャケットの軸線と平行のテレスコ用長孔を設け、
該ディスタンスブラケットを摺動可能に挟持するアッパ
ーブラケットに前記テレスコ用長孔と重なるチルト用長
孔を設け、該チルト用長孔から前記ディスタンスブラケ
ットを貫通する締付ボルトをアッパーブラケットの一方
側から貫通し、かつ、アッパーブラケットの両側でそれ
ぞれ締付部材と操作レバーを介してディスタンスブラケ
ットを締付可能にしたチルト・テレスコピックステアリ
ング装置において、前記締付ボルトに二つの位置決め部
材と歯部を形成した二つのロックプレートを嵌挿し、位
置決め部材の一方を前記テレスコ用長孔の近傍に配置
し、位置決め部材の他方を前記チルト用長孔に配置する
とともに、該位置決め部材とロックプレートをそれぞれ
一体的に固定し、かつ、前記一方のロックプレートの歯
部に対面する歯部を形成した他のロックプレートを前記
テレスコ用長孔近傍のディスタンスブラケットに、及
び、前記他方のロックプレートの歯部に対面する歯部を
形成した他のロックプレートを前記チルト用長孔近傍の
アッパーブラケットにそれぞれ固定して配設したことを
特徴とする。
【0013】
【作用】車両衝突時に、ステアリングホイールに乗員の
衝撃荷重が入力されると、その衝撃荷重はステアリング
ホイールに軸着したステアリングシャフトからコラムジ
ャケットに入力され、コラムジャケットに固定したディ
スタンスブラケットを介して締付ボルトをコラムジャケ
ットの軸方向及び垂直方向へ移動させる。
【0014】この締付ボルトの移動に対し、コラムジャ
ケットの軸方向移動に対しては、テレスコ用長孔近傍に
配置された位置決め部材が変位して一対のロックプレー
トの対面する歯部が互いに噛合し(請求項1,3)、ま
た、コラムジャケットの垂直方向移動に対しては、チル
ト用長孔に配置された位置決め部材が変位して一対のロ
ックプレートの対面する歯部が互いに噛合し(請求項
2,3)、かくして、締付ボルトの摩擦力に勝る衝撃荷
重によるコラムジャケットの軸方向又は垂直方向の動き
を阻止する。
【0015】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1に示すように、ダッシュボード等の車体1にマ
ウンテイングブラケット2を水平位で固定し、このマウ
ンテイングブラケットにエネルギー吸収部材3を介在し
てアッパーブラケット4を水平方向へ移動可能に係合さ
せ、このアッパーブラケット4にステアリングコラム5
をチルト及びテレスコ可能に支持させるとともに、この
ステアリングコラム5には軸方向収縮可能な収縮体6を
連結し、この収縮体6の反力を受けるためのロアーブラ
ケット7をダッシュボード下面等の車体1に固定し、か
つ、収縮体6を中間シャフト8を介しステアリングギヤ
ボックス9に連結するものである。
【0016】マウンテイングブラケット2は、図2に示
すように、所定長さの方形の断面コ字形体からなり、左
右の所定幅の側壁部2a,2aにはそれぞれ前後一対の
スライド長孔2bが形成されている。スライド長孔2b
は後端部(車室側)が細く形成されてその端部にC形の
プレート11が溶接等にて固定されている。マウンテイ
ングブラケット2の上面部にはエネルギー吸収部材3の
一部を固定するための一対の透孔2c,2cが穿設され
ている。2d,2eはマウンテイングブラケット2を車
体に固定するための透孔である。
【0017】エネルギー吸収部材3は、図2に示すよう
に、一枚の金属板を長手方向で一対の離間した切り目3
a,3aを平行に形成してその端部を下方へ弧状に曲げ
て該所に透孔3bを穿設し、かつ後部の角部に透孔3c
を穿設してなる。透孔3cと前記透孔2cを合致させて
リベット12でエネルギー吸収部材3はマウンテイング
ブラケット2に連結され、また、透孔3bとアッパーブ
ラケット4の透孔4dを合致させて図示しない同様のリ
ベットでエネルギー吸収部材3はアッパーブラケット4
と連結される。
【0018】アッパーブラケット4は、図2に示すよう
に、前部が低く後部が高い側壁部4a,4aを左右に有
する断面コ字形体からなり、側壁部4aには前後一対の
ナット13が固着して突設されており、このナット13
は前記マウンテイングブラケット2のスライド長孔2b
と対応し、プレート11を挟むように装着したスライド
プレート14に当て、ねじ15でマウンテイングブラケ
ット2に車体前部方向へ摺動可能に支持される。
【0019】また、マウンテイングブラケット4の側壁
部4aの後部側にはチルト用長孔4bが形成され、前部
側には透孔4cが穿設され、さらに、マウンテイングブ
ラケット2の上面と平行となる上面部には透孔4dが穿
設されている。また側壁部4aには跳ね上げスプリング
39の端部を挿入する係合孔4eが穿設されている。チ
ルト用長孔4bの近傍で側壁部4aの前部側にロックプ
レート16が固定されている。ロックプレート16はチ
ルト用長孔4b側に歯部16aを形成してあり、図3に
示すように、エンボス加工により両端部近傍に形成した
突起部16bが側壁部4aに穿設した透孔4f,4fに
挿入されて係止するようになっている。
【0020】ステアリングコラム5は、図1に示すよう
に、ステアリングホイール17を回転させてその回転ト
ルクをギヤボックス9に伝達するステアリングシャフト
として、ステアリングホイール17に軸着したシャフト
18、シャフト18に溶接にて同軸連結したスプライン
チューブ19、スプラインチューブ19に軸方向移動可
能に挿入されたスプラインシャフト20、スプラインシ
ャフト20に一体的に連結された弾性継手50、弾性継
手50に連結された収縮体6及び収縮体6に一体的に連
結された自在継手51を有するシャフト21と、シャフ
ト17、スプラインチューブ19、スプラインシャフト
20を同軸で挿入したコラムジャケット22とからな
る。コラムジャケット22の上下端部にはそれぞれ軸受
22a,22bが装着されている。自在継手51にはベ
ロ−ズ8aを有する中間シャフト8が連結され、中間シ
ャフト8はステアリングギヤボックス9に接続されてい
る。
【0021】つぎに、テレスコ調節を可能にするための
構造として、図2に示すように、コラムジャケット22
の外周部上面に断面逆コ字型をしたヒンジブラケット2
3を固定し、このヒンジブラケット23を前記アッパー
ブラケット4の側壁部4a間に介在させる。ヒンジブラ
ケット23はコラムジャケット22と平行なテレスコ用
長孔23aを左右一対の側壁部23bに形成したもの
で、このテレスコ用長孔23aにはヒンジボルト24が
挿通される。
【0022】ヒンジボルト24は、図2に示すように、
アッパーブラケット4の側壁部4aに穿設した透孔4c
をその長手方向へ移動可能に貫通し、他方の透孔4cを
有する側壁部4aの外側においてワッシャー等を介在し
てナット24aにて締結される。なお、ヒンジボルト2
4には一対のストッパー25とリング26を挿通し、ス
トッパー25に形成した方形の突部25aがテレスコ用
長孔23a,23aにそれぞれ嵌合する。したがって、
ステアリングコラム5の前部はアッパーブラケット4に
対して前後方向へ移動可能に支持される。
【0023】一方、ステアリングコラム5の後部をアッ
パーブラケット4に対して前後方向へ移動可能とし、か
つ、垂直方向へ移動可能に支持するため、コラムジャケ
ット22の外周部下面にディスタンスブラケット27の
上面部が溶接等にて固着され、このディスタンスブラケ
ット27は前記アッパーブラケット4の側壁部4a間に
挟持される。ディスタンスブラケット27は、図2に示
すように、所定長さの断面コ字形体からなり、左右の側
壁部27a,27aにはそれぞれコラムジャケット22
の軸線と平行のテレスコ用長孔27b,27bが形成さ
れている。
【0024】そして、左右の側壁部27a,27a間に
はロックプレートとしての補強プレート28が溶接等に
てコラムジャケット22の軸線と平行に連結される。補
強プレート28の上面には、側壁部27aと平行で、且
つ、一方の側壁部27aに近接して歯部28aが形成さ
れている。この歯部28aは一枚の板金にエンボス加工
により形成したものであってもよい。このディスタンス
ブラケット27は締付ボルト29を介してアッパーブラ
ケット4に支持される。
【0025】締付ボルト29は、図2に示すように、一
端にねじ部29aを形成し、他端付近に回り止め環29
bを一体形成した所定長さのボルトからなり、回り止め
環29bの外周面にはセレーション29cが刻設され、
このセレーション29cと係合するセレーション30d
を内周面に刻設した透孔30bを有する締付部材として
の回り止め部材30が回り止め環29bに嵌合する。
【0026】回り止め部材30は、前記アッパーブラケ
ット4のチルト用長孔4bに垂直動可能に係合する樹脂
部材であって、図4から図6に示すように、チルト用長
孔4bに摺接する方形の突起部30aと締付ボルト29
を貫通する透孔30bを有し、透孔30bの内周面には
セレーション30dが形成され、突起部30aにはチル
ト用長孔4bに弾接する一対のばね部30cを有する。
【0027】そこで、締付ボルト29は、ねじ部29a
のある一端を、前記アッパーブラケット4の一方の側壁
部4aに設けられたチルト用長孔4bから挿入して、前
記ディスタンスブラケット27のテレスコ用長孔27
b,27bを貫通し、アッパーブラケット4の他方の側
壁部4aに設けられたチルト用長孔4bを貫通させる。
締付ボルト29の他端の回り止め環29には回り止め部
材30をセレーション嵌合し、回り止め部材30の突起
部30aをチルト用長孔4bに嵌合し、図6に示すよう
に、締付ボルト29にプッシュナット35を押し込んで
回り止め部材30に圧接させる。
【0028】ここで、締付ボルト29の他端近傍には、
図2及び図7から図8に示すように、ディスタンスブラ
ケット27内において、位置決め部材31とロックプレ
ート32が嵌挿される。位置決め部材31は前記補強プ
レート28の歯部28aの幅狭部28bに介在する肉厚
の樹脂板であって、締付ボルト29を貫通させる透孔3
1aと、左右一対の突起部31bと、長孔31cで形成
されるばね部31dとからなる。ロックプレート32
は、締付ボルト29を貫通させる透孔32aと、位置決
め部材31の突起部31bを嵌合する透孔32bと、前
記補強プレート28の歯部28aに対面して噛合可能な
歯部32cとを有する。ばね部31dは補強プレート2
8の幅狭部28bを摺動し、かつ、通常時においては、
ロックプレート32の歯部32cを補強プレート28の
歯部28aと噛合しないように離間させ、ロックプレー
ト32の位置決めをする。
【0029】さらに、締付ボルト29の一端には、図2
及び図4に示すように、アッパーブラケット4の他方の
側壁部4a側で位置決め部材33とロックプレート34
が嵌挿される。位置決め部材33は樹脂部材であって、
締付ボルト29を貫通させる透孔33aと、その透孔3
3aの一部を切欠いて曲げ形成した一対のばね部33b
と、板面端部にエンボス加工にて突設した一対の突起部
33cとからなる。
【0030】ロックプレート34は金属板であって、締
付ボルト29を貫通させる透孔34aと、前記位置決め
部材33の突起部33cを嵌合する透孔34bと、前記
ロックプレート16の歯部16aに対面して噛合可能な
歯部34cとを有する。
【0031】そして、前記位置決め部材33を、図5
(B)に示すように、チルト用長孔4bにばね部33b
がチルト用長孔4bの内壁に接触するように嵌合し、こ
の位置決め部材33にロックプレート34を突起部33
cと透孔34bを介し一体的に連結してチルト用長孔4
b周囲の側壁部4aに摺接して上下動可能に配置する。
ばね部33bは、通常時においては、ロックプレート3
4の歯部34cがロックプレート16の歯部16aと噛
合しないように離間させ、ロックプレート34の位置決
めをする。
【0032】さらに、締付ボルト29のねじ部29aに
はワッシャー36を嵌挿し、かつ、ナット37を螺合
し、ナット37に操作レバー38の多角形孔38aを嵌
合して溶接して固定する。なお、締付ボルト29にはデ
ィスタンスブラケット27内で跳ね上げスプリング39
の一端部39aが当接され、跳ね上げスプリング39の
他端部39b,39bはアッパーブラケット4の側壁部
4aに穿設した係合孔4e,4eに挿入される。したが
って、締付ボルト29は跳ね上げスプリング39の力で
常にチルト用長孔4bの上方に移動するように付勢され
ている。
【0033】なお、前記位置決め部材31,33はばね
部31d,33bにて位置決めをするようにしたが、図
9に示すようなものとしてもよい。すなわち、位置決め
部材33の側面に離間した一対の脚33dを突設すると
ともに、位置決め部材33に基部33eが剪断して脚3
3dが入り込む空間部33fを形成する。基部33eは
矢示方向の過大荷重がかかると剪断し、したがって、脚
33dが空間部33fに埋没するように形成されてい
る。なお、この位置決め部材31には締付ボルト29を
嵌挿するための透孔33gが穿設されている。
【0034】収縮体6は、図10(A)に示すように、
所定幅及び肉厚の板金を略Z字型に曲げ形成したもので
あって、弾性継手50と連結する一対の透孔6aを有す
る接続端部6bとシャフトの異形断面端部を嵌合する異
形孔6cを穿設した接続端部6dとを有する。ロアーブ
ラケット7は、図1に示すように、シャフト21の軸受
21bを抱持する環状体7aとこれに連結したステイ7
bとからなる。なお、収縮体6は、図10(B)に示す
ようなベローズシャフトでもよい。軸方向伸縮可能な蛇
腹状構成の中空体からなるベローズ40の両端部にシャ
フト41,42が連結されている。
【0035】次に上記実施例の作用を説明すると、チル
ト調節に際し、操作レバー38を下方へ回動させてナッ
ト37を回転させてアッパーブラケット4から遠ざける
と、アッパーブラケット4の側壁部4a,4aがディス
タンスブラケット27の側壁部27aを締め付ける力が
解除されるから、乗員はステアリングホイール17を上
方又は下方へ移動させることにより自己に最適の角度を
設定し、再び操作レバー38を逆方向へ回動操作してナ
ット37を逆回転させると、ナット37がワッシャー3
6、ロックプレート34を介してアッパーブラケット4
の側壁部4aがディスタンスブラケット27の側壁部2
7aを締め付けることにより摩擦力を発生させて設定し
た角度を固定する。
【0036】ついで、テレスコ調節に際し、前記同様に
操作レバー38を下方へ回動させて側壁部4aの締付け
を解除し、ステアリングホイール17を前後へ移動する
と、スプラインシャフト20を挿通しているスプライン
チューブ19とそれに連結されたシャフト18がステア
リングホイール17と一体となってコラムジャケット2
2と共に前後に進退できる。このとき、ヒンジブラケッ
ト23はテレスコ用長孔23aを貫通するヒンジボルト
24に沿って移動するとともに、ディスタンスブラケッ
ト27はテレスコ用長孔27bに係合する締付ボルト2
9に沿って移動する。そこで、所望の位置で操作レバー
38を逆方向へ回動してアッパーブラケット4の側壁部
4aをディスタンスブラケット27の側壁部27aに締
付けることにより摩擦力を発生させて設定したステアリ
ングホイール17の位置を固定する。
【0037】上記チルト及びテレスコ調節時において、
位置決め部材31のばね部31dはロックプレート32
の歯部32cを補強プレート28の歯部28aと噛合し
ないように離間させ、また、位置決め部材33のばね部
33bはロックプレート34の歯部34cをロックプレ
ート16の歯部16aと噛合しないように離間させてい
るから、コラムジャケット22の軸方向移動及び垂直方
向移動の支障は生じない。
【0038】そして、車両衝突事故により、乗員がステ
アリングホイール17に衝突した非常時(二次衝突時)
には、乗員は座席から前方向へ移動してステアリングホ
イール17に激突する。ステアリングホイール17は乗
員に対して傾斜しているので、この衝撃荷重はシャフト
18と軸受22aを介してコラムジャケット22に軸方
向の下方へ押す力と、ヒンジボルト24を中心とする上
向き方向への回転を生じさせる。したがって、ディスタ
ンスブラケット27は締付ボルト29に向けて押し付け
られる。
【0039】そこで、締付ボルト29の締め付け力によ
る摩擦力がこの衝撃荷重に負け、締付ボルト29がチル
ト用長孔4b内を一側から他側へ移動し、また、ディス
タンスブラケット27のテレスコ用長孔27bを移動す
る。そのため、チルト用長孔4b内の位置決め部材33
のばね部33bが撓み、ロックプレート34の歯部34
cがロックプレート16の歯部16aと噛合するととも
に、位置決め部材31のばね部31dが撓み、ロックプ
レート32の歯部32cが補強プレート28の歯部28
aに噛合する。かくして、コラムジャケット22とアッ
パーブラケット4は固定関係を保つことになる。
【0040】そしてさらに加わる衝撃荷重により、アッ
パーブラケット4は車体前部側へ水平移動することとな
り、したがって、アッパーブラケット4がマウンテイン
グブラケット2に対して平行移動し、アッパーブラケッ
ト4の側壁部4aに突設したナット13に螺合したねじ
がスライドプレート14とともにプレート11から離
れ、スライド長孔2bを移動する。この移動に際し、ア
ッパーブラケット4はエネルギー吸収部材3を切り目3
aに沿って引き裂くから、その切断及び塑性変形により
衝撃エネルギーを吸収する。また、アッパーブラケット
4の前方移動により、収縮体6が曲がり、変形してその
塑性変形によりステアリングコラム移動の変位ストロー
クを吸収するのである。
【0041】なお、車体前部構造物が後退することによ
り、ステアリングギヤボックス9が後退すると、中間シ
ャフトのベローズ8aが曲がることによりその変位スト
ロークを吸収する。また、前記実施例において、位置決
め部材31、ロックプレート32及びこれと対面するロ
ックプレート28、並びに、位置決め部材33、ロック
プレート34及びこれと対面するロックプレート16
は、それぞれディスタンスブラケット27及びアッパー
ブラケット4の片側にのみ配設したが、それぞれの両側
に配設してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、衝撃荷
重が入力されると、コラムジャケットの軸方向移動に対
してはテレスコ用長孔近傍に配置された一対のロックプ
レートの対面する歯部が互いに噛合し、また、コラムジ
ャケットの垂直方向移動に対してはチルト用長孔近傍に
配置された一対のロックプレートの対面する歯部が互い
に噛合し、これにより、締付ボルトの摩擦力に勝る衝撃
荷重によるコラムジャケットの動きを阻止するため、摩
擦力で調節するチルト・テレスコピックステアリング装
置を採用する不具合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の一部断面側面図。
【図2】この発明の要部分解斜視図。
【図3】チルト構造部の一部分解斜視図(A)及び断面
正面図(B)。
【図4】チルト及びテレスコ締付構造部の分解斜視図。
【図5】チルト及びテレスコ締付構造部の一側の側面図
(A)及び他側の側面図(B)。
【図6】チルト及びテレスコ構造部の断面正面図。
【図7】図6の一部の分解斜視図。
【図8】図7の一部の側面図。
【図9】位置決め部材の他の例を示す斜視図(A)及び
側面図(B)。
【図10】収縮体の斜視図(A)及びベローズシャフト
の断面図(B)。
【符号の説明】
4b…チルト用長孔 16,32,34…ロックプレート 16a,28a,32c,34c…歯部 22…コラムジャケット 27…ディスタンスブラケット 27b…テレスコ用長孔 28…補強プレート(ロックプレート) 29…締付ボルト 30…締付部材 31,33…位置決め部材 31d,33b…ばね部 38…操作レバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラムジャケット内に軸方向移動可能な
    ステアリングシャフトを収納し、該コラムジャケットに
    固定したディスタンスブラケットにコラムジャケットの
    軸線と平行のテレスコ用長孔を設け、該テレスコ用長孔
    を貫通する締付ボルトをアッパーブラケットの一方側か
    ら貫通し、かつ、アッパーブラケットの両側でそれぞれ
    締付部材と操作レバーを介してディスタンスブラケット
    を締付可能にしたテレスコピックステアリング装置にお
    いて、前記締付ボルトに変位可能な位置決め部材と歯部
    を形成したロックプレートを嵌挿するとともに、該ロッ
    クプレートの歯部と係合する歯部を形成した他のロック
    プレートをディスタンスブラケットのテレスコ用長孔近
    傍に固定し、かつ、前記ロックプレートを他のロックプ
    レートに対面して前記位置決め部材により離間する位置
    で該位置決め部材と共に配設し、衝突時には前記位置決
    め部材が変位して前記両ロックプレートの歯部が互いに
    噛合することにより、前記コラムジャケットの軸方向移
    動を阻止するようにしたことを特徴とする車両用ステア
    リング装置。
  2. 【請求項2】 コラムジャケット内にステアリングシャ
    フトを収納し、該コラムジャケットに固定したディスタ
    ンスブラケットを摺動可能に挟持するアッパーブラケッ
    トにチルト用長孔を設け、該チルト用長孔から前記ディ
    スタンスブラケットを貫通する締付ボルトをアッパーブ
    ラケットの一方側から貫通し、かつ、アッパーブラケッ
    トの両側でそれぞれ締付部材と操作レバーを介してディ
    スタンスブラケットを締付可能にしたチルトステアリン
    グ装置において、前記締付ボルトに変位可能な位置決め
    部材と歯部を形成したロックプレートを嵌挿するととも
    に、該ロックプレートの歯部と係合する歯部を形成した
    他のロックプレートを前記アッパーブラケットのチルト
    用長孔近傍に固定し、かつ、前記ロックプレートを前記
    他のロックプレートに対面して前記位置決め部材により
    離間する位置で位決め部材と共に配設し、衝突時には前
    記位置決め部材が変位して前記両ロックプレートの歯部
    が互いに噛合することにより、前記コラムジャケットの
    垂直方向移動を阻止するようにしたことを特徴とする車
    両用ステアリング装置。
  3. 【請求項3】 コラムジャケット内に軸方向移動可能な
    ステアリングシャフトを収納し、該コラムジャケットに
    固定したディスタンスブラケットにコラムジャケットの
    軸線と平行のテレスコ用長孔を設け、該ディスタンスブ
    ラケットを摺動可能に挟持するアッパーブラケットに前
    記テレスコ用長孔と重なるチルト用長孔を設け、該チル
    ト用長孔から前記ディスタンスブラケットを貫通する締
    付ボルトをアッパーブラケットの一方側から貫通し、か
    つ、アッパーブラケットの両側でそれぞれ締付部材と操
    作レバーを介してディスタンスブラケットを締付可能に
    したチルト・テレスコピックステアリング装置におい
    て、前記締付ボルトに二つの位置決め部材と歯部を形成
    した二つのロックプレートを嵌挿し、位置決め部材の一
    方を前記テレスコ用長孔の近傍に配置し、位置決め部材
    の他方を前記チルト用長孔に配置するとともに、該位置
    決め部材とロックプレートをそれぞれ一体的に固定し、
    かつ、前記一方のロックプレートの歯部に対面する歯部
    を形成した他のロックプレートを前記テレスコ用長孔近
    傍のディスタンスブラケットに、及び、前記他方のロッ
    クプレートの歯部に対面する歯部を形成した他のロック
    プレートを前記チルト用長孔近傍のアッパーブラケット
    にそれぞれ固定して配設したことを特徴とする車両用ス
    テアリング装置。
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