JPH07115282A - 多層プリント配線板の多層化接着方法及びその方法に用いる治具 - Google Patents
多層プリント配線板の多層化接着方法及びその方法に用いる治具Info
- Publication number
- JPH07115282A JPH07115282A JP26095193A JP26095193A JPH07115282A JP H07115282 A JPH07115282 A JP H07115282A JP 26095193 A JP26095193 A JP 26095193A JP 26095193 A JP26095193 A JP 26095193A JP H07115282 A JPH07115282 A JP H07115282A
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- JP
- Japan
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- printed wiring
- plate
- multilayer printed
- wiring board
- springs
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- Pending
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- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】効率に優れた多層プリント配線板の多層化接着
方法とその方法に用いる治具を提供すること。 【構成】一辺の長さを一定にした板の中央部を、積層す
る多層プリント配線板のうちその外形が２番目に大きい
ものの外形に合わせてくり抜いた板２枚準備し、２枚の
板を複数のバネで連結し、その２枚のくり抜かれた部分
に、内層回路板と、内層回路板の両面に、それぞれプリ
プレグと銅箔とを重ね、鏡板で挾み、加熱加圧して積層
一体化すること。
方法とその方法に用いる治具を提供すること。 【構成】一辺の長さを一定にした板の中央部を、積層す
る多層プリント配線板のうちその外形が２番目に大きい
ものの外形に合わせてくり抜いた板２枚準備し、２枚の
板を複数のバネで連結し、その２枚のくり抜かれた部分
に、内層回路板と、内層回路板の両面に、それぞれプリ
プレグと銅箔とを重ね、鏡板で挾み、加熱加圧して積層
一体化すること。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多層プリント配線板の
多層化接着方法に関する。
多層化接着方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の多層プリント配線板の多層化接着
方法は、内層回路板と、内層回路板の両面に、それぞれ
プリプレグと銅箔とを重ね、鏡板で挾み、加熱加圧して
積層一体化するのであるが、積層するための条件は、加
熱温度、加熱時間、単位面積における加圧圧力、加圧時
間及びこれらの開始タイミング等が決められており、サ
イズの異なる多層プリント配線板を積層接着する場合
は、サイズから実際に鏡板に加える圧力を計算して、圧
力を調整しなければならない。このために、積層条件の
異なるものやサイズの異なるものを積層接着するときに
は、プレス装置の設定条件を変更しなければならず、少
品種大量の製造を行う場合にはそれほどでもないが、多
品種少量の製造を行う場合には、設定に時間がかかり、
作業の効率が低下する。そこで、この積層条件のうち、
圧力について、製品のサイズが変更されたときに、製品
の面積と加えることによって常に一定の面積となるよう
に、製品と同じ厚さの捨て板を、その製品の周囲に配置
することによって、圧力を変更しないで済むようにする
ことが行われている。
方法は、内層回路板と、内層回路板の両面に、それぞれ
プリプレグと銅箔とを重ね、鏡板で挾み、加熱加圧して
積層一体化するのであるが、積層するための条件は、加
熱温度、加熱時間、単位面積における加圧圧力、加圧時
間及びこれらの開始タイミング等が決められており、サ
イズの異なる多層プリント配線板を積層接着する場合
は、サイズから実際に鏡板に加える圧力を計算して、圧
力を調整しなければならない。このために、積層条件の
異なるものやサイズの異なるものを積層接着するときに
は、プレス装置の設定条件を変更しなければならず、少
品種大量の製造を行う場合にはそれほどでもないが、多
品種少量の製造を行う場合には、設定に時間がかかり、
作業の効率が低下する。そこで、この積層条件のうち、
圧力について、製品のサイズが変更されたときに、製品
の面積と加えることによって常に一定の面積となるよう
に、製品と同じ厚さの捨て板を、その製品の周囲に配置
することによって、圧力を変更しないで済むようにする
ことが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製品のサイ
ズが異なるごとに、加圧圧力を変更することや、製品の
周囲に配置する捨て板を変更することは、やはり、作業
の効率が低く、経済的でない。
ズが異なるごとに、加圧圧力を変更することや、製品の
周囲に配置する捨て板を変更することは、やはり、作業
の効率が低く、経済的でない。
【０００４】本発明は、効率に優れた多層プリント配線
板の多層化接着方法とその方法に用いる治具を提供する
ことを目的とするものである。
板の多層化接着方法とその方法に用いる治具を提供する
ことを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の多層化接着方法
は、一辺の長さを一定にした板の中央部を、積層する多
層プリント配線板のうちその外形が２番目に大きいもの
の外形に合わせてくり抜いた板２枚準備し、２枚の板を
複数のバネで連結し、その２枚のくり抜かれた部分に、
内層回路板と、内層回路板の両面に、それぞれプリプレ
グと銅箔とを重ね、鏡板で挾み、加熱加圧して積層一体
化することを特徴とする。
は、一辺の長さを一定にした板の中央部を、積層する多
層プリント配線板のうちその外形が２番目に大きいもの
の外形に合わせてくり抜いた板２枚準備し、２枚の板を
複数のバネで連結し、その２枚のくり抜かれた部分に、
内層回路板と、内層回路板の両面に、それぞれプリプレ
グと銅箔とを重ね、鏡板で挾み、加熱加圧して積層一体
化することを特徴とする。
【０００６】このときに、全てのバネの反発力を同じに
して、積層時に必要な加圧力に合わせて、バネの個数を
変えることによって、より一層、加圧圧力の変更に対し
て、効率を高めることができる。
して、積層時に必要な加圧力に合わせて、バネの個数を
変えることによって、より一層、加圧圧力の変更に対し
て、効率を高めることができる。
【０００７】この方法を実施するためには、図１に示す
ように、一辺の長さが一定であり、その中央部を、積層
する多層プリント配線板のうちその外形が２番目に大き
いものの外形に合わせてくり抜いた板１を２枚と、２枚
の板を連結する複数のバネ２とからなる治具を用いるこ
とが好ましい。
ように、一辺の長さが一定であり、その中央部を、積層
する多層プリント配線板のうちその外形が２番目に大き
いものの外形に合わせてくり抜いた板１を２枚と、２枚
の板を連結する複数のバネ２とからなる治具を用いるこ
とが好ましい。
【０００８】また、図２に示すように、この２枚の板１
に代えて、くり抜かれた内側の部分で、互いに嵌合する
突起部及び凹部を有するものを用いれば、積層時に発生
する樹脂の流れを抑制でき好ましい。
に代えて、くり抜かれた内側の部分で、互いに嵌合する
突起部及び凹部を有するものを用いれば、積層時に発生
する樹脂の流れを抑制でき好ましい。
【０００９】
【作用】本発明の、中央部を所定のサイズにくり抜いた
板は、図１に示すように、準備された多層プリント配線
板等３と、板１とを含めた上から見た面積をいつも一定
にすることである。このため、多層化接着圧力を決める
ことにより、装置の多層接着圧力条件を１種類に統一で
きる。又、複数のバネ２の作用は、多層接着圧力を一定
にするために用い、個数等を増減することにより中央部
を繰り抜いた板１のくり抜くサイズを変えることが出来
る。
板は、図１に示すように、準備された多層プリント配線
板等３と、板１とを含めた上から見た面積をいつも一定
にすることである。このため、多層化接着圧力を決める
ことにより、装置の多層接着圧力条件を１種類に統一で
きる。又、複数のバネ２の作用は、多層接着圧力を一定
にするために用い、個数等を増減することにより中央部
を繰り抜いた板１のくり抜くサイズを変えることが出来
る。
【００１０】
実施例１ 図１に示す中央部を所定のサイズにくり抜かれた板１
は、ステンレス材（ＳＵＳ３０４，ＳＵＳ３０１，ＳＵ
Ｓ６３０等）を用い、外形寸法は７００mm×７００mm、
繰り抜かれた寸法は５４０mm×５４０mmとし、複数のバ
ネ２を用い、多層接着圧力により個数等を変える。多層
接着装置の熱盤３は、熱を伝え、油圧により上下するこ
とにより圧力を加える。鏡板４は、ステンレス材（ＳＵ
Ｓ３０４，３０１，６３０）等を用いる。このような治
具を用いて、内層基板７と、その両面にプリプレグ６と
銅箔５とを重ね、鏡板４をさらにその両面に重ね、この
ような構成を４段重ねて、前記のくり抜かれた箇所へ配
置する。この後、加熱加圧して積層一体化する。
は、ステンレス材（ＳＵＳ３０４，ＳＵＳ３０１，ＳＵ
Ｓ６３０等）を用い、外形寸法は７００mm×７００mm、
繰り抜かれた寸法は５４０mm×５４０mmとし、複数のバ
ネ２を用い、多層接着圧力により個数等を変える。多層
接着装置の熱盤３は、熱を伝え、油圧により上下するこ
とにより圧力を加える。鏡板４は、ステンレス材（ＳＵ
Ｓ３０４，３０１，６３０）等を用いる。このような治
具を用いて、内層基板７と、その両面にプリプレグ６と
銅箔５とを重ね、鏡板４をさらにその両面に重ね、この
ような構成を４段重ねて、前記のくり抜かれた箇所へ配
置する。この後、加熱加圧して積層一体化する。
【００１１】実施例２ 図２に示すように、実施例１の２枚の板１に代えて、く
り抜かれた内側の部分で、互いに嵌合する突起部及び凹
部を有する板８を用いた。
り抜かれた内側の部分で、互いに嵌合する突起部及び凹
部を有する板８を用いた。
【００１２】以上のようにして作成した多層プリント配
線板は、従来のものと比較して、その電気的特性等はほ
ぼ同じであり、作業効率は、４段の構成に対して、一回
の調整作業で終了し、この調整の作業は、従来の１／４
となった。
線板は、従来のものと比較して、その電気的特性等はほ
ぼ同じであり、作業効率は、４段の構成に対して、一回
の調整作業で終了し、この調整の作業は、従来の１／４
となった。
【００１３】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によっ
て、多層プリント配線板の特性を維持した上で、作業効
率に優れた方法と治具を提供することができる。
て、多層プリント配線板の特性を維持した上で、作業効
率に優れた方法と治具を提供することができる。
【図１】（ａ）は、本発明の一実施例を説明するための
上面図であり、（ｂ）は、断面図である。
上面図であり、（ｂ）は、断面図である。
【図２】本発明の他の実施例を説明するための断面図で
ある。
ある。
１ 中央部を繰り抜いた板 ２ 複数のバネ ３ 熱盤 ４ 鏡板 ５ 銅箔 ６ プリプレグ ７ 内層板 ８ 凹凸を有す
る中央部をくり抜いた板 ９ 多層接着後の多層プリント配線板
る中央部をくり抜いた板 ９ 多層接着後の多層プリント配線板
Claims (4)
- 【請求項１】一辺の長さを一定にした板の中央部を、積
層する多層プリント配線板のうちその外形が２番目に大
きいものの外形に合わせてくり抜いた板２枚準備し、２
枚の板を複数のバネで連結し、その２枚のくり抜かれた
部分に、内層回路板と、内層回路板の両面に、それぞれ
プリプレグと銅箔とを重ね、鏡板で挾み、加熱加圧して
積層一体化することを特徴とする多層プリント配線板の
多層化接着方法。 - 【請求項２】全てのバネの反発力を同じにして、積層時
に必要な加圧力に合わせて、バネの個数を変えることを
特徴とする請求項１に記載の多層プリント配線板の多層
化接着方法。 - 【請求項３】一辺の長さが一定であり、その中央部を、
積層する多層プリント配線板のうちその外形が２番目に
大きいものの外形に合わせてくり抜いた板を２枚と、２
枚の板を連結する複数のバネとからなることを特徴とす
る多層プリント配線板の多層化接着に用いる治具。 - 【請求項４】２枚の板が、くり抜かれた内側の部分で、
互いに嵌合する突起部及び凹部を有することを特徴とす
る請求項３に記載の多層プリント配線板の多層化接着に
用いる治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26095193A JPH07115282A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 多層プリント配線板の多層化接着方法及びその方法に用いる治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26095193A JPH07115282A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 多層プリント配線板の多層化接着方法及びその方法に用いる治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07115282A true JPH07115282A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17355042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26095193A Pending JPH07115282A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 多層プリント配線板の多層化接着方法及びその方法に用いる治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07115282A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006128275A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Hitachi Chem Co Ltd | 多層板の製造方法 |
| CN102088825A (zh) * | 2009-12-07 | 2011-06-08 | 富士通株式会社 | 多层电路板、用于制造该多层电路板的方法以及电子设备 |
| KR20190014583A (ko) | 2015-03-17 | 2019-02-12 | 도시바 기카이 가부시키가이샤 | 공작 기계 |
| JP2020136558A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | ジャブロ工業株式会社 | 位置ずれ防止冶具及びプレス冶具 |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP26095193A patent/JPH07115282A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006128275A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Hitachi Chem Co Ltd | 多層板の製造方法 |
| CN102088825A (zh) * | 2009-12-07 | 2011-06-08 | 富士通株式会社 | 多层电路板、用于制造该多层电路板的方法以及电子设备 |
| KR20190014583A (ko) | 2015-03-17 | 2019-02-12 | 도시바 기카이 가부시키가이샤 | 공작 기계 |
| JP2020136558A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | ジャブロ工業株式会社 | 位置ずれ防止冶具及びプレス冶具 |
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