JPH07111797B2 - モ−ド切換機構のトリガ機構 - Google Patents

モ−ド切換機構のトリガ機構

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JPH07111797B2
JPH07111797B2 JP60199257A JP19925785A JPH07111797B2 JP H07111797 B2 JPH07111797 B2 JP H07111797B2 JP 60199257 A JP60199257 A JP 60199257A JP 19925785 A JP19925785 A JP 19925785A JP H07111797 B2 JPH07111797 B2 JP H07111797B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G1テープ走行駆動系とテープレコーダの概要動作との説
明(第1図〜第3図) G2ノーマル、リバース切換装置の説明(第1図、第4図
〜第6C図) G3ヘッド支持機構の説明(第7図〜第8B図) G4本発明の要部であるトリガ機構の説明(第1図、第9A
図〜第10図) G5ジャットオフ機構の説明(第1図、第11A図〜第11D
図) G6モード切換機構の説明(第1図、第11A図〜第11D図) G7ノーマル、リバース切換装置の説明(第1図、第11A
図〜第11D図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、例えばテープレコーダ等におけるモード切換
機構のトリガ機構に適用するのに最適なものであって、
モード切換機構を駆動するための欠歯ギヤに機械的な初
期回転力を付与するようにしたモード切換機構のトリガ
機構に関する。
B 発明の概要 本発明は、モード切換機構を駆動するための欠歯ギヤに
機械的な初期回転力を付与するようにしたモード切換機
構のトリガ機構において、欠歯ギヤを一定位置でロック
するロックアーム部と、欠歯ギヤに機械的な初期回転力
を付与すると共にロックの際の復動のきっかけを得る弾
性アーム部と、ソレノイドに吸着される可動鉄芯が取付
けられた保持アーム部とを1つのトリガレバーに一体に
設けることにより、欠歯ギヤのロック及びロック解除
と、欠歯ギヤへの機械的な初期回転力の付与と、ロック
のためのトリガレバーの復動と、その復動状態での保持
とを単一部品で行うことができるようにしたものであ
る。
C 従来の技術 従来から、テープレコーダ等におけるモード切換機構の
トリガ機構には、モード切換機構を駆動するための欠歯
ギヤと、この欠歯ギヤを間欠的に回転駆動する駆動ギヤ
と、プランジャソレノイド等により駆動されて欠歯ギヤ
を一定位置でロックするロック手段と、欠歯ギヤを駆動
ギヤに係合させるための機械的な初期回転力を付与する
ばね等の回転力付与手段とを設け、プランジャソレノイ
ド等に通電してロック手段を駆動することにより欠歯ギ
ヤのロックを解除し、回転力付与手段により欠歯ギヤに
機械的な初期回転力を付与し、駆動ギヤによって欠歯ギ
ヤが回転駆動されてモードが切換えられた後にロック手
段によって再び欠歯ギヤを一定位置でロックするように
したものがあった。
D 発明が解決しようとする問題点 ところが従来は、欠歯ギヤのロック及びロック解除と欠
歯ギヤへの機械的な初期回転力の付与とを、それぞれ専
用のロック手段と回転力付与手段とによって行うように
したものであった。従って部品点数や組立工数が多く、
その組立作業も著しく面倒でコスト高についていた。ま
たこのような別部品のロック手段や回転力付与手段等が
小さくなると、なお一層その組立作業性やサービス性が
悪くなるので、例えばテープレコーダ等の小型化に支障
となる問題があった。
そこで本発明は、欠歯ギヤのロック及びロック解除と欠
歯ギヤへの機械的な初期回転力の付与とを単一部品で行
うことができるようにするものである。
E 問題点を解決するための手段 本発明は、モード切換機構を駆動するための欠歯ギヤ
と、この欠歯ギヤを間欠的に回転駆動する駆動ギヤと、
揺動自在に構成されて前記欠歯ギヤを一定位置でロツク
すると共にその欠歯ギヤを前記駆動ギヤに係合させるた
めの機械的な初期回転力を付与するトリガレバーと、こ
のトリガレバーを復動状態で保持する可動鉄芯吸着型の
ソレノイドと、このトリガレバーを往動付勢するばねと
からなり、前記トリガレバーには、前記欠歯ギヤに設け
られたロック爪が当接されるロックアーム部と、前記欠
歯ギヤに設けられて斜面部が形勢された被押圧部に押圧
される弾性アーム部と、前記ソレノイドに吸着される可
動鉄芯が取付けられた保持アーム部とを一体に設けたも
のである。
F 作用 本発明は、1つのトリガレバーにロックアーム部と、弾
性アーム部と、保持アーム部とを設け、欠歯ギヤに前記
ロックアーム部と当接されるロック爪と前記弾性アーム
部に押圧される被押圧部とを設け、前記トリガレバーの
復動時に前記ロックアーム部により前記欠歯ギヤを一定
位置でロックし、前記トリガレバーの往動時に前記欠歯
ギヤのロックを解除すると共に前記弾性アーム部により
前記欠歯ギヤに機械的な初期回転力を付与し、前記欠歯
ギヤの回転を利用して前記トリガレバーを復動させて前
記保持アーム部により復動状態に保持するようにした。
G 実施例 以下、本発明をコンパクトカセットを用いるオートリバ
ース式小型テープレコーダに適用した一実施例を図面に
基づき説明する。
G1 まず、第1図〜第3図によって、テープ走行駆動系
とテープレコーダの概要動作とを説明する。
第2図はこのテープレコーダのテープ走行駆動系を示す
ものであり、左右一対のリールハブ1、2に巻装された
磁気テープ3が収納されているカセット4はシャーシ6
の上部に水平に装着される。シャーシ6の上部には左右
一対のリール台7、8、キャプスタン9、10、ピンチロ
ーラ11、12や磁気ヘッド13等が設けられていて、シャー
シ6上に装着されたカセット4のリールハブ1、2がリ
ール台7、8に係合されると共に、磁気テープ3がキャ
プスタン9、10及び磁気ヘッド13に掛け渡される。なお
シャーシ6の前面には再生(記録)釦16、停止釦17、早
送り釦18、巻戻し釦19等のモード切換釦が取付けられて
いる。
次に、第2図及び第3図に示すようにシャーシ6の下部
には、リール台8と同一軸線状態に取付けられた偏平薄
型のモータ21、キャプスタン9、10の下端に固着された
キャプスタンフライホイール兼用のキャプスタンプーリ
22、23、リール台7、8のほぼ中間位置に取付けられた
中間プーリ24、キャプスタンプーリ23の一側部に配置さ
れた反転プーリ25が設けられている。そしてこれら各プ
ーリ22、23、24、25とモータ21の駆動プーリ26との間に
弾性を有するベルト27が巻付けられている。
一方、シャーシ6の上部に取付けられているリール台
7、8の外周にはリール台ギヤ30、31が形成されてお
り、それらリール台7、8の中間には磁気テープ3の早
送りと巻戻しとを行うFR第1アイドルギヤ33及びFR第2
アイドルギヤ34が設けられている。またリール台7、8
の中間には磁気テープ3のノーマル走行及びリバース走
行用のNRアイドルギヤ35と中間ギヤ36とが設けられてい
る。またシャーシ6の下部には磁気テープ3のノーマル
走行とリバース走行との切換を行う欠歯ギヤ37とこれを
間欠的に回転駆動する駆動ギヤ38とが取付けられてい
る。
そして、このテープレコーダは、再生(記録)釦16、早
送り釦18、巻戻し釦19を押すとパワースイッチ(図示せ
ず)が入り、モータ21が定速回転されてその駆動プーリ
26が第3図で矢印a方向に回転駆動され、ベルト27によ
り中間プーリ24、キャプスタンプーリ22、23がそれぞれ
矢印b、c、d方向に回転駆動されるように構成されて
いる。
そして、早送り釦18を押すと、早送りと巻戻しの切換機
構(図示せず)によって、第3図に実線で示すように中
間プーリ24の外周に形成されたFR駆動ギヤ39にFR第1ア
イドルギヤ33が係合されると共に、このFR第1アイドル
ギヤ33に常時係合されているFR第2アイドルギヤ34が一
方のリール台7のリール台ギヤ30に選択的に係合され
る。これによって一方のリール台7が矢印e方向に高速
で回転駆動され、磁気テープ3が矢印f方向に走行され
て一方のリールハブ1に高速で巻取られる早送りモード
になる。
一方、巻戻し釦19を押すと、第3図に一点鎖線で示すよ
うにFR駆動ギヤ39と他方のリール台8のリール台ギヤ31
とにFR第1アイドルギヤ33が選択的に係合される。これ
によって他方のリール台8が矢印g方向に高速で回転駆
動され、磁気テープ3が矢印f′方向に走行されて他方
のリールハブ2に高速で巻取られる巻戻しモードにな
る。
次に、再生(記録)釦16を押すと、中間プーリ24と同一
軸線状態に設けられかつトルクリミッタ(図示せず)を
介してその中間プーリ24と同一方向に回転駆動されるNR
駆動ギヤ40に常時係合されているNRアイドルギヤ35が、
後述するノーマル、リバース切換装置45によって、一方
のリール台7のリール台ギヤ30に常時係合されている中
間ギヤ36に第3図に実線で示すように選択的に係合され
る。またこれと同時に後述するヘッド支持機構46によっ
て磁気ヘッド13が磁気テープ3に接触されると共に一方
のキャプスタン9にピンチローラ11が圧着される。これ
によって一方のリール台7が矢印e方向に回転駆動さ
れ、磁気テープ3が矢印f方向に走行されて一方のリー
ルハブ1に巻取られるノーマル再生(記録)モードにな
り、磁気ヘッド13によるノーマル再生(記録)が行われ
る。
そして、磁気テープ3のノーマル走行がテープエンドと
なると、中間プーリ24と同一軸線状態で一体の駆動ギヤ
41によって中間ギヤ42と一体に常時回転駆動されている
駆動ギヤ38に後述するトリガ機構47の動作によって欠歯
ギヤ37が選択的に係合されて、この欠歯ギヤ37が半回転
駆動される。すると、ノーマル、リバース切換装置45が
駆動されてリバース走行に切換えられる。この切換によ
りNRアイドルギヤ35が他方のリール台8のリール台ギヤ
31に第3図に一点鎖線で示すように選択的に係合される
と共に、他方のキャプスタン10にピンチローラ12が圧着
される。これによって他方のリール台8が矢印g方向に
回転駆動され、磁気テープ3が矢印f′方向に走行され
て他方のリールハブ2に巻取られるリバース再生(記
録)モードになり、磁気ヘッド13によるリバース再生
(記録)が行われる。
なお、早送り、巻戻し又は再生(記録)の各モードで停
止釦17を押すと、パワースイッチが切れてモータ21の回
転が停止されると共に、第1図に示すように、FR第1、
第2アイドルギヤ33、34又はNRアイドルギヤ35が中立位
置に復帰されて停止モードになる。
ところで、このテープレコーダは、磁気テープ3のリバ
ース走行でテープエンドになると、後述するシャットオ
フ機構48によってシャットオフ動作が行われ、自動的に
停止モードになるように構成されている。またこのテー
プレコーダは、後述するモード切換機構49によって、磁
気テープ3をノーマル走行に引き続くリバース走行後に
停止させるようにした1往復モード(シャットオフモー
ド)と、磁気テープ3をノーマル走行とリバース走行と
に繰り返し連続して走行させるようにした連続モード
(リピートモード)とに選択的に切換えることができる
ように構成されている。さらにこのテープレコーダは、
後述するノーマル、リバース切換手段50によって、磁気
テープ3をノーマル走行とリバース走行とに随時選択的
に切換えることができるように構成されている。
G2次に、第1図、第4図〜第6C図によって、ノーマル、
リバース切換装置45の詳細を説明する。
まず、第4図に示すように、前記再生(記録)釦16は再
生(記録)操作杆53の一端に固着されている。この操作
杆53はシャーシ6の下部で矢印h及びh′方向に往復動
自在に構成され、その他端にはピン54によって連結レバ
ー55が連結されている。連結レバー55はシャーシ6の上
部で軸56により矢印i及びi′方向に回動自在に枢支さ
れていて、その遊端にはピン57が設けられている。そし
て連結レバー55はシャーシ6との間に張架された戻しば
ね58により矢印i′方向に回動付勢されている。
次に、シャーシ6の下部にはその前後方向に亘って駆動
杆60が配置されている。この駆動杆60はほぼL字状をな
し、駆動ギヤ38の回転軸61に長孔62を案内させることに
より矢印j及びj′方向に往復動自在に構成されてい
る。そして駆動杆60の一端に形成されたU溝63に前記連
結レバー55のピン57が係止され、このピン57と駆動杆60
との間に引張ばね64が張架されている。また駆動杆60の
他端側60aは左右ほぼ対称状に形成されており、その他
端側60aに形成された切欠部65の両側には突片からなる
左右一対の規制部66、67が設けられている。また第5図
〜第6C図に示すように、駆動杆60の他端側60aの中央部
には軸68が加締められていて、この軸68にほぼU字状を
なす線状のばね69が取付けられている。そしてこのばね
69は、その両端部69a、69bが切欠部65側に突出するよう
に中央部69cにて軸68に嵌合され、矢印k及びk′方向
に揺動自在に構成されている。なお駆動杆60の他端側69
aの端には一対の駆動ピン70、71がシャーシ6の上部に
突出するように固着されている。
次に、第5図〜第6C図に示すように、シャーシ6の下部
でリール台7、8の中間には切換レバー73が設けられて
いる。この切換レバー73はシャーシ6に形成された円孔
74部分に嵌合されてNR駆動ギヤ40の外周で矢印l及び
l′方向に揺動自在に構成され、その一端の上面に前記
NRアイドルギヤ35が回転自在に枢支されている。そして
切換レバー73の他端には、それぞれ突片からなる被押圧
部75とこの両側の左右一対の被規制部76、77とが左右対
称状に形成されている。そして切換レバー73はその他端
が前記駆動杆60の切欠部65内に位置し、一対の被規制部
76、77が一対の規制部66、67間に挟まれるように配置さ
れている。従って、前記ばね69の両端部69a、69bが切換
レバー73の被押圧部75の両側に位置することになる。な
お切換レバー73に枢支されたNRアイドルギヤ35とNR駆動
ギヤ40とが常時係合されている。
次に、第4図に示すように、シャーシ6と駆動杆60の他
端側60aとの間にはその駆動杆60とほぼ直交して切換杆8
0が配置されている。この切換杆80はキャプスタン9、1
0の軸受を兼用するガイド軸81、82に長孔83、84を案内
させることにより、実線で示すノーマル位置Nと一点鎖
線で示すリバース位置Rとの間で矢印m及びm′方向に
往復動自在に構成されている。そして切換杆80のほぼ中
央部には突部からなるばね押圧部85が設けられていて、
このばね押圧部85が前記ばね69の両端部69a、69bの中間
に挿入されている。また切換杆80の一端部には前記欠歯
ギヤ37側へ延びる突部86が設けられていて、この突部86
に形成されたカム孔87が欠歯ギヤ3の上面に一体成形さ
れた駆動ピン89に係合されている。なお切換杆80には一
対の規制ピン91、92がシャーシ6の上部に突出するよう
に固着されている。
次に、上述のように構成されたノーマル、リバース切換
装置45の動作を説明する。
まず、第4図に一点鎖線で示す停止モードでは、連結レ
バー55が戻しばね58により矢印i′方向へ復動されるこ
とによって、再生(記録)操作杆53が矢印h′方向へ復
動されると共に駆動杆60がピン57に押圧されて矢印j′
方向の復動位置に復動されている。またこの停止モード
で、切換杆80は実線で示すノーマル位置Nと一点鎖線で
示すリバース位置Rとのうち何れか一方の位置に停止さ
れている。
ここで、第6A図に実線で示すように、切換杆80がノーマ
ル位置Nへ移動されていると、その切換杆80のばね押圧
部85がばね69の一端部69aを内側から外側に押圧するた
め、ばね69は実線のように矢印k方向に揺動され、その
他端部69bが切換レバー73の被押圧部75を一側方から押
圧し、切換レバー73には矢印l方向への揺動力が付与さ
れる。そころがこの際、駆動杆60が矢印j′方向へ復動
されていて、この駆動杆60の一対の規制部66、67が切換
レバー73の一対の被規制部76、77に同時に当接されてい
る。従って、切換レバー73の矢印l方向への揺動が規制
され、この切換レバー73はばね69に抗して中立位置に保
持される。
一方、切換杆80が一点鎖線のリバース位置Rに移動され
ていると、今度は切換杆80のばね押圧部85がばね69の他
端部69bを内側から外側に押圧するので、ばね69は一点
鎖線のように矢印k′方向に揺動され、その一端部69a
が切換レバー73の被押圧部75を他側方から押圧し、切換
レバー73には矢印l′方向への揺動力が付与される。と
ころがやはり、駆動杆60の矢印j′方向への復動によっ
て切換レバー73の矢印l′方向への揺動が規制され、こ
の切換レバー73はばね69に抗して中立位置に保持され
る。
次に、第4図において再生(記録)釦16を押すと、再生
(記録)操作杆53が矢印h方向へ往動されて連結レバー
55が戻しばね58に抗して矢印i方向へ往動され、引張ば
ね64を介して駆動杆60が矢印j方向の往動位置に往動さ
れる。なお再生操作杆53は往動位置でそのロック爪53a
が周知のロック板94(第11A図参照)のロック部94aに係
合されてロックされ、これによって駆動杆60も往動位置
でロックされる。なお引張ばね64が駆動杆60の往動位置
でのリミッタばねになる。
次に、上述のように再生(記録)モードへの切換えによ
って駆動杆60が矢印j方向へ往動され、その時に切換杆
80がノーマル位置Nに移動されている状態が第6B図に示
されている。即ち、駆動杆60の往動によってその一対の
規制部66、67が切換レバー73の一対の被規制部76、77か
ら同時に離間される。これと同時にばね69も往動(切換
レバー73側に前進)されるので、そのばね69の一端部69
aが切換杆80のばね押圧部85で相対的に押圧されること
になり、ばね69はさらに矢印k方向に揺動されながら他
端部69bで切換レバー73の被押圧部75を一側方から押圧
する。この結果、切換レバー73の揺動の規制が解除され
ると共にさらにばね69のばね力が加わり、その切換レバ
ー73は矢印l方向に揺動されて、NRアイドルギヤ35が中
間ギヤ36に係合される。そしてばね69がリミッタばね機
能を発揮して圧着力が生じ、この圧着力によりNRアイド
ルギヤ35が中間ギヤ36に圧着される。そしてNR駆動ギヤ
40の矢印b方向への回転がNRアイドルギヤ35及び中間ギ
ヤ36を介してリール台ギヤ30に伝達され、リール台7が
矢印e方向に回転駆動されてノーマル再生(記録)モー
ドになる。
そして、上述のノーマル再生(記録)モードで磁気テー
プ3のノーマル走行がテープエンドになると、駆動杆60
に設けられた長孔95部分に配置されている光センサ等の
検出器96によってリール台7の回転停止が検出される。
すると、第4図に示すように欠歯ギヤ37が半回転駆動さ
れ、その欠歯ギヤ37の駆動ピン89と切換杆80のカム孔87
とのカム作用によって、切換杆80が矢印m′方向に駆動
されてノーマル位置Nからリバース位置Rへ移動され
る。そして第6B図から第6C図のように切換杆80が矢印
m′方向のリバース位置Rへ移動される際、その切換杆
80のばね押圧部85がばね69の一端部69aを押圧する状態
から他端部69bを押圧する状態に切換えられる。これに
よって、ばね69は矢印k′方向へ揺動され、ばね69の一
端部69aが切換レバー73の被押圧部75を他側方から押圧
する。この時、再生(記録)モードで駆動杆60が矢印j
方向へ往動された状態なので、切換レバー73の揺動は規
制されず、その切換レバー73は矢印l′方向に揺動され
て、NRアイドルギヤ35がリール台ギヤ31に係合される。
そしてばね69がリミッタばね機能を発揮して圧着力が生
じ、この圧着力によりNRアイドルギヤ35がリール台ギヤ
31に圧着される。そしてNR駆動ギヤ40の矢印b方向への
回転がNRアイドルギヤ35を介してリール台ギヤ31に伝達
され、リール台8が矢印g方向に回転駆動されてリバー
ス再生(記録)モードになる。
なお、上述のリバース再生(記録)モードで切換杆80が
矢印m方向に駆動されてリバース位置Rからノーマル位
置Nへ移動されると、切換レバー73は再び第6B図のよう
に矢印l方向へ揺動され、ノーマル再生(記録)モード
になる。このように、切換杆80の往復動だけで磁気テー
プ3の走行がノーマル走行とリバース走行とに選択的に
切換えられる。
次に、第6B図のノーマル再生(記録)モード又は第6C図
のリバース再生(記録)モードで、停止釦17の操作やシ
ャットオフ動作によって停止モードへ切換えられると、
第6A図に示すように駆動杆60が矢印j′方向へ復動され
るので、前述したように切換レバー73はばね69に抗して
中立位置に保持される。ところがこの際、ばね69は、停
止モードへの切換えが、ノーマル再生(記録)モードで
行われると実線のように、またリバース再生(記録)モ
ードで行われると一点鎖線のように復動される。このた
め前述したように切換レバー73は矢印l又はl′方向へ
の揺動力が付与された状態で中立位置に保持される。従
って、このノーマル、リバース切換装置45では、停止モ
ード前のノーマル又はリバース再生(記録)モードが切
換杆80のノーマル位置N又はリバース位置Rとばね69と
によって機械的に記憶されることになり、ポーズ機構と
同じような一時停止機能を発揮して、次に再生(記録)
モードへ切換えると、停止モード前のノーマル走行(第
6B図)又はリバース走行(第6C図)に自動的に復帰され
ることになる。
また、このノーマル、リバース切換装置45では、切換杆
80のばね押圧部85で1つのほぼU字状のばね69の一端部
69aまたは他端部69bを内側から外側に押圧して、そのば
ね69の他端部69b又は一端部69aで切換レバー73を押圧し
て揺動させるので、切換杆80のノーマル位置Nとリバー
ス位置Rとにおけるばね力が互いに同条件で発揮される
ことになり、中間ギヤ36及びリール台ギヤ31へのNRアイ
ドルギヤ35の圧着は互いに均等に行われる。
G3次に、第7図〜第8B図によって、ヘッド支持機構46の
詳細を説明する。
まず、前記磁気ヘッド13及びピンチローラ11、12はシャ
ーシ6に回動自在に取付けられたカセットホルダ98に取
付けられている。即ち、このカセットホルダ98に軸99に
よってヘッドアーム100が矢印n及びn′方向に揺動自
在に枢支されていて、このヘッドアーム100に磁気ヘッ
ド13が取付けられている。ヘッドアーム100の先端100a
は前記駆動杆60の一方の駆動ピン70の前方まで延長され
ていて、その先端100aには突起101が設けられている。
またピンチローラ11、12はピンチローラレバー102、103
に回動自在に枢支されていて、これらピンチローラレバ
ー102、103は軸104、99によって矢印o及びo′、p及
びp′方向に揺動自在に枢支されている。そしてピンチ
ローラレバー102、103は軸104、99に巻装された捩りば
ね105、106によってて矢印o′、p′方向に復動付勢さ
れている。また軸104、99には別の捩りばね107、108が
巻装されていて、これら捩りばね107、108の先端107a、
108aは駆動杆60の一対の駆動ピン70、71の前方まで延長
され、ピンチローラレバー102、103の先端に形成された
係止部109、110に係止されている。なお一方の捩りばね
107の先端107aはヘッドアーム100の突起101に前方から
当接されている。またピンチローラレバー102、103の先
端側には前記切換杆80の一対の規制ピン91、92に対応し
てほぼV字状の切欠部111、112が形成されている。
次に、上述のように構成されたヘッド支持機構46の動作
を説明する。
まず、停止モードでは駆動杆60が復動されるので、その
駆動杆60の一対の駆動ピン70、71もシャーシ6に形成さ
れた一対のU溝114、115内で第8A図及び第8B図で一点鎖
線のように復動される。これによりピンチローラレバー
102、103は捩りばね105、106にて矢印o′、p′方向に
回動され、ピンチローラ11、12が共にキャプスタン9、
10から離間される。これと共に、捩りばね107の先端107
aがヘッドアーム100の突起101を押圧するので、そのヘ
ッドアーム100も矢印n′方向に復動されて、磁気ヘッ
ド13が磁気テープ3から離間されている。
次に、第8A図のように切換杆80がノーマル位置Nに移動
された状態で駆動杆60が矢印j方向へ往動されてノーマ
ル再生(記録)モードに切換えられると、一対の駆動ピ
ン70、71が一対のU溝114、115内で往動(前進)され
て、捩りばね107、108の先端107a、108aが押圧される。
この時、切換杆80がノーマル位置Nに移動されているの
で、その切換杆80の一対の規制ピン91、92もシャーシ6
に設けられた一対の長孔116、117内で移動され、一方の
規制ピン91がピンチローラレバー102の切欠部111の前方
に位置し、他方の規制ピン92がピンチローラレバー103
の切欠部112から外れる。従って、ピンチローラレバー1
02だけが矢印o方向に往動されてピンチローラ11がキャ
プスタン9に圧着される。そしてピンチローラレバー10
3は規制ピン92によって規制されて矢印p′方向の復動
状態で保持され、ピンチローラ12はキャプスタン10から
離間されている。なお一方の駆動ピン70がヘッドアーム
100の先端100aを直接押圧するので、ヘッドアーム100は
矢印n方向に往動されて磁気ヘッド13が磁気テープ3に
接触される。
次に、第8B図のように切換杆80がリバース位置Rに移動
されると、一対の規制ピン91、92が長孔116、117内で移
動される。すると、一方の規制ピン91がピンチローラレ
バー102の切欠部111内から抜け出て、そのピンチローラ
レバー102の矢印o方向への往動を規制し、ピンチロー
ラ11がキャプスタン9から離間される。そして他方の規
制ピン92がピンチローラレバー103の切欠部112内に入り
込み、そのピンチローラレバー103が矢印p方向に往動
され、ピンチローラ12がキャプスタン10に圧着される。
上述のように、切換杆80がノーマル位置Nとリバース位
置Rとの選択的に移動されることによって、ピンチロー
ラ11、12がキャプスタン9、10に選択的に圧着離間され
る。なお捩りばね107、108がピンチローラ11、12をキャ
プスタン9、10に圧着させるリミッタばねになる。そし
てこの際、駆動杆60の往動状態では捩りばね107、108の
先端107a、108aが共に押圧されているので、一対の規制
ピン91、92によるピンチローラレバー102、103の規制及
び規制解除だけで、ピンチローラレバー102、103の往復
動の切換えが円滑に行われる。
C4次に、第1図、第9A図〜第10図によって、トリガ機構
47の詳細を説明する。
このトリガ機構47は、前記切換杆80をノーマル位置Nと
リバース位置Rとに駆動する前記欠歯ギヤ37に機械的な
初期回転力を付与するものである。
まず、欠歯ギヤ37にはノーマル位置の欠歯部120とリバ
ース位置の欠歯部121とが互いに180゜偏倚されて形成さ
れており、欠歯ギヤ37の下面でそれら欠歯部121、120の
近傍にはそれぞれ突起からなるノーマル位置のロック爪
122とリバース位置のロック爪123とが一体成形されてい
る。また欠歯ギヤ37の下面には両ロック爪122、123とほ
ぼ90゜偏倚して突起からなるノーマル位置の被押圧部12
4とリバース位置の被押圧部125とが一体成形されてい
る。なおこれら被押圧部124、125はほぼ三角形状をな
し、それぞれ斜面124a、125aが形成されている。
次に、シャーシ6の下部で欠歯ギヤ37の近傍には、トリ
ガレバー127がシャーシ6に設けられた軸128によって矢
印q及びq′方向に揺動自在に枢支されていて、シャー
シ6との間に張架された戻しばね129により矢印q方向
に往動付勢されている。このトリガレバー127は、前記
ロック爪122、123が当接されるロックアーム部130と、
前記被押圧部124、125を押圧する弾性を有する弾性アー
ム部131と、保持アーム部132とが合成樹脂にて一体に成
形されたものである。そしてロックアーム部130と弾性
アーム部131とは、ノーマル位置のロック爪122及び被押
圧部124とリバース位置のロック爪123及び被押圧部125
とに対応するようにほぼくの字状に形成され、欠歯ギヤ
37の下面側に挿入されている。なお弾性アーム部131は
円弧状に湾曲されている。そして保持アーム部132の先
端には軸133によって可動鉄芯134が揺動自在に取付けら
れている。なお第10図に示すように軸133は樽形状をな
しており、これによって可動鉄芯134が自動調芯され
る。また保持アーム部132の先端にはピン135が一体成形
されており、このピン135がシャーシ6に形成された孔1
36内に挿入されている。そしてシャーシ6の下部には、
可動鉄芯134を吸着してトリガレバー127を矢印q′方向
の復動状態で保持する可動鉄芯吸着型のソレノイド138
が配置されている。
次に、上述のように構成されたトリガ機構47の動作を説
明する。
まず、第9A図はノーマル再生(記録)モードを示してい
る。即ち、保持アーム部132の可動鉄芯134がソレノイド
138のマグネット138aに吸着されることによって、トリ
ガレバー127が矢印q′方向の復動状態で保持されてい
る。これにより欠歯ギヤ37のノーマル位置のロック爪12
2がロックアーム部130の先端に係合され、欠歯ギヤ37が
ノーマル位置でロックされている。従って、欠歯ギヤ37
のノーマル位置の欠歯部120が前記駆動ギヤ38に対向さ
れ、磁気テープ3のノーマル走行が行われている。
そして、ノーマル走行がテープエンドになって前述した
ように第4図で示した検出器96がリール台7の回転停止
を検出すると、ソレノイド138が瞬間的に通電される。
すると、マグネット138aの磁界の向きに対して逆向きの
磁界がソレノイド138に生じ、マグネット138aの磁力が
弱められて第9B図に示すように、可動鉄芯134の吸着が
解除され、トリガレバー127が戻しばね129にて矢印q方
向に往動される。この往動によってロックアーム部130
とロック爪122との係合が解除されて欠歯ギヤ37のロッ
クが解除される。これと同時に弾性アーム部131の先端
にてノーマル位置の被押圧部124の斜面124aが押圧さ
れ、これによって欠歯ギヤ37に矢印r方向への機械的な
初期回転力が付与されて、欠歯ギヤ37が駆動ギヤ38に係
合される。なお保持アーム部132のピン135が孔136の側
面に当接されることによってトリガレバー127の矢印q
方向への往動が停止される。
そして、駆動ギヤ38は中間プーリ24の矢印b方向への回
転によって駆動ギヤ41及び中間ギヤ42を介して常時矢印
s方向へ回転駆動されているので、第9C図に示すように
駆動ギヤ38によって欠歯ギヤ37が矢印r方向に回転駆動
されて行く。そして欠歯ギヤ37がほぼ90゜回転駆動され
る際に、ロック爪122が弾性アーム部131の内周面131aに
沿って移動されることにより、その弾性アーム部131が
徐々に押圧されてトリガレバー127が戻しばね129に抗し
て矢印q′方向に復動され、可動鉄芯134がソレノイド1
38のマグネット138aに再び吸着される。なお可動鉄芯13
4が樽形状の軸133によって自動調芯機能を有して保持ア
ーム部132に取付けられているので、トリガレバー127の
成形誤差やトリガレバー127とソレノイド138との取付誤
差等が多少あっても、可動鉄芯134はソレノイド138に確
実に吸着される。
そして、引き続いて欠歯ギヤ37が矢印r方向へ回転駆動
され、第9D図に示すように半回転駆動されたところでリ
バース位置の欠歯部121が駆動ギヤ38に対向されると同
時に、リバース位置のロック爪123がロックアーム部130
の先端に係合され、欠歯ギヤ37がリバース位置でロック
される。なお今度は弾性アーム部131の先端近傍にリバ
ース位置の被押圧部125が位置することになる。
そして、上述のように欠歯ギヤ37が半回転駆動される際
に、その欠歯ギヤ37の駆動ピン89と切換杆80の突部86の
カム孔87とのカム作用により、切換杆80がノーマル位置
Nからリバース位置Rへ駆動され、前述したようにノー
マル再生(記録)モードからリバース再生(記録)モー
ドへ切換えられる。
なお、リバース走行がテープエンドになると、上述と全
く同様の動作が行われて欠歯ギヤ37がリバース位置から
ノーマル位置へ半回転駆動され、この回転駆動によって
切換杆80がリバース位置Rからノーマル位置Nへ駆動さ
れる。
上述のように、このトリガ機能47では、ロックアーム部
130による欠歯ギヤ37のノーマル位置、リバース位置で
のロック及びロック解除と、弾性アーム部131による欠
歯ギヤ37への機械的な初期回転力の付与と、欠歯ギヤ37
の回転駆動を利用することによるトリガレバー127の復
動と、保持アーム部132による復動状態での保持とが単
品のトリガレバー127で行われることになる。
なお、本実施例では上述した欠歯ギヤ37への機械的な初
期回転力の付与にトリガレバー127と共に前記ノーマ
ル、リバース切換装置45のばね69も利用されている。即
ち、第6B図で説明したように切換杆80がノーマル位置N
に移動されることによりばね押圧部85がばね69の一端部
69aを押圧するため、その切換杆80にはばね69の反力に
よってリバース位置R方向への移動力が作用している。
従って、第9A図において欠歯ギヤ37の駆動ピン89が切換
杆80のカム孔87の一側面87aにより矢印m′方向に押圧
されている。このため欠歯ギヤ37のノーマル位置でのロ
ックが解除されると、欠歯ギヤ37に切換杆80からの初期
回転力が付与されることになる。この逆に、第6C図で説
明したように、切換杆80がリバース位置Rに移動されて
いる状態では、その切換杆80にはばね69の反力によって
ノーマル位置N方向への移動力が作用している。従っ
て、第9D図において欠歯ギヤ37の駆動ピン89が切換杆80
のカム孔87の他側面87bにより矢印m方向に押圧されて
いる。このため欠歯ギヤ37のリバース位置でのロックが
解除されると、欠歯ギヤ37に切換杆80からの初期回転力
が付与されることになる。
G5 次に、第1図、第11A図〜第11D図によって、シャッ
トオフ機構48の詳細を説明する。
このシャットオフ機構48は、磁気テープ3のリバース走
行からノーマル走行への切換時にシャットオフ動作を行
うように構成されている。
まず、前記欠歯ギヤ37の上面にはボス部140が一体成形
されていて、このボス部140の周面でリバース位置のロ
ック爪123より欠歯ギヤ37の回転方向後方側にシャット
オフ用の駆動爪141が形成されている。そして欠歯ギヤ3
7と前記ロック板94との間でシャーシ6に設けられた軸1
42によってシャットオフレバー143が矢印t及びt′方
向に回動自在に枢支されている。このシャットオフレバ
ー143には、欠歯ギヤ37側に突出する被駆動爪144と、ロ
ック板94の突片94bに当接される駆動爪145と、先端にピ
ン146を有する突部147とが一体に成形されている。そし
てシャットオフレバー143はシャーシ6とピン146との間
に張架された捩りばね148によって矢印t方向に回動付
勢されている。
次に、上述のように構成されたシャットオフ機構48の動
作を説明する。
まず、第11A図は欠歯ギヤ37がノーマル位置で前述した
ようにロックされている状態である。ノーマル走行のテ
ープエンドになって欠歯ギヤ37が矢印r方向へ半回転駆
動され、第11B図に実線で示すようにリバース位置でロ
ックされる。この時、欠歯ギヤ37の駆動爪141はシャッ
トオフレバー143の被駆動爪144の近傍に位置する。この
欠歯ギヤ37の半回転駆動の間では駆動爪141はシャット
オフレバー143に対して無関係なので、ノーマル走行か
らリバース走行へ自動的に切換えられる。
次に、リバース走行のテープエンドになって欠歯ギヤ37
がリバース位置から矢印r方向へ回転駆動されると、そ
の瞬間、一点鎖線で示すように欠歯ギヤ37の駆動爪141
がシャットオフレバー143の被駆動爪144を蹴り、そのシ
ャットオフレバー143が捩りばね148に抗して矢印t′方
向へ回動される。これによって、ロック板94の突片94b
がシャットオフレバー143の駆動爪145により押圧され、
そのロック板94が一点鎖線のように移動されてロック部
94aによる再生(記録)操作杆53のロック爪53aの係合が
解除される。この結果、リバース再生(記録)モードか
ら自動的に停止モードへ切換えられるシャットオフ動作
が行われる。この後、欠歯ギヤ37は矢印r方向へ回転駆
動され、ノーマル位置で再びロックされる。
G6 次に、第1図、第11A図〜第11D図によって、モード
切換機構49の詳細を説明する。
まず、シャーシ6の下部には、ほぼL字状をなすモード
切換レバー151がシャーシ6に設けられた軸152によって
矢印u及びu′方向に回動自在に枢支されていて、シャ
ーシ6との間に張架された戻しばね153により矢印u′
方向に回動付勢されている。このモード切換レバー151
の一端151aは前記シャットオフレバー143側に延出され
ていて、その一端151aにシャットオフレバー143のピン1
46が当接されている。従って、シャットオフレバー143
の矢印t方向への回動はモード切換レバー151によって
規制されている。なおモード切換レバー151の他端側に
は切欠部154が形成されている。またシャーシ6の下部
にはモード切換レバー151の他端側とほぼ直交して操作
レバー156がシャーシ6に設けられた軸157によって矢印
v及びv′方向に回動自在に枢支されている。なお操作
レバー156にはピン158が一体成形されていて、このピン
155がモード切換レバー151の切欠部154に係合されてい
る。
次に、上述のように構成されたモード切換機構49の動作
を説明する。
まず、第11B図は操作レバー156が矢印v方向に切換えら
れて、モード切換機構49が1往復モードに切換えられて
いる状態である。即ち、操作レバー156のピン158がモー
ド切換レバー151の切欠部154内に入り込むので、そのモ
ード切換レバー151が戻しばね153により矢印u′方向へ
回動されている。従って、モード切換レバー151の一端1
51aにシャットオフレバー143のピン146が当接され、そ
のシャットオフレバー143は実線状態で保持されてい
る。これによって、シャットオフレバー143は作動状態
に切換えられており、前述したように欠歯ギヤ37がリバ
ース位置からノーマル位置へ回動駆動される瞬間にシャ
ットオフ動作が行われる。即ち、この1往復モードで
は、磁気テープ3の走行がノーマル走行に引き続くリバ
ース走行後に自動的に停止されることになる。
次に、第11C図に示すように操作レバー156を矢印v′方
向に切換えると、その操作レバー156のピン158がモード
切換レバー151の切欠部154内から抜け出ることによっ
て、モード切換レバー151が戻しばね153に抗して矢印u
方向に回動される。すると、モード切換レバー151の一
端151aが移動されることによりシャットオフレバー143
が捩りばね148にて矢印t方向に回動され、その被駆動
爪144が欠歯ギヤ37の駆動爪141の回転軌跡内から離脱さ
れる。この結果、シャットオフレバー143は非作動状態
に切換えられ、欠歯ギヤ37がリバース位置からノーマル
位置へ回転駆動されても、駆動爪141は被駆動爪144を蹴
らずに通過する。即ち、この連続モードでは、磁気テー
プ3がノーマル走行とリバース走行とに繰り返し連続し
て走行されることになる。
G7 次に、第1図、第11A図〜第11D図によって、ノーマ
ル、リバース切換手段50の詳細を説明する。
まず、シャーシ6の下部には切換操作杆161が配置され
ている。この切換操作杆161はその長孔162をシャーシ6
に設けられたガイドピン163に案内させることによって
矢印w及びw′方向に往復動自在に構成されている。そ
してこの切換操作杆161は弾性を有する弾性アーム164と
ピン165と突部166とが合成樹脂によって一体成形されて
いる。そして弾性アーム164の先端をシャーシ6の段部1
68に弾性的に当接させることによって、切換操作杆161
は矢印w′方向に復動されている。またピン165の近傍
にはリーフスイッチからなる切換スイッチ169が配置さ
れている。また突部166は前記モード切換レバー151の他
端151bに当接されている。
次に、上述のように構成されたノーマル、リバース切換
手段50の動作を説明する。
まず、第11D図に一点鎖線で示すように切換操作杆161を
矢印w方向に押すと、その切換操作杆161のピン165によ
って切換スイッチ169が作動される。すると、前記ソレ
ノイド138が瞬間的に通電され、前述したようにトリガ
機構47が作動されて欠歯ギヤ37の回転駆動が開始され
る。
この時、第11C図で説明したようにモード切換機構49が
連続モードに切換えられている場合には、リバース走行
からノーマル走行への切換時にシャットオフ動作が行わ
れないので、切換操作杆161を押すことによりノーマル
走行とリバース走行とが随時選択的に切換えられる。と
ころが、第11B図で説明したようにモード切換機構49が
1往復モードに切換えられていると、リバース走行から
ノーマル走行への切換時にシャットオフ動作が行われる
ので、リバース走行時に切換操作杆161を押すとシャッ
トオフされてしまう。
しかしながらこのノーマル、リバース切換手段50によれ
ば、第11D図に一点鎖線で示すように、モード切換機構4
9が1往復モードに切換えられている状態で切換操作杆1
61が矢印w方向に押された際には、その切換操作杆161
の突部166によってモード切換レバー151の他端151bが押
圧され、そのモード切換レバー151が一点鎖線のように
戻しばね153に抗して矢印u方向に強制的に回動され
る。即ち、切換操作杆161が押された際にモード切換機
構49が強制的に第11C図で説明した連続モードに切換え
られることになり、リバース走行からノーマル走行への
切換時にシャットオフ動作が行われず、ノーマル走行と
リバース走行とを随時選択的に切換えることが可能にな
る。
なお、モード切換レバー151の強制的な回動によってシ
ャットオフレバー143が非作動状態に切換えられるの
は、切換操作杆161が押されている間だけであるが、切
換操作杆161が押されると直ちに欠歯ギヤ37が回転駆動
されるので、切換操作杆161から手を離してモード切換
レバー151が復動されるまでには既にシャットオフ動作
が行われずにノーマル走行へ切換えられることになる。
以上本発明の一実施例に付き述べたが、本発明は実施例
に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づき各
種の有効な変更が可能である。
例えば、モード切換機構は実施例の構造に限られること
なく、各種の構造が適用可能である。また、トリガレバ
ーは実施例の形状以外にも各種の形状に変形することが
できる。
なお本発明は、コンパクトカセットを用いるオートリバ
ース式小型テープレコーダにおいてテープの走行をノー
マル走行とリバース走行とに切換えるノーマル、リバー
ス切換機構のトリガ機構に限定されることなく、各種の
記録再生装置等における各種のモード切換機構のトリガ
機構に適用可能である。
H 発明の効果 上述したように本発明によれば、欠歯ギヤのロック及び
ロック解除と、欠歯ギヤへの機械的な初期回転力の付与
と、ロックのためのトリガレバーの復動と、その復動状
態での保持とを単一部品で行うことができる。従って、
部品点数や組立工数が非常に少なくなってその組立作業
も極めて簡単であり、著しく低コストなものを得ること
ができる。またこのような単一部品は小さくなってもそ
の組立作業性やサービス性が極めて良いので、例えばテ
ープレコーダ等の小型化を大いに促進することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明をコンパクトカセットを用いるオートリバ
ース式小型テープレコーダに適用した一実施例を示すも
のであって、第1図は全体の平面図、第2図はテープ走
行駆動系の分解斜視図、第3図は同上の平面図、第4図
はノーマル、リバース切換装置の平面図、第5図は同上
要部の分解斜視図、第6A図〜第6C図は同上要部の平面
図、第7図はヘッド支持機構の斜視図、第8A図及び第8B
図は同上の平面図、第9A図〜第9D図はトリガ機構の平面
図、第10図は同上の断面図、第11A図〜第11D図はシャッ
トオフ機構、モード切換機構及びノーマル、リバース切
換手段の平面図である。 なお、図面に用いた符号において、 37……欠歯ギヤ 38……駆動ギヤ 45……ノーマル,リバース切換装置(モード切換機構) 47……トリガ機構 80……切換杆 87……カム孔 89……駆動ピン 122,123……ロック爪 124,125……被押圧部 127……トリガレバー 129……戻しばね 130……ロックアーム部 131……弾性アーム部 132……保持アーム部 134……可動鉄芯 138……ソレノイド である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モード切換機構を駆動するための欠歯ギヤ
    と、この欠歯ギヤを間欠的に回転駆動する駆動ギヤと、
    揺動自在に構成されて前記欠歯ギヤを一定位置でロツク
    すると共にその欠歯ギヤを前記駆動ギヤに係合させるた
    めの機械的な初期回転力を付与するトリガレバーと、こ
    のトリガレバーを復動状態で保持する可動鉄芯吸着型の
    ソレノイドと、このトリガレバーを往動付勢するばねと
    からなり、 前記トリガレバーには、前記欠歯ギヤに設けられたロッ
    ク爪が当接されるロックアーム部と、前記欠歯ギヤに設
    けられて斜面部が形成された被押圧部に押圧される弾性
    アーム部と、前記ソレノイドに吸着される可動鉄芯が取
    付けられた保持アーム部とを一体に設け、 前記ソレノイドに通電して前記可動鉄芯の吸着を解除す
    ることにより前記ばねにて前記トリガレバーを往動さ
    せ、この往動により前記ロックアーム部と前記ロック爪
    との係合を解除させて前記欠歯ギヤのロックを解除する
    と共に前記弾性アームにて前記被押圧部の斜面部を押圧
    して前記欠歯ギヤに機械的な初期回転力を付与するよう
    に構成し、 前記駆動ギヤによって前記欠歯ギヤが回転駆動されてモ
    ードが切換えられる際に前記ロック爪にて前記弾性アー
    ム部を押圧して前記トリガレバーを前記ばねに抗して復
    動させて前記可動鉄芯を前記ソレノイドに吸着させ、こ
    の後に前記ロック爪を前記ロックアーム部に再び係合さ
    せて前記欠歯ギヤを一定位置でロックするように構成し
    たモード切換機構のトリガ機構。
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