JPH07110856A - 電子ファイル装置 - Google Patents

電子ファイル装置

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JPH07110856A
JPH07110856A JP25560193A JP25560193A JPH07110856A JP H07110856 A JPH07110856 A JP H07110856A JP 25560193 A JP25560193 A JP 25560193A JP 25560193 A JP25560193 A JP 25560193A JP H07110856 A JPH07110856 A JP H07110856A
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Japan
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character
range
image
unit
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JP25560193A
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Inventor
Hirotaka Sakamoto
博孝 坂本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージデータ形式の画像を、元から記入さ
れていた文字と同じ大きさの文字を用い容易に変更でき
る作業性に優れた電子ファイル装置を提供することを目
的とする。 【構成】 イメージデータ形式の画像を得る画像読み取
り部1と、この画像を記憶する画像記憶部2と、この画
像等を表示する表示部3と、表示部3の画像上の変更を
行う範囲を指定する範囲指定部4と、変更を行うための
文字列等を入力する文字入力部5と、指定された範囲内
に記入されていた文字列の文字数を指定するための文字
数指定部6と、文字フォントを有する文字フォント記憶
部7と、文字フォント記憶部7の文字を拡大/縮小して
範囲指定部4で指定された範囲内に文字数指定部6で指
定された文字数だけ記入できるようにしこの文字を用い
て画像の変更を行う主制御部9とを備えた構成からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文書の電子化・検索・変
更等を行う電子ファイル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、文書等の検索の際の作業性の向
上、保管スペースの節約等のために、文書等の電子化等
を行う電子ファイル装置が用いられるようになってい
る。この電子ファイル装置では、文書等のデータ情報を
コードデータ形式とイメージデータ形式との2つの形式
で管理している。コードデータ形式のものは、文書等に
おける文字の種類,書体,大きさ,位置等を全てコード
データに変換して管理しており、これはワードプロセッ
サ,デスクトップパブリッシング(以下DTPと略す)
機器,文字認識装置等によって得られる。一方、イメー
ジデータ形式のものは、文書等の全体を単純に画像とし
て取り込み、イメージデータに変換して管理しており、
これはスキャナ等によって得られる。これらのデータ情
報を訂正・変更する際に、コードデータ形式のものに対
しては、文書等の中の文字の大きさ,位置,書体等がコ
ードデータとして記憶されているために、文書等の中の
文字と同じ大きさ,書体等の文字を用いて上書き等を行
うことは極めて容易であるが、イメージデータ形式のも
のに対しては、文書等の中の文字の大きさ等の情報がな
いため、文書中の文字と同じ大きさの文字を用いて整然
と訂正・変更を行うためには、まず、記入する文字を予
め設定された大きさで画像中に貼り付け、次に、この文
字列全体を矩形で囲む等して範囲指定し、拡大/縮小処
理を行って、この文字列を構成する文字の大きさが文書
等の中の訂正・変更を行う部分の文字の大きさと等しく
なるように調節し、更に、移動処理を行って位置合わせ
を行わなければならず、煩雑で手数が掛かり作業性に欠
けるという問題点を有していた。そこで、イメージデー
タ形式の文書等を、文書等の中の文字と同じ大きさの文
字を用いて容易かつ整然と訂正・変更できる作業性に優
れた電子ファイル装置が、特開平2−11883号公報
(以下イ号と呼ぶ)に開示されたもの等、種々開発され
ている。
【0003】以下に従来のイ号に開示された電子ファイ
ル装置について説明する。従来の電子ファイル装置は、
画像等を表示する表示装置(図示せず)と、訂正・変更
の際に記入する文字列を入力する文字入力部(図示せ
ず)と、この文字列を記入する画像上の範囲を指定する
座標指示装置(図示せず)と、文字入力部(図示せず)
から入力された文字列が座標指示装置(図示せず)で指
定された範囲の中に丁度納まるように電子ファイル装置
が予め持っている文字フォントを拡大/縮小しこの拡大
/縮小された文字を用いて文字入力部(図示せず)から
入力された文字列を画像上の指定された範囲内に記入し
てイメージデータ形式の文書等の訂正・変更を行う主制
御部(図示せず)と、を備えた構成を有している。
【0004】以上のように構成された従来の電子ファイ
ル装置について、以下その動作を説明する。図10
(a)乃至図13(c)は従来の電子ファイル装置のイ
メージデータ形式の画像に対する変更・訂正画面を示す
図である。初めに、図10(a)に示すような画像にお
いて、「 3日」となっている部分を「15日」に変更
する場合は、まず、図10(b)に示すように、「
3」の部分を座標指示装置(図示せず)を用いて範囲指
定する。次に、文字入力部(図示せず)から「1」
「5」と入力する。これにより、主制御部(図示せず)
は、指定された範囲内の縦方向に1文字,横方向に2文
字を記入する必要があると判断し、記入する文字の高さ
を指定された範囲の高さと同一になるように拡大/縮小
し、文字の幅を範囲の2分の1になるように拡大/縮小
して、この文字を用いて図10(c)に示すような画像
の訂正を行う。この処理によって、イメージデータ形式
の画像を、変更・訂正される部分の文字の大きさの文字
を用いて、容易にかつ整然と変更・訂正することができ
る。
【0005】ところが、画像上の座標入力装置(図示せ
ず)で指定された範囲内に、元から記入されていた文字
の数よりも、変更・訂正の際に文字入力部(図示せず)
から入力される文字の数の方が少ない場合には、変更・
訂正の際に画像中に記入される文字の大きさが、画像上
の文字の大きさよりも大きくなっていた。例えば、図1
1(a)に示すような「神奈川県横須賀市」,「国際電
子(株)」となっている部分を「福岡県福岡市」,「東
電器(株)」へと変更する場合、図11(b)に示すよ
うに、「神奈川県横須賀市」,「国際電子(株)」の部
分を座標指示装置(図示せず)を用いて範囲指定し、文
字入力部(図示せず)から「福岡県福岡市」,「東電器
(株)」と入力すると、主制御部(図示せず)は、指定
された範囲内の縦方向に2文字,横方向に6文字を記入
する必要があると判断して、記入する文字の高さを指定
された範囲の高さの2分の1になるように拡大/縮小
し、文字の幅を範囲の幅の6分の1になるように拡大/
縮小して、この文字を用いて図11(c)に示すような
画像の変更を行う。しかし、図11(b)及び図11
(c)より明らかなように、変更前は、指定された範囲
の内に横方向に8文字が記入されていたのに対し、変更
後は、範囲内に6文字が丁度納まるように記入されてお
り、変更後の文字の横幅が広くなって、その大きさが変
更前の文字よりも大きくなってしまう。
【0006】そこで、画像上の訂正・変更を行う部分の
文字数よりも、画像中に記入する文字列の文字数が少な
い場合に、両者の文字の大きさを同一にするには、以下
のような操作を行う。例えば、図12(a)に示すよう
な縦2文字,横8文字の文字列を「福岡県福岡市」,
「東電器(株)」という縦2文字,横6文字の文字列に
変更する場合には、画像上の文字列を同様に座標指示装
置(図示せず)によって図12(b)に示すように範囲
指定する。次に、「福岡県福岡市」,「東電器(株)」
という横6文字の文字列に、各々2つのスペースを加え
て、画像上の元の文字列と同じ横8文字にした文字列を
文字入力部(図示せず)から入力する。これにより主制
御部(図示せず)は、指定された範囲内の縦方向に2文
字,横方向に8文字を記入する必要があると判断して、
記入する文字の高さが範囲の高さの2分の1、文字の幅
を範囲の幅の8分の1、すなわち、範囲内に元から記入
されていた文字と同じ大きさになるように拡大/縮小
し、この文字を用いて図12(c)に示すような同一の
大きさの文字による整然とした画像の変更を行うことが
できる。
【0007】これとは逆に、指定された範囲内に、元か
ら記入されていた文字の数よりも、変更・訂正の際に文
字入力部(図示せず)から入力された文字の数の方が多
い場合には、図13(a)乃至図13(b)に示すよう
に、主制御部(図示せず)が、指定された範囲内に入力
された文字の全てが丁度納まるように、記入される文字
の大きさを調節して画像の変更・訂正を行うため、図1
3(b)及び図13(c)より明らかなように、変更訂
正によって記入される文字の大きさが、範囲内の画像中
に元から記入されていた文字の大きさよりも小さくなっ
ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、イメージデータ形式の画像を変更・訂正す
る際に、主制御部が変更・訂正によって画像上に記入さ
れる文字の大きさを、文字入力部から入力された全ての
文字列が、座標入力装置によって指定された範囲の中に
丁度納まるように、電子ファイル装置が予め持っている
文字フォントを拡大/縮小して、単純に決定するため
に、画像上の指定された範囲内に元から記入されていた
文字列の縦方向及び横方向の文字数と、変更・訂正によ
って範囲内に記入される文字列の縦方向及び横方向の文
字数とが異なっていた場合に、画像上の範囲内に元から
記入されていた文字の大きさと、変更・訂正によって画
像中に記入される文字の大きさが変わってしまい、イメ
ージデータ形式の画像を、元から記入されていた文字と
同じ大きさの文字を用いて、整然と変更・訂正すること
ができず汎用性に欠けるという問題点を有していた。ま
た、変更・訂正によって記入される文字列の縦方向及び
/または横方向の文字数が、画像上の指定された範囲内
に、元から記入されていた文字列の縦方向及び/または
横方向の文字数よりも少ない時には、変更・訂正によっ
て記入される文字列にスペース等を付加し、その縦方向
及び横方向の文字数が、範囲内に元から記入されていた
文字列の文字数と等しくなるようにして、これを文字入
力部から入力することで、範囲内に元から記入されてい
た文字と同一の大きさの文字による、整然とした変更・
訂正が可能となるが、このスペース等を付加して入力を
行うことが、極めて煩雑で作業性に欠けるという問題点
を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、イメージデータ形式の画像を、画像上に元から記入
されていた文字と同一の大きさの文字を用いて、容易か
つ整然と変更・訂正することができる汎用性、作業性に
優れた電子ファイル装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載された電子ファイル装置は、
文書等を読み込んでイメージデータ形式の画像を得る画
像読み取り部と、前記画像読み取り部等で得られた画像
を記憶する画像記憶部と、前記画像記憶部に記憶されて
いる画像等を表示する表示部と、前記表示部に表示され
ている画像上の変更・訂正を行う範囲を指定する範囲指
定部と、前記範囲指定部で指定された範囲内の変更・訂
正を行うための文字列等を入力する文字入力部と、前記
範囲指定部で指定された範囲内に元から記入されていた
文字列の縦方向の文字数及び横方向の文字数を指定する
ための文字数指定部と、同一の大きさの個々の文字のイ
メージデータを文字フォントとして有する文字フォント
記憶部と、前記文字フォント記憶部に記憶された文字を
拡大/縮小して文字の高さが前記範囲指定部で指定され
た範囲の高さを前記文字数指定部で指定された縦方向の
文字数で割った値になるようにし文字の幅が前記範囲指
定部で指定された範囲の幅を前記文字数指定部で指定さ
れた横方向の文字数で割った値になるようにしてこの文
字を用い前記文字入力部から入力された文字列を画像上
の前記範囲指定部で指定された範囲内に記入して画像を
画像上に元から記入されていた文字と同じ大きさの文字
によって変更・訂正する同一大文字変更・訂正手段を有
する主制御部と、を備えた構成を有しており、本発明の
請求項2に記載された電子ファイル装置は、請求項1に
おいて、前記主制御部が前記文字数指定部で縦方向の文
字数及び/または横方向の文字数の指定が省略された際
にこの縦方向の文字数及び/または横方向の文字数に前
記文字入力部から入力された変更・訂正を行うための文
字列の縦方向の文字数及び/または横方向の文字数を代
入して処理を行う文字数指定省略手段を有する構成を有
しており、本発明の請求項3に記載の電子ファイル装置
は、請求項1乃至2の内いずれか1において、前記文字
入力部から入力された変更・訂正を行うための文字列の
縦方向の文字数及び/または横方向の文字数が前記文字
数指定部で指定された縦方向の文字数及び/または横方
向の文字数を越えた場合に前記表示部に警告メッセージ
を表示する等して警告を出力する警告出力部を備えた構
成を有しており、請求項4に記載された電子ファイル装
置は、請求項1において前記範囲指定部で指定された範
囲内に元から記入されていた文字列の縦方向の文字数ま
たは横方向の文字数を指定するための文字数指定部と、
前記範囲指定部で指定された範囲の高さまたは幅を前記
文字数指定部で指定された縦方向の文字数または横方向
の文字数で割って前記範囲指定部で指定された範囲内に
元から記入されていた文字の高さまたは幅を求めこれに
前記文字フォント記憶部中に記憶されている文字フォン
トの高さと幅との比を掛けてその文字の幅または高さの
値がいくらになるかを調べこの調べた値で前記範囲指定
部で指定された範囲の幅または高さを割って前記範囲指
定部で指定された範囲内に元から記入されていた文字の
横方向の文字数または縦方向の文字数を算出する文字数
算出部と、前記文字指定部と前記文字数算出部とで得ら
れた縦方向の文字数または横方向の文字数を用いて変更
・訂正を行う際の文字の大きさを決定する同一大文字変
更・訂正手段を有する主制御部とを備えた構成を有して
おり、請求項5に記載された電子ファイル装置は請求項
4において、前記主制御部が前記文字数指定部での縦方
向の文字数または横方向の文字数の指定が省略された際
にこの縦方向の文字数または横方向の文字数に1を代入
して処理を行う文字数指定省略手段を有する構成を有し
ており、請求項6に記載された電子ファイル装置は、請
求項4または5の内いずれか1において、前記文字入力
部から入力された変更・訂正を行うための文字列の縦方
向の文字数及び/または横方向の文字数が前記文字数指
定部と前記文字数算出部とから得られる前記範囲指定部
で指定された範囲内に元から記入されていた文字の縦方
向の文字数及び/または横方向の文字数を越えた場合に
前記表示部に警告メッセージを表示する等して警告を出
力する警告出力部を備えた構成を有しており、請求項7
に記載された電子ファイル装置は、請求項1乃至6の内
いずれか1において、少なくとも2種以上の文字サイズ
の文字フォントを記憶している文字フォント記憶部と、
前記同一大変更・訂正手段で変更・訂正によって画像中
に記入される文字の大きさが決定した場合に前記文字フ
ォント記憶部にこの大きさと等しい文字フォントが記憶
されていた場合にはその文字フォントを用いて画像の変
更・訂正を行いこれがない場合には決定した文字の大き
さよりも大きい文字フォントの内決定した文字の大きさ
に最も近い文字フォントを縮小することで決定した大き
さの文字を作成する最適フォント選択手段を有する主制
御部を備えた構成を有している。
【0011】ここで、文字フォント記憶部にゴシック
体,教科書体等の複数のタイプの文字フォントを記憶さ
せておき、変更・訂正を行う際に、利用者に画像上の指
定された範囲内に元から記入されていた文字列と同じタ
イプの文字フォントを選択させ、その文字フォントを用
いて変更・訂正を行うようにすると汎用性の面から好ま
しい。
【0012】
【作用】この構成によって、画像上の範囲指定部で指定
された範囲内に、元から記入されていた文字列の縦方向
の文字数及び横方向の文字数を、文字数指定部で指定
し、主制御部が、範囲指定部で指定された範囲の高さ及
び幅を、この縦方向の文字数及び横方向の文字数で割っ
て、画像上へ文字入力部から入力された変更・訂正のた
めの文字列を画像上に記入する際の文字の大きさを決定
し、文字フォント記憶部に記憶されている文字フォント
を、この大きさになるように拡大/縮小した文字を用い
て、画像上に文字入力部から入力された文字列を記入す
るために、画像中の指定された範囲内に元から記入され
ていた文字列の文字の大きさと、変更・訂正のために画
像上に記入される文字の大きさが常に同一となり、イメ
ージデータ形式の画像を、画像上に元から記入されてい
た文字と同一の大きさの文字を用いて、容易かつ整然と
変更・訂正することができる。また、文字数指定部で縦
方向の文字数及び/または横方向の文字数の指定が省略
された場合、この縦方向の文字数及び/または横方向の
文字数に、文字入力部から入力された変更・訂正のため
に記入する文字列の縦方向の文字数及び/または横方向
の文字数を代入することによって、指定された範囲内に
元から記入されていた文字列の縦方向の文字数及び/ま
たは横方向の文字数と、変更・訂正のために記入する文
字数及び/または横方向の文字数が等しい時に、この文
字数の指定を省略することができるため、イメージデー
タ形式の画像の変更・訂正を極めて容易に行うことがで
きる。また、警告出力部が、文字入力部で入力された変
更・訂正のための文字列の縦方向の文字数及び/または
横方向の文字数が、文字数指定部で指定した、画像上の
範囲指定部で指定されている範囲内に元から記入されて
いた文字列の縦方向及び/または横方向の文字数を越え
た場合に、表示部に警告メッセージを表示する等して、
警告を出力することによって、変更・訂正のために記入
される文字列が、範囲指定部で指定した範囲からはみ出
すことを防止できる。また、文字数指定部で、範囲指定
部で指定された範囲内に元から記入されていた文字列の
縦方向の文字数または横方向の文字数の内いずれか一方
のみを指定し、文字数算出部が、範囲指定部で指定され
た範囲の高さまたは幅を、文字数指定部で指定された縦
方向の文字数または横方向の文字数で割って、指定され
た範囲内に元から記入されていた文字列の文字の高さま
たは幅を求め、これに、文字フォント記憶部に記憶され
ている文字フォントの高さと幅との比を掛けて、その文
字の幅または高さを調べ、範囲指定部で指定されている
範囲の幅または高さを、先に調べた幅または高さで割っ
て、文字数指定部で指定されなかった範囲内に元から記
入されていた文字列の横方向の文字数または縦方向の文
字数を算出し、主制御部が、文字数指定部と文字数算出
部とで得られた縦方向の文字数及び横方向の文字数を用
いて、入力部から入力された変更・訂正のための文字列
を画像中に記入する際の文字の大きさを決定すること
で、範囲指定部で指定されている範囲内に記入されてい
る文字列の、縦方向の文字数または横方向の文字数のい
ずれか一方のみを文字数指定部から指定するだけで、同
一の大きさの文字による整然とした変更・訂正を極めて
容易に行うことができる。また、文字入力部から入力さ
れる変更・訂正のための文字列の縦方向の文字数または
横方向の文字数が省略された際に、この縦方向の文字数
または横方向の文字数に1を代入することによって、画
像上の1行毎または1桁毎の、同一の大きさの文字によ
る変更・訂正を、指定された範囲内の文字列の文字数を
全く指定することなく極めて容易に行うことができる。
また、文字入力部から入力された変更・訂正のための文
字列の縦方向の文字数及び/または横方向の文字数が、
文字数指定部と文字数算出部から得られた、範囲指定部
で指定されている範囲内に元から記入されていた文字列
の縦方向の文字数及び/または横方向の文字数を越えた
場合に、表示部に警告メッセージを表示する等して、警
告を出力することによって、変更・訂正のために記入さ
れる文字列が、画像記入時に範囲指定部で指定した範囲
からはみ出すことを防止できる。更に、文字フォント記
憶部に複数の文字サイズの文字フォントを記憶させてお
き、変更・訂正によって画像中に記入される文字列の文
字の大きさを決定し、この文字の大きさと同一の文字サ
イズの文字フォントがある場合はその文字フォントを用
い、これがない場合には決定した文字よりも大きい文字
サイズの文字フォントを縮小して作成した文字を用い
て、変更・訂正を行うことによって、記入される文字を
美しくすることができ、高品質な画像を作成することが
できる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例における電子ファイ
ル装置について、図面を参照しながら説明する。図1は
本発明の一実施例における電子ファイル装置の機能ブロ
ック図であり、図2は本発明の一実施例における電子フ
ァイル装置の回路ブロック図である。1はスキャナ等か
らなり文書等を読み込んでイメージデータ形式の画像を
得る画像読み取り部、2は画像読み取り部1等で得られ
た画像を記憶する画像記憶部、3は画像記憶部2に記憶
されている画像等を表示する表示部、4は表示部3に表
示されている画像上の変更・訂正を行う範囲を指定する
範囲指定部、5は範囲指定部4で指定された範囲内の変
更・訂正を行うための文字列等を入力する文字入力部、
6は範囲指定部4で指定された範囲内に元から記入され
ていた文字列の縦方向の文字数及び横方向の文字数を指
定するための文字数指定部、7は少なくとも2種以上の
文字サイズの文字フォントのイメージデータを記憶して
いる文字フォント記憶部、8は文字入力部5から入力さ
れた変更・訂正を行うための文字列の縦方向の文字数及
び/または横方向の文字数が文字数指定部6で指定され
た縦方向の文字数及び/または横方向の文字数を越えた
場合に表示部3に警告メッセージを表示する等して警告
を出力する警告出力部、9は文字フォント記憶部7に記
憶された文字を拡大/縮小して高さが範囲指定部4で指
定された範囲の高さを文字数指定部6で指定された縦方
向の文字数で割った値になるようにし幅が範囲指定部4
で指定された範囲の幅を文字数指定部6で指定された横
方向の文字数で割った値になるようにしてこの文字を用
い文字入力部5から入力された文字列を画像上の範囲指
定部4で指定された範囲内に記入して画像を画像上に元
から記入されていた文字と同じ大きさの文字によって変
更・訂正する同一大文字変更・訂正手段と文字数指定部
6で縦方向の文字数及び/または横方向の文字数の指定
が省略された際にこの縦方向の文字数及び/または横方
向の文字数に文字入力部5から入力された変更・訂正を
行うための文字列の縦方向の文字数及び/または横方向
の文字数を代入して処理を行う文字数指定省略手段と同
一大変更・訂正手段で変更・訂正によって画像中に記入
される文字の大きさが決定した場合に文字フォント記憶
部7にこの大きさと等しい文字フォントが記憶されてい
た場合にはその文字フォントを用いて画像の変更・訂正
を行いこれがない場合には決定した文字の大きさよりも
大きい文字フォントの内決定した文字の大きさに最も近
い文字フォントを縮小することで決定した大きさの文字
を作成する最適フォント選択手段とを有する主制御部で
ある。図2において、10は本発明の一実施例における
電子ファイル装置の本体、11は主制御部9を構成し電
子ファイル装置全体を制御するCPU、12はワークエ
リア等として用いられるRAM、13はCPU11での
制御の指示を記載したプログラム,文字フォント記憶部
7を構成するイメージデータが記憶された文字フォント
データ領域等を有するROM、14はスキャナ等からな
り画像読み取り部1を構成する光学読み取り装置、15
はCRT,LCD等からなり表示部3を構成する表示装
置、16はキーボード等からなり文字列,数値等の入力
を行って文字入力部5及び文字数指定部6を構成する入
力装置、17はマウス等からなり表示装置15上の座標
を指示して範囲指定部4を構成する座標指示装置、18
はフロッピーディスク,ハードディスク,光磁気ディス
ク等からなり光学読み取り装置14等で得られた画像,
追加の文字フォントのイメージデータ等を記憶して画像
記憶部2及び文字フォント記憶部7を構成する外部記憶
装置である。
【0014】以上のように構成された本発明の一実施例
における電子ファイル装置について、以下そのイメージ
データ形式の画像に対する変更・訂正時の動作を説明す
る。図3は本発明の一実施例における電子ファイル装置
の画像変更・訂正動作の全体フローチャートであり、図
4は記入文字サイズ決定処理のフローチャートであり、
図5は記入用文字フォント作成処理のフローチャートで
ある。
【0015】初めに、主制御部9は、変更・訂正を行う
イメージデータ形式の画像を新規に読み取るか調べる
(S1)。Yesである場合は、画像読み取り部1を用
いて文書等を新規に読み取って画像を得て、S4へju
mpし(S2)、Noである場合は、画像記憶部2に予
め記憶されていた画像を読み出す(S3)。次に、主制
御部9は、S2またはS3で得られた画像を表示部3に
表示する(S4)。次に、主制御部9は、範囲指定部4
を用いて、利用者に、表示部3に表示されている画像上
の、変更・訂正を行う範囲を指定させるとともに、表示
部3に表示されている画像中に、この範囲指定部4で指
定された範囲を示す領域枠(図示せず)等を表示する
(S5)。次に、主制御部9は、文字数指定部6を用い
て、利用者に、S5で表示された領域枠(図示せず)の
内部の画像上に元から記入されていた文字列の縦方向の
文字数と横方向の文字数とを指定させる(S6)。ここ
で、この縦方向の文字数及び/または横方向の文字数の
指定は省略してもよい。次に、主制御部9は、文字入力
部5を用いて、利用者に、S5で表示された領域枠(図
示せず)の内部の画像中に変更・訂正によって新たに記
入される文字列を入力させる(S7)。次に、警報出力
部8は、S7で入力された文字列の縦方向の文字数及び
/または横方向の文字数が、利用者がS6で指定した、
S5で表示部3に表示された領域指定枠(図示せず)の
内部の画像上に元から記入されていた文字列の縦方向の
文字数及び/または横方向の文字数を越えているか調べ
る(S8)。ここで、S7で文字数の指定が省略されて
いる時には、その方向については指定された文字数を越
えていないものとみなす。Yesである場合には、警告
出力部8が、表示部3にS7で入力された文字列の文字
数が多すぎることを表す警告メッセージを表示させる等
して、警告を出力し、利用者にこの文字列を再入力させ
るためにS7へjumpし(S9)、Noである場合
は、主制御部9は、S5で表示部3に表示されている領
域枠(図示せず)の内部の画像上に元から記入されてい
た文字列の文字の大きさを算出し、この文字の大きさと
同一になるように、S7で入力された文字列をこの領域
枠(図示せず)内部に新たに記入する際の文字の大きさ
を決定する(S10)。このステップの詳細は後述す
る。次に、主制御部9は、文字フォント記憶部7に予め
記憶されている各々の文字のイメージデータを参照しな
がら、S10で決定された文字の大きさに合致する文字
フォントを作成する(S11)。このステップの詳細は
後述する。次に、S5で表示部3に表示されている領域
枠(図示せず)の内部に、S7で入力された文字列を、
S11で作成された文字フォントを用いて新たに記入す
るとともに、表示部3に表示して、画像上に元から記入
されていた文字と同一の大きさの文字による画像の整然
とした変更・訂正を行い、全ての処理を終了する(S1
2)。
【0016】次に、S10における記入文字サイズ決定
処理について説明する。図4において、まず、S6での
領域枠(図示せず)の内部の画像上に元から記入されて
いた文字列の縦方向の文字数及び/または横方向の文字
数の指定が省略されていたか調べる(S13)。Yes
である場合は、S6で指定が省略されていた縦方向の文
字数及び/または横方向の文字数に、利用者がS7で入
力した、変更によって画像中に新たに記入される文字列
の縦方向の文字数及び/または横方向の文字数を代入し
てS15へjumpし(S14)、Noである場合は、
S5で表示された領域枠(図示せず)の高さを、S5で
指定されたか、またはS14で代入された縦方向の文字
数で割り、この商を仮文字高さとして算出し、同様に、
領域枠(図示せず)の幅を横方向の文字数で割り、この
商を仮文字幅として算出する(S15)。次に、S15
で算出された仮文字高さと仮文字幅の内、小さい方を文
字高さあるいは文字幅として確定する(S16)。次
に、文字フォント記憶部7を参照して、領域枠(図示せ
ず)の内部の画像上に元から記入されていた文字列と同
じ文字フォントの高さと文字フォントの幅との比を調
べ、これをS16で確定された値に掛けることで、S1
6で確定されなかった文字高さあるいは文字幅を算出
し、記入文字サイズ決定処理を終了する(S17)。
【0017】次に、S11における文字フォント作成処
理について説明する。図5において、まず、S10で決
定された記入文字サイズと同じ大きさの文字フォント
が、文字フォント記憶部7に記憶されているか調べる
(S18)。Yesである場合は、その文字フォントを
記入用文字フォントとして、記入用文字フォント作成処
理を終了し(S19)、Noである場合は、文字フォン
ト記憶部7から、S10で決定された記入文字サイズよ
り大きく、かつ最も大きさの近い文字フォントを選択す
る(S20)。次に、S20で選択された文字フォント
を、S10で決定された記入文字サイズと等しい大きさ
になるように縮小し、記入用文字フォントを作成して、
記入用文字フォント作成処理を終了する(S21)。
【0018】以上のように本実施例によれば、範囲指定
部4で指定された範囲内の画像上に元から記入されてい
た文字列の文字数を指定する文字数指定部6と、この文
字数指定部6で指定された文字数と範囲指定部4で指定
された範囲の大きさから変更・訂正のために新たに画像
中に記入される文字列の文字の大きさを決定する主制御
部9と、を備えたことにより、イメージデータ形式の画
像を、画像上に元から記入されていた文字と同一の大き
さの文字によって、容易かつ整然と変更・訂正を行うこ
とができる。
【0019】尚、本実施例においては、警告出力部8に
よって、変更・訂正のために新たに記入される文字列が
範囲指定部4で指定された範囲からはみ出す場合に警告
を出力しているが、これはなくともよい。また、文字数
指定部6での縦方向及び/または横方向の文字数の指定
を省略可能としているが、これは省略不可能なものであ
ってもよい。更に、文字フォント記憶部7に複数の大き
さの文字フォントを記憶させ、最適な文字フォントを縮
小して記入用文字フォントを作成しているが、これは一
種の文字フォントを単純に拡大/縮小するものであって
もよい。また、警告出力部8が、記入される文字列が指
定範囲からはみ出す場合に警告を出力するようにしてい
るが、これを、全ての記入される文字列を所定の大きさ
で書き込むにはどのくらいの範囲が必要かを示す第2の
領域枠を表示させ、利用者が許可した場合に、この第2
の領域枠全体を所定位置に移動させる等して、記入され
る文字列を画像上の第2の領域枠内に記入するようにす
ると、操作性の面から好ましい。
【0020】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
おける電子ファイル装置について、図面を参照しながら
説明する。図6は本発明の第2の実施例における電子フ
ァイル装置の機能ブロック図である。1は画像読み取り
部、2は画像記憶部、3は表示部、4は範囲指定部、5
は文字入力部、7は文字フォント記憶部であり、これら
は従来例と同様なものなので、同一の符号を付して説明
を省略する。19は範囲指定部4で指定された範囲内の
画像上に元から記入されていた文字列の縦方向の文字数
または横方向の文字数のいずれか一方のみを指定する文
字数指定部、20は範囲指定部4で指定された範囲の大
きさを文字数指定部19で指定された文字数で割りこれ
に文字フォント記憶部7に記憶されている文字フォント
の高さと幅との比を掛けこの値で範囲指定部4で指定さ
れた範囲の大きさを割ることによって文字数指定部で指
定されなかった横方向の文字数または縦方向の文字を算
出する文字数算出部、21は文字入力部5から入力され
た変更・訂正のための文字列の縦方向の文字数及び/ま
たは横方向の文字数が文字数指定部19と文字数算出部
20とで得られた範囲指定部4で指定された範囲の内部
の画像上に元から記入されていた文字列の縦方向の文字
数及び/または横方向の文字数を越えた場合に表示部3
に警告メッセージを表示する等して警告を出力する警告
出力部、22は範囲指定部4で指定された範囲の大きさ
と文字数指定部19と文字数算出部20で得られた範囲
指定部4で指定された範囲の内部の画像上に元から記入
されていた文字列の縦方向の文字数及び横方向の文字数
を用いて実施例1と同様にして画像の範囲指定部4で指
定された範囲の内部に文字入力部5から入力された文字
列を画像上に元から記入されていた文字列の文字の大き
さの文字を用いて変更・訂正を行う同一大文字変更・訂
正手段と文字数指定部19における文字数の指定が省略
された場合にこの文字数に1を代入して処理を行う文字
数指定省略手段と実施例1と同様の最適フォント選択手
段を有する主制御部である。
【0021】以上のように構成された本発明の第2の実
施例における電子ファイル装置について、以下その動作
を説明する。図7は本発明の第2の実施例における電子
ファイル装置の画像変更・訂正動作の全体フローチャー
トであり、図8は本発明の第2の実施例における電子フ
ァイル装置の文字数算出処理のフローチャートであり、
図9は本発明の第2の実施例における電子ファイル装置
の記入文字サイズ決定処理のフローチャートである。
【0022】初めに、実施例1と同様にして、画像を読
み取るか、読み出して、表示部3に表示するとともに、
画像上の変更・訂正を行う範囲を指定する(S1〜S
5)。次に、主制御部22は、文字数指定部19を用い
て、利用者にS5で表示されている領域枠(図示せず)
の内部に元から記入されていた文字列の縦方向の文字数
または横方向の文字数を指定させる(S22)。ここ
で、この文字数の指定は省略してもよく、縦方向の文字
数及び横方向の文字数の両方を指定してもよい。次に、
実施例1と同様にして、変更・訂正を行うための文字列
の入力を行う(S7)。次に、文字数算出部20が、S
5で表示されている領域枠(図示せず)の大きさと、S
22で指定された縦方向の文字数または横方向の文字数
と、文字フォント記憶部に記憶されている文字フォント
の高さと幅との比等から、S22で指定されなかった縦
方向の文字数または横方向の文字数を算出する(S2
3)。このステップの詳細は後述する。次に、警告出力
部21が、S7で入力された文字列の縦方向の文字数及
び/または横方向の文字数が、S22とS23とで得ら
れた、S5で表示されている領域枠(図示せず)の内部
の画像上に元から記入されていた文字列の縦方向の文字
数及び/または横方向の文字数を越えているか調べる
(S24)。Yesである場合は、実施例1と同様にし
て警告を出力してS7へjumpし(S9)、Noであ
る場合は、S5で表示されている領域枠(図示せず)の
大きさと、S22とS23とで得られた縦方向及び横方
向の文字数とから、記入文字サイズを決定する(S2
5)。このステップの詳細は後述する。次に、S25で
決定された記入文字サイズを元に、実施例1と同様にし
て記入用文字フォントを作成し、この記入用文字フォン
トを用いてS7で入力された文字列を画像中に書き込ん
で、全ての処理を終了する(S11〜S12)。
【0023】次に、S23における文字数算出処理につ
いて説明する。図8において、まず、S22で縦方向の
文字数と横方向の文字数の両方が指定されているか調べ
る(S26)。Yesである場合は、文字数算出処理を
終了し、Noである場合は、S22で縦方向の文字数ま
たは横方向の文字数のいずれか一方が指定されているか
調べる(S27)。Yesである場合は、S31へju
mpし、Noである場合は、S7で入力された変更・訂
正のための文字列の縦方向の文字数が1であるか調べる
(S28)。Noである場合は、S5で表示されている
領域枠(図示せず)の内部の画像上に元から記入された
文字列の横方向の文字数に1を代入し(S29)、Ye
sである場合は、同様に縦方向の文字数に1を代入する
(S30)。次に、S22で指定されたか、あるいはS
29,S30で代入された縦方向の文字数または横方向
の文字数で、S5で表示されている領域枠(図示せず)
の高さまたは幅を割り、その商を求めて、画像上に元か
ら記入されていた文字の大きさ(幅または高さ)を算出
する(S31)。次に、文字フォント記憶部7に記憶さ
れている文字フォントの高さと幅との比を調べ、この値
をS31で算出された文字の大きさ(幅または高さ)に
掛け、S31で算出されていない文字の大きさ(幅また
は高さ)を算出する(S32)。次に、S32で算出さ
れた文字の大きさ(幅または高さ)で、S5で表示され
ている領域枠(図示せず)の大きさ(幅または高さ)を
割り、その商を求めて、S22,S29,S30で得ら
れていない領域枠(図示せず)の内部の画像上に元から
記入されていた文字列の横方向の文字数または縦方向の
文字数を算出して、文字数算出処理を終了する(S3
3)。
【0024】次に、S25における文字サイズ決定処理
について説明する。図9において、まず、前述の処理に
よって得られた、S5で表示されている領域枠(図示せ
ず)の内部の縦方向の文字数で、この領域枠(図示せ
ず)の高さを割り、その商を求めて、変更・訂正によっ
て画像中に記入する文字の高さを算出する(S34)。
次に、同様に横方向の文字数で、この領域枠(図示せ
ず)の幅を割り、その商を求めて、記入する文字の幅を
算出して、文字サイズ決定処理を終了する(S35)。
【0025】以上のように本実施例によれば、範囲指定
部4で指定された範囲内の画像上に元から記入されてい
た文字列の縦方向の文字数または横方向の文字数を指定
する文字数指定部19と、文字数指定部19で指定され
た縦方向の文字数または横方向の文字数と範囲指定部4
で指定された範囲の大きさと文字フォント記憶部7に記
憶されている文字フォントの高さと幅との比から文字数
指定部19で指定されていない横方向の文字数または縦
方向の文字数を算出する文字数算出部20と、文字数指
定部19と文字数算出部20とで得られる縦方向の文字
数と横方向の文字数と範囲指定部4で指定された範囲の
大きさから変更・訂正のために新たに画像中に記入され
る文字列の文字の大きさを決定する主制御部22とを備
えたことにより、範囲指定部で指定されていた範囲の内
部の画像上に元から記入されていた文字列の縦方向の文
字数または横方向の文字数のいずれか一方を指定するだ
けで、イメージデータ形式の画像を、画像上に元から記
入されていた文字と同一の大きさの文字によって、極め
て容易かつ整然と変更・訂正を行うことができる。
【0026】尚、本実施例においては、警告出力部21
によって、変更・訂正のために新たに記入される文字列
が範囲指定部4で指定された範囲からはみ出す場合に警
告を出力しているが、これはなくともよい。また、文字
数指定部6での縦方向及び横方向の文字数の指定を省略
可能としているが、これは省略不可能なものであっても
よい。更に、文字フォント記憶部7に複数の大きさの文
字フォントを記憶させ、最適な文字フォントを縮小して
記入用文字フォントを作成しているが、これは一種の文
字フォントを単純に拡大/縮小するものであってもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、画像上の範囲指
定部で指定された範囲内に元から記入されていた文字列
の縦方向の文字数及び横方向の文字数を、文字数指定部
で指定し、主制御部が、範囲指定部で指定された範囲の
高さ及び幅を、この縦方向の文字数及び横方向の文字数
で割って、画像上へ文字入力部から入力された変更・訂
正のための文字列を画像上に記入する際の文字の大きさ
を決定し、文字フォント記憶部に記憶されている文字フ
ォントを、この大きさになるように拡大/縮小した文字
を用いて、画像上に文字入力部から入力された文字列を
記入するために、画像中の指定された範囲内に元から記
入されていた文字列の文字の大きさと、変更・訂正のた
めに画像上に記入される文字の大きさが常に同一とな
り、イメージデータ形式の画像を、画像上に元から記入
されていた文字と同一の大きさの文字を用いて、容易か
つ整然と変更・訂正することができ汎用性、作業性に優
れ、文字数指定部で縦方向の文字数及び/または横方向
の文字数の指定が省略された場合、この縦方向の文字数
及び/または横方向の文字数に、文字入力部から入力さ
れた変更・訂正のために記入する文字列の縦方向の文字
数及び/または横方向の文字数を代入することによっ
て、指定された範囲内に元から記入されていた文字列の
縦方向の文字数及び/または横方向の文字数と、変更・
訂正のために記入する文字数及び/または横方向の文字
数が等しい時に、この文字数の指定を省略することがで
きるため、イメージデータ形式の画像の変更・訂正を極
めて容易に行うことができ、警告出力部が、文字入力部
で入力された変更・訂正のための文字列の縦方向の文字
数及び/または横方向の文字数が、文字数指定部で指定
した、画像上の範囲指定部で指定されている範囲内に元
から記入されていた文字列の縦方向及び/または横方向
の文字数を越えた場合に、表示部に警告メッセージを表
示する等して、警告を出力することによって、変更・訂
正のために記入される文字列が、範囲指定部で指定した
範囲からはみ出すことを防止でき作業性に優れ、文字数
指定部で、範囲指定部で指定された範囲内に元から記入
されていた文字列の縦方向の文字数または横方向の文字
数の内いずれか一方のみを指定し、文字数算出部が、範
囲指定部で指定された範囲の高さまたは幅を、文字数指
定部で指定された縦方向の文字数または横方向の文字数
で割って、文字数指定部で指定されなかった、範囲指定
部で指定された範囲内に元から記入されていた文字列の
文字の高さまたは幅を求め、これに、文字フォント記憶
部に記憶されている文字フォントの高さと幅との比を掛
けて、その文字の幅または高さを調べ、範囲指定部で指
定されている範囲の幅または高さを、先に調べた幅また
は高さで割って、文字数指定部で指定されなかった、範
囲内に元から記入されていた文字列の横方向の文字数ま
たは縦方向の文字数を算出し、主制御部が、文字数指定
部と文字数算出部とで得られた縦方向の文字数及び横方
向の文字数を用いて、入力部から入力された変更・訂正
のための文字列を画像中に記入する際の文字の大きさを
決定することで、範囲指定部で指定されている範囲内に
記入されている文字列の、縦方向の文字数または横方向
の文字数のいずれか一方のみを文字数指定部から指定す
るだけで、同一の大きさの文字による整然とした変更・
訂正を極めて容易に行うことができ、文字入力部から入
力される変更・訂正のための文字列の縦方向の文字数ま
たは横方向の文字数が省略された際に、この縦方向の文
字数または横方向の文字数に1を代入することによっ
て、画像上の1行毎または1桁毎の、同一の大きさの文
字による変更・訂正を、指定された範囲内の文字列の文
字数を全く指定することなく極めて容易に行うことがで
き、文字入力部から入力された変更・訂正のための文字
列の縦方向の文字数及び/または横方向の文字数が、文
字数指定部と文字数算出部から得られた、範囲指定部で
指定されている範囲内に元から記入されていた文字列の
縦方向の文字数及び/または横方向の文字数を越えた場
合に、表示部に警告メッセージを表示する等して、警告
を出力することによって、変更・訂正のために記入され
る文字列が、画像記入時に範囲指定部で指定した範囲か
らはみ出すことを防止でき作業性に優れ、文字フォント
記憶部に複数の文字サイズの文字フォントを記憶させて
おき、変更・訂正によって画像中に記入される文字列の
文字の大きさを決定し、この文字の大きさと同一の文字
サイズの文字フォントがある場合はその文字フォントを
用い、これがない場合には決定した文字よりも大きい文
字サイズの文字フォントを縮小して作成した文字を用い
て、変更・訂正を行うことによって、記入される文字を
美しくすることができ、高品質な画像を作成することが
できる信頼性に優れた電子ファイル装置を実現できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電子ファイル装置の
機能ブロック図
【図2】本発明の一実施例における電子ファイル装置の
回路ブロック図
【図3】本発明の一実施例における電子ファイル装置の
画像変更・訂正動作の全体フローチャート
【図4】本発明の一実施例における電子ファイル装置の
記入文字サイズ決定処理のフローチャート
【図5】本発明の一実施例における電子ファイル装置の
記入用文字フォント作成処理のフローチャート
【図6】本発明の第2の実施例における電子ファイル装
置の機能ブロック図
【図7】本発明の第2の実施例における電子ファイル装
置の画像変更・訂正動作の全体フローチャート
【図8】本発明の第2の実施例における電子ファイル装
置の文字数算出処理のフローチャート
【図9】本発明の第2の実施例における電子ファイル装
置の記入文字サイズ決定処理のフローチャート
【図10】(a)は従来の電子ファイル装置のイメージ
データ形式の画像に対する変更・訂正画面を示す図 (b)は従来の電子ファイル装置のイメージデータ形式
の画像に対する変更・訂正画面を示す図 (c)は従来の電子ファイル装置のイメージデータ形式
の画像に対する変更・訂正画面を示す図
【図11】(a)は従来の電子ファイル装置のイメージ
データ形式の画像に対する変更・訂正画面を示す図 (b)は従来の電子ファイル装置のイメージデータ形式
の画像に対する変更・訂正画面を示す図 (c)は従来の電子ファイル装置のイメージデータ形式
の画像に対する変更・訂正画面を示す図
【図12】(a)は従来の電子ファイル装置のイメージ
データ形式の画像に対する変更・訂正画面を示す図 (b)は従来の電子ファイル装置のイメージデータ形式
の画像に対する変更・訂正画面を示す図 (c)は従来の電子ファイル装置のイメージデータ形式
の画像に対する変更・訂正画面を示す図
【図13】(a)は従来の電子ファイル装置のイメージ
データ形式の画像に対する変更・訂正画面を示す図 (b)は従来の電子ファイル装置のイメージデータ形式
の画像に対する変更・訂正画面を示す図 (c)は従来の電子ファイル装置のイメージデータ形式
の画像に対する変更・訂正画面を示す図
【符号の説明】
1 画像読み取り部 2 画像記憶部 3 表示部 4 範囲指定部 5 文字入力部 6,19 文字数指定部 7 文字フォント記憶部 8,21 警告出力部 9,22 主制御部 10 本体 11 CPU 12 RAM 13 ROM 14 光学読み取り装置 15 表示装置 16 入力装置 17 座標指示装置 18 外部記憶装置 20 文字数算出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書等を読み込んでイメージデータ形式の
    画像を得る画像読み取り部と、前記画像読み取り部等で
    得られた画像を記憶する画像記憶部と、前記画像記憶部
    に記憶されている画像等を表示する表示部と、前記表示
    部に表示されている画像上の変更・訂正を行う範囲を指
    定する範囲指定部と、前記範囲指定部で指定された範囲
    内の変更・訂正を行うための文字列等を入力する文字入
    力部と、前記範囲指定部で指定された範囲内に元から記
    入されていた文字列の縦方向の文字数及び横方向の文字
    数を指定するための文字数指定部と、同一の大きさの個
    々の文字のイメージデータを文字フォントとして有する
    文字フォント記憶部と、前記文字フォント記憶部に記憶
    された文字を拡大/縮小して文字の高さが前記範囲指定
    部で指定された範囲の高さを前記文字数指定部で指定さ
    れた縦方向の文字数で割った値になるようにし文字の幅
    が前記範囲指定部で指定された範囲の幅を前記文字数指
    定部で指定された横方向の文字数で割った値になるよう
    にしてこの文字を用い前記文字入力部から入力された文
    字列を画像上の前記範囲指定部で指定された範囲内に記
    入して画像を画像上に元から記入されていた文字と同じ
    大きさの文字によって変更・訂正する同一大文字変更・
    訂正手段を有する主制御部とを備えたことを特徴とする
    電子ファイル装置。
  2. 【請求項2】前記主制御部が前記文字数指定部で縦方向
    の文字数及び/または横方向の文字数の指定が省略され
    た際にこの縦方向の文字数及び/または横方向の文字数
    に前記文字入力部から入力された変更・訂正を行うため
    の文字列の縦方向の文字数及び/または横方向の文字数
    を代入して処理を行う文字数指定省略手段を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の電子ファイル装置。
  3. 【請求項3】前記文字入力部から入力された変更・訂正
    を行うための文字列の縦方向の文字数及び/または横方
    向の文字数が前記文字数指定部で指定された縦方向の文
    字数及び/または横方向の文字数を越えた場合に前記表
    示部に警告メッセージを表示する等して警告を出力する
    警告出力部を備えたことを特徴とする請求項1または2
    の内いずれか1に記載の電子ファイル装置。
  4. 【請求項4】前記範囲指定部で指定された範囲内に元か
    ら記入されていた文字列の縦方向の文字数または横方向
    の文字数を指定するための文字数指定部と、前記範囲指
    定部で指定された範囲の高さまたは幅を前記文字数指定
    部で指定された縦方向の文字数または横方向の文字数で
    割って前記範囲指定部で指定された範囲内に元から記入
    されていた文字の高さまたは幅を求めこれに前記文字フ
    ォント記憶部中に記憶されている文字フォントの高さと
    幅との比を掛けてその文字の幅または高さの値がいくら
    になるかを調べ、この調べた値で前記範囲指定部で指定
    された範囲の幅または高さを割って前記範囲指定部で指
    定された範囲内に元から記入されていた文字の横方向の
    文字数または縦方向の文字数を算出する文字数算出部
    と、前記文字指定部と前記文字数算出部とで得られた縦
    方向の文字数または横方向の文字数を用いて変更・訂正
    を行う際の文字の大きさを決定する同一大文字変更・訂
    正手段を有する主制御部と、を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の電子ファイル装置。
  5. 【請求項5】前記主制御部が前記文字数指定部での縦方
    向の文字数または横方向の文字数の指定が省略された際
    にこの縦方向の文字数または横方向の文字数に1を代入
    して処理を行う文字数指定省略手段を有することを特徴
    とする請求項4に記載の電子ファイル装置。
  6. 【請求項6】前記文字入力部から入力された変更・訂正
    を行うための文字列の縦方向の文字数及び/または横方
    向の文字数が前記文字数指定部と前記文字数算出部とか
    ら得られる前記範囲指定部で指定された範囲内に元から
    記入されていた文字の縦方向の文字数及び/または横方
    向の文字数を越えた場合に前記表示部に警告メッセージ
    を表示する等して警告を出力する警告出力部を備えたこ
    とを特徴とする請求項4または5の内いずれか1に記載
    の電子ファイル装置。
  7. 【請求項7】少なくとも2種以上の文字サイズの文字フ
    ォントを記憶している文字フォント記憶部と、前記同一
    大変更・訂正手段で変更・訂正によって画像中に記入さ
    れる文字の大きさが決定した場合に前記文字フォント記
    憶部にこの大きさと等しい文字フォントが記憶されてい
    た場合にはその文字フォントを用いて画像の変更・訂正
    を行いこれがない場合には決定した文字の大きさよりも
    大きい文字フォントの内決定した文字の大きさに最も近
    い文字フォントを縮小することで決定した大きさの文字
    を作成する最適フォント選択手段を有する主制御部を備
    えたことを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1に
    記載の電子ファイル装置。
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