JPH0711084Y2 - ボビン選別装置 - Google Patents
ボビン選別装置Info
- Publication number
- JPH0711084Y2 JPH0711084Y2 JP1989060328U JP6032889U JPH0711084Y2 JP H0711084 Y2 JPH0711084 Y2 JP H0711084Y2 JP 1989060328 U JP1989060328 U JP 1989060328U JP 6032889 U JP6032889 U JP 6032889U JP H0711084 Y2 JPH0711084 Y2 JP H0711084Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- bobbin
- color
- bobbins
- proximity switch
- Prior art date
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- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、ボビン選別装置に係わり、特にトレイによっ
て搬送される多品種ボビンの選別を行う装置に関する。
て搬送される多品種ボビンの選別を行う装置に関する。
［従来の技術］ 多品種の精紡ボビンを混合させて搬送し、これを適宜分
配するように形成された搬送路には、そのトレイを利用
して品種選別するためのボビン選別装置が設けられてい
る。
配するように形成された搬送路には、そのトレイを利用
して品種選別するためのボビン選別装置が設けられてい
る。
第３図に示すように、例えば精紡機（図示せず）と自動
ワインダ１とを結ぶ搬送路２は、各巻取セクション3,4,
5に分割された自動ワインダ１の一側に沿って形成され
た管糸供給路６と、その反対側に形成された帰還路７と
を有して成る。
ワインダ１とを結ぶ搬送路２は、各巻取セクション3,4,
5に分割された自動ワインダ１の一側に沿って形成され
た管糸供給路６と、その反対側に形成された帰還路７と
を有して成る。
管糸供給路６には分岐供給路８が接続され、その分岐部
９に設けられた溝ゲージ10により、それぞれのトレイＴ
に形成された識別溝（図示せず）に従って、各巻取セク
ション３…５に機械的に選別するようになっている。ま
た帰還路７にはボビン抜取り装置11が設けられ、その近
傍に、管糸品種ごとにトレイＴ（精紡ボビン）を選別す
るためのボビン選別装置12が設けられている。
９に設けられた溝ゲージ10により、それぞれのトレイＴ
に形成された識別溝（図示せず）に従って、各巻取セク
ション３…５に機械的に選別するようになっている。ま
た帰還路７にはボビン抜取り装置11が設けられ、その近
傍に、管糸品種ごとにトレイＴ（精紡ボビン）を選別す
るためのボビン選別装置12が設けられている。
このボビン選別装置12は、管糸の品種に応じて色分けさ
れたトレイＴを感知する色判別センサ（マークセンサ）
で成り、その情報によって、そのまま通過して次のステ
ーションに送られるか、或いはその精紡ボビンを抜き取
られる、などの処理が施されるようになっている。
れたトレイＴを感知する色判別センサ（マークセンサ）
で成り、その情報によって、そのまま通過して次のステ
ーションに送られるか、或いはその精紡ボビンを抜き取
られる、などの処理が施されるようになっている。
そして、各巻取ユニットから排出されたトレイＴのう
ち、残糸付きボビンはそのまま管糸供給路６の口出し装
置13に返され、また空ボビン或いは極少残糸付きボビン
は、管糸品種ごとにボビン抜取り装置11によって抜き取
られて、満ボビンと交換された後、管糸供給路６へと循
環されるようになっている。
ち、残糸付きボビンはそのまま管糸供給路６の口出し装
置13に返され、また空ボビン或いは極少残糸付きボビン
は、管糸品種ごとにボビン抜取り装置11によって抜き取
られて、満ボビンと交換された後、管糸供給路６へと循
環されるようになっている。
［考案が解決しようとする課題］ ところで、このような色分けされたトレイＴは、繰り返
し使用されるうちに、汚れ、変色、風綿の付着などによ
って、当初の状態から変化するために、色判別センサの
検出に誤りが生じてしまうという問題があった。
し使用されるうちに、汚れ、変色、風綿の付着などによ
って、当初の状態から変化するために、色判別センサの
検出に誤りが生じてしまうという問題があった。
特に、例えば黒、白、青の三色に区分したときに、黒と
白との検出区分は確実にできても、中間的な色である青
色との区別が難しく、通常のマークセンサによっては選
別出来ないおそれがある。
白との検出区分は確実にできても、中間的な色である青
色との区別が難しく、通常のマークセンサによっては選
別出来ないおそれがある。
そこで本考案は、上記事情に鑑み、トレイの色によって
選別を行う際にこれを確実に出来るボビン選別装置を提
供すべく創案されたものである。
選別を行う際にこれを確実に出来るボビン選別装置を提
供すべく創案されたものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、目視で区別できるように複数色に色分けされ
た多品種ボビン用トレイのうち、色判別センサでは識別
し難い色のトレイに金属板を設け、金属板の有無を検出
する検出手段と色判別センサとを設置したものである。
た多品種ボビン用トレイのうち、色判別センサでは識別
し難い色のトレイに金属板を設け、金属板の有無を検出
する検出手段と色判別センサとを設置したものである。
［作用］ 上記構成によって、オペレータがトレイの色を見て全ボ
ビンを識別できると共に、色判別センサは全トレイをト
レイの色によって識別する。検出手段は金属板の有無に
よって、色判別センサでは識別し難い色のトレイを識別
する。
ビンを識別できると共に、色判別センサは全トレイをト
レイの色によって識別する。検出手段は金属板の有無に
よって、色判別センサでは識別し難い色のトレイを識別
する。
［実施例］ 以下、本考案の実施例を、添付図面に従って説明する。
第１図及び第２図は、本考案に係わるボビン選別装置の
一実施例を示したものであり、自動ワインダの帰還路７
に設られた場合を示している。なお同図において、従来
と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
一実施例を示したものであり、自動ワインダの帰還路７
に設られた場合を示している。なお同図において、従来
と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
このボビン搬送装置は、特定の色のトレイT1に金属板た
る鉄板21を設け、この鉄板21の有無を検出する検出手段
たる近接スイッチ22を、色判別センサたるマークセンサ
23に併設させることで構成されている。本実施例にあっ
ては、三種類の管糸（A,B,C）に対して、それぞれ黒、
白、青に色区分されたトレイＴを使用するようになって
おり、このうち、青色のトレイT1に、鉄板21が設けられ
ている。
る鉄板21を設け、この鉄板21の有無を検出する検出手段
たる近接スイッチ22を、色判別センサたるマークセンサ
23に併設させることで構成されている。本実施例にあっ
ては、三種類の管糸（A,B,C）に対して、それぞれ黒、
白、青に色区分されたトレイＴを使用するようになって
おり、このうち、青色のトレイT1に、鉄板21が設けられ
ている。
鉄板21は、円環状に形成され、トレイT1の円盤部上面24
に形成された窪部25に嵌合されている。そして、鉄板21
の下側が両面接着テープ26によってトレイT1に固定され
ていると共に、上側が露出されている。
に形成された窪部25に嵌合されている。そして、鉄板21
の下側が両面接着テープ26によってトレイT1に固定され
ていると共に、上側が露出されている。
近接スイッチ22は、帰還路７を形成するガイド板27に取
り付けられ、ベルトコンベア28によって搬送されてきた
トレイＴの、上面24に臨むように保持されている。そし
て近接スイッチ22の搬送方向Ｄ下流側には、検出制御器
を兼ねたボビン抜取り装置29が設けられ、近接スイッチ
22からの感知信号により、そのボビンの抜き取りを行っ
て、満ボビンとの交換が出来るようになっている。
り付けられ、ベルトコンベア28によって搬送されてきた
トレイＴの、上面24に臨むように保持されている。そし
て近接スイッチ22の搬送方向Ｄ下流側には、検出制御器
を兼ねたボビン抜取り装置29が設けられ、近接スイッチ
22からの感知信号により、そのボビンの抜き取りを行っ
て、満ボビンとの交換が出来るようになっている。
またマークセンサ23は、トレイＴの側面30に対向するよ
うに近接スイッチ22の下側に位置され、トレイＴの色を
感知するようになっている。本実施例にあっては、黒色
と白色とを特に区別できるように形成され、その情報を
搬送方向Ｄ下流側に設けられたトレイ案内部材（図示せ
ず）に送ることで、ボビン交換を行うＡ品種処理ステー
ション或いはＢ品種処理ステーション（図示せず）に振
り分けることが出来るようになっている。
うに近接スイッチ22の下側に位置され、トレイＴの色を
感知するようになっている。本実施例にあっては、黒色
と白色とを特に区別できるように形成され、その情報を
搬送方向Ｄ下流側に設けられたトレイ案内部材（図示せ
ず）に送ることで、ボビン交換を行うＡ品種処理ステー
ション或いはＢ品種処理ステーション（図示せず）に振
り分けることが出来るようになっている。
このほか、このボビン選別装置には、近接スイッチ22の
反対側のガイド板27に設けられたトレイ感知（静電容量
型）スイッチ31と、近接スイッチ22の両側においてトレ
イＴを挟むように係合するストッパ32とが備えられてい
る。トレイ感知スイッチ31は、トレイを感知したとき
に、ボビン抜取り装置29にその信号を送るようになって
おり、搬送されてきたトレイＴが所定の位置に停止され
たタイミングで、近接スイッチ22による検出が確実に出
来るようになっている。
反対側のガイド板27に設けられたトレイ感知（静電容量
型）スイッチ31と、近接スイッチ22の両側においてトレ
イＴを挟むように係合するストッパ32とが備えられてい
る。トレイ感知スイッチ31は、トレイを感知したとき
に、ボビン抜取り装置29にその信号を送るようになって
おり、搬送されてきたトレイＴが所定の位置に停止され
たタイミングで、近接スイッチ22による検出が確実に出
来るようになっている。
次に本実施例の作用を説明する。
各巻取セクションから排出された精紡ボビンを有したト
レイＴは、帰還路６を通ってストッパ32により停止され
る。第１表に示すように、先ずトレイ感知スイッチ31
が、全てのトレイＴに対してその存在の有無を感知し、
検出のタイミングを決める。そしてマークセンサ23は、
トレイＴの色区分によって選別を行う。即ち、白色のト
レイＴを感知し、黒色のトレイＴを感知しないことで、
これらを明瞭に区分し、それぞれの処理ステーションへ
と搬送される。
レイＴは、帰還路６を通ってストッパ32により停止され
る。第１表に示すように、先ずトレイ感知スイッチ31
が、全てのトレイＴに対してその存在の有無を感知し、
検出のタイミングを決める。そしてマークセンサ23は、
トレイＴの色区分によって選別を行う。即ち、白色のト
レイＴを感知し、黒色のトレイＴを感知しないことで、
これらを明瞭に区分し、それぞれの処理ステーションへ
と搬送される。
また青色のトレイT1は、マークセンサ23による区別はつ
け難いが、近接スイッチ22がその鉄板21を感知すること
で、他の色のトレイＴと区別される。即ち、近接スイッ
チ22の感知信号によって抜取り装置29を作動させる。抜
取り装置29は、このトレイT1からＣ品種の空ボビン或い
は極少残糸付きボビンを抜き取り、精紡機によって生産
された満ボビンと交換させる。
け難いが、近接スイッチ22がその鉄板21を感知すること
で、他の色のトレイＴと区別される。即ち、近接スイッ
チ22の感知信号によって抜取り装置29を作動させる。抜
取り装置29は、このトレイT1からＣ品種の空ボビン或い
は極少残糸付きボビンを抜き取り、精紡機によって生産
された満ボビンと交換させる。
このように、青色のトレイT1に鉄板21を設けて、マーク
センサ23に近接スイッチ22を併設するようにしたので、
オペレータはトレイＴを見ることによって異品種のボビ
ンが所定の巻取セクションに混入していないことを容易
に確認できると共に、マークセンサー23によっては識別
し難い青色のトレイT1を近接スイッチ22が識別するの
で、トレイＴの汚れなどの影響を受けることなく、確実
に三種類の管糸（精紡ボビン）の選別ができる。すなわ
ち巻取セクションにおける混番、混品種を確実に防止で
きる。
センサ23に近接スイッチ22を併設するようにしたので、
オペレータはトレイＴを見ることによって異品種のボビ
ンが所定の巻取セクションに混入していないことを容易
に確認できると共に、マークセンサー23によっては識別
し難い青色のトレイT1を近接スイッチ22が識別するの
で、トレイＴの汚れなどの影響を受けることなく、確実
に三種類の管糸（精紡ボビン）の選別ができる。すなわ
ち巻取セクションにおける混番、混品種を確実に防止で
きる。
またトレイ感知スイッチ31によって検出のタイミングを
決めるようにしたので、近接スイッチ22の鉄板検出ミス
を防止できる。
決めるようにしたので、近接スイッチ22の鉄板検出ミス
を防止できる。
さらに本実施例にあっては、Ｃ品種のボビンを処理する
処理ステーションとして図示したが、このボビン選別装
置を利用した選別・搬送システムとしては、この他種々
考えられ、まず全てのボビン抜き取りを行ってしまい、
その後、それぞれのトレイＴを満ボビン供給位置に振り
分けるようにしても構わない。いずれにしても、一箇所
で三種類のトレイ判別ができるものである。
処理ステーションとして図示したが、このボビン選別装
置を利用した選別・搬送システムとしては、この他種々
考えられ、まず全てのボビン抜き取りを行ってしまい、
その後、それぞれのトレイＴを満ボビン供給位置に振り
分けるようにしても構わない。いずれにしても、一箇所
で三種類のトレイ判別ができるものである。
また、鉄板21をトレイT1に固定する方法としては、両面
テープを使用する他、接着剤によって固定するようにし
てもよい。また鉄板に限らず、確実に検出できる金属板
であれば、どの様な材質の板を採用しても構わない。
テープを使用する他、接着剤によって固定するようにし
てもよい。また鉄板に限らず、確実に検出できる金属板
であれば、どの様な材質の板を採用しても構わない。
さらに、本実施例では三品種のボビンを選別するものと
したが、二品種のボビンに、例えば黒色と白色のトレイ
のうち黒色に鉄板を設けて、両者を明確に区別できるよ
うにしてもよい。
したが、二品種のボビンに、例えば黒色と白色のトレイ
のうち黒色に鉄板を設けて、両者を明確に区別できるよ
うにしてもよい。
［考案の効果］ 以上要するに本考案によれば、次のような優れた効果を
発揮する。
発揮する。
オペレータが目視によってボビン混入がないことを確認
できると共に、色判別センサ及び検出手段により、トレ
イの汚れなどの影響を受けることなく、確実に多品種ボ
ビンの選別ができ、巻取セクションにおける混番、混品
種を防止できる。
できると共に、色判別センサ及び検出手段により、トレ
イの汚れなどの影響を受けることなく、確実に多品種ボ
ビンの選別ができ、巻取セクションにおける混番、混品
種を防止できる。
第１図は本考案に係わるボビン選別装置の一実施例を示
した平面図、第２図は第１図中のII-II線矢視断面図、
第３図は従来のボビン選別装置を説明するための自動ワ
インダの搬送路を示した平面図である。 図中、21は金属板たる鉄板、22は検出手段たる近接セン
サ、23は色判別センサたるマークセンサである。
した平面図、第２図は第１図中のII-II線矢視断面図、
第３図は従来のボビン選別装置を説明するための自動ワ
インダの搬送路を示した平面図である。 図中、21は金属板たる鉄板、22は検出手段たる近接セン
サ、23は色判別センサたるマークセンサである。
Claims (1)
- 【請求項１】目視で区別できるように複数色に色分けさ
れた多品種ボビン用トレイのうち、色判別センサでは識
別し難い色のトレイに金属板を設け、該金属板の有無を
検出する検出手段と上記色判別センサとを設置したこと
を特徴とするボビン選別装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989060328U JPH0711084Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | ボビン選別装置 |
| DE4008921A DE4008921C2 (de) | 1989-03-20 | 1990-03-20 | Steuervorrichtung zum Zuführen von verschiedenartigen Spulen, Hülsen oder Tellern |
| IT47772A IT1239763B (it) | 1989-03-20 | 1990-03-20 | Dispositivo classificatore di bobine e relative apparecchiature cooperanti |
| US07/849,811 US5279729A (en) | 1989-03-20 | 1992-03-11 | Bobbin sorting device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989060328U JPH0711084Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | ボビン選別装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH031169U JPH031169U (ja) | 1991-01-08 |
| JPH0711084Y2 true JPH0711084Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=31587598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989060328U Expired - Fee Related JPH0711084Y2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-05-26 | ボビン選別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711084Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07115290B2 (ja) * | 1991-03-15 | 1995-12-13 | 長谷川鉄工株式会社 | ピンチローラー付ベルトサンダー |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5991257U (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-20 | 村田機械株式会社 | 精紡機とワインダ間の管糸搬送装置 |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP1989060328U patent/JPH0711084Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH031169U (ja) | 1991-01-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |