JPH07109112B2 - ワツフルスラブの施工方法およびワツフルスラブの下部構成体 - Google Patents

ワツフルスラブの施工方法およびワツフルスラブの下部構成体

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JPH07109112B2
JPH07109112B2 JP9164487A JP9164487A JPH07109112B2 JP H07109112 B2 JPH07109112 B2 JP H07109112B2 JP 9164487 A JP9164487 A JP 9164487A JP 9164487 A JP9164487 A JP 9164487A JP H07109112 B2 JPH07109112 B2 JP H07109112B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はワッフルスラブの施工方法および該方法を実施
する際用いるワッフルスラブの下部構成体に関するもの
である。
「従来の技術」 ワッフルスラブは、第10図(a)、(b)に示すよう
に、下部に格子状のリブRを有するスラブであり、リブ
Rが格子梁として働くため、比較的大きいスラブを小梁
なしに作ることができる利点を有するものである。
第11図は、従来採用されているワッフルスラブの施工方
法を示すものである。
すなわち、従来では、サポート1および大引き2等によ
って支保工3を組み、その上部にほぼ直方体に形成した
複数の型枠4…を敷き並べ、配筋後、上部にコンクリー
トを打設するという方法によって、ワッフルスラブを得
ていた。
「発明が解決しようとする問題点」 上記施工方法にあっては、以下のような欠点があった。
クリテイカルパス上の作業手順が多くなること、ま
た、打設したコンクリートがある程度固まるまで、スラ
ブ全域に渡りサポート1を存置しなければならず、その
間、後工事(設備工事、仕上工事等)が進められないこ
と等の理由から工期が長くなる。
上記のように打設したコンクリートが固まるまでサ
ポート1を存置しなければならず、その間、型枠4を解
体することができず、多数の型枠4が必要となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、工期を大幅
に短縮でき、かつ、使用する型枠の数も少なくて済むワ
ッフルスラブの施工方法並びに該施工方法を実施する上
で直接使用するワッフルスラブ下部構成体を提供するこ
とを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明方法は、少なくともリブを含むスラブの下側部分
を予め別箇所で作り、この別箇所で作ったスラブ下部構
成体を所定箇所まで移動して敷設し、上部にコンクリー
トを打設して打ち継ぐことを特徴とする。
また、上記ワッフルスラブ下部構成体は、格子状のリブ
を有し、その長さを、間隔を明けて配置される双方の柱
あるいは柱型枠に渡し得る値に設定され、かつ、その高
さを、現場にて打ち継がれるコンクリート打継部分を残
すよう仕上がりスラブの高さより低く設定されているこ
とを特徴とする。
「作用」 ワッフルスラブ下部構成体を別箇所で作るから、それら
下部構成体を作る作業と建物内で行なう作業とを並行し
て行なうことができ、その分、工期短縮が図れる。加え
て、ワッフルスラブ下部構成体上にコンクリートを打設
する際、従来例の如くスラブ全域に亙って支持を採る必
要がなく、後打ちコンクリート打設後直ちに後工事が進
められ、この点からも工期短縮が図れる。
また、工場等でワッフルスラブ下部構成体を作る場合、
建物内で打設するときのように必ずしも一度の打設で建
物の一フロア分を作る必要がなく、梁で囲まれるそれぞ
れの区画毎に別々に作ることができる。
「実施例」 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
本発明方法によるワッフルスラブは以下の手順で作られ
る。
(1) ワッフルスラブ下部構成体の製作 ワッフルスラブのリブRとなる部分を少なくとも含むワ
ッフルスラブ下部構成体10(以下、ハーフワッフルと言
う)を、現場とは異なる別の箇所例えば工場等で予め作
る。
ハーフワッフル10の長さlは、間隔を明けて配置される
双方の柱型枠11(あるいは柱)に渡し得る値に設定され
ている。すなわち、ハーフワッフル10の大きさは原則と
して梁12aで囲まれる大きさとされるが、梁12aで囲まれ
る部分が大きすぎる等の場合には、複数の分割されて作
られることもある(第8図参照)。また、ハーフワッフ
ル10の高さh1は、現場にて打ち継がれるコンクリート打
継部分を残すよう、仕上がったスラブの高さh0より低く
設定されている(第1図(c)参照)。前記リブRの断
面形状としては長方形状の他、第6図(a)、(b)に
示すように、下側が狭まるテーパー状あるいは上側が狭
まる逆テーパー状のものがある。また、リブRの上面に
は必要に応じてコッタ12(詳しくは後述する)を形成し
てもよく、キヤピタルとなる部分Pがある場合には、そ
の部分にもコッタ12を設けてもよい(第7図参照)。
ここで、ハーフワッフル10を作る手順の一例について第
2図、第3図を参照しながら説明すると、まず、上面
がフラットに形成されたベッド13上に型枠4を敷き並
べ、かつ、その周部に側型枠を14を組む。該敷き並べ
た型枠4上で鉄筋15を組む。次いで、上部からコンク
リートCを打設する。以上の作業によってハーフワッフ
ル10を得る。
第2図に示す例では、既に成形したハーフワッフル10の
上側において、上記〜の作業を順に繰り返すことに
より、ハーフワッフル10を多段形成している。このよう
な成形方法によれば、スペースの有効利用が図れ、狭い
スペースで多数のハーフワッフルを得ることができる。
なお、上記ハーフワッフル10の製作方法において、既に
成形したハーフワッフル10とその上部に成形するハーフ
ワッフル10との接合を避けるため、両者間に縁切用の仕
切板(図示せず)を介在させるのが好ましい。また、図
示のように互いのリブRを重ならせた状態で成形する
と、上側のハーフワッフル10の荷重が主に下側のハーフ
ワッフル10のリブRに作用することとなり、荷重により
下側のハーフワッフル10が破損されるといった不具合を
未然に防止し得る。
第3図は前記とは異なる別形状のハーフワッフル10を作
る際を説明するもので、前述のハーフワツフルがリブR
部分のみを有するのに比べ、この例で示すハーフワッフ
ル10はリブR部分のみならず、その上部に該リブRをつ
なぐフラット部16を備えている。しかしながら、ここで
示すハーフワッフル10においても、上部に現場にて打ち
継がれるコンクリート打継部分を残しているのは言うま
でもない。この種ハーフワッフルの製作方法も基本的に
は前記と同様である。すなわち、上記〜の作業を繰
り返しながら作っていく。
(2) ワッフルスラブ下部構成体の設置 第1図(a)に示す如く、上記のようにして得られたハ
ーフワッフル10を移動し、所定位置つまり間隔を明けて
配置された柱型枠11間に架け渡した状態で設置する。な
お、柱を予め打設成形している場合には、柱型枠11に変
わり、柱に直接架け渡すこととなる。またこの場合、必
要に応じて梁の下側をサポート等で支持してもよい。
(3) 梁鉄筋の設置 第1図(b)に示す如く梁となる箇所に梁筋31を設置す
る。梁筋31は別箇所で予め作っておいたものでもよく、
また、現場で組んだものでもよい。
(4) 梁底型枠の取り付け 前記ハーフワッフル10が架け渡される柱が未成形でハー
フワッフル10の上部に打ち継がれるコンクリートと一体
に打設される場合には、第1図(c)、第9図(a)を
示す如く両ハーフワッフル10の下端部をつなぐように、
梁底型枠41をアンカーボルト等の止め手段42によって、
ハーフワッフル10の下端に固定する。柱が既に打設成形
されている場合には上記梁底型枠41は不要となる。ま
た、第8図に示す如く、ハーフワッフル10が梁12aによ
り囲まれてなる一区画あたり複数並べられる場合には第
9図(c)に示す如く前記と同様、両ハーフワッフル10
の下端部をつなぐよう底板43を固定する。なお、上記
(3)、(4)の作業は逆であってもよい。
また、上記(3)、(4)の作業に並行して、ハーフワ
ッフル10のリブR間の開口を塞ぐよう、リブRの上部に
蓋44を取り付ける(第5図(a)〜(c)参照)。この
作業は第3図に示す如く、ハーフワッフル10が既にリブ
Rの上部にフラット部16を有する場合には不要となる。
上記蓋44は、第5図(a)に示す如くハーフワッフル成
形時に使った型枠4の上部を残したものでもよく、ま
た、第5図(b)に示す如く、それ専用の蓋44を、ハー
フワッフル10成形時に予め設けたリブR上部の凹部45に
嵌合させて取り付けたものであってもよい。さらに、第
5図(c)に示す如く、ハーフワッフル成形時に使った
型枠4をワッフルスラブ下部構成体に打ち込んだまま吊
り込み、該型枠4をトップコンクリート型枠、兼、化粧
天井板としてもよい。
(5) スラブ筋の設置 第1図(b)に示す如く、柱型枠11あるいは柱に架け渡
したハーフワッフル10の上部にスラブ筋51を設置する。
この作業は従来のものと同様である。
(6) トップコンクリート打設 第1図(c)に示す如く、ハーフワッフル10およびその
上部に設置したスラブ筋51の上部にコンクリートCを打
設する。このとき、ハーフワッフル10の側端面は梁型枠
とて機能するため、梁型枠は不要となる(第9図(a)
参照)。
また、第6図、第7図に示す如く、ハーフワッフル10の
リブRの上面あるいはキヤピタル部分となる箇所Pの上
面に予めコッタ12を形成した場合には、後打ちのコンク
リートCが該コッタ12内に流れ込むため、ハーフワッフ
ル10と後打ちコンクリートCとの剪断方向の接合強度を
強く確保できる。
また、第9図(a)、(c)に示す如くハーフワッフル
10の側端面10aを予め目荒らししておけば、ハーフワッ
フル10と後打ちコンクリート部分との接合強度を高める
こともできる。
以上説明した(1)〜(6)の作業によって第4図に示
す如くワッフルスラブを得る。なお、建物が複数階の場
合には各階毎に上記一連の作業を繰り返す。
「発明の効果」 本発明方法によれば以下の効果を奏する。
ワッフルスラブ下部構成体を別箇所で作るから、それら
下部構成体を作る作業と建物内で行なう作業とを並行し
て行なうことができ、その分工期短縮が図れる。加え
て、ワッフルスラブ下部構成体上にコンクリートを打設
する際、従来例のようにスラブ全域に亙り支持をとる必
要がなく、後打ちコンクリート打設後は直ちに後工事が
進められ、この点からも工期短縮が図れる。
また、工場等でワッフルスラブ下部構成体を作る場合、
建物内で打設するときのように必ずしも一度の打設で一
フロア分を作る必要がなく、各下部構成体毎に別々に作
ることができ、型枠数を多く必要としない。
また、本発明に係るワッフルスラブ下部構成体によれ
ば、予めリブを形成していてるから現場においてリブを
作るための面倒な型枠は不要となり、現場における作業
工程の合理化、省力化が図れる。また、間隔を明けて配
置された両柱あるいは柱型枠に渡すことによって容易に
セットでき、下側からサポートを採る必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し第1図(a)〜(c)は
本発明方法の概略手順を示す断面図、第2図、第3図は
ワッフルスラブ下部構成体の製作手順を示す断面図、第
4図は本発明方法により作られたワッフルスラブの分解
斜視図、第5図(a)〜(c)はワッフルスラブ下部構
成体の蓋を示す断面図、第6図は同ワッフルスラブ下部
構成体のリブ形状を示す斜視図、第7図はキヤピタル部
分を有する場合の要部断面図、第8図は本発明方法によ
り作ったワッフルスラブの底面図、第9図(a)〜
(c)はそれぞれ第8図のA、B、Cに沿う断面図、第
10図(a)、(b)はワッフルスラブを説明する図、第
11図は従来のワッフルスラブの施工方法を説明する図で
ある。 10……ワッフルスラブ下部構成体(ハーフワッフル)、
11……柱型枠、R……リブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部に格子状のリブを有するワッフルスラ
    ブの施工方法であって、少なくとも前記リブを含むスラ
    ブの下側部分を予め別箇所で作り、この別箇所で作った
    スラブ下部構成体を所定箇所まで移動して敷設し、上部
    にコンクリートを打設して打ち継ぐことによりワッフル
    スラブを作ることを特徴とするワッフルスラブの施工方
    法。
  2. 【請求項2】格子状のリブを有し、長さを、間隔を明け
    て配置される双方の柱あるいは柱型枠に渡し得る値に設
    定され、かつ、高さを、現場にて上側に打ち継がれるコ
    ンクリート打継部分を残すよう仕上がりスラブの高さよ
    り低く設定されていることを特徴とするワッフルスラブ
    の下部構成体。
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