JP2990216B2 - 鉄筋コンクリート造建物の構築工法 - Google Patents
鉄筋コンクリート造建物の構築工法Info
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- JP2990216B2 JP2990216B2 JP2334190A JP33419090A JP2990216B2 JP 2990216 B2 JP2990216 B2 JP 2990216B2 JP 2334190 A JP2334190 A JP 2334190A JP 33419090 A JP33419090 A JP 33419090A JP 2990216 B2 JP2990216 B2 JP 2990216B2
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、鉄筋コンクリート造建物の構築工法に関す
る。
る。
［従来の技術］ 従来の鉄筋コンクリート造建物の構築工法としては、
柱等の垂直部材と、梁や床スラブ等の水平部材とを、各
々分離してコンクリート打設するか、または、柱型枠の
頭部に梁型枠を取り付け、該梁型枠の上に床スラブ型枠
あるいは半PC床スラブ部材をセットして、コンクリート
を一度に打設する方法があった。
柱等の垂直部材と、梁や床スラブ等の水平部材とを、各
々分離してコンクリート打設するか、または、柱型枠の
頭部に梁型枠を取り付け、該梁型枠の上に床スラブ型枠
あるいは半PC床スラブ部材をセットして、コンクリート
を一度に打設する方法があった。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記コンクリートの分離打設による構
築工法は、コンクリートの品質は保証されるが、コンク
リート打設を２回に分けて行うため、工期が長くなる等
の問題点があり、また、床スラブ上から水平部材と垂直
部材とを同時にコンクリート打設する工法は、工程上の
利点があるものの、梁下部分の柱コンクリート打設を過
密状態の梁筋を通して行わなければならないため、コン
クリートの品質を確保することが困難である等の問題点
があった。
築工法は、コンクリートの品質は保証されるが、コンク
リート打設を２回に分けて行うため、工期が長くなる等
の問題点があり、また、床スラブ上から水平部材と垂直
部材とを同時にコンクリート打設する工法は、工程上の
利点があるものの、梁下部分の柱コンクリート打設を過
密状態の梁筋を通して行わなければならないため、コン
クリートの品質を確保することが困難である等の問題点
があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、打設コンクリート
の品質を確保すると共に、コンクリート打設の工程を短
縮して工期を短くすることができる鉄筋コンクリート造
建物の構築工法を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、打設コンクリート
の品質を確保すると共に、コンクリート打設の工程を短
縮して工期を短くすることができる鉄筋コンクリート造
建物の構築工法を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 本発明の鉄筋コンクリート造建物の構築工法は、柱の
頭部間に梁型枠を建込むと共に該型枠内に梁プレハブ鉄
筋をセットし、該梁型枠上に半PC床スラブ部材をセット
し、上記柱の頭部上に柱筋を接合すると共に該柱鉄筋の
周囲に半PC柱中空部材を取り付け、上記梁型枠内と半PC
床スラブ部材上と半PC柱中空部材内にコンクリートを一
度に打設することを特徴とする。
頭部間に梁型枠を建込むと共に該型枠内に梁プレハブ鉄
筋をセットし、該梁型枠上に半PC床スラブ部材をセット
し、上記柱の頭部上に柱筋を接合すると共に該柱鉄筋の
周囲に半PC柱中空部材を取り付け、上記梁型枠内と半PC
床スラブ部材上と半PC柱中空部材内にコンクリートを一
度に打設することを特徴とする。
また、柱の頭部間に梁型枠を建込むと共に該型枠内に
梁プレハブ鉄筋をセットし、該梁型枠上に半PC床スラブ
部材をセットし、上記柱の頭部上に柱筋を接合すると共
に該柱鉄筋の周囲に半PC柱中空部材を取り付け、まずス
ラブ下まで梁型枠にコンクリートを打設し、続いて、半
PC柱中空部材内へのコンクリート打設を行い、最後に半
PC床スラブ部材上にコンクリートを打設することを特徴
とする。
梁プレハブ鉄筋をセットし、該梁型枠上に半PC床スラブ
部材をセットし、上記柱の頭部上に柱筋を接合すると共
に該柱鉄筋の周囲に半PC柱中空部材を取り付け、まずス
ラブ下まで梁型枠にコンクリートを打設し、続いて、半
PC柱中空部材内へのコンクリート打設を行い、最後に半
PC床スラブ部材上にコンクリートを打設することを特徴
とする。
さらに、上記半PC柱中空部材の脚部下方にメタルラス
等のノロ流出防止手段を施したことを特徴とする。
等のノロ流出防止手段を施したことを特徴とする。
［実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第１図において、１は梁型枠であって、前工程で構築
された柱２の頭部間に建込む。３は上記梁型枠１の支保
工である。
された柱２の頭部間に建込む。３は上記梁型枠１の支保
工である。
上記梁型枠１の建込みが完了すると、第２図に示すよ
うに、該梁型枠１内に予め工場あるいは現場の地上等で
地組みした梁プレハブ鉄筋４をセットする。
うに、該梁型枠１内に予め工場あるいは現場の地上等で
地組みした梁プレハブ鉄筋４をセットする。
続いて、第３図に示すように、予め工場あるいは現場
の地上等にて製造した半PC床スラブ部材５を、上記梁型
枠１上にセットする。
の地上等にて製造した半PC床スラブ部材５を、上記梁型
枠１上にセットする。
半PC床スラブ部材５のセットが完了すると、第４図に
示すように、柱鉄筋６を上記柱２の頭部に接合すると共
に、該柱鉄筋６の周囲に、予め工場あるいは現場の地上
等で製造した半PC柱中空部材７を取り付ける。該半PC柱
中空部材７は複数の部材を組み付けて構成したもの、あ
るいは、一体の中空部材のいずれでもよい。
示すように、柱鉄筋６を上記柱２の頭部に接合すると共
に、該柱鉄筋６の周囲に、予め工場あるいは現場の地上
等で製造した半PC柱中空部材７を取り付ける。該半PC柱
中空部材７は複数の部材を組み付けて構成したもの、あ
るいは、一体の中空部材のいずれでもよい。
以上のように、梁型枠１と半PC床スラブ部材５と半PC
柱中空部材７の取付けが完了すると、第５図に示すよう
に、該梁型枠１内および半PC床スラブ部材５上および半
PC柱中空部材７内に、コンクリートＣを一度に打設す
る。この場合、梁型枠１内および半PC床スラブ部材５上
にはコンクリートポンプ（図示せず）により打設し、半
PC柱中空部材７内にはコンクリートバケット（図示せ
ず）により打設して、打設方法を変えてもよい。
柱中空部材７の取付けが完了すると、第５図に示すよう
に、該梁型枠１内および半PC床スラブ部材５上および半
PC柱中空部材７内に、コンクリートＣを一度に打設す
る。この場合、梁型枠１内および半PC床スラブ部材５上
にはコンクリートポンプ（図示せず）により打設し、半
PC柱中空部材７内にはコンクリートバケット（図示せ
ず）により打設して、打設方法を変えてもよい。
また、第６図に示すように、上記半PC柱中空部材７の
脚部下方にメタルラス８を取り付け、該半PC柱中空部材
７内に打設したコンクリートのノロが流出しないように
するとよい。
脚部下方にメタルラス８を取り付け、該半PC柱中空部材
７内に打設したコンクリートのノロが流出しないように
するとよい。
上記実施例ではコンクリートを一度に打設したが、ま
ずスラブ下まで梁型枠１内にコンクリートＣを打設し、
続いて、半PC柱中空部材７内へのコンクリートＣの打設
を行い、最後に半PC床スラブ部材５上にコンクリートＣ
を打設するようにしてもよい。
ずスラブ下まで梁型枠１内にコンクリートＣを打設し、
続いて、半PC柱中空部材７内へのコンクリートＣの打設
を行い、最後に半PC床スラブ部材５上にコンクリートＣ
を打設するようにしてもよい。
［発明の効果］ （１）コンクリートの打設が１回で行えるため、工程の
短縮を図ることができる。
短縮を図ることができる。
（２）柱コンクリートが過密配筋状態での打設ではない
ので、骨材分離等が生じないため、高品質を確保するこ
とができる。
ので、骨材分離等が生じないため、高品質を確保するこ
とができる。
（３）柱には半PC柱中空部材を採用したので、省力化を
図ることができる。
図ることができる。
（４）高層鉄筋コンクリート造の集合住宅や高層事務所
ビル等の施工法に採用できる。
ビル等の施工法に採用できる。
第１図ないし第５図は本発明方法の一実施例を順次示す
施工説明図、第６図は半PC柱中空部材の脚部下部の拡大
説明図である。 １……梁型枠、２……柱、３……支保工、４……梁鉄
筋、５……半PC床スラブ部材、６……柱鉄筋、７……半
PC柱中空部材、８……メタルラス、Ｃ……コンクリー
ト。
施工説明図、第６図は半PC柱中空部材の脚部下部の拡大
説明図である。 １……梁型枠、２……柱、３……支保工、４……梁鉄
筋、５……半PC床スラブ部材、６……柱鉄筋、７……半
PC柱中空部材、８……メタルラス、Ｃ……コンクリー
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04B 1/16
Claims (3)
- 【請求項１】柱の頭部間に梁型枠を建込むと共に該型枠
内に梁プレハブ鉄筋をセットし、該梁型枠上に半PC床ス
ラブ部材をセットし、上記柱の頭部上に柱筋を接合する
と共に該柱鉄筋の周囲に半PC柱中空部材を取り付け、上
記梁型枠内と半PC床スラブ部材上の半PC柱中空部材内に
コンクリートを一度に打設することを特徴とする鉄筋コ
ンクリート造建物の構築工法。 - 【請求項２】柱の頭部間に梁型枠を建込むと共に該型枠
内に梁プレハブ鉄筋をセットし、該梁型枠上に半PC床ス
ラブ部材をセットし、上記柱の頭部上に柱筋を接合する
と共に該柱鉄筋の周囲に半PC柱中空部材を取り付け、ま
ずスラブ下まで梁型枠にコンクリートを打設し、続い
て、半PC柱中空部材内へのコンクリート打設を行い、最
後に半PC床スラブ部材上にコンクリートを打設すること
を特徴とする鉄筋コンクリート造建物の構築工法。 - 【請求項３】上記半PC柱中空部材の脚部下方にメタルラ
ス等のノロ流出防止手段を施したことを特徴とする請求
項１または２に記載の鉄筋コンクリート造建物の構築工
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2334190A JP2990216B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 鉄筋コンクリート造建物の構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2334190A JP2990216B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 鉄筋コンクリート造建物の構築工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04203039A JPH04203039A (ja) | 1992-07-23 |
| JP2990216B2 true JP2990216B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=18274549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2334190A Expired - Fee Related JP2990216B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 鉄筋コンクリート造建物の構築工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2990216B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4611163B2 (ja) * | 2005-09-29 | 2011-01-12 | 株式会社奥村組 | 多層建物の構築方法 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2334190A patent/JP2990216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04203039A (ja) | 1992-07-23 |
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