JPH07108567A - トランスファモールド型半導体製造装置 - Google Patents

トランスファモールド型半導体製造装置

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JPH07108567A
JPH07108567A JP25390093A JP25390093A JPH07108567A JP H07108567 A JPH07108567 A JP H07108567A JP 25390093 A JP25390093 A JP 25390093A JP 25390093 A JP25390093 A JP 25390093A JP H07108567 A JPH07108567 A JP H07108567A
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JP
Japan
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die
chase
replacement
mold
cavity
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JP25390093A
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Kenji Takatsu
健司 高津
Katsuhiro Tabata
克弘 田畑
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2673Moulds with exchangeable mould parts, e.g. cassette moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェイス交換方式のトランスファモールド型
半導体製造装置を用いてリード既着半導体チップを樹脂
封止する技術において、封止される半導体製品の品種変
更に伴うチェイスの交換に際し、作業者の負担を軽減
し、作業の安全性を向上させる。また、チェイスの交換
にかかる時間を短縮し、スループットを向上させる。 【構成】 上型3と下型4とからなる成形金型を備えた
トランスファモールド型半導体製造装置であって、上型
3及び下型4はともに、ダイセット7,8と、ダイセッ
ト7,8に設けられた交換用溝への挿入及び交換用溝か
らの抜出が可能であってキャビティ部5c,6cを備え
たチェイスとからなり、チェイスをチェイスベース5,
6とスペーサ16,17とに夫れ夫れ分割し、成形金型
を閉じたときに、上型キャビティ部5cと下型キャビテ
ィ部6cとが1対1で対応して上下に重なってキャビテ
ィを形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスファモールド
型半導体製造装置に関し、特に、多品種生産を行う場合
のチェイス交換方式のトランスファモールド型半導体製
造装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂封止型半導体装置の組立てプロセス
には樹脂封止工程が組み込まれる。この樹脂封止工程に
おいては、リードフレームと半導体チップとが電気的に
接続されたもの(以下、リード既着半導体チップと称す
る)を樹脂で封止するトランファモールド型半導体製造
装置が用いられている。
【0003】このトランファモールド型半導体製造装置
には、上型と下型とからなる成形金型が備えられてお
り、上型,下型のどちらにもキャビティ部が多数個設け
られている。そして、上型のキャビティと下型のキャビ
ティ部は互いに1対1の対を成すように配置されてお
り、キャビティ部1対に対し1個の割合でリード既着半
導体チップを1個のキャビティに収容するものとなって
いる。また、下型にはポットと称する溝が設けられてお
り、このポットにはタブレット状の樹脂(樹脂の原材料
としては、例えば、エポキシ系樹脂が用いられる)が投
入され、そこでヒーター等によりタブレット状樹脂を加
熱して溶融するものとなっている。また、上型にはポッ
トと1対1の対をなすカルブロックと称される凹みが、
上・下型両方にはライナーと称される溝路が、夫れ夫れ
多数設けられており、カルブロック及びライナーは、リ
ード既着半導体チップを収容したキャビティーに、ポッ
ト内の溶融した樹脂を注入する際の注入経路となってい
る。
【0004】ところで、近年、半導体装置の用途の拡大
にともない、各々の用途に適した半導体装置が開発さ
れ、半導体装置の種類が増加してきている。また、同一
機能の半導体装置であっても、使用者の要求によってパ
ッケージの種類を変えて生産する必要がある。例えば、
4メガビットのDRAM(Dynamic Random Access Memo
ry)では8種類の製品が生産されている。したがって、
1つの生産ラインに対し1品種の割合で半導体装置を生
産するならば、多数の品種を生産するには多数の生産ラ
インが必要となるため、設備投資が嵩むという問題が生
じてくる。そこで、同一の生産ラインで何種類もの半導
体装置を製造することが可能な技術が強く要求されてき
ている。
【0005】このような要求に応えるため、1生産ライ
ンで多品種の樹脂封止型半導体装置の封止を行うことが
可能なチェイス交換方式のトランスファモールド型半導
体製造装置が使用されるに至っている。このチェイス交
換方式のトランスファモールド型半導体製造装置は、成
形金型が上型・下型ともに、共用金型(以下、ダイセッ
トと称する)と、該ダイセットに設けられた交換用溝へ
の挿入及び交換用溝からの抜出が可能な交換用金型(以
下、チェイスと称する)とからなり、下型のダイセット
にはポットが、上型のチェイスにはキャビティとカルブ
ロックとライナーが、下型のチェイスにはキャビティと
ライナーが夫れ夫れ設けられた構成となっている。ま
た、このチェイス交換方式のトランスファモールド型半
導体製造装置には、1種類のダイセットに対し、封止対
象の半導体製品の種類に応じてキャビティ,カルブロッ
ク,ライナーの位置・数・サイズ等が設計されたチェイ
スが複数種類用意されており、製造する半導体製品の品
種変更の度ごとに、交換用溝に挿入して使用するチェイ
スを適宜交換し、1生産ラインでの多品種生産を行って
いる。
【0006】このようなチェイス交換方式のトランスフ
ァモールド型半導体製造装置は、交換用溝にチェイスを
丁度嵌めこむ必要があるので、キャビティ,カルブロッ
ク,ライナーを除いたチェイスの外形は、同一のダイセ
ットに対して用意されるチェイスは全て、その外形を同
じにしなければならない。したがって、チェイスの材質
を変更しない限りにおいては、チェイスの重量を軽減化
することは不可能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者は前記従来の技術を検討した結果、次の問題点がある
ことを見出した。
【0008】前記した金型交換方式のトランスファモー
ルド型半導体製造装置のチェイスは、その重量が30k
g程度と重く、しかも、温度が約175℃と高いので、
作業者が、器具等を使用することなくチェイスを抱える
という方法でチェイスを交換した場合、作業者の負担が
大きく、しかも、作業者が危険にさらされるという問題
があった。
【0009】また、リフター等の器具を用いてチェイス
の交換を行った場合には、器具の設置及び除去、チェイ
スの器具への設置及び器具からの除去等の作業が加わる
ため、チェイスの交換に時間がかかることとなり、スル
ープット向上を追及する点において、限界があるという
問題があった。
【0010】本発明の目的は、チェイス交換方式のトラ
ンスファモールド型半導体製造装置を用いてリード既着
半導体チップを樹脂封止する技術において、封止される
半導体製品の品種変更に伴うチェイスの交換に際し、作
業者の負担を軽減し、作業の安全性を向上させることが
可能な技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、チェイス交換方式の
トランスファモールド型半導体製造装置を用いてリード
既着半導体チップを樹脂封止する技術において、封止さ
れる半導体製品の品種変更に伴うチェイスの交換に際
し、チェイスの交換にかかる時間を短縮し、スループッ
トを向上させることが可能な技術を提供することにあ
る。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本題において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記のとおりである。
【0014】すなわち、上型と下型とからなる成形金型
を備えたトランスファモールド型半導体製造装置であっ
て、前記上型及び前記下型はともに、共用金型(ダイセ
ット)と、該共用金型に設けられた交換用溝への挿入及
び該交換用溝からの抜出が可能であってキャビティ部を
備えた交換用金型(チェイス)とからなり、該交換用金
型を本体(以下、チェイスベースと称する)と間隙充填
体(以下、スペーサと称する)とに分割し、前記成形金
型を閉じたときに、前記上型の前記交換用金型に設けら
れた前記キャビティ部と前記下型の前記交換用金型に設
けられた前記キャビティ部とが1対1で対応して上下に
重なってキャビティを形成するものである。
【0015】
【作用】前記した手段によれば、チェイスをチェイスベ
ースとスペーサとに分割することにより、チェイスの重
量がチェイスベースとスペーサとに分割され、チェイス
の前記交換用溝への着脱を夫れ夫れチェイスベースとス
ペーサとの2回に分けて行うことができるので、チェイ
スの交換時において、作業者の負担を軽減させ、作業者
の安全性を向上させることができる。
【0016】また、チェイスがチェイスベースとスペー
サとに分割されることにより、チェイスの重量がチェイ
スベースとスペーサとに分割され、器具を使用すること
なく作業者がチェイスを抱えるという方法でチェイスの
交換を安全に行うことができるので、チェイスの交換時
間を短縮し、スループットを向上させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。なお、実施例を説明するための全図にお
いて、同一機能を有するものは同一名称及び同一符号を
付与し、その繰り返しの説明は省略する。
【0018】図1は、本発明による一実施例のトランス
ファモールド型半導体製造装置の概略構成を示す斜視図
であり、1はローダ、2はアンローダ、3は上型、4は
下型であり、上型3と下型4とから成形金型が構成され
る。
【0019】図2は、図1に示したトランスファモール
ド型半導体製造装置の成形金型が収納されている成形部
の構成を示す側面図であり、5はチェイスベース(本
体)、6はチェイスベース(本体)、7はダイセット
(共用金型)、8はダイセット(共用金型)、9はダイ
セットに設けられたヒータ、10は上プラテン、11は
下プラテン、12は移動プラテン、13はトランスファ
ジャッキ、14はプレスジャッキ、15はガイドポス
ト、16はスペーサ(間隙充填体)、17はスペーサ
(間隙充填体)、8aはダイセット8に設けられたポッ
トである。この成形部は、上プラテン10,下プラテン
11の4隅がガイドポスト15により固定されており、
プレスジャッキ14によって移動プラテン12をガイド
ポスト15に沿って上下方向に移動させる構成となって
いる。また、上型3はダイセット7とチェイスベース5
とスペーサ16とから構成され、下型4はダイセット8
とチェイスベース6とスペーサ17とから構成されてい
る。また、ダイセット7は上プラテン10に、ダイセッ
ト8は移動プラテン12に夫れ夫れ固定されており、移
動プラテン12を上方向へ移動させることによって、上
型3を下型4の上に積み重ねることができるようになっ
ている(以下では、このように積み重なった状態にする
ことを金型を閉じると称し、逆に、積み重なった状態か
らもとの状態にすることを金型を開くと称する)。な
お、ダイセット7,8及びスペーサ16,17の材質は
S55Cであり、チェイスベース5,6の材質はSKD
11である。
【0020】図3は、図2に示した成形金型を構成する
上型3及び下型4の構成を示す斜視図であり、(a)図
は上型3を、(b)図は下型4を夫れ夫れ示している。
図3において、5aはカルブロック、5bは上型ライナ
ー、5cは上型キャビティ部(キャビティ部)、5dは
上型フローキャビティ、6aはゲート、6bは下型ライ
ナー、6cは下型キャビティ部(キャビティ部)、6d
は下型フローキャビティ、7aは上型リアワンタッチコ
ネクタ、8bは下型リアワンタッチコネクタ、8cはチ
ェイス強制固定棒、17aはチェイス強制固定溝であ
る。本実施例の成形金型は、上型3については互いに分
割されたチェイスベース5とスペーサ16とから、下型
4については互いに分割されたチェイスベース6とスペ
ーサ17とから夫れ夫れチェイスが構成されている。上
型3のチェイスは、上型3のダイセット7に設けられた
交換用溝への挿入及びこの交換用溝からの抜出が可能で
あり、下型4のチェイスは、下型4のダイセット8に設
けられた交換用溝への挿入及びこの交換用溝からの抜出
が可能な構成となっており、図3では、(a)図,
(b)図ともにチェイスを交換用溝に途中まで挿入した
状態を示している。また、上型ワンタッチリアコネクタ
7aは成形金型の外部に設けられた電源(図示は省略す
る)とチェイスベース5に設けられているチェイス加熱
用ヒータ(図示は省略する)とを接続し、下型ワンタッ
チリアコネクタ8aは前記電源とチェイスベース6に設
けられているチェイス加熱用ヒータ(図示は省略する)
とを接続するものである。また、チェイス強制固定溝1
7aは下型4のチェイスをダイセット8に固定するため
のものであって、チェイスをダイセット8に挿入した
後、このチェイス強制固定溝17aに下型用ダイセット
8の交換用溝の内側に設けられた突起物(図示は省略す
る)が挿入されて固定を得る構成となっている。なお、
上型3のチェイスをダイセット7へ固定する場合も同様
の方法で行っている。また、チェイス強制固定棒8c
は、前記突起物のチェイス強制固定溝への挿入を行うと
ともに、チェイスを側面から強制的に押しつけて、チェ
イスベース6とダイセット8,スペーサ17との間に隙
間が生じないようにしている。
【0021】図4は、閉じた状態にある成形金型を図3
にA−Aで示した方向で切断したときの断面図を示した
ものである。図4からわかるように、閉じた状態におい
ては、カルブロック5aとポット8b、上型キャビティ
部5cと下型キャビティ部6c、上型フローキャビティ
5dと下型フローキャビティ6dは夫れ夫れ互いに上下
に重なるように配置されており、上型キャビティ部5c
と下型キャビティ部6cとからキャビティが構成され
る。また、上型ライナー5bと下型ライナー6bは、そ
の一部が互いに上下に重なるように配置されている。
【0022】以下、図1乃至図4をもとに本実施例のト
ランスファーモールド型半導体製造装置の動作を説明す
る。
【0023】リード既着半導体チップ(図示は省略す
る)をローダ1からローダ側搬送体(図示は省略する)
に移載して成形部に向かって搬送し、成形部のヒーター
9等で予め加熱しておいた下型4のキャビティ部6cへ
リード既着半導体チップを一つずつ配置する。一方、下
型4のダイセット8に設けられたポット8aには、キャ
ビティの大きさ及び個数に応じてサイズと重量が規格化
された円筒形状のタブレット状樹脂(図示は省略する)
が投入される。このタブレット状樹脂は、キャビティ内
に充填される樹脂の原材料であり、原材料には例えばエ
ポキシ系樹脂が使用される。全ての下型キャビティ部6
cにリード既着半導体チップが供給され、ポット8bに
タブレット状樹脂が供給されたら、成形金型を閉じてリ
ード既着半導体チップをキャビティ内に収納する。次
に、ヒータ9からの加熱によりポット8b内のタブレッ
ト状樹脂を溶融させる。樹脂が溶融したら、トランスフ
ァジャッキ13によって駆動されるプランジャ(図示は
省略する)によって、溶融した樹脂をポット8aから流
出させ、カルブロック5a,ライナー5b,ライナー6
b,レジンゲート6aを順次通過させてキャビティ内に
注入する。キャビティー内が樹脂で充填されたら、この
状態を数分間保持し、充填樹脂を適度に硬化させる。次
に、金型を開いて、樹脂封止されたリード既着半導体チ
ップ(以下、樹脂封止体と称する)を下型4のチェイス
ベース6から取り出す。このときには、この樹脂封止体
には、不要なカル(カルブロック5aに対応する部分)
やランナ(ライナ及びフローキャビティに対応する部
分)が生じている。最後に、この不要なカル及びランナ
を削除して、リード既着半導体チップの樹脂封止が完了
する。
【0024】また、上型3のチェイスの重量は、20kg
のチェイスベース5と9kgのスペーサ16とに分割され
ており、下型4のチェイスの重量は、18kgのチェイス
ベース6と6kgのスペーサ17とに分割されている。
【0025】本実施例のトランスファモールド装置はチ
ェイス交換方式を採用しており、前記したチェイスの他
に、封止対象の半導体製品の品種に応じてキャビティ,
フローキャビティ,カルブロック,ライナーの位置・個
数・サイズ等の異なるチェイスを用意して、製造する半
導体製品の品種を変更したいときは、使用するチェイス
を適宜交換することにより、1生産ラインでの多品種生
産を行うことが可能な構成となっている。ここで、用意
されるチェイスには、図2乃至図4に示したチェイスと
同様にチェイスベースとスペーサの二つに分割されてい
るものもあるが、例えば、キャビティが大きいものやキ
ャビティの個数が多いもの等は、キャビティが場所を採
るため、チェイスが分割されず一体となっているものも
ある。
【0026】以上の説明からわかるように、本実施例の
トランスファモールド型半導体製造装置によれば、次の
ような効果を得ることができる。
【0027】従来のチェイス交換方式のトランスファモ
ールド型半導体製造装置はキャビティの大小及びその個
数に関わらずチェイスが一体であったため、本実施例で
説明したトランスファモールド装置と同じ条件のもとで
比較すると、上型のチェイスの重量はチェイスベース5
とスペーサ16とを合わせた分に相当し29kgと重く、
また、下型のチェイスの重量はチェイスベース6とスペ
ーサ17とを合わせた分に相当し24kgと重く、作業者
がチェイスを抱えるという方法でチェイスの前記交換用
溝への着脱を行うことは、作業者への安全性の点から難
しかった。これに対し、本実施例のチェイス交換方式の
トランスファーモールド型半導体製造装置は、図2乃至
図4に示したようにキャビティの小さいものやキャビテ
ィの個数の少ないものについては、上型3のチェイスを
チェイスベース5とスペーサ16に分割し、下型4のチ
ェイスをチェイスベース6とスペーサ17に分割したこ
とにより、チェイスの重量がチェイスベースとスペーサ
に分割され、チェイスの前記交換用溝への着脱を夫れ夫
れチェイスベースとスペーサとの2回に分けて行うこと
ができるので、チェイスの交換時において、作業者の負
担が軽減し、作業者の安全性が向上する。
【0028】また、上型3のチェイスをチェイスベース
5とスペーサ16に分割し、下型4のチェイスをチェイ
スベース6とスペーサ17に分割したことにより、チェ
イスの重量がチェイスベースとスペーサに分割され、器
具を使用することなく作業者がチェイスを抱えるという
方法で2回に分けてチェイスの交換を安全に行うことが
できるので、チェイスの交換時間を短縮し、スループッ
トを向上させることができる。
【0029】以上、本発明者によってなされた発明を、
実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲において種々変更可能であることは言うまでもな
い。
【0030】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0031】(1)チェイス交換方式のトランスファモ
ールド型半導体製造装置を用いてリード既着半導体チッ
プを樹脂封止する技術において、封止される半導体製品
の品種変更に伴うチェイスの交換に際し、作業者の負担
を軽減し、作業の安全性を向上させることができる。
【0032】(2)チェイス交換方式のトランスファモ
ールド型半導体製造装置を用いてリード既着半導体チッ
プを樹脂封止する技術において、封止される半導体製品
の品種変更に伴うチェイスの交換に際し、チェイスの交
換にかかる時間を短縮し、スループットを向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例であるトランスファーモ
ールド型半導体製造装置の全体の概略構成を示す斜視図
である。
【図2】本発明による一実施例であるトランスファーモ
ールド型半導体製造装置の成形部の構成を示す側面図で
ある。
【図3】本発明による一実施例であるトランスファーモ
ールド型半導体製造装置の成形部の成形金型の構成を示
す斜視図であり、(a)図は上型を示す図、(b)図は
下型を示す図である。
【図4】図3に示した成形金型が閉じた状態を図3にA
−Aで示した方向で切断したときの断面図である。
【符号の説明】
1…ローダ、 2…アンローダ、 3…上型、 4…下
型、 5,6…チェイスベース、 5a…カルブロッ
ク、 5b…上型ライナ、 5c…上型キャビティ部、
5d…上型フローキャビティ、 6a…ゲート、 6
b…下型ライナ、6c…下型キャビティ部、 6d…下
型フローキャビティ、 7,8…ダイセット、 7a…
上型リアワンタッチコネクタ、 8a…ポット、 8b
…下型リアワンタッチコネクタ、 8c…チェイス強制
固定棒、 9…ヒータ、 10…上プラテン、 11…
下プラテン、 12…移動プラテン、 13…トランス
ファジャッキ、 14…プレスジャッキ、 15…ガイ
ドポスト、 16,17…スペーサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と下型とからなる成形金型を備えた
    トランスファモールド型半導体製造装置であって、前記
    上型及び前記下型はともに、共用金型と、該共用金型に
    設けられた交換用溝への挿入及び該交換用溝からの抜出
    が可能であってキャビティ部を備えた交換用金型とから
    なり、該交換用金型を本体と間隙充填体とに分割し、前
    記成形金型を閉じたときに、前記上型の前記交換用金型
    に設けられた前記キャビティ部と前記下型の前記交換用
    金型に設けられた前記キャビティ部とが1対1で対応し
    て上下に重なってキャビティを形成することを特徴とす
    るトランスファモールド型半導体製造装置。
JP25390093A 1993-10-12 1993-10-12 トランスファモールド型半導体製造装置 Pending JPH07108567A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006027173A1 (de) * 2004-09-06 2006-03-16 Priamus System Technologies Ag Vorrichtung zum formen von gegenständen mit kuppelbarem druck- oder temperatursensor
JP2007190814A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Apic Yamada Corp モールド金型

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