JPH056094Y2 - - Google Patents

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JPH056094Y2
JPH056094Y2 JP1988095240U JP9524088U JPH056094Y2 JP H056094 Y2 JPH056094 Y2 JP H056094Y2 JP 1988095240 U JP1988095240 U JP 1988095240U JP 9524088 U JP9524088 U JP 9524088U JP H056094 Y2 JPH056094 Y2 JP H056094Y2
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば、IC・ダイオード・コン
デンサー等の電子部品を樹脂材料にて封止成形す
るための樹脂封止成形用金型の改良に関するもの
である。
〔従来の技術〕
電子部品を熱硬化性樹脂材料等にて封止成形す
るために、従来より、トランスフア成形用金型が
用いられている。
該金型には、通常、固定上型と、該上型に対向
配設した可動下型と、該両型のP.L(パーテイン
グライン)面に対設した電子部品の樹脂封止成形
用キヤビテイと、該両型のいずれか一方側に配置
した樹脂材料供給用のポツトと、該ポツト内に嵌
装させる樹脂材料加圧用のプランジヤと、上記ポ
ツトと上下両キヤビテイとの間を連通させたカ
ル・ランナ・ゲートから成る溶融樹脂材料の移送
用通路等が備えられている。
このような成形用金型による電子部品の樹脂封
止成形は、例えば、次のようにして行われる。
まず、両型の型開時において、電子部品を装着
したリードフレーム等を下型のP.L面に形成した
セツト用溝部の所定位置に嵌合セツトし、この状
態で下型を上動させて両型の型締めを行う。
次に、ポツト内に樹脂材料を供給すると共に、
該樹脂材料を両型に備えたヒータによつて加熱し
且つプランジヤにて加圧して、溶融化した樹脂材
料を該ポツトから移送用通路を通して上下両キヤ
ビテイ内に注入充填する。
次に、所要のキユアタイム後において、該両型
を再び型開きすると共に、該両型のP.L面にセツ
トしたリードフレームを上下の両エジエクターピ
ンにて離型する。なお、このとき、電子部品を封
止する両キヤビテイ内の硬化樹脂成形体(モール
ドパツケージ)と、上記移送用通路内の硬化樹脂
成形体は、リードフレームの離型と同時に夫々離
型されることになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記した従来の金型若しくはこれを
備えた樹脂封止成形装置においては、例えば、封
止すべき電子部品のパツケージ形状がより小型化
される傾向や、各樹脂成形工程の連続自動化等と
も相俟て、該成形装置等の全体的構造・構成がよ
り複雑化され、且つ、より高精度化されており、
従つて、次のような問題点が指摘されている。
即ち、該成形装置等の操作や、保守・点検等に
関して取扱上の困難性があること、また、連続自
動化された各成形工程のいずれか一工程に成形上
の不都合が生じた場合、これが他の工程における
新たな成形不良の要因となる等の問題がある。
例えば、上述した電子部品の樹脂封止成形後に
おいては、両型のP.L面に樹脂バリやその他の異
物が残存付着し易いため、樹脂成形工程の終了毎
に該P.L面の異物を除去するクリーニング工程を
行うのが通例であるが、この工程が不完全である
と、両型の型締工程や溶融樹脂材料の移送工程等
を効率良く行うことができないと云つた樹脂成形
上の重大な弊害が発生することになる。
また、電子部品の樹脂封止成形品を高能率生産
するには、その各樹脂成形工程の連続自動化を図
る必要がある。しかしながら、これはその各樹脂
成形工程の夫々が確実に行われることをその前提
とするものであるから、この種製品の高能率生産
を図るためには、例えば、その各樹脂成形工程が
夫々確実に行われているかどうかを確認するため
の諸種の検知機構類を個々に配置しなければなら
ないと云つた必要性がある。従つて、該金型若し
くはこれを備えた樹脂封止成形装置の全体的構
造・構成を更に複雑化・高精度化させているのが
現状であり、このため、コスト高となる等の経済
的な問題がある。
本考案は、樹脂封止成形用金型の全体的構成を
簡略化することによりその取り扱いの簡易容易化
を図ると共に、その金型構造を簡易分割型に構成
してそのP.L面における樹脂成形用キヤビテイ内
や溶融樹脂材料の移送用通路内等の残存異物を除
去するクリーニング工程の容易確実化を図り、ま
た、該キヤビテイ内及び移送用通路内における硬
化樹脂の離型(突出)を容易確実に行うことによ
つて、上述したような従来の問題点を確実に解消
することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した従来の問題点に対処するための本考案
に係る電子部品の樹脂封止成形用金型は、固定側
の型板(上型板3)と、該固定型板に対設した可
動側の型板(下型板6)と、該固定型板及び可動
型板の両型板3,6面に対して着脱自在に嵌装さ
せる中間型板(中型板7)とから構成されると共
に、上記固定型板3及び可動型板6のいずれか一
方側の型板3にキヤビテイ8を構成する一方の平
面部81及び側壁面部82を形成し、また、上記中
間型板7に上記一方のキヤビテイ側壁面部82
連通する他方のキヤビテイ側壁面部101を形成
し、また、上記いずれか他方側の型板6には上記
中間型板7のキヤビテイ側壁面部101と連通す
る他方のキヤビテイ10の平面部171を形成し
て構成したことを特徴とするものである。
また、本考案に係る樹脂封止成形用金型は、固
定側の型板(上型板3)と、該固定型板3に対設
した可動側の型板(下型板6)と、該固定型板及
び可動型板の両型板3,6面に対して着脱自在に
嵌装させる中間型板(中型板7)とから構成され
ると共に、上記固定型板3及び可動型板6のいず
れか一方側の型板3にキヤビテイ8を構成する一
方の平面部81及び側壁面部82を形成し、また、
上記中間型板7に上記一方のキヤビテイの側壁面
部82と連通する他方のキヤビテイの側壁面部1
1及び該側壁面部101に連通開口させた嵌合凹
所16を形成し、また、上記いずれか他方側の型
板6に上記中間型板7の嵌合凹所16に嵌装させ
る突起体17を形成すると共に、該突起体17に
は上記中間型板7のキヤビテイ側壁面部101
連通する他方のキヤビテイ平面部171を形成し
て構成したことを特徴とするものである。
また、本考案に係る樹脂封止成形用金型は、上
記した溶融樹脂材料の移送用通路14に硬化樹脂
成形体24の突出用孔部143を形成して構成し
たことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案における金型は、固定型板3と、可動型
板6及び該両型板3,6面に対して着脱自在に嵌
合される中間型板7の三型板から構成される簡易
分割型の構造となり、また、樹脂成形用のキヤビ
テイ8,10と、該キヤビテイと連通する溶融樹
脂材料の移送用通路14は、これらの三型板によ
る嵌合組合せによつて夫々構成することができ
る。
また、上記した三型板による金型の組合せは、
それらの型締時において、自動的に且つ確実に行
うことができるものである。
従つて、樹脂封止成形用金型若しくはこれを備
えた成形装置の全体的な構成を簡略化することが
でき、また、該金型における構造が簡易分割型と
なるため、そのP.L面における樹脂成形用キヤビ
テイ8,10内や溶融樹脂材料の移送用通路14
内等の残存異物を除去するクリーニング工程を容
易確実に行うことができ、更に、該キヤビテイ内
及び移送用通路内における硬化樹脂成形体の離型
作用を容易確実に行うことができるものである。
〔実施例〕
次に、本考案を実施例図に基づいて説明する。
第1図には、本考案に係る成形用金型を備えた
樹脂封止成形装置の要部が、また、第2図には、
該成形用金型の要部が示されている。
該樹脂封止成形装置は、上部固定盤1側の上型
板取付用ベース2に固着した上型板(固定型板)
3と、下部可動盤4側の下型板取付用ベース5に
固着した下型板(可動型板)6、及び、該上下両
型板3,6面に対して着脱自在に嵌装させた中型
板(中間型板)7の三型板から構成されている。
また、上記上型板3におけるP.L面には、上キ
ヤビテイ8における平面部81及びその側壁面部
2と、後述するリードフレーム11の位置決用
セツトピン13との係合用孔部9等が夫々形成さ
れている。
また、上記した中型板7には、該上キヤビテイ
8の側壁面部82と連通する下キヤビテイ10の
側壁面部101と、該下キヤビテイ10の上部P.L
面に設けたリードフレーム11のセツト用溝部1
2と、該セツト用溝部12に立設したリードフレ
ーム11の位置決用セツトピン13と、カル(図
示なし)・ランナ141・ゲート142から成る溶
融樹脂材料の移送用通路14等が夫々形成されて
いる。更に、該移送用通路14の所要個所におけ
る下面部には上下方向に貫通された孔部143
設けられている。
また、上記した上型板3及び中型板7の両キヤ
ビテイ8,10は、上記リードフレーム11上の
電子部品15(及びその他の被封止部分)を樹脂
封止成形するために必要な深さに形成されてい
る。
また、上記した中型板7の側壁面部101の下
面部には、該側壁面部101と連通開口する下型
板6側との嵌合凹所16が形成されている。
また、上記した下型板6におけるP.L面は、上
記中型板7の下部P.L面に対応した形状に形成さ
れている。即ち、該下型板6には、上記中型板7
における嵌合凹所16に対して嵌合させるための
突起体17と、同じくその移送用通路14におけ
る下面孔部143に接合させるための接合面18
等が夫々形成されている。また、上記突起体17
が中型板7の嵌合凹所16に嵌装されたとき、該
突起体17の上面部(平面部)171は、前記し
た中型板7の下キヤビテイ10における側壁面部
101と連通連続する該下キヤビテイの下面部を
構成するように設けられている。
更に、上記した中型板7と下型板6との両者間
には、必要に応じて設けられる該両者の補助的な
位置決用嵌合手段19が備えられている。
また、上型板取付用ベース2には、樹脂材料供
給用のポツト20が配置されており、更に、上部
固定盤1には、上記ポツト20内の樹脂材料を加
圧するためのプランジヤ21が夫々配設されてい
る。
以下、上記した実施例の構成において、リード
フレーム11上の電子部品15を樹脂封止成形す
る場合について説明する。
まず、第1図に示す金型(各型板)の型開時に
おいて、リードフレーム11を、直接的な手段或
はローデイングフレーム等の着脱用具を用いる間
接的な手段によつて、中型板7のセツト用溝部1
2に嵌合セツトする。なお、このとき、該リード
フレーム11は、上記溝部12に立設した位置決
用セツトピン13を介して所定の位置にセツトさ
れる。
次に、所要数のリードフレーム11を嵌合セツ
トした上記中型板7を、下型板6の上面に嵌合さ
せる(第2図参照)。この両者の嵌合は、中型板
7の下部P.L面と下型板6のP.L面とを接合一体
化させることによつて行われる。なお、このと
き、前者の下部嵌合凹所16と後者の突起体17
とが嵌合されると共に、前者の移送用通路におけ
る下面孔部143と後者の接合面18とが接合さ
れることになる。また、該両者は上記嵌・接合状
態において確実に一体化されるために、前述した
位置決用嵌合手段19は必ずしも必要ではない
が、該嵌合手段19を併用するときは、例えば、
該両者の嵌・接合時におけるガイド作用或は両者
の嵌・接合状態の保持機能を活用できる等の利点
がある。
次に、上記した状態で、下部可動盤4を上動さ
せて、中型板7の上部P.L面と上型板3のP.L面
とを接合させる金型の型締め(第2図)を行う。
このとき、中型板7の位置決用セツトピン13は
上型板3の孔部9内に嵌合されると共に、上記リ
ードフレーム11上の電子部品15(及びその他
の被封止部分)は該各型板3,7,6によつて構
成される上下両キヤビテイ8,10内の所定位置
に嵌入されることになる。
次に、ポツト20内に樹脂材料を供給し、且
つ、これを上下両型板等に備えたヒータ(図示な
し)により加熱溶融化すると共に、これをプラン
ジヤ21にて加圧すると、該溶融樹脂材料はポツ
ト20から移送用通路14を通して上下両キヤビ
テイ8,10内に注入されて、上記両キヤビテイ
8,10内にセツトしたリードフレーム11上の
電子部品15等を封止成形することになる。
次に、所要のキユアタイム後において、下部可
動盤4を下動させて、中型板7と上型板3とを離
反させる該両型板7,3の型開きを行う。このと
き、上型板3のキヤビテイ8内にて硬化した樹脂
成形体22は、第3図に示すように、中型板7に
係止されたリードフレーム11等を介して下方へ
取り出されることによつて容易に離型される。ま
た、このように下部可動盤4を下動させると、中
型板7は前述した手順とは逆の手順によつて下型
板6より取り外すことができるから、該中型板7
と下型板6との両型板の型開きを行うことができ
る。従つて、該中型板7は、樹脂封止成形後の上
記リードフレーム11等を装着した状態のままで
上下両型板3,6間から容易に分離して取り外す
ことができるものである。
上下両型板3,6間から分離して取り外した上
下中型板7には、上述したように、樹脂封止成形
後のリードフレーム11と、中型板7のキヤビテ
イ10内にて硬化した樹脂成形体23と、移送用
通路14(141〜143)内にて硬化した樹脂成
形体24が装着されているが、これらのものは、
第3図に鎖線にて示すようなエジエクター部材2
5等を介して、該中型板7より容易に離型させる
ことができる。
即ち、このエジエクター部材25の上面には、
上記中型板7の嵌合凹所16からその下キヤビテ
イ10(側壁面部101)内に嵌入して該下キヤ
ビテイ内の硬化樹脂成形体23を上方に突き出す
ためのエジエクターピン251と、該中型板の突
出用孔部143内に嵌入して該孔部内の硬化樹脂
成形体24を上方に突き出すためのエジエクター
ピン252等が夫々設けられている。従つて、該
中型板7を、例えば、台上等に設置した上記エジ
エクター部材25の上面に載置すると共に、その
嵌合凹所16及び突出用孔部143と上記エジエ
クター部材25のエジエクターピン251,252
との位置合わせをし、且つ、その状態で中型板7
を押し下げることによつて、該中型板に装着され
ている上記リードフレーム11と、キヤビテイ1
0内の硬化樹脂成形体23及び移送用通路14内
の硬化樹脂成形体24の夫々を、第3図に概略図
示するように、簡易に離型させることができるも
のである。
上記した樹脂成形工程が終了すると、次の工程
を開始する前に、前述したように、該金型(各型
板3,7,6)面に残存付着した異物を除去する
ためのクリーニング工程が行われる。
このクリーニング工程は、通常、人為的手段に
よつて、或は、ブラシ部材を備えた装置類による
機械的手段によつて行われるが、上記各型板3,
7,6は、その型開時において個々に分離するこ
とができるから、該各型板面のクリーニング工程
を効率良く且つ確実に、しかも簡易に行うことが
できるものである。
また、ポツト20と、上型板3・中型板7・下
型板6の三型板から構成されるキヤビテイ8,1
0との間に配設される上記移送用通路14は、上
記三型板におけるいずれかのP.L面に形成されて
おればよく、従つて、例えば、第4図に示すよう
に、該移送用通路14を上型板3と中型板7との
両型板におけるP.L面に配設する構成を採用して
も差し支えない。なお、この場合においては、該
通路中のランナ部に通常のエジエクターピン26
を配設する構成を採用することができる。
また、上記したように、中型板7と下型板6と
の両者間に該両者の位置決用嵌合手段19を配設
することによつて、該両型板7,6の確実な一体
化を図り得る構成を採用するときは、該両型板に
おけるP.L面を、例えば第4図に示すように、
夫々平滑面として構成することができる。従つ
て、この場合は、前記した中型板の嵌合凹所16
と下型板の突起体17の形成を省略し得るため、
該各型板の構成を更に簡易化できると共に、該両
型板のより効率の良いクリーニング工程を行い得
ると云つた利点がある。
なお、本考案は、上記した各実施例に限定され
るものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲
内で、必要に応じて、その他の構成を任意に且つ
適宜に変更・選択して採用できるものである。
例えば、上記各実施例においては、カル・ラン
ナ・ゲートから成る溶融樹脂材料の移送用通路1
4を示したが、この移送用通路からランナ141
を省略したランナレス型の構成を採用しても差し
支えない。なお、この場合は、所要複数個のポツ
ト及びプランジヤを備えるマルチプランジヤ型の
構成を採用することができる。
また、上記各実施例図においては、ポツト20
及びプランジヤ21を上型板3側に配設した構成
を示しているが、これを下型板6側に配設する逆
の構成態様としても差し支えないものである。
また、中型板7と下型板6との両者間に設けた
両者の補助的な位置決用の嵌合手段19は、前述
したように必ずしも必要ではないが、同種の位置
決用嵌合手段を、例えば、中型板7と上型板3と
の両者間に、或は、これら三型板間の全てに配設
する構成を採用してもよい。
また、下型板の突起体17は、前述したよう
に、中型板の下キヤビテイ10における側壁面部
101と連通連続する該下キヤビテイの下面部を
構成するように設けられておればよいから、例え
ば、中型板7における嵌合凹所16が下キヤビテ
イ10に対応して個々に形成されているときは、
上記突起体17をこれに対応する突起形状として
各形成すればよく、更に、該嵌合凹所16が下キ
ヤビテイ10の配設方向等に沿つて連続条溝とし
て形成されているときは、上記突起体17をこれ
に対応する突条形状として各形成すればよい。
また、上型板3と中型板7及び下型板6の三型
板についての配置態様を、例えば、実施例図に示
した配置態様とは上下逆向きとなるような配置態
様に変更してもよく、その配設位置の選択は任意
である。
また、これらの三型板についての配置態様は、
例えば、左右水平方向に配設して用いるようにし
ても差し支えないものである。
また、該上型板と下型板のうち、どちらを固定
側或は可動側とするかの選択も任意である。
〔考案の効果〕
本考案の構成によれば、樹脂封止成形用金型若
しくはこれを備えた成形装置の全体的構成を簡略
化し得てその取り扱いの簡易容易化を図ることが
できる。
また、その金型構造を簡易分割型に構成したこ
とによつて、そのP.L面における樹脂成形用キヤ
ビテイ内や溶融樹脂材料の移送用通路内等の残存
異物を除去するクリーニング工程の容易確実化を
図ることができる。
また、該キヤビテイ内及び移送用通路内におけ
る硬化樹脂成形体の離型を容易確実に行うことが
できるので、前述したような従来の問題点を確実
に解消することができる等の優れた実用的な効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る金型を備えた樹脂封止
成形装置の要部を示す一部切欠正面図である。第
2図は、本考案に係る金型の要部を示す一部切欠
縦断正面図であり、該金型の型締状態を示してい
る。第3図は、本考案に係る金型を用いた樹脂成
形作用と、硬化樹脂成形体の離型作用の説明図で
あつて、該金型要部の型開状態及び硬化樹脂成形
体の離型状態を概略的に示したものである。第4
図は、本考案に係る金型の他の実施例を示すもの
であり、該金型要部の一部切欠縦断正面図であ
る。 符号の説明、1……上部固定盤、2……上型板
取付用ベース、3……上型板(固定型板)、4…
…下部可動盤、5……下型板取付用ベース、6…
…下型板(可動型板)、7……中型板(中間型
板)、8……上キヤビテイ、81……平面部、82
……側壁面部、9……係合用孔部、10……下キ
ヤビテイ、101……側壁面部、11……リード
フレーム、12……セツト用溝部、13……位置
決用セツトピン、14……移送用通路、141
…ランナ、142……ゲート、143……孔部、1
5……電子部品、16……嵌合凹所、17……突
起体、171……上面部(平面部)、18……接合
面、19……位置決用嵌合手段、20……ポツ
ト、21……プランジヤ、22……樹脂成形体、
23……樹脂成形体、24……樹脂成形体、25
……エジエクター部材、251……エジエクター
ピン、252……エジエクターピン、26……エ
ジエクターピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 固定側の型板と、該固定型板に対設した可動
    側の型板と、該固定型板及び可動型板の両型板
    面に対して着脱自在に嵌装させる中間型板とか
    ら構成されると共に、上記固定型板及び可動型
    板のいずれか一方側の型板にキヤビテイを構成
    する一方の平面部及び側壁面部を形成し、ま
    た、上記中間型板に上記一方のキヤビテイ側壁
    面部と連通する他方のキヤビテイ側壁面部を形
    成し、また、上記いずれか他方側の型板には上
    記中間型板のキヤビテイ側壁面部と連通する他
    方のキヤビテイ平面部を形成して構成したこと
    を特徴とする電子部品の樹脂封止成形用金型。 (2) 固定側の型板と、該固定型板に対設した可動
    側の型板と、該固定型板及び可動型板の両型板
    面に対して着脱自在に嵌装させる中間型板とか
    ら構成されると共に、上記固定型板及び可動型
    板のいずれか一方側の型板にキヤビテイを構成
    する一方の平面部及び側壁面部を形成し、ま
    た、上記中間型板に上記一方のキヤビテイ側壁
    面部と連通する他方のキヤビテイ側壁面部及び
    該側壁面部に連通開口させた嵌合凹所を形成
    し、また、上記いずれか他方側の型板に上記中
    間型板の嵌合凹所に嵌装させる突起体を形成す
    ると共に、該突起体には上記中間型板のキヤビ
    テイ側壁面部と連通する他方のキヤビテイ平面
    部を形成して構成したことを特徴とする電子部
    品の樹脂封止成形用金型。 (3) 溶融樹脂材料の移送用通路に、硬化樹脂成形
    体の突出用孔部を形成した請求項(1)、又は請求
    項(2)に記載の電子部品の樹脂封止成形用金型。
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