JPH07107242A - 複合機 - Google Patents

複合機

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Publication number
JPH07107242A
JPH07107242A JP5242950A JP24295093A JPH07107242A JP H07107242 A JPH07107242 A JP H07107242A JP 5242950 A JP5242950 A JP 5242950A JP 24295093 A JP24295093 A JP 24295093A JP H07107242 A JPH07107242 A JP H07107242A
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JP
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conveying
roller
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JP5242950A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Yoda
泰信 養田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿の高速および高画質の読み取りを実現す
る。 【構成】 ADF2は、原稿テーブル3に対し、原稿面
を上方に向けてセットされた原稿が、ピックアップロー
ラ4,分離ローラ5,プラテンローラ6,分岐部7,第
1排紙ローラ8を経て第1排紙口9より排紙テーブル14
に排紙される第1搬送系Aと、原稿テーブル3からピッ
クアップローラ4,分離ローラ5,プラテンローラ6,
分岐部7,搬送ベルト10,第2排紙ローラ12を経て第2
排紙口13より排紙テーブル14に排紙される第2搬送系B
の2種類の搬送経路を備えており、また、前記分岐部7
は、手動的または自動的に前記2種類の搬送路を切り替
える可動ガイドを備えており、ファクシミリ機能あるい
は複写機能等、使用する機能に応じて搬送経路を選択す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,ファクシミリ
装置,イメージスキャナさらには複写機能,ファクシミ
リ機能,プリンタ機能を備えた複合機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像読取の方式としては、光
源を静止させ、かつ静止した光源による光の照射ライン
上に原稿を移動させて原稿面の画像を読み取るという、
いわゆるシート型と、原稿を所定位置に静止させ、かつ
光源を移動させて原稿面の画像を読み取るというブック
型の2つのタイプがある。
【0003】また、複数の原稿を1枚ずつ分離して画像
の読取位置まで搬送し、排出する自動原稿搬送装置(以
下、略してADFと称する)においても、静止した光源
に対し一定速度で原稿を送り込むシート型ADFと、原
稿を所定位置に静止させ、原稿面が読み取られた後に外
部へ排出するブック型ADFとがある。
【0004】図9は従来の複写機の外観を示す斜視図で
あり、50は装置本体、51はガラス製の原稿台、52は操作
パネル、53は装置本体50の原稿台51に対し開閉可能なA
DF、54は、ADF53に設置され、原稿台51を均等に押
圧する圧板、55は圧板54に貼着された白色シートを示
す。
【0005】原稿を複写するときには、原稿を原稿台51
に載置し、ADF53を閉じ、操作パネル52のスタートボ
タンを押すことにより複写動作が開始する。そして、本
体50内の走行体(後述する)が原稿面を走査することによ
り、原稿面が読み取られ、画像が記録された記録紙が排
紙される。
【0006】図10はADF53がシート型ADFであると
きの構成および動作を示す概略内部側面図である。56は
第1走行体を示し、この第1走行体56は光源57と第1ミ
ラー58とを備えている。59は第2走行体を示し、この第
2走行体59は第2ミラー60と第3ミラー61とを備えてい
る。62は集光レンズ、63は光電変換素子(以下、CCD
と称する)を示す。
【0007】また、図10のADF53内において、64はピ
ックアップローラ、65は分離ローラ、66は搬送ローラ、
67はADF読取点、68は排紙ローラを示す。セットされ
た原稿は、ピックアップローラ64により最下部より引出
され、分離ローラ65に搬送される。そして、分離ローラ
65により1枚ずつに分離され、さらに搬送ローラ66によ
りADF読取点67に搬送され、ADF読取点67にて原稿
面に光源57より光を受けながら排紙ローラ68へと送られ
ていく。そして、排紙ローラ68によって読取の終えた原
稿は原稿トレイ69へと排出される。一方原稿面からの反
射光は、第1,第2,第3ミラー58,60,61によって集
光レンズ62に導かれ、集光レンズ62によってCCD63に
結像される。このCCD63に入光した光は光電変換がな
され、電気信号となる。
【0008】図11はADF53がブック型ADFであると
きの構成および動作を示す概略内部側面図であり、70は
原稿テーブル、71はピックアップローラ、72は分離ロー
ラ、73はフィードローラ、74はプルアウトローラ、75は
搬送ベルト、76は、搬送ベルト75を支持し、循環駆動さ
せる搬送ベルト駆動ローラ、77は排紙ローラ、78は排紙
テーブルを示す。
【0009】原稿テーブル70に対し、原稿面を上方に向
けてセットされた原稿は、ピックアップローラ71によっ
て分離ローラ72に送られ、1枚ずつ分離される。分離さ
れた原稿はフィードローラ73とプルアウトローラ74によ
って搬送ベルト75と原稿台51との間へと送られ、さらに
搬送ベルト75の循環移動により原稿全体が原稿台51上の
所定位置まで搬送された後、搬送ベルト75が一時停止す
る。その状態で第1,第2走行体56,59を移動させるこ
とで、原稿台51上の原稿面の画像が読み取られる。原稿
面の読取が終了した原稿は、搬送ベルト75によって搬送
され、排紙ローラ77によって排紙テーブル78へ排紙され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
よりADFにはシート型とブック型の2通りの方式があ
る。
【0011】シート型ADFの利点としては、構成上コ
ンパクトにでき低コストでできること、搬送経路を短く
できるために原稿の搬送時間の短縮化が図れること、長
尺の原稿の画像読み取りに有利なこと、さらに紙づまり
の発生時における処理などのメンテナンスに有利である
ことなどが挙げられる。そのため、シート型ADFはフ
ァクシミリ装置やイメージスキャナ等でよく用いられて
いる。
【0012】逆に欠点としては、1度原稿を搬送して読
み取りを行うと、再度繰り返して読み取ることは通常で
きないために、マルチコピー(1枚の原稿から複数枚複
写すること)が原稿搬送上不可能であることが挙げられ
る。仮にシート型ADFであっても、1度読み終った原
稿をもう1度読み取らせることができるような機構を新
たに設けるか、もしくは読み取ったときの画像データ1
ページ分すべてメモリに蓄積し、そのメモリーから何度
もデータを呼び出して複数枚コピーするようにすれば、
マルチコピーが可能となる。
【0013】しかし、前者は、機構上非常に複雑にな
り、性能の確保や大きさ,コストなど様々な点で問題が
あり、一方後者は、読み取った画像を蓄積するメモリが
必要となり、かなりのコストアップになってしまう。ま
た写真原稿などの高画質化のために多値での読み取りを
行った場合には、膨大なメモリ量を必要とするため、実
質的に高解像度や多値でのマルチコピーは不可能であ
る。
【0014】ブック型ADFの利点は、原稿を固定して
読み取りを行うために、原稿が原稿台上にあれば、何回
でも繰返し読み取ることが可能であることが挙げられ
る。また読み取ったデータは同期させてプロッタ側に直
接送ることができるため、多値読み取りのように画像デ
ータの量が膨大であっても、メモリを必要とせず、高速
に処理することが可能で、シート型ADFの欠点をすべ
て補っている。ブック型ADFは複写機でよく用いられ
ている。
【0015】このようにシート型,ブック型ADFはそ
れぞれ一長一短があり、マシンの持つ使用上の特性によ
って使い分けられている。
【0016】ところで、最近、様々な機能を合わせ持っ
た複合機が登場しており、特に複写機能とファクシミリ
機能とを合わせ持った複合機はその中で最も代表的なも
のである。ファクシミリ装置として、あるいは複写機と
してという観点から見れば、各々の特性を活かした読み
取り方式を用いることで問題はなかった。しかし複合機
においては、採用した読み取り方式が必ずしも自身が有
するすべての機能に対して有効であるとは限らない。
【0017】例えば、複写機能とファクシミリ機能とを
合わせ持った複合機の場合、まずファクシミリ機能とし
ては、ISDNを用いたG4交信により伝送時間の短縮
化が進むにつれて原稿の高速読み取りが要求され、その
場合、当然シート型ADFの方が有利である。また、複
写機としては、高画質化に伴い高解像度,高階調読み取
りが要求される場合、ブック型ADFでなければ要求に
応えることが難しい。
【0018】本発明は、このような課題に対して鑑みな
されたものであり、原稿の高速読み取りおよび高解像
度,高階調読み取りを実現した複合機を提供すること目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、原稿搬送手段により搬送された原稿の原
稿面に対し光源より光を照射し、前記原稿面からの反射
光を検出することで原稿面の画像を読み取る画像読取部
を有し、さらに読み取った画像を電話回線を通じて送信
するファクシミリ機能と、記録紙に記録する複写機能等
の複数の機能を備えた複合機において、前記光源を静止
させ、かつ静止した前記光源による光の照射ライン上に
原稿を移動させて原稿面の画像を読み取る第1読取方式
と、原稿を所定位置に静止させ、かつ前記光源を移動さ
せて原稿面の画像を読み取る第2読取方式とを前記画像
読取部が備え、また静止させた前記光源に原稿を送り込
む第1搬送系と原稿を所定位置に静止させる第2搬送系
とを前記原稿搬送手段に設け、さらに前記ファクシミリ
機能と複写機能の使用に応じて前記2つの搬送系うちで
いずれか一方の搬送系に原稿が通るように原稿搬送路を
切り替える可動搬送路切替ガイドを備えたことを特徴と
する。
【0020】また、可動搬送路切替ガイドを装置本体側
に備えたことを特徴とする。
【0021】また、可動搬送路切替ガイドを原稿搬送手
段側に備えたことを特徴とする。
【0022】また、可動搬送路切替ガイドを原稿の位置
合わせ用のスケールと兼用したことを特徴とする。
【0023】また、1枚の原稿に対して1枚ずつ複写を
行うシングル複写モードと1枚の原稿に対して複数枚ず
つ複写を行うマルチ複写モードとに切り替える切替手段
を設け、さらにシングル複写モード時には原稿が第1搬
送系を通り、マルチ複写モード時には原稿が第2搬送系
を通るように可動搬送路切替ガイドを制御することを特
徴とする。
【0024】また、第1搬送系を経て原稿面の画像が読
み取られた原稿に対し第2搬送系が排紙のための搬送力
を付与することを特徴とする。
【0025】
【作用】上記構成によれば、シート型読み取り方式に該
当する第1搬送系と、ブック型読み取り方式に該当する
第2搬送系とを備え、ファクシミリ機能を使用するとき
は第1搬送系に原稿を送り、複写機能を使用するときは
第2搬送系に原稿を送るように搬送路を切り替えること
で、使用する機能に対して適した搬送路を選択すること
ができる。
【0026】また、可動搬送路切替ガイドを装置本体側
に備えたことで、原稿搬送手段の構成の簡略化および軽
量化が図れる。
【0027】また、可動搬送路切替ガイドを原稿搬送手
段側に備えたことで、装置本体における原稿台周辺の構
成が簡略になる。
【0028】また、装置本体側に備えた可動搬送路切替
ガイドが、原稿を直接原稿台に載せて画像を読み取らせ
る場合における原稿の位置合わせのためのスケールと兼
用していることにより、スケール分の部品点数を削減で
きる。
【0029】また、シングル複写モード時には原稿が第
1搬送系を通り、マルチ複写モード時には原稿が第2搬
送系を通るようにしたため、高速かつ高画質の複写が可
能となる。
【0030】また、第1搬送系を経た原稿を排紙するた
めの機構が、簡略化できる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0032】図1は本発明の第1実施例の内部構成を示
す内部側面図であり、1は装置本体、2はADFを示
す。図1に示すADF2において、3は原稿テーブル、
4はピックアップローラ、5は分離ローラ、6はプラテ
ンローラ、7は原稿搬送経路の分岐部、8は第1排紙ロ
ーラ、9は第1排紙口、10は搬送ベルト、11は搬送ベル
ト駆動ローラ、12は第2排紙ローラ、13は第2排紙口、
14は排紙テーブルを示す。
【0033】また、図1に示す装置本体1において、15
は第1走行体を示し、この第1走行体15は内部に光源16
と第1ミラー17とを備えている。また、18は第2走行体
を示し、この第2走行体18は内部に第2ミラー19と第3
ミラー20とを備えている。21は集光レンズ、22はCC
D、23はガラス製の原稿台を示す。前記第1走行体15,
第2走行体18は原稿台23の下方に備えられており、第1
走行体15がADF2により搬送された原稿に対面する。
また、装置本体1には複写機能,ファクシミリ機能が備
えられている。
【0034】また、前記ADF2は、原稿テーブル3に
対し、原稿面を上方に向けてセットされた原稿が、ピッ
クアップローラ4,分離ローラ5,プラテンローラ6,
分岐部7,第1排紙ローラ8を経て第1排紙口9より排
紙テーブル14に排紙される第1搬送系Aと、原稿テーブ
ル3からピックアップローラ4,分離ローラ5,プラテ
ンローラ6,分岐部7,搬送ベルト10,第2排紙ローラ
12を経て第2排紙口13より排紙テーブル14に排紙される
第2搬送系Bの2種類の搬送経路を備えている。
【0035】さらに、第1搬送系Aは従来の技術の欄で
説明したシート型ADFに相当し、第2搬送系Bはブッ
ク型ADFに相当している。したがって、第1搬送系A
に原稿を通した場合、プラテンローラ6の略下方に静止
させた第1走行体15が、ADF読取点Rを通過する原稿
の原稿面を読み取っていく。また、第2搬送系Bに原稿
を通した場合、搬送ベルト10の循環移動により原稿台23
上の所定位置まで搬送させてから一時停止させた原稿全
体に対し、第1,第2走行体15,18が移動しながら走査
することで、原稿台23上の原稿面を読み取っていく。
【0036】図2は分岐部近傍の概略構成を示す構成図
であり、24はプラテンローラ6と第1排紙ローラ8との
間に設けた第1ガイド板、25は第1ガイド板24と原稿台
23に対向する側面視V字型の第2ガイド板を示す。この
第2ガイド板25によって第1排紙ローラ8に向かう搬送
路と搬送ベルト10に向かう搬送路とに搬送路が分岐され
る。26は、ADF2に回動可能に設けられ、第2ガイド
板25によって分岐された搬送路を切り替える可動搬送路
切替ガイドである可動ガイドを示し、プラテンローラ6
によって搬送された原稿は、この可動ガイド26によって
第1排紙ローラ8方面または搬送ベルト10方面のどちら
かに搬送される。
【0037】また、図2に示すように原稿台23は、プラ
テンローラ6に対峙するシート用原稿ガラス27と、搬送
ベルト10に対峙するブック用原稿ガラス28と、分岐部7
の下方に位置するスケールプレート29とからなる。この
スケールプレート29は、可動ガイド26の先端が当接する
と共に、原稿を直接ブック原稿用ガラス28に載置して複
写する場合における位置決めの目安となるものである。
【0038】図3は可動ガイド26を示す構成図であり、
30はガイド板、31はガイド板30の一端側である先端部を
曲げによって斜め上方に向けてなる曲げ部、32は原稿を
第1排紙ローラ8方向にガイドする通紙面、33はガイド
板30における通紙面32の両側に曲げによって形成した支
持片、34は支持片をADF2本体に回動可能に設置する
ための支持ピン、35はガイド板30の他端側を常時引張る
圧縮スプリング、36はガイド板30の他端側を押圧するソ
レノイドを示す。通常は、圧縮スプリング35の付勢によ
り曲げ部31がスケールプレート29(図2参照)に当接した
状態となり、第1排紙ローラ8方面の搬送路が開かれた
状態となる。
【0039】ソレノイド36に駆動電流を供給したときの
可動ガイドの状態を図4を参照して説明する。
【0040】ソレノイド36に駆動電流を送ると、ソレノ
イド軸37がガイド板30を押圧することにより、図2に示
すように可動ガイド26が回動し、曲げ部31がスケールプ
レート29より離間することで、搬送ベルト10方面の搬送
路が開かれる。なおスケールプレート29には、曲げ部31
が当接する部分に凹部38が形成されており、通常、曲げ
部31が凹部38内に位置することで、曲げ部31の一部が原
稿台23より突出することが防止され、曲げ部31が原稿搬
送時における障害になることがなくなる。
【0041】次に、前述した実施例を複写機として使用
する場合における可動ガイド26の切替動作について、図
1,図2を参照しながら説明する。
【0042】通常状態では、上記したように第1排紙ロ
ーラ8方面の搬送路が開かれた状態となっている。その
ため、複写機として使用する場合、原稿テーブル3に積
載された原稿は第1搬送系Aを経るため、シングルコピ
ーが行われるようになる。また、マルチコピー(図3参
照)を行うときには必ず操作パネル(図9参照)を操作
し、複写枚数を設定する操作が必要となる。そこで複数
枚の設定がなされたときに、ソレノイド36に駆動電流が
送られるように制御がなされる。そのため、操作パネル
から複数枚設定の入力があった時点で可動ガイド26が自
動的に切り替えられ、原稿が第2搬送系Bを通過するよ
うになる。
【0043】なお、上記した切替動作は、マルチコピー
を行うときに可動ガイド26が自動的に切り替るようにし
たものであるが、操作パネルに切替キー(図示せず)を設
け手動的に可動ガイド26を切り替え、使用する搬送系を
設定できるようにしてもよい。もちろん圧縮スプリング
35を押圧ばねとし、ガイド板30の他端側をソレノイド36
が引張るようにして、通常状態において搬送ベルト10方
面の搬送路が開かれた状態になるように設計してもよ
い。
【0044】また、ファクシミリ装置として使用する場
合は、必ず操作パネル(図9参照)を操作し、送信先の電
話番号を入力する作業または送信開始キー(図示せず)の
操作が必要となる。そこで例えば操作パネルの送信開始
キー(図示せず)を押した時点で、ソレノイド36に対する
駆動電流の供給が停止するように構成することで、圧縮
スプリング35の付勢により可動ガイド26が回動し、第1
排紙ローラ8方面の搬送路が開かれ、原稿は第1搬送系
Aを通過するようになる。なお、上記したように通常状
態では、第1排紙ローラ8方面の搬送路が開かれた状態
となっているため、送信原稿は第1搬送系Aを通過する
ことになる。また、前記操作パネルの切替キー(図示せ
ず)によって原稿が第2搬送系Bを通過するように設定
されていた場合においては、原稿の送信開始から終了時
までソレノイド36に対する駆動電流の供給が停止され、
第1排紙ローラ8方面の搬送路が強制的に開かれるよう
になる。
【0045】図5は本発明の第2実施例の要部構成を示
す内部側面図、図6は図5の要部の斜視図である。40は
広角なV字型の第1ガイド、41は第1ガイド40を回動可
能に支持する支持部、42は側面視台形型のスケールプレ
ート、43は、スケールプレート42の両端部に設置され、
第1ガイド40に当接する隙間決めピン、44はスケールプ
レート42の両側面に形成された溝、45はソレノイド、46
はソレノイド軸、47は、一端がスケールプレート42に係
合し、他端がソレノイド軸46に連結し、中央部が回動可
能に支持されているアーム、48は第1ガイド40を原稿台
23の方向に押圧するスプリングを示す。なお、図1ない
し図4に示した第1実施例に係る部材と同一の部材には
同一の符号を付して、詳細な説明は省略した。
【0046】前記スケールプレート42は、図6に示すよ
うに長手方向の一側面の幅が他側面の幅より狭く構成さ
れている。また、スケールプレート42の長手方向の他側
面側にスケールSが描かれており、溝44は長手方向の一
側面寄りに形成されている。また、図5に示すようにス
ケールプレート42は、長手方向の一側面がシート用原稿
ガラス27に、長手方向の他側面がブック用原稿ガラス28
に対向させて設置される。その際、溝44が装置本体1に
設けられた支持体(図示せず)となる突起に嵌合する。そ
のため、ソレノイド45を駆動させると、スケールプレー
ト42は揺動する。
【0047】さらに、図5に示すように第1ガイド40
は、支持部41によって回動可能に装置本体1に設置され
ており、スプリング48によって隙間決めピン43に常時当
接するため、第1ガイド40とスケールプレート42との隙
間が常時一定に保たれる。
【0048】ソレノイド45に駆動電流が供給されていな
い通常状態においては、ソレノイド軸46が突出した状態
にあり、また図5に示すように、スケールプレート42の
上面がシート用原稿ガラス27平面およびブック用原稿ガ
ラス28平面に一致している。そのとき第1ガイド40とス
ケールプレート42との隙間が搬送ベルト10側を向くよう
になり、原稿は第2搬送系Bを通過するようになる。
【0049】ソレノイド45に駆動電流が供給されると、
ソレノイド軸46が内部に引込み、また図7に示すよう
に、スケールプレート42がアーム47によって持ち上げら
れ、第1ガイド40とスケールプレート42との隙間が搬送
ベルト10側を向くようになる。すなわち、原稿は第1搬
送系Aを通過するようになる。
【0050】図8は本発明の第3実施例の要部を示す内
部側面図であり、49はアイドラを示す。なお、図1ない
し図4に示した第1実施例に係る部材と同一の部材には
同一の符号を付して、詳細な説明は省略した。
【0051】第3実施例は、第1実施例における2本の
第1排紙ローラ8の代わりに1本のアイドラ49をプラテ
ンローラ6側の搬送ベルト駆動ローラ11に対向させたも
のである。
【0052】このような構成により、第1搬送系Aを通
る原稿は、第1,第2ガイド24,25によってアイドラ49
と搬送ベルト駆動ローラ11との間にガイドされ、さらに
搬送ベルト駆動ローラ11の回転により原稿が第1排紙口
9から排紙テーブル14に送られる。
【0053】次に、本実施例の作用効果について説明す
る。
【0054】前記第1実施例によれば、シート型ADF
に相当する第1搬送系Aと、ブック型ADFに相当する
第2搬送系Bとを備えており、可動ガイド26の切り替え
によって、仕様,目的に応じて搬送経路を選択すること
ができる。例えば、ファクシミリ機能を使用するとき第
1搬送系Aを通して原稿を読み取らせることで、回線使
用時間を短縮させることができ、また、長尺の原稿を送
信することも可能となる。さらに、マルチコピーの場合
は第2搬送系Bを通すことで、原稿を複数回読み取りが
可能となり、1枚の原稿から容易に複数のコピーを作成
することができる。さらにまた、シングルコピーの場合
は第1搬送系Aを通すことで、コピー作成がより高速に
できるようになる。
【0055】また、可動ガイド26およびソレノイド36等
がADF2側に設けられているために、装置本体1側に
設置する部品が増えることはない。また、ADF2本体
ごとの交換が可能になる。
【0056】前記第2実施例によれば、前記第1実施例
における可動ガイド26に相当するスケールプレート42お
よびソレノイド45等が装置本体1側に設けられているた
めに、ADF2の重量が前記第1実施例に比較して軽量
になる。またスケールプレート42は、前記第1実施例に
おける可動ガイド26とスケールプレート29とを兼用して
いるため、コストの低減が図れる。
【0057】前記第3実施例によれば、前記第1実施例
における2本の第1排紙ローラ8の代わりに1本のアイ
ドラ49をプラテンローラ6側の搬送ベルト駆動ローラ11
に対向させたために、ローラ1本分のコストおよび第1
排紙ローラ8に係る駆動機構のコストが低減できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明した通りに構成された本発明に
よれば、次に記載するような効果を奏する。
【0059】請求項1記載の構成によれば、シート型読
み取り方式に該当する第1搬送系と、ブック型読み取り
方式に該当する第2搬送系とを備えており、可動搬送切
替ガイドによって、仕様,目的に応じて搬送経路を選択
することができるため、ファクシミリ機能や複写機能を
効率よく使用することが可能となる。
【0060】請求項2記載の構成によれば、可動搬送路
切替ガイドを装置本体側に備えたことで、原稿搬送手段
における構成の簡略化および軽量化が図れるため、原稿
を直接原稿台に載せて画像を読み取らせる場合に原稿搬
送手段の開閉が容易になる。
【0061】請求項3記載の構成によれば、可動搬送路
切替ガイドを原稿搬送手段側に備えたことで、装置本体
側に設置する部品が増えることはないため、装置本体側
のコストアップを抑えることができる。
【0062】請求項4記載の構成によれば、装置本体側
に備えた可動搬送路切替ガイドが、原稿を直接原稿台に
載せて画像を読み取らせる場合における原稿の位置合わ
せのためのスケールと兼用していることにより、スケー
ル分の部品点数を削減できることにより、その分コスト
ダウンを図ることができる。
【0063】請求項5記載の構成によれば、シングル複
写モード時には原稿が第1搬送系を通り、マルチ複写モ
ード時には原稿が第2搬送系を通るようにしたため、高
速かつ高画質の複写が可能となる。
【0064】請求項6記載の構成によれば、第1搬送系
を経た原稿を排紙するための機構が、簡略化できるた
め、その分コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内部構成を示す内部側面
図である。
【図2】図1の分岐部近傍の概略構成を示す構成図であ
る。
【図3】図1の可動ガイドを示す構成図である。
【図4】ソレノイドに駆動電流を供給したときの、可動
ガイドの状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施例の要部構成を示す内部側面
図である。
【図6】図5の要部斜視図である。
【図7】ソレノイドに駆動電流を供給したときの、可動
ガイドの状態を示す説明図である。
【図8】本発明の第3実施例の要部を示す内部側面図で
ある。
【図9】従来の画像形成装置にかかる複写機の外観を示
す斜視図である。
【図10】ADFがシート型ADFであるときの構成お
よび動作を示す概略内部側面図である。
【図11】ADFがブック型ADFであるときの構成お
よび動作を示す概略内部側面図である。
【符号の説明】
1…装置本体、 2…ADF、 3…原稿テーブル、
4…ピックアップローラ、 5…分離ローラ、 6…プ
ラテンローラ、 7…分岐部、 8…第1排紙ローラ、
9…第1排紙口、 10…搬送ベルト、 11…搬送ベル
ト駆動ローラ、12…第2排紙ローラ、 13…第2排紙
口、 14…排紙テーブル、 15…第1走行体、 16…光
源、 17…第1ミラー、 18…第2走行体、 19…第2
ミラー、20…第3ミラー、 21…集光レンズ、 22…C
CD、 23…原稿台、 24…第1ガイド板、 25…第2
ガイド板、 26…可動ガイド、 27…シート用原稿ガラ
ス、 28…ブック用原稿ガラス、 29,42…スケールプ
レート、 30…ガイド板、31…曲げ部、 32…通紙面、
33…支持片、 34…支持ピン、 35…圧縮スプリン
グ、 36,45…ソレノイド、 37,46…ソレノイド軸、
38…凹部、 40…第1ガイド、 41…支持部、 43…
隙間決めピン、 44…溝、 47…アーム、 48…スプリ
ング、 49…アイドラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/14 21/00 384 2107−2H H04N 1/00 108 L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿搬送手段により搬送された原稿の原
    稿面に対し光源より光を照射し、前記原稿面からの反射
    光を検出することで原稿面の画像を読み取る画像読取部
    を有し、さらに読み取った画像を電話回線を通じて送信
    するファクシミリ機能と、記録紙に記録する複写機能等
    の複数の機能を備えた複合機において、 前記光源を静止させ、かつ静止した前記光源による光の
    照射ライン上に原稿を移動させて原稿面の画像を読み取
    る第1読取方式と、原稿を所定位置に静止させ、かつ前
    記光源を移動させて原稿面の画像を読み取る第2読取方
    式とを前記画像読取部が備え、また静止させた前記光源
    に原稿を送り込む第1搬送系と原稿を所定位置に静止さ
    せる第2搬送系とを前記原稿搬送手段に設け、さらに前
    記ファクシミリ機能と複写機能の使用に応じて前記2つ
    の搬送系うちでいずれか一方の搬送系に原稿が通るよう
    に原稿搬送路を切り替える可動搬送路切替ガイドを備え
    たことを特徴とする複合機。
  2. 【請求項2】 可動搬送路切替ガイドを装置本体側に備
    えたことを特徴とする請求項1記載の複合機。
  3. 【請求項3】 可動搬送路切替ガイドを原稿搬送手段側
    に備えたことを特徴とする請求項1記載の複合機。
  4. 【請求項4】 可動搬送路切替ガイドを原稿の位置合わ
    せ用のスケールと兼用したことを特徴とする請求項2記
    載の複合機。
  5. 【請求項5】 1枚の原稿に対して1枚ずつ複写を行う
    シングル複写モードと1枚の原稿に対して複数枚ずつ複
    写を行うマルチ複写モードとに切り替える切替手段を設
    け、さらにシングル複写モード時には原稿が第1搬送系
    を通り、マルチ複写モード時には原稿が第2搬送系を通
    るように可動搬送路切替ガイドを制御することを特徴と
    する請求項1記載の複合機。
  6. 【請求項6】 第1搬送系を経て原稿面の画像が読み取
    られた原稿に対し第2搬送系が排紙のための搬送力を付
    与することを特徴とする請求項1記載の複合機。
JP5242950A 1993-09-29 1993-09-29 複合機 Pending JPH07107242A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007065567A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置

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JP2007065567A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置

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