JPH07105620B2 - チップ状電子部品の自動選別供給装置 - Google Patents

チップ状電子部品の自動選別供給装置

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JPH07105620B2
JPH07105620B2 JP4328902A JP32890292A JPH07105620B2 JP H07105620 B2 JPH07105620 B2 JP H07105620B2 JP 4328902 A JP4328902 A JP 4328902A JP 32890292 A JP32890292 A JP 32890292A JP H07105620 B2 JPH07105620 B2 JP H07105620B2
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JP
Japan
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chip
shaped electronic
electronic component
stopper
supply path
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Inventor
正之 代田
智幸 小島
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正和産業株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ抵抗器等のチッ
プ状電子部品が正常であるか否かについて選別し、正常
であるチップ状電子部品をテーピング等の次工程へ供給
するために用いるチップ状電子部品の自動選別供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチップ状電子部品の自動
選別供給装置としては、例えば、特開昭64−3832
0号公報、実開平1−109016号公報等に記載され
ているような構成が知られている。
【0003】この従来のチップ状電子部品の自動選別供
給装置の概略について説明すると、チップ状電子部品が
パーツフィーダの吐出圧力により直線状の供給路に連続
的に供給されると、先頭のチップ状電子部品を第1のス
トッパの前進により停止させる。この先頭のチップ状電
子部品に間歇回転する搬送ディスクの収納溝が対向する
と、2番目のチップ状電子部品を第2のストッパの前進
により停止させ、第1のストッパの後退により先頭のチ
ップ状電子部品を解放する。この解放したチップ状電子
部品はエアの噴出、若しくは真空装置による吸引により
搬送ディスクの収納溝に供給する。供給後、第1のスト
ッパを前進させるとともに、第2のストッパを後退さ
せ、2番目のチップ状電子部品を解放してパーツフィー
ダの吐出圧力により前進させ、第1のストッパにより停
止させる。以下、上記動作を繰り返すことにより、チッ
プ状電子部品を間歇回転する搬送ディスクの収納溝に順
次供給することができる。そして、搬送ディスクの間歇
回転により収納溝に供給されたチップ状電子部品を搬送
する途中で、その抵抗値等の電気的特性を測定し、所望
の電気的特性を有する正常なチップ状電子部品のみをテ
ーピング等の次工程へ供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例の構成では、搬送ディスクを必要とし、こ
の搬送ディスクは高価であるばかりでなく、損傷、消耗
等による交換サイクルが速いため、非経済的であり、し
かも、稼働効率が劣る。また、搬送ディスクの交換の際
に厳格な調整精度が要求されるため、交換に伴うトラブ
ルが発生しやすい。また、チップ状電子部品を直線状の
供給路から間歇回転する搬送ディスクの収納溝に移し替
えるため、例えば、前工程で割れたチップ状電子部品が
供給路内に供給されると、この分割片とその次のチップ
状電子部品の前側部が共に搬送ディスクの収納溝に挿入
され、チップ状電子部品の後側部は供給路内に残され
る。すなわち、分割片の次のチップ状電子部品は搬送デ
ィスクの収納溝と供給路に跨った状態となる。この状態
で搬送ディスクを回転させると、収納溝と供給路に跨っ
ているチップ状電子部品が破壊されることは勿論のこ
と、搬送ディスクや供給路等を損傷するおそれがある。
このような供給トラブルはチップ状電子部品の割れの場
合に限らず、寸法、形状等の不良の場合にも生じる。そ
こで、このような供給トラブルを回避するため、センサ
によりチップ状電子部品の供給状態を検出し、搬送ディ
スクの回転を停止し、分割片等の除去作業を行う必要が
あり、稼働効率が劣る。この問題を解消するため、本出
願人は、先に特開平4−101923号公報に記載され
ているように供給トラブルを検出すると、供給トラブル
の原因となっているチップ状電子部品の分割片等を吸引
路に強制的に吸引して排出するようにした構成を提供し
た。このような構成を備えると、稼働効率の低下を防止
することはできるが、構成が複雑となるばかりでなく、
高価となる。また、搬送ディスクの収納溝に収納された
チップ状電子部品は、搬送ディスクの間歇回転により搬
送され、停止された直後に慣性力と遠心力が作用して収
納溝内で振れるため、誤測定等を招きやすい。更に、チ
ップ状電子部品を搬送ディスクの収納溝に分離させて収
納し、搬送するため、搬送速度に劣り、しかも、装置全
体の搬送工程が長く、構成が複雑となり、高価となる。
【0005】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、高価な搬送ディスクを不要とし、チッ
プ状電子部品を移し替えることなく、直線的に搬送する
間に正常なチップ状電子部品と正常でないチップ状電子
部品の選別を行うようにし、しかも、チップ状電子部品
の電気的特性を測定するための端子によりストッパを兼
用するようにし、したがって、構成の簡素化、低コスト
化、消耗部品および交換サイクルの飛躍的減少、誤測定
の防止、生産性向上、ランニングコストの低減等を図る
ことができるようにしたチップ状電子部品の自動選別供
給装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、チップ状電子部品を直線状に
供給するための供給路と、この供給路の途中で進退可能
に設けられ、前進位置で上記供給路内を移送されるチッ
プ状電子部品を停止させ、後退位置でチップ状電子部品
を解放するストッパと、このストッパを進退させる手段
と、上記ストッパに対するチップ状電子部品の供給方向
の上流側で進退可能に設けられ、前進位置でチップ状電
子部品を停止させ、後退位置でチップ状電子部品を解放
し、上記チップ状電子部品の停止状態でその電気的特定
を測定するための測定端子と、この測定端子を少なくと
も上記ストッパが後退し、測定後のチップ状電子部品を
解放しているときにその後側のチップ状電子部品を停止
し得るように進退させる手段と、上記ストッパに対する
チップ状電子部品の供給方向の下流側で上記供給路に連
通するように形成された排出口と、この排出口の閉塞位
置と開放位置とに進退可能に設けられた排出ゲートと、
上記ストッパから解放されたチップ状電子部品の選別デ
ータが正常でない場合に上記排出ゲートを後退させるよ
うに進退させる手段と、上記ストッパから開放されたチ
ップ状電子部品を、上記排出口が閉じている場合には下
流側に吸引し、上記排出口が開放されている場合にはこ
の排出口から吸引する吸引手段とを備えたものである。
【0007】または上記技術的手段に、ストッパにより
停止される先頭のチップ状電子部品の有無を確認する検
出手段を備えたものである。
【0008】または上記各技術的手段に、測定端子に対
するチップ状電子部品の供給方向の上流側でチップ状電
子部品の表裏を検出する手段を備えたものである。
【0009】そして、上記各技術的手段において、吸引
手段が、一つの真空ポンプと、この真空ポンプによる吸
引を供給路側と排出口側とに切り替える切り替え手段と
を備えるようにし、また、隣接する2個のチップ状電子
部品の両側の電極にそれぞれ一対の測定端子を接触さ
せ、4端子測定回路を、隣接する2個のチップ状電子部
品の互いに接触する電極に接触され、電流の流れる測定
端子が各内部定電流源のOv側で共通接続されるように
構成するのが好ましい。
【0010】
【作用】本発明は、上記構成により、チップ状電子部品
が供給路を直線状で連続的に供給されると、ストッパの
前進によりチップ状電子部品を停止させ、測定端子を前
進させて上流側のチップ状電子部品を停止状態に保持す
るとともに、その電気的特性を測定する。この間、スト
ッパにより停止されていたチップ状電子部品が正常であ
る場合には、ストッパの後退により解放されたチップ状
電子部品を吸引手段により下流側に吸引し、次工程へ供
給する。一方、ストッパにより停止されていたチップ状
電子部品が正常でない場合には、排出ゲートを後退させ
て排出口を開放し、ストッパの後退により解放されたチ
ップ状電子部品を吸引手段により吸引して排出口から排
出する。このようにしてチップ状電子部品を選別する
と、ストッパを前進させ、測定端子を後退させ、測定端
子により電気的特性が測定されたチップ状電子部品を解
放して前進させ、ストッパにより停止させる。このよう
に高価な搬送ディスクを不要とし、チップ状電子部品を
移し替えることなく、直線的に搬送する間に正常なチッ
プ状電子部品と正常でないチップ状電子部品とを選別し
て供給することができ、しかも、測定端子によりストッ
パを兼用することができる。
【0011】また、ストッパにより停止される先頭のチ
ップ状電子部品の有無を検出手段により確認することに
より、不存在により選別データが得られていないチップ
状電子部品を次工程へ供給するおそれがなくなる。
【0012】また、測定端子に対するチップ状電子部品
の供給方向の上流側でチップ状電子部品の表裏を検出手
段により検出するようにすれば、チップ状電子部品を直
線的に搬送する間にその表裏と電気的特性の選別を一度
に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1ないし図7は本発明の一実施例
におけるチップ状電子部品の自動選別供給装置を示し、
図1は上面案内部材を除去した一部平面図、図2は図1
の中央部縦断面図、図3は図2のA−A線に沿う断面
図、図4は図1の要部の拡大図、図5は図3のB部拡大
図、図6はチップ状電子部品の排出動作説明用で図2と
同様の断面図、図7は測定回路図である。
【0014】本実施例においては、図1ないし図7に示
すように、チップ状電子部品として、チップ抵抗器Rを
用い、その表裏を検出するとともに、抵抗値を測定して
正常なチップ抵抗器Rと正常でないチップ抵抗器Rを選
別し、正常なチップ抵抗器Rをテーピング工程へ供給す
る場合について説明する。チップ抵抗器Rはセラミック
(アルミナ)から成る抵抗素体r1の短辺側の両側に電
極r2が設けられている。
【0015】基台1上に絶縁材製の底面案内部材2が設
けられ、底面案内部材2上で互いに所望の間隔を置いて
絶縁材製の側面案内部材3、4が設けられ、これら側面
案内部材3、4上に跨って絶縁材製の上面案内部材5が
設けられ、これら底面案内部材2、側面案内部材3、4
および上面案内部材5に囲まれて直線状の供給路6が形
成されている。すなわち、直進フィーダが構成されてい
る。供給路6にはパーツフィーダ(図示省略)からその
吐出圧力と後述する真空ポンプ(図示省略)によるチッ
プ抵抗器Rの供給方向の下流側からの吸引力により矢印
Xで示すようにチップ抵抗器Rが一方の電極r2側を先
頭にして直線状で連続的に供給される。
【0016】供給路6の途中にストッパ7が設けられ
る。ストッパ7は大径部と小径部とから成り、大径部と
小径部が基台1と底面案内部材2に連通して垂直方向に
形成された大径穴8と小径穴9に摺動可能に挿入されて
いる。ストッパ7の大径部と底面案内部材2との間には
ストッパ7の小径部の外周において圧縮ばね10が介在
され、この圧縮ばね10の弾性によりストッパ7が後方
へ加圧され、その先端が小径穴9内に後退され、供給路
6が開放されている。そして、ストッパ7が駆動装置
(図示省略)により圧縮ばね10の弾性に抗して押圧さ
れると前進し、先端が供給路6内に突出して供給路6を
遮断し、先頭のチップ抵抗器Rの電極r2の端面に係合
し、停止させることができる。これとは逆に、ストッパ
7に対する押圧力が解放されると、ストッパ7が圧縮ば
ね10の弾性により後退し、先頭のチップ抵抗器Rを解
放することができる。
【0017】ストッパ7に対するチップ抵抗器Rの供給
方向の上流側にはストッパ7で停止されるチップ抵抗器
Rの有無を検出するためのファイバセンサ11の一側が
上面案内部材5に垂直方向に形成された穴12に挿入さ
れて固定されている。ファイバセンサ11の他側は投、
受光器(図示省略)に対向されている。そして、投光器
からファイバセンサ11を介して投光し、供給路6内に
チップ抵抗器Rが供給されていると、この反射光をファ
イバセンサ11を介して受光器で受光し、チップ抵抗器
Rが供給されていることを検出することができる。
【0018】ストッパ7およびファイバセンサ11に対
するチップ抵抗器Rの供給方向の上流側で第1ないし第
8の計4組の測定端子13ないし20が設けられる。各
測定端子13ないし20は、先端側が細く形成され、先
端に尖鋭部21が形成され、基部側に段部22が形成さ
れ、少なくとも各対向面にポリテトラフルオロエチレン
等から成る絶縁材製シートが被覆されて互いに絶縁され
ている。底面案内部材2には供給路6の下側に位置して
長穴23が形成され、この長穴23は供給路6内を供給
されるチップ抵抗器Rが落下しないような幅に設定され
ている。第1、第3、第5、第7の測定端子13、1
5、17、19と第2、第4、第6、第8の測定端子1
4、16、18、20とがチップ抵抗器Rの供給方向に
沿って両側にそれぞれ直列に並べられ、各測定端子13
ないし20の先端部が長穴23に進退可能に挿入されて
いる。第1と第2の測定端子13と14および第3と第
4の測定端子15と16の各尖鋭部21がストッパ7に
より停止されたチップ抵抗器Rの次、すなわち、2番目
のチップ抵抗器Rにおける前側(下流側)および後側
(上流側)に位置する電極r2に対応し、第5と第6の
測定端子17と18および第7と第8の測定端子19と
20の各尖鋭部21が3番目のチップ抵抗器Rにおける
前側(下流側)および後側(上流側)に位置する電極r
2に対応し、第1ないし第4の測定端子13ないし16
による4端子測定法により2番目のチップ抵抗器Rの電
気的特性である抵抗値を測定し、第5ないし第8の測定
端子17ないし20による4端子測定法により3番目の
チップ抵抗器Rの抵抗値を測定するように設定されてい
る。すなわち、図7から明らかなように、2番目のチッ
プ抵抗器Rの前後の電極r2に接触する測定端子13と
15が電圧計24に接続され、3番目のチップ抵抗器R
の前後の電極r2に接触する測定端子17と19が電圧
計25に接続され、他方の測定端子14と16、18と
20がそれぞれ各内部定電流源26、27に接続され、
かつ2番目と3番目の隣接する2個のチップ抵抗器Rの
互いに接触する電極r2に接触する測定端子16と18
が内部定電流源26、27のOv側で共通接続されてい
る。これにより測定端子14、16間および20、18
間に測定電流が流れるだけであるので、電圧計24、2
5により測定端子13、15間および17、19間の電
圧降下、すなわち、2番目と3番目のチップ抵抗器Rの
抵抗値を正確に測定することができる。各測定端子13
ないし20はホルダ28に前進、後退可能に支持され、
各測定端子13ないし20の段部22とホルダ28の下
端内面との間に衝撃吸収用のばね29が介在されてい
る。そして、ホルダ28および測定端子13〜20が駆
動装置(図示省略)により前進され、若しくは後退さ
れ、前進により尖鋭部21が2番目と3番目のチップ抵
抗器Rの電極r2を押圧し、これら2番目と3番目のチ
ップ抵抗器Rを上面案内部材5に対して押圧して停止さ
せるとともに、上記のように2番目と3番目のチップ抵
抗器Rの抵抗値を測定することができる。このとき、衝
撃吸収用のばね29によりチップ抵抗器Rの損傷を防止
することができる。
【0019】測定端子13〜20に対するチップ抵抗器
Rの供給方向の上流側には供給路6に沿って供給される
チップ抵抗器Rの表裏を検出するためのファイバセンサ
30の一側が上面案内部材5に垂直方向に形成された穴
31に挿入されて固定されている。ファイバセンサ30
の他側は投、受光器(図示省略)に対向されている。そ
して、投光器からファイバセンサ30を介して投光し、
供給路6内に供給されていると、この反射光をファイバ
センサ30を介して受光器で受光する。このとき、チッ
プ抵抗器Rの表面は黒色の絶縁コーティングが施され、
裏面はセラミック(アルミナ)の地肌が露出しているの
で、その表裏面の性状の差異により表裏を検出すること
ができる。
【0020】ストッパ7に対するチップ抵抗器Rの供給
方向の下流側で底面案内部材2に供給路6に連通するよ
うに排出口32が形成され、基台1に排出口32に連通
する垂直方向の穴33が形成され、穴33に排出ゲート
34が摺動可能に支持されている。そして、駆動装置
(図示省略)により排出ゲート34が前進されることに
より、排出口32が閉塞され、排出ゲート34が後退さ
れることにより、排出口32が開放されるようになって
いる。基台1には吸引穴35が形成されている。吸引穴
35はその一側が底面案内部材2の下面に沿うように形
成されて排出口32に連通され、他側が垂直方向に形成
されている。吸引穴35の垂直部に吸引パイプ36の一
端が挿入されて固定されている。
【0021】供給路6は下流側から真空ポンプにより吸
引され、供給路6における排出口32部は真空ポンプに
より排出口25から吸引される。上記真空ポンプは一つ
で共用され、電磁弁により切り替えられて使用される。
チップ抵抗器Rにおけるファイバセンサ30による検出
データ、測定端子13ないし20による測定データは、
チップ抵抗器Rが先頭に位置し、ストッパ7から解放さ
れるまで選別データとして制御装置(図示省略)に記憶
される。ファイバセンサ30によりチップ抵抗器Rの表
裏を検出し、測定端子13ないし20によりチップ抵抗
器Rの抵抗値を測定した結果、チップ抵抗器Rが正常向
きであるとともに、正常値である場合、すなわち、正常
である場合、制御装置は排出ゲート34を排出口32の
閉塞状態に前進させるように駆動装置を制御し、真空ポ
ンプによる吸引が供給路6側になるように電磁弁を切り
替え制御するとともに、ストッパ7の押圧力を解放する
ように駆動装置を制御する。一方、検出、測定の結果、
チップ抵抗器Rが逆向きであり、または規格外であり、
または割れて分割されている場合、すなわち、正常でな
い場合、制御装置は排出ゲート34を排出口32の開放
状態に後退させるように駆動装置を制御し、真空ポンプ
による吸引が排出口32側になるように電磁弁を切り替
え制御するとともに、ストッパ7の押圧力を解放するよ
うに駆動装置を制御する。したがって、ストッパ7から
解放されたチップ抵抗器Rは、正常である場合、真空ポ
ンプによる吸引により供給路6内を直線状に吸引されて
矢印Yで示すように次のテーピング工程へ供給され、正
常でない場合、真空ポンプによる吸引により矢印Zで示
すように排出口32から吸引穴35、吸引パイプ36を
経て供給路6外へ排出される。また、運転開始、チップ
抵抗器Rの変更、供給トラブル等によりファイバセンサ
11を介してチップ抵抗器Rを検出することができなか
った場合には、表裏の検出、抵抗値の測定が行われてお
らず、選別データが得られていないので、先頭から4番
目までのチップ抵抗器Rは、正常でない場合と同様に、
矢印Zで示すように排出口32から吸引穴35、吸引パ
イプ36を経て供給路6外へ排出される。
【0022】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。パーツフィーダの吐出圧力と真空ポンプ
の駆動による吸引力によりチップ抵抗器Rが直線状の供
給路6に連続して直列状に供給される。供給路6内のチ
ップ抵抗器Rの有無についてはファイバセンサ11と前
工程パーツフィーダ下限センサにより確認する。先頭の
チップ抵抗器Rが圧縮ばね10の弾性に抗して供給路6
の遮断位置に前進されているストッパ7により停止され
る。先頭のチップ抵抗器Rの存在をファイバセンサ11
を介して検出すると、上記のように第1ないし第8の測
定端子13ないし20を同時に上昇させ、各尖鋭部21
を2番目と3番目のチップ抵抗器Rの電極r2に当接さ
せ、これらのチップ抵抗器Rを上面案内部材5に押し付
けて停止状態に保持する。そして、上記のように各チッ
プ抵抗器Rの抵抗値を測定する。また、ファイバセンサ
30を介して4番目のチップ抵抗器Rの表裏を検出す
る。上記のように測定端子13ないし20により2番目
と3番目のチップ抵抗器Rを停止状態に保持すると、ス
トッパ7等の駆動を制御するが、運転開始時において、
先頭のチップ抵抗器Rについてはその表裏の検出および
抵抗値の測定を行っておらず、選別データがないので、
上記のチップ抵抗器Rが供給されていなかった場合と同
様に、排出ゲート34を後退させて排出口32を開放
し、真空ポンプによる吸引を供給路6側から排出口32
側に切り替え、ストッパ7を圧縮ばね10の弾性により
供給路6の開放位置に後退させ、先頭のチップ抵抗器R
を解放する。これにより先頭のチップ抵抗器Rを排出口
32、吸引穴35および吸引パイプ36を経て供給路6
外へ排出する。
【0023】排出後、ファイバセンサ11を介して先頭
のチップ抵抗器Rが通過したことを確認すると、ストッ
パ7を圧縮ばね10の弾性に抗して供給路6の遮断位置
に前進させ、第1ないし第8の測定端子13ないし20
を同時に後退させ、2番目と3番目のチップ抵抗器Rを
解放し、2番目以降のチップ抵抗器Rを1個分前進さ
せ、2番目のチップ抵抗器Rをストッパ7により停止さ
せる。2番目のチップ抵抗器Rの存在をファイバセンサ
11を介して検出すると、第1ないし第8の測定端子1
3ないし20を同時に上昇させ、各尖鋭部21を3番目
と4番目のチップ抵抗器Rの電極r2に当接させ、これ
らのチップ抵抗器Rを上面案内部材5に押し付けて停止
状態に保持する。そして、上記のように各チップ抵抗器
Rの抵抗値を測定する。また、ファイバセンサ30を介
して5番目のチップ抵抗器Rの表裏を検出する。2番目
のチップ抵抗器Rがあらかじめファイバセンサ30を介
して正常向きであると検出されるとともに、2番目のチ
ップ抵抗器Rの抵抗値が所定の抵抗値であり、選別デー
タが正常である場合には、上記のように測定端子13な
いし20により3番目と4番目のチップ抵抗器Rを停止
状態に保持すると、排出ゲート34を前進させて閉じ、
真空ポンプによる吸引を排出口32側から供給路6側へ
切り替え、ストッパ7を圧縮ばね10の弾性により供給
路6の開放位置に後退させ、2番目のチップ抵抗器Rを
解放する。これにより2番目のチップ抵抗器Rを供給路
6内で前進させ、次のテーピング工程へ供給する。一
方、2番目のチップ抵抗器Rの選別データが正常でない
場合には、上記のように測定端子13ないし20により
3番目と4番目のチップ抵抗器Rを停止状態に保持する
と、排出ゲート34を後退させ、排出口32を開放させ
た状態に保持するとともに、真空ポンプによる吸引を排
出口32側に保持し、ストッパ7を圧縮ばね10の弾性
により供給路6の開放位置に後退させ、先頭のチップ抵
抗器Rを解放する。これにより2番目のチップ抵抗器R
を排出口32、吸引穴35および吸引パイプ36を経て
供給路6外へ排出する。
【0024】以下、上記と同様の動作を繰り返すことに
より、正常なチップ抵抗器Rと正常でないチップ抵抗器
Rとを選別し、正常なチップ抵抗器Rのみを次のテーピ
ング工程へ供給し、正常でないチップ抵抗器Rを排出す
ることができる。
【0025】なお、上記実施例では、パーツフィーダか
ら供給路6に供給される先頭のチップ抵抗器Rからファ
イバセンサ30を介して表裏を検出するようにしている
が、4番目のチップ抵抗器Rからその表裏を検出する場
合には、3番目のチップ抵抗器Rまでは排出口32から
排出することになる。また、表裏が逆向きであることに
より排出口32から排出されたチップ抵抗器Rについて
は、排出後、パーツフィーダに戻すこともできる。ま
た、排出口32等を複数箇所に設け、異なる選別データ
ごとに振り分けて排出することもでき、また、排出口3
2が1箇所である場合には、排出後、選別データごとに
振り分けることもできる。また、排出口32から正常で
ないチップ抵抗器Rを排出した後、一旦、排出ゲート3
4により排出口32を閉塞するとともに、真空ポンプに
よる吸引を供給路6側に切り替え、常に正常なチップ抵
抗器Rの供給状態に設定するようにしてもよい。また、
上記実施例では、ファイバセンサ11を介して投、受光
する反射型に構成してチップ抵抗器Rの有無を確認する
場合について説明したが、ファイバセンサ11を介して
投光し、チップ抵抗器Rの反対側で受光する透過型に構
成してチップ抵抗器Rの有無を確認することもできる。
しかし、上記のように反射型に構成し、底面案内部材2
にチップ抵抗器Rにおける素体r1の裏面と同じ白色セ
ラミック材を用いることにより、チップ抵抗器Rの有無
に加えてその表裏をも確認することができる。更にはフ
ァイバセンサ30等のチップ抵抗器Rの検出手段はなく
てもよく、テーピング等の次工程の直前に検出して選別
するようにしてもよい。本発明は、このほか、その基本
的技術思想を逸脱しない範囲で種々設計変更することが
できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
ップ状電子部品が供給路を直線状で連続的に供給される
と、ストッパの前進によりチップ状電子部品を停止さ
せ、測定端子を前進させて上流側のチップ状電子部品を
停止状態に保持するとともに、その電気的特性を測定す
る。この間、ストッパにより停止されていたチップ状電
子部品が正常である場合には、ストッパの後退により解
放されたチップ状電子部品を吸引手段により下流側に吸
引し、次工程へ供給する。一方、ストッパにより停止さ
れていたチップ状電子部品が正常でない場合には、排出
ゲートを後退させて排出口を開放し、ストッパの後退に
より解放されたチップ状電子部品を吸引手段により吸引
して排出口から排出する。このようにしてチップ状電子
部品を選別すると、ストッパを前進させ、測定端子を後
退させ、測定端子により電気的特性が測定されたチップ
状電子部品を解放して前進させ、ストッパにより停止さ
せる。このように高価な搬送ディスクを不要とし、チッ
プ状電子部品を移し替えることなく、直線的に搬送する
間に正常なチップ状電子部品と正常でないチップ状電子
部品とを選別して供給することができ、しかも、測定端
子によりストッパを兼用することができる。したがっ
て、構成の簡素化、低コスト化、消耗部品および交換サ
イクルの飛躍的減少、生産性向上、ランニングコストの
低減等を図ることができるとともに、チップ状電子部品
の振れをなくして誤測定の防止を図ることができる。
【0027】また、ストッパにより停止される先頭のチ
ップ状電子部品の有無を検出手段により確認することに
より、不存在により選別データが得られていないチップ
状電子部品を次工程へ供給するおそれがなくなる。した
がって、正常なチップ状電子部品のみを次工程へ確実に
供給することができる。
【0028】また、測定端子に対するチップ状電子部品
の供給方向の上流側でチップ状電子部品の表裏を検出手
段により検出するようにすれば、チップ状電子部品を直
線的に搬送する間にその表裏と電気的特性の選別を一度
に行うことができる。したがって、選別作業を狭いスペ
ースで効率的に行うことができ、更に一層、経済性を向
上させることができる。
【0029】また、一つの真空ポンプを切り替えて正常
なチップ状電子部品と正常でないチップ状電子部品を吸
引することにより、経済性を向上させることができる。
【0030】また、4端子測定法により隣接する2個の
チップ状電子部品の電気的特性を同時に測定し、各チッ
プ状電子部品の電気的特性を2回繰り返して測定するこ
とにより、正確に、かつ精度良く測定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるチップ状電子部品の
自動選別供給装置を示し、上面案内部材を除去した一部
平面図
【図2】同自動選別供給装置を示し、図1の中央縦断面
【図3】同自動選別供給装置を示し、図2のA−A線に
沿う断面図
【図4】同自動選別供給装置を示し、図1の要部の拡大
【図5】同自動選別供給装置を示し、図3のB部拡大図
【図6】同自動選別供給装置を示し、チップ状電子部品
の排出動作説明用で図2と同様の断面図
【図7】同自動選別供給装置に用いる測定回路の一例を
示す回路図
【符号の説明】
6 供給路 7 ストッパ 11 ファイバセンサ 13 測定端子 14 測定端子 15 測定端子 16 測定端子 17 測定端子 18 測定端子 19 測定端子 20 測定端子 30 ファイバセンサ 32 排出口 34 排出ゲート R チップ抵抗器(チップ状電子部品)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ状電子部品を直線状に供給するた
    めの供給路と、この供給路の途中で進退可能に設けら
    れ、前進位置で上記供給路内を移送されるチップ状電子
    部品を停止させ、後退位置でチップ状電子部品を解放す
    るストッパと、このストッパを進退させる手段と、上記
    ストッパに対するチップ状電子部品の供給方向の上流側
    で進退可能に設けられ、前進位置でチップ状電子部品を
    停止させ、後退位置でチップ状電子部品を解放し、上記
    チップ状電子部品の停止状態でその電気的特定を測定す
    るための測定端子と、この測定端子を少なくとも上記ス
    トッパが後退し、測定後のチップ状電子部品を解放して
    いるときにその後側のチップ状電子部品を停止し得るよ
    うに進退させる手段と、上記ストッパに対するチップ状
    電子部品の供給方向の下流側で上記供給路に連通するよ
    うに形成された排出口と、この排出口の閉塞位置と開放
    位置とに進退可能に設けられた排出ゲートと、上記スト
    ッパから解放されたチップ状電子部品の選別データが正
    常でない場合に上記排出ゲートを後退させるように進退
    させる手段と、上記ストッパから開放されたチップ状電
    子部品を、上記排出口が閉じている場合には下流側に吸
    引し、上記排出口が開放されている場合にはこの排出口
    から吸引する吸引手段とを備えたチップ状電子部品の自
    動選別供給装置。
  2. 【請求項2】 ストッパにより停止される先頭のチップ
    状電子部品の有無を確認する検出手段を備えた請求項1
    記載のチップ状電子部品の自動選別供給装置。
  3. 【請求項3】 測定端子に対するチップ状電子部品の供
    給方向の上流側でチップ状電子部品の表裏を検出する手
    段を備えた請求項1または2記載のチップ状電子部品の
    自動選別供給装置。
  4. 【請求項4】 吸引手段が、一つの真空ポンプと、この
    真空ポンプによる吸引を供給路側と排出口側とに切り替
    える切り替え手段とを備えた請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のチップ状電子部品の自動選別供給装置。
  5. 【請求項5】 隣接する2個のチップ状電子部品の両側
    の電極にそれぞれ一対の測定端子が接触され、4端子測
    定回路が、隣接する2個のチップ状電子部品の互いに接
    触する電極に接触され、電流の流れる測定端子を各内部
    定電流源のOv側で共通接続するように構成された請求
    項1ないし4のいずれかに記載のチップ状電子部品の自
    動選別供給装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004154660A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Nippon Ritoru Kk 搬送装置

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