JPH07105314A - 認識文字の登録方法及び文字認識装置 - Google Patents

認識文字の登録方法及び文字認識装置

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JPH07105314A
JPH07105314A JP5244734A JP24473493A JPH07105314A JP H07105314 A JPH07105314 A JP H07105314A JP 5244734 A JP5244734 A JP 5244734A JP 24473493 A JP24473493 A JP 24473493A JP H07105314 A JPH07105314 A JP H07105314A
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JP5244734A
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Katsuhiko Sakaguchi
克彦 阪口
Shigeki Mori
重樹 森
Kazuhiro Matsubayashi
一弘 松林
Tsuneichi Arai
常一 新井
Hiroto Yoshii
裕人 吉井
Takashi Harada
隆史 原田
Eiji Takasu
英司 高須
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存の記号などの文字認識率を低下させるこ
とのない、認識率の悪い文字の登録が容易な、操作性の
良い、手書き文字認識装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 使用者の定義するパターンを認識可能とする
新規文字登録部104を備え、使用者が入力したパター
ンを認識させ候補文字列を獲得して表示し、表示された
候補から選択することによって、登録のための文字コー
ド入力を行わせる認識候補出力部107と、使用者の定
義するパターンを認識可能とする新規文字登録部104
とを備え、通常使用時の認識で第1の認識候補として出
てこない文字を登録によって認識し易くする場合、非常
に簡単に登録の文字コードを入力することができ、その
場で認識の確認が行え、認識登録の際に使用者が文字コ
ードを捜して入力するといった手間を省く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、あらかじめ定められた
文字を認識するだけでなく、使用者が任意の文字,数
字,記号又は図形等の形を入力し、その形を対応する文
字コードに変換するよう認識文字を追加できる認識文字
の登録方法及び登録機能(以下認識登録機能という)を
備えた文字認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、認識登録機能を持つ文字認識装置
では、認識登録を行う際に、登録するパターンを手書き
入力し、この入力パターンに対応する文字コードを定義
する。この場合、使用者が、直接文字コードを入力した
り、カナ漢字変換などの機能をつかって文字コードを入
力したりするよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、登録するパターンを文字コードに割り付ける
ために、文字コード表を見て所望のコードを捜さなけれ
ばならず、登録までの手続が面倒であった。また、使用
者が認識登録機能を使用する場合に、認識不可能な文字
を登録するだけではなく、使用者にとって認識率が悪い
文字を認識し易くするために使うことが考えられる。こ
の場合には、通常の使用時に認識率の悪い文字を使用者
が記憶しておき、そのパターンと文字コードとを調べて
登録せねばならず、非常に面倒であり操作性が悪い。さ
らに、文字認識機能とは全く関係なく登録パターンを決
めるため、登録しようとするパターンが既存の認識処理
で認識可能な文字,記号などのパターンと似たパターン
になっていることに気付かずに登録してしまい、既存の
パターンの文字認識率を低下させてしまうという欠点が
あった。
【0004】本発明は、前記従来の欠点を除去し、既存
のパターンの文字認識率を低下させることなく、簡単な
操作で使用者が認識パターンの登録を行える認識文字の
登録方法及び文字認識装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の認識文字の登録方法は、新たなパターンを
認識文字として登録する認識文字の登録方法であって、
入力されたパターンを認識して候補文字列を表示し、表
示された前記候補文字列から表示画面上で所望の文字を
選択することによって、前記入力されたパターンの認識
文字として、選択された前記文字に対応して予め記憶さ
れている文字コードを登録することを特徴とする。
【0006】また、本発明の文字認識装置は、新たなパ
ターンを認識文字として登録できる文字認識装置であっ
て、入力されたパターンを認識して候補文字列を表示す
る表示手段と、前記表示された候補文字列から1つの文
字を選択する選択手段と、前記入力されたパターンの認
識文字として、選択された前記文字に対応する文字コー
ドを登録する登録手段とを備えることを特徴とする。こ
こで、前記パターンの認識は、複数の認識エンジンによ
り行われる。また、前記複数の認識エンジンは部首検索
の認識エンジンを含む。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0008】<本実施例の文字認識装置の構成例>図1
は本発明を実現するためのユーザ登録アプリケーション
の構成例を示すブロック図である。
【0009】101〜107の各部は、それぞれオンラ
イン文字認識におけるユーザ登録の機能要素を担当する
部分で、大別すると、GUI(グラフィカル・ユーザ・
インタフェース)によるウィンドウアプリケーション実
行部と、ユーザ辞書部とからなる。
【0010】初期画面部101では、登録されているユ
ーザの一覧表示を行い、現在設定されているユーザ辞書
のオーナーが確認できる。そのほかの機能として、新た
にユーザを登録するための指示や、ユーザ辞書内の登録
文字を編集するための指示を行う機能を含んでいる。新
規ユーザ登録部102は、上記新規ユーザの登録を実施
する部分である。ユーザ辞書編集部103では、ユーザ
辞書内の文字を一覧表示させ、個々の文字に対して、削
除の指示や手書きの再現を指示することができる。ま
た、新たにユーザの筆跡による文字を登録するための指
示機能も含んでいる。
【0011】新規文字登録部104は、ユーザ辞書編集
部103で指示された文字の登録を実施する部分であ
る。手書き文字再現部105は、ユーザ辞書編集部10
3で指示された登録文字を筆跡順に再現描画する部分で
ある。ユーザ辞書部106は、以上の機能を実現するた
めに、登録されている文字情報を格納している部分であ
る。ここでは、複数のユーザがそれぞれ異なるユーザ辞
書を有することになる。認識候補出力部107は、手書
きで書かれたパターンを認識し、そのパターンに対する
候補文字の文字コードを返す部分である。
【0012】図2はユーザ登録アプリケーションのウィ
ンドウ状態の遷移を示す図である。201〜205の各
部は、上述の機能を実行するウィンドウを表し、システ
ム206は、このユーザ登録アプリケーションを終了し
たときに制御が返される部分である。図中の矢印は、各
ウィンドウでのボタンコントロールによる制御コマンド
の流れを示している。以下、その流れとウィンドウの移
り変わりを説明する。
【0013】新規画面部201で「新規ユーザ登録」コ
マンドが指示されると、新規ユーザ登録画面部202が
ポップアップウィンドウの形式で新たに現れる。新規ユ
ーザ登録画面部202で「登録&終了」コマンドが指示
されると、このポップアップウィンドウは消去され、再
び新規画面部201に制御が戻る。新規画面部201で
「ユーザ辞書編集」コマンドが指示されると、新規画面
部201が消去され、新たにユーザ辞書編集部203が
現れる。ここで「新規文字登録」コマンドが指示される
と、新規文字登録画面部204がポップアップウィンド
ウの形式で現れる。このウィンドウでの文字登録操作
は、「終了」コマンドが指示されない限り繰り返して実
行することができる。文字を登録した後に「終了」が指
示されると、新規文字登録画面部204は消去され、ユ
ーザ辞書編集画面部203に制御が移る。
【0014】このユーザ辞書編集画面部203での「文
字削除」コマンドも、複数回実行が可能である。さらに
「手書き再現」コマンドが指示されると、手書き文字再
現部205がポップアップウィンドウの形式で現れる。
ウィンドウが表示されると同時に再現が始まり、「再表
示」コマンドにより繰り返し表示することが可能であ
る。「終了」コマンドにより、手書き文字再現部ウィン
ドウを消去し、制御をユーザ辞書編集画面部に戻す。ユ
ーザ辞書編集画面部203で「終了」コマンドが指示さ
れると、自分自身のウィンドウを消去し、新規画面20
1をサイド表示する。従って、ユーザ登録アプリケーシ
ョンを終了することができるのは、初期画面部201に
おいて「終了」コマンドが指示されたときのみである。
【0015】なお、上述した様に、本ユーザ登録アプリ
ケーションに関連するウィンドウ枚数は、画面部にポッ
プアップウィンドウ202,204,205がそれぞれ
表示されているときは2枚、ウィンドウ201あるいは
203が表示されているときは1枚となっている。
【0016】図29に、本実施例の文字認識装置のシス
テム構成例を示す。
【0017】演算制御用のCPU2901は、ROM2
902に格納されたプログラムに従って、RAM290
3を使い、本実施例の認識登録機能を果す。後述するフ
ローチャートの制御プログラムはROM2902に格納
されている。入出力インタフェース2905を介して、
CRT等の表示部2906が接続されている。表示部2
906は、表示画面上にタッチパネル2906aを有
し、タッチペン2907により手書き文字やコマンド選
択等の入力が行われる。辞書ディスク2904a〜nは
本実施例で使用する各種辞書からなり、例えば登録され
た認識文字の他に、後述のユーザ名インデックスや文字
種・文字標準画数等のデータも格納されている。
【0018】<本実施例の文字認識装置の処理手順例>
次に、各画面部における機能の詳細と処理の流れを、図
3以降を用いて説明する。
【0019】(初期画面部)初期画面部101における
処理の流れを図3のフローチャートと図17の表示例と
を用いて説明する。
【0020】図17の中の1701はメッセージ表示エ
リア、1702はユーザ名一覧表示及びユーザ辞書オー
ナー表示エリア、1703は登録されているユーザが一
画面に収まり切らないときのためのスクロールバー、1
704から1707はペンタップによって機能を呼び出
すことができるボタンである。
【0021】ユーザ登録アプリケーションが起動される
と、図3のステップ301でウィンドウ(初期画面)を
作成するが、このときユーザ名インデックスファイルか
ら登録されているユーザ名を読み込む。このユーザ名イ
ンデックスファイルは、図23に示される構造を持つデ
ィスクファイルであり、読み書き可能なファイルであ
る。作成されたウィンドウは図17のようになる。ステ
ップ302において、システムに設定されているユーザ
辞書のオーナーを判断する。
【0022】オーナーが判別されると、ステップ303
においてユーザ名表示エリア1702のユーザ辞書のオ
ーナーであるユーザにマークが付く。例えば、図17で
はユーザ名が“arai”であるユーザがオーナーであ
る。ここまでの処理が終わると、図3のフローでは、ユ
ーザによるコマンド指示を持つ状態ステップ304にな
る。ここで、ペンなどのポインティングデバイスを用い
て直接ユーザを選択すると、ステップ308に移り、ユ
ーザ辞書のオーナー変更を要求してオーナーの設定を変
更する。
【0023】図17におけるボタンコマンドによる動作
について説明すると、1705の「ユーザ辞書編集」ボ
タンを指示すれば、ステップ304からの分岐306が
選択され、ユーザ辞書編集ルーチンへ制御が移る。17
04の「新規ユーザ登録」ボタンを指示すれば、分岐3
07が選択されて、新規ユーザ登録ルーチンへ制御が移
る。1706の「取消」ボタンを指示すれば、これまで
に行われているユーザ名選択によるユーザ辞書の設定変
更を無効にし、ユーザ辞書設定をこのアプリケーション
起動前のステップ302状態に戻す。1707の「終
了」ボタンを指示すれば、分岐305が選択されて、現
在のユーザ登録アプリケーションを終了する。
【0024】(新規ユーザ登録画面部)新規ユーザ登録
画面部102における処理の流れを図4のフローチャー
トと図18とを用いて説明する。
【0025】図18の中の1801はユーザ名を入力す
るユーザ名入力エリア、1802はユーザ名の入力を取
り消す機能ボタン、1803は入力されたユーザ名を登
録し、このウィンドウを終了する機能ボタンである。
【0026】前述の初期画面部で図17に示す1704
の「新規ユーザ登録」コマンドを指示すると、図18に
示すポップアップウィンドウがステップ401で表示さ
れる。その後、ユーザによるコマンド指示を持つ状態ス
テップ402に移る。ユーザ名入力エリア1801にペ
ンダウンによるイベント信号が検知されると、分岐40
4が選択され、既存の認識ルーチンを呼び出す。これを
用いて、ユーザ名入力エリアに描かれる文字筆跡をオン
ライン文字認識処理し、文字データを文字コードに変換
し(ステップ407)、コマンド指示を待つステップ4
02の状態に戻る。
【0027】「登録&終了」ボタンコマンド1803の
指示があると、分岐403が選択され、ステップ406
でユーザ名入力エリアに変換入力されたユーザ名を新規
ユーザ名と判断して、ユーザ名インデックスファイルに
追加登録する。その後、自分自身のウィンドウを消去
し、再び制御を初期画面部に戻す。一方、「取消」ボタ
ンコマンド1802の指示があると、分岐405が選択
され、ステップ408でユーザ名入力エリアに入力され
ている文字をすべて消去し、再びユーザ名入力コマンド
指示を待つステップ402の状態に戻る。
【0028】(ユーザ辞書編集部)ユーザ辞書編集部1
03における処理の流れを図5のフローチャートと図2
1とを用いて説明する。
【0029】図21の中の2101はメッセージ表示エ
リア、2102は登録文字一覧表示エリア、2103は
多数の登録文字を表示することが可能なスクロールバ
ー、2104から2108はペンタップによる機能呼び
出しボタンである。
【0030】前述の初期画面部101において、図7に
示す「ユーザ辞書編集」1705が指示されると、図3
で分岐306が選択され、図5のフロー動作が開始す
る。ステップ512では、指定されたユーザ辞書をバッ
クアップとして複写コピーし、別途格納しておく。これ
は辞書編集作業を取り消すことができるようにするため
である。次に、ステップ501にてユーザ辞書をオープ
ンし、ステップ502でユーザ辞書内の文字コードをバ
ッファ領域に読み込む。
【0031】ここで、ユーザ辞書内の文字と表示する文
字とを1対1に対応させるため、文字コード対応テーブ
ルが図6のステップ601で作成されている。例えば、
登録されている文字が6文字の場合、図24に示すよう
になる。この文字コード対応テーブルを作成する意味
は、もし仮に同一文字コードの辞書文字データが複数存
在した場合、「削除」「再現」コマンドによる文字の編
集に対し、文字コードのみの情報では辞書内データの検
索を一意的に行うことができないためである。
【0032】この文字コード対応テーブルをもとに、ス
テップ503で図21に示すユーザ辞書編集画面を表示
する。このとき読み込まれた文字コードが、ステップ5
04で登録文字一覧表示エリア2101に表示されてい
る。その後、ユーザによるコマンド指示待ち状態ステッ
プ505になる。
【0033】登録文字一覧表示エリア2102にペンダ
ウンなどによる信号が検知されると、分岐506が選択
され、ペンダウンされた場所の文字が選択される。その
選択された文字の位置情報から図24に示す文字コード
テーブル上の表示番号を得る。その表示番号から実際に
ユーザ辞書に格納されている辞書文字データの格納場所
を決定し、編集される辞書文字データ情報を得る。
【0034】図21の「文字登録」ボタンコマンド21
04が指定されると、分岐507が選択され、図7のフ
ローを経て、分岐701の新規文字登録ルーチンへ制御
が移る。「文字削除」ボタンコマンド2105が指示さ
れると、分岐508が選択され、図8のステップ801
に移り、登録文字一覧表示エリアの文字が選択されてい
るかどうかが判断される。選択されていなければ、ステ
ップ505のコマンド指示待ち状態に戻る。すでに選択
されていれば、ステップ802で前述の文字コード対応
テーブルを用いて削除すべき文字の辞書データ格納場所
を捜し出す。見つかった時点で、実際のユーザ辞書に格
納されている辞書文字データを削除する。このとき、ユ
ーザ辞書の内容が変更されると同時に文字コード対応テ
ーブルも変更され、ステップ504に移り登録文字一覧
表示エリアの文字表示を更新する。
【0035】図21の「手書き再現」ボタンコマンド2
106が指示されると、分岐509が選択され、図9の
ステップ901に移る。ここで、文字が選択されていれ
ば手書き再現ルーチンへ制御が移り、選択されていなけ
れば再び文字が選択されるのを待つ状態に戻る。
【0036】図21の「取消」ボタンコマンド2107
が指示れると、図5では分岐510か選択され、図10
のステップ1001で、登録文字一覧表示エリア内の文
字が選択されているかどうかが判断され、選択されてい
ればステップ1002にてその文字を無効にし、表示の
上でも文字が何も選択されていない状態にしてから、ス
テップ1003で登録辞書の内容を辞書編集ウィンドウ
起動前の状態に戻し、制御を図5のステップ501へ移
す。この操作によって再び編集作業が再開できる様にす
る。
【0037】図21の「終了」ボタンコマンド2108
が指示されると、ユーザ辞書編集ウィンドウを消去し、
前初期画面部に制御を戻す動作を行う(分岐511)。
【0038】(新規文字登録部)新規文字登録部104
における処理の流れを図11のフローチャートと図1
9,図20とを用いて説明する。
【0039】図19の中の1901はメッセージ表示エ
リア、1902は手書き文字入力エリア、1903は活
字文字入力エリア、1904は入力コード一覧表エリ
ア、1905は複数の文字コードが表示可能となるスク
ロールバー、1906から1909はペンタップによる
機能呼び出しボタンである。1910は、機能呼び出し
ボタン1909(認識ボタン)の押下によって、手書き
欄1902に書かれたパターンを認識した結果の候補を
表示する認識候補表示欄である。
【0040】前述のユーザ辞書編集部103において図
21の「文字登録」2104が指示されると、図5の分
岐507が選択され、図11のステップ1101に制御
が移り、図19に見られる画面の骨格を作成しポップア
ップウィンドウの形式で表示する。ここでいう文字登録
とは、ユーザ独自の筆跡による文字データを該当する文
字コードに割り当てる作業のことである。よって、ユー
ザの筆跡データを取得するデータ入力部と対応する文字
コード入力部とが必要になる。図19における『手書
き』欄1902が筆跡データ入力部、『活字』欄190
3が文字コード入力部となっている。図19の中央下の
1904はこの文字コードを入力するための入力コード
一覧表であり、この中から文字を選択することによって
入力する方式を採っている。
【0041】従って、入力コード一覧表には登録可能な
文字種を表示しなくてはならないが、これはあらかじめ
登録可能な文字種が格納されている文字種ファイルを作
成しておけばよい。ステップ1102では、前記文字種
ファイルを読み込むことによって登録可能な文字種を表
示する。この表示が終了するとステップ1103にて、
ユーザからのコマンド指示を待つ。図19の『手書き』
欄1902へのユーザのペンダウン入力信号を検知する
と、図11の分岐1104が選択され、図12ステップ
1201にて、その筆跡データは2次元の座標点の集合
としてバッファ領域に格納される。同時に『手書き』欄
1902に描画する。
【0042】図19はユーザが手書きの『職』の省略文
字を記入し終った状態であり、この文字に対応する文字
コードの入力は、前述したように入力コード一覧表より
文字を選択することによって、分岐1105が選択さ
れ、図13ステップ1301にて、その文字コードが一
度バッファ領域に格納され、その文字コードを獲得する
ことによって行われる。ステップ1302にて選択され
た文字は、その都度『活字』欄に拡大して表示される。
【0043】図19の「登録」ボタンコマンド1906
が指示されると、分岐1106が選択され、図14のス
テップ1401にて、『手書き』欄1902の手書き文
字と『活字』欄1903の文字とが共に入力されている
かを確認し、入力されていればステップ1403でその
文字に対する認識辞書の作成を開始する。認識辞書の作
成方法は文字データから標準パターンを作成することに
よって行われるが、これは既知の技術を利用する。結果
としてこの標準パターンをユーザ辞書1404に新規作
成あるいは追加する。もし、筆跡データ、文字コードの
入力が不十分であればステップ1402にて警告を発
し、登録しようとする文字の手書き文字データと文字コ
ードとが共に入力されるように処理は繰り返される。
【0044】図19の「取消」ボタンコマンド1907
が指示されると、図11の分岐1107が選択され、図
15のステップ1501にて、『手書き』欄1902及
び『活字』欄1903の各欄に入力されている文字デー
タ、文字コードを無効にし、ステップ1103に移り、
再度入力を可能にする。図19の「終了」ボタンコマン
ド1908が指示されると、分岐1109が選択され、
現在の新規文字登録ウィンドウを消去し、制御をユーザ
辞書編集部103に戻す動作を行う。
【0045】図19の「認識」ボタンコマンド1909
が指示された時の動作、及び図19の認識候補表示欄1
910から候補が選択された場合の動作は、本実施例の
重要な部分であるため、本実施例の詳細の最後で図25
のフローを用いて説明する。図20は、『職』の文字を
文字認識候補表示欄1901から選んで入力したところ
である。
【0046】(手書き文字再現部)手書き文字再現部1
05における処理の流れを図16のフローチャートと図
22とを用いて説明する。
【0047】図22の中の2201は手書き文字再現エ
リア、2202は手書き文字対象となる活字表示エリ
ア、2203は手書き文字の筆跡画数表示エリア、22
04は対象活字の標準画数表示エリア、2205,22
06はペンタップによる機能呼び出しボタンである。
【0048】前述のユーザ辞書編集部103において図
21の「手書き再現」2106が指示されると、図5の
分岐509が選択され、図9のステップ901で文字が
選択されていると、図16のステップ1601,ステッ
プ1602により図22に見られる画面の骨格を作成し
てポップアップウィンドウの形式で表示する。前記ユー
ザ辞書編集部103で文字コードが選択されていること
は確認されているので、ステップ1603でまずその文
字を活字エリアに拡大フォントを表示する。ステップ1
603では、フォント表示と共に文字の画数を表示する
が、これは文字別に標準画数の記述された文字標準画数
データベースを用意し、該当する文字を検索することで
行う。
【0049】ユーザ辞書内の文字データを再現するに
は、まず、ステップ1604で選択された文字に対応す
る辞書内データの一意的な摘出を行わなければならない
が、前述の文字コード対応テーブルを利用すれば可能で
ある。該当する文字の辞書データは座標点を含んでお
り、また、ペンダウン,ペンアップの情報がこれに付加
されているので、座標点がどの画数の筆跡(ストローク
と呼ぶ)に属するかが判断できる。これを用いて、ステ
ップ1604では同一ストローク内の座標点を順次直線
で連結させることにより筆跡を描画する。またステップ
1605では、ペンダウンの回数をカウントして筆跡デ
ータの画数とし、これを表示する。ステップ1606で
は、ボタンコマンドの動作が「再表示」2206であれ
ば再現された描画データを消去し、ステップ1604に
戻り、再び辞書内データを利用して筆跡再現を始める。
ステップ1606で、「終了」2206が指示されれ
ば、現在の手書き文字再現ウィンドウを消去し、制御を
登録文字編集部103に戻す。
【0050】図22は、文字『あ』が選択されその文字
筆跡を途中まで再現しているところの図である。
【0051】(認識候補出力部)次に図1の認識候補出
力部107の動作を、図19,図20並びに処理フロー
図11,図25,図26を用いて説明する。
【0052】先ず、図19の認識ボタンコマンド190
9が押下されると、図11の認識処理1108が起動さ
れる。この処理が起動されると図25のステップ250
1へと進み、先ず図11の分岐1104の処理で格納さ
れた筆跡データを呼び出す。次に、ステップ2502で
獲得した筆跡データを入力として通常の認識エンジンを
動作させる。このときの認識エンジンとは、既知となっ
ているオンライン手書き認識を意味し、どのエンジンを
用いてもよいが、本実施例では、同じ装置に実装されて
いる認識エンジンを使用する。その結果ステップ250
3で、エンジンより返された候補文字列を図19の認識
候補表示エリア1910に表示する。
【0053】次に、使用者が図19の認識候補エリア1
901に表示されている候補文字のどれかをペンでタッ
プすると、図20の認識候補エリア1910の『職』1
910aの如く反転表示される。この時、図11の候補
選択1110の処理が実行される。即ち、図26のステ
ップ2601で選択された候補文字のコードを獲得し、
ステップ2602で、この獲得された文字を図19のス
テップ1903の活字表示エリアに出力する。この結果
が図20に示されている。
【0054】なお、本文中に記載しているウィンドウの
作成方法、信号検知方法は既存の技術を用いて実現され
る。また、ポインティングデバイスとしてペンを取り上
げたが、マウスによる操作でも選択,記入が行えること
は明らかである。
【0055】また、実施例1の認識候補出力部では、図
25のステップ2502において、同じ装置で使用する
認識エンジンを使用し、候補文字の出力を行ったが、本
発明は、認識エンジンの数を限定をするものではない。
例えば、部首のパターンを入力し、入力されたパターン
の部首を持つ全ての漢字コードを出力するような、部首
検索認識エンジンを使用し、出力される該当部首の全て
のコードを認識候補文字とすることも可能である。ま
た、このような、部首検索認識エンジンと通常の認識エ
ンジンとの両方を利用し、出てきた候補文字全てを認識
候補として表示することも可能である。つまり複数の認
識エンジンを使用する事も容易に実現可能である。図2
7は実施例1の認識エンジンの使用法を示している。図
28は、実施例2の複数の認識エンジン使用法を示して
いる。
【0056】以下、実施例2の複数の認識エンジンの使
用に関して簡単に説明をおこなう。図27,図28の認
識候補出力部107は、図1に認識候補出力部107で
示されたものである。図27の2701は、手書きで入
力された登録のためのパターンである。2703は、実
施例1で説明したものと同じ装置で使用される認識エン
ジンである。2702はその認識エンジンから返された
候補文字列のコード情報をわかりやすく示したものであ
る。図28の2801から2803は、前述の2701
から2703と全く同じである。2805が第2の認識
エンジンであり、この場合は部首検索認識エンジンであ
る。2804は第2の認識エンジン2805から返され
る糸へんの字を全て集めた候補文字列のコード情報をわ
かりやすく示したものである。このように図28の認識
候補出力部107では、複数の認識エンジン2803,
2805を使用し、認識候補列を手に入れ出力する。
【0057】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】本発明により、既存のパターンの文字認
識率を低下させることなく、簡単な操作で使用者が認識
パターンの登録を行える認識文字の登録方法及び文字認
識装置を提供できる。
【0059】すなわち、使用者が定義するパターンを認
識可能にして、使用者が入力したパターンに対応する候
補文字列を表示し、この表示から選択することで登録の
ための文字コード入力を行わせるとにより、(1)通常
使用時の認識で第1の認識候補として出てこない文字を
登録によって認識し易くする場合、非常に簡単に登録の
文字コードを入力することができ、(2)その場で認識
の確認が行なえ、(3)認識登録の際に使用者が文字コ
ードを捜して入力するといった手間を省く、等、既存の
記号などの文字認識率を低下させることなく、認識率の
悪い文字の登録が容易になり、操作性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の文字認識装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】本実施例のウィンドウ状態の遷移を示す図であ
る。
【図3】登録の動作を示すフローチャートである。
【図4】登録の動作を示すフローチャートである。
【図5】登録の動作を示すフローチャートである。
【図6】登録の動作を示すフローチャートである。
【図7】登録の動作を示すフローチャートである。
【図8】登録の動作を示すフローチャートである。
【図9】登録の動作を示すフローチャートである。
【図10】登録の動作を示すフローチャートである。
【図11】登録の動作を示すフローチャートである。
【図12】登録の動作を示すフローチャートである。
【図13】登録の動作を示すフローチャートである。
【図14】登録の動作を示すフローチャートである。
【図15】登録の動作を示すフローチャートである。
【図16】登録の動作を示すフローチャートである。
【図17】本実施例のウィンドウの表示例を示す図であ
る。
【図18】本実施例のウィンドウの表示例を示す図であ
る。
【図19】本実施例のウィンドウの表示例を示す図であ
る。
【図20】本実施例のウィンドウの表示例を示す図であ
る。
【図21】本実施例のウィンドウの表示例を示す図であ
る。
【図22】本実施例のウィンドウの表示例を示す図であ
る。
【図23】ユーザ名インデックスファイルの構造を示す
図である。
【図24】文字コード対応テーブルを示す図である。
【図25】本実施例の認識候補出力の動作を示すフロー
チャートである。
【図26】本実施例の認識候補出力の動作を示すフロー
チャートである。
【図27】本実施例の1つの認識エンジンを使用した場
合の説明図である。
【図28】本実施例の複数の認識エンジンを使用した場
合の説明図である。
【図29】本実施例の文字認識装置のシステム構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
101 初期画面部 102 新規ユーザ登録部 103 ユーザ辞書編集部 104 新規文字登録部 105 手書き文字再現部 106 ユーザ辞書部 107 認識候補出力部 201 新規画面部 202 新規ユーザ登録画面部 203 ユーザ辞書編集画面部 204 新規文字登録画面部 205 手書き文字再現部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 常一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉井 裕人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 原田 隆史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高須 英司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新たなパターンを認識文字として登録す
    る認識文字の登録方法であって、 入力されたパターンを認識して候補文字列を表示し、 表示された前記候補文字列から表示画面上で所望の文字
    を選択することによって、前記入力されたパターンの認
    識文字として、選択された前記文字に対応して予め記憶
    されている文字コードを登録することを特徴とする認識
    文字の登録方法。
  2. 【請求項2】 新たなパターンを認識文字として登録で
    きる文字認識装置であって、 入力されたパターンを認識して候補文字列を表示する表
    示手段と、 前記表示された候補文字列から1つの文字を選択する選
    択手段と、 前記入力されたパターンの認識文字として、選択された
    前記文字に対応する文字コードを登録する登録手段とを
    備えることを特徴とする文字認識装置。
  3. 【請求項3】 前記パターンの認識は、複数の認識エン
    ジンにより行われることを特徴とする請求項2記載の文
    字認識装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の認識エンジンは部首検索の認
    識エンジンを含むことを特徴とする請求項3記載の文字
    認識装置。
JP5244734A 1993-09-30 1993-09-30 認識文字の登録方法及び文字認識装置 Pending JPH07105314A (ja)

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