JPH07102746A - 床 板 - Google Patents

床 板

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JPH07102746A
JPH07102746A JP27999593A JP27999593A JPH07102746A JP H07102746 A JPH07102746 A JP H07102746A JP 27999593 A JP27999593 A JP 27999593A JP 27999593 A JP27999593 A JP 27999593A JP H07102746 A JPH07102746 A JP H07102746A
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veneer
idle
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grooves
groove
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JP27999593A
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Hisashi Hagiwara
寿 萩原
Katsuhiko Serizawa
勝彦 芹澤
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Noda Corp
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Noda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来、コンクリートスラブ、床下地の直貼り用
床板として、床下地の不陸を吸収するため、合板の裏面
に溝を刻設して、緩衝材を貼着したものが用いられてい
る。しかし、この溝ピッチを50mm以下とすると、床
板が波打つという問題点があった。本発明はこの溝ピッ
チを50mm以下としても、波打つことなく、衝撃を吸
収でき、防音性の高い床板を得ようとする。 【構成】木質繊維板の表面に化粧単板が、裏面に該化粧
単板と繊維方向を同じくする捨て単板と、緩衝材とが貼
着されてなる床板において、捨て単板を貼着された木質
繊維板の裏面に、捨て単板の繊維方向と直交する方向に
35mmピッチ以下に複数本の溝を刻設した床板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】コンクリートスラブ、床下地の上
に直貼りされる防音性を有する床板に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】防音性を有する床板とし
ては、従来から合板の表面に化粧単板を、裏面に緩衝材
を貼着したものが提案されている。また、コンクリート
スラブ、床下地の直貼り用として該合板の裏面に溝を刻
設し、緩衝材を貼着したものも提案されている。
【0003】この提案における裏面に刻設される溝はコ
ンクリートスラブ、床下地等の不陸を、床板で吸収する
ために設けられるものであり、その溝ピッチは50mm
ピッチ以上で刻設されるものであった。
【0004】この場合、溝ピッチを余り小さくすると、
溝を刻設することによって、溝部上の合成残部が厚さの
バランスを崩され、単板の水分吸収に伴なう膨張が顕著
に現われ、該溝部上表面の波打ち状凹凸が発生し易くな
る。このため溝ピッチを50mm以下とすることはなか
った。
【0005】
【発明が解決すべき課題】従来、コンクリートスラブ、
床下地の直貼り用床板として、床下地の不陸を吸収する
ため、合板の裏面に溝を刻設して、緩衝材を貼着したも
のが用いられている。しかし、この溝ピッチを50mm
以下とすると、床板が波打つという問題点があった。本
発明はこの溝ピッチを50mm以下としても、波打つこ
となく、衝撃を吸収でき、防音性の高い床板を得ようと
する。
【0006】
【技術的手段】木質繊維板の表面に化粧単板が裏面に該
化粧単板と繊維方向を同じくする捨て単板と、緩衝材と
が貼着されてなる床板において、捨て単板を貼着された
木質繊維板の裏面に、捨て単板の繊維方向と直交する方
向に35mmピッチ以下で複数本の溝を刻設した床板。
【0007】
【構成の説明】木質繊維板を基板とし、その表面に化粧
単板が、裏面に捨て単板が貼着される。木質繊維板は比
重0.4〜0.9のものが用いられ、好ましくは、少な
くとも表面に近く比重の高い(比重0.7〜1.2)の
硬質層を有するものを用いる。
【0008】木質繊維板は次のようにして製造される。
例えば、乾式法による製造工程において松、杉、桧等の
針葉樹材、カポール、ラワン、栗、ポプラ等の広葉樹材
等の木材チップ,建築物、家具等の木廃材より得られる
廃木材チップを解繊し、木質繊維とし、またサンダーダ
スト、ソーダスト等を適宜混合して原材料とする。
【0009】原材料に、接着剤、撥水剤等を添加混合し
乾燥した後、フォーミングし、スクリーンコンベア上に
堆積し、仮圧締して木質繊維マットを得る。
【0010】次いで、一定寸法に裁断して定尺木質繊維
マットとした後、これを加熱圧締をすることによって求
むる木質繊維板が得られる。
【0011】木質繊維板には、加熱圧締時の接着剤のプ
レキュアによる低比重薄表層が形成されることがあるた
め、必要に応じてサンディングを施して該低比重薄表層
を除去し、硬質層を表面に露出させる。
【0012】また、上記製造工程において定尺木質繊維
マットの上面または下面に水を塗布し、あるいは不織
布、紙、布等の保水性のあるシート状物に含水されたも
のを、該木質繊維マットの上面または下面に載置し、こ
の状態で加熱すると表裏部の含水率が高められた状態で
加熱圧締されることとなるため、表面の硬質層を一層顕
著に形成させることができる。
【0013】その場合、水の塗布量やシート状物への含
水量を適宜調整し、また木質繊維に対する接着剤の添加
量や木質繊維自体の含水率を適宜調整することおよび圧
締時の温度、プレススケジュールの調整により、表面の
硬質層を所望の比重や層厚さに選択し得ることもでき
る。硬質層を露出させることで表面の強硬度化が計ら
れ、耐摩耗性、引っ掻き性、耐押圧性等が向上された。
【0014】化粧単板はスライス単板、ソーン単板、ロ
ータリー単板、ハーフランド単板、人工突板等が用いら
れる。また、化粧単板の裏面に不織布、薄葉紙、クラフ
ト紙等のシート状物を貼着したものを用いても良い。
【0015】捨て単板は化粧単板と同様のもの、または
不良化粧単板が用いられる。あるいは樹種として化粧用
の木目が得られない低級材より得られる単板を用いるこ
とで安価に用いられる。
【0016】木質繊維板の表裏面への化粧単板および捨
て単板の貼着は、木質繊維板へ塗装装置(ロールコータ
ー、フローコーター、カーテンコーター、スプレッダ
ー、スポンジコーター、スプレー等)を用いて接着剤を
塗布する。
【0017】接着剤は酢酸ビニール樹脂、ユリア樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、イソシ
アネート、ポリエチレン樹脂、SBR、MBR、NBR
等の合成樹脂あるいはゴム系の接着剤であり、それらを
単独でまたは任意変性した接着剤が用いられる。
【0018】接着剤を塗布された木質繊維板の表裏面に
化粧単板および捨て単板を積層し、次に圧締装置((ロ
ールプレス、平盤プレス等)を用いて熱圧あるいは冷圧
圧締し接着剤の硬化をし貼着する。化粧単板、捨て単板
は、共にその繊維方向を同じくすることが好ましい。
【0019】捨て単板を貼着された木質繊維板の裏面に
捨て単板の繊維方向と直交する方向に複数本溝を刻設す
る。溝は、表面からの衝撃による固体伝音を吸収する吸
音空隙として働くとともに、木質繊維板自体の剛性を低
下し、衝撃吸収をなし、また、下地とのなじみ易さがで
て不陸吸収ができる。
【0020】溝は、その切削ピッチを35mmピッチ以
下、好ましくは5〜30mmピッチとする。切削ピッチ
を5mmピッチ以下とすると溝間の残部木質繊維板が欠
け易く、35mmピッチ以上であると木質繊維板の剛性
を低下することができず、また下地とのなじみ易さがな
くなる。
【0021】35mmピッチ以下に溝を刻設することに
より、木質繊維板自体の剛性をなくし、その曲げヤング
係数を10000Kg/cm以下、好ましくは300
0〜10000Kg/cmとすることができる。(溝
と平行方向に荷重をかけた場合の曲げヤング係数を示
す。)
【0022】また、溝はその幅を2〜7mmとし、溝深
さは板厚に関係なく、表面に2.5mm以上、好ましく
は2.5〜5mmの基材残部が残るようにすることが好
ましい。溝幅が2mm以下であると、吸音空隙としての
十分な面積を得ることができず、7mm以上であると溝
上の基材残部での強度低下が見られ板自体を保持できず
折れ易くなる。溝深さを表面に残る基材残部を2.5m
m以下にすると強度低下はもちろん、該溝部が表面を凹
ませ、溝部での表面波打ち状態を発生してしまう。
【0023】木質繊維板は均質な材料であり、溝を刻設
しても、溝部上の木質繊維板残部は硬質層を有するため
厚さのバランスを崩すことがなく、水分吸収に伴なう膨
張が均一に発生され該溝部上表面の波打ち状凹凸が発生
することがない。さらに、捨て単板の繊維方向と平行方
向に複数本の溝を合わせて刻設してもよい。
【0024】つぎに溝を刻設された木質繊維板の裏面に
緩衝材を貼着する。緩衝材としては、ポリエチレン、ポ
リウレタン、ポリスチレン、塩化ビニール、アクリルま
た、SBR、MBR、NBR等の合成樹脂、ゴム系の発
泡体、不織布、繊維マット等が用いられる。
【0025】緩衝材は捨て単板の貼着された木質繊維板
の裏面に塗装装置(ロールコーター、フローコーター、
カーテンコーター、スプレッダー、スポンジコーター、
スプレー等)を用いて接着剤を塗布する。接着剤は酢酸
ビニール樹脂、、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノー
ル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、イソシアネ
ート樹脂、SBR、MBR、NBR等の合成樹脂あるい
はゴム系の接着剤であり、それらを単独でまたは任意変
性した接着剤が用いられる。
【0026】つぎに緩衝材を積層し、圧締装置(ロール
プレス、平盤プレス等)を用いて熱圧あるいは冷圧圧締
し、接着剤の硬化をし貼着する。このようにして木質繊
維板の表面に化粧単板が、裏面に該化粧単板と繊維方向
を同じくする捨て単板と、緩衝材とが貼着されてなる床
板において、捨て単板を貼着された木質繊維板の裏面に
捨て単板の繊維方向と直交する方向に35mmピッチ以
下で複数本の溝を刻設した床板が得られた。
【0027】
【発明の効果】木質繊維板の表裏に化粧単板および捨て
単板が貼着され、裏面に捨て単板の繊維方向と直交する
方向に35mmピッチ以下で複数本の溝を刻設され、更
に緩衝材が貼着された床板であり、溝は表面からの衝撃
による固体伝搬音を吸収する吸音空隙として働くととも
に、木質繊維板自体の剛性を低下し、衝撃を吸収すると
ともに防音性が著るしく向上した。また、下地とのなじ
み易さがでて不陸吸収ができる。
【0028】木質繊維板は均質な材料であり、溝を刻設
しても、溝部上の木質繊維板残部は硬質層を有するため
厚さのバランスを崩すことがなく、水分吸収に伴なう膨
張が均一に発生され、該溝部上の表面の波打ち状凹凸が
発生することがない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質繊維板の表面に化粧単板が裏面に該
    化粧単板と繊維方向を同じくする捨て単板と、緩衝材と
    が貼着されてなる床板において、捨て単板を貼着された
    木質繊維板の裏面に、捨て単板の繊維方向と直交する方
    向に35mmピッチ以下で複数本の溝を刻設した、こと
    を特徴とする床板。
  2. 【請求項2】 木質繊維板として少なくとも表面に比重
    の高い硬質層が設けられてなる請求項1記載の床板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005068210A1 (ja) 2004-01-20 2005-07-28 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 熱転写シート
EP1637340A1 (en) 2002-02-20 2006-03-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Thermal transfer sheet
US8222185B2 (en) 2008-08-28 2012-07-17 Fujifilm Corporation Heat-sensitive transfer sheet and image forming method
US8343889B2 (en) 2005-12-09 2013-01-01 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Thermal transfer sheet
JP2017160619A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 朝日ウッドテック株式会社 床材

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